6618 M-大泉製 2020-11-13 15:30:00
2021年3月期 第2四半期決算説明補足資料 [pdf]

                 2020年11月13日




2021年3月期 第2四半期
   決算説明補足資料




    株式会社大泉製作所
                               0
20年度第2四半期業績サマリー
COVID-19影響により減収、第2四半期以降は回復基調も期間利益はマイナス

【売上】
 ⚫ 主力事業の自動車既存品、空調用が顧客の生産調整等により減収
 ⚫ 中国市場は増収、日本、欧米は第2四半期より回復基調
 ⚫ 成長分野の電動化領域、光通信用は前年同期比増収

【収益】
 ⚫ コロナ禍での工場合理化等による生産性向上を進めるも売上減により減益
 ⚫ 国内工場の稼働調整助成金で営業外損益が良化

【B/S】
 ⚫ 第2四半期以降の受注回復と借入枠増加により、借入金を一部返済
                                         1
20年度第2四半期 損益計算書サマリー
                                         単位:百万円

         19年度第2四半期            20年度第2四半期

         実績       構成比    実績      構成比     前年同期比

 売上高      5,874     ―    4,528      ―     -22.9%


 営業利益      320    5.5%    ▲85    -1.9%        ―


 経常利益      277    4.7%    ▲55    -1.2%        ―


四半期純利益     210    3.6%    ▲73    -1.6%        ―
                                                   2
 20年度第2四半期事業別売上高
                                             前年
        自動車      空調カスタム    エレメント    事業      同期比    増減率            増減コメント
(百万円)                                      (百万円)
7,000                                                       ⚫5月で底を打ち、6月以降回復
         5,874                      全体     ▲1,346 -22.9%    ⚫中国市場は増加、日本、欧米は
                                                             回復も、ASEAN販売は不振が続く
6,000
          341
                                                            ⚫光通信用は5G向け需要により増加
5,000                     4,528    エレメント     + 88 + 25.8%   ⚫既存品は車載、家電用が減
         1,889
                           429
4,000                                                       【空調】
                                                            ⚫第2四半期は猛暑と巣籠消費等で
                          1,523                              ルームエアコン用が増加
3,000                               空調
                                   カスタム
                                            ▲366 -19.4%     ⚫ASEAN販売は回復に遅れ
                                                            【カスタム】
                                                            ⚫工作機用は顧客内の当社シェアアッ
2,000                                                        プと中国市場回復により増加
         3,644
                          2,577                             ⚫既存品は中国市場は増加も、
1,000                                                        日本、欧米、ASEAN販売が減少
                                   自動車     ▲1,067 -29.3%    ⚫電動化領域は新規品の納入本格化
                                                             等により前年同期比増加
   0
         19年度         20年度
        第2四半期        第2四半期                                                       3
20年度第2四半期エリア別売上高
⚫ 日本はCOVID-19影響による国内自動車の生産調整等により減少
⚫ 中国販売は市況回復によりすべての事業で増収
⚫ ASEAN向けはCOVID-19影響による東南アジア・インドの市況低迷で回復に遅れ
                                            (単位:百万円)

  エリア      売上高        エリア別      前年同期比       増減率
                      構成比
  日本          2,305    50.9%       ▲ 882     ▲ 27.7%

  中国          1,189    26.3%        + 190    + 19.0%

 ASEAN         429      9.5%        ▲371     ▲ 46.4%

  その他          605     13.4%       ▲ 284     ▲ 32.0%

  合計          4,528    100.0%     ▲ 1,346    ▲ 22.9%
※エリア区分は当社の納入先を基準とし、各売上高には納入後に他国に輸出されるものが含まれます。         4
20年度第2四半期利益増減

(百万円)




        生産性向上努力
        ・働き方改革
        ・工場合理化 等




                   5
20年度第2四半期貸借対照表
⚫ 受注回復と期中での主力行の借入枠増加(+10億円)により前期末短期借入金を返済
⚫ 海外子会社へのIFRS適用により固定資産及び有利子負債が増加(約+5億円)

◇資産の部                             ◇負債・純資産の部             (単位:百万円)
          20年3月 20年9月      増減                 20年3月 20年9月      増減
流動資産       6,510   5,662 ▲848     流動負債         3,850   3,091   ▲758
  現金預金     2,054   1,353 ▲700      仕入債務        1,156    856    ▲300
  売上債権     2,070   1,911 ▲158      有利子負債       2,063   1,606   ▲458
  棚卸資産     2,244   2,292    +47    その他          630     629     ▲0
  その他       141     104    ▲37    固定負債         3,413   3,911   +497
固定資産       2,931   3,451   +519    有利子負債       2,650   3,176   +526
 有形固定資産    2,628   3,127   +499    その他          763     734    ▲28
 無形固定資産     125     130      +5   負債合計         7,264   7,003   ▲260
 投資その他      178     193     +15   純資産合計        2,178   2,109   ▲68
                                   株主資本        2,122   1,981   ▲141
                                   その他           56     128     +72
                                                                      6
資産合計       9,442   9,113 ▲329     負債・純資産合計     9,442   9,113   ▲329
20年度通期業績予想を修正
第2四半期以降の受注回復により売上予想が増加、各段階利益は黒字化

【売上・収益】

 ⚫ 自動車、空調カスタムの受注回復が前回予想に比べ早期化
 ⚫ 下期(10-3月)累計では、前年同期を超える見込み
 ⚫ 成長分野の売上は当初予想通り進捗
 ⚫ 上期に講じた生産性向上施策を継続し、コストを抑制

【配当について】
 COVID-19による影響は予断を許さず、今後の当社業績に与える影響が不
 透明な状況のため、期末配当額は現時点では未定とさせていただきます。

                                        7
20年度業績予想(修正)
                                                 単位:百万円

             19年度                   20年度予想

                       前回                         前回
          実績       %           %    修正    %   前期比
                       予想                         予想比
  売上高     11,441    ― 10,000   ― 10,300     ― -10.0%    +3.0%

 営業利益       465 4.1%    ▲60 -0.6%    45   0.4% -90.3%     ―

 経常利益       393 3.4%    ▲40 -0.4%    60   0.6% -84.7%     ―

当期純利益       220 1.9%    ▲80 -0.8%    15   0.1% -93.2%     ―

※上記の業績予想には、現時点での入手可能な情報に基づく将来の予測が含まれております。

                                                                8
20年度通期事業別売上高予想
                   自動車    空調カスタム   エレメント
  (百万円)
                                                     前回予想比
14,000                                        事業              増減率
                                                     (百万円)
           11,441
12,000                                        全体      + 300   +3.0%
            730           10,000    10,300
10,000                               800
                           790               エレメント     + 10   +1.3%
           3,588
 8,000                              3,300
                          3,240
 6,000                                        空調
                                             カスタム
                                                       + 60   +1.9%
 4,000
           7,122
                          5,970     6,200
 2,000                                       自動車      + 230   +3.9%

    0
          19年度実績         20年度予想    20年度予想
                           (前回)      (修正)                         9
 20年度事業別売上高予想
             自動車    空調カスタム        エレメント
  (百万円)                                              下期予想
                                             事業             増減率           増減コメント
7,000                                               (前年同期比)

        5,874                                                       ⚫下期(10-3月)累計では、前年
6,000                              5,772     全体       + 205 +3.7%
                  5,567                                              同期を超える見込み
          341                       371
                   389
5,000                     4,528                                     ⚫家電向け等既存品は不振が続く
          1,889
                                            エレメント     ▲ 18    -4.6% ⚫光通信用は米中問題等で減速も、
                                    1,777                            前年同期比増加(+70%)
                  1,699    429
4,000
                                                                    【空調】
                          1,523                                     ⚫回復が遅れていたASEAN向けは
3,000                                                                下期より上向く
                                             空調                     ⚫中国市場は継続して好調
                                            カスタム
                                                       + 78   +4.6% ⚫空調全体は前年同期比微増
2,000
          3,644   3,478             3,624
                                                                    【カスタム】
                          2,577                                     ⚫工作機用の需要が回復
1,000
                                                                   ⚫電動化領域は受注済製品の納入
                                                                    本格化と新規製品の採用増により
   0                                        自動車       + 146   +4.2% 前年同期比増加(+40%)
        19年度      19年度    20年度     20年度                            ⚫既存製品は前年同期比微増
         上期        下期      上期     下期(予想)
                                                                                        10
今後の事業見通し
【2020年度】 コロナ禍において生産性向上により黒字化

⚫ 下期 :受注回復により工場稼働率上昇
      ➢ 工場合理化等の生産性向上を継続


【2021年度~】 中期計画の経営戦略に沿って成長

⚫ 自動車 :車両販売回復、電動化比率が大幅増
     ➢ 二次電池用、ヒートポンプ用の拡販に注力

⚫ 空調    :世界的猛暑や巣籠需要による空調販売の増加
       ➢ 主要顧客の当社シェアアップとVE品の横展開に注力

⚫ エレメント:5Gサービスの開始でインフラ投資が加速
      ➢ 光通信用エレメントのシェアアップに注力
                                    11
自動車の電動化によりサーミスタ需要は増加
                                                               動力タイプ別サーミスタ搭載数(個/台)
      今後、自動車の電動化が進む
                                                                                    電動車
           動力別自動車生産台数                                            内燃車
                                                                           HV/PHV     EV/FCV

                                                                 10~15     15~30          20~25
            内燃車       HV/PHV車         EV/FCV


                                       2030年             百万個     自動車用サーミスタ需要数
     2019年
                                                       2,000
                                       (予想)
           2%
                                                       1,500
      6%
                                  16%

                                                       1,000
                92%                            54%
                                30%
                                                        500


             電動車比率は 8% → 46%                              0
                                                                 2019年      2025年           2030年
                                                                  実績        → 予想
                                                                                                    12
*出所:2020年8月FOURIN社及びMARKLINESデータによる当社試算              *出所:2020年8月FOURIN社及びMARKLINESデータによる当社試算
電動化領域の売上は大きく増加する見込み
                    電動化領域売上高
   百万円
3,000




2,000




1,000




   0
         2019年   2020年   2021年   2022年   2023年
          実績      見込     → 予想                    13
 5Gサービス開始で光通信市場が拡大
   千個    光通信用サーミスタ需要数(予測)                           百万円      光通信用売上高
80,000                                        700

70,000                                        600

60,000
                                              500
50,000
                                              400
40,000
                                              300
30,000
                                              200
20,000

10,000                                        100


    0                                           0
         2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度          2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
                                                       実績     見込   → 予想
                                                                                      14
 *顧客聞き取り情報による当社試算
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