2020年3月期第1四半期
決算補足説明資料
証券コード：6568
2019年8月9日
2020/3期1Q決算におけるポイント
１ 2020/3期は期ズレの発生からスロースタート
2 特に1Qは、比較的採算の低い製品の売上が集中
3 一部製品の顧客サイドで競合が発生
1
2020年3月期第1四半期 経営成績
• 1Qはスロースタート。売上高の伸び悩みと低採算製品の売上比率増から収支均衡
• 分野別には、バイオ分野が好調持続。一方、医薬分野では出荷の期ズレが発生
• 機材分野も売上減だが、これは当初計画通り。ただし、一部製品で競合が発生
経営成績の推移
2019/3期 2020/3期 2020/3期
（百万円） 2018/3期 前年比較
1Q累計 通期 1Q累計 通期見通し 進捗率
売上高 6,312 1,405 6,290 1,012 6,400 △27.9% 15.8%
機能材料分野 2,962 812 2,724 537 2,550 △33.9% 21.1%
医薬分野 2,881 355 2,355 226 2,700 △36.3% 8.4%
バイオ分野 468 237 1,210 249 1,150 +4.9% 21.7%
営業利益 1,222 325 1,240 △20 680 ― △3.1%
経常利益 1,208 348 1,285 1 730 △99.6% 0.2%
経常利益率 19.1% 24.8% 20.4% 0.2% 11.4％ △24.6pp ―
当期純利益 900 255 936 △3 530 ― △0.6%
EBITDA* 2,004 498 1,995 164 1,650 △67.1％ ―
EBITDAマージン* 31.7% 35.5% 31.7% 16.2％ 25.8% △19.3pp ―
* EBITDA＝営業利益+減価償却費で算出
2
四半期別経営成績推移
• 機材分野は前年比では売上減少幅大きいが、当初計画通りの進捗
• 医薬分野の期ズレの影響を除けば、売上は前年比で10％程度の減少。これはほぼ計
画通りの進捗と認識
2018/3期 2019/3期 2020/3期
１Q ２Q ３Q ４Q １Q ２Q ３Q ４Q 1Q
売上高 1,606 1,278 1,755 1,671 1,405 1,518 1,502 1,864 1,012
機能材料分野 710 755 605 891 812 694 615 601 537
医薬分野 866 439 945 630 355 552 567 879 226
バイオ分野 29 84 205 149 237 271 318 382 249
営業利益 388 239 443 150 325 188 268 457 △20
経常利益 405 246 434 123 348 197 265 472 1
経常利益率 25.2％ 19.3％ 24.7％ 7.4％ 24.8％ 13.0％ 17.7％ 25.4% 0.2%
当期純利益 284 162 271 183 255 151 194 334 △3
EBITDA* 573 431 643 356 498 371 460 664 164
EBITDAマージン* 35.7% 33.7% 36.7% 21.3% 35.5% 24.5％ 30.6％ 35.7% 16.2%
* EBITDA=営業利益+減価償却費で算出
3
2020年3月期第1四半期 財政状態
• 自己資本比率は83.4％。財務安定性は盤石であり、実質無借金経営に変化なし
• 期ズレの影響は在庫に残る。出荷予定だった医薬分野の在庫が主として増加
財政状態の推移
2020/3期 未払費用、設備費用、
（百万円） 2018/3期 2019/3期 前期末差異 増減率
1Q 税金支払、配当支払、
などに充当
流動資産 7,124 4,774 3,988 △786 △16.5%
現預金 5,413 3,072 2,220 △851 △27.7%
期ズレにより、出荷予定
棚卸資産 975 1,097 1,436 +339 +31.0% であった医薬分野
の在庫が主として増加
その他 735 605 331 △274 △45.3%
固定資産 5,563 7,227 7,094 △132 △1.8%
設備取得額：0.7億円
総資産 12,688 12,002 11,082 △919 △7.7% 減価償却費：1.8億円
負債 3,951 2,547 1,838 △708 △27.8%
有利子負債 2,256 978 938 △39 △4.1%
設備費用/税金の支払
その他 1,695 1,569 900 △668 △42.6% い進行により減少
純資産 8,736 9,454 9,243 △210 △2.2%
負債純資産合計 12,688 12,002 11,082 △919 △7.7% 自己資本比率83.4％
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等を2018/3期の期首から適用したものとして表示しております。
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2020年3月期第1四半期 経常利益増減要因分析
• 前年比では機能材料、医薬の減収が影響。業容拡大による人員増も利益を圧迫
• 医薬分野では期ズレ案件が発生。機能材料分野では開発売上で大型案件一巡に加
え、一部製品の競合発生による需要低下
2020年3月期_第1四半期 経常利益の増減要因
(億円) 減収効果 △2.8億円
増益要因
機能材料分野：
3.5 減益要因 前年に在った高採算製品プロジェクトの一巡
医薬分野：
開発・量産の両ステージで売上期ズレが発生
減価償却費の増加 △0.1億円
年間設備投計画 28億円
(前年実績20億円)
0.1 0.5
1Q減価償却費 1.8億円
2.8 固定費等の増加 △0.5億円
0.0 0.0 人件費増△0.3億円
2019/3期_1Q 減収効果 減価償却費 固定費等の 営業外収支 2020/3期_1Q
経常利益 増減 経常利益 営業外収支の改善 △0.0億円
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ステージ別売上高比率
• 2020年3月期第1四半期は、量産ステージが売上高を牽引
• 一方、開発ステージは出荷の期ズレ発生により伸び悩み
• 対計画で見ても、量産ステージの伸長は想定どおり
ステージ別売上割合推移
(百万円) 量産 開発 研究
4,768 6,312 6,290 1,012 6,400
全社ステージ別売上高は、開発ステージの出荷
の期ズレにより計画を下回る
42.8%
42.2% 55.5% 53% 機能材料分野では、予定通りに量産ステージを
65.3%
中心に展開
23.2% 医薬分野では、量産ステージ及び開発ステージ
37.6%
27.0% 27% の出荷の期ズレのため低調に推移
20.4%
34.0% バイオ分野は開発・量産ステージは計画とおりに
20.2%
17.5% 14.3%
20％ 進捗
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期_1Q 2020/3期
見通し
※パーセンテージは全社売上に占める割合
6
2020/3期 2Q以降の展開見通し
• 1Qはスロースタートながら、通期見通しは現状据置き
• 競合増した一部製品の影響を吸収すべく、通期見通し達成に向け営業に注力で対応
1Qの主たる減益要因 2Q以降の展開見通し
＜機能材料分野＞ ＜機能材料分野＞
① 前期1Qにあった高採算製品プロジェ ① 期初予算織り込み済み
クトの一巡
② 一部製品の競合環境激化 ② 対象製品は限定的
＜医薬分野＞ ＜医薬分野＞
③ 一部顧客向けでの出荷期ズレ発生 ③ 2Qで出荷
④ 高品質要求対応のための立上げ一 ④ 品質体制の確立に目途
時コスト増
7
下期偏重型
• 売上高の平準化を進めてきたが、直近2年は15％以上の上下格差が発生
• 2020/3期も下期偏重型となる見通し
半期別売上推移
⁺18.8％ 3,427
⁺15.1％ 3,366
2,885 2,924
2018/3上期 2018/3下期 2019/3上期 2019/3下期
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＜ 見通しに関する注意事項 ＞
当資料に記載されている内容は、いくつかの前提に基づいたものであり、将来の計画数値や施策
の実現を確約したり保証したりするものではありません。
問い合わせ先
経営企画室 IR担当
078-993-2203 (代表)
Knc-IR@kncweb.co.jp
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