6619 WSCOPE 2020-03-26 08:30:00
継続企業の前提に関する事項の注記についてのお知らせ [pdf]

                                                              2020 年 3 月 26 日
    各   位

                                       会 社 名    ダブル・スコープ株式会社
                                       代表者名     代表取締役社長 崔 元 根
                                       (コ ー ド 番 号 6619 東 証 第 一 部 )
                                       問合せ先      取締役 大 内 秀 雄
                                       ( T E L   0 3 -   5 4 3 6 -   7 1 5 5 )



            継続企業の前提に関する事項の注記についてのお知らせ


 当社は、明日 3 月 27 日に提出予定の 2019 年 12 月期有価証券報告書において、継続企業の前提に関する事項
を下記のとおり注記することと致しましたのでお知らせします。

                                   記

 当社グループは当連結会計年度において 2 期連続で営業損失を計上しております。また、継続して経常損失を
計上したこと等により、当社の長期借入金及び連結子会社の転換社債型新株予約権付社債の財務制限条項等に抵
触しており、同財務制限条項等が適用された場合、 長期借入金等に係る期限の利益を喪失することとなります。こ
れらの状況から、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせる状況が存在しています。

 当社グループはこのような状況を解消すべく、先に締結した顧客との長期供給量の合意に基づくハイエンド車
載用電池向け等の出荷拡大や製造ラインの稼働率上昇等によるコスト低減による来期の黒字化に向けて取り組ん
でおります。また、資金面では、来期以降の事業計画等をもとに各金融機関等に対し説明を行い、その結果、韓国
子会社 2 社(W-SCOPE KOREA CO.,LTD.、W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.による当社借入金に対
する保証差入及び当社借入金の返済条件の見直しと担保設定の条件を満たすことを前提にすべての金融機関等か
ら期限の利益喪失請求権の行使についてウェイブする旨の合意を得ております。金融機関から提示されたウェイ
ブの条件を含め、今後 1 年に必要となる資金の調達の一部については既に金融機関の合意を得ておりますが、本
年 3 月以降の外部環境の変化に伴い当社の株価が急激に下落し、当初見込んでいた調達額に不足が生じる見込み
となったため、複数の金融機関等との間で追加的な資金調達について具体的な協議を進めています。

 また、W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.による当社借入金に対する保証差入については同社の社債
権者の同意が必要とされており、社債権者の同意を得るべく手続きを進めています。

 これらの状況に鑑み、現時点において、継続企業の前提に関する重要な疑義を解消すべく取り組んでいる当社
の対応策は実施途上にあり、今後の事業進捗や追加的な資金調達の状況等によっては、今後の資金繰りに重要な
影響を及ぼす可能性があることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在するものと認識しておりま
す。

 なお、連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、このような継続企業の前提に関する重要な不確実
性の影響を連結財務諸表に反映しておりません。

                                                                       以    上