6584 三桜工 2019-05-14 15:00:00
特別損失の計上、通期連結業績予想値と実績値との差異及び個別業績の前期実績値との差異に関するお知らせ [pdf]

                                                        2019 年 5 月 14 日
各 位


                                 会      社   名   三櫻工業株式会社
                                 代 表 者 名        取締役社長 竹田 玄哉
                                 (コ ー ド 番 号     6584)
                                 問合せ先責任者        取締役執行役員
                                                財務本部長 長谷川 貴之
                                 (TEL           03-5793-8411)


           特別損失の計上、通期連結業績予想値と実績値との差異及び
             個別業績の前期実績値との差異に関するお知らせ

 当社は、2019 年 3 月期の連結決算及び個別決算において特別損失を計上するとともに、2019 年 4 月 12
日に公表した通期連結業績予想値と本日公表の実績値並びに個別業績と前年実績値と比較して差異が生じ
ましたので、下記のとおりお知らせいたします。


                             記


1.特別損失の計上について
 (1)減損損失の計上(連結及び個別)
      Geiger Automotive GmbH 等の海外子会社及び国内事業部の改善の進捗が遅れ、業績悪化が継続
   している状況を踏まえ、監査人とも協議し、将来の業績見込みをより厳格かつ保守的に見積もるこ
   とが相当であるとの結論に至りました。この結果を受けて、2019 年 4 月 12 日に「特別損失の計上
   及び業績予想の修正に関するお知らせ」にて公表した減損損失の計上見込額 4,200 百万円を上回る
   5,311 百万円を減損損失として特別損失に計上いたしました。


 (2)製品保証引当金繰入額の計上(連結)
      当社のアメリカ子会社及びメキシコ子会社が過去に製造・販売した自動車用部品の一部の製品に
   関連し、得意先で当該製品を組み込んだ自動車の品質問題が発生いたしました。これに関連して現
   時点において合理的に見積もることのできる当社グループの負担金額の合計 1,431 百万円を製品保
   証引当金繰入額として特別損失に計上いたしました。


 (3)関係会社出資金評価損及び関係会社株式評価損の計上(個別)
      Geiger Automotive GmbH 等の当社の海外子会社について、減損損失を計上したことに伴い、実
   質価額が低下したことを踏まえて、関係会社出資金評価損 871 百万円及び関係会社株式評価損
   1,962 百万円を特別損失に計上いたしました。なお、当該関係会社出資金評価損及び関係会社株式
   評価損につきましては、連結上は消去されるため、連結業績に与える影響はございません。


(4)貸倒引当金繰入額及び債務保証損失引当金繰入額の計上(個別)
      Geiger Automotive GmbH 等の経営成績及び財政状況が悪化した海外子会社に対する貸付金につ
   いて、貸倒引当金繰入額 5,310 百万円を特別損失に計上いたしました。なお、当該貸倒引当金繰入
   額は、連結上は消去されるため、連結業績に与える影響はございません。
2.2019 年 3 月期通期連結業績予想値と実績値の差異について(2018 年 4 月 1 日~2019 年 3 月 31 日)
                                                  親会社株主
                                                             1 株当たり
                  売上高         営業利益      経常利益      に帰属する
                                                             当期純利益
                                                  当期純利益
                     百万円        百万円       百万円        百万円        円 銭
  前回発表予想値 (A)      141,000      3,400     2,600    △6,000     △164.86
  実績値 (B)          140,456      2,067     1,435    △8,525     △234.24
  増減額 (B-A)          △544      △1,333    △1,165    △2,525          -
  増減率 (%)            △0.4       △39.2     △44.8         -          -
 (参考)前期実績
                   138,724      4,297     4,140      4,935     135.60
  (2018 年 3 月期)
  差異発生の主な理由
  ① 営業利益及び経常利益
     当社のドイツ子会社及びアメリカ子会社において販売予定の棚卸資産について、今後の回収可能
    見込額を精査した結果計上した棚卸資産評価損の影響等により、営業利益及び経常利益は全体とし
    て前回発表の連結業績予想値を下回りました。
  ② 親会社株主に帰属する当期純利益
     営業利益の減少に加え、
               「1.特別損失の計上について」に記載したとおり、製品保証引当金繰入
    額 1,431 百万円を特別損失に計上いたしました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前
    回連結業績予想値を下回る結果となりました。



3.個別業績の前期実績値との差異について(2018 年 4 月 1 日~2019 年 3 月 31 日)
                                                             1 株当たり
                  売上高         営業利益      経常利益      当期純利益
                                                             当期純利益
                     百万円        百万円       百万円        百万円        円 銭
  前期実績値 (A)         53,264       △72        653      1,672      45.95
  今期実績値 (B)         54,465      1,120     1,785    △10,341    △284.14
  増減額 (B-A)          1,201      1,192     1,132    △12,014         -
  増減率 (%)               2.3        -      173.4         -          -
  差異発生の主な理由
  ① 営業利益及び経常利益
     厚生年金基金の解散及び確定拠出企業年金制度への移行に伴う退職給付費用の減少等の影響に
    より、営業利益及び経常利益は前期実績値を上回りました。
  ② 当期純利益
     「1.
       特別損失の計上について」       業績が低迷している Geiger Automotive GmbH
                  に記載したとおり、
    等の海外子会社について、関係会社出資金評価損 871 百万円、関係会社株式評価損 1,962 百万円、
    貸倒引当金繰入額 5,310 百万円を、業績が低迷している国内事業部において、減損損失 1,586 百万
    円を特別損失として計上いたしました。
     また、2019 年 4 月 12 日に「米国における集団民事訴訟の和解に関するお知らせ」にて公表した
    とおり、当社及び当社の米国子会社の米国競争法違反に関する集団民事訴訟の和解合意に伴い、和
    解金 1,221 百万円を特別損失に計上いたしました。
     これらの結果、当期純利益は前期実績値を下回る結果となりました。
                                                                以 上