6656 INSPEC 2020-06-05 15:00:00
2020年4月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年4月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年6月5日
上場会社名 インスペック株式会社 上場取引所 東
コード番号 6656 URL http://www.inspec21.com
代表者 (役職名) 代表取締役社長兼代表執行役員 (氏名) 菅原 雅史
問合せ先責任者 (役職名) 取締役兼執行役員管理部長 (氏名) 冨岡 喜榮子 TEL 0187-54-1888
定時株主総会開催予定日 2020年7月28日 配当支払開始予定日 2020年7月29日
有価証券報告書提出予定日 2020年7月29日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1. 2020年4月期の連結業績(2019年5月1日∼2020年4月30日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年4月期 2,348 △17.5 44 △85.8 98 △64.8 70 △68.0
2019年4月期 2,847 48.3 316 ― 281 ― 222 ―
(注)包括利益 2020年4月期 64百万円 (△71.3%) 2019年4月期 224百万円 (―%)
潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2020年4月期 20.24 19.77 4.8 2.9 1.9
2019年4月期 67.37 66.61 21.7 9.3 11.1
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年4月期 3,805 1,949 47.6 479.84
2019年4月期 3,026 1,261 37.8 346.20
(参考) 自己資本 2020年4月期 1,809百万円 2019年4月期 1,143百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年4月期 98 △1,013 1,110 1,126
2019年4月期 515 △74 △52 931
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2019年4月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00 ― ― ―
2020年4月期 ― 0.00 ― 3.00 3.00 11 14.8 0.7
2021年4月期(予想) ― 0.00 ― 3.00 3.00 11.3
3. 2021年 4月期の連結業績予想(2020年 5月 1日∼2021年 4月30日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 2,400 2.2 170 279.7 130 31.4 100 41.0 26.51
(注)当社では年次での業績管理を行っておりますので、第2四半期(累計)の連結業績予想の記載を省略しております。
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年4月期 3,772,100 株 2019年4月期 3,301,800 株
② 期末自己株式数 2020年4月期 61 株 2019年4月期 31 株
③ 期中平均株式数 2020年4月期 3,505,259 株 2019年4月期 3,295,412 株
(参考)個別業績の概要
2020年4月期の個別業績(2019年5月1日∼2020年4月30日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年4月期 1,881 △17.8 149 △54.4 212 △35.0 173 △34.8
2019年4月期 2,287 69.9 328 ― 326 ― 265 ―
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2020年4月期 49.46 48.31
2019年4月期 80.66 79.75
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年4月期 3,757 2,050 51.3 510.64
2019年4月期 2,867 1,253 40.4 351.21
(参考) 自己資本 2020年4月期 1,926百万円 2019年4月期 1,159百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その
達成を当社として約束する趣旨のものではございません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件
及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料P.3「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
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添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 3
2.企業集団の状況 ………………………………………………………………………………………………………… 4
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 5
4.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 8
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 8
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 14
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 14
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 14
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 14
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 15
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 17
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1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度(2019年5月1日~2020年4月30日)における世界経済は、欧州においては、2020年1月31日を
もって英国がEUを離脱し、今後はEU各国との通商交渉が残るなど先行き不透明な状況となり、米中貿易摩擦に
つきましては双方が関税の一部引き下げで歩み寄りの姿勢をみせておりましたが、2019年末からの新型コロナウイ
ルスの感染拡大により、急速に先行きの見通しが難しい状況に変化してきております。わが国経済につきまして
も、米中貿易摩擦に続く新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響が懸念され、先行き不透明感が増して
きております。
このような経営環境の中、当社グループの当連結会計年度の売上高は2,348百万円(前年同期比17.5%減)、営
業利益は44百万円(前年同期比85.9%減)、経常利益は98百万円(前年同期比64.8%減)、親会社株主に帰属する
当期純利益は70百万円(前年同期比68.0%減)となりました。
また、当社は新規事業として、長尺FPC(フレキシブル基板)をシームレスに連続露光可能なロールtoロール
型シームレスレーザー直描露光機を開発し発表致しました。今後、長尺FPCは自動車分野をはじめとして、航空
機、宇宙産業、ドローン、ウエアラブル機器、各種ロボット、医療機器など多くの分野で利用が拡大していくもの
と思われます。すでに2020年1月に開催されました「インターネプコンジャパン」においては、当該装置に関する
お問い合わせを複数頂いております。今後は新製品を国内外の展示会に出展するなど、受注獲得を目指すべく営業
活動を行い、本事業が当社の成長を牽引し当社の大きな柱となるよう積極的に取り組んでまいります。
当社は、経営理念に基づき最高品質の製品・サービスを提供することを目的として2020年4月にISO9001を取
得致しました。「契約・約束を守る」、「仕事に責任を持つ」、「品質(Q)、価格(C)、納期(D)を厳守す
る」等基本を忠実に実行し、プロジェクトマネジメントを含めたビジネス品質の向上を通じて、お客様からの信
頼・信用を重ね、企業価値とインスペックブランドの向上を目指してまいります。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①半導体パッケージ基板・精密基板検査装置関連事業(当社)
当連結会計年度においては、米中貿易摩擦の影響により、当連結会計年度の前半においてユーザーが投資判断
を先送りする傾向にありました。その後、当連結会計年度の後半より、主に当社が現在戦略的に取り組んでおり
ますロールtoロール型検査装置の商談が進展し、受注が持ち直してきておりましたが、新型コロナウイルスの急
速な感染拡大の影響により、当連結会計年度の売上高は当初計画を下回りました。
なお、当連結会計年度の受注の状況につきましては、主に新規の国内顧客からFPC用ロールtoロール型検査
装置及びフラットベッド型検査装置を受注し、当連結会計年度における受注額は1,489百万円(前年同期比
30.9%減)となっており、当連結会計年度末における受注残高は929百万円(前年同期比29.7%減)となりまし
た。
この結果、当事業の売上高は1,881百万円(前年同期比17.8%減)となり、セグメント利益は149百万円(前年
同期比54.4%減)となりました。
②精密基板製造装置関連事業(First EIE SA)
当連結会計年度においては、当事業の主力製品でありますフォトプロッター(基板のフィルム原版を印刷する
装置)及びダイレクトイメージング装置(基板にパターンを直接描画する装置)が売上を牽引しておりますが、
米中貿易摩擦の影響により中国市場において投資のタイミングを先延ばしにする傾向がみられ、さらに新型コロ
ナウイルスの感染拡大により、当連結会計年度の売上高は当初計画を下回りました。
この結果、当事業の売上高は467百万円(前年同期比16.6%減)となり、セグメント損失は110百万円(前年同
期はセグメント損失22百万円)となりました。
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末における資産の部は、前連結会計年度末に比べ779百万円増加し、3,805百万円となりまし
た。これは主に、現金及び預金226百万円の増加、仕掛品226百万円の減少、工場増築に伴う建物及び構築物(純
額)342百万円の増加及び転換社債取得に伴う投資有価証券500百万円の増加によるものです。
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(負債)
負債の部では、前連結会計年度末に比べ91百万円増加し、1,856百万円となりました。これは主に、支払手形
及び買掛金201百万円の減少、前受金175百万円の減少、短期借入金348百万円の増加、及び長期借入金223百万円
の増加によるものです。
(純資産)
純資産の部では、前連結会計年度末に比べ688百万円増加し、1,949百万円となりました。これは主に、新株予
約権の行使による資本金296百万円及び資本剰余金296百万円の増加、及び親会社株主に帰属する当期純利益70百
万円の計上によるものであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ194百万
円増加し、1,126百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は98百万円となりました。これは主に、売上債権の減少によるキャッシュ・フロ
ーの増加額164百万円、たな卸資産の減少によるキャッシュ・フローの増加額236百万円、仕入債務の減少による
キャッシュ・フローの減少額201百万円、前受金の減少によるキャッシュ・フローの減少額175百万円及び税金等
調整前当期純利益99百万円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,013百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出477百
万円、投資有価証券の取得による支出500百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は1,110百万円となりました。これは主に、新株予約権の行使による株式の発行
による収入575百万円、短期借入金の純増減額による収入343百万円及び長期借入れによる収入369百万円による
ものであります。
(4)今後の見通し
今後の世界の経済情勢は、新型コロナウイルスの世界的流行による実体経済の悪化が強く懸念されます。このよ
うな状況の中、当社グループは、ニーズが拡大しているFPC向けロールtoロール型検査装置、チップ部品やフラ
ットパネルディスプレイ向けのインライン検査システム、さらにクラウドサーバーの継続的な拡大やAIの急速な
進化の対応で微細化が加速しているCPUやGPU向け超精密基板向け検査装置を主力製品として、競争力を更に
高め顧客との信頼関係を強固にして、検査装置事業及びプリント基板製造装置関連事業の拡大に取り組んでまいり
ます。
また、新規事業として取り組んでいるロールtoロール型シームレスレーザー直描露光機については、販売活動の
強化策として、当社ホームページを生かしたデジタルマーケティングを活用するなど受注獲得に努めてまいりま
す。
なお、剰余金の配当につきましては、当社はこれまで無配を継続しておりましたが、当社の業績及び財政状態等
を総合的に勘案した結果、期末配当として1株当たり3円を実施する予定です。また、次期の配当につきまして
は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により厳しい経営環境が予想されますが、普通配当を維持していく予定
です。
2021年4月期の連結業績見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染拡大が終息し、日本国内を自由に往来で
きるようになり、主要事業国の台湾、中国において渡航制限が解除されることを前提としております。
売上高 2,400百万円(前連結会計年度は2,348百万円)
営業利益 170百万円(前連結会計年度は 44百万円)
経常利益 130百万円(前連結会計年度は 98百万円)
親会社株主に帰属する当期純利益 100百万円(前連結会計年度は 70百万円)
※ 2021年4月期の業績見通しにつきましては、現時点で入手可能な情報から得られた判断に基づいております。
予想にはさまざまな不確定要素が内在されており、実際の業績は種々の要素により業績予想とは異なる場合があ
ります。
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2.企業集団の状況
当社は、安定的な収益基盤の確保と強化を目的として、2015年3月30日に海外市場での事業拡大及び技術開発などの
シナジーを見込んで、First EIE SA(スイス・ニヨン)の株式51%を取得し子会社化いたしました。さらに2017年8月
2日に同社株式38%を追加取得いたしました。これにより、当社グループは、当社(インスペック株式会社)、First
EIE SA及び台湾英視股份有限公司の3社により構成されており、当社グループの事業は、半導体パッケージ基板・精密
基板検査装置関連事業及び精密基板製造装置関連事業の2事業となっております。
なお、台湾英視股份有限公司につきましては、連結財務諸表に及ぼす影響に重要性が乏しいため、連結の範囲より除
外しております。
【事業の内容】
スマートフォン、タブレットPCやウェアラブル端末などの先端的なデジタル機
半導体パッケージ基板・
器に使用される半導体パッケージ基板や精密プリント基板などの外観検査装置の
精密基板検査装置関連事業
開発、製造、販売及び保守サービスを行っております。
プリント基板用フォトプロッター、インクジェットプリンター、ダイレクトイメ
精密基板製造装置関連事業
ージング装置の開発、製造、販売及び保守サービスを行っております。
[事業系統図]
当社グループの事業系統図は、次のとおりであります。
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3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を確保するため、会計基準につきまして
は日本基準を適用しております。
なお、IFRSにつきましては、今後も制度動向等を注視してまいります。
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4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年4月30日) (2020年4月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 977,797 1,204,139
受取手形及び売掛金 416,684 273,946
電子記録債権 22,526 680
商品及び製品 117,736 116,170
仕掛品 787,063 560,163
原材料及び貯蔵品 149,384 142,249
その他 34,634 59,661
貸倒引当金 △1,043 △728
流動資産合計 2,504,785 2,356,283
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 166,696 509,168
機械装置及び運搬具(純額) 42,981 61,347
土地 53,440 92,440
建設仮勘定 35,090 74,440
その他(純額) 24,900 35,808
有形固定資産合計 323,109 773,205
無形固定資産
のれん 165,968 140,415
その他 8,077 12,478
無形固定資産合計 174,046 152,893
投資その他の資産
投資有価証券 5,899 505,899
貸倒引当金 - 36
その他 18,359 17,227
投資その他の資産合計 24,259 523,163
固定資産合計 521,415 1,449,261
資産合計 3,026,200 3,805,544
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年4月30日) (2020年4月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 317,727 116,170
短期借入金 552,000 900,000
1年内返済予定の長期借入金 149,856 130,810
未払法人税等 59,223 6,136
前受金 317,757 141,838
製品保証引当金 11,292 8,503
賞与引当金 66,184 32,927
その他 83,847 67,887
流動負債合計 1,557,888 1,404,273
固定負債
長期借入金 158,239 382,195
繰延税金負債 30,837 44,770
資産除去債務 307 309
その他 17,754 24,642
固定負債合計 207,138 451,917
負債合計 1,765,027 1,856,191
純資産の部
株主資本
資本金 825,450 1,122,075
資本剰余金 425,983 722,609
利益剰余金 △60,063 10,879
自己株式 △41 △106
株主資本合計 1,191,329 1,855,458
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 △48,254 △45,480
その他の包括利益累計額合計 △48,254 △45,480
新株予約権 94,206 124,710
非支配株主持分 23,891 14,665
純資産合計 1,261,172 1,949,353
負債純資産合計 3,026,200 3,805,544
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年5月1日 (自 2019年5月1日
至 2019年4月30日) 至 2020年4月30日)
売上高 2,847,404 2,348,206
売上原価 1,663,041 1,416,678
売上総利益 1,184,362 931,527
販売費及び一般管理費
従業員給料及び手当 246,995 227,789
賞与引当金繰入額 26,070 15,538
役員賞与引当金繰入額 11,000 5,000
支払手数料 29,427 30,659
研究開発費 128,990 161,850
その他 425,865 445,919
販売費及び一般管理費合計 868,349 886,757
営業利益 316,012 44,770
営業外収益
受取利息 3 25
貸倒引当金戻入額 607 17
補助金収入 32,181 73,944
その他 958 2,404
営業外収益合計 33,750 76,391
営業外費用
支払利息 16,311 13,987
手形売却損 10 87
株式交付費 870 1,020
為替差損 543 1,848
持分法による投資損失 20,327 -
シンジケートローン手数料 30,333 4,107
その他 0 1,153
営業外費用合計 68,396 22,203
経常利益 281,366 98,958
特別利益
固定資産売却益 4,551 189
投資有価証券売却益 6,150 -
特別利益合計 10,702 189
特別損失
固定資産除却損 0 14
投資有価証券評価損 14,619 -
特別損失合計 14,619 14
税金等調整前当期純利益 277,448 99,133
法人税、住民税及び事業税 52,140 23,715
法人税等調整額 3,443 13,769
法人税等合計 55,583 37,484
当期純利益 221,865 61,648
非支配株主に帰属する当期純損失(△) △152 △9,294
親会社株主に帰属する当期純利益 222,017 70,943
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インスペック株式会社(6656)2020年4月期 決算短信(連結)
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年5月1日 (自 2019年5月1日
至 2019年4月30日) 至 2020年4月30日)
当期純利益 221,865 61,648
その他の包括利益
為替換算調整勘定 3,076 2,842
その他の包括利益合計 3,076 2,842
包括利益 224,942 64,491
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 225,034 73,670
非支配株主に係る包括利益 △92 △9,179
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インスペック株式会社(6656)2020年4月期 決算短信(連結)
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年5月1日 至 2019年4月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 822,971 423,504 △288,538 △41 957,895
当期変動額
新株の発行(新株予 2,478 2,478 4,957
約権の行使)
親会社株主に帰属す 222,017 222,017
る当期純利益
連結子会社の減少に
よる非支配株主持分 6,458 6,458
の増減
自己株式の取得 -
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 -
額)
当期変動額合計 2,478 2,478 228,475 - 233,433
当期末残高 825,450 425,983 △60,063 △41 1,191,329
その他の包括利益累計額
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
為替換算調整勘 その他の包括利
定 益累計額合計
当期首残高 △51,271 △51,271 64,626 160,783 1,132,034
当期変動額
新株の発行(新株予
約権の行使) 4,957
親会社株主に帰属す 222,017
る当期純利益
連結子会社の減少に
よる非支配株主持分 6,458
の増減
自己株式の取得 -
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 3,017 3,017 29,579 △136,892 △104,296
額)
当期変動額合計 3,017 3,017 29,579 △136,892 129,138
当期末残高 △48,254 △48,254 94,206 23,891 1,261,172
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インスペック株式会社(6656)2020年4月期 決算短信(連結)
当連結会計年度(自 2019年5月1日 至 2020年4月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 825,450 425,983 △60,063 △41 1,191,329
当期変動額
新株の発行(新株予
約権の行使) 296,625 296,625 593,251
親会社株主に帰属す
る当期純利益 70,943 70,943
連結子会社の減少に
よる非支配株主持分 -
の増減
自己株式の取得 △65 △65
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 -
額)
当期変動額合計 296,625 296,625 70,943 △65 664,128
当期末残高 1,122,075 722,609 10,879 △106 1,855,458
その他の包括利益累計額
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
為替換算調整勘 その他の包括利
定 益累計額合計
当期首残高 △48,254 △48,254 94,206 23,891 1,261,172
当期変動額
新株の発行(新株予 593,251
約権の行使)
親会社株主に帰属す
る当期純利益 70,943
連結子会社の減少に
よる非支配株主持分 -
の増減
自己株式の取得 △65
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 2,773 2,773 30,504 △9,226 24,051
額)
当期変動額合計 2,773 2,773 30,504 △9,226 688,180
当期末残高 △45,480 △45,480 124,710 14,665 1,949,353
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インスペック株式会社(6656)2020年4月期 決算短信(連結)
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年5月1日 (自 2019年5月1日
至 2019年4月30日) 至 2020年4月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 277,448 99,133
減価償却費 57,697 50,563
のれん償却額 27,777 27,346
株式報酬費用 31,311 48,754
貸倒引当金の増減額(△は減少) △570 △300
製品保証引当金の増減額(△は減少) △5,049 △2,852
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) △43,523 -
支払利息 16,311 13,987
シンジケートローン手数料 30,333 4,107
持分法による投資損益(△は益) 20,327 -
受取利息及び受取配当金 △3 △25
投資有価証券売却損益(△は益) △6,150 -
補助金収入 △32,181 △73,944
固定資産売却損益(△は益) △4,551 △189
固定資産除却損 0 14
投資有価証券評価損益(△は益) 14,619 -
売上債権の増減額(△は増加) 153,035 164,452
たな卸資産の増減額(△は増加) △489,749 236,893
仕入債務の増減額(△は減少) 31,159 △201,926
未払金の増減額(△は減少) 1,520 △10,721
前受金の増減額(△は減少) 309,932 △175,681
その他 108,949 △69,755
小計 498,644 109,853
利息及び配当金の受取額 3 25
利息の支払額 △13,750 △12,623
補助金の受取額 32,181 78,856
法人税等の支払額 △8,914 △77,735
法人税等の還付額 6,961 -
営業活動によるキャッシュ・フロー 515,125 98,377
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △77,235 △477,089
無形固定資産の取得による支出 △4,924 △7,769
有形固定資産の売却による収入 8,986 190
投資有価証券の売却による収入 19,499 -
投資有価証券の取得による支出 - △500,000
その他 △20,698 △29,181
投資活動によるキャッシュ・フロー △74,371 △1,013,851
財務活動によるキャッシュ・フロー
新株予約権の行使による株式の発行による収入 3,226 575,001
短期借入金の純増減額(△は減少) 121,486 343,889
長期借入れによる収入 - 369,605
長期借入金の返済による支出 △165,856 △164,695
リース債務の返済による支出 △10,744 △12,469
その他の支出 △870 △954
財務活動によるキャッシュ・フロー △52,757 1,110,375
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インスペック株式会社(6656)2020年4月期 決算短信(連結)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年5月1日 (自 2019年5月1日
至 2019年4月30日) 至 2020年4月30日)
現金及び現金同等物に係る換算差額 △120 △561
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 387,876 194,340
現金及び現金同等物の期首残高 883,679 931,797
連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額 △339,757 -
現金及び現金同等物の期末残高 931,797 1,126,137
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インスペック株式会社(6656)2020年4月期 決算短信(連結)
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
株主資本の金額の著しい変動
当連結累計期間において新株予約権(第5回、第6回、第7回及び第10回新株予約権)の行使により、資本金及
び資本剰余金がそれぞれ296,625千円増加しております。
この結果、当連結会計期間末において、資本金が1,122,075千円、資本剰余金が722,609千円となっております。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役
会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであり
ます。
当社は、会社をベースとして構成した「半導体パッケージ基板・精密基板検査装置関連事業」、「精密基
板製造装置関連事業」の2つを報告セグメントとしております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事
項」における記載と概ね同一であります。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年5月1日 至 2019年4月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
半導体パッケー 調整額 連結財務諸表計上
合計
ジ基板・精密基 精密基板製造装 (注)2 額
板検査装置関連 置関連事業
事業
売上高
外部顧客への売上高 2,287,430 559,973 2,847,404 - 2,847,404
セグメント間の内部売上高又は
- - - - -
振替高
計 2,287,430 559,973 2,847,404 - 2,847,404
セグメント利益又は損失(△)
328,421 △22,394 306,026 9,986 316,012
(注)1
セグメント資産 2,491,432 540,739 3,032,171 △5,971 3,026,200
セグメント負債 1,614,083 156,321 1,770,405 △5,378 1,765,027
その他の項目
減価償却費 52,074 5,623 57,697 - 57,697
のれんの償却額 - 27,777 27,777 - 27,777
有形固定資産及び無形固定資産
82,204 2,950 85,155 - 85,155
の増加額
(注)1.セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益又は営業損失(△)と一致しております。
2.セグメント資産及びセグメント負債の調整額は、セグメント間債権債務消去であります。
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インスペック株式会社(6656)2020年4月期 決算短信(連結)
当連結会計年度(自 2019年5月1日 至 2020年4月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
半導体パッケー 調整額 連結財務諸表計
合計
ジ基板・精密基 精密基板製造装 (注)2 上額
板検査装置関連 置関連事業
事業
売上高
外部顧客への売上高 1,881,080 467,126 2,348,206 - 2,348,206
セグメント間の内部売上高又は振替
- - - - -
高
計 1,881,080 467,126 2,348,206 - 2,348,206
セグメント利益又は損失(△)
149,608 △110,307 39,301 5,468 44,770
(注)1
セグメント資産 3,381,049 445,102 3,826,151 △20,606 3,805,544
セグメント負債 1,706,641 170,280 1,876,922 △20,730 1,856,191
その他の項目
減価償却費 45,010 5,553 50,563 - 50,563
のれんの償却額 - 27,346 27,346 - 27,346
有形固定資産及び無形固定資産の増
502,999 1,976 504,976 - 504,976
加額
(注)1.セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益又は営業損失(△)と一致しております。
2.セグメント資産及びセグメント負債の調整額は、セグメント間債権債務消去であります。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年5月1日 (自 2019年5月1日
至 2019年4月30日) 至 2020年4月30日)
1株当たり純資産額 346.20円 479.84円
1株当たり当期純利益金額 67.37円 20.24円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 66.61円 19.77円
(注)1.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年4月30日) (2020年4月30日)
純資産の部の合計額(千円) 1,261,172 1,949,353
純資産の部の合計額から控除する金額(千
118,097 139,375
円)
(うち新株予約権(千円)) (94,206) (124,710)
(うち非支配株主持分(千円)) (23,891) (14,665)
普通株式に係る期末の純資産額(千円) 1,143,075 1,809,977
1株当たり純資産額の算定に用いられた期
3,301,769 3,772,039
末の普通株式の数(株)
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インスペック株式会社(6656)2020年4月期 決算短信(連結)
2.1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下の
とおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年5月1日 (自 2019年5月1日
至 2019年4月30日) 至 2020年4月30日)
1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益金額
222,017 70,943
(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
222,017 70,943
当期純利益金額(千円)
期中平均株式数(株) 3,295,412 3,505,259
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
金額
親会社株主に帰属する当期純利益調整
- -
額(千円)
普通株式増加数(株) 37,660 83,593
(うち新株予約権(株)) (37,660) (83,593)
第6回新株予約権となる
無償ストックオプション
(普通株式 42,500株)
第7回新株予約権となる
無償ストックオプション
(普通株式 4,500株)
希薄化効果を有しないため、潜在株式
第9回新株予約権となる
調整後1株当たり当期純利益金額の算 -
無償ストックオプション
定に含めなかった潜在株式の概要
(普通株式 50,000株)
第10回有償新株予約権
(普通株式 440,000株)
第11回新株予約権となる
無償ストックオプション
(普通株式 20,000株)
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インスペック株式会社(6656)2020年4月期 決算短信(連結)
(重要な後発事象)
(多額の資金の借入)
1.借入の目的
当社は、新型コロナウイルス感染症拡大の事業への影響を鑑み、財務基盤の安定化を図るべく手元資金を厚
く保持することを目的として、借入を実行することを2020年4月13日及び2020年4月20日開催の取締役会で決
議し、調達致しました。
2.借入の概要
株式会社 株式会社
(1) 借入先 株式会社秋田銀行
日本政策金融公庫 商工組合中央金庫
(2) 借入金額 300百万円 300百万円 130百万円
(3) 借入実行日 2020年5月29日 2020年5月27日 2020年5月29日
(4) 返済期限 2028年5月20日 2035年5月25日 2026年5月25日
(5) 借入利率 固定金利 固定金利 固定金利
(6) 担保の有無 無担保 無担保 無担保
3.今後の見通し
本件借入による2021年4月期の当社連結業績に与える影響は軽微であります。
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