6618 M-大泉製 2021-05-14 15:30:00
2021年3月期決算説明補足資料 [pdf]
2021年5月14日
2021年3月期決算説明補足資料
株式会社大泉製作所
0
1.2021年3月期(20年度)業績
2.2022年3月期(21年度)業績予想
3.中期事業計画(21-23年度)
1
20年度業績 ハイライト
前期比では減収減益も、売上回復と合理化で予想比大幅改善
【第4四半期(2021/1月~2021/3月)】
⚫ 電動化推進による需要増と市況回復で全事業とも前年同期比増収
⚫ 売上増と合理化効果等により収益性も向上
⚫ 四半期実績では売上、利益ともに過去ピークの水準
【通期(2020/4月~2021/3月)】
⚫ 売上は上期の大幅減を下期の急回復で挽回、前期比▲6.0%
⚫ 減収により前期比では減益となるも、受注増加による稼働率上昇で
固定費を吸収、前回公表予想を大幅に過達
⚫ 自己資本比率は26.5%に向上(前期比+3.8ポイント)
⚫ 期末配当金は1株当たり8円を継続予定 2
20年度業績 サマリー
単位:百万円
19年度 20年度
実績 売上高比 予想 売上高比 実績 売上高比 前期比 予想比
売上高 11,441 100.0% 10,650 100.0% 10,752 100.0% ▲6.0% +1.0%
営業利益 465 4.1% 180 1.7% 314 2.9% ▲32.4% +74.9%
経常利益 393 3.4% 130 1.2% 289 2.7% ▲26.5% +122.8%
当期
220 1.9% 20 0.2% 224 2.1% +1.6% -
純利益
※21年度予想は2021年2月発表の数値
3
20年度 事業別売上高(通期)
自動車 空調カスタム エレメント
百万円
12,000 前期比
11,441 事業 増減率 通期コメント
(百万円)
730 10,650 10,752
820 828
10,000 ⚫ 主力の自動車・空調が上期大
全体 ▲689 ▲6.0% 幅に減少、下期急回復も通期
3,588 では減
8,000 3,460 3,511
⚫ 既存品*は上期の大幅減によ
り前期比▲13%
自動車 ▲710 ▲10.0%
6,000 ⚫ 電動化領域は納入の本格化
により前期比+25%
空調 ⚫ 中国市況の好調と日本、欧米
4,000
7,122
▲77 ▲2.2% の在宅需要等で下期回復、通
6,370 6,412 カスタム 期では前期比微減
2,000 ⚫ 光通信用は需要増と顧客の
エレメント +98 +13.5% 当社製品シェアアップにより前
期比+73%
0
19年度実績 20年度予想 20年度実績 * 既存品:カーエアコンやエンジン領域用の温度センサ
4
20年度 事業別売上高(四半期)
四半期売上高推移
(百万円) 自動車 空調カスタム エレメント 前年
第4四半期(3か月)
3,500 事業 同期比 増減率
3,217 コメント
(百万円)
3,060 3,007 209
3,000 ⚫ 中国の回復トレンド伸長に
2,813 2,803 2,763
188
全体 +454 +16.5% 加えその他地域も回復
2,500 2,417 1,035 ⚫ その結果全事業で増収
2,111 ⚫ 既存品*は中国、ASEAN
823
2,000 の生産増により前年同期
自動車 +222 +12.7% 比+9%
⚫ 電動化領域は納入本格化
1,500 で前年同期比+47%増加
1,973 空調 ⚫ 中国市況の好調や在宅需
1,000
+212 +25.8% 要により日本、欧米向けが
1,751 カスタム 増加
500
⚫ 光通信用は顧客在庫調整
エレメント +21 +11.0% 等により前年同期比+11%
0
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
19年度 20年度 19年度 20年度 19年度 20年度 19年度 20年度
* 既存品:カーエアコンやエンジン領域用の温度センサ
5
20年度 エリア別売上高
⚫ 日本は下期より主力製品の売上が急回復するも、上期の大幅減を賄えず減収
⚫ 中国は期初より回復、市況好調の継続により全事業で増収
⚫ ASEANは下期より回復基調、上期大幅減の影響が大きく通期では減収
単位:百万円
エリア 売上高 構成比 前期比 増減率
日本 5,442 50.6% ▲840 ▲13.4%
中国 2,480 23.1% +579 +30.4%
ASEAN 1,161 10.8% ▲349 ▲23.1%
その他 1,669 15.5% ▲92 ▲5.2%
合計 10,752 100.0% ▲702 ▲6.1%
※エリア区分は当社の納入先を基準とし、各売上高には納入後に他国に輸出されるものが含まれます。 6
20年度 損益計算書
⚫ 生産性向上、合理化に取り組むも、前期比減収により減益
⚫ 繰延税金資産の計上により当期純利益率は前期実績並み
単位:百万円
19年度 20年度
売上高比 売上高比 前期比
売上高 11,441 100.0% 10,752 100.0% -6.0%
売上総利益 2,290 20.0% 2,026 18.8% -11.5%
営業利益 465 4.1% 314 2.9% -32.4%
営業外収支 △71 -0.6% △25 -0.2% -
うち、支払利息 △68 -0.6% △68 -0.6% -
うち、為替差損益 △2 -0.0% △49 -0.5% -
経常利益 393 3.4% 289 2.7% -26.5%
法人税等 173 1.5% 65 0.6% -62.4%
当期純利益 220 1.9% 224 2.1% +1.6%
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20年度 四半期業績推移
⚫ 第1、第2四半期は主力の自動車・空調が大幅減収
⚫ 第3四半期以降は主力製品の急回復と電動化領域の本格化により前年同期を過達
⚫ 第4四半期は売上、営業利益ともに過去ピーク
単位:百万円
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
売上高比 売上高比 売上高比 売上高比
売上高 2,111 100.0% 2,416 100.0% 3,007 100.0% 3,217 100.0%
自動車 1,053 49.9% 1,522 63.0% 1,863 61.9% 1,973 61.3%
空調・カスタム 795 37.7% 727 30.1% 953 31.7% 1,035 32.2%
エレメント 262 12.4% 166 6.9% 190 6.3% 209 6.5%
営業利益 ▲57 -2.7% ▲28 -1.2% 147 4.9% 252 7.8%
経常利益 ▲27 -1.3% ▲28 -1.2% 97 3.2% 247 7.7%
四半期純利益 ▲36 -1.7% ▲37 -1.5% 70 2.4% 228 7.1%
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20年度 貸借対照表
⚫ COVID-19影響への備えとして借り入れた短期借入を一部返済(現金預金)
⚫ 海外子会社へのIFRS適用により固定資産及び有利子負債が増加(約3.5億円)
◇資産の部 ◇負債・純資産の部 (単位:百万円)
20年3月 21年3月 増減 20年3月 21年3月 増減
流動資産 6,510 6,642 131 流動負債 3,850 3,703 △146
現金預金 2,054 1,703 △350 仕入債務 1,156 1,288 131
売上債権 2,070 2,452 382 有利子負債 2,063 1,698 △365
棚卸資産 2,244 2,390 145 その他 630 716 86
その他 141 95 △45 固定負債 3,413 3,697 283
固定資産 2,931 3,474 543 有利子負債 2,650 3,007 357
有形固定資産 2,628 2,990 362 その他 763 689 △74
無形固定資産 125 136 11 負債合計 7,264 7,400 136
投資その他 178 347 169 純資産合計 2,178 2,716 537
株主資本 2,122 2,282 160
その他 56 434 377
9
資産合計 9,442 10,117 674 負債・純資産合計 9,442 10,117 674
1.2021年3月期(20年度)業績
2.2022年3月期(21年度)業績予想
3.中期事業計画(21-23年度)
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21年度業績予想 ハイライト
◼ 中計に繋げる期間と位置づけ、将来に向けた成長投資を再開
◼ 売上はCOVID-19前に回復も、利益率は前期並みにとどまる
【売上】
⚫ 全ての事業で前期比増収、COVID-19前の水準を見込む
⚫ 自動車電動化の推進により電動化領域の売上が伸長
⚫ 光通信用エレメントは需要増加に向けた拡販に注力
【収益】
⚫ COVID-19影響で抑制していた成長投資を再開
➣「ヒト」:組織力強化 ➣「モノ」:コスト競争力強化、デジタル化推進
⚫ 上記によるコスト増により営業利益率は20年度実績と同水準
⚫ 期末配当金は1株当たり8円を継続予定
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21年度業績予想 サマリー
単位:百万円
20年度 21年度
実績 売上高比 予想 売上高比 前期比
売上高 ※
11,170 +3.9%
(新会計基準)
売上高
10,752 100.0% 12,100 100.0% +12.5%
(旧会計基準)
※
営業利益 314 2.9% 345 2.9% +9.6%
※
経常利益 289 2.7% 310 2.6% +7.0%
※
当期純利益 224 2.1% 235 1.9% +4.7%
為替レート(US$) 106.10 105.00
※2021年度より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、21年度の業績予想は
当該基準(有償支給取引に係る売上高の純額表示等)を適用した後の金額で公表しております。
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※2021年度の各利益の売上高比は、旧会計基準による売上高を100%として記載しております。
21年度業績予想 成長投資によるコスト増
◼ 19年度、20年度はCOVID-19の影響を受けたため、COVID-19前(18年度)と比較
⚫ 18年度実績 : 売上高 124億円 営業利益 735百万円
⚫ 21年度予想 : 売上高 121億円 営業利益 345百万円(売上高は旧基準による)
百万円
生
産 (設
合
性 理備
18
向 化投 デ
年
上 ・資
自 ジ
・
合 タ
度 動
( 理 化 ル
実 化 (組
採
化 )
績 効 用織
) 果 ・力 ( 21
教強 予
育化 想年
成長投資コスト ) )度
13
21年度業績予想 事業別売上
百万円
自動車 空調カスタム エレメント
14,000
12,100 前期比
事業 増減率 通期コメント
12,000 11,441 845 (百万円)
10,752
730
828 ⚫ 全事業ともCOVID-19前
10,000
3,760 全体 +1,348 +12.5% 水準に回復、電動化領域
3,588 の売上増加により増収
8,000 3,511
⚫ 電動車領域は自動車電
自動車 +1,083 +16.9% 動化推進により数量増、
前期比+80%
6,000
空調 ⚫ 空調は主要顧客のシェア
4,000 +248 +7.1% アップと新規受注獲得
7,122 7,495 カスタム
6,412
2,000
⚫ 光通信用は顧客の在庫
エレメント +17 +2.1% 調整等により前期比微増
0
19年度実績 20年度実績 21年度予想
※21年度の売上高予想は20年度以前の実績と同一の基準で算定、記載しております。 14
1.2021年3月期(20年度)業績
2.2022年3月期(21年度)業績予想
3.中期事業計画(21-23年度)
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中期(21-23年度) 事業計画“挑戦2023”
■経営目標(2023年度)
売上高 140億円(旧会計基準による)
営業利益率 8.0%
■事業戦略
【成長・拡大】
⚫ カーボンニュートラル社会の到来に向けて電動車領域の
二次電池・ヒートポンプ・モータ分野を強化
⚫ 5G普及と光通信ビジネス拡大に向けた製品を開発
【企業体質強化】
⚫ 合理化、自動化による生産コスト低減で製品競争力を向上
⚫ デジタル化により間接部門を含めた全社の生産性を向上
⚫ 組織、人材力強化に向けて人材確保と育成に注力 16
中期(21-23年度) 売上高
20年度比
+30%
14,000
13,000
11,441 12,100
10,752
17
※21年度以降の売上高予想は20年度以前の実績と同一の基準で算定、記載しております。
中期(21-23年度) 事業別売上高と注力分野
自動車事業 空調カスタム事業 エレメント事業
電動車拡販に注力 主要顧客との取引深耕 光通信用拡販に注力
電動車領域 主要顧客 光通信用
20年度比270% 20年度比140% 20年度比160%
※21年度以降の売上高予想は20年度以前の実績と同一の基準で算定、記載しております。 18
中期(21-23年度) 企業体質強化
合理化、自動化の取組み
生産性向上、コスト低減のための設備更新と自動機導入
品質向上とコスト低減を両立させる検査自動化の推進
F-IoT による工場分析と改善
デジタル化の取組み
基幹システムの導入による生販活動の管理基盤強化
業務の“視える化”と 事務処理の効率化
インフラ整備、セキュリティ強化 19
中期(21-23年度) 技術開発
■車両電動化、光通信等伸びる分野に対応した技術開発に注力
自動車
電動車分野事業の拡大に向け、二次電池・熱マネジメント・モータ分野を強化
モータコイル用 二次電池用
高耐熱温度対応製品 測温精度対応製品
の開発 薄型製品の開発
熱マネージメント用
多様化する測温ニーズに
対応した製品の開発
空調・カスタム エレメント
・主要顧客をターゲットにコスト力を強化 ・光通信事業拡大向けのエレメントを開発
空調用 光トランシーバ用
部品点数低減、安価部材採用 機器小型化対応製品
VE製品の開発 の開発
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フェローテックホールディングス社との協業
■両社の得意分野を掛け合わせたシナジーで事業の拡大に取り組む
熱制御製品技術 新たな製品開発 温度センサ技術
フ 大
ェ
ロ 泉
ー 中国市場の
販売チャネル 事業の拡大
当社顧客の
販売チャネル 製
テ 作
ッ 所
ク 生産・技術・
販売各部門 経営資源活用
生産・技術・
販売各部門
株式会社フェローテックホールディングス 当社
代表取締役副社長 山村丈様 代表取締役社長 佐分淑樹
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注意事項
この資料に掲載されている、株式会社大泉製作所の現在の計画、見通し、戦略などのうち、歴史的
事実でないものは、将来の業績に関する見通しであります。これらは、現在入手可能な情報から得
られた株式会社大泉製作所の経営者の判断に基づいており、内容の正確さについては細心の注
意を払っておりますが、掲載された情報の誤りによって生じた障害等に関しまして、当社は一切責
任を負うものではありませんのでご了承ください。投資に関する決定は利用者ご自身のご判断にお
いて行われるようお願いいたします。
IR お問い合わせはホームページからお願いします。
http://www.ohizumi-mfg.jp/contact/
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