6594 日本電産 2020-07-21 15:15:00
2021年3月期 第1四半期 決算説明会 [pdf]

                                                                            (証券コード︓6594)
                                                                         https://www.nidec.com

 2021年3⽉期 第1四半期



  決算説明会

2020年7⽉21⽇




                       -注意事項-
  本プレゼンテーション及び引き続き⾏われる質疑応答の際の回答には、将来に関する⾒通し、期待、
  判断、計画あるいは戦略が含まれています。この将来予測に基づく記載や発⾔は、為替変動、製品に
  対する需要変動、各種モータの開発・⽣産能⼒、関係会社の業績及びその他のリスクや不確定要素
  を含みます。本プレゼンテーション及び引き続き⾏われる質疑応答の際の回答に含まれる全ての将来
  的予測に基づく記載や発⾔は、プレゼンテーションの⽇に⼊⼿可能な情報に基づいており、私達は、法
  令に定めのある場合を除き、このような将来予測に基づく記載や発⾔を更新する義務を負いません。ま
  た、この記載や発⾔は、将来の実績を保証するものではなく、実際の結果が、私達の現在の期待とは、
  実体的に異なる場合があります。このような違いには、多数の要素が原因となり得ます。これらの要素や
  リスクについては当社の継続開⽰及び適時開⽰等の記載をご覧ください。



     表紙の写真は、超薄型・超⼩型のファンモータ「UltraFlo FDB(UFF)」です。主にノートブックパソコンの超薄型化のニーズなどに貢献しています。
                     (ご参考) https://www.nidec.com/jp/technology/casestudy/uff/

                                                                                             2
連結決算業績

                     19年度          20年度                         20年度
    (百万円)                                        増減率
                     第1四半期         第1四半期                       通期⾒込

      売上⾼              360,874       336,876        -6.6%       1,500,000

     営業利益               27,632        28,112        +1.7%         125,000

     営業利益率                7.7%          8.3%             -           8.3%

    税引前利益               30,935        27,730       -10.4%         125,000
  親会社の所有者に帰属する
    四半期利益                3,284        20,284      +517.7%         100,000

   ⼀株利益(円)                  5.58       34.63      +520.6%          170.72
   対⽶ドル為替レート                                                     ⽶ドル=105円
          平均・・・         109.90円       107.62円        -2.1%       ユーロ=117円
          期末・・・         107.79円       107.74円        -0.0%   (2Q以降想定レート)


   為替感応度︓1円あたり⽶ドルは売上⾼100億円、営業利益11億円、 ユーロは売上⾼19億円、営業利益4億円 (全てFY20通期ベース)
                                                                            3




2020年度1Q決算ハイライト



 連結売上⾼は、前年同期⽐7%減収の3,369億円。
 営業利益は、売上減に伴う利益減少があったもののWPR4 プ
  ロジェクトによる徹底した原価改善等を実⾏したことによって前
  年同期⽐2%増益の281億円。
 親会社の所有者に帰属する四半期利益は、当社が保有する
  セコップ社の冷蔵庫向けコンプレッサー事業の譲渡等による前
  期の損失計上により、前年同期⽐6.2倍の203億円。

                                                                            4
2020年度1Qの前年同期⽐増減分析                                                       *20ページに記載の注記にご留意下さい。


【売上⾼】
  (億円)

                                                           +46
                     ▲70             ▲16
                                                  ▲175                  ▲16            ▲9
          3,609                                                                                    3,369



          FY19・1Q        為替          精密⼩型          ⾞載    家電・商業・     機器装置            電⼦・光学、        FY20・1Q
          (実績)           変動           モータ                 産業⽤                        その他          (実績)
【営業利益】
  (億円)
                                            +30
                    +1                                                                      +21
                                                                   +9          +2
                                                          +13
                               ▲4
                                                   ▲68

          276                                                                                        281




         FY19・1Q    為替        構造改⾰         精密⼩型     ⾞載   家電・商業・   機器装置        電⼦・光学、    全社費⽤       FY20・1Q
         (実績)       変動         費⽤           モータ           産業⽤                  その他                 (実績)
                                                                                                             5




2020年度1Qの直前四半期⽐増減分析                                                      *20ページに記載の注記にご留意下さい。



【売上⾼】
  (億円)                               +164

                                                                        +16
                     ▲44
                                                  ▲326
                                                           ▲183                      ▲10
           3,752
                                                                                                   3,369



         FY19・4Q         為替         精密⼩型          ⾞載     家電・商業・     機器装置            電⼦・光学、        FY20・1Q
         (実績)            変動          モータ                  産業⽤                        その他          (実績)
【営業利益】
  (億円)                                                                         +8           +8
                                            +61                    +17
                                                           +9
                               +51
                                                   ▲32
                    +2
                                                                                                     281

          157


         FY19・4Q    為替        構造改⾰         精密⼩型     ⾞載   家電・商業・   機器装置        電⼦・光学、    全社費⽤       FY20・1Q
         (実績)       変動         費⽤           モータ           産業⽤                  その他                 (実績)
                                                                                                             6
           中期戦略⽬標
           Vision2020
                             7




 Vision2020 : 中期戦略⽬標

  利益ある⾼成⻑の飽くなき追求
      ① 連結売上⾼⽬標 2兆円
       (新規M&A 約5,000億円を含む)
      ② 内、⾞載売上⾼⽬標 7千億円〜1兆円
      ③ 連結営業利益率⽬標 15%以上
      ④ ROE(株主資本利益率) 18%以上
       (株主資本⽐率60%を前提⽬標)
      ⑤ グローバル5極経営管理体制の確⽴
                             8
新型コロナウイルス禍による影響

           徹底した新型コロナ感染防⽌対策を施しグローバルオペレーションを継続中
             【新型コロナウィルス禍以前の平均操業度を100とした場合の地域別⽣産トレンド⽐較(⽉末ベース)】

           欧州                              中国                                    ⽶州




                           アジア                                 ⽇本




                                                                                                   9




WPR4 プロジェクトの進捗                                                       *20ページに記載の注記にご留意下さい。



  コロナ禍のなか今1Qは売上⾼のボトムを形成しつつも、着実な営業利益率の改善に成功
(売上⾼︓億円)                                           (営業利益率︓%)
  4,500 基準四半期                                            18%
                                                                               COVID-19影響による
      (過去ピーク売上⾼)           売上⾼          営業利益率(%)
                                                                               当社事業を取り巻く環境
  4,000                                                  16%
                                                 売上⾼は                       HDDモータ︓フィリピンやマレーシアは
  3,500                                                  14%                 3⽉中旬から5⽉末頃までロックダウ
                                                ボトムを形成                       ン。その後も条件付きの活動制限が
                                                                    精密⼩型
  3,000                                                  12%                 続き、サプライチェーンに影響。
                                                                     モータ
                                                                            その他⼩型モータ︓主要サプライ
  2,500                                                  10%                 チェーンが集う中国は、4⽉以降、ほ
                                                                             ぼ通常操業に回復。
                                 8.3%         営業利益率は
  2,000                                                  8%                 ⽇・⽶・欧の主要⾃動⾞OEMでは、
                                              Q/Q4%強の
          7.7%                                                               3⽉中旬から5⽉中旬頃まで完成⾞
  1,500
                                                 改善      6%          ⾞載      ⼯場が操業停⽌。また、それ以降も
                                                                             低稼働が継続。サプライチェーンに多
  1,000                  4.2%                            4%                  ⼤な影響。
                                                                            欧州各国は、3⽉中旬から5⽉中旬
   500                                                   2%                  までロックダウン。その後緩和措置を
                                                                 家電・商業・      経て、国ごとにロックダウンを解除。
     0                                                   0%        産業       ⽶州は、国・州ごとに3⽉中旬から6
          FY19/3Q   4Q     FY20/1Q       (予)
                                        2Q  ※ 3Q    4Q                       ⽉中旬頃までロックダウンを継続。

                         ※2Q(予)・・・期初提⽰の上期ガイダンス値から1Q実績値の差
                                                                                                   10
WPR4 の成果事例(⾞載)

                売上⾼が半減しても営業⿊字を確保できる収益構造への変⾰を実現
                        ※1
             【⾞載業績           のY/Y⽐較】                        【⽇本電産モビリティ業績のQ/Q⽐較】

(売上⾼・営業利益︓億円)                      (営業利益率︓%)             (売上⾼・営業利益︓億円)                        (営業利益率︓%)
              売上⾼(左軸)            営業利益(左軸)                            売上⾼(左軸)                営業利益(左軸)

              営業利益率(右軸)                                              営業利益率(右軸)
    800                                16%                  400                                  16%
             基準四半期
    700                                14%                  350                                  14%

    600                                12%     売上⾼          300
                                                                  基準四半期
                                                                                                 12%

    500                                10%     ほぼ半減         250                                  10%

    400                                8%                   200                                  8%
                                                                                                           売上⾼
    300                                6%                   150                                  6%        ほぼ半減
    200                                4%                   100                                  4%


                                             営業⿊字                                                      営業⿊字
    100                                2%                    50                                  2%

                                                              0                                  0%
                                              を確保                                                       を確保
       0                               0%
                                                                              ※2
              FY19 1Q        FY20 1Q                                FY19 4Q        FY20 1Q


           ※1:⾞載全体の売上⾼・営業利益から、EV⽤トラクションモータ
              と⽇本電産モビリティの売上⾼・営業利益を差し引いた値に                         ※2:⽇本電産モビリティ業績の連結算⼊が2019年11⽉以降
                                                                     のため、直前Q業績を基準四半期として⽐較。
              よるY/Y⽐較である点にご留意ください。
                                                                                                                        11




⾞載︓当社E-Axle搭載⾞種の販売状況

    当社E-Axle(トラクションモータシステム)採⽤⾞種の販売台数は、累計58千台超

              【当社E-Axle採⽤⾞種の販売実績】                            【2020年7⽉1⽇時点での当社E-Axle採⽤⾞種】
(台数)
                        (出所︓MarkLines)                                                (発売⽇順)

                                                                              製造メーカー                        モデル名
                                                              広汽新能源汽⾞                                        Aion S
                                                              (GAC New Energy Automobile)


                                               2⽉をボトムに        広汽豊⽥汽⾞
                                                                                                              iA5
                                                              (GAC Toyota Motor)
                                                3⽉以降は
                                                回復基調          広汽新能源汽⾞                                       Aion LX
                                                              (GAC New Energy Automobile)

                                                              広汽蔚来新能源汽⾞                                    HYCAN 007
                                                              (GAC NIO New Energy Automobile Technology)

                                                              吉利汽⾞                                         Geometry C
                                                              (Geely Automobile)

                                                              広汽新能源汽⾞                                        Aion V
                                                              (GAC New Energy Automobile)




                                                                                                                        12
⾞載︓当社E-Axleの新規受注①

  当社のE-Axleが吉利汽⾞(Geely Automobile)の新型EV「⼏何 C」(Geometry C)に採⽤


                                                        吉利汽⾞は、メルセデス・ベンツやスマート等のブランドを有するダイ
                                                         ムラー社と2020年にスマートEV開発の合弁会社を設⽴、積極的
                                                         なEV化を進めています。

                                                        新型EVである「Geometry C」は吉利汽⾞のハイエンドEVブラン
                                                         ドであるGeometryシリーズの第2弾で、500km以上の航続距
                                                         離を実現しているほか、⾃動駐⾞システムや5G対応の最新インテ
                                                         リジェントネットワーク技術の搭載など⼤きな競争⼒が期待できま
                                                         す。

                                                        「Geometry C」に搭載される⽇本電産のE-Axle「Ni150Ex」は
                                                         2019年4⽉に量産を開始したE-Axleから進化したモデルで、当
                                                         社が得意とする精密⼩型モータ開発で培われた優れた磁気回路
                                                         設計のノウハウや永久磁⽯と独⾃のモータ油冷構造を⽣かした軽
         吉利汽⾞控股有限公司「⼏何 C」(Geometry C)                    薄短⼩モータ構造、第2世代のインバータ採⽤等によって、同⾞の
                                                         動⼒性能、電費性能、⾳振性能の向上と⾞重の低減に⼤きく貢
                                                         献しています。
(ご参考) https://www.nidec.com/jp/product/news/2020/news0527-01/
                                                                                                   13




⾞載︓当社E-Axleの新規受注②

                  当社のE-Axleが広汽新能源汽⾞の新型EV「Aion V」に採⽤


                                                        広汽新能源汽⾞は、2017年に設⽴されたEVを専⾨に⼿掛ける
                                                         広州汽⾞集団傘下のブランド。2019年5⽉に発売したAionシ
                                                         リーズ第1弾「Aion S」が中国国内でのEV販売台数において常に
                                                         上位に⼊るなど、⽬覚ましい成⻑を遂げています。

                                                        同社が2020年6⽉に発売した新型EV「Aion V」は、シリーズ第3
                                                         弾で、同社開発のアルミ製EVプラットフォームGEP2.0を採⽤、5G
                                                         対応のコネクテッドシステムや、オートパーキングシステム、⾼精度地
                                                         図システムを使⽤したレベル3の⾃動運転システムなど多くの新技
                                                         術を搭載しています。

                                                        「Aion V」に搭載されるのは⽇本電産のE-Axle「Ni150Ex」で、
                                                         2019年4⽉の量産開始以降、今回で6⾞種⽬の採⽤となりまし
                                                         た。
                 広汽新能源汽⾞「Aion V」



(ご参考) https://www.nidec.com/jp/product/news/2020/news0709-01/
                                                                                                   14
家電・商業・産業⽤︓四半期業績推移                                                                          *20ページに記載の注記にご留意下さい。



           1Qの売上⾼はコロナ禍の影響等により未だ回復途上も、収益性は反転の兆し

                       【家電・商業・産業⽤の四半期業績推移】                                                     【コスト構造の抜本的⾒直しを実⾏中】

(売上⾼︓億円)                                         売上⾼は                     (営業利益率︓%) (構成⽐率︓%)
                                               Q/Q14%減収                                                           材外費の改善
  1,500                                                                          15.0%
                                                                                                                   サプライチェーンの抜本
               売上⾼         営業利益率                                                                          営業利益
                                                                                                                    ⾒直し
                                                                                                                   部品内製化の拡⼤
  1,200                                                                          12.0%                             グローバル共通購買の
                                                                                                                    ⼀層促進
                                                      営業利益率は
   900                                                                           9.0%
                                                     Q/Q2.5%改善                                      53%   材外費
                                                                                                                  労務費の適正化
   600                                                                           6.0%                              内製化⽣産拠点集約
                                                                                                                    による競争⼒再強化
                                                                                                                   低収益製造ライン撲滅
   300                                                                           3.0%               12%   労務費      リーン⽣産を再強化

                                                                                                          変動費
     0                                                                           0.0%                     減価償却費
                                                                                                                  固定費の適正化
          1Q   2Q    3Q   4Q   1Q   2Q    3Q    4Q    1Q   2Q   3Q   4Q   1Q                        19%   固定費      ⽣産事業所の統合や
                                                                                                                    合理化を継続中
                FY17                 FY18                   FY19          FY20
                                                                                                                   間接費⽤(本社機能
                                                                                                                    コスト)のスリム化
                                                                                                (⽬標)
                                                                                                                              15




コロナ後の新「5つの⼤波」

          コロナ禍で露呈した⼈類共通の課題を解決する⽇本電産のソリューションビジネス群
                     べーパーチャンバー            ヒートパイプ

               ファン
               モータ                                                                 ⾞載⽤モータ    トラクションモータシステム
                                                                                                (E-Axle)

   5G & サーマルソリューションの波                                                       ADAS関連製品
                                                                                              脱炭素化の波
   (キーワード︓触覚、⼿振れ補正、放熱モジュール)                                                      (キーワード︓⾛る・曲がる・⽌まる、安全・快適、熱マネジメント)

                                                                                              減速機

                                                                                         ドローン⽤モータ


                                                       省⼈化の波
                                         無⼈搬送台⾞


                                         (キーワード︓産業⽤ロボット、サービスロボット、物流)

ニアライン⽤HDDモータ
                                                                                             省電⼒化と
          デジタルデータ爆発の波                                                                         コロナ後の波               家電⽤モータ
      (キーワード︓⾼速・⼤容量、GAFA、巣ごもり)                                                               (キーワード︓殺菌、衛⽣、巣ごもり)
                                                                      冷蔵庫⽤コンプレッサ                                              16
テレワーク需要

  超薄型・超⼩型のファンモータ「UltraFlo FDB(UFF)」が堅調なテレワーク需要をサポート

                                                                       【UFFの四半期出荷推移】
                                                  (百万台)
                                                                                                        過去最⾼
                                                     6
                                                                                                        出荷台数
                                                     5

                                                     4

                                                     3

                                                     2

                                                     1

                                                     0
                                                           1Q    2Q    3Q      4Q    1Q    2Q     3Q   4Q    1Q

                                                                   FY18                        FY19          FY20

                                                                                                                           17




ロボティクス分野における当社製品の拡がり

 サービス・コミュニケーションロボット分野                       商業・産業⽤ロボット分野                                       物流・農業分野


                                                                                    ドローン⽤モータ
                           触覚デバイス                                                                      無⼈搬送台⾞
              ブレ補正広⾓度カメラ                                        減速機ラインナップ                               S-CART
                (TiltAC)                           ウェハー
広⾓カメラモジュール                                        搬送ロボット
                                                                                    ドローン⽤シャッタ絞りユニット         パレットトラック⽤モータ
                                        液晶ガラス基板
                             コアレスモータ    搬送⽤ロボット
                                                                      エンコーダ

TiltACモジュール

                                        ユニバーサルAC・
                                         サーボドライブ                      圧⼒センサ

                            ステッピングモータ
                                                                                    倉庫⽤搬送装置⽤モータ             電動フォークリフト⽤モータ
超偏平アクチュエータ
                                                                                                 電動シザーリフト⽤モータ
                                        ロボットコントローラ                 ロボットモジュール
                           ブラシ付モータ




                                                                                                         建機・鉱業・農業機器⽤
ホイール駆動モジュール       減速機      DCサーボモジュール    ACサーボモータ               フレームレスモータ               ギア―ドサーボモータ           モータ



                                                                                                                           18
Nidec健康宣⾔

   社員の健康増進と活⼒向上を⽣産性改⾰に繋げ、⼀層の企業価値向上を⽬指す


             Nidec 健康宣言

 ⽇本電産グループは、社員の健康と働きがいを経営の重要な源泉                  【取り組みについて】
 と位置づけ、「健康経営」の実現に向けた取り組みを推進します。                  健康推進委員会を⽴ち上げ、経営層・健
 社員の健康は、本⼈や家族にとってかけがえのないものです。                     保組合や産業医・社員と連携する体制を
 また、社員がいきいきと挑戦し、活躍し続けることが、当社が⽬指す                  構築。
 「100年後も持続成⻑する企業」の実現に繋がると考えます。                   新型コロナウイルス感染のリスク低減の観点
 社員とその家族とともに次代の社会を⽀える基盤づくりとして「健康                  から、喫煙時間の段階的な削減を開始して
 経営」を掲げ、社員⼀⼈ひとりが情熱と熱意をもって最⾼のパフォー                  おり、2021年度中には敷地内の完全禁煙
 マンスを発揮し続ける企業を⽬指します。                              を⽬指す。
                                                 今後も、当社社員の健康状況や課題を分
                     ⽇本電産グループ代表 永守重信              析しながら、改善および健康増進に向けた
                                                  施策を実⾏。

                                                                                  19




                                 お問い合わせ先

                          ⽇本電産株式会社 IR・CSR推進部
                             Tel︓ 075-935-6140
                            E-mail︓ ir@nidec.com

 注記︓IFRS第3号「企業結合」の規定を適⽤しております。
  前連結会計年度のコンプレッサー事業Embraco及びRoboteq,Inc.の株式取得により取得した資産、引き継いだ負債に関する公正価値評価が当第1四半期
 連結会計期間に完了致しました。また、前連結会計年度のオムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社(現 ⽇本電産モビリティ株式会社)の買収により取得
 した資産、引き継いだ負債に関する公正価値評価が当第1四半期連結会計期間に⼀部完了致しました。これにより前連結会計年度の連結財務諸表については、
 暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の⾒直しが反映された後の⾦額によっております。
  前連結会計年度及び当第1四半期連結累計期間の買収により取得した資産、引き継いだ負債のうち、現在評価中の資産、負債については、当第1四半期連
 結会計期間末⽇時点の予備的⾒積りに基づいております。
                                                                                  20
補⾜資料



        業績推移・
      製品グループ別状況

                                            21




新経営体制を始動

 1. トップダウン経営への回帰
  永守会⻑(兼CEO)が、精密⼩型モータ、グループ⼦会社、M&A戦略等を統括
  関新社⻑(兼COO)が、⾞載と家電・商業・産業⽤を統括

 2. 成⻑に軸⾜を置く経営
  連結売上⾼10兆円体制に向けた本格的な⾜場固めを開始
  トップ主導の営業活動による市場シェアダントツNo.1奪取への飽くなきこだわり


 3. ⼈材育成を強化
  ⼈事評価体制の抜本改⾰(評価にメリハリ、終わりなき⼈事の断⾏)
  EQ値を上げる社員教育の再徹底
                                            22
WPR4 を始動(WPR プロジェクト再強化)

(売上⾼︓億円)                                  (営業利益率︓%)
                                                                      【WPR プロジェクトとは】
     基準四半期
   (過去ピーク売上⾼)
                                                                1. 未曾有の新型コロナ禍による不況を
                                                                   経営体質改⾰の⼀⼤機会と捉え、
                                                                   ⽇本電産グループ全体の収益構造
                                                                   を抜本的に改⾰。
                                                                2. 過去ピーク時の連結売上⾼から半
                                                                   減しても、完全営業⿊字化できる収
                                                                   益構造へ変⾰。
                                                                3.   連結売上⾼が過去ピークの75%に
                                                                     戻った際、ピーク時と同⽔準の営業
                                                                     利益率を⽬指す。
                                                                4. 連結売上⾼が過去ピーク⽔準に回
                                                                   復した時、営業利益率倍増を実現
                                                                   する収益構造を⽬指す。


                                                                                                  23




「6千億円×3本の柱」が軸となる新たな2兆円企業集団へと脱⽪

        2010年度                      2019年度                                 2020年度
      売上⾼︓6,760億円                売上⾼︓1兆5,348億円                          売上⾼︓2兆円(⽬標)
  (売上⾼︓億円)                                                                   1兆円

       精密⼩型モータ          ⾞載     家電・商業・産業⽤           その他の製品グループ
                                                                                     新規M&Aを
                                                                                    含めた上乗せ
                                                                                    (挑戦⽬標)

                                                5,626                  6,000  6,000  6,000
                                                 億円                     億円     億円     億円
                                                                     【⾃律成⻑】 【⾃律成⻑】 【⾃律成⻑】
                                4,243
                                                                      (⽬標) (⽬標) (⽬標)
                                 億円
   3,484
                                        3,332
    億円
                                         億円                                  重点2事業
                                                        2,147                             2,000
           重点2事業       1,642
                                                         億円                                億円
                 942    億円                                                              【⾃律成⻑】
           692
           億円
                 億円                     重点2事業                                            (⽬標)




                                                                                                  24
 “4つの⼤波”に新たに加わる5Gの⼤波によって「5つの⼤波」へ(再掲︓旧「5つの⼤波」)

      クルマ・ロボティクス・省エネ家電・ドローン⽤途等、創業以来の⼤波が続々と到来

     クルマの電動化、EV・PHEV                                                    ロボット活⽤の拡がり
       内燃機関から電気へ。                                                      協働型ロボットが⾷品・物流・
       100年に1度の技術⾰新                                                    サービス分野へ。市場急拡⼤


          脱炭素化の波             5G通信に起因する様々な次世代技術                                  ロボット化の波
                             通信速度100倍がもたらすハードウェアの技術⾰新

                                         デジタルデータ
                                          爆発の波
   家電製品のブラシレスDC化                                                        農業・物流の省⼈化
       コードレス化や⾼機能化。                                                      ⼈⼿不⾜の深刻化。
       家電製品の技術⾰新                                                         第4次産業⾰命が追い⾵


          省電⼒化の波                                                                物流⾰命の波


                                                                                             25




FY20/1Q製品グループ別売上構成                                               *20ページに記載の注記にご留意下さい。


      サービス、オルゴール関連商品 0.2%     その他
                    (0.3%)                                  (   )内のパーセントは昨年度の構成⽐率

          電⼦・光学部品                                                      精密⼩型モータ
                                          4.2%
                                         (4.2%)
 カメラシャッタ、スイッチ、トリマポテンショメータ、                                                31.0%
       部品加⼯、樹脂成型品                                                        (29.9%)
                                10.6%             HDDモータ                   その他⼩型モータ
                               (10.6%)
                                                   11.0%                      光ディスク装置⽤モータ、
        機器装置                                      (10.5%)                     OA機器⽤モータ、
                                                                              ポリゴンレーザスキャナ⽤
産業⽤ロボット、                                                                      モータ、
                                                       20.0%
基板検査装置、⾼速プレス機器、チップ                                    (19.4%)                 MPU冷却⽤ファン、
実装機、計測機器、変減速機、FA機
                                                                              ゲーム機⽤ファン、
器、カードリーダー                                3,369億円                              PC・通信機器⽤ファン、
                                                                              家電⽤ファン、
                                                                              ⾃動⾞⽤ファン、
                               37.1%
                                                                              携帯電話⽤振動モータ、
                              (34.1%)                 16.9%                   ブラシ付モータ、
                                                     (20.9%)                  ステッピングモータ、
                                                                              モータ駆動ユニット
     家電・商業・産業⽤
                                                                         ⾞載

                                                                                             26
四半期別の業績推移(売上⾼・営業利益)

  WPR4 活動によるコスト構造の改⾰を着実に継続し、需要の本格的な回復期に備える

              6,000                                                                                                                                                                     600
                                    売上⾼(左軸)                    営業利益(右軸)

              5,000                                                                                                                                                                     500
      売                                                                                                                                                         WPR3                                営
      上                                                                                                                                                                          WPR4               業
      ⾼       4,000                                                                                                                                                                     400         利
      ︵                                                                                                                                                                                             益
      億                                                                                                                                                                                             ︵
      円                                                                                                                                                                                             億
  ︶           3,000                                                                                                                                                                     300         円
                              WPR1                                                WPR2                                                                                                              ︶

              2,000                                                                                                                                                                     200

                                                          震災
              1,000                                                                                                                                                                     100
                                                                  タイ洪⽔
                              リーマンショック


                   0                                                                                                                                                                    0
                        1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
                                                                                                                                                                                     -254
                           FY08          FY09          FY10         FY11       FY12        FY13    FY14          FY15         FY16         FY17          FY18          FY19      FY20
             (1,000)                                                                                                                                                                    (100)
                                                                                    構造改⾰
                                                                                                                                                                                                        27




連結決算ハイライト                                                                                                                               *20ページに記載の注記にご留意下さい。

                       【売上⾼・営業利益の推移(億円)】                                                                                【税引前利益・当期利益の推移(億円)】

                 売上⾼               営業利益                営業利益率(%)
                                                                                                                                     税引前利益               当期利益
                                         4,083
                        3,904                                                                                           324
                                                          3,752                                    309                                     299
 3,609                                                                                                                                                                              277
                                                                            3,369
                                                                                                                                   239
                                                                                                                                                   222
                                                                                                                                                                                              203
                                   342           316
             276                                                                    281
                                                                                                                                                                124
                         8.7%                                     157         8.3%
                                          7.7%                                                                                                                              94
          7.7%                                          4.2%
                                                                                                            33


          19年度1Q              2Q                3Q             4Q            20年度1Q
                                                                                                    19年度1Q                    2Q              3Q                      4Q            20年度1Q
                                                              ※
                                【配当⾦の推移(円)】                                                                                   【キャッシュフローの推移(億円)】
                   期末配当⾦                 第2四半期末配当⾦                      ⼀株利益                                                   営業CF               投資CF                 フリーCF

                                                                                                             327
                                                                                                                                                           224
                        186                                                  (予)
                                                                            171
                                          30.0                        30.0
                 27.5                                                     (予)
                                                                                                                                                                      -52
                                                 100                                                                    -99
                                                                            (予)                                                                                              -276
                 25.0                     27.5                       30.0
                                                                                                                         -427
                                                                                                                   19年度1Q                                       20年度1Q
                 18年度                     19年度                      20年度
                   ※2020年4⽉1⽇付で普通株式1株につき2株の株式分割を⾏っております。2018年度の期⾸に当該株式分割が⾏われたものと仮定して「⼀株利益」及び「配当⾦」を算定しております。                                                                                             28
製品グループ別業績推移                                                                                                       *20ページに記載の注記にご留意下さい。


                 【精密⼩型モータ(億円)】                                                                                               【⾞載(億円)】
                 売上⾼                   営業利益                                                                            売上⾼                      営業利益
                                                                                                                                     922          902
           1,118           1,151
 1,080                                                        1,044                          755              753
                                             894
                                                                                                                                                                  568
                 145             155
                                                                      143
     105
                                                                                                  68                   68
                                                   46                                                                                     45
                                                                                                                                                        36
                                                                                                                                                                     1
 19年度1Q     2Q              3Q                4Q             20年度1Q                       19年度1Q                  2Q                 3Q            4Q            20年度1Q


           【家電・商業・産業⽤(億円) 】                                                                                             【機器装置(億円)】

                   売上⾼                 営業利益                                                                             売上⾼                     営業利益

           1,476           1,470            1,450
                                                                                             381                  389                382
 1,230                                                        1,251                                                                                345              357

                                                                                                                        59                 60                             62
                 99                                                                                53
     87                          85                                   90
                                                                                                                                                            45
                                                   68




 19年度1Q     2Q              3Q                4Q             20年度1Q                       19年度1Q                  2Q                  3Q               4Q         20年度1Q       29




Vision2020︓利益ある⾼成⻑と財務規律の両⽴                                                                                        *20ページに記載の注記にご留意下さい。



           財務規律を維持・向上させながら 営業利益率15%/ROE18%を狙う
           (億円)                    株主資本(左軸)                        株主資本⽐率(右軸)                                                    (%)
                 15,000                                            ROE(右軸)                                                             65%         三位⼀体のROE向上
                                                                   営業利益率(右軸)                                                 60.0%                 ・ 売上⾼純利益率
                                                                                                                                       60%         ・ 総資産回転率
                                                                             54.9%   55.4%
                                                                                                  52.6% 52.9%               12,000                 ・ 財務レバレッジ
                 12,000                                                                                                                55%
                                                                                          50.4%
                                   49.1%
                                           47.5%
                                                   46.2%
                                                                                                          9,968
                                                                                                                  9,477                50%
                                                                    44.4%                         9,325
                   9,000   42.3%
                                                           41.3%
                                                                                          8,466                                        45%
                                                                                                                  44.8%
                                   株主資本⽐率                                   7,450 7,630


                   6,000
                                                                                                                             18.0%     20%
                                   16.3%                           5,180
                                           15.0%                                                  14.7%
                           ROE                     11.2%
                                                         4,157 12.1% 12.0% 11.9%
                                                                                          13.8%
                                                                                                          11.4%                        15%
                            9.2%                                                                                             15.0%
                                   13.9% 13.7%
                   3,000                                                                                           6.1%                10%
                                               10.7%                        10.8% 10.0% 11.6% 11.4%
           営業利益率            8.9%   3,403 3,553              2.5%    9.7%
                                                                                                          8.8%                             5%
                                                   3,702                                                           7.1%
                           2,971
                       0                                           2.0%                                                                    0%
                           FY08 FY09 FY10 FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19 FY20
                                                                                                                             (⽬標)

                                              ⽶国会計基準                                                   IFRS                                                                    30