（証券コード：6594）
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2019年3⽉期 第3四半期
決算説明会
2019年1⽉23⽇ 1
－注意事項－
本プレゼンテーション及び引き続き⾏われる質疑応答の際の回答には、将来に関する⾒通し、期待、
判断、計画あるいは戦略が含まれています。この将来予測に基づく記載や発⾔は、為替変動、製品に
対する需要変動、各種モータの開発・⽣産能⼒、関係会社の業績及びその他のリスクや不確定要素
を含みます。本プレゼンテーション及び引き続き⾏われる質疑応答の際の回答に含まれる全ての将来
的予測に基づく記載や発⾔は、プレゼンテーションの⽇に⼊⼿可能な情報に基づいており、私達は、法
令に定めのある場合を除き、このような将来予測に基づく記載や発⾔を更新する義務を負いません。ま
た、この記載や発⾔は、将来の実績を保証するものではなく、実際の結果が、私達の現在の期待とは、
実体的に異なる場合があります。このような違いには、多数の要素が原因となり得ます。これらの要素や
リスクについては当社の継続開⽰及び適時開⽰等の記載をご覧ください。
表紙の写真は、当社が発⾏株式総数の48%を取得した台湾CCI社が保有するベーパーチャンバーです。第5世代移動通信システム「5G」やAI技術の進歩により、スマホやサーバー
等、各種通信・情報機器のさらなる⾼性能化が予想されます。処理速度の向上に伴い発熱も増⼤するため機器の冷却が⼤きな課題となり、当社グループのラインナップに本製品群が
加わったことで、より付加価値の⾼いソリューションの提供が可能になります。
2
連結決算業績
17年度 18年度 18年度
（百万円） 前年⽐
第3四半期(累計) 第3四半期(累計) 通期⾒込
売上⾼ 1,105,921 1,154,306 +4.4% 1,450,000
営業利益 126,160 129,367 +2.5% 145,000
営業利益率 11.4% 11.2% - 10.0%
税引前利益 118,756 131,298 +10.6% 140,000
当期利益 93,984 103,214 +9.8% 112,000
⼀株利益（円） 317.43 349.90 +10.2% 379.91
対⽶ドル為替レート
平均・・・ 111.70円 111.14円 -0.5% 100.00円
期末・・・ 113.00円 111.00円 -1.8% (4Q想定レート)
為替感応度：1円あたり⽶ドルは売上⾼90億円、営業利益11億円、 ユーロは売上⾼17億円、営業利益4億円 （全てFY18通期ベース）
3
第3四半期、連結決算ハイライト
2Qまでの経営環境が11⽉以降に⼀変。想定以上の需要減と⼤
規模な在庫調整の進⾏により通期ガイダンスを⼤幅下⽅修正も、
3Q累積業績は売上⾼、営業利益、税前利益、当期利益の全項
⽬で過去最⾼を更新。
⼀⽅で、3Qより当社独⾃の収益改善活動を始動。引き続き、⾜
元の市場環境を深刻に受け⽌め、One Nidec体制による購⼊コス
トの更なる低減や、⽀出の徹底抑制を⾏なうことで修正後業績予
想値の達成に向けて総⼒で挑む。
4
通期業績⾒込の下⽅修正
【旧ガイダンス】 ① ② ①ー②
期初提⽰ 直近提⽰ 今回修正 4Q（1-3⽉期）
（単位：百万円） 3Q累計実績
（18年4⽉24⽇） （18年10⽉23⽇） （19年1⽉17⽇） ⾒込み
売上⾼ 1,575,000 1,600,000 1,450,000 1,154,306 295,694
営業利益 190,000 195,000 145,000 129,367 15,633
営業利益率 12.1% 12.2% 10.0% 11.2% 5.3%
税引前利益 185,000 187,500 140,000 131,298 8,702
当期利益 145,000 147,000 112,000 103,214 8,786
⼀株利益（円） 489.93 498.63 379.91 349.90 30.01
為替レート 100円 100円 100円 111.14円 100円
（対⽶ドル） （下期想定レート） （4Q想定レート） （3Q平均レート） （4Q想定レート）
5
2018年度（通期業績⾒込）の修正前・修正後の分析
【売上⾼】
（億円） ▲386
▲427
▲547 ▲101
▲39
16,000
14,500
修正前(10/23) 精密⼩型 ⾞載 家電・商業・ 機器装置 電⼦・光学、 修正後
モータ 産業⽤ その他
【営業利益】
+140
（億円）
▲240 ▲134
▲108
▲112
▲34 ▲12
1,950 3Q:▲115
4Q:▲125
1,450
修正前(10/23) 構造改⾰ 原価 精密⼩型 ⾞載 家電・商業・ 機器装置 電⼦・光学、その他 修正後
費⽤ 低減 モータ 産業⽤ 全社費⽤
6
2018年度3Ｑ（累計）の前年同期⽐増減分析
【売上⾼】
+193 +27
（億円） +223
+67
▲23 ▲2
11,059 11,543
FY17・3Q累計 為替 精密⼩型 ⾞載 家電・商業・ 機器装置 電⼦・光学、 FY18・3Q累計
（実績） 変動 モータ 産業⽤ その他 （実績）
【営業利益】 +1
+99 +22
（億円）
+38 ▲8
+14
▲14
▲120
【▲151の内訳】
FY17の3Q（累計） ▲31 1Q: ▲15 1,294
1,262
FY18の3Q（累計）▲151 2Q: ▲21
差異 ▲120 3Q: ▲115
FY17・3Q累計 為替 構造改⾰ 精密⼩型 ⾞載 家電・商業・ 機器装置 電⼦・光学、 全社費⽤ FY18・3Q累計
（実績） 変動 費⽤ モータ 産業⽤ その他 （実績）
7
2018年度3Ｑ（3ヶ⽉）の直前四半期⽐増減分析
【売上⾼】 +24
（億円） +2
▲93
▲29 ▲40 ▲34
3,938
3,767
FY18・2Q 為替 精密⼩型 ⾞載 家電・商業・ 機器装置 電⼦・光学、 FY18・3Q
（実績） 変動 モータ 産業⽤ その他 （実績）
【営業利益】 +2
（億円）
▲94 +2
▲33
▲18 ▲22
▲38 ▲5
516
311
FY18・2Q 為替 構造改⾰ 精密⼩型 ⾞載 家電・商業・ 機器装置 電⼦・光学、 全社費⽤ FY18・3Q
（実績） 変動 費⽤ モータ 産業⽤ その他 （実績）
8
精密⼩型モータ：HDD市場の短期トレンド
【直前回のガイダンス】 【今回のガイダンス】
（FY18、2Q決算時）
FY18のHDD市場と当社モータ出荷予想 FY18のHDD市場と当社モータ出荷予想
（百万台）
（百万台） HDD市場の短期⾒通し
HDD出荷 当社モータ出荷 HDD出荷 当社モータ出荷 を下⽅修正
96 97 95 96 97
85 87
（百万台）
78
FY18 直前回 今回の
通期合計 の予想 予想
81 84 81 81 84
73 72
62
HDD市場 373 358
当社モータ 319 299
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
（実績） （実績） （予想） （予想） （実績） （実績） （実績） （予想）
（⽇本電産推定）
9
中期戦略⽬標
Vision2020
10
事業環境：従前の「4つの⼤波」に新たに加わる「5Gの⼤波」
クルマ・ロボティクス・省エネ家電・ドローン⽤途等、創業以来の⼤波が続々と到来
クルマの電動化、EV・PHEV ロボット活⽤の拡がり
内燃機関から電気へ。 協働型ロボットが⾷品・物流・
100年に1度の技術⾰新 サービス分野へ。市場急拡⼤
脱炭素化の波 5G通信に起因する様々な次世代技術 ﾛﾎﾞｯﾄ化の波
通信速度100倍がもたらすハードウェアの技術⾰新
デジタルデータ
爆発の波
家電製品のブラシレスDC化 農業・物流の省⼈化
コードレス化や⾼機能化。 ⼈⼿不⾜の深刻化。
家電製品の技術⾰新 第4次産業⾰命が追い⾵
省電力化の波 物流革命の波
11
「⾶び出すカメラ」の動⼒機構を量産開始
（億円）■「動⼒機構」の市場規模
動⼒ Pop-up⽅式 Slide-up⽅式 1,000
機構 カメラ機構 カメラ機構 800
600
外観 400
イメージ 200
0
FY18 FY19 FY20
ステッピング ステッピング
当社の モータ モータ
⼀体型 ■世界スマホ市場
精密
モジュール 精密
ギア
部品 ギア
その他 S社
A2社
M社
スマホ前⾯のフルディスプレイ化を実現するため、 Z社 CY2017
16.5億台
成約済みの L2社 A社
カメラ機構の配置を従来のディスプレイ⾯上から O社・V社 L1社
スマホ内部に収納。使⽤時のみ⾶び出す機構。 以外にも X社
H社
V社
今後展開 O社
12
TOB案件：台湾CCI社の株式取得（48%）を完了
サーマルソリューション需要は、当初の通信・IT関連市場以外にも⼤きく拡⼤
通信・IT関連市場 ⾞載・家電市場 ドローン/ロボット市場
ファン単品から、サーマルモジュール サーマルソリューションを、⾞載や 次世代⼩型・⾼出⼒モータ
市場へ本格参⼊ 家電市場へ⽔平展開 開発時の熱処理対策
●⾞載は、EV化/ADAS/コネクテッドで搭載
●ヒートシンク ●ドローンやロボットでは、⼩型・⾼出⼒・⾼
●ファン ＋ ●ヒートパイプ
●ベーパーチャンバー
ECUが急増 → 冷却ソリューション需要
密度モータ需要が今後拡⼤
→ モータ発熱問題へのソリューション
●家電は、空冷と⽔冷のモジュールを提案
NAVI/AV機器冷却
バッテリー冷却
ECU冷却
シート冷却
ヘッドライト冷却
13
当社のトラクションモータシステムが量産⾞に初採⽤
広汽新能源汽⾞有限公司の新型量産EV「Aion S」に当社E-Axleが初採⽤
【トラクション⽤モータの売上⾼⽬標】
（億円） （2Q決算説明会時）
5,000
売上⾼⽬標 引合⾒込み（受注⾼予測）
4,000
3,000
広汽新能源汽⾞「Aion S」
2,000
●モータとインバータ、ギアを⼀体化し⼩型・
軽量化を実現。
●最⼤出⼒150kW、最⼤システム出⼒
トルクを3,900Nmまで向上させながら 1,000
も、重量を87kgにとどめています。
（同クラスのガソリンエンジンの⼀般的重
量は160kg前後）
0
⽇本電産「E-Axle」 FY19 FY20 FY21 FY22 FY23 FY24 FY25
（上記には、PSAグループとの合弁による売上⾼は含まず） 14
One Nidec体制
⽇本電産グループ企業の新拠点集積構想を策定、One Nidec体制を加速化
【概要】
住所 ：
京都府向⽇市森本町
敷地⾯積 ：
約60,000平⽅メートル
本社 建物床⾯積 ：
約154,700平⽅メートル
建物の構成 ：
事務所棟 1棟（第⼆本社：15階建）
⽣産研究棟 3棟
（A棟：6階建）
C棟 （B棟：8階建）
B棟 （C棟：9階建）
投資予定額： ⼟地・建物、設備等 総額約2,000億円
A棟 【竣⼯時期】（予定）
第⼀期：2022年3⽉⾒込み A棟、C棟⼀部
第⼆本社 第⼆期：2025-2026年 B棟、C棟残り
第三期：2030年 第⼆本社
（※事業ニーズを踏まえ、段階的な建設を予定）
【⼈員計画】
当社の規模拡⼤に伴い⼀部機能を移すとともに、⽇本電産
シンポの研究開発拠点の新設や⽇本電産リードの本社移転
も第⼀期として実施予定。最終的には5千⼈体制を⽬指す。
京都市南区の本社ビルとJR向⽇町駅（向⽇市）間の駅東側の⽴地
https://www.nidec.com/ja-JP/corporate/news/2019/news0108-01/ 15
お問い合わせ先
⽇本電産株式会社 IR・CSR推進部
Tel： 075-935-6140
E-mail： ir@nidec.com
16
補⾜資料
業績推移・
製品グループ別状況
17
Vision2020 : 中期戦略⽬標
利益ある⾼成⻑の飽くなき追求
① 連結売上⾼⽬標 2兆円
（新規M&A 約5,000億円を含む）
② 内、⾞載売上⾼⽬標 7千億円〜1兆円
③ 連結営業利益率⽬標 15％以上
④ ＲＯＥ（株主資本利益率） 18％以上
（株主資本⽐率60%を前提⽬標）
⑤ グローバル５極経営管理体制の確⽴
18
「6千億円×３本の柱」が軸となる新たな2兆円企業集団へと脱⽪
2010年度 2017年度 2020年度
売上⾼：6,760億円 売上⾼：1兆4,881億円 売上⾼：2兆円（⽬標）
（売上⾼：億円） 1兆円
精密⼩型モータ ⾞載 家電・商業・産業⽤ その他の製品グループ
新規M&Aを
含めた上乗せ
（挑戦⽬標）
6,000 6,000 6,000
5,186 億円 億円 億円
億円 【⾃律成⻑】 【⾃律成⻑】 【⾃律成⻑】
4,524
（⽬標） （⽬標） （⽬標）
億円
3,484
億円 2,954
億円
重点２事業
2,217 2,000
重点２事業 1,642
億円 億円
942 億円 【⾃律成⻑】
692
億円
億円 重点２事業 （⽬標）
19
18年度第3四半期（累計）製品グループ別売上構成
サービス、オルゴール関連商品 0.3% その他
(0.3%) ( )内のパーセントは昨年度の構成⽐率
電⼦・光学部品 精密⼩型モータ
4.9%
(4.9%)
カメラシャッタ、スイッチ、トリマポテンショメータ、 29.7%
部品加⼯、樹脂成型品 (31.2%)
10.8% HDDモータ
(9.6%) その他⼩型モータ
12.3% 光ディスク装置⽤モータ、
機器装置 (13.1%) ＯＡ機器⽤モータ、
産業⽤ロボット、 ポリゴンレーザスキャナ⽤
17.4% モータ、
基板検査装置、⾼速プレス機器、チップ （18.1%) ＭＰＵ冷却⽤ファン、
実装機、計測機器、変減速機、ＦＡ機
器、カードリーダー 1兆1,543 ゲーム機⽤ファン、
億円 ＰＣ・通信機器⽤ファン、
家電⽤ファン、
⾃動⾞⽤ファン、
34.9%
携帯電話⽤振動モータ、
(34.5%) 19.4% ブラシ付モータ、
(19.6%) ステッピングモータ、
モータ駆動ユニット
家電・商業・産業⽤
⾞載
20
四半期別の業績推移（連結売上⾼・営業利益）
売上⾼（左軸） 営業利益（右軸）
6,000 600
売 5,000 450 営
上 業
3Q営業利益
⾼ 311億円
利
︵ 益
億
4,000 300
︵
3Q売上⾼ 億
円 3,767億円
︶ 円
3,000 150
︶
2,000
0 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
FY2013 FY2014 FY2015 FY2016 FY2017 FY2018
21
連結決算ハイライト
【売上⾼・営業利益の推移（億円）】 【税引前利益・当期利益の推移（億円）】
売上⾼ 営業利益 営業利益率（％） 税引前利益 当期利益 514
449 469
3,900 3,938 430 412
3,728 3,822 3,838 3,767
516 396 373
3,431 466 362 369
444 407 346 330
429 313
389
13.1% 311 281 247
12.1%
11.3% 11.5% 11.4%
10.6%
8.3%
17年度1Q 2Q 3Q 4Q 18年度1Q 2Q 3Q 17年度1Q 2Q 3Q 4Q 18年度1Q 2Q 3Q
【配当⾦の推移（円）】 【キャッシュフローの推移（億円）】
期末配当⾦ 第2四半期末配当⾦ ⼀株利益 営業CF 投資CF フリーCF
1,334 1,375
442 460
374 189
55.0 380 （予）
50.0
（予）
45.0
45.0 50.0 -874
40.0
-1,186
16年度 17年度 18年度 17年度第3四半期(累計) 18年度第3四半期(累計) 22
製品グループ別業績推移
【精密⼩型モータ（億円）】 【⾞載（億円）】
売上⾼ 営業利益 売上⾼ 営業利益
206 206 120
192 109
169 160 165 101 101 100
151 87
57
1,167 1,246 1,226 1,143 687 764 785 772 747
1,038 1,073 1,063 718 719
2Q 3Q 4Q 2Q 3Q 17年度1Q 2Q 3Q 4Q 18年度1Q 2Q 3Q
17年度1Q 18年度1Q
【家電・商業・産業⽤（億円） 】 【機器装置（億円）】
売上⾼ 営業利益 売上⾼ 営業利益
142
140
79 82 78
105 106
101 69
86 63 62
57
72
1,299 1,312 1,373 1,386 1,336 1,306 426 428
1,202 380 407 395
326 353
2Q 3Q 4Q 2Q 3Q 17年度1Q 2Q 3Q 4Q 18年度1Q 2Q 3Q
17年度1Q 18年度1Q
23
Vision2020 :利益ある⾼成⻑と財務規律の両⽴
財務規律を維持・向上させながら 営業利益率15%/ROE18%を狙う
（億円） （％）
株主資本（左軸） 株主資本⽐率（右軸）
15,000 65% 三位⼀体のROE向上
ROE（右軸） 60.0%
・ 売上⾼純利益率
営業利益率（右軸） 60%
55.4% ・ 総資産回転率
54.9%
52.6% 12,000 ・ 財務レバレッジ
12,000 50.4%
55%
49.1%
47.5%
46.2% 50%
44.4% 9,325
9,000 42.3%
41.3% 8,466 45%
株主資本⽐率 7,450 7,630
6,000 16.3%
18.0% 20%
15.0% 5,180
14.7%
ROE 11.2%
4,157 12.1% 12.0% 11.9%
13.8%
15%
9.2% 15.0%
13.9%
3,000 13.7% 10%
11.6% 11.2%
10.7% 10.8%
営業利益率 8.9% 3,403
3,553 2.5% 9.7% 10.0%
5%
3,702
2,971
0 2.0% 0%
FY08 FY09 FY10 FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY20
（⽬標）
⽶国会計基準 IFRS
24