6656 INSPEC 2020-03-06 15:00:00
2020年4月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年4月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年3月6日
上場会社名 インスペック株式会社 上場取引所 東
コード番号 6656 URL http://www.inspec21.com
代表者 (役職名) 代表取締役社長兼代表執行役員 (氏名) 菅原 雅史
問合せ先責任者 (役職名) 取締役兼執行役員管理部長 (氏名) 冨岡 喜榮子 TEL 0187-54-1888
四半期報告書提出予定日 2020年3月6日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年4月期第3四半期の連結業績(2019年5月1日∼2020年1月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年4月期第3四半期 1,726 △18.2 40 △83.1 77 △57.2 54 △65.6
2019年4月期第3四半期 2,110 62.2 241 ― 180 ― 159 ―
(注)包括利益 2020年4月期第3四半期 24百万円 (△85.1%) 2019年4月期第3四半期 166百万円 (―%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2020年4月期第3四半期 16.02 15.80
2019年4月期第3四半期 48.33 47.92
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年4月期第3四半期 3,436 1,911 51.7 472.13
2019年4月期 3,026 1,261 37.8 346.20
(参考)自己資本 2020年4月期第3四半期 1,775百万円 2019年4月期 1,143百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2019年4月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00
2020年4月期 ― 0.00 ―
2020年4月期(予想) 3.00 3.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2020年 4月期の連結業績予想(2019年 5月 1日∼2020年 4月30日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 2,440 △14.3 44 △86.1 93 △66.9 64 △71.2 17.02
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
(注)「1株当たり当期純利益」の算定上の基礎となる期中平均株式数については、2020年1月31日現在の発行済株式数(自己株式を含む)を使用しており
ます。
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年4月期3Q 3,760,700 株 2019年4月期 3,301,800 株
② 期末自己株式数 2020年4月期3Q 31 株 2019年4月期 31 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年4月期3Q 3,414,909 株 2019年4月期3Q 3,294,086 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達
成を当社として約束する趣旨のものではございません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及
び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関す
る説明」をご覧ください。
インスペック株式会社(6656)2020年4月期 第3四半期決算短信(連結)
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 9
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 9
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1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(2019年5月1日~2020年1月31日)における世界経済は、欧州においては、2020年
1月31日をもって英国がEUを離脱し、今後はEU各国との通商交渉が残るなど先行き不透明な状況となり、米中
貿易摩擦については双方が関税の一部引き下げで歩み寄りの姿勢を見せておりますが、依然として先行きの見通し
が難しい状況が続いております。わが国経済につきましても、米中貿易摩擦や新型コロナウィルスの感染拡大によ
る経済への影響などが懸念され、先行き不透明感が増してきております。
このような経営環境の中、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は1,726百万円(前年同期比
18.2%減)、営業利益は40百万円(前年同期比83.1%減)、経常利益は77百万円(前年同期比57.2%減)、親会社
株主に帰属する四半期純利益は54百万円(前年同期比65.6%減)となりました。
また、当社は新事業の創出に取り組むべく、長尺FPC(フレキシブル基板)をシームレスに連続露光可能なロ
ールtoロール型シームレスレーザー直描露光機を開発し発表致しました。今後、長尺FPCは自動車分野をはじめ
として、航空機、宇宙産業、ドローン、ウエアラブル機器、各種ロボット、医療機器など多くの分野で利用が拡大
していくものと思われます。すでに2020年1月に開催されました「インターネプコンジャパン」におきましては、
当該装置に関するお問い合わせを複数頂いております。今後は新製品を国内外の展示会に出展するなど、受注獲得
を目指すべく営業活動を行い、本事業が当社の成長を牽引し当社の大きな柱となるよう積極的に取り組んでまいり
ます。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①半導体パッケージ基板・精密基板検査装置関連事業(当社)
当第3四半期連結累計期間の前半におきましては、米中貿易摩擦の影響により、ユーザーが投資判断を先送り
する傾向にありましたが、当期間の後半より、主に当社が現在戦略的に取り組んでおりますロールtoロール型検
査装置の商談が進展し、期末に向けてキャッチアップするべく取り組んでおります。また、2019年12月に本社工
場の増築工事が完了し、工場面積が倍増となり生産能力も2倍強に増強されたため、今後の事業拡大に対応でき
るようになりました。
なお、2019年5月から2020年1月までの受注状況については、主に新規の国内顧客からFPC用ロールtoロー
ル型検査装置及びフラットベッド型検査装置を複数台受注し、この間の受注額は886百万円(前年同期は1,743百
万円)となっております。これにより、2020年1月末時点における受注残高は849百万円(前年同期は1,531百万
円)となっております。
この結果、当事業の売上高は1,358百万円(前年同期比19.1%減)となり、セグメント利益は106百万円(前年
同期比57.2%減)となりました。
②精密基板製造装置関連事業(First EIE SA)
当第3四半期連結累計期間におきましては、当事業の主力製品でありますフォトプロッター(基板のフィルム
原版を印刷する装置)が売上を牽引しておりますが、米中貿易摩擦等の影響により中国市場において投資のタイ
ミングを先延ばしする傾向が見られ、当第3四半期連結累計期間の売上高は当初計画を下回りました。
この結果、当事業の売上高は368百万円(前年同期比14.8%減)となり、セグメント損失は69百万円(前年同
期はセグメント損失16百万円)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における資産の部は、前連結会計年度末に比べ409百万円増加し、3,436百万円とな
りました。これは主に、現金及び預金434百万円の減少、工場増築に伴う建物及び構築物(純額)347百万円の増加
及び転換社債取得に伴う投資有価証券500百万円の増加によるものであります。
負債の部では、前連結会計年度末に比べ240百万円減少し、1,524百万円となりました。これは主に、支払手形及
び買掛金154百万円の減少、前受金173百万円の減少、長期借入金188百万円の増加によるものであります。
純資産の部では、前連結会計年度末に比べ650百万円増加し、1,911百万円となりました。これは主に、資本金
288百万円の増加、資本剰余金288百万円の増加及び親会社株主に帰属する四半期純利益54百万円の計上によるもの
であります。
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(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年4月期の通期の業績予想につきましては、2019年6月7日に公表いたしました業績予想を修正いたしまし
た。詳細は本日(2020年3月6日)公表の「業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。なお、業績予
想につきましては、現時点で入手可能な情報と合理的であると判断する一定の前提に基づき当社が判断した見通し
であり、実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年4月30日) (2020年1月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 977,797 542,812
受取手形及び売掛金 416,684 328,185
電子記録債権 22,526 1,200
商品及び製品 117,736 130,811
仕掛品 787,063 714,634
原材料及び貯蔵品 149,384 137,305
その他 34,634 130,921
貸倒引当金 △1,043 △822
流動資産合計 2,504,785 1,985,049
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 166,696 514,178
機械装置及び運搬具(純額) 42,981 32,273
土地 53,440 92,440
建設仮勘定 35,090 99,293
その他(純額) 24,900 34,503
有形固定資産合計 323,109 772,688
無形固定資産
のれん 165,968 146,472
その他 8,077 8,397
無形固定資産合計 174,046 154,870
投資その他の資産
投資有価証券 5,899 505,899
その他 18,359 17,590
投資その他の資産合計 24,259 523,489
固定資産合計 521,415 1,451,048
資産合計 3,026,200 3,436,098
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 317,727 162,795
短期借入金 552,000 553,850
1年内返済予定の長期借入金 149,856 154,120
未払法人税等 59,223 4,872
前受金 317,757 144,745
製品保証引当金 11,292 7,606
賞与引当金 66,184 14,441
その他 83,847 66,957
流動負債合計 1,557,888 1,109,389
固定負債
長期借入金 158,239 346,470
繰延税金負債 30,837 46,444
資産除去債務 307 309
その他 17,754 21,946
固定負債合計 207,138 415,169
負債合計 1,765,027 1,524,558
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年4月30日) (2020年1月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 825,450 1,113,708
資本剰余金 425,983 714,242
利益剰余金 △60,063 △5,371
自己株式 △41 △41
株主資本合計 1,191,329 1,822,539
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 △48,254 △47,021
その他の包括利益累計額合計 △48,254 △47,021
新株予約権 94,206 117,790
非支配株主持分 23,891 18,231
純資産合計 1,261,172 1,911,539
負債純資産合計 3,026,200 3,436,098
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年5月1日 (自 2019年5月1日
至 2019年1月31日) 至 2020年1月31日)
売上高 2,110,431 1,726,555
売上原価 1,224,820 1,011,216
売上総利益 885,610 715,339
販売費及び一般管理費 644,592 674,716
営業利益 241,017 40,623
営業外収益
受取利息 1 2
補助金収入 2,530 48,701
その他 904 2,267
営業外収益合計 3,436 50,971
営業外費用
支払利息 12,523 9,002
為替差損 841 1,020
シンジケートローン手数料 30,083 3,857
持分法による投資損失 20,327 -
その他 580 641
営業外費用合計 64,357 14,521
経常利益 180,097 77,073
特別利益
固定資産売却益 4,551 189
投資有価証券売却益 6,150 -
特別利益合計 10,702 189
特別損失
固定資産除却損 0 14
減損損失 549 -
特別損失合計 549 14
税金等調整前四半期純利益 190,250 77,248
法人税、住民税及び事業税 31,952 12,739
法人税等調整額 △1,173 15,507
法人税等合計 30,779 28,247
四半期純利益 159,471 49,001
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
255 △5,691
に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益 159,215 54,692
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(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年5月1日 (自 2019年5月1日
至 2019年1月31日) 至 2020年1月31日)
四半期純利益 159,471 49,001
その他の包括利益
為替換算調整勘定 6,820 △24,149
その他の包括利益合計 6,820 △24,149
四半期包括利益 166,291 24,851
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 165,749 33,301
非支配株主に係る四半期包括利益 542 △8,450
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
株主資本の金額の著しい変動
当第3四半期連結累計期間において新株予約権(第5回、第6回及び第10回新株予約権)の行使により、資本金及
び資本剰余金がそれぞれ288,258千円増加しております。
この結果、当第3四半期連結会計期間末において、資本金が1,113,708千円、資本剰余金が714,242千円となってお
ります。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2018年5月1日 至 2019年1月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
四半期連結
調整額 損益計算書
半導体パッケ
((注)1) 計上額
ージ基板・精 精密基板製造
合計 ((注)2)
密基板検査装 装置関連事業
置関連事業
売上高
外部顧客への売上高 1,678,084 432,347 2,110,431 - 2,110,431
セグメント間の
- - - - -
内部売上高又は振替高
計 1,678,084 432,347 2,110,431 - 2,110,431
セグメント利益又は損失
248,235 △16,225 232,010 9,007 241,017
(△)
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額9,007千円は、セグメント間取引消去であります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(のれんの金額の重要な変動)
当社グループは、第1四半期連結会計期間において、当社の連結子会社でありましたパスイメージングを
持分法適用会社に変更いたしました。また、第2四半期連結会計期間において、当社が保有するパスイメー
ジング株式を一部売却したことにより、同社を持分法適用の範囲から除外しております。なお、当該事象に
よるのれんの減少額は、第3四半期連結累計期間においては192,318千円であります。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2019年5月1日 至 2020年1月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
四半期連結
調整額 損益計算書
半導体パッケ
((注)1) 計上額
ージ基板・精 精密基板製造
合計 ((注)2)
密基板検査装 装置関連事業
置関連事業
売上高
外部顧客への売上高 1,358,379 368,176 1,726,555 - 1,726,555
セグメント間の
- - - - -
内部売上高又は振替高
計 1,358,379 368,176 1,726,555 - 1,726,555
セグメント利益又は損失
106,314 △69,664 36,650 3,973 40,623
(△)
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額3,973千円は、セグメント間取引消去であります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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