6634 J-ネクスG 2020-07-14 15:00:00
新型コロナウイルス感染症の影響による連結業績予想修正に関するお知らせ [pdf]

                                                            2020 年7月 14 日

各     位
                                    会 社 名        株 式 会 社ネ ク スグ ル ープ
                                    代 表 者 名      代表取締役社長 秋山 司
                                               (JASDAQ・コード 6634)
                                    問 合 せ 先
                                    役職・氏名        代表取締役副社長       石原 直樹
                                    電     話                   03-5766-9870

新型コロナウイルス感染症の影響による連結業績予想修正に関するお知らせ

 この度の新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げま
すとともに、罹患された方々には心よりお見舞い申し上げます。また、医療従事者をはじめとする感
染拡大の抑制にご尽力されている皆さまに深く感謝申し上げます。
 当社は、新型コロナウイルス感染症の拡大による当社グループへの影響をふまえ、2020年1月17日
に公表した連結業績予想を未定とすることといたしましたので、下記のとおり、お知らせいたしま
す。

                                記

1.当期の連結業績予想数値の修正(2019 年 12 月1日~2020 年 11 月 30 日)

                            連結営業     連結経常     親会社株主に帰属する       1株当たり
                  連結売上高
                             利益       利益        当期純利益         連結当期純利益

                    百万円      百万円       百万円          百万円                円     銭
    前回発表予想(A)
                    9,321      92        93             9               0.63


    今回修正予想(B)       (未定)     (未定)     (未定)          (未定)              (未定)



    増 減 額(B-A)        ―        ―         ―              ―                    ―



    増 減 率( % )        ―        ―         ―              ―                    ―


(ご参考)前期連結実績
                    9,670    △633      △678        △1,272            △85.40
 (2019 年 11 月期)


2.連結業績予想修正の理由
 2020年11月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が解除さ
れましたが、経済活動の停滞や個人消費の動向等に加えて、いまだ世界中で感染者数が拡大している
ことから先行き不透明な状況であります。
 このような環境の中、インターネット旅行事業では、2月以降に申込数の減少とキャンセルが発生
し、年間を通して一番の売上を予定していたゴールデンウィークを含む当該第2四半期の売上が大幅

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に減少しております。
 また、ブランドリテールプラットフォーム事業の中でも、店舗事業においては、3月の営業自粛要
請による時短営業及び来店客数減少により売上が減少し、加えて4月7日の緊急事態宣言により株式
会社チチカカの運営する72店舗(全店舗数の80%)が休業となり、この結果、週間売上が前年比で最
大10%未満まで減少いたしました。

 対して、IoT関連事業では、今般の新型コロナウイルス感染症対策として、在宅勤務などのテレワー
クの導入企業の増加に伴い通信端末の販売が伸長しており、売上・利益ともに大きく増加しておりま
す。
 そして、ブランドリテールプラットフォーム事業全体では、前年度に実施した経費削減の各取り組
みによる販管費の圧縮効果や、巣ごもり需要対策としてオンライン事業を強化した結果、オンライン
店舗売上は計画比150%と伸長しております。

 今後の展望につきましては、IoT関連事業では、文部科学省が2019年12月に発表した「GIGAスクール
構想」*1に伴う、通信機器の需要の取り込みに向け、新たなパッケージサービスの開発や連携を行っ
てまいります。

*1「GIGAスクール構想」とは、国内において、子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境の実
現に向け、まずは、令和時代のスタンダードとして1人1台端末環境と、高速大容量の通信ネットワーク、教育ソフト
ウェア等を一体的に整備するという文部科学省の取り組み


 インターネット旅行事業については、同事業のビジネスモデル(旅行の提案・プランニングを旅の
エキスパートであるSOHO型の旅行コンサルタントであるトラベルコンシェルジュが行い、旅行が成約
となった場合に、その料金の一部をコンシェルジュに支払う)の特性として、約400名のトラベルコン
シェルジュを管理するスタッフが数名在籍する程度となっております。また、旅行商品の販売はイン
ターネットを通して行い、リアルの店舗は有さないため固定費の割合は年間総費用の10%強と非常に
小さく、同業他社と比較すると損益への影響は限定的です。加えて、国内旅行需要喚起策である
「GoToトラベルキャンペーン」を積極的に活用し、夏休み、シルバーウィークの需要の取り込みを積
極的に行っております。
 ブランドリテールプラットフォーム事業につきましては、5月末の緊急事態宣言明けより需要が戻
ってきており、6月には創業以来初めてとなる創業祭イベントを行うなど需要喚起を行ってまいりま
す。
 しかしながら、国内外において、いまだ新型コロナウイルスの感染者数にも大きな増減があるた
め、新型コロナウイルス収束の目処は立っておらず、予断を許さない状況であります。
 これらをふまえて、業績予想数値に対する新型コロナウイルス感染症の影響など現在の経営環境等
の変化を鑑みると、今後における新型コロナウイルス感染症が及ぼす影響額については、連結業績数
値として緊急事態宣言による売上の減少は予想されるものの、今後の取り組みを見込んだ正確な予測
を立てることが非常に難しいと言えます。
 よって、現時点では適正かつ合理的に見積もることが困難なため、2020年1月17日に公表した業績
予想の数値については一旦取り下げ、未定とさせていただきます。なお、新たな業績予想につきまし
ては、適正かつ合理的な算定が可能になった時点で速やかに開示してまいります。
                                              以 上




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