6645 オムロン 2020-07-28 15:05:00
2021年3月期 第1四半期決算短信〔米国基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第1四半期決算短信〔米国基準〕(連結)
2020 年 7 月 28 日
上 場 会 社 名 オムロン株式会社 上場取引所 東証 市場第一部
コ ー ド 番 号
6645 URL https://www.omron.co.jp/
代 表 者
役 職 名 代表取締役社長 CEO
氏 名 山 田 義 仁
問 合 せ 先 責 任 者 役 職 名 執行役員 グローバル理財本部長 TEL (075)344-7070
氏 名 大 上 高 充
四半期報告書提出予定日 2020 年 8 月 7 日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有・無
四半期決算説明会開催の有無 : 有・無 (投資家向け電話およびウェブ説明会 7月28日開催)
(百万円未満四捨五入)
1. 2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日 ~ 2020年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は対前年同四半期増減率)
継続事業 当社株主に帰属する
売上高 営業利益
税引前四半期純利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第1四半期 146,465 △8.5 12,463 24.2 13,279 21.2 9,690 13.5
2020年3月期第1四半期 160,037 △9.9 10,032 △41.2 10,959 △39.0 8,540 △41.8
(注1)四半期包括利益 2021年3月期第1四半期 9,543 百万円( △43.3 %) 2020年3月期第1四半期 16,840 百万円( 23.6 %)
(注2)2020年3月期第1四半期の当社株主に帰属する四半期純利益には、非継続事業(2019年10月31日に譲渡したオートモーティブエレクトロニック
コンポーネンツビジネス(AEC、車載事業))にかかる非継続事業四半期純利益を含めています。なお、非継続事業四半期純利益を除いて算
定した2020年3月期第1四半期の当社株主に帰属する四半期純利益は7,755百万円であり、これをもとに算定した2021年3月期第1四半
期における対前年同四半期増減率は25.0%です。
1株当たり当社株主に 潜在株式調整後1株当たり当社
帰属する四半期純利益 株主に帰属する四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第1四半期 48 03 ―
2020年3月期第1四半期 41 59 ―
(注)2020年3月期第1四半期の1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益には、非継続事業四半期純利益を含めています。なお、非継続
事業四半期純利益を除いて算定した2020年3月期第1四半期の1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益は37円76銭です。
(2)連結財政状態
資本合計
総 資 産 株主資本 株主資本比率
(純資産)
百万円 百万円 百万円 %
2021年3月期第1四半期 742,613 540,586 538,573 72.5
2020年3月期 758,124 532,589 530,415 70.0
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 ― 42 00 ― 42 00 84 00
2021年3月期 ―
2021年3月期(予想) ― ― ― 84 00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 有・無
2021年3月期の第2四半期末および期末の配当金は未定です。
詳細は、添付資料2ページ「1.業績予想及び配当予想に関するお知らせ」をご覧ください。
3. 2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日 ~ 2021年3月31日) (%表示は対前期増減率)
継続事業 1株当たり
当社株主に帰属する
売上高 営業利益 税引前
当期純利益
当社株主に帰属する
当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 590,000 △13.0 30,000 △45.2 25,000 △51.8 16,500 △78.0 81 81
(注1)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有・無
詳細は、添付資料2ページ「1.業績予想及び配当予想に関するお知らせ」をご覧ください。
(注2)当社株主に帰属する当期純利益の対前期増減率の算定に使用した前期(2020年3月期)の当社株主に帰属する当期純利益には、
非継続事業当期純利益を含めています。なお、非継続事業当期純利益を除いて算定した当社株主に帰属する当期純利益の対前期
増減率は△57.9%となります。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 有・無
新規 -社 (社名) 除外 -社 (社名)
(2)簡便な会計処理及び特有の会計処理の適用 : 有・無
(3)会計方針の変更
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有・無
② ①以外の会計方針の変更 : 有・無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期1Q 206,244,872 株 2020年3月期 206,244,872 株
② 期末自己株式数 2021年3月期1Q 4,571,447 株 2020年3月期 4,306,748 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期1Q 201,739,429 株 2020年3月期1Q 205,361,316 株
(注)2021年3月期第1四半期連結会計期間末において、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託として保有する当社株
式760,568株は、期末自己株式数に含めて記載しています。また、期中平均株式数には、1株当たり当社株主に
帰属する四半期純利益の算出において控除する自己株式として含めています。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
1.業績予想などは、当社が現時点で入手可能な情報と、合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際
の業績はさまざまなリスクや不確定な要素などの要因により、異なる可能性があります。
業績予想の前提となる条件および業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料6ページ「2.当
四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
2.当社は、米国会計基準に基づき連結損益計算書の表示形式としてシングルステップ方式(段階利益を表示しない
方式)を採用していますが、他社との比較可能性を高めるため、当決算短信の「営業利益」は、「売上総利益」
から「販売費及び一般管理費」、「試験研究開発費」を控除したものを表示しています。
3. 2020 年 3 月 期 第 1 四 半 期 の 連 結 業 績 お よ び 四 半 期 連 結 損 益 計 算 書 並 び に 2020 年 3 月 期 の 連 結 業 績 に お い て 、
2019年10月31日に譲渡したオートモーティブエレクトロニックコンポーネンツビジネス(AEC、車載事業)を非継続事業に分類しています。
当該非継続事業の金額は、四半期純利益、当社株主に帰属する四半期(当期)純利益、1株当たり当社株主に帰属
する四半期(当期)純利益に含めています。
4.当社は、2020年7月28日(火)投資家向け電話およびウェブ説明会を開催する予定です。
事業の種類別セグメントの名称を次のとおり略して記載しています。
IAB: インダストリアルオートメーションビジネス(制御機器事業)
EMC: エレクトロニック&メカニカルコンポーネンツビジネス(電子部品事業)
SSB: ソーシアルシステムズ・ソリューション&サービス・ビジネス(社会システム事業)
HCB: ヘルスケアビジネス(ヘルスケア事業)
オムロン㈱(6645)
2021年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.業績予想及び配当予想に関するお知らせ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.2
2.当四半期決算に関する定性的情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.3
(1)経営成績に関する説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.3
(2)財政状態に関する説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.6
3.四半期連結財務諸表及び主な注記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.9
(1)四半期連結貸借対照表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.9
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.11
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.13
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.14
(継続企業の前提に関する注記)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.14
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.14
(会計上の見積りの変更)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.14
(セグメント情報)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.15
4.補足情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.16
(1)連結業績概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.16
(2)連結セグメント別売上高実績・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.17
(3)連結セグメント別営業利益実績・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.18
(4)期中平均為替レート実績・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.18
(5)連結セグメント別売上高予想・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.19
(6)連結セグメント別営業利益予想・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.20
(7)期中平均為替レート予想・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.20
-1-
オムロン㈱(6645)
2021 年 3 月期 第 1 四半期決算短信
1. 業績予想及び配当予想に関するお知らせ
当社は、2020 年 4 月 23 日に公表した「2020 年 3 月期 決算短信〔米国基準〕 (連結)」において、未定
としていました 2021 年 3 月期 (2020 年 4 月 1 日~2021 年 3 月 31 日)の業績予想及び配当予想について、
以下のとおり決定しましたので、お知らせいたします。
(1) 業績予想について
当期(2021 年 3 月期)における当社グループの業績は、グローバルで新型コロナウイルス感染症の影
響が少なくとも当期中は継続すると想定し、大幅な減収減益を見込んでいます。なお、第 2 四半期以降の
前提為替レートは 1 米ドル 106 円、1 ユーロ 120 円、1 人民元 15 円です。その結果、当期の期中平均為替
レート予想は 1 米ドル 106.5 円、1 ユーロ 119.6 円、1 人民元 15.0 円です。
(詳細は 6 ページ「(3)連結業
績予想などの将来予測情報に関する説明」のとおりです。 )
継続事業 当社株主に 1株当たり
売上高 営業利益 税引前 帰属する 当社株主に帰属
当期純利益 当期純利益 する当期純利益
前回発表予想(A) - - - - -
今回修正予想(B) 5,900 億円 300 億円 250 億円 165 億円 81 円 81 銭
増減額(B-A) - - - - -
増減率(%) - - - - -
(ご参考)
前期実績 6,780 億円 548 億円 518 億円 749 億円 365 円 26 銭
(2020 年 3 月期)
(注) 前期実績(2020 年 3 月期)の当社株主に帰属する当期純利益および 1 株当たり当社株主に帰属する当期純利益には、非
継続事業(2019 年 10 月 31 日に譲渡したオートモーティブエレクトロニックコンポーネンツビジネス(AEC、車載事業))にかかる非継続事業当
期純利益(AEC の売却益を含む)を含めています。なお、非継続事業当期純利益を除いて算定した前期実績(2020 年 3
月期)の当社株主に帰属する当期純利益は 392 億円、1 株当たり当社株主に帰属する当期純利益は 191 円 00 銭です。
(2) 配当予想について
当社の株主還元方針は、 「企業価値の持続的な向上を目指し、 将来の成長に必要な研究開発、 設備投資、
M&A などの投資を優先し、そのための内部留保を確保したうえで、資本効率を勘案し、安定的、継続的に
株主の皆さまへ還元を図っていく」としています。また、 「中期経営計画(呼称 VG2.0)期間は配当性向
30%程度および DOE 3%程度を目安として、利益還元に努める」としています。
上記の方針に基づき当期は DOE 基準を適用し、 2021 年 3 月期の年間配当予想を前期と同額の 84 円とし
ます。2021 年 3 月期の中間配当および期末配当は未定とします。
1 株 当 た り 配 当 金
基 準 日 第 2 四 半 期 末 期 末 年 間
前 回 発 表 予 想 ― ― ―
今 回 修 正 予 想 ― ― 84 円 00 銭
当 期 実 績
― ― ―
(2021 年 3 月期)
前 期 実 績
42 円 00 銭 42 円 00 銭 84 円 00 銭
(2020 年 3 月期)
-2-
オムロン㈱(6645)
2021 年 3 月期 第 1 四半期決算短信
2. 当四半期決算に関する定性的情報
(1) 経営成績に関する説明
○ 全般的概況
当第 1 四半期(2020 年 4 月~6 月)における当社グループの業績は、前年同期比で減収増益とな
りました。新型コロナウイルス感染症の影響が拡大してグローバルに需要が減少し、当社の主要顧
客である製造業、特に自動車業界において設備投資が低調に推移しました。一方で、デジタル業界
の一部では設備投資の回復が見られました。また、コロナ禍において防疫必需品や衛生用品などの
生産設備や血圧計・体温計への需要が急増し、変化対応力を発揮してこれらの社会的ニーズに応え
ました。
売上高は前年同期比で減少しましたが、商品力の強化や構造改革などに継続して取り組み、売上
総利益率を向上させました。また、期初から年間 200 億円規模の固定費削減の運営をスタートさせ
ており、当第 1 四半期は計画通りに進行させました。これらの結果、営業利益は前年同期比で大き
く増加しました。
当第 1 四半期の業績結果は以下のとおりです。
2020 年 3 月期 2021 年 3 月期
増減率
第 1 四半期連結累計期間 第 1 四半期連結累計期間
売 上 高 1,600 億円 1,465 億円 △8.5%
売 上 総 利 益 715 億円 664 億円 △7.2%
(売上総利益率) (44.7%) (45.3%) (+0.6P)
営 業 利 益 100 億円 125 億円 +24.2%
(営業利益率) (6.3%) (8.5%) (+2.2P)
継続事業
110 億円 133 億円 +21.2%
税引前四半期純利益
当社株主に帰属する
85 億円 97 億円 +13.5%
四 半 期 純 利 益
米ドル平均レート 110.7 円 107.9 円 △2.8 円
ユーロ平均レート 123.6 円 118.3 円 △5.3 円
人民元平均レート 16.3 円 15.1 円 △1.2 円
(注) 2020 年 3 月期第 1 四半期累計期間の当社株主に帰属する四半期純利益には、非継続事業四半期純利益を含めてい
ます。なお、非継続事業四半期純利益を除いて算定した 2020 年 3 月期第 1 四半期累計期間の当社株主に帰属する
四半期純利益は 78 億円であり、これをもとに算定した増減率は+25.0%です。
-3-
オムロン㈱(6645)
2021 年 3 月期 第 1 四半期決算短信
○ セグメント別の状況
IAB(制御機器事業)
2020 年 3 月期 2021 年 3 月期
増減率
第 1 四半期連結累計期間 第 1 四半期連結累計期間
外部顧客に対する
891 億円 821 億円 △7.9%
売 上 高
営 業 利 益 133 億円 138 億円 +4.0%
<売上高の状況>
デジタル業界では、旺盛な半導体関連投資を取り込み、売上高は好調に推移しました。ま
た、マスク増産などの防疫関連投資への迅速な対応が、売上高を下支えしました。一方で、
自動車業界での投資抑制に加え、新型コロナウイルス感染症拡大によりグローバルレベルで
経済活動が停滞したことにより、需要が大きく減少しました。これらに加えて、円高による
為替の影響もあり、売上高は前年同期比で大きく減少しました。
<営業利益の状況>
売上高の減少および円高の影響を受けましたが、固定費の抑制などにより、営業利益は前
年同期比で増加しました。
EMC(電子部品事業)
2020 年 3 月期 2021 年 3 月期
増減率
第 1 四半期連結累計期間 第 1 四半期連結累計期間
外部顧客に対する
230 億円 180 億円 △21.9%
売 上 高
営 業 利 益 0 億円 1 億円 +1520.0%
<売上高の状況>
新型コロナウイルス感染症の影響によりグローバルで顧客の生産活動や販売活動が停滞
し、特に、自動車業界や民生向けで厳しい状況が継続しました。これらの結果、売上高は前
年同期比で大きく減少しました。
<営業利益の状況>
売上高の減少および円高の影響を受けましたが、固定費の抑制などにより、営業利益は前
年同期比で横ばいとなりました。
SSB(社会システム事業)
2020 年 3 月期 2021 年 3 月期
増減率
第 1 四半期連結累計期間 第 1 四半期連結累計期間
外部顧客に対する
173 億円 181 億円 +4.9%
売 上 高
営業利益(△損失) △14 億円 △9 億円 -
(注) 環境事業の SSB への移管およびバックライト事業の収束により、2021 年 3 月期より、「その他」の事業セグメントを
「SSB」の事業セグメント及び「消去調整他」に含め、IAB、EMC、SSB、HCB の 4 セグメントで開示しています。こ
れに伴い、2020 年 3 月期第 1 四半期連結累計期間を新管理区分に組み替えて表示しています。
<売上高の状況>
駅務システム事業では、顧客の設備導入の一部が前倒しとなり、好調に推移しました。
一方、エネルギーコンポ事業では、新型コロナウイルス感染症対策による社会活動自粛の
影響を受けて、蓄電システムの販売が低調に推移しました。これらの結果、売上高は前年
同期比で増加しました。
<営業利益の状況>
売上高の増加や生産性の向上などにより、損失額が前年同期比で改善しました。
-4-
オムロン㈱(6645)
2021 年 3 月期 第 1 四半期決算短信
HCB(ヘルスケア事業)
2020 年 3 月期 2021 年 3 月期
増減率
第 1 四半期連結累計期間 第 1 四半期連結累計期間
外部顧客に対する
277 億円 266 億円 △4.1%
売 上 高
営 業 利 益 34 億円 45 億円 +31.9%
<売上高の状況>
新型コロナウイルス感染症の影響で家庭での健康管理のニーズが高まり、日本、欧州、中
南米において血圧計、体温計の需要が増加しました。一方、中国、アジア、北米では外出制
限などの影響で顧客の購買行動が鈍り、需要は低調に推移しました。総じて販売は回復傾向
にあったものの、円高による為替の影響があり、売上高は前年同期比で減少しました。
<営業利益の状況>
円高の影響を受けながらも、売上総利益率を向上させたことなどにより、営業利益は前年
同期比で大きく増加しました。
(2) 財政状態に関する説明
○ 財政状態
当社グループでは、持続的な企業価値向上に向けた投資を積極的に実行するとともに、資本効率
を重視した ROIC 経営を継続しています。
当第 1 四半期連結会計期間末の資産の部は、 前連結会計年度末の受取手形及び売掛金の回収が進
んだことなどにより、 前連結会計年度末に比べ 155 億円減少して、7,426 億円となりました。また、
負債の部は、支払手形及び買掛金・未払金や未払費用の減少などにより、前連結会計年度末に比べ
235 億円減少して、2,020 億円となりました。純資産の部は当社株主に帰属する四半期純利益の計
上などにより、前連結会計年度末に比べ 80 億円増加して、5,406 億円となりました。以上より、株
主資本比率は前連結会計年度の 70.0%から 72.5%となり、強固な財務基盤が維持されています。手
元現預金は 1,959 億円を保有しており、 加えて金融機関との間で 300 億円のコミットメントライン
契約を締結しています。また、格付け機関から長期発行体格付けとして「安定的」の高格付けを獲
得しており、高い資金調達力を維持しています。新型コロナウイルス感染症による不透明な事業環
境下においても、グローバルで金融機関との良好な関係を維持しながら、資金流動性と調達力を確
保してまいります。
○ キャッシュ・フローの状況
当第 1 四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
四半期純利益や減価償却費の計上、 売上債権の減少などにより 275 億円の収入(前年同期比 103
億円の収入増)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
資本的支出などにより 46 億円の支出(前年同期比 16 億円の支出減)となりました。
なお、当連結会計期間の営業活動によるキャッシュ・フローの金額から投資活動によるキャッ
シュ・フローを控除したフリーキャッシュ・フローの金額は 229 億円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
配当金の支払いや自己株式の取得などにより、113 億円の支出(前年同期比 26 億円の支出増)
となりました。
以上の結果、 現金及び現金同等物の当第 1 四半期連結会計期間末残高は前連結会計年度末に比べ
104 億円増加し、1,959 億円となりました。
-5-
オムロン㈱(6645)
2021 年 3 月期 第 1 四半期決算短信
(3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
○ 全般的見通し
当期(2021 年 3 月期)における当社グループの業績は、グローバルで新型コロナウイルス感染症
の影響が少なくとも当期中は継続すると想定し、大幅な減収減益を見込んでいます。
売上高については、IAB(制御機器事業)、EMC(電子部品事業)、SSB(社会システム事業)にお
いては、顧客の生産販売活動の停滞や設備投資の抑制などにより需要は低調に推移し、前期比で大
幅な減少を見込んでいます。HCB(ヘルスケア事業)においては、グローバルで健康管理ニーズの高
まりによって需要が堅調に推移すると見ています。売上総利益率については、引き続き商品力の強
化や構造改革などに取り組み、過去最高となった前期並みを見込んでいます。また、年間 200 億円
規模の固定費削減の運営を期初の計画通り実行する一方で、アフターコロナを見据えた将来の成長
に不可欠な投資を継続します。 これらを前提に、営業利益は前期比で大幅な減少を見込んでいます。
当期の業績見通しは以下のとおりです。
2020 年 3 月期 2021 年 3 月期 増減率
売 上 高 6,780 億円 5,900 億円 △13.0%
売 上 総 利 益 3,037 億円 2,645 億円 △12.9%
(売上総利益率) (44.8%) (44.8%) (+0.0P)
営 業 利 益 548 億円 300 億円 △45.2%
(営業利益率) (8.1%) (5.1%) (△3.0P)
継続事業
518 億円 250 億円 △51.8%
税引前当期純利益
当社株主に帰属する
749 億円 165 億円 △78.0%
当 期 純 利 益
米ドル平均レート 109.1 円 106.5 円 △2.6 円
ユーロ平均レート 121.2 円 119.6 円 △1.6 円
人民元平均レート 15.7 円 15.0 円 △0.7 円
(注 1) 2020 年 3 月期の当社株主に帰属する当期純利益には、非継続事業当期純利益(AEC の売却益を含む)を含めてい
ます。なお、非継続事業当期純利益を除いて算定した 2020 年 3 月期の当社株主に帰属する当期純利益は 392 億
円であり、これをもとに算定した増減率は△57.9%です。
(注 2) 当社グループでは、有形固定資産の減価償却方法について、当期(2021 年 3 月期)より、当社および国内連結子
会社につきまして、従来の定率法から定額法に変更しています。この変更により、従来と比較して当期の年間
(2021 年 3 月期)の減価償却費は約 20 億円減少する見込みです。
-6-
オムロン㈱(6645)
2021 年 3 月期 第 1 四半期決算短信
○ セグメント別の見通し
IAB(制御機器事業)
2020 年 3 月期 2021 年 3 月期 増減率
外部顧客に対する
3,528 億円 3,070 億円 △13.0%
売 上 高
営 業 利 益 536 億円 350 億円 △34.7%
<売上高の状況>
モノづくり現場の課題解決に向けたソリューション提案を引き続き強化します。さらに、
新型コロナウイルス感染症影響により益々強まる自動化・省人化ニーズへの対応に注力しま
す。一方で、デジタル業界では、第 1 四半期に増加した需要が落ち着くと想定しています。
また、自動車業界では、設備投資需要の回復に時間を要すると見ています。以上の厳しい事
業環境の継続、および円高による為替の影響を受けることから、当期の売上高は前期比で大
幅な減少を見込みます。
<営業利益の状況>
売上高の減少や円高の影響などにより、当期の営業利益は前期比で大幅な減少を見込みま
す。
EMC(電子部品事業)
2020 年 3 月期 2021 年 3 月期 増減率
外部顧客に対する
884 億円 760 億円 △14.0%
売 上 高
営 業 利 益 9 億円 5 億円 △45.5%
<売上高の見通し>
新型コロナウイルス感染症の影響が継続し、特に、自動車業界の市況回復には時間を要す
ると見ています。民生向けでも厳しい事業環境が続くと見込んでいますが、顧客の新たなニ
ーズを着実に取り込んでいきます。これらの結果、当期の売上高は前期比で大幅な減少を見
込みます。
<営業利益の見通し>
売上高の減少や円高の影響などにより、当期の営業利益は前期比で減少を見込みます。
-7-
オムロン㈱(6645)
2021 年 3 月期 第 1 四半期決算短信
SSB(社会システム事業)
2020 年 3 月期 2021 年 3 月期 増減率
外部顧客に対する
1,160 億円 930 億円 △19.8%
売 上 高
営 業 利 益 109 億円 50 億円 △53.9%
(注) 環境事業の SSB への移管およびバックライト事業の収束により、2021 年 3 月期より、「その他」の事業セグメントを
「SSB」の事業セグメント及び「消去調整他」に含め、IAB、EMC、SSB、HCB の 4 セグメントで開示しています。こ
れに伴い、2020 年 3 月期を新管理区分に組み替えて表示しています。
<売上高の見通し>
駅務システム事業では、顧客の旅客収入の減少の影響で投資が大幅に見直されると見てい
ます。また、エネルギーコンポ事業では蓄電システム市場は拡大傾向であるものの、新型コ
ロナウイルス感染症の影響で、顧客の営業活動が制限されて販売が低調に推移すると見てい
ます。これらの結果、当期の売上高は前期比で大幅な減少を見込みます。
<営業利益の見通し>
売上高の減少などにより、当期の営業利益は前期比で大幅な減少を見込みます。
HCB(ヘルスケア事業)
2020 年 3 月期 2021 年 3 月期 増減率
外部顧客に対する
1,120 億円 1,120 億円 +0.0%
売 上 高
営 業 利 益 135 億円 150 億円 +11.1%
<売上高の見通し>
新型コロナウイルス感染症の拡大によってグローバルで人々の健康管理ニーズが高まり、
血圧計・体温計の需要が増加するものと見ています。また、外出制限などが継続する中で、
オンラインチャネルでの販売を拡大します。一方で、円高による為替の影響も見込んでいま
す。これらの結果、当期の売上高は前期比で横ばいを見込みます。
<営業利益の見通し>
高付加価値商品の販売増加による売上総利益率の改善などにより、当期の営業利益は前期
比で大幅な増加を見込みます。
○ 財政状況の見通し
当期においては、需要変動に対応した運転資金の適切な管理を継続すると共に、アフターコロナ
を見据えた将来の成長につながる設備投資・投融資を厳選して実施してまいります。また、財務活
動では、グローバル経済・金融情勢を鑑みながらグループ全体で適切な資金配置を行ってまいりま
す。
当第 1 四半期末の現金及び現金同等物の残高は、1,959 億円であり、第 2 四半期以降の事業活動
に十分な資金を維持できていると考えています。
-8-
オムロン㈱(6645)
2021年3月期 第1四半期決算短信
3.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1) 四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
期 別 前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
科 目 金 額 構成比 金 額 構成比
% %
( 資 産 の 部 )
流 動 資 産 447,139 59.0 434,586 58.5
現 金 及 び 現 金 同 等 物 185,533 195,885
受 取 手 形 及 び 売 掛 金 134,786 106,746
貸 倒 引 当 金 △ 759 △ 766
た な 卸 資 産 104,301 109,726
売 却 予 定 資 産 441 447
そ の 他 の 流 動 資 産 22,837 22,548
有 形 固 定 資 産 114,526 15.1 111,837 15.1
土 地 20,446 20,422
建 物 及 び 構 築 物 129,110 123,350
機 械 そ の 他 147,038 146,866
建 設 仮 勘 定 5,467 4,526
減 価 償 却 累 計 額 △ 187,535 △ 183,327
投 資 そ の 他 の 資 産 196,459 25.9 196,190 26.4
オ ペ レー ティ ング ・リ ース
使 用 権 資 産 30,327 29,870
の れ ん 38,568 38,131
関 連 会 社 に 対 す る
29,251 28,731
投 資 及 び 貸 付 金
投 資 有 価 証 券 25,782 28,109
施 設 借 用 保 証 金 7,486 7,401
繰 延 税 金 37,416 36,890
そ の 他 の 資 産 27,629 27,058
資 産 合 計 758,124 100.0 742,613 100.0
-9-
オムロン㈱(6645)
2021年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
期 別 前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
科 目 金 額 構成比 金 額 構成比
% %
( 負 債 の 部 )
流 動 負 債 151,299 20.0 128,964 17.4
支払手形及び買掛金・未払金 64,496 59,809
未 払 費 用 37,179 27,445
未 払 税 金 2,516 3,019
短期オペレーティング・リース負債 11,070 10,979
そ の 他 の 流 動 負 債 36,038 27,712
繰 延 税 金 1,717 0.2 1,555 0.2
退 職 給 付 引 当 金 40,236 5.3 39,020 5.3
長 期 オ ペ レ ー テ ィ ン グ ・ リ ー ス 負債 19,820 2.6 19,916 2.7
そ の 他 の 固 定 負 債 12,463 1.6 12,572 1.6
負 債 の 部 合 計 225,535 29.7 202,027 27.2
( 純 資 産 の 部 )
株 主 資 本 530,415 70.0 538,573 72.5
資 本 金 64,100 8.5 64,100 8.6
資 本 剰 余 金 100,521 13.3 100,649 13.5
利 益 準 備 金 20,981 2.8 22,307 3.0
そ の 他 の 剰 余 金 451,768 59.6 460,131 62.0
その他の包括利益(△損失)累計額 △ 83,606 △ 11.0 △ 83,822 △ 11.3
為 替 換 算 調 整 額 △ 31,408 △ 32,138
退 職 年 金 債 務 調 整 額 △ 52,250 △ 51,548
デ リ バ テ ィ ブ 純 損 益 52 △ 136
自 己 株 式 △ 23,349 △ 3.2 △ 24,792 △ 3.3
非 支 配 持 分 2,174 0.3 2,013 0.3
純 資 産 の 部 合 計 532,589 70.3 540,586 72.8
負債及び純資産合計 758,124 100.0 742,613 100.0
-10-
オムロン㈱(6645)
2021年3月期 第1四半期決算短信
(2) 四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
期 別 前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
自 2019年4月1日 自 2020年4月1日
至 2019年6月30日 至 2020年6月30日
科 目 金 額 百分比 金 額 百分比
% %
売 上 高 160,037 100.0 146,465 100.0
売 上 原 価 88,512 55.3 80,086 54.7
売 上 総 利 益 71,525 44.7 66,379 45.3
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 49,915 31.2 43,647 29.8
試 験 研 究 開 発 費 11,578 7.2 10,269 7.0
営 業 利 益 10,032 6.3 12,463 8.5
その他費用(△収益)-純額- △ 927 △ 0.5 △ 816 △ 0.6
継 続 事 業 税 引 前 四 半 期 純 利 益 10,959 6.8 13,279 9.1
法 人 税 等 2,659 1.7 3,535 2.4
持 分 法 投 資 損 益 ( △ 利 益 ) 473 0.2 △ 13 △ 0.0
継 続 事 業 四 半 期 純 利 益 7,827 4.9 9,757 6.7
非 継 続 事 業 四 半 期 純 利 益 785 0.5 ― ―
四 半 期 純 利 益 8,612 5.4 9,757 6.7
非 支 配 持 分 帰 属 損 益 72 0.1 67 0.1
当 社 株 主 に 帰 属 す る
8,540 5.3 9,690 6.6
四 半 期 純 利 益
(注)前第1四半期連結累計期間の四半期純利益および当社株主に帰属する四半期純利益には、非継続事業
四半期純利益を含めています。
-11-
オムロン㈱(6645)
2021年3月期 第1四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
期 別 前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
自 2019年4月1日 自 2020年4月1日
至 2019年6月30日 至 2020年6月30日
科 目 金 額 金 額
四 半 期 純 利 益 8,612 9,757
その他の包括利益(△損失)-税効果考慮後
為 替 換 算 調 整 額 △ 10,788 △ 728
退 職 年 金 債 務 調 整 額 19,139 702
デ リ バ テ ィ ブ 純 損 益 △ 123 △ 188
そ の 他 の 包 括 利 益 ( △ 損 失 ) 計 8,228 △ 214
四 半 期 包 括 利 益 16,840 9,543
(内訳)
非支配持分に帰属する四半期包括利益 43 69
当社株主に帰属する四半期包括利益 16,797 9,474
(注)前第1四半期連結累計期間の四半期純利益には、非継続事業四半期純利益を含めています。
-12-
オムロン㈱(6645)
2021年3月期 第1四半期決算短信
(3) 四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
期 別 前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
自 2019年4月1日 自 2020年4月1日
科 目 至 2019年6月30日 至 2020年6月30日
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー
1. 四 半 期 純 利 益 8,612 9,757
2. 営 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー と
四 半 期 純 利 益 の 調 整
(1) 減 価 償 却 費 7,196 6,016
(2) 固 定 資 産 除 売 却 益 ( 純 額 ) △ 20 △ 15
(3) 投 資 有 価 証 券 評 価 益 ( 純 額 ) △ 68 △ 1,942
(4) 退 職 給 付 引 当 金 628 △ 148
(5) 繰 延 税 金 903 336
(6) 持 分 法 投 資 損 益 ( △ 利 益 ) 473 △ 13
(7) 資 産 ・ 負 債 の 増 減
①受 取 手 形 及 び 売 掛 金 の 減 少 26,388 28,039
②た な 卸 資 産 の 増 加 △ 7,324 △ 5,546
③そ の 他 の 資 産 の 減 少 ( △ 増 加 ) △ 8,131 931
④支払手形及び買掛金・未払金の減少 △ 6,788 △ 3,688
⑤未 払 税 金 の 増 加 ( △ 減 少 ) △ 1,093 480
⑥未払費用及びその他流動負債の減少 △ 3,153 △ 7,425
(8) そ の 他 ( 純 額 ) △ 464 8,547 722 17,747
営業活動によるキャッシュ・フロー 17,159 27,504
Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー
1. 投 資 有 価 証 券 の 売 却 に よ る 収 入 933 0
2. 投 資 有 価 証 券 の 取 得 △ 1,019 △ 307
3. 資 本 的 支 出 △ 7,015 △ 4,855
4. 施 設 借 用 保 証 金 の 減 少 ( 純 額 ) 15 84
5. 有 形 固 定 資 産 の 売 却 に よ る 収 入 478 432
6. そ の 他 ( 純 額 ) 333 0
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 6,275 △ 4,646
Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー
1. 短 期 債 務 の 減 少 ( 純 額 ) △ 7 △ 1,166
2. 親 会 社 の 支 払 配 当 金 △ 8,625 △ 8,481
3. 非 支 配 株 主 へ の 支 払 配 当 金 △ 162 △ 230
4. 自 己 株 式 の 取 得 △ 4 △ 1,446
5. そ の 他 ( 純 額 ) 29 △ 14
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 8,769 △ 11,337
Ⅳ換 算 レ ー ト 変 動 の 影 響 △ 2,021 △ 1,169
現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 増 減 額 94 10,352
期 首 現 金 及 び 現 金 同 等 物 残 高 110,250 185,533
四 半 期 末 現 金 及 び 現 金 同 等 物 残 高 110,344 195,885
非 継 続 事 業 に 係 る 四 半 期 末 現 金
7,544 ―
及 び 現 金 同 等 物 残 高 ( 控 除 )
継 続 事 業 に 係 る 四 半 期 末 現 金
102,800 195,885
及 び 現 金 同 等 物 残 高
営業活動によるキャッシュ・フローの追記
1. 支 払 利 息 の 支 払 額 76 42
2. 法 人 税 等 の 支 払 額 7,280 3,251
キャッシュ・フローを伴わない投資及び財務活動の追記
1. 資 本 的 支 出 に 関 連 す る 債 務 4,679 2,432
(注)前第1四半期連結累計期間における連結キャッシュ・フロー計算書上、非継続事業のキャッシュ・フローは独立表示せず
に継続事業のキャッシュ・フローと合算して表示しています。
-13-
オムロン㈱(6645)
2021年3月期 第1四半期決算短信
(4) 四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計上の見積りの変更)
2021年3月期より、これまで定率法を採用していた当社および国内連結子会社につきまして、定額法に変更しています。
当社グループは、これまで、2011年にスタートした長期ビジョン「Value Generation 2020」および中期経営計画(VG2.0)の
成長戦略に基づき、注力ドメインであるIAB(制御機器事業)、HCB(ヘルスケア事業)およびSSB(社会システム事業)を中心に
生産・開発拠点への投資を実施しており、前連結会計年度には、当社野洲事業所及び桂川事業所の増築やオムロンヘルスケア株
式会社松阪工場の建替えを行いました。また、EMC(電子部品事業)では、グローバル生産体制の構築のために生産拠点統廃合や
生産ラインの集約などを進めました。さらには、AEC(車載事業)の売却などによる事業ポートフォリオの見直しも進めてきまし
た。これらの結果、今後、当社および国内連結子会社における設備の安定的な稼働と、設備投資や修繕維持費の平準化が見込まれ
ます。
以上の状況を契機として、定額法による減価償却方法が、安定的な設備の稼働が見込まれる有形固定資産の使用実態をより適切
に反映する方法であると判断し、変更を実施しました。なお、この減価償却方法の変更については、FASB会計基準書250「会計上
の変更及び誤謬の修正」に基づき会計上の見積りの変更として取扱い、変更による影響は将来にわたり認識されます。
この変更により、従来と比較して当第1四半期連結累計期間の減価償却費は379百万円減少し、当社株主に帰属する四半期純利益
および1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益は、それぞれ288百万円および1円43銭増加しました。
-14-
オムロン㈱(6645)
2021年3月期 第1四半期決算短信
(セグメント情報)
[事業の種類別セグメント情報]
前第1四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日) (単位:百万円)
IAB EMC SSB HCB 計 消去調整他 連結
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高 89,121 22,988 17,253 27,708 157,070 2,967 160,037
(2)セグメント間の内部売上高 1,330 11,317 2,029 6 14,682 △ 14,682 -
計 90,451 34,305 19,282 27,714 171,752 △ 11,715 160,037
営 業 費 用 77,175 34,300 20,637 24,315 156,427 △ 6,422 150,005
営 業 利 益 ( △ 損 失 ) 13,276 5 △ 1,355 3,399 15,325 △ 5,293 10,032
(注) 環境事業のSSBへの移管およびバックライト事業の収束により、2021年3月期より、「その他」の事業セグメントを「SSB」の
事業セグメントおよび「消去調整他」に含め、IAB、EMC、SSB、HCBの4セグメントで開示しています。これに伴い、
前第1四半期連結累計期間を新管理区分に組み替えて表示しています。
当第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日) (単位:百万円)
IAB EMC SSB HCB 計 消去調整他 連結
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高 82,050 17,961 18,102 26,574 144,687 1,778 146,465
(2)セグメント間の内部売上高 1,245 10,818 1,782 124 13,969 △ 13,969 -
計 83,295 28,779 19,884 26,698 158,656 △ 12,191 146,465
営 業 費 用 69,488 28,698 20,742 22,215 141,143 △ 7,141 134,002
営 業 利 益 ( △ 損 失 ) 13,807 81 △ 858 4,483 17,513 △ 5,050 12,463
(注) 当社グループでは、有形固定資産の減価償却方法について、2021年3月期より、当社および国内連結子会社につきまし
て、従来の定率法から定額法に変更しています。この変更による営業費用の前期比減少額(IAB 83百万円、EMC 67百万
円、SSB 60百万円、HCB 66百万円、消去調整他103百万円、合計379百万円)につきましては、 各事業セグメントに配
賦せず、合計379百万円の全額を消去調整他に計上しています。
[所在地別売上高]
前第1四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日) (単位:百万円)
IAB EMC SSB HCB 計 消去調整他 連結
主たる地域市場(外部顧客)
日本 33,026 5,472 17,182 5,183 60,863 2,604 63,467
米州 7,799 3,750 - 5,884 17,433 - 17,433
欧州 18,344 3,998 - 4,548 26,890 - 26,890
中華圏 20,165 6,480 60 9,338 36,043 352 36,395
東南アジア他 9,709 3,255 - 2,624 15,588 - 15,588
直接輸出 78 33 11 131 253 11 264
計 89,121 22,988 17,253 27,708 157,070 2,967 160,037
(注) 環境事業のSSBへの移管およびバックライト事業の収束により、2021年3月期より、「その他」の事業セグメントを「SSB」の
事業セグメントおよび「消去調整他」に含め、IAB、EMC、SSB、HCBの4セグメントで開示しています。これに伴い、
前第1四半期連結累計期間を新管理区分に組み替えて表示しています 。
当第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日) (単位:百万円)
IAB EMC SSB HCB 計 消去調整他 連結
主たる地域市場(外部顧客)
日本 29,870 4,804 18,060 5,703 58,437 1,442 59,879
米州 6,642 2,229 - 5,499 14,370 - 14,370
欧州 13,295 2,243 - 4,752 20,290 - 20,290
中華圏 23,169 6,405 28 8,275 37,877 336 38,213
東南アジア他 9,061 2,253 - 2,255 13,569 - 13,569
直接輸出 13 27 14 90 144 0 144
計 82,050 17,961 18,102 26,574 144,687 1,778 146,465
(注)日本以外の区分に属する主な国または地域
(1) 米州………………米国・カナダ・ブラジル
(2) 欧州………………オランダ・英国・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン
(3) 中華圏……………中国・香港・台湾
(4) 東南アジア他……シンガポール・韓国・インド・豪州
(5) 直接輸出…………直送輸出取引
-15-
オムロン㈱(6645)
2021年3月期 第1四半期決算短信
4.補足情報
(1)連結業績概要
第 1 四 半 期 累 計 通 期
2020年3月期 2021年3月期 2021年3月期
前年同期比 2020年3月期 前期比
第1四半期 第1四半期 予想
売 上 高 百万円 160,037 146,465 91.5% 677,980 590,000 87.0%
営 業 利 益 百万円 10,032 12,463 124.2% 54,760 30,000 54.8%
(率) (%) (6.3%) (8.5%) (+2.2P) (8.1%) (5.1%) (△3.0P)
継続事業税引前四半期(当期)純利益 百万円 10,959 13,279 121.2% 51,836 25,000 48.2%
(率) (%) (6.8%) (9.1%) (+2.3P) (7.6%) (4.2%) (△3.4P)
当 社 株 主 に 帰 属 す る 百万円
四 半 期 ( 当 期 ) 純 利 益
8,540 9,690 113.5% 74,895 16,500 22.0%
1 株 当 た り 当 社 株 主 に 円 銭
帰属する四半期(当期)純利益
41円59銭 48円03銭 +6円44銭 365円26銭 81円81銭 △283円45銭
総 資 産 百万円 752,396 742,613 98.7% 758,124
株 主 資 本 百万円 521,176 538,573 103.3% 530,415
( 株 主 資 本 比 率 ) (%) (69.3%) (72.5%) (+3.2P) (70.0%)
1 株 当 た り 株 主 資 本 円 銭 2,537円85銭 2,670円52銭 +132円67銭 2,626円62銭
営 業 活 動 に よ る 百万円 17,159 27,504 +10,345 89,787
キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー
投 資 活 動 に よ る 百万円 △6,275 △4,646 +1,629 28,639
キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー
財 務 活 動 に よ る 百万円 △8,769 △11,337 △2,568 △29,430
キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー
継続事業に係る四半期末現金及び 百万円 102,800 195,885 +93,085 185,533
現 金 同 等 物 残 高
(注1)連結子会社数は130社、持分法適用関連会社数は19社です。
(注2)2020年3月期第1四半期および2020年3月期の当社株主に帰属する四半期(当期)純利益および1株当たり当社株主に
帰属する四半期(当期)純利益には、非継続事業四半期(当期)純利益を含めています。なお、非継続事業四半期
(当期)純利益を除いて算定した2020年3月期第1四半期および2020年3月期の当社株主に帰属する四半期(当期)
純利益と1株当たり当社株主に帰属する四半期(当期)純利益は次のとおりです。
非継続事業四半期(当期)純利益を除いた当社株主に帰属する四半期(当期)純利益
2020年3月期第1四半期 78億円(2021年3月期第1四半期における前年同期比 125.0%)
2020年3月期 392億円(2021年3月期予想における前期比 42.1%)
非継続事業四半期(当期)純利益を除いた1株当たり当社株主に帰属する四半期(当期)純利益
2020年3月期第1四半期 37円76銭(2021年3月期第1四半期における前年同期比 +10円27銭)
2020年3月期 191円00銭(2021年3月期予想における前期比 △109円19銭)
-16-
オムロン㈱(6645)
2021年3月期 第1四半期決算短信
(2)連結セグメント別売上高実績
(単位:億円)
2020年3月期 2021年3月期
前年同期比
第1四半期累計 第1四半期累計
日 本 330 299 90.4%
米 州 78 66 85.2%
欧 州 183 133 72.5%
IAB 中 華 圏 202 232 114.9%
東南アジア 他 97 91 93.3%
直 接 輸 出 1 0 16.7%
計 891 821 92.1%
日 本 55 48 87.8%
米 州 38 22 59.4%
欧 州 40 22 56.1%
EMC 中 華 圏 65 64 98.8%
東南アジア 他 33 23 69.2%
直 接 輸 出 0 0 81.8%
計 230 180 78.1%
日 本 172 181 105.1%
米 州 ― ― ―
欧 州 ― ― ―
SSB 中 華 圏 1 0 46.7%
東南アジア 他 ― ― ―
直 接 輸 出 0 0 127.3%
計 173 181 104.9%
日 本 52 57 110.0%
米 州 59 55 93.5%
欧 州 45 48 104.5%
HCB 中 華 圏 93 83 88.6%
東南アジア 他 26 23 85.9%
直 接 輸 出 1 1 68.7%
計 277 266 95.9%
日 本 26 14 55.4%
米 州 ― ― ―
欧 州 ― ― ―
消去調整他 中 華 圏 4 3 95.5%
東南アジア 他 ― ― ―
直 接 輸 出 0 0 0.0%
計 30 18 59.9%
日 本 635 599 94.3%
米 州 174 144 82.4%
欧 州 269 203 75.5%
合計 中 華 圏 364 382 105.0%
東南アジア 他 156 136 87.0%
直 接 輸 出 3 1 54.5%
計 1,600 1,465 91.5%
(注) 環境事業のSSBへの移管およびバックライト事業の収束により、2021年3月期より、「その他」の
事業セグメントを「SSB」の事業セグメントおよび「消去調整他」に含め、IAB、EMC、SSB、
HCBの4セグメントで開示しています。これに伴い、2020年3月期第1四半期累計を新管理区分
に組み替えて表示しています。
-17-
オムロン㈱(6645)
2021年3月期 第1四半期決算短信
(3)連結セグメント別営業利益実績
(単位:億円)
2020年3月期 2021年3月期
前年同期比
第1四半期累計 第1四半期累計
IAB 133 138 104.0%
EMC 0 1 1620.0%
SSB △14 △9 ―
HCB 34 45 131.9%
消去調整他 △53 △51 ―
合計 100 125 124.2%
(注) 環境事業のSSBへの移管およびバックライト事業の収束により、2021年3月期より、「その他」の
事業セグメントを「SSB」の事業セグメントおよび「消去調整他」に含め、IAB、EMC、SSB、
HCBの4セグメントで開示しています。これに伴い、2020年3月期第1四半期累計を新管理区分
に組み替えて表示しています。
(4)期中平均為替レート実績
(1外貨当たり 円)
2020年3月期 2021年3月期
前年同期比
第1四半期累計 第1四半期累計
米ドル 110.7 107.9 △2.8
ユーロ 123.6 118.3 △5.3
人民元 16.3 15.1 △1.2
-18-
オムロン㈱(6645)
2021年3月期 第1四半期決算短信
(5)連結セグメント別売上高予想
(単位:億円)
2021年3月期
2020年3月期 前期比
予想
日 本 1,400 1,185 84.6%
米 州 326 260 79.8%
欧 州 718 565 78.7%
IAB 中 華 圏 688 710 103.2%
東南アジア 他 394 345 87.6%
直 接 輸 出 2 5 250.0%
計 3,528 3,070 87.0%
日 本 228 200 87.7%
米 州 136 110 80.9%
欧 州 151 120 79.5%
EMC 中 華 圏 241 230 95.4%
東南アジア 他 125 100 80.0%
直 接 輸 出 2 ― ―
計 884 760 86.0%
日 本 1,152 920 79.9%
米 州 ― ― ―
欧 州 ― ― ―
SSB 中 華 圏 3 5 166.7%
東南アジア 他 ― ― ―
直 接 輸 出 5 5 100.0%
計 1,160 930 80.2%
日 本 261 265 101.5%
米 州 216 210 97.2%
欧 州 217 215 99.1%
HCB 中 華 圏 314 320 101.9%
東南アジア 他 108 105 97.2%
直 接 輸 出 4 5 125.0%
計 1,120 1,120 100.0%
日 本 74 15 20.3%
米 州 ― ― ―
欧 州 ― ― ―
消去調整他 中 華 圏 14 5 35.7%
東南アジア 他 ― ― ―
直 接 輸 出 ― ― ―
計 89 20 22.5%
日 本 3,115 2,585 83.0%
米 州 678 580 85.5%
欧 州 1,085 900 82.9%
合計 中 華 圏 1,261 1,270 100.7%
東南アジア 他 627 550 87.7%
直 接 輸 出 14 15 107.1%
計 6,780 5,900 87.0%
(注) 環境事業のSSBへの移管およびバックライト事業の収束により、2021年3月期より、「その他」の
事業セグメントを「SSB」の事業セグメントおよび「消去調整他」に含め、IAB、EMC、SSB、
HCBの4セグメントで開示しています。これに伴い、2020年3月期を新管理区分に組み替えて
表示しています。
-19-
オムロン㈱(6645)
2021年3月期 第1四半期決算短信
(6)連結セグメント別営業利益予想
(単位:億円)
2021年3月期
2020年3月期 前期比
予想
IAB 536 350 65.3%
EMC 9 5 54.5%
SSB 109 50 46.1%
HCB 135 150 111.0%
消去調整他 △241 △255 ―
合計 548 300 54.8%
(注) 環境事業のSSBへの移管およびバックライト事業の収束により、2021年3月期より、「その他」の
事業セグメントを「SSB」の事業セグメントおよび「消去調整他」に含め、IAB、EMC、SSB、
HCBの4セグメントで開示しています。これに伴い、2020年3月期を新管理区分に組み替えて
表示しています。
(7)期中平均為替レート予想
(1外貨当たり 円)
2021年3月期
2020年3月期 前期比
予想
米ドル 109.1 106.5 △2.6
ユーロ 121.2 119.6 △1.6
人民元 15.7 15.0 △0.7
-20-