6675 サクサ 2019-05-07 16:00:00
社内調査委員会の設置および2019年3月期決算発表の延期に関するお知らせ [pdf]
2019年5月7日
各 位
会 社 名 サクサホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長 松尾 直樹
(コード番号 6675 東証第1部)
問合せ先 経理部長 久保 行生
(TEL.03-5791-5511)
社内調査委員会の設置および2019年3月期決算発表の延期に関するお知らせ
このたび、当社連結子会社であるサクサプレシジョン株式会社(東京都新宿区)において、不適切な
会計処理が行われていた可能性があることが判明いたしました。ついては、外部の専門家から構成される
社内調査委員会の設置および社内調査委員会設置の背景ならびに2019年3月期決算発表の延期に
ついてお知らせいたします。
株主・投資家の皆様をはじめ関係者の皆様に多大なるご心配をおかけしますことを、深くお詫び申し
あげます。
記
1.社内調査委員会の設置について
当社は、今回の不適切な取引行為の事実関係および決算に与える影響等に関する調査を行うため、
当社とは利害関係を有しない外部の専門家である弁護士および公認会計士を委員長および副委員長
としたメンバーで構成される社内調査委員会を設置いたしました。
(社内調査委員会の構成)
委 員 長 秋野 卓生 (弁護士 匠総合法律事務所)
副委員長 井上 寅喜 (公認会計士 株式会社アカウンティング・アドバイザリー)
委 員 小口 喜美夫(独立役員・当社社外取締役)
委 員 山本 秀男 (独立役員・当社社外取締役)
委 員 飯森 賢二 (独立役員・当社社外監査役・公認会計士)
委 員 清水 建成 (独立役員・当社社外監査役・弁護士)
委員の小口喜美夫氏、山本秀男氏、飯森賢二氏、清水建成氏につきましては、株式会社東京証券
取引所の定めに基づく独立役員に指定し、同証券取引所に届け出ております。
なお、匠総合法律事務所に所属する弁護士5名および株式会社アカウンティング・アドバイザリー
に所属する公認会計士5名程度が社内調査委員会の補助者として参画しております。
2.社内調査委員会設置の背景
当社は、当社の連結子会社であるサクサプレシジョン株式会社が2018年8月に売上計上した
建設資材の仕入販売取引に係る売掛金が滞留していたことから、2019年3月29日(金)以降、
事実関係について社内調査を行ってまいりました。
社内調査の過程で、売上の不適切な会計処理が判明したことに加え、4月25日(木)に、従業員
による実態のない取引への支払い(資金の不正流用)および実態のない発注を行うことによる資金
還流(滞留売掛金の回収偽装)の可能性があることが判明したことから、本件の原因究明を含む全容
解明、類似の不適切な取引の有無の調査および有効な再発防止策の策定等に向け、迅速かつ徹底した
調査を行うこととし、当社と利害を有しない外部の専門家を含む社内調査委員会を4月26日(金)
に設置いたしました。
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現時点において判明している2019年3月期第3四半期までの不適切な会計処理に伴う影響額
は次のとおりです。また、過年度決算に与える影響額については現在調査中です。
・従業員による実態のない取引への支払い(資金の不正流用):0.5百万円
・従業員による実態のない発注を行うことによる資金還流(滞留売掛金の回収偽装):7百万円
・2019年3月期第1四半期から第3四半期における不適切な売上計上金額:68百万円
(なお、売上原価を相殺した損益に対する影響は2百万円と試算しています。 )
・今後、回収可能性を検討すべき額:64百万円
3.決算発表の延期について
当社は、2019年3月期の決算発表について、5月10日(金)の発表に向けて準備を進めて
まいりましたが、現在、社内調査委員会による調査を実施しており、本件の内容が判明するまでに
一定の時間を有することから、2019年3月期の決算発表を延期することといたしました。本件は、
当社の2019年3月期の損益に重要な影響を与えないと見込んでおりますが、決算の発表については、
決算期末後50日を超える見込みです。
4.今後の対応について
本件が当社の決算に及ぼす影響につきましては、判明次第速やかにお知らせいたします。社内調査
委員会による調査結果報告および2019年3月期決算の発表を5月末までに開示する予定です。
以 上
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