6568 M-神戸天然物化学 2020-05-13 15:00:00
2020年3月期 決算補足説明資料 [pdf]
2020年3月期
決算補足説明資料
証券コード:6568
2020年5月13日
新型コロナウイルス感染拡大による影響
現在、顕在化している影響(2020年5月13日時点)
受注・生産・販売状況に変化なし
本社ではテレワークを積極導入
新型コロナ感染者が発生も、工場の安定的な操業に大きな変化なし
なお、罹患者からの感染は拡大していない
2020/3期は業績面に影響なし
今後、予想される影響
感染拡大とその対策強化に伴う世界的な景気後退
新型コロナ感染症対策以外の医療臨床試験の遅延による逆風
原材料調達の遅延
従業員への感染拡大による工場の操業停止
一方、電子部材などの国内生産シフトによる追い風
2021/3期業績見通しに直接的な影響は織り込まず
1
1.2020年3月期決算実績
2
2020/3期決算におけるポイント
実績は想定に若干未達。下期は大幅な挽回を実現するも、
1 スロースタートとなった上期の取戻しには至らず
前年比では売上増も、50%経常減益。次なる成長に向け
2 ての投資・費用を積極計上し、一旦屈む戦略を敢行
分野別には端境期を迎えた機能材料分野の落ち込みを
3 医薬・バイオ両分野の開発・量産ステージ拡大でほぼ相殺
3
1-1. 2020年3月期経営成績
• 売上は量産ステージ好調の医薬分野が伸長。端境期となった機能材料の不振を吸収
• ただし、損益面では一部製品の採算悪化や成長に向けての先行費用計上から大幅減益
• 業績予想に対しては売上・利益ともに若干の未達。機能材料の不振が足枷に
経営成績の推移
2020/3期 前年比較
(百万円) 2018/3期 2019/3期 見通し比較
従来見通し 実績 差異 変化率
売上高 6,312 6,290 6,400 6,347 △52 +56 +0.9%
機能材料分野 2,962 2,724 2,550 2,249 △300 △474 △17.4%
医薬分野 2,881 2,355 2,700 2,846 +146 +491 +20.9%
バイオ分野 468 1,210 1,150 1,250 +100 +39 +3.3%
営業利益 1,222 1,240 680 574 △105 △665 △53.7%
経常利益 1,208 1,285 730 644 △85 △640 △49.8%
経常利益率 19.1% 20.4% 11.4% 10.2% △1.3pp △10.2pp -
当期純利益 900 936 530 518 △11 △417 △44.6%
EBITDA* 2,004 1,995 1,500 1,377 △122 △617 △31.0%
EBITDAマージン* 31.7% 31.7% 23.4% 21.7% △1.7pp △10.0pp -
* EBITDA=営業利益+減価償却費で算出
4
1-2. 四半期別経営成績推移
• 1Qを底に期を追って改善。医薬の出荷集中もあり、 4Qのみでは過去最高の売上水準を更新
• 4QのEBITDAマージンは前年比、3Q比ともに大きく低下。しかし、これは一時費用の計上による
もの。この影響を除いた実質的なEBITDAマージンは約31%と高水準を維持
経営成績の推移(四半期推移)
2018/3期 2019/3期 2020/3期
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
売上高 1,606 1,278 1,755 1,671 1,405 1,518 1,502 1,864 1,012 1,450 1,567 2,317
機能材料 710 755 605 891 812 694 615 601 537 552 561 597
医薬 866 439 945 630 355 552 567 879 226 763 597 1,260
バイオ 29 84 205 149 237 271 318 382 249 134 408 459
営業利益 388 239 443 150 325 188 268 457 △20 92 260 242
経常利益 405 246 434 123 348 197 265 472 1 102 281 259
経常利益率 25.2% 19.3% 24.7% 7.4% 24.8% 13.0% 17.7% 25.4% 0.2% 7.1% 18.0% 11.2%
当期純利益 284 162 271 183 255 151 194 334 △3 137 193 191
EBITDA* 573 431 643 356 498 371 460 664 164 279 461 472
EBITDA
35.7% 33.7% 36.7% 21.3% 35.5% 24.5% 30.6% 35.7% 16.2% 19.3% 29.5% 20.4%
マージン*
* EBITDA=営業利益+減価償却費で算出
5
1-3. 2020年3月期 累計経常利益増減要因分析
• 前年比では製品構成の悪化や人員増などによる固定費増が収益を圧迫。医薬分野中心に若干
の増収効果は寄与したものの、実力ベースの経常利益は30%減益
• さらに、一時費用として退職給付引当金を計上。会計上の経常利益は前年比半減に
2020年3月期経常利益の増減要因
(億円) 増収効果 +0.4億円
0.4 1.3
製品構成変化 △1.3億円
実力ベースの 退職給付
0.5 経常利益 引当金 機能材料分野:高採算プロジェクト一巡
3.0 医薬分野:開発・量産ステージ増加による増収
バイオ分野:開発ステージ拡大
0.3 2.4
減価償却費の増加 △0.5億円
12.9 減価償却費 8.0億円
主な設備投資実績
8.8
原薬精製棟 (2020年4月完成)
6.4
増益要因 機能材料分野乾燥棟
新本社・研究所改装
減益要因
固定費等の増加 △3.0億円
2019/3期 増収効果 製品構成 減価償却 固定費等 営業外収 2020/3期 一時費用 2020/3期 人件費増 △1.5億円
経常利益 差 費 の増減 支 経常利益 経常利益
その他製造管理費等増 △1.4億円
営業外収支の改善 +0.3億円
6
1-4. 2020年3月期 財政状態
• 投資負担増で借入は4期ぶりの増加も、自己資本比率は77.0%。財務安全性に変化なし
• 在庫増は主として期ズレ製品。4Qは過去最高売上となったが、受注は医薬領域中心に順調
• ただし、4Qに売上が集中したため、期末時点では売掛金勘定が一時的に膨らんだ状況
財政状態の推移
(百万円) 2018/3期 2019/3期 2020/3期 前期末差異 設備投資、配当支払
などに充当
流動資産 7,124 4,774 4,335 △439
現預金 5,413 3,072 1,476 △1,595 医薬分野を中心に
出荷期ズレが発生
棚卸資産 975 1,097 1,285 +188
4Qの売上増加に伴い、
その他 735 605 1,573 +967 売掛金勘定膨らむ
固定資産 5,563 7,227 8,435 +1,207
総資産 12,688 12,002 12,770 +768 設備投資額:19.5億円
減価償却費:8.0億円
負債 3,951 2,547 2,943 +396
有利子負債 2,256 978 1,428 +450 投資負担増に対応
有利子負債増は2016/3
その他 1,695 1,569 1,515 △54 期以来4期ぶり
純資産 8,736 9,454 9,827 +372
自己資本比率77.0%
負債純資産合計 12,688 12,002 12,770 +768
7
1-5. 2020年3月期キャッシュ・フローの状況
• 営業CFは期間損益の悪化、売上債権増から大きく減少。一方、設備投資は当初想定よりも圧縮
したものの、投資CFは高水準が継続。FCFは2期連続で赤字を計上
• FCF赤字分は手元資金の取崩し、借入金増で充当。ただし、手元資金は依然潤沢
キャッシュフロー推移
(百万円) 2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 前年差異
営業CF 1,247 2,256 1,254 42 △1,212
投資CF 57 △ 697 △2,111 △1,863 + 247
固定資産取得 △ 508 △ 885 △2,006 △1,953 + 52
その他 566 187 △104 90 + 195
FCF 1,304 1,558 △856 △1,820 △ 964
財務CF △ 877 2,591 △1,484 254 + 1,739
借入金増減等 △ 815 △ 979 △1,278 450 + 1,728
株式の発行による収入 - 3,683 - - -
配当金の支払額 △ 60 △ 90 △ 192 △ 192 △0
その他 △2 △ 21 △13 △2 + 10
現金、現金同等物の期末残高 1,232 5,383 3,042 1,476 △ 1,565
* FCF=営業CF+投資CF で算出
8
1-6. 2020年3月期 配当方針
• 2020年3月期は1株当たり年間25.00円の配当を計画。大幅減益となるも、据置きで対応
• 配当性向は37.3%となる見通し。配当性向は直近4期で最高となるが、安定配当方針を堅持
1株当たり情報の推移
(円) 2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 前期差異
1株当たり当期純利益 80.72 148.35 121.29 67.02 △54.27
1株当たり配当金 15.00 25.00 25.00 25.00 ±0.00
配当性向 18.6% 21.4% 20.6% 37.3% +16.7pp
注)2017年8月1日付で普通株式1株につき2,000株の、また、2018年1月6日付で普通株式1株につき3株の株式分割を実施し
ているため、2017年3月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」を算定。
配当性向は、配当金の支払い額/当期純利益で算出。
9
2.2021年3月期通期見通し
10
2-1. 2021年3月期 業績見通し
• 7%増収、55%経常増益を想定。新型肺炎の影響は現時点で予想に織り込まず
• 大幅増益見通しは、前期計上の一時費用の消失、生産能力拡大による増産余力の発生に起因
するもの。前期は「一旦屈む戦略」を選択したが、今期はその効果の刈取りを急ぐ
• EBITDAマージンは28%まで上昇と予想。「屈む」前の水準を回復する見通し
2021年3月期見通し
(百万円) 2018/3期 2019/3期 2020/3期
2021/3期 前年比較
見通し 差異 変化率
売上高 6,312 6,290 6,347 6,800 +452 +7.1%
機能材料分野 2,962 2,724 2,249 2,230 △19 △0.9%
医薬分野 2,881 2,355 2,846 3,270 +423 +14.9%
バイオ分野 468 1,210 1,250 1,300 +49 +3.9%
営業利益 1,222 1,240 574 950 +375 +65.4%
経常利益 1,208 1,285 644 1,000 +355 +55.1%
経常利益率 19.1% 20.4% 10.2% 14.7% +4.5pp -
当期純利益 900 936 518 740 +221 +42.7%
EBITDA* 2,004 1,995 1,377 1,934 +556 △40.4%
EBITDAマージン* 31.7% 31.7% 21.7% 28.4% +6.7pp -
* EBITDA=営業利益+減価償却費で算出
11
2-2. 2021年3月期 経常利益増減要因分析(見通し)
• 機材分野・バイオ分野では現状維持の一方医薬分野は今期も好調を維持。
• 業容拡大による償却費・人員は増えるも、前期計上の一時費用の消失で固定費は大幅減少
2021年3月期 経常利益の増減要因(見通し)
(億円)
退職給付 1.8 0.2 増収効果 +3.2億円
引当金
3.2 0.4 機能材料分野:機能材料製品は減少するも、
新規継続品でカバー
医薬分野:需要を取り込み開発・量産品の
2.4 売上を想定
実力ベースの
経常利益 バイオ分野:好調維持も、伸びは一旦減速
10
8.8 減価償却費の増加 △1.8億円
原薬精製設備取得により増加
6.4 増益要因
減益要因 固定費等の増加 +0.4億円
人員増はあるも、本社移転費用等の消失が寄与
2020/3期 一時費用 2020/3期 増収効果 減価償却費 固定費等の 営業外収支 2021/3期 営業外収支 △0.2億円
経常利益 経常利益 増減 経常利益
12
2-3.ステージ別売上高比率
• 2020年3月期はほぼ前期と同じステージ構成。比較的高採算の量産・開発ステージが主力
• ただし、顧客先で競争が激化。その影響を受けて当社でも利益率は低下。巻き返しが課題に
• 2021年3月期は生産余力不足の緩和した量産・開発ステージで案件獲得による拡大を想定
ステージ別売上割合推移
研究 開発 量産 機能材料分野
(百万円) 6,800
6,290 6,347 量産ステージ中心の展開に変更ないものの、
6,312
一部製品の競合発生により利益率は低下
52.0% 巻き返しへ新規量産案件の獲得急ぐ
4,768
42.2% 54.6% 研究ステージ案件は増加基調にあり、研究・
55.5%
開発案件を積極的に取り込む方針
42.8%
医薬分野
30.9%
37.6% 開発から量産へのステージアップが進展し、
23.2% 27.5%
27.0%
量産ステージが稼ぎ頭に台頭。
研究・開発ステージ案件の増加に注力
34.0% 20.2% 17.2%
17.5% 17.9%
バイオ分野
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期
見通し
研究から開発へのステージアップが進捗
※パーセンテージは全社売上に占める割合
開発ステージ案件が当面の成長の牽引役に
13
2-4. 2020年3月期、2021年3月期に対する当社の考え方
2020年3月期 「一旦屈む」決断を選択
旺盛な分業需要な取込みに向け、生産能力増強に着手
それに伴い、設備投資や人員確保のための施策を実施
現在の当社の状況 目指す状況
生産能力の限界に直 生産能力の
面、操業効率低下 上方弾力性引上げ
2021年3月期 「収益力の巡航速度回復」へ
設備投資は当初計画より若干抑制となったものの、生産能力の
上方弾力性は着実に上昇
当期は需要の確実な取り込み実現へ注力 次の展開
損益的にも高い収益力を通期で発揮できる 需要の着実な取込みと
投資効果の発現
体制確立を急ぐ
14
2-5. 中期見通しとの比較
• 従来の中期見通しとの比較では、売上9億円、経常利益7億円を減額
• 見通し引下げの主因は新型肺炎による先行不透明感。コロナ禍の直接的な業績への影響は想
定しないものの、世界的な景気減速リスクを慎重に想定。楽観的な見通しを排除
長期業績トレンド
(百万円)
中期見通しにおける2021年3月期見通し
20%
経常利益率 従来計画 修正計画
売上高
19% 6,800 売上高 77億円 68億円
経常利益 16%
6,312 6,290 6,347 15% 経常利益 17億円 10億円
10%
9%
4,541
4,768 主たる修正要因
生産能力ボトルネック完全解消時期の遅れ
一部設備投資の先送りにより、能力拡大効果
のフル寄与は2022年3月期にずれ込み
機能材料領域の想定伸び率引下げ
1,208 1,285
1,000 大型案件の端境期入り
740 644
409 顧客先において競合企業が出現
新型肺炎の発生による景気減速リスクの台頭
2016/3 2017/3 2018/3 2019/3 2020/3 2021/3
15
3.設備投資と研究開発
16
3-1. 設備投資動向
• 「生産ボトルネック」解消に向けての積極投資は前期で一旦一巡。一部投資は先送りと
して積み残しとなるも、これまでの投資で当面の生産余力は確保
• 今期以降の投資は外部環境を見極め、量産ステージ拡充を投資の中心とする見通し
設備投資と減価償却費の推移
(億円)
<2019/3期の主な設備投資>
設備投資額
出雲工場キロラボ工場及び研究棟取得
減価償却費
20.0 19.5 新研究所・本社用土地建物取得
15.0 <2020/3期の主な設備投資>
機能材料分野製品乾燥棟
その他量産ステージ増加対応
9.8 設備検収の一部遅れや設備投資の見直しなど
8.8
8.3 8.0 により想定投資額が減少
7.8 7.5
従来計画 28億円 → 実績 19.5億円
5.0
<2021/3期の設備投資方針>
医薬原薬精製棟建設取得
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期
量産案件の受注見込を勘案して投資判断
その他老朽化更新
17
3-2. R&D動向
• 長期的な競争力の源泉であるR&Dへの投資は積極的に継続する計画
• しかし、当面は生産能力増強を優先。2021/3期は前期とほぼ同水準になる見通し
• ただし、開発ニーズあれば上乗せの可能性も
研究開発費の推移
(億円)
3.5
<中分子医薬>
次世代産業である中分子医薬(糖鎖、ペプチ
ド、核酸)の技術開発
2.6
2.4
2.4
<低分子医薬>
2.1
低分子医薬の研究を実施し、創薬会社へのラ
イセンスアウト、さらに最新技術も開発
<バイオ分野、機能材料分野>
バイオを利用した製造技術の開発
企業との共同研究による新素材の製造技術の
開発
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期
18
4.TOPIC
19
TOPIC
出雲工場に医薬原薬精製棟が4月に完成。稼働テスト後の7月から本格的に稼働。
(2019年6月11日開示)
医薬原薬精製棟の概要
医薬原薬の量産ステージのボトルネックであっ
た、精製工程の設備を拡充
原薬精製能力が現状4,000Lから10,000Lへ
2.5倍に増強
その投資額は約10億円
従来精製棟 新精製棟
出雲工場 医薬原薬精製棟
20
5.Appendix
21
業績推移
売上高 経常利益・経常利益率
(百万円) (百万円)
8,000 1,400 20.4% 25.0%
6,800 19.1%
7,000 6,312 6,290 6,347 1,200
6,000 15.5% 1,000 20.0%
4,768 1,000
5,000
4,004
4,541 1,208 1,285
3,811 800
644 14.7%
15.0%
4,000
9.0%
740
10.2%
600
3,000 7.1% 5.7%
10.0%
400
2,000
200
409 5.0%
282
1,000
217
0 0 0.0%
2014/3期 2015/3期 2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2014/3期 2015/3期 2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期
見通し (見通し)
当期純利益・当期純利益率 EBITDA・EBITDAマージン
1,400
(百万円) 20.0%
(百万円)
2,500 32.4% 31.7% 31.7% 35.0%
14.3% 14.9% 28.4%
18.0%
25.9% 27.4%
1,200
16.0% 30.0%
2,000
1,000
10.9%
14.0%
20.5% 21.7%
800
10.2% 12.0% 2,004 1,995 1,934
25.0%
8.2% 1,500
20.0%
7.2% 10.0%
1,544
600
900 936 8.0%
1,377
4.8%
15.0%
1,000
6.0%
1,243
740 986
400
2.4% 10.0%
200 484 518 4.0%
500 821
287
5.0%
2.0%
182
0 107 0
0.0% 0.0%
2014/3期 2015/3期 2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2014/3期 2015/3期 2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期
見通し EBITDA=営業利益+減価償却費で算出 見通し
2016年3月期は連結財務諸表を作成してますが、比較可能性の観点から上記は全て単体の数値を記載
22
財務ハイライト
項目(単体) 2015/3期 2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期
売上高 (百万円) 3,811 4,541 4,768 6,312 6,290 6,347
経常利益 (百万円) 217 409 740 1,208 1,285 644
当期純利益 (百万円) 182 107 484 900 936 518
EBITDA* (百万円) 986 1,243 1,544 2,004 1,995 1,377
売上高経常利益率 5.7% 9.0% 15.5% 19.1% 20.4% 10.2%
売上高当期純利益率 4.8% 2.4% 10.2% 14.3% 14.9% 8.2%
EBITDAマージン* 25.9% 27.4% 32.4% 31.7% 31.7% 21.7%
現金及び預金 (百万円) 772 835 1,262 5,413 3,072 1,476
借入金・社債 (百万円) 3,978 4,051 3,236 2,256 978 1,428
純資産額 (百万円) 3,663 3,783 4,183 8,736 9,454 9,827
総資産額 (百万円) 8,514 8,681 8,838 12,688 12,002 12,770
自己資本比率 43.0% 43.6% 47.3% 68.9% 78.8% 77.0%
配当性向 11.0% 55.8% 18.6% 21.4% 20.6% 37.3%
役員・従業員数 212人 216人 237人 254人 270人 285人
* EBITDA=営業利益+減価償却費で算出
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当社が中心となる研究開発事例(抜粋)
主な 競争的資金
分野 現時点の成果 研究テーマ 期間
共同研究先 /事業母体
正常型CD44mRNAの発現を増加させる核 2013年度~
特許出願 神戸学院大学 兵庫県COE
酸医薬の創製 2014年度
中分子
2016年度~ 名古屋大学
医薬 特許出願 前頭側頭型認知症治療薬の開発 2020年度 大阪大学
AMED
特許出願 オリゴ核酸合成技術の開発 2016年度~ ― ―
特許出願
LAT−1選択的阻害活性を有する化合物の創 医薬基盤研
ジェイファーマ㈱ 2011年度~ 大阪大学
製 AMED
ライセンス契約
低分子
アルギニンーバソプレシン1b受容体拮抗作用 2012年度~ 京都大学
医薬 特許出願 ―
を有する化合物の創製 2013年度 大学発ベンチャー
特許出願 メモリー型T細胞活性化材の開発 2014年度~ 大阪大学 ―
革新的バイオマテリアル実現のための高機能化 2012年度~
ノウハウの蓄積 神戸大学 等 経済産業省
ゲノムデザイン技術開発 2016年度
2016年度~
ノウハウの蓄積 糖鎖利用による革新的創薬技術開発 産総研 等 AMED
バイオ 2020年度
キリン㈱
植物等の生物を用いた高機能品生産技術の 2016年度~
ノウハウの蓄積 ㈱竹中工務店 NEDO
開発(助成事業/委託事業) 2020年度
味の素㈱ 等
テロメアDNA検出を指向した電気化学活性プ 2015年度~
その他 ノウハウの蓄積 九州工業大学 等 島根県
ローブ化合物の開発 2017年度
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沿革
1985年 神戸市西区に神戸天然物化学株式会社設立
1988年 岩岡工場開設
1993年 市川研究所開設
1997年 明石市に本社移転
2001年 出雲第一工場開設
2002年 現在地に本社移転 神戸研究所開設
2003年 大地化成株式会社を買収(2010年売却)
米・KNC Laboratories. Inc., 設立(2007年閉鎖)
中・大神医薬化工(太倉)有限公司 設立(2007年完全子会社化 2016年売却)
神戸工場開設
2005年 KNCバイオリサーチセンター開設
2007年 つくば大学内にKNC-筑波ラボラトリー開設(2012年閉鎖)
2009年 出雲第二工場開設
2013年 出雲第一工場内に医薬品原薬精製・粉砕設備棟を建設
出雲第二工場内にCNT分散体工場を建設
2014年 KNCバイオリサーチセンター内に培養新棟を建設
2015年 出雲第一工場内にペプチド・核酸原薬工場棟を建設
2017年 出雲第一工場内に新品質管理棟を建設
2018年 東証マザーズ上場
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< 見通しに関する注意事項 >
当資料に記載されている内容は、いくつかの前提に基づいたものであり、将来の計画数値や施策
の実現を確約したり保証したりするものではありません。
問い合わせ先
経営企画室 IR担当
078-955-9900 (代表)
knc-ir@kncweb.co.jp
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