6588 東芝テック 2020-05-18 15:00:00
通期連結業績予想の修正、配当予想の修正及び新型コロナウイルス感染拡大の影響に関するお知らせ [pdf]
2020年5月18日
各 位
会 社 名 東 芝 テ ッ ク 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 池 田 隆 之
(コード番号:6588 東)
経営企画部 広報室長
問合せ先
水 野 隆 司
(TEL 03-6830-9151)
通期連結業績予想の修正、配当予想の修正及び
新型コロナウイルス感染拡大の影響に関するお知らせ
当社は、2020年2月6日に公表した2020年3月期通期の連結業績予想及び配当予想を下記のとおり修
正しましたので、お知らせいたします。
合わせて、新型コロナウイルス感染拡大の影響について、下記のとおり知らせいたします。
記
1.通期連結業績予想の修正について
(1)2020年3月期通期の連結業績予想数値の修正(2019年4月1日~2020年3月31日)
親会社株主に 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 帰属する
当期純利益 当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前 回 発 表 予 想 ( A ) 485,000 17,000 15,500 11,000 200.16
今 回 修 正 予 想 ( B ) 480,000 13,500 11,000 3,500 63.66
増 減 額 ( B - A ) △5,000 △3,500 △4,500 △7,500
増 減 率 ( % ) △1.0 △20.6 △29.0 △68.2
(ご参考)前 期 実 績
(2019年3月期) 476,824 17,989 16,471 11,211 204.00
(注) 当社は、2018年10月1日付で普通株式5株につき1株の割合で株式併合を行っております。
前連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」を算定しております。
(2)業績予想修正の理由
売上高については、国内リテールソリューション事業が好調に推移したものの、新型コロナウイ
ルス感染拡大の影響により、プリンティングソリューション事業及び海外リテールソリューション
事業が減少したことから、前回発表予想を下回る見込みとなりました。
一方、損益面については、減収に伴いプリンティングソリューション事業及び海外リテールソリ
ューション事業の損益が悪化したこと、新興国通貨と米ドルとの間で為替差損が発生したこと、繰
延税金資産の一部を取り崩したことなどにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期
純利益ともに前回発表予想に比べて悪化する見込みとなりました。
これらを踏まえ、通期の連結業績予想を上記のとおり修正いたしました。
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2.配当予想の修正について
(1)配当予想の修正(期末配当・年間配当)
1株当たり配当金
(基準日) 第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 年間
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
前 回 発 表 予 想 40.00 60.00
今 回 修 正 予 想 10.00 30.00
当 期 実 績 ― 20.00 ―
前期実績(2019年3月期) ― 4.00 ― 30.00 ―
(注) 当社は、2018年10月1日付で普通株式5株につき1株の割合で株式併合を行っております。2019年3月期第2四
半期末の1株当たり配当金については当該株式併合前の金額を記載し、1株当たり年間配当金合計は「-」とし
ております。
(2)配当予想修正の理由
当社は、今後とも剰余金の配当金につきましては、中長期的な成長のための戦略的投資を勘案し
つつ、連結配当性向30%程度を目標とし、配当の継続的な増加を目指しております。
しかしながら、昨今の新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大が経済に与える影響は大き
く、当社を取り巻く経営環境は今後も厳しい状況が続くものと想定されます。
このような状況を受け、上記の業績予想や経営環境を踏まえ総合的に勘案した結果、2020年3月
期においては、2020年2月6日付で公表いたしました1株当たり期末配当金予想「40円」 「10円」
を
とさせていただきます。
3.新型コロナウイルス感染拡大の影響について
(1)当社グループの状況
当社グループでは、お客様及びグループ従業員の安全確保、感染防止に努めております。一方で当社
グループは社会活動の維持に必要な事業やサービス等を多く営んでおります。これらの供給責任や社会
的責任を果たすため、お客様への納入、保守、サービスに関する業務、社会活動等の維持に必要な事業
については、お客様と協議を行い、一層の感染リスク軽減策を講じた上で、必要な範囲で活動を継続し、
その責任を果たしてまいります。
当社グループは、各国政府及び地方自治体の指導に基づき業務を継続しており、日本などオフィスを稼
働している国・地域では原則として在宅勤務とするなどの対応を行っております。
中国の工場は、2020年1月下旬に春節休暇に入って以降、政府の指導に基づく休暇の延長により工場
の稼働を停止しました。当該工場は、同年2月15日に稼働を再開しましたが、工場の稼働率は計画を大き
く下回りました。現在の部品調達環境は徐々に改善し、製品出荷も回復してきておりますが、今後も各国の
防疫政策を注視し、生産活動の維持・継続に努めてまいります。
(2)各事業への影響
2020年3月期における新型コロナウイルス感染拡大の影響については、売上高△130億円、営業利益△
50億円を見込んでおります。
(リテールソリューション事業)
通期業績への影響については、売上高△55億円、営業利益△20億円となる見込みです。
外出機会の減少などによりPOSシステムを導入する小売業を取り巻く環境が悪化しました。当社グルー
プにおいても外出抑制措置や在宅勤務増加などに伴い、営業活動が制限されたことから主に海外市場向
けPOSシステムの販売・保守サービスの売上が減少しました。
(プリンティングソリューション事業)
通期業績への影響については、売上高△75億円、営業利益△30億円となる見込みです。
海外向け複合機では外出抑制措置や在宅勤務増加などに伴いオフィスにおける複合機の利用機会が
大幅に減少しました。また、複合機の主要な製造拠点が存在する中国における生産活動の影響及び在庫
の確保が困難な状況が続いておりました。このようなことから複合機の販売台数・保守サービスの売上が減
少しました。
当社グループでは、このような状況に対し、徹底した間接経費削減や業務効率化による固定費削減、製
造原価改善などのコスト削減施策とともに、消費動向や顧客動向を踏まえた、売上高回復のための各種施
策を継続しております。
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(補足情報)
セグメント別連結売上高の予想
( ご 参 考 )
前回発表予想 今回修正予想 増減額
(A) (B) (B-A) 増減率(%) 前 期 実 績
(2019年3月期)
百万円 百万円 百万円 百万円
リテールソリューション 306,000 310,000 4,000 1.3 292,303
プリンティングソリューション 188,000 178,000 △10,000 △5.3 192,949
消去 △9,000 △8,000 1,000 △11.1 △8,428
連結売上高 485,000 480,000 △5,000 △1.0 476,824
セグメント別連結営業利益の予想
( ご 参 考 )
前回発表予想 今回修正予想 増減額
増減率(%) 前 期 実 績
(A) (B) (B-A) (2019年3月期)
百万円 百万円 百万円 百万円
リテールソリューション 15,000 14,000 △1,000 △6.7 12,323
プリンティングソリューション 2,000 △500 △2,500 △125.0 5,666
連結営業利益 17,000 13,500 △3,500 △20.6 17,989
期中平均レートの予想
( ご 参 考 )
前回発表予想 今回修正予想 増減額
増減率(%) 前 期 実 績
(A) (B) (B-A) (2019年3月期)
円 円 円 円
平均レート(US$)円 108.43 109.13 0.70 0.6 110.69
平均レート(EUR)円 121.22 121.27 0.05 0.0 128.78
※ 本資料に記載されている業績予想及び配当予想は、当社が現在入手している情報及び合理的である
と判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。
実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
― 以 上 ―
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