6619 WSCOPE 2020-02-28 16:00:00
(訂正・数値データ訂正)「2019年12月期決算短信[日本基準](連結)の一部訂正について [pdf]

                                        ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表




                                                                              2020年2月28日


 各   位
                                                   会 社 名       ダブル・スコープ株式会社
                                                   代表者名        代表取締役社長         崔    元 根
                                                               (コード:6619、東証第1部)
                                                   問合せ先        取締役    大 内   秀 雄
                                                               (TEL.03-5436-7155)


         (訂正・数値データ訂正)「2019年12月期決算短信[日本基準](連結)の一部訂正について
             数値データ訂正)        月期決算短信[日本基準]

     当社は、2020年2月13日に発表いたしましたした「2019年12月期決算短信[日本基準](連結)」の一部について訂
  正すべき事項がありましたので、下記のとおりお知らせします。また、数値データにも訂正がありましたので、訂
  正後の数値データにつきましても送信いたします。なお、訂正箇所には、適宜、下線を付して表示しております。
      
                                        記


 1.訂正の理由
     当社は、当連結会計年度において韓国子会社の転換社債を株式に転換しています。当社の連結決算上、親子会社
  間の内部取引については、IFRSに基づく韓国子会社の会計処理と当社の会計処理を調整の上、相殺消去していま
  す。今回、上記の転換社債に関する連結決算上の内部取引消去に誤りがあることが判明したため、これを訂正する
  ものです。


 2.訂正の内容
   サマリー情報
 1.2019年12月期の連結業績(2019年1月1日~2019年12月31日)

(訂正前)
(1)連結経営成績                                                       (%表示は対前期増減率)
                                                                  親会社株主に帰属する
                   売上高            営業利益                 経常利益
                                                                     当期純利益
                百万円         %     百万円      %           百万円     %      百万円    %
  2019年12月期     13,167    50.8   △3,286    -          △3,804   -     △3,371  -
  2018年12月期      8,731  △8.3     △3,348    -          △3,305   -     △2,861  -
(注) 包括利益      2019年12月期△5,325 百万円(-       %)        2018年12月期△5,048 百万円(-   %)
                            潜在株式調整後
             1株当たり                       自己資本               総資産               売上高
                              1株当たり
             当期純利益                      当期純利益率             経常利益率             営業利益率
                              当期純利益
                     円 銭          円 銭            %                   %                 %
  2019年12月期       △103.84            -        △20.4                △6.5             △25.0
  2018年12月期        △91.53            -        △14.1                △7.0             △38.3
(参考) 持分法投資損益 2019年12月期―          百万円    2018年12月期―               百万円

(2)連結財政状態
                   総資産             純資産               自己資本比率             1株当たり純資産
                        百万円                 百万円                    %                 円 銭
  2019年12月期             70,127              15,245               21.7               418.31
  2018年12月期             47,496              17,844               37.5               569.12
(参考) 自己資本       2019年12月期15,213   百万円        2018年12月期17,813     百万円

(3)連結キャッシュ・フローの状況
                                                ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


               営業活動による              投資活動による                財務活動による           現金及び現金同等物
              キャッシュ・フロー            キャッシュ・フロー              キャッシュ・フロー             期末残高
                     百万円                   百万円                   百万円                 百万円
  2019年12月期         △2,331               △16,225                 25,833              12,619
  2018年12月期           △943                △9,825                  5,644               5,308


(訂正後)
(1)連結経営成績                                                               (%表示は対前期増減率)
                                                                         親会社株主に帰属する
              売上高                  営業利益                   経常利益
                                                                         当期純利益
                    百万円       %        百万円           %        百万円       %          百万円         %
2019年12月期         13,167  50.8   △3,286   -     △3,950   -                        △3,517      -
2018年12月期          8,731 △8.3    △3,348   -     △3,305   -                        △2,861      -
(注) 包括利益        2019年12月期△5,325 百万円(-    %)   2018年12月期△5,048                    百万円(-       %)
                            潜在株式調整後
               1株当たり                     自己資本          総資産                          売上高
                              1株当たり
               当期純利益                    当期純利益率        経常利益率                        営業利益率
                              当期純利益
                      円 銭                 円 銭                %               %                 %
2019年12月期           △108.35             -               △21.3          △6.7                △25.0
2018年12月期            △91.53             -               △14.1          △7.0                △38.3
(参考) 持分法投資損益    2019年12月期―           百万円          2018年12月期―         百万円

(2)連結財政状態
                    総資産                純資産                  自己資本比率           1株当たり純資産
                           百万円                    百万円                   %                   円 銭
2019年12月期               70,127                   15,245              21.7                  418.31
2018年12月期               47,496                   17,844              37.5                  569.12
(参考) 自己資本       2019年12月期15,213      百万円          2018年12月期17,813    百万円

(3)連結キャッシュ・フローの状況
           営業活動による                  投資活動による                財務活動による           現金及び現金同等物
          キャッシュ・フロー                キャッシュ・フロー              キャッシュ・フロー             期末残高
                           百万円                    百万円                百万円                    百万円
2019年12月期                 △2,087                △16,225             25,833                 12,619
2018年12月期                  △943                  △9,825              5,644                  5,308


添付資料   3ページ
1.経営成績の等の概況
(2)当期の財政状態の概況


(訂正前)
(純資産)
 純資産につきましては15,245百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,599百万円の減少となりました。これは主とし
て、親会社株主に帰属する当期純損失の計上3,371百万円、為替換算調整勘定の減少1,954百万円、資本金の増加1,402百
万円、資本剰余金の増加1,402百万円によるものであります。


(訂正後)
(純資産)
 純資産につきましては15,245百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,599百万円の減少となりました。これは主とし
て、親会社株主に帰属する当期純損失の計上3,517百万円、為替換算調整勘定の減少1,808百万円、資本金の増加1,402百
万円、資本剰余金の増加1,402百万円によるものであります。
                              ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表




添付資料3ページ
1.経営成績の等の概況
(3)当期のキャッシュ・フローの概況


(訂正前)
当連結会年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ7,311百万円(+37.7%)増加し、
12,619百万円となりました。主な要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動によるキャッシュ・フローは2,331百万円の支出(前期943百万円の支出)となりました。これは主として、減
価償却費の計上3,953百万円、仕入債務の増加1,014百万円があった一方で、税金等調整前当期純損失の計上3,804百万
円、たな卸資産の増加1,810百万円、売上債権の増加1,593百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動によるキャッシュ・フローは16,225百万円の支出(前期9,825百万円の支出)となりました。これは主として、
有形固定資産の取得による支出16,190百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動によるキャッシュ・フローは25,833百万円の収入(前期5,644百万円の収入)となりました。これは主として、
新株予約権付社債の発行による収入15,988百万円、長期借入れによる収入10,155百万円、新株予約権の行使による株式
の発行による収入2,777百万円、短期借入金の純増加額828百万円があった一方で、長期借入金の返済による支出3,817万
円によるものであります。


(訂正後)
当連結会年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ7,311百万円(+37.7%)増加し、
12,619百万円となりました。主な要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動によるキャッシュ・フローは2,087百万円の支出(前期943百万円の支出)となりました。これは主として、減
価償却費の計上3,953百万円、仕入債務の増加1,014百万円があった一方で、税金等調整前当期純損失の計上3,950百万
円、たな卸資産の増加1,810百万円、売上債権の増加1,593百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動によるキャッシュ・フローは16,225百万円の支出(前期9,825百万円の支出)となりました。これは主として、
有形固定資産の取得による支出16,190百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動によるキャッシュ・フローは25,833百万円の収入(前期5,644百万円の収入)となりました。これは主として、
新株予約権付社債の発行による収入15,988百万円、長期借入れによる収入10,155百万円、新株予約権の行使による株式
の発行による収入2,777百万円、短期借入金の純増加額828百万円があった一方で、長期借入金の返済による支出3,817万
円によるものであります。




添付資料   4ページ
1.経営成績の等の概況
(4)今後の見通し


(訂正前)
 当社グループの主力事業であるリチウムイオン二次電池向けセパレータ事業におきましては2019年までの先行投資期
間が概ね完了し、昨年量産販売を開始したハイエンド車載用電池向け案件に関し、顧客からの強い供給量増の要望によ
る急激な販売量の拡大が見込まれる状況となり、今後の当社事業の大きな柱となります。
 更に、ハイエンド車載用電池向けの新規案件及び昨年製品発表した高耐熱性セパレータの量産販売を開始する見通し
                               ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


も出来ております。これらを主要案件に向けた安定供給実現の為に昨年まで、設備投資を推進してきた結果として、13
本の成膜ラインと14本のコーティングラインの量産体制の整備が完了しており、更に今期においても2本の成膜ライン
と4本のコーティングラインの増設を計画しております。費用面では昨年まで負担が大きかった新規車載用案件に係わ
る製品開発及び、量産立ち上げにかかわる費用(原価開発費)が、すでに量産を開始したことから大幅に低減できる見
通しであり、人件費に於いても今期の増員は前年の60%にとどまる計画となっていることから、売上高の増加に見合った
安定した費用の増加となる計画です。
 これらの要因により2020年12月期の売上高は第1四半期には主要顧客民生用電池工場が多数ある中国の旧正月休みに
よる稼働日減少と、コロナウイルス感染拡大の市場への影響が不透明なことから、やや売上が弱含みに推移する見通し
であるものの通期では自動車需要の販売量の拡大が見込まれるため、売上高20,000百万円(対前期増減率51.9%)、営
業利益2,000百万円(前期は営業損失3,286百万円)経常利益800百万円(前期は経常損失3,804百万円)親会社株主に帰
属する当期純利益800百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失3,371百万円)となる見通しです。


(訂正後)
 当社グループの主力事業であるリチウムイオン二次電池向けセパレータ事業におきましては2019年までの先行投資期
間が概ね完了し、昨年量産販売を開始したハイエンド車載用電池向け案件に関し、顧客からの強い供給量増の要望によ
る急激な販売量の拡大が見込まれる状況となり、今後の当社事業の大きな柱となります。
 更に、ハイエンド車載用電池向けの新規案件及び昨年製品発表した高耐熱性セパレータの量産販売を開始する見通し
も出来ております。これらを主要案件に向けた安定供給実現の為に昨年まで、設備投資を推進してきた結果として、13
本の成膜ラインと14本のコーティングラインの量産体制の整備が完了しており、更に今期においても2本の成膜ライン
と4本のコーティングラインの増設を計画しております。費用面では昨年まで負担が大きかった新規車載用案件に係わ
る製品開発及び、量産立ち上げにかかわる費用(原価開発費)が、すでに量産を開始したことから大幅に低減できる見
通しであり、人件費に於いても今期の増員は前年の60%にとどまる計画となっていることから、売上高の増加に見合った
安定した費用の増加となる計画です。
 これらの要因により2020年12月期の売上高は第1四半期には主要顧客民生用電池工場が多数ある中国の旧正月休みに
よる稼働日減少と、コロナウイルス感染拡大の市場への影響が不透明なことから、やや売上が弱含みに推移する見通し
であるものの通期では自動車需要の販売量の拡大が見込まれるため、売上高20,000百万円(対前期増減率51.9%)、営
業利益2,000百万円(前期は営業損失3,286百万円)経常利益800百万円(前期は経常損失3,950百万円)親会社株主に帰
属する当期純利益800百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失3,517百万円)となる見通しです。




添付資料   6ページ
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表


(訂正前)
                                                         (単位:百万円)
                                前連結会計年度              当連結会計年度
                               (2018年12月31日)        (2019年12月31日)
純資産の部
 株主資本
   資本金                                      7,692                9,094
   資本剰余金                                    7,638                9,040
   利益剰余金                                      995              △2,454
   自己株式                                       △0                   △0
   株主資本合計                                  16,326               15,681
 その他の包括利益累計額
   為替換算調整勘定                                 1,486                △467
   その他の包括利益累計額合計                            1,486                △467
 新株予約権                                         31                   31
 純資産合計                                     17,844               15,245
                        ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表




(訂正後)
                                                      (単位:百万円)
                          前連結会計年度                当連結会計年度
                         (2018年12月31日)          (2019年12月31日)
純資産の部
 株主資本
   資本金                                7,692                   9,094
   資本剰余金                              7,638                   9,040
   利益剰余金                                995                 △2,600
   自己株式                                 △0                      △0
   株主資本合計                            16,326                  15,534
 その他の包括利益累計額
   為替換算調整勘定                           1,486                   △321
   その他の包括利益累計額合計                      1,486                   △321
 新株予約権                                   31                      31
 純資産合計                               17,844                  15,245



添付資料    7ページ
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
    連結損益計算書


(訂正前)
                                                       (単位:百万円)
                           前連結会計年度                当連結会計年度
                         (自 2018年1月1日           (自 2019年1月1日
                         至 2018年12月31日)         至 2019年12月31日)
売上高                                  8,731                  13,167
売上原価                                 9,783                  14,920
売上総損失(△)                            △1,051                 △1,752
販売費及び一般管理費                           2,296                   1,534
営業損失(△)                             △3,348                 △3,286
営業外収益
 受取利息                                     20                     11
 為替差益                                    197                      -
 助成金収入                                    74                     32
 オプション評価益                                  -                     43
 その他                                      11                     34
 営業外収益合計                                 304                    122
営業外費用
 支払利息                                  203                     433
 為替差損                                    -                     189
 支払手数料                                  45                       8
 その他                                    12                       8
 営業外費用合計                               261                     639
経常損失(△)                             △3,305                  △3,804
特別利益
 新株予約権戻入益                                 10                      -
 特別利益合計                                   10                      -
                        ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


税金等調整前当期純損失(△)                      △3,294                △3,804
法人税、住民税及び事業税                            22                    22
過年度法人税等                                  -                    78
法人税等調整額                              △454                  △534
法人税等合計                               △432                  △433
当期純損失(△)                            △2,861                △3,371
非支配株主に帰属する当期純損失(△)                       -                     -
親会社株主に帰属する当期純損失(△)                  △2,861                △3,371


(訂正後)
                                                     (単位:百万円)
                           前連結会計年度              当連結会計年度
                         (自 2018年1月1日         (自 2019年1月1日
                         至 2018年12月31日)       至 2019年12月31日)
売上高                                  8,731                13,167
売上原価                                 9,783                14,920
売上総損失(△)                            △1,051               △1,752
販売費及び一般管理費                           2,296                 1,534
営業損失(△)                             △3,348               △3,286
営業外収益
 受取利息                                   20                    11
 為替差益                                  197                     -
 助成金収入                                  74                    32
 オプション評価益                                -                    43
 その他                                    11                    34
 営業外収益合計                               304                   122
営業外費用
 支払利息                                  203                   538
 為替差損                                    -                   230
 支払手数料                                  45                     8
 その他                                    12                     8
 営業外費用合計                               261                   785
経常損失(△)                             △3,305                △3,950
特別利益
 新株予約権戻入益                               10                     -
 特別利益合計                                 10                     -
税金等調整前当期純損失(△)                      △3,294                △3,950
法人税、住民税及び事業税                            22                    26
過年度法人税等                                  -                    78
法人税等調整額                              △454                  △538
法人税等合計                               △432                  △433
当期純損失(△)                            △2,861                △3,517
非支配株主に帰属する当期純損失(△)                       -                     -
親会社株主に帰属する当期純損失(△)                  △2,861                △3,517



添付資料    8ページ
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
    連結包括利益計算書


(訂正前)
                                                    (単位:百万円)
                                              ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


                                                 前連結会計年度                    当連結会計年度
                                               (自 2018年1月1日               (自 2019年1月1日
                                               至 2018年12月31日)             至 2019年12月31日)
当期純損失(△)                                                  △2,861                     △3,371
その他の包括利益
 為替換算調整勘定                                                     △2,186                  △1,954
 その他の包括利益合計                                                   △2,186                  △1,954
包括利益                                                          △5,048                  △5,325
(内訳)
 親会社株主に係る包括利益                                                 △5,048                  △5,325
 非支配株主に係る包括利益                                                      -                       -


(訂正後)
                                                                                 (単位:百万円)
                                                 前連結会計年度                    当連結会計年度
                                               (自 2018年1月1日               (自 2019年1月1日
                                               至 2018年12月31日)             至 2019年12月31日)
当期純損失(△)                                                  △2,861                     △3,517
その他の包括利益
 為替換算調整勘定                                                     △2,186                  △1,808
 その他の包括利益合計                                                   △2,186                  △1,808
包括利益                                                          △5,048                  △5,325
(内訳)
 親会社株主に係る包括利益                                                 △5,048                  △5,325
 非支配株主に係る包括利益                                                      -                       -



添付資料    9ページ
3.連結財務諸表及び主な注記
(3)連結株主資本等変動計算書
      当期連結会計年度(自2019年1月1日          至2019年12月31日)


(訂正前)
                                                                                (単位:百万円)
                                   株主資本                      その他の包括利益累計額
                                                               その他の包 新株予約権 純資産合計
                                                   株主資本合 為替換算調
                資本金      資本剰余金 利益剰余金        自己株式               括利益累計
                                                     計    整勘定
                                                                額合計
当期首残高            7,692     7,638      995     △0    16,326     1,486    1,486    31    17,844

当期変動額
    新株の発行        1,402     1,402                     2,804                             2,804

    剰余金の配当                           △78              △78                               △78
    親会社株主に帰属す
                                   △3,371           △3,371                            △3,371
    る当期純損失(△)
    株主資本以外の項目
    の当期変動額(純                                                  △1,954   △1,954     -   △1,954
    額)
当期変動額合計          1,402     1,402   △3,449     △0     △645     △1,954   △1,954     -   △2,599

当期末残高            9,094     9,040   △2,454     △0    15,681     △467     △467     31    15,245
                                              ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表




(訂正後)
                                                                                (単位:百万円)
                                   株主資本                      その他の包括利益累計額
                                                               その他の包 新株予約権 純資産合計
                                                   株主資本合 為替換算調
                資本金      資本剰余金 利益剰余金        自己株式               括利益累計
                                                     計    整勘定
                                                                額合計
当期首残高            7,692     7,638      995     △0    16,326     1,486    1,486    31    17,844

当期変動額

 新株の発行           1,402     1,402                     2,804                              2,804

 剰余金の配当                              △78              △78                                △78
 親会社株主に帰属す
                                   △3,517           △3,517                             △3,517
 る当期純損失(△)
 株主資本以外の項目
 の当期変動額(純                                                     △1,808   △1,808     -    △1,808
 額)
当期変動額合計          1,402     1,402   △3,595     △0     △791     △1,808   △1,808     -    △2,599

当期末残高            9,094     9,040   △2,600     △0    15,534     △321     △321     31    15,245




添付資料    10ページ
3.連結財務諸表及び主な注記
(3)連結キャッシュ・フロー計算書


(訂正前)
                                                                                 (単位:百万円)
                                                 前連結会計年度                    当連結会計年度
                                               (自 2018年1月1日               (自 2019年1月1日
                                               至 2018年12月31日)             至 2019年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前当期純損失(△)                                               △3,294                  △3,804
 減価償却費                                                         2,751                   3,953
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                                                 219                   △136
 受取利息及び受取配当金                                                    △20                     △11
 支払利息                                                            203                     433
 為替差損益(△は益)                                                     △40                       52
 新株予約権戻入益                                                       △10                        -
 売上債権の増減額(△は増加)                                                 △49                   △1,593
 たな卸資産の増減額(△は増加)                                               △576                   △1,810
 仕入債務の増減額(△は減少)                                                   50                   1,014
 未払金の増減額(△は減少)                                                  △18                      355
 その他                                                               9                   △232
 小計                                                            △777                   △1,779
 利息及び配当金の受取額                                                      20                      11
 利息の支払額                                                        △167                    △535
 法人税等の支払額                                                       △19                     △28
 営業活動によるキャッシュ・フロー                                              △943                   △2,331
投資活動によるキャッシュ・フロー
 有形固定資産の取得による支出                                               △9,723                  △16,190
 その他                                                           △101                      △34
 投資活動によるキャッシュ・フロー                                             △9,825                  △16,225
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の純増減額(△は減少)                                              1,506                      828
 長期借入れによる収入                                                    6,500                   10,155
 長期借入金の返済による支出                                                △2,317                  △3,817
                         ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


 ストックオプションの行使による収入                       33                   26
 新株予約権の行使による株式の発行による収入                    -                2,777
 配当金の支払額                               △77                  △78
 新株予約権付社債の発行による収入                         -               15,988
 その他                                      -                 △47
 財務活動によるキャッシュ・フロー                     5,644               25,833
現金及び現金同等物に係る換算差額                       △96                    34
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                 △5,221                 7,311
現金及び現金同等物の期首残高                       10,529                5,308
現金及び現金同等物の期末残高                        5,308               12,619



(訂正後)
                                                      (単位:百万円)
                            前連結会計年度              当連結会計年度
                          (自 2018年1月1日         (自 2019年1月1日
                          至 2018年12月31日)       至 2019年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前当期純損失(△)                     △3,294               △3,950
 減価償却費                               2,751                3,953
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                       219                △136
 受取利息及び受取配当金                          △20                  △11
 支払利息                                  203                  538
 為替差損益(△は益)                           △40                    93
 新株予約権戻入益                             △10                     -
 売上債権の増減額(△は増加)                       △49                △1,593
 たな卸資産の増減額(△は増加)                     △576                △1,810
 仕入債務の増減額(△は減少)                         50                1,014
 未払金の増減額(△は減少)                        △18                   355
 その他                                     9                  △3
 小計                                  △777                △1,550
 利息及び配当金の受取額                            20                   11
 利息の支払額                              △167                 △520
 法人税等の支払額                             △19                  △28
 営業活動によるキャッシュ・フロー                    △943                △2,087
投資活動によるキャッシュ・フロー
 有形固定資産の取得による支出                     △9,723              △16,190
 その他                                 △101                  △34
 投資活動によるキャッシュ・フロー                   △9,825              △16,225
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の純増減額(△は減少)                     1,506                  828
 長期借入れによる収入                           6,500               10,155
 長期借入金の返済による支出                      △2,317               △3,817
 ストックオプションの行使による収入                       33                   26
 新株予約権の行使による株式の発行による収入                    -                2,777
 配当金の支払額                               △77                  △78
 新株予約権付社債の発行による収入                         -               15,988
 その他                                      -                 △47
 財務活動によるキャッシュ・フロー                     5,644               25,833
現金及び現金同等物に係る換算差額                       △96                 △209
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                 △5,221                 7,311
現金及び現金同等物の期首残高                       10,529                5,308
現金及び現金同等物の期末残高                        5,308               12,619
                             ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表




添付資料    13ページ
3.連結財務諸表及び主な注記
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(1株当たり情報)


(訂正前)
                        前連結会計年度                  当連結会計年度
                      (自 2018年1月1日             (自 2019年1月1日
                       至 2018年12月31日)           至 2019年12月31日)
1株当たり純資産額                          569円12銭                  418円31銭
1株当たり当期純損失金額(△)                   △91円53銭                 △103円84銭
潜在株式調整後
                                     ―                ―
1株当たり当期純利益金額
 (注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失
       金額であるため記載しておりません。
     2 1株当たり当期純損失金額(△)の算定上の基礎は、以下のとおりであります。


                        前連結会計年度                  当連結会計年度
           項目         (自 2018年1月1日             (自 2019年1月1日
                       至 2018年12月31日)           至 2019年12月31日)
1株当たり当期純損失金額(△)
 親会社株主に帰属する当期純損失金
                                     △2,861                   △3,371
 額(△)(百万円)
 普通株主に帰属しない金額(百万円)                        ―                        ―
 普通株式に係る親会社株主に帰属す
                                     △2,861                   △3,371
 る当期純損失金額(△)(百万円)
 普通株式の期中平均株式数(株)                  31,263,985               32,463,171
潜在株式調整後1株当たり当期
純利益金額
 親会社株主に帰属する当期純利益調
                                          ―                        ―
 整額(百万円)
 普通株式増加数(株)                               ―                        ―
 (うち新株予約権(株))                             ―                        ―
 希薄化効果を有しないため、潜在株
 式調整後1株当たり当期純利益金額
                            ―                        ―
 の算定に含まれなかった潜在株式の
 概要


 (訂正後)
                        前連結会計年度                  当連結会計年度
                      (自 2018年1月1日             (自 2019年1月1日
                       至 2018年12月31日)           至 2019年12月31日)
1株当たり純資産額                          569円12銭                  418円31銭
1株当たり当期純損失金額(△)                   △91円53銭                 △108円35銭
潜在株式調整後
                                     ―                ―
1株当たり当期純利益金額
 (注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失
       金額であるため記載しておりません。
     2 1株当たり当期純損失金額(△)の算定上の基礎は、以下のとおりであります。


                        前連結会計年度                  当連結会計年度
           項目         (自 2018年1月1日             (自 2019年1月1日
                       至 2018年12月31日)           至 2019年12月31日)
1株当たり当期純損失金額(△)
                    ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


親会社株主に帰属する当期純損失金
                           △2,861                 △3,517
額(△)(百万円)
普通株主に帰属しない金額(百万円)               ―                      ―
普通株式に係る親会社株主に帰属す
                           △2,861                 △3,517
る当期純損失金額(△)(百万円)
普通株式の期中平均株式数(株)         31,263,985             32,463,171
潜在株式調整後1株当たり当期
純利益金額
 親会社株主に帰属する当期純利益調
                                ―                      ―
 整額(百万円)
普通株式増加数(株)                      ―                      ―
(うち新株予約権(株))                    ―                      ―
希薄化効果を有しないため、潜在株
式調整後1株当たり当期純利益金額
                    ―                     ―
の算定に含まれなかった潜在株式の
概要


                                                 以   上
                                                ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表




                       年        月期    決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                                   年 月 日
上 場 会 社 名                                                       上場取引所                          東・名・福・札
コ ー ド 番 号                                                 URL   http://
代   表   者 (役職名)                         (氏名)
問合せ先責任者   (役職名)                         (氏名)                                (TEL)    (  )
定時株主総会開催予定日                年    月 日        配当支払開始予定日                                  年 月       日
有価証券報告書提出予定日               年    月 日
決算補足説明資料作成の有無                  : 有・無
決算説明会開催の有無                     : 有・無(           向け)
                                                                                      
                                                                                             (百万円未満切捨て)
1. 年 月期の連結業績(         年    月    日~   年 月    日)
(1)連結経営成績                                                                            (%表示は対前期増減率)
                                                                                      親会社株主に帰属する
                  売上高                  営業利益                         経常利益
                                                                                         当期純利益
                  百万円           %       百万円          %              百万円          %             百万円          %
   年 月期
   年 月期
 (注) 包括利益             年    月期          百万円 (         %)                 年   月期                百万円 (       %)
                                                                                      
                                潜在株式調整後
                1株当たり                             自己資本                   総資産                    売上高
                                 1株当たり
                当期純利益                            当期純利益率                 経常利益率                  営業利益率
                                 当期純利益
                       円   銭            円   銭                       %                    %                  %
   年 月期
   年 月期
 (参考) 持分法投資損益                         年 月期                百万円                  年     月期              百万円
                                                                                      
(2)連結財政状態
                  総資産                   純資産                     自己資本比率                   1株当たり純資産
                           百万円                   百万円                             %                    円     銭
   年 月期
   年 月期
 (参考) 自己資本                            年 月期                百万円                 年      月期              百万円
                                                                                      
(3)連結キャッシュ・フローの状況
          営業活動による                     投資活動による               財務活動による                   現金及び現金同等物
         キャッシュ・フロー                   キャッシュ・フロー             キャッシュ・フロー                     期末残高
                           百万円                   百万円                         百万円                      百万円
   年     月期
   年     月期
 
2.配当の状況
                                    年間配当金                                                            純資産
                                                                        配当金総額        配当性向
                                                                                                     配当率
              第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末              期末          合計           (合計)         (連結)
                                                                                                     (連結)
                 円 銭    円 銭    円 銭               円   銭          円   銭       百万円                %            %
 年   月期
 年   月期
 年   月期(予想)
 
3.   年   月期の連結業績予想(        年    月   日~ 年    月 日)
                                            (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
                                                      親会社株主に帰属   1株当たり
                 売上高                営業利益        経常利益
                                                       する当期純利益   当期純利益
                百万円        %    百万円         %    百万円                %   百万円              %            円     銭
第2四半期(累計)
   通 期
 
                                          ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


※ 注記事項
 (1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)                                        : 有・無
   新規   社 (社名)         、除外   社 (社名)
                                                                          
 (2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更     :                    有・無
  ② ①以外の会計方針の変更            :                    有・無
  ③ 会計上の見積りの変更             :                    有・無
  ④ 修正再表示                  :                    有・無
                                                                          
 (3)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)                   年   月期                  株    年   月期              株
  ② 期末自己株式数                             年   月期                  株    年   月期              株
  ③ 期中平均株式数                             年   月期                  株    年   月期              株
 
(参考) 個別業績の概要
1. 年 月期の個別業績( 年 月           日~   年 月   日)
(1)個別経営成績                                                                (%表示は対前期増減率)
             売上高                   営業利益                   経常利益              当期純利益
                  百万円       %      百万円          %         百万円        %         百万円       %
     年    月期
     年    月期
                                                                          
                            潜在株式調整後
               1株当たり当期純利益
                          1株当たり当期純利益
                        円   銭               円   銭
     年    月期
     年    月期
 
(2)個別財政状態
                  総資産              純資産                自己資本比率                 1株当たり純資産
                        百万円                 百万円                      %               円   銭
      年 月期
      年 月期
    (参考) 自己資本                     年 月期              百万円              年   月期          百万円
 
2.    年   月期の個別業績予想(    年   月   日~ 年 月 日)
                                     (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
                  売上高              経常利益       当期純利益   1株当たり当期純利益
                  百万円       %      百万円          %         百万円        %               円   銭
第2四半期(累計)
   通 期
 
※    決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
  
※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
                          ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


○添付資料の目次

  1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
   (1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… 2
   (2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… 2
   (3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… 3
   (4)今後の見通し …………………………………………………………………………………… 4
   (5)継続企業の前提に関する重要事象等 ………………………………………………………… 4
  2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………… 4
  3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………… 5
   (1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………… 5
   (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………………… 7
   (3)連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………… 9
   (4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………10
   (5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………11
    (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………11
    (会計方針の変更) …………………………………………………………………………………11
    (表示方法の変更) …………………………………………………………………………………11
    (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………11
    (1株当たり情報) …………………………………………………………………………………13
    (重要な後発事象) …………………………………………………………………………………13
  4.その他 …………………………………………………………………………………………………14
   (1)生産、受注及び販売の状況 ……………………………………………………………………14
   (2)設備投資の予想値 ………………………………………………………………………………15
                                ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
 当連結会計年度においては、米中貿易摩擦等の影響を受けた世界的な経済の減速局面に終わりが見え始め、2019年後
半には製造活動全般が上向きになり始めました。これは政治的な要因で解決の糸口が見え始めたことのみに拠らず、各
国市場における在庫調整が進んだことにも影響を受けている模様です。
 当社グループの主力事業であるリチウムイオン二次電池セパレータ事業においては、需要セグメントの大きな転換期
となりました。従来の主力市場であった民生機器向け需要は低調に推移し市場の拡大が停滞する中、景気の低迷及び価
格の値崩れから、多くの電池メーカーにおいて中国製品への転換が進みました。一方で、欧州自動車OEMのEV戦略に裏打
ちされたハイエンド車載用電池向けの需要は急増を続けております。
 このような市場環境の中、当社では2017年より計画的に推進してきましたハイエンド車載用電池向けの製品開発と量
産体制の構築を概ね2019年中頃までに完了し、当第4四半期からはこの分野での製品販売を大きく伸ばすに至りまし
た。その結果として自動車セグメントの売上構成比は2018年通年で約16%であったものが当期通年では約41%にまで拡
大し、特に12月には大きく売上が伸びた為、単月黒字に回復しました。これらの要因により当期連結売上高は13,167百
万円と、前期比4,436百万円(前期比51%増)の増収となりました。
 地域別には車載用電池向け需要が大幅に伸びた韓国顧客向け売上高において、民生需要の減少を車載案件の成長が大
きく上回った為9,265百万円(前期比90%増)となりました。一方で中国顧客向け販売は引き続き債権回収を優先しなが
らの販売になった為、売上を下げ1,739百万円(前期比25%減)となり、日本顧客においてはほぼ前年と同様の1,370百
万円(前期比2%減)となりました。
 営業利益においては、原価開発費(製造原価に参入)約26億円の負担(ほぼ前年並み)が大きくなっておりますが、
売上高の増加に伴い25億円の増益、製造ライン投資を続けていることから減価償却費約15億円の増加、更には生産規模
拡大の為に従業員数も1年間で約1.6倍になり人件費が前年同期比約18億円の増加となりました。これらの結果営業損失
は前年同期比で若干改善し3,286百万円となりました。
 製造の状況に関しましては    W-Scope Korea(以下WSK)の製造ラインにおいて一部の製造ラインでの新規車載用電池
向けの案件の量産を上期に開始し、生産性の改善に注力してまいりましたが期末には一定のレベルまでの改善に達しま
した。その他の製造ラインの一部では民生案件の受注が低調となった為、若干の生産調整を実施しました。 W-Scope
Chungju Plant(以下WCP)においては一部の製造ラインにおいてWSKと同様民生案件の受注低調による生産調整はあった
ものの、上期末に据え付けが完了した累計12-13号ラインは短期間の内に車載用セパレータの量産供給を開始するための
準備を整え、第4四半期から順次量産を開始し当期の売上高増に大きく貢献しました。また、コーティングラインの増
設も順調に進み、車載用コーティング製品の供給能力を大幅に増強しております。


(2)当期の財政状態の概況
①資産、負債及び純資産の状況
 当連結会計年度末における総資産につきましては70,127百万円となり、前連結会計年度末に比べ22,630百万円増加し
ました。主な要因は以下のとおりであります。
(資産)
 流動資産につきましては20,535百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,700百万円の増加となりました。これは主
として、現金及び預金の増加7,311百万円、受取手形及び売掛金の増加1,576百万円、商品及び製品の増加1,394百万円に
よるものであります。固定資産につきましては49,591百万円となり、前連結会計年度末に比べ11,929百万円の増加とな
りました。これは主として、機械装置及び運搬具の増加18,198百万円、建物及び構築物の増加3,128百万円、建設仮勘定
の減少10,300百万円によるものであります。
(負債)
 負債につきましては54,882百万円となり、前連結会計年度末に比べ25,230百万円の増加となりました。流動負債につ
きましては14,997百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,924万円の増加となりました。これは主として、買掛金及び
支払手形の増加1,011百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加685百万円、短期借入金の増加542百万円によるもので
あります。固定負債につきましては39,884百万円となり、前連結会計年度末に比べ22,306百万円の増加となりました。
これは主として、転換社債型新株予約権付社債の増加13,327百万円、長期借入金の増加5,715百万円、オプション負債の
増加2,741百万円によるものであります。
                                     ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


(純資産)
 純資産につきましては15,245百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,599百万円の減少となりました。これは主とし
て、親会社株主に帰属する当期純損失の計上3,517百万円、為替換算調整勘定の減少1,808百万円、資本金の増加1,402百
万円、資本剰余金の増加1,402百万円によるものであります。


(3)当期のキャッシュ・フローの概況
 当連結会年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ7,311百万円(+37.7%)増加し、
12,619百万円となりました。主な要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動によるキャッシュ・フローは2,087百万円の支出(前期943百万円の支出)となりました。これは主として、減
価償却費の計上3,953百万円、仕入債務の増加1,014百万円があった一方で、税金等調整前当期純損失の計上3,950百万
円、たな卸資産の増加1,810百万円、売上債権の増加1,593百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動によるキャッシュ・フローは16,225百万円の支出(前期9,825百万円の支出)となりました。これは主として、
有形固定資産の取得による支出16,190百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動によるキャッシュ・フローは25,833百万円の収入(前期5,644百万円の収入)となりました。これは主として、
新株予約権付社債の発行による収入15,988百万円、長期借入れによる収入10,155百万円、新株予約権の行使による株式
の発行による収入2,777百万円、短期借入金の純増加額828百万円があった一方で、長期借入金の返済による支出3,817万
円によるものであります。


(参考)   キャッシュ・フロー関連指標の推移

                  2015年12月期    2016年12月期    2017年12月期    2018年12月期    2019年12月期

自己資本比率                  72.5         67.8         49.1         37.5         21.7

時価ベースの自己資本比率           375.0        178.2        156.5         77.2         53.1
キャッシュ・フロー対有利子
                         1.3          2.9         31.5           -           -
負債比率
インタレスト・カバレッジ・
                       196.5         89.3         11.7           -           -
レシオ
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
(注2)株式時価総額は発行済株式数をベースに計算しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
(注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としていま
す。
(注5)2018年12月期及び2019年12月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオ
はマイナスとなるため、「-」で表示しております。
                               ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


(4)今後の見通し
 当社グループの主力事業であるリチウムイオン二次電池向けセパレータ事業におきましては2019年までの先行投資期
間が概ね完了し、昨年量産販売を開始したハイエンド車載用電池向け案件に関し、顧客からの強い供給量増の要望によ
る急激な販売量の拡大が見込まれる状況となり、今後の当社事業の大きな柱となります。
 更に、ハイエンド車載用電池向けの新規案件及び昨年製品発表した高耐熱性セパレータの量産販売を開始する見通し
も出来ております。これらを主要案件に向けた安定供給実現の為に昨年まで、設備投資を推進してきた結果として、13
本の成膜ラインと14本のコーティングラインの量産体制の整備が完了しており、更に今期においても2本の成膜ライン
と4本のコーティングラインの増設を計画しております。費用面では昨年まで負担が大きかった新規車載用案件に係わ
る製品開発及び、量産立ち上げにかかわる費用(原価開発費)が、すでに量産を開始したことから大幅に低減できる見
通しであり、   人件費に於いても今期の増員は前年の60%にとどまる計画となっていることから、売上高の増加に見合っ
た安定した費用の増加となる計画です。
 これらの要因により2020年12月期の売上高は第1四半期には主要顧客民生用電池工場が多数ある中国の旧正月休みに
よる稼働日減少と、コロナウイルス感染拡大の市場への影響が不透明なことから、やや売上が弱含みに推移する見通し
であるものの通期では自動車需要の販売量の拡大が見込まれるため、売上高20,000百万円(対前期増減率51.9%)、営
業利益2,000百万円(前期は営業損失3,286百万円)経常利益800百万円(前期は経常損失3,950百万円)親会社株主に帰
属する当期純利益800百万円(前期は親会社株主に帰属する当期損失3,517百万円)となる見通しです。


(5)継続企業の前提に関する重要事象等
 当社グループは当連結会計年度において、ハイエンド車載用電池向けの量産を開始し、同案件の売上が急速に拡大し
ています。一方で、2017年より計画的に推進してきた同案件の製品開発と量産体制の構築は当連結会計年度において一
巡しましたが、それに伴うサンプル制作及び製造ライン承認のためのライン稼働に係るコストが損益を圧迫し、当連結
会計年度においても継続して経常損失を計上しております。その結果、当連結会計年度において長期借入金にかかる財
務制限条項に抵触し、当該財務制限条項が適用された場合には期限の利益を喪失することとなり、継続企業の前提に重
要な疑義を生じさせる状況が存在します。
 当社グループは当該状況を解消すべく、先に締結した顧客との長期供給量の合意に基づくハイエンド車載用電池向け
等の出荷拡大や製造ラインの稼働率上昇等によるコスト低減による来期の黒字化に向けて取り組んでおります。また資
金面では、各金融機関へ状況の説明を行い、既に一部の金融機関からは財務制限条項の適用をウェイブする旨の意向を
得ております。その他の金融機関も含め、当社グループの業績計画や設備投資計画等に対する理解を得られるよう引き
続き努めており、各金融機関との間で財務制限条項の適用をウェイブする旨の合意が得られるものと判断しておりま
す。
 従って、現時点において、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
 当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務諸
表を作成する方針であります。
 なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
                      ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
                                                 (単位:百万円)
                       前連結会計年度               当連結会計年度
                      (2018年12月31日)         (2019年12月31日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                          5,308                12,619
   受取手形及び売掛金(純額)                   2,156                 3,733
   商品及び製品                          1,451                 2,846
   原材料及び貯蔵品                          457                   792
   その他                               459                   544
   流動資産合計                          9,834                20,535
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物                       7,839                11,325
      減価償却累計額                      △913                △1,270
      建物及び構築物(純額)                  6,926                10,055
     機械装置及び運搬具                    22,908                44,110
      減価償却累計額                    △8,376               △11,379
      機械装置及び運搬具(純額)               14,532                32,730
     建設仮勘定                        15,128                 4,828
     その他                             540                 1,067
      減価償却累計額                      △247                  △363
      その他(純額)                        293                   704
     有形固定資産合計                     36,880                48,318
   無形固定資産
     その他                              139                   100
     無形固定資産合計                         139                   100
   投資その他の資産
     繰延税金資産                          601                 1,107
     その他                              40                    65
     投資その他の資産合計                      642                 1,173
   固定資産合計                         37,662                49,591
 資産合計                             47,496                70,127
                   ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


                                             (単位:百万円)
                    前連結会計年度              当連結会計年度
                   (2018年12月31日)        (2019年12月31日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                      169                1,180
   短期借入金                        6,987                7,530
   1年内返済予定の長期借入金                3,531                4,217
   未払金                          1,212                1,737
   未払法人税等                          21                   17
   その他                            151                  315
   流動負債合計                      12,073               14,997
 固定負債
   転換社債型新株予約権付社債                    -               13,327
   長期借入金                       16,779               22,495
   退職給付に係る負債                      261                  304
   繰延税金負債                           9                    -
   資産除去債務                         483                  750
   オプション負債                          -                2,741
   その他                             43                  265
   固定負債合計                      17,578               39,884
 負債合計                          29,651               54,882
純資産の部
 株主資本
   資本金                          7,692                9,094
   資本剰余金                        7,638                9,040
   利益剰余金                          995              △2,454
   自己株式                           △0                   △0
   株主資本合計                      16,326               15,681
 その他の包括利益累計額
   為替換算調整勘定                     1,486                △467
   その他の包括利益累計額合計                1,486                △467
 新株予約権                             31                   31
 純資産合計                         17,844               15,245
負債純資産合計                        47,496               70,127
                        ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
                                                     (単位:百万円)
                           前連結会計年度              当連結会計年度
                         (自 2018年1月1日         (自 2019年1月1日
                         至 2018年12月31日)       至 2019年12月31日)
売上高                                  8,731                13,167
売上原価                                 9,783                14,920
売上総損失(△)                            △1,051               △1,752
販売費及び一般管理費                           2,296                 1,534
営業損失(△)                             △3,348               △3,286
営業外収益
 受取利息                                   20                    11
 為替差益                                  197                     -
 助成金収入                                  74                    32
 オプション評価益                                -                    43
 その他                                    11                    34
 営業外収益合計                               304                   122
営業外費用
 支払利息                                  203                   433
 為替差損                                    -                   189
 支払手数料                                  45                     8
 その他                                    12                     8
 営業外費用合計                               261                   639
経常損失(△)                             △3,305                △3,804
特別利益
 新株予約権戻入益                               10                     -
 特別利益合計                                 10                     -
税金等調整前当期純損失(△)                      △3,294                △3,804
法人税、住民税及び事業税                            22                    22
過年度法人税等                                  -                    78
法人税等調整額                              △454                  △534
法人税等合計                               △432                  △433
当期純損失(△)                            △2,861                △3,371
非支配株主に帰属する当期純損失(△)                       -                     -
親会社株主に帰属する当期純損失(△)                  △2,861                △3,371
                ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


連結包括利益計算書
                                             (単位:百万円)
                   前連結会計年度              当連結会計年度
                 (自 2018年1月1日         (自 2019年1月1日
                 至 2018年12月31日)       至 2019年12月31日)
当期純損失(△)                    △2,861               △3,371
その他の包括利益
 為替換算調整勘定                   △2,186               △1,954
 その他の包括利益合計                 △2,186               △1,954
包括利益                        △5,048               △5,325
(内訳)
 親会社株主に係る包括利益               △5,048               △5,325
 非支配株主に係る包括利益                    -                    -
                                           ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年1月1日 至 2018年12月31日)
                                                                             (単位:百万円)
                                株主資本                      その他の包括利益累計額
                                                            その他の包 新株予約権 純資産合計
                                                株主資本合 為替換算調
             資本金      資本剰余金 利益剰余金        自己株式               括利益累計
                                                  計    整勘定
                                                             額合計
当期首残高         7,676     7,622    3,934     △0    19,232     3,673    3,673    42   22,948

当期変動額

 新株の発行          16        16                         33                                33

 剰余金の配当                           △77              △77                               △77
 親会社株主に帰属す
                                △2,861           △2,861                            △2,861
 る当期純損失(△)
 株主資本以外の項目
 の当期変動額(純                                                  △2,186   △2,186   △10   △2,197
 額)
当期変動額合計         16        16    △2,939      -    △2,906    △2,186   △2,186   △10   △5,103

当期末残高         7,692     7,638      995     △0    16,326     1,486    1,486    31   17,844



当連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
                                                                             (単位:百万円)
                                株主資本                      その他の包括利益累計額
                                                            その他の包 新株予約権 純資産合計
                                                株主資本合 為替換算調
             資本金      資本剰余金 利益剰余金        自己株式               括利益累計
                                                  計    整勘定
                                                             額合計
当期首残高         7,692     7,638      995     △0    16,326     1,486    1,486    31   17,844

当期変動額

 新株の発行        1,402     1,402                     2,804                             2,804

 剰余金の配当                           △78              △78                               △78
 親会社株主に帰属す
                                △3,371           △3,371                            △3,371
 る当期純損失(△)
 株主資本以外の項目
 の当期変動額(純                                                  △1,954   △1,954     -   △1,954
 額)
当期変動額合計       1,402     1,402   △3,449     △0     △645     △1,954   △1,954     -   △2,599

当期末残高         9,094     9,040   △2,454     △0    15,681     △467     △467     31   15,245
                         ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


(4)連結キャッシュ・フロー計算書
                                                      (単位:百万円)
                            前連結会計年度              当連結会計年度
                          (自 2018年1月1日         (自 2019年1月1日
                          至 2018年12月31日)       至 2019年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前当期純損失(△)                     △3,294               △3,804
 減価償却費                               2,751                3,953
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                       219                △136
 受取利息及び受取配当金                          △20                  △11
 支払利息                                  203                  433
 為替差損益(△は益)                           △40                    52
 新株予約権戻入益                             △10                     -
 売上債権の増減額(△は増加)                       △49                △1,593
 たな卸資産の増減額(△は増加)                     △576                △1,810
 仕入債務の増減額(△は減少)                         50                1,014
 未払金の増減額(△は減少)                        △18                   355
 その他                                     9                △232
 小計                                  △777                △1,779
 利息及び配当金の受取額                            20                   11
 利息の支払額                              △167                 △535
 法人税等の支払額                             △19                  △28
 営業活動によるキャッシュ・フロー                    △943                △2,331
投資活動によるキャッシュ・フロー
 有形固定資産の取得による支出                     △9,723              △16,190
 その他                                 △101                  △34
 投資活動によるキャッシュ・フロー                   △9,825              △16,225
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の純増減額(△は減少)                     1,506                  828
 長期借入れによる収入                           6,500               10,155
 長期借入金の返済による支出                      △2,317               △3,817
 ストックオプションの行使による収入                       33                   26
 新株予約権の行使による株式の発行による収入                    -                2,777
 配当金の支払額                               △77                  △78
 新株予約権付社債の発行による収入                         -               15,988
 その他                                      -                 △47
 財務活動によるキャッシュ・フロー                     5,644               25,833
現金及び現金同等物に係る換算差額                       △96                    34
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                 △5,221                 7,311
現金及び現金同等物の期首残高                       10,529                5,308
現金及び現金同等物の期末残高                        5,308               12,619
                                               ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
 該当事項はありません。


(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
  最近の有価証券報告書(2019年3月22日提出)における記載から重要な変更がないため開示を省略しておりま
 す。


(会計方針の変更)
  当社グループのIFRS適用子会社は、第1四半期連結会計期間よりIFRS第16号「リース」(以下、IFRS第16号)を
 適用しております。IFRS第16号の適用にあたっては、経過措置として認められている、本基準の適用による累積的
 影響を適用開始日に認識する方法を採用しております。
  本基準の適用が連結財務諸表に及ぼす影響は軽微であります。


(表示方法の変更)
  「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号                            2018年2月16日)等を第1四半期連結
 会計期間の期首から適用しており、繰延税金負債は固定負債の区分に表示しております。


(セグメント情報等)
 (セグメント情報)
 1   報告セグメントの概要
  当社及び連結子会社は、リチウムイオン二次電池用セパレータ事業の単一セグメントであります。従いまして、
 開示対象となるセグメントはありませんので、記載を省略しております。


 (関連情報)
 ・前連結会計年度(自        2018年1月1日     至 2018年12月31日)
 ①   製品及びサービスごとの情報
 単一の製品、サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略して
 おります。
 ② 地域ごとの情報
  (1) 売上高
                                                               (単位:百万円)
      日本            韓国            中国               欧米             合計

           1,400         4,872         2,323            135            8,731
  (注)売上高は顧客の所在地を基礎として国又は地域に分類しております。


  (2) 有形固定資産
                                                (単位:百万円)
      日本            韓国            中国               合計
              5       36,872               1         36,880
                                                      ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


    ③主要な顧客ごとの情報
                                                                       (単位:百万円)
            顧客の名称又は氏名                    売上高                関連するセグメント名

    LG   CHEM. グループ                           3,973    リチウムイオン二次電池用セパレータ

    東北村田製作所グループ                               1,318    リチウムイオン二次電池用セパレータ
    東莞市旭冉電子有限公司
                                                976    リチウムイオン二次電池用セパレータ
    (Xuran Electronics Co., Ltd.)
    EVE Energy Co., Ltd.                        909    リチウムイオン二次電池用セパレータ


    ・当連結会計年度(自             2019年1月1日    至 2019年12月31日)
    ①    製品及びサービスごとの情報
    単一の製品、サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略して
    おります。
    ② 地域ごとの情報
     (1) 売上高
                                                                     (単位:百万円)
          日本               韓国            中国               欧米           合計
               1,369            9,264         1,739            793       13,167
     (注)売上高は顧客の所在地を基礎として国又は地域に分類しております。


     (2) 有形固定資産
                                                       (単位:百万円)
          日本               韓国            中国               合計

                  4          48,307               6         48,318


    ③主要な顧客ごとの情報
                                                                       (単位:百万円)
            顧客の名称又は氏名                    売上高               関連するセグメント名

        Samsung SDIグループ                       6,372    リチウムイオン二次電池用セパレータ

        LG CHEM. グループ                         2,709    リチウムイオン二次電池用セパレータ

        東北村田製作所グループ                           1,323    リチウムイオン二次電池用セパレータ
 


    (報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報)
         該当事項はありません。


    (報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報)
         該当事項はありません。


    (報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報)
         該当事項はありません。
                               ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


(1株当たり情報)
                          前連結会計年度                  当連結会計年度
                        (自 2018年1月1日             (自 2019年1月1日
                         至 2018年12月31日)           至 2019年12月31日)
1株当たり純資産額                            569円12銭                  418円31銭
1株当たり当期純損失金額(△)                     △91円53銭                 △103円84銭
潜在株式調整後
                                     ―                ―
1株当たり当期純利益金額
 (注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失
       金額であるため記載しておりません。
     2 1株当たり当期純損失金額(△)の算定上の基礎は、以下のとおりであります。


                          前連結会計年度                  当連結会計年度
        項目              (自 2018年1月1日             (自 2019年1月1日
                         至 2018年12月31日)           至 2019年12月31日)
1株当たり当期純損失金額(△)
親会社株主に帰属する当期純損失金
                                       △2,861                   △3,371
額(△)(百万円)
普通株主に帰属しない金額(百万円)                           ―                        ―
普通株式に係る親会社株主に帰属す
                                       △2,861                   △3,371
る当期純損失金額(△)(百万円)
普通株式の期中平均株式数(株)                     31,263,985               32,463,171
潜在株式調整後1株当たり当期
純利益金額
 親会社株主に帰属する当期純利益調
                                            ―                        ―
 整額(百万円)
普通株式増加数(株)                                  ―                        ―
(うち新株予約権(株))                                ―                        ―
希薄化効果を有しないため、潜在株
式調整後1株当たり当期純利益金額
                              ―                        ―
の算定に含まれなかった潜在株式の
概要
    
(重要な後発事象)
  旭化成株式会社(本社:東京都千代田区)は、2020年1月29日に当社及び当社連結子会社であるW-SCOPE KOREA
 CO., LTD.に対して、韓国特許(特許第10-0977345号)に基づき、当社の一部製品に対して特許権侵害訴訟をソウル
 中央地方法院に提起しました。
                                              ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


4.その他
(1)生産、受注及び販売の状況
 ① 生産実績
     当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。
                                                             当連結会計年度
                                                           (自 2019年1月1日
                事業部門の名称                                     至 2019年12月31日)

                                                  生産高(百万円)                前年同期比(%)

リチウムイオン二次電池用セパレータ                                            12,045                  120.5

                   合計                                        12,045                  120.5

(注) 1    当社及び連結子会社は、リチウムイオン二次電池用セパレータ事業の単一セグメントであるため、生産実績
         は、セグメント情報に関連付けた記載を省略しております。
     2   金額は、製造原価によっております。
     3   上記の金額には、消費税等は含まれておりません。


 ② 受注実績
     当社グループの製品は、販売先からの受注による受注生産ですが、生産から納入までの期間が極めて短いため、
    現実的には販売先からの月次あるいは四半期の購入計画情報を基に、過去の実績、生産能力を勘案した見込生産的
    な生産形態を採っており、受注高及び受注残高を算出することが困難でありますので、その記載を省略しておりま
    す。


 ③ 販売実績
     当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。
                                                             当連結会計年度
                                                           (自 2019年1月1日
                事業部門の名称                                     至 2019年12月31日)
                                                   販売高(百万円)               前年同期比(%)

リチウムイオン二次電池用セパレータ                                            13,167                  150.8

                   合計                                        13,167                  150.8

(注) 1    当社及び連結子会社は、リチウムイオン二次電池用セパレータ事業の単一セグメントであるため、販売実績
         は、セグメント情報に関連付けた記載を省略しております。
    2    主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
                                     前連結会計年度                    当連結会計年度
                                   (自 2018年1月1日               (自 2019年1月1日
               相手先                  至 2018年12月31日)             至 2019年12月31日)
                                   販売高                        販売高
                                             割合(%)                      割合(%)
                                  (百万円)                      (百万円)
     Samsung SDIグループ                     ―            ―           6,372       48.4

     LG CHEM. グループ                    3,973         45.5          2,709       20.6
     東北村田製作所グループ                      1,318         15.1          1,323       10.1
     東莞市旭冉電子有限公司
                                  976               11.2              ―         ―
    (Xuran Electronics Co., Ltd.)
    3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
    4    前連結会計年度のSamsung SDIグループについては、当該割合が100分の10未満であるため記載を省略してお
         ります。
    5    当連結会計年度のXuran Electronics Co., Ltd.については、当該割合が100分の10未満であるため記載を
         省略しております。
    6    東北村田製作所グループには、Murata Energy Device Wuxi Co., Ltd.及びMurata Energy Device
         Singapore Pte. Ltd.を含んでおります。
                                           ダブル・スコープ株式会社(6619) 2019年12月期 正誤表


(2)設備投資の予想値
 設備投資の予想値
                                   投資予定額                                      完成後
                事業所名     設備の                       資金調達              完了予定
       会社名                        総額       既支払額              着手年月             の増加
                (所在地)     内容                        方法                年月
                                 (百万円)     (百万円)                               能力
                本社
                        第8号~第
    W-SCOPE     (大韓民                               自己資金                      加工生産
                        10号コーテ                               2018年   2020年
    KOREA       国忠清北               3,043     3,417 及 び 銀 行                   量 約 300
                        ィング生産                                6月      上期
    CO.,LTD.    道 清 州                              借入                        %増
                        設備
                市)
                本社
    W-SCOPE
                (大韓民    第14号及び                     自己資金
    CHUNGJU                                                  2018年   2020年   生産量約
                国忠清北    第15号生産    10,826     2,199 及 び 銀 行
    PLANT                                                    10月     下期      60%増
                道 忠 州   ライン                        借入
    CO.,LTD.
                市)
   (注) 1 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
        2 当社の事業はリチウムイオン二次電池用セパレータ事業の単一セグメントであるため、セグメント別
               の記載はしておりません。
        3 「完成後の増加能力」については前連結会計年度末比にて記載しております。
        4 なお、前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、完了したものは、次の
               とおりであります。
                    事業所名     設備の      投資額            完成後の
                会社名                          完了年月
                    (所在地)     内容     (百万円)           増加能力
                    本社      第5号及
           W-SCOPE  ( 大 韓 民 び第6号                     加工生産
                                             2019年
           KOREA    国忠清北 コーティ            932         量 約 200
                                             3月
           CO.,LTD. 道 清 州 ン グ 生 産                    %増
                    市)      設備
                    本社
           W-SCOPE
                    (大韓民
           CHUNGJU          第 10 号 生         2019年   生産量約
                    国忠清北               6,347
           PLANT            産ライン             2月      30%増
                    道 忠 州
           CO.,LTD.
                    市)
                    本社
           W-SCOPE
                    (大韓民
           CHUNGJU          第 11 号 生         2019年   生産量約
                    国忠清北               4,016
           PLANT            産ライン             6月      30%増
                    道 忠 州
           CO.,LTD.
                    市)
                    本社
                            第7号コ
           W-SCOPE  (大韓民                             加工生産
                            ーティン             2019年
           KOREA    国忠清北                 607         量 約 100
                            グ生産設             11月
           CO.,LTD. 道 清 州                            %増
                            備
                    市)
                    本社
           W-SCOPE          第 12 号 及
                    (大韓民                     2019年
           CHUNGJU          び 第 13 号                 生産量約
                    国忠清北               9,721 第 4 四 半
           PLANT            生産ライ                     60%増
                    道 忠 州                    期
           CO.,LTD.         ン
                    市)
                    本社      第 11 号 ~
           W-SCOPE
                    ( 大 韓 民 第 14 号 コ         2019年   加工生産
           CHUNGJU
                    国忠清北 ーティン          4,342 第 4 四 半 量 約 400
           PLANT
                    道 忠 州 グ生産設               期       %増
           CO.,LTD.
                    市)      備
        5 「完成後の増加能力」については前連結会計年度末比にて記載しております。