6594 日本電産 2019-07-24 17:00:00
2020年3月期第1四半期決算説明会資料 [pdf]
(証券コード:6594)
https://www.nidec.com
2020年3⽉期 第1四半期
決算説明会
2019年7⽉24⽇ Ni150Fシリーズ Ni100Fシリーズ Ni70Fシリーズ
-注意事項-
本プレゼンテーション及び引き続き⾏われる質疑応答の際の回答には、将来に関する⾒通し、期待、
判断、計画あるいは戦略が含まれています。この将来予測に基づく記載や発⾔は、為替変動、製品に
対する需要変動、各種モータの開発・⽣産能⼒、関係会社の業績及びその他のリスクや不確定要素
を含みます。本プレゼンテーション及び引き続き⾏われる質疑応答の際の回答に含まれる全ての将来
的予測に基づく記載や発⾔は、プレゼンテーションの⽇に⼊⼿可能な情報に基づいており、私達は、法
令に定めのある場合を除き、このような将来予測に基づく記載や発⾔を更新する義務を負いません。ま
た、この記載や発⾔は、将来の実績を保証するものではなく、実際の結果が、私達の現在の期待とは、
実体的に異なる場合があります。このような違いには、多数の要素が原因となり得ます。これらの要素や
リスクについては当社の継続開⽰及び適時開⽰等の記載をご覧ください。
表紙の写真は、トラクションモータシステム「E-Axle」のラインアップ拡充を⽰します。2019年4⽉から量産を開始した150kWモデルに加え、100kW、70kWの2機種
を新たに開発いたしました。ギアボックス・インバータ・モータ⼀体化による⼩型・軽量モデルの特徴はそのままに、様々なセグメントの⾞種への搭載が可能になりました。
これにより、グローバル市場でのニーズのほとんどをカバーできるようになります。
2
連結決算業績
18年度 19年度 19年度
(百万円) 前年⽐
第1四半期 第1四半期 通期⾒込
売上⾼ 372,223 360,874 -3.0% 1,650,000
営業利益 45,693 27,959 -38.8% 175,000
営業利益率 12.3% 7.7% - 10.6%
税引前利益 45,888 31,262 -31.9% 170,000
当期利益 37,287 3,476 -90.7% 135,000
⼀株利益(円) 126.06 11.81 -90.6% 458.73
対⽶ドル為替レート ⽶ドル=105円
平均・・・ 109.07円 109.90円 +0.8% ユーロ=125円
期末・・・ 110.54円 107.79円 -2.5% (2Q以降想定レート)
*17ページに記載の注記にご留意下さい。
為替感応度:1円あたり⽶ドルは売上⾼90億円、営業利益11億円、 ユーロは売上⾼17億円、営業利益4億円 (全てFY19通期ベース)
3
2019年1Q決算ハイライト
連結売上⾼は前期⽐3%減収も、上期及び通期ガイダ
ンスは不変。
営業利益は前期⽐39%減益も、上期及び通期ガイダン
スは不変。
当期利益は⾮継続事業のセコップ損失198億円計上を
主因に前期⽐91%減益となり、上期ガイダンスを下⽅修
正したものの、通期ガイダンスは不変。
*17ページに記載の注記にご留意下さい。
4
2019年度1Q業績の前年同期⽐増減分析
【売上⾼】
(億円) +26 +2
▲42 ▲35
▲42
▲22
3,722
3,609
FY18・1Q 為替 精密⼩型 ⾞載 家電・商業・ 機器装置 電⼦・光学、 FY19・1Q
(実績) 変動 モータ 産業⽤ その他 (実績)
【営業利益】
(億円)
▲16
▲10
▲38
457 ▲30
+2
FY18(1Q) ▲15 ▲48
FY19(1Q) ▲25 ▲27 ▲10
差異 ▲10 280
FY18・1Q 為替 構造改⾰ 精密⼩型 ⾞載 家電・商業・ 機器装置 電⼦・光学、 全社費⽤ FY19・1Q
(実績) 変動 費⽤ モータ 産業⽤ その他 (実績)
*17ページに記載の注記にご留意下さい。 5
2019年度1Q業績の直前四半期⽐増減分析
【売上⾼】
(億円)
+104 +25
▲10 ▲8 ▲12
▲21
3,609
3,530
FY18・4Q 為替 精密⼩型 ⾞載 家電・商業・ 機器装置 電⼦・光学、 FY19・1Q
(実績) 変動 モータ 産業⽤ その他 (実績)
【営業利益】
+6 +3
(億円) +21 +9
+207
▲4
▲16
280
FY18(4Q) ▲232※ ※FY18・4Q時点▲237でしたが、
FY19(1Q) ▲25 セコップ事業分▲5は⾮継続となる
差異 +207 ため、除外した▲232となります。
57 ▲4
FY18・4Q 為替 構造改⾰ 精密⼩型 ⾞載 家電・商業・ 機器装置 電⼦・光学、 全社費⽤ FY19・1Q
(実績) 変動 費⽤ モータ 産業⽤ その他 (実績)
*17ページに記載の注記にご留意下さい。 6
四半期別の業績推移(売上⾼・営業利益)
WPR3 活動によるコスト構造の改⾰を着実に継続し、需要の本格的な回復期に備える
6,000 600
売上⾼(左軸) 営業利益(右軸)
WPR3
売 5,000 500 営
上 業
⾼ 利
︵ 4,000 400 益
億 ︵
円 億
︶ 3,000 300 円
︶
WPR1 WPR2
2,000 200
震災
1,000 100
タイ洪⽔
リーマンショック
0 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
-254
FY08 FY09 FY10 FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19
(1,000) (100)
構造改⾰
7
中期戦略⽬標
Vision2020
8
Vision2020 : 中期戦略⽬標
利益ある⾼成⻑の飽くなき追求
① 連結売上⾼⽬標 2兆円
(新規M&A 約5,000億円を含む)
② 内、⾞載売上⾼⽬標 7千億円〜1兆円
③ 連結営業利益率⽬標 15%以上
④ ROE(株主資本利益率) 18%以上
(株主資本⽐率60%を前提⽬標)
⑤ グローバル5極経営管理体制の確⽴
9
⾞載:トラクションモータ受注が急ピッチに進展、第2・第3の製造拠点も決定
<販売台数計画> <⽣産拠点計画>
直近3ヶ⽉の間にFY20-21の受注数量が倍増 将来の受注に備え早急に体制を整備
【トラクション第1⼯場】 稼働中
【2019年4⽉時点の受注】 【2019年7⽉時点の受注】
(千台) (千台) ⽇本電産東測(浙江)
有限公司
500 500 500 600千台/年
400 400 【トラクション第2⼯場】 新規⽴上げ予定
300 300
300 ⽇本電産⾃動⾞モータ
(浙江)有限公司
200
210
400千台/年
200 200
100 100 【トラクション第3⼯場】 新規⽴上げ予定
100 100
⽇本電産(⼤連)
有限公司
0 0
FY19 FY20 FY21 FY19 FY20 FY21 1,000千台/年
10
⾞載:トラクションモータ⼯場が本格的な量産稼働を開始①
4階建て66,000㎡の世界最⼤級のトラクションモータ⼯場が、量産稼働を開始
全⾃動組⽴ライン(100m) 最終⼯程
⿃瞰写真
鋳造ライン(主要部品を内製化)
11
⾞載:トラクションモータ⼯場が本格的な量産稼働を開始②
主要部品を内製化し、⾼品質・低コスト化・安定供給を実現する垂直統合型⼯場
アルミダイキャスト ハウジング・コアプレス
精密機械加⼯ 樹脂成形
12
⾞載:ADAS関連での新規受注案件が⽬⽩押し
ハイエンドからローエンドまで幅広いプロダクトラインナップを準備しグローバル市場で受注が進展
【⽇本電産エレシスのADAS関連製品売上⾼⽬標】 ⽇本・欧⽶・中国の乗・商⽤⾞OEMから
(億円)
受注・新規引き合いが殺到
1,000
800
新型アンテナ
ISF Gen2 ADAS-ECU 77G MRR 77G SRR 79G SRR
600
400
新型アンテナ
200
0
FY19 FY20 FY22 FY25
(予) (予) (⽬標) (⽬標)
13
精密⼩型モータ:台湾CCI社のPMIと拡販活動を推進中
嘗ての「部品単品納⼊」から「モジュール・ソリューション」を求める顧客ニーズの変化に対応
【競合分析】
のファンシリーズ
を 投⼊ CCI 国内A社 台湾A社 台湾B社 台湾C社
ファン 無し 無し 無し 〇 〇
ヒートパイプ 〇 〇 〇 〇
ヒートシンク 〇 △ ✖ △ △
べーパーチャンバー 〇 △ ✖ 〇 △
モジュール開発⼒ 〇 〇 ✖ 〇 〇
⽣産⼒ 〇 〇 〇
コスト競争⼒ ✖ 〇 〇
協業能⼒ 〇 △ △ △
14
家電・商業・産業⽤:⽇本電産テクノモータの四半期別売上推移
空調関連は、猛暑の欧州、アジアや⽇本も好調。昨年度来の中国の市場在庫は解消基調
【⽇本電産テクノモータの四半期毎売上⾼推移】
(億円) 1Qは空調
繁忙期 1Qは空調
250 繁忙期
1Qは空調
繁忙期 回復基調にはあるが
中国系の⼀部顧客は
未だ6-8割⽅の戻りか
200
150 2Qは空調 2Qは空調 2Qは空調
閑散期 閑散期 閑散期
100
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q(予)
FY2017 FY2018 FY2019
15
機器装置:⽇本電産シンポの成⻑戦略
新製品投⼊による着実な⾃律成⻑とM&Aの連打で製品ポートフォリオを拡充し⾼成⻑を実現
【⽇本電産シンポの年間売上⾼推移】 <プレス事業>
(億円)
1,000 自律成長 M&A
減速機事業 プレス事業
SYS
800
5年間で倍増
を狙う
600
<減速機事業>
400
自律成長 M&A
遊星減速機 MSグレスナ― デッシュ
200
0 直交型減速機 ⼤型減速機
FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19 FY20
(予) (⽬標)
16
お問い合わせ先
⽇本電産株式会社 IR・CSR推進部
Tel: 075-935-6140
E-mail: ir@nidec.com
注記:
当社は2019年度第1四半期よりセコップ社の冷蔵庫向けコンプレッサー事業を⾮継続事業に分類しております。これにより、売上⾼、営業利益及び税引前利益は
⾮継続事業を除いた継続事業の⾦額を表⽰しております。
17
補⾜資料
業績推移・
製品グループ別状況
18
「6千億円×3本の柱」が軸となる新たな2兆円企業集団へと脱⽪
2010年度 2018年度 2020年度
売上⾼:6,760億円 売上⾼:1兆4,754億円 売上⾼:2兆円(⽬標)
(売上⾼:億円) 1兆円
精密⼩型モータ ⾞載 家電・商業・産業⽤ その他の製品グループ
新規M&Aを
含めた上乗せ
(挑戦⽬標)
6,000 6,000 6,000
4,954 億円 億円 億円
億円 【⾃律成⻑】 【⾃律成⻑】 【⾃律成⻑】
4,415
(⽬標) (⽬標) (⽬標)
億円
3,484
億円 2,973
億円
重点2事業
2,412 2,000
重点2事業 1,642
億円 億円
942 億円 【⾃律成⻑】
692
億円
億円 重点2事業 (⽬標)
*17ページに記載の注記にご留意下さい。
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“4つの⼤波”に新たに加わる5Gの⼤波によって「5つの⼤波」へ
クルマ・ロボティクス・省エネ家電・ドローン⽤途等、創業以来の⼤波が続々と到来
クルマの電動化、EV・PHEV ロボット活⽤の拡がり
内燃機関から電気へ。 協働型ロボットが⾷品・物流・
100年に1度の技術⾰新 サービス分野へ。市場急拡⼤
脱炭素化の波 5G通信に起因する様々な次世代技術 ロボット化の波
通信速度100倍がもたらすハードウェアの技術⾰新
デジタルデータ
爆発の波
家電製品のブラシレスDC化 農業・物流の省⼈化
コードレス化や⾼機能化。 ⼈⼿不⾜の深刻化。
家電製品の技術⾰新 第4次産業⾰命が追い⾵
省電⼒化の波 物流⾰命の波
20
FY19/1Q製品グループ別売上構成 *17ページに記載の注記にご留意下さい。
サービス、オルゴール関連商品 0.3% その他
(0.3%) ( )内のパーセントは昨年度の構成⽐率
電⼦・光学部品 精密⼩型モータ
4.2%
(4.8%)
カメラシャッタ、スイッチ、トリマポテンショメータ、 29.9%
部品加⼯、樹脂成型品 (28.6%)
10.6% HDDモータ その他⼩型モータ
(11.5%)
10.5% 光ディスク装置⽤モータ、
機器装置 (13.1%) OA機器⽤モータ、
ポリゴンレーザスキャナ⽤
産業⽤ロボット、
19.4% モータ、
基板検査装置、⾼速プレス機器、チップ (15.5%) MPU冷却⽤ファン、
実装機、計測機器、変減速機、FA機
器、カードリーダー
3,609 ゲーム機⽤ファン、
億円 PC・通信機器⽤ファン、
家電⽤ファン、
⾃動⾞⽤ファン、
34.1%
携帯電話⽤振動モータ、
(34.1%) 20.9% ブラシ付モータ、
(20.7%) ステッピングモータ、
モータ駆動ユニット
家電・商業・産業⽤
⾞載
21
連結決算ハイライト *17ページに記載の注記にご留意下さい。
【売上⾼・営業利益の推移(億円)】 【税引前利益・当期利益の推移(億円)】
売上⾼ 営業利益 営業利益率(%)
税引前利益 当期利益
499
3,722 3,832 3,670 459
505 3,530 3,609 412
457 373
306 313
13.2%
12.3% 285 280 245
7.7%
7.8%
57 78
46 35
1.6%
18年度1Q 2Q 3Q 4Q 19年度1Q
18年度1Q 2Q 3Q 4Q 19年度1Q
【配当⾦の推移(円)】 【キャッシュフローの推移(億円)】
期末配当⾦ 第2四半期末配当⾦ ⼀株利益 営業CF 投資CF フリーCF
447
327
442 459 (予)
374
376 81
50.0 55.0
55.0 (予)
45.0 -99
50.0 55.0
40.0 45.0 (予)
-366
-427
16年度 17年度 18年度 19年度 18年度1Q 19年度1Q
22
製品グループ別業績推移 *17ページに記載の注記にご留意下さい。
【精密⼩型モータ(億円)】 【⾞載(億円)】
売上⾼ 営業利益 売上⾼ 営業利益
206
120
109
165
149
106 68
982 43
57
1,226 1,143
1,063 747 735
27 1,080 772
719 755
18年度1Q 2Q 3Q 4Q 19年度1Q 18年度1Q 2Q 3Q 4Q 19年度1Q
【家電・商業・産業⽤(億円) 】 【機器装置(億円)】
売上⾼ 営業利益 売上⾼ 営業利益
82 78
132 131
56 55
19
87
1,209
1,270 1,230 1,246 1,230 426 428 395 390 381
48
30
18年度1Q 2Q 3Q 4Q 19年度1Q 18年度1Q 2Q 3Q 4Q 19年度1Q 23
Vision2020:利益ある⾼成⻑と財務規律の両⽴ *17ページに記載の注記にご留意下さい。
財務規律を維持・向上させながら 営業利益率15%/ROE18%を狙う
(億円) 株主資本(左軸) 株主資本⽐率(右軸) (%)
15,000 ROE(右軸) 65% 三位⼀体のROE向上
営業利益率(右軸) 60.0% ・ 売上⾼純利益率
60% ・ 総資産回転率
54.9% 55.4%
52.6% 53.2% 12,000 ・ 財務レバレッジ
12,000 50.4%
55%
49.1%
47.5%
46.2%
9,976 50%
44.4% 9,325
9,000 42.3%
41.3%
8,466 45%
株主資本⽐率 7,450 7,630
6,000
18.0% 20%
16.3% 5,180
15.0% 14.7%
ROE 11.2%
4,157 12.1% 12.0% 11.9%
13.8%
11.5% 15%
9.2% 15.0%
13.9% 13.7%
3,000 10%
10.7% 10.8% 10.0% 11.6% 11.4%
営業利益率 8.9% 3,403 3,553 2.5% 9.7%
8.8% 5%
3,702
2,971
0 2.0% 0%
FY08 FY09 FY10 FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY20
(⽬標)
⽶国会計基準 IFRS 24