キュービーネットホールディングス株式会社
2020年6月期 決算説明資料
2020年8月20日
Ⅰ 2020年6月期 通期実績
Ⅱ 2021年6月期 通期業績予想
1
2020年6月期・2021年6月期 グループ連結業績（サマリー）
− 2020年6月期実績は、新型コロナウイルスに伴う臨時休業・営業時間短縮等により、減収減益
− 2021年6月期の業績予想は、増収増益を計画、配当予想は未定
通期グループ連結業績（サマリー）
2019/6期 2020/6期 2021/6期
単位：百万円 実績 実績 前期比（％） 予想 前期比（％）
売上収益 20,864 19,089 91.5% 20,774 108.8%
営業利益 1,969 239 12.2% 1,000 417.4%
税引前利益 1,895 98 5.2% 814 829.5%
当期利益 1,272 104 8.2% 557 533.4%
基本的１株当たり
102円64銭 8円29銭 42円92銭
当期利益
１株当たり配当額 19円00銭 0円00銭 未定
2
売上収益の増減分析
− 売上収益については、新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休業や営業時間短縮等により、
1,774百万円の減収
単位：百万円
前期比：91.5%
0
※新規出店は出店後13ヶ月未満の店舗 直営店
3
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国内の流れについて
社会の動き 当社（国内）
2/27 政府が公立小中高の学校の臨時休校を要請 2/29 複数のデベロッパーより営業時間短縮の通達
3/11 WHOがパンデミック宣言 3/12 営業時間短縮207店舗、臨時休業1店舗
3/25 東京都が平日の自宅勤務や週末の不要不急
3/28 営業時間短縮89店舗、臨時休業47店舗
の外出を控えるよう要請
4/7 政府が7都府県に緊急事態宣言 4/10 7都府県の442店舗（約76％）を臨時休業
4/16 全都道府県に緊急事態宣言 4/18 国内の全店舗を臨時休業
5/4 緊急事態宣言の延長を決定 4/23～28 コミットメントライン契約30億円締結
5/14 緊急事態宣言の一部解除（39県） 5/13 7店舗営業再開（時短）
5/25 緊急事態宣言全面解除 5/31 495店舗（約85％）営業再開（時短）
6/1 東京都がステップ2へ移行 6/1 営業時間を短縮し全面再開（2店舗休業）
6/2 東京アラート発動 6/1・10 コミットメントライン契約30億円増額締結
6/12 東京アラート解除（ステップ3へ移行） 6/15 325店舗（約57％）を通常営業時間へ
6/19 休業要請全面解除 6/30 408店舗（約72％）を通常営業時間へ
7/4 都知事が不要不急の都外への移動自粛要請 7/1 455店舗（約80％）を通常営業時間へ
7/15 東京都4段階で最も深刻な「拡大している」へ
7/31 482店舗（約85％）を通常営業時間へ
7/23～26 東京都が不要不急の外出自粛要請 4
国内の来店客数前年比（新店含む）
− 国内については、緊急事態宣言に伴う臨時休業、営業時間短縮、外出自粛の影響が大きい
5
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う海外の流れについて
社会の動き 当社（海外）
1/30 WHOが緊急事態宣言
春節（1/25～1/27）頃から、来店客数が減少
特に、香港の落ち込みが大きかった
3/11 WHOがパンデミック宣言
3/22 ニューヨーク州で自宅待機命令（ロックダウン） 3/20 ニューヨーク4店舗臨時休業
3/29 香港で4人超の集まり禁止、娯楽施設閉鎖、 3/24 香港空港内の1店舗休業（営業中止命令）
飲食店規制 他の店舗は通常営業
4/1 台湾で公共交通機関のマスク着用義務化
4/7 シンガポール全店営業時間短縮
4/7 シンガポールでサーキットブレーカー（セミロックダ
4/22 シンガポール全店臨時休業
ウン）発令
5/12 シンガポール営業再開（臨時休業4店舗）
4/22 シンガポールで自宅待機命令
6/1 シンガポールでサーキットブレーカー（セミロックダ
ウン）解除 6/22・23 ニューヨーク4店舗営業再開
6/19 シンガポール緩和（レストラン・小売店再開） 6/24 シンガポール臨時休業4店舗を営業再開
6/22 ニューヨーク経済活動再開（第2段階へ移行） 7/31 香港空港内の1店舗のみ休業中（家賃無し）
7/15 香港：18時～5時の店内飲食禁止
6
香港の来店客数前年比（新店含む）
− 香港については、新型コロナウイルスの新規感染者数の増減に応じて来店客数も変動する傾向
7
シンガポールの来店客数前年比（新店含む）
− シンガポールについては、サーキットブレーカー（セミロックダウン）により臨時休業
8
台湾の来店客数前年比（新店含む）
− 台湾については、臨時休業も無く、通常営業を行っている
9
アメリカの来店客数前年比（新店含む）
− アメリカについては、ロックダウンにより約3ヶ月間の臨時休業
10
売上収益の構成
− 売上収益の直営店比率は96.2％、海外の比率は17.2％
− 海外の利益については、アメリカ（ニューヨーク）以外は黒字を確保
運営形態別売上収益構成 地域別売上収益構成
FC店 その他 海外
売上収益 ：692百万円 売上収益 ：32百万円 売上収益 ：3,290百万円
（構成比3.6％） （構成比0.2％）
期末店舗数：70店舗
（構成比9.8％） 3.6% 0.2%
17.2%
2020年6月期 2020年6月期
19,089百万円 19,089百万円
96.2% 82.8%
直営店 国内
売上収益 ：18,364百万円 売上収益 ：15,798百万円
（構成比96.2％）
期末店舗数：645店舗
（構成比90.2％）
11
売上総利益（粗利）の増減分析
− 粗利については、主に臨時休業・時短等に伴う売上収益減に加え、臨時休業期間中の全スタイリ
スト（パートを含む）の給料を残業代や時短分も含めて全て保証し、当社の価値の源泉である全
従業員の雇用を維持したことから、 2,007百万円減益
− 国内の雇用調整助成金445百万円については支給決定時期のずれにより、2021年6月期計上
単位：百万円
前期比58.6%
0
12
販管費の増減分析
− 販管費については、主に国内の期末手当の支給を売上回復時期まで見送ったこと等により、
214百万円の減少
単位：百万円
前期比：92.4%
0
13
営業利益の増減分析
− 営業利益については、粗利の大幅な減益と販管費の減少、シンガポール・香港の助成金117百
万円計上等により、1,729百万円減益
単位：百万円
前期比：12.2%
粗利
※新規出店は出店後13ヶ月未満の店舗
※助成金計上：香港69百万円、シンガポール47百万円、台湾は無し、アメリカは雇用保険で対応、国内は2021年6月期計上へ期ずれ
14
2020年6月期通期の取り組み（サマリー）
– QB HOUSEを22店舗新規オープン、移転8店舗、リニューアル10店舗、増席
11店舗、主に貸主都合による閉店16店舗（移転に伴う閉店を含む）、業務
委託先の店舗を直轄（直雇用）へ契約変更41店舗
– 3月26日に国内初出店となるQB PREMIUM大手町メトロピア店をオープン
国内 – 2019年7月にロジス仙台校を開校（国内5ヶ所目）、ロジス増設を準備中
– 価格改定に伴うスタイリストの待遇改善（給与改定）を2019年8月に実施
– 2019年10月の消費税の増税時、QB HOUSEは税込価格を据え置き、
FaSS（ファス）は税込2,160円を税込2,200円へ変更
– 上期に採用・定着プロジェクトを立ち上げ、さらなるスタイリストの確保に注力
– 香港：QB HOUSEを4店舗新規オープン、移転1店舗、
閉店2店舗（内、1店舗は貸主都合による一時閉店）
2019年7月より60HK$→70HK$（16.7％アップ）へ価格改定を実施
– シンガポール：2019年8月に1店舗を新規オープン、移転1店舗、閉店2店舗
– 台湾： 3店舗の新規オープン、貸主都合による閉店1店舗
海外 – アメリカ：2020年1月に4号店を新規オープン。 2020年6月22日・23日の営業
再開時に20USD→23USD（15.0％アップ）へ価格改定を実施
改定前価格 改定後価格
アメリカの価格改定 20ドル＋チップ 23ドル＋チップ
15
国内の新店・移転・増席
新店・移転 （国内） 増席 （国内）
（新店）ショッピングセンター・商業施設 （新店）駅・駅ビル グランエミオ所沢（埼玉）
イオンモール川口前川（埼玉） さっぽろ地下街オーロラタウン（北海道） エスカ（愛知）
津田沼パルコ（千葉） アトレ五反田（東京） ｍｏｚｏワンダーシティ（愛知）
テラスモール松戸（千葉） QB PREMIUM大手町メトロピア（東京） カヨーショッピングセンター（三重）
本八幡駅前（千葉） 近鉄布施駅（大阪） イオンモール京都五条（京都）
パークシティ武蔵小山ザ・モール（東京） カリーノ江坂（大阪）
（新店）路面
イオンＳＥＮＲＩＴＯ（大阪）
イトーヨーカドー国領（東京） 下北沢駅前（東京）
イオンモール大阪ドームシティ
グランベリーパーク南町田（東京） 高槻センター街（大阪）
（大阪）
ダイゴプラザ（神奈川） はかた駅前通り（福岡）
ゆめタウン呉（広島）
コースカベイサイドストアーズ（神奈川） （移転）
ゆめタウン廿日市（広島）
横浜市役所（神奈川） JR札幌駅北口（北海道） 博多マルイ（福岡）
ららぽーと沼津（静岡） イオン幕張（千葉）
イオン藤井寺ショッピングセンター（大阪） 両国駅前（東京）
クリスタ長堀（大阪） イオン練馬（東京）
キャンパススクエア（兵庫） 武蔵小杉駅前（神奈川）
ＢＲＡＮＣＨ博多パピヨンガーデン（福岡） 洛北阪急スクエア（京都）
サンエー具志川メインシティ（沖縄） みのおキューズモール（大阪） ※オレンジ色は4Qにおける新店・移転・増席
の店舗
エキシティ・ヒロシマ（広島） 16
新店・移転・閉店の実績
− 32店舗の新店、10店舗の移転、21店舗の閉店（移転に伴う閉店を含む）
− 閉店は、主に駅改修工事やショッピングセンターのスクラップ＆ビルドに伴う施設閉館等に伴うも
の。近隣への店舗移転に注力
単位：店舗 業態 2019/6期末 新店 移転 閉店（※1） 増減 2020/6期末
QB HOUSE 554 22 8 △16 14 568
日本 QB PREMIUM 0 1 0 0 1 1
FaSS 13 0 0 0 0 13
国内小計 567 23 8 △16 15 582
QB HOUSE（※2） 26 0 1 △1 0 26
シンガポール QB HOUSE Premium 7 1 0 △1 0 7
Kids 3 0 0 0 0 3
QB HOUSE 60 4 1 △2 3 63
香港
QB PREMIUM 1 0 0 0 0 1
台湾 QB HOUSE 27 3 0 △1 2 29
アメリカ QB HOUSE 3 1 0 0 1 4
海外小計 127 9 2 △5 6 133
連結グループ合計 694 32 10 △21 21 715
（※1）閉店数は移転に伴う閉店を含む
（※2）シンガポールの移転1店舗は前期（2019年6月）に閉店し、8月に移転オープン
17
国内の正社員の退職率の推移について
− 国内正社員の退職率は、6.6％（前年比1.8ポイント減）
− 主に待遇改善策の実施、人事評価刷新、エリア細分化によるフォローアップ体制の強化
国内正社員の
退職率（年間実績） 【参考】国内正社員の退職率の推移
（年間実績）
※本社は除く
※研修施設（ロジスカットプロフェッショナルスタイリストスクール）含む
18
国内の従業員数（スタイリスト）について
− 国内正社員の採用数は、上場効果分が通常ペースに戻り、前期比44人減
− 国内の従業員数は、 1年間で移籍も含めて240人（正社員225人、パート15人）の純増
単位：人 国内正社員の採用数 単位：人 2020年6月末の国内従業員数
※業務委託先店舗からの正社員の移籍（2019/6期34人、2020/6期122人）を除く。 ※業務委託先店舗からの移籍（2019/6期39人、2020/6期137人）を含む。
本社は除く。研修施設（ロジスカットプロフェッショナルスタイリストスクール）含む 本社は除く。研修施設（ロジスカットプロフェッショナルスタイリストスクール）含む 19
2020年6月期 グループ連結業績概要
連結損益計算書
2019/6期 2020/6期
単位：百万円 実績 売上比 実績 売上比 増減額 前期比
売上収益 20,864 100.0% 19,089 100.0% △ 1,774 91.5%
売上原価 △ 16,012 △ 16,245 △ 232 101.5%
売上総利益 4,851 23.3% 2,843 14.9% △ 2,007 58.6%
その他の営業収益 44 129 85
販売費及び一般管理費 △ 2,844 △ 2,629 214 92.4%
その他の営業費用 △ 81 △ 104 △ 22
営業利益 1,969 9.4% 239 1.3% △ 1,729 12.2%
金融収益 15 16 1 106.7%
金融費用 △ 89 △ 157 △ 68 177.2%
税引前利益 1,895 9.1% 98 0.5% △ 1,797 5.2%
法人所得税費用 △ 623 6 629 -1.0%
当期利益 1,272 6.1% 104 0.5% △ 1,168 8.2%
20
2020年6月期 グループ連結財務概要
連結財政状態計算書
単位：百万円 2019/6期 4Q末 2020/6期 4Q末 増減額 財務基盤の強化を目的とした手元資
金の確保（詳細は次ページ参照）
流動資産合計 3,982 6,544 2,562 ※コミットメントライン未使用枠
3,000百万円あり
現金及び現金同等物 2,489 5,117 2,628
営業債権及びその他の債権 1,160 775 △ 385 期末の銀行休業日に伴う債権回
収時期の差異
棚卸資産 116 169 52
その他 215 482 266 主に税金還付予定分を未収計上
非流動資産合計 20,299 26,176 5,877 リース会計基準（IFRS）の改正に
伴い、前期「リース資産」は当期「使
有形固定資産 2,327 1,857 △ 469
用権資産」 に計上
使用権資産 - 6,062 6,062
のれん 15,430 15,430 - リース会計基準（IFRS）の改正に
伴い、店舗賃料等の「使用権資
その他の金融資産 1,773 1,856 82
産」 を計上
繰延税金資産 519 639 120
その他 248 330 81
資産合計 24,282 32,721 8,439
長期借入金返済（△700百万円）
負債合計 14,484 22,935 8,450 短期借入金増加（4,000百万円）
営業債務及びその他の債務 273 342 68
リース会計基準（IFRS）の改正
有利子負債 11,253 14,532 3,278 に伴い、店舗賃料等の「リース負
債」 を計上
リース負債 465 5,993 5,528
その他 2,491 2,066 △ 425 前期の未払法人税・消費税等の
支払による減少
資本合計 9,797 9,786 △ 10
負債及び資本合計 24,282 32,721 8,439
21
2020年6月期 グループ連結財務概要
連結キャッシュ・フロー計算書
単位：百万円 2019/6期 2020/6期 増減額
リース会計基準（IFRS）の改正
営業活動によるキャッシュ・フロー 2,370 2,747 377 に伴い、使用権資産の減価償却
費が増加
税引前利益 1,895 98 △ 1,797
期末の銀行休業日に伴う債権回
減価償却費及び償却費 769 3,205 2,435
収時期の差異
営業債権及びその他の債権の増減額（△は増加） △ 93 529 623
利息の支払額 △ 78 △ 137 △ 59 国内キュービーネットの2019/6期の
課税所得の増加に伴う支払増加
法人所得税の支払額 △ 524 △ 832 △ 308
その他 400 △ 116 △ 517
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 961 △ 838 123
有形固定資産の取得による支出 △ 826 △ 683 143
国内のリニューアル店舗数減少
無形資産の取得による支出 △ 25 △ 39 △ 13
その他 △ 109 △ 115 △5
フリー・キャッシュ・フロー 1,408 1,909 500 財務基盤の強化を目的とした手元資
金の確保
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 916 721 1,637 コミットメントライン実行3,000百万円
短期借入金の純増減額（△は減少） - 3,982 3,982 （未使用枠3,000百万円あり）
当座貸越契約実行1,000百万円
長期借入金の返済による支出 △ 700 △ 700 -
配当金の支払額 △ 221 △ 237 △ 15 1株当たり配当額18円→19円
リース負債の返済による支出 △ 192 △ 2,559 △ 2,366
リース会計基準（IFRS）の改正に
その他 197 235 37 伴い、店舗賃料等のリース負債の返
現金及び現金同等物の増減額（△は減少） 471 2,628 2,157 済が増加
現金及び現金同等物の当期末残高 2,489 5,117 2,628
22
Ⅰ 2020年6月期 通期実績
Ⅱ 2021年6月期 通期業績予想
23
2021年6月期 通期業績予想
− 2021年6月期は増収増益を予想、1株当たり配当額の予想は未定
2021年6月期 通期グループ連結業績予想
2020/6期 2021/6期
単位：百万円 実績 予想 差異 前期比
売上収益 19,089 20,774 1,684 108.8%
営業利益 239 1,000 760 417.4%
税引前利益 98 814 715 829.5%
当期利益 104 557 452 533.4%
2021年6月期 株主還元について
◼ 2021年6月期の1株当たり配当額は、新型コロナウイルスの影響により不確定要素が多いため、未定としております
24
2021年6月期 通期業績予想の前提について
国内・海外 前提
【売上の設定】
上期はテレワーク等によりビジネス街の店舗の来店客数の戻りが弱いと予想。
新型コロナウイルスの影響は、緩やかに改善することを見込み、新型コロナウイルス感染
拡大前の水準まで回復するには2021年６月までの期間を要するという考え方で策定
【その他の営業収益】
国内
上期に助成金534百万円（国内445百万円期ずれ分＋海外89百万円）を計上
【費用面】
コスト削減実施（社内イベント費用、会議費・交通費、調査費等の削減）
将来の成長に向けた投資は削減しない（ロジス研修費、順番案内システム・新アプリの
開発費・テスト費用、ブランドプロジェクト費用等）
【香港】
国の対策が功を奏し、4月下旬～6月中旬頃までは1日の新規感染者数が0人の日も
あった。6月下旬頃からは再拡大の傾向であり、7月15日から18時～5時迄の店内飲食
禁止の状況から、新型コロナウイルスの影響は、2020年秋頃まで見込む。
【シンガポール】
国の管理体制が徹底されており、4/7～5/31のサーキットブレーカー（セミロックダウン）に
海外 より回復傾向にあることから、新型コロナウイルスの影響は、2020年秋頃まで見込む。
【台湾】
海外渡航歴がある人を除けば新規感染者0人が継続するなど、平常運営であることから、
新型コロナウイルスの影響は見込まず。
【アメリカ】
新型コロナウイルスの影響は、足元の状況から2021年6月まで見込む。 25
2020年7月実績の地域別・立地別の既存店前年比（来店客数）について
地域別
地域別・立地別で既存店前年比
（来店客数）を見ると、
「関東地方」と
立地別
「ビジネス街」
の来店客数の回復が
遅れている
26
2021年6月期予想 国内の来店客数の回復傾向について
国内来店客数の移動平均線(週間)
７月は梅雨明けの遅れと
新型コロナウイルスの再
拡大により低調に推移
7月下旬から８月直近ま
での来店客数の回復が
顕著になってきている
７月～８月の回復傾向
および各店舗の立地・地
域等の特性を考慮し、店
舗別の来店客数計画を
７月 ８月 作成
27
2021年6月期予想 国内の来店客数回復の想定（立地別）について
ビジネス街の店舗（10％）は回復に時間を要する。日常的に利用するショッピングセンターや
住宅街の店舗は、2021年6月に向けて平常時に近い水準まで回復するという考え方で策定
平常時の来店客数想定は、以下の数値を使用
・ 2020年7月～2021年2月までは前年実績値
・ 2021年3月～2021年6月までは前年計画値
28
2021年6月期予想 国内の来店客数回復の想定（地域別）について
都心部の関東地方は回復に時間を要する。地方の中国・四国、中部、九州・沖縄、近畿地方
は、2021年6月に平常時の100％以上の水準まで回復するという考え方で策定
平常時の来店客数想定は、以下の数値を使用
・ 2020年7月～2021年2月までは前年実績値
・ 2021年3月～2021年6月までは前年計画値
29
2021年6月期予想 国内の来店客数の想定（月別推移）について
2020年7～8月の繁忙月はコロナ影響を大きく受けている。12月および３～６月の繁忙月に
おける来店客数の回復状況が、業績に対する影響度が大きい
1,800,000人
1,600,000人
1,400,000人
1,200,000人
業績予想の国内来店客数
平常時の国内来店客数(想定)
1,000,000人 平常時の来店客数想定は以下の数値を使用
・ 2020年7月～2021年2月までは前年実績値
・ 2021年3月～2021年6月までは前年計画値
800,000人
2020/7月
1Q
2020/8月
2Q
2020/9月 2020/10月 2020/11月 2020/12月 2021/1月
3Q
2021/2月 2021/3月 2021/4月
4Q
2021/5月 2021/6月
30
2021年6月期の取り組み（サマリー）
– QB HOUSE：13店舗の新規オープン、4店舗の移転、14店舗の閉店を計画
– QB PREMIUM：1店舗（2号店）の新規オープンを計画
– FaSS：1店舗の新規オープン、1店舗の閉店を計画
– ITを活用した、 順番案内システム、 新アプリによる予約システムのテスト実施および
費用対効果の検証
国内
– ブロック毎の人件費適正化と応援交通費の削減を目的として、人材確保が順調な地
方から首都圏への転勤支援制度の充実策を実施
– 賃料を含めた固定費削減の実施
– エリア内の誘導可能店舗の統合の検討および実施
– 2020年8月1日にロジス サテライト横浜校を開校（国内6ヶ所目）
– 香港では、4店舗の新規オープンの計画
– シンガポールでは、 QB HOUSE Premium 1店舗の新規オープンの計画。
QB HOUSE Premiumへの業態変更3店舗の計画。閉店1店舗の計画
海外
– 台湾では、5店舗の新規オープンの計画。移転1店舗、閉店2店舗（移転に伴う閉
店を含む）の計画
– 国内同様に、賃料交渉実施
31
QB PREMIUM大手町メトロピア店
3月23日オープン
↓
6月1日～8月末 オペレーション見極め期間
↓
9月1日～9月末 改修期間
↓
10月1日～アプリ導入し実践
キャッシュレス・予約・電子カルテを順次導入
過去最高71名（1日当たりの来店客数）
32
ITを活用した取り組み： QB HOUSEの順番案内システムについて
− QB HOUSEの順番案内システムを以下の6店舗でテスト中
（銀座本店・府中くるる店・AM浜松市野店・武蔵小杉駅前店・モザイクモール港北店・
JR札幌駅北口店）
− 今後、合計10店舗程度でテストを行い、費用対効果を検証予定
（店外で待つ場合）
カットの順番が近づくと
券売機で タブレット端末の
ショートメール(SMS)
チケットを購入 チケット番号を押し
でお知らせ
携帯電話番号を入力
順番表示モニタ 携帯電話番号の入力画面 ショートメール（例）
33
ITを活用した取り組み： QB PREMIUM、FaSSの新アプリによる予約システム
− 2020年6月30日より、FaSS中目黒店・ トレインチ自由が丘店にて新アプリによる予約をテスト
− 電子カットカルテ ‐時間予約
− フィードバック
顧客情報のデジタル化・サービスクオリティのデジタル化
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出店計画
− 25店舗の新店、5店舗の移転、18店舗の閉店（移転に伴う閉店含む）を計画
− 国内の閉店については、コロナ影響により近隣店舗へ誘導可能な不採算店の閉店を計画
2021年6月期の新規・移転・閉店・業態変更の計画
単位：店舗 業態 2020/6期末 新店 移転 業態変更 閉店 増減 2021/6期末
QB HOUSE 568 13 4 △14 3 571
日本 QB PREMIUM 1 1 0 0 1 2
FaSS 13 1 0 △1 0 13
国内小計 582 15 4 △15 4 586
QB HOUSE 26 0 0 △3 △1 △4 22
シンガポール QB HOUSE Premium 7 1 0 3 0 4 11
Kids 3 0 0 0 0 0 3
QB HOUSE 63 4 0 0 4 67
香港
QB PREMIUM 1 0 0 0 0 1
台湾 QB HOUSE 29 5 1 △2 4 33
アメリカ QB HOUSE 4 0 0 0 0 4
海外小計 133 10 1 △3 8 141
連結グループ合計 715 25 5 △18 12 727
（※）閉店数は移転に伴う閉店を含む 35
2021年6月期 上期予想・下期予想
− 2021年6月期上期の売上収益は、前期上期実績が国内の値上げの成功により好調であった
のに対し、今期は主に新型コロナウイルスの影響で前期比88.6％の予想
− 2021年6月期下期の売上収益は、主に前期下期実績が緊急事態宣言に伴う臨時休業や時
短を行っている影響でイレギュラーに売上が低くなっており、下期予想は前期比137.1％と
2021年6月に平常時に近い水準までの回復を予想
2021年6月期 上期計画・下期計画
2020/6期上期 2021/6期上期 2020/6期下期 2021/6期下期
単位：百万円 実績 予想 前年同期比 実績 予想 前年同期比
売上収益 11,111 9,840 88.6% 7,977 10,934 137.1%
営業利益 1,214 360 29.7% △ 974 640 -
36
営業利益予想（上期・下期）の増減分析
− 2021年6月期上期予想は、主に新型コロナウイルスの影響で売上収益が1,271百万円減少
− 2021年6月期下期予想は、主に前期下期に臨時休業や時短を行っている影響で売上収益が
2,956百万円増加の予想。さらに売上原価や販管費の増加により、640百万円の黒字予想
単位：百万円 上期営業利益の増減分析 単位：百万円 下期営業利益の増減分析
前期比29.7%
37
資金の状況（連結）について
コミットメントライン契約および
パターン別
実績 当座貸越契約の実行により、
資金余力予想 2020年4月に40億円の資金を調達
感染再拡大による来店客数の回復の
遅れなどのリスクに備えるため、
2020年6月に新たなコミットメントライ
ン契約30億円を締結
7月末の手元資金(51億円)および融
資枠の未使用額(30億円)を合わせた
資金余力は81億円となり、
通常の月間連結経費約16億円の
５倍の資金を確保
資金繰りの前提条件等
・ 手元資金およびコミットメントラインの未使用額を合わせた
「資金余力」のパターン別シミュレーションを算定
追加のコミットメントライン契約
・ 21年6月期予算の前提条件を使用
30億円により、資金余力が増加
・ 海外数値は一定
・ 国内の来店客数は以下の３パターン
① 徐々に回復し、来年６月にコロナウイルス感染拡大の
影響がなかった場合の水準に戻る
② 上述の前年比75％程度で推移する
③ 上述の前年比60％程度で推移する 38
新型コロナウイルス収束までの３つの基本方針
①命の安全を何よりも最優先に考え、万全の
感染防止策を実施
②デジタル技術を活用した積極的な変革を実
施し、新たな事業機会を創出
③新型コロナウイルス年内再流行に備えた
追加資金の確保とキャッシュフローの強化
39
感染拡大防止の取り組み：3密（密閉、密集、密接）に対する対応策について
− 密閉
【換気】 サーキュレーター、ハイブリットファンの設置、定期換気
ハイブリットファン
− 密集
【待合席】 間引き
【待合システム】 アナログ版待合記名式、順番案内システム、
予約システム
【キッズスペース】 閉鎖
【カット席】飛沫防止シート 飛沫防止シート
アナログ版待合記名式
− 密接
【施術中】 マスク、フェイスガードの装着、使い捨てクシの破棄、手渡し禁止、消毒
受け渡しトレイ
40
「省力、省手間、省時間」
41
Appendix
42
四半期毎の売上収益（連結）の推移について
2019/6期実績 2020/6期実績 予想
単位：百万円 2019年10月
2019年2月 国内消費税増税
国内 （税抜売上2％減）
価格改定
43
四半期毎の営業利益（連結）の推移について
2019/6期実績 2020/6期実績 予想
単位：百万円 営業利益率
2019年2月 2019年8月 2019年10月
助成金計上
国内 国内スタイリスト 国内消費税増税
534百万円
価格改定 待遇改善 （税抜売上2％減）
44
本プレゼンテーション資料は、当社及びその子会社の関連情報の開示のみを目的として作成したも
のであり、売買の勧誘を構成するものではありません。
本プレゼンテーション資料に記載されている将来予想に関する記述は、当社が現在入手可能な情報
を勘案した上での、当社の現時点における仮定及び判断に基づくものであり、既知及び未知のリスク、
不確実性その他の要因を含んでいます。当該リスク、不確実性その他の要因により、当社の実際の
業績又は財務状態が、将来予想に関する記述により表示又は示唆されている将来の業績又は財務
状態から大きく乖離する可能性があります。
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