成長可能性に関する説明
2021年９月期(FY2021)
決算説明会資料
資料
証券コード：6554
新型コロナウイルス感染症の影響について
■ 2021年９月期業績への影響
➣ 技術者派遣事業
・待機社員の契約獲得の遅れによる稼働率減少
⇒但し期末にはコロナ前の水準に回復
・採用抑制による技術社員数の減少
・技術社員の派遣先のテレワーク推進に伴う稼働時間減少
■ 2022年９月期業績予想への影響
➣ 技術者派遣事業
・新型コロナウイルス感染症の影響は、上期中に軽微な影響は
・残るものの、通期ではほぼ影響なし
1
決算トピックス
■ 対前年同期比
➢ 売上高 ： 452百万円増(05.0%増)
➢ 営業利益 ： 013百万円減(06.3%減)
➢ 経常利益 ： 237百万円増(57.9%増)
➢ 当期純利益 ： 178百万円増(66.0%増)
■FY2021配当予定 １株当たり７円
2
I. 2021年９月期 決算概要
3
連結経営成績サマリー
➣ 売上高は全セグメントにおいて増収
➣ 一方で待機人数の増加により、売上総利益は減少
単位：百万円
FY2020 FY2021 増減 増減率 増減要因等
技術者派遣事業： 対前年同期差 244百万円増
コンサル事業 ： 対前年同期差 85百万円増
売上高 8,967 9,419 452 5.0% AR/VR事業 ： 対前年同期差 74百万円増
その他 ：対前年同期差 48百万円増
売上総利益 2,089 2,030 △58 △2.8% 待機人数の増加等により減少
(売上高比率) (23.3%) (21.6%) (△1.7P)
販売費及び
一般管理費 1,881 1,835 △45 △2.4% 採用広告費を中心に抑制
営業利益 208 195 △13 △6.3%
(売上高比率) (2.3%) (2.1%)
経常利益 410 648 237 57.9% 雇用調整助成金 249百万円増
(売上高比率) (4.6%) (6.9%)
当期純利益 270 448 178 66.0%
(売上高比率) (3.0%) (4.8%)
4
連結売上高・営業利益の推移
➣ 売上高は増収傾向
➣ 営業利益は経営基盤強化、新規事業投資に加えて、コロナの影響等により減少
(百万円) (百万円)
売上高 営業利益
10,000
9,419 1,000
9,000
8,967 900
8,117
8,000 800
7,000 700
6,000 600
5,000 494 500
4,000 400
3,000 300
208 195
2,000 200
1,000 100
0 0
FY2019 FY2020 FY2021
5
販売費及び一般管理費
➣ 新卒採用及び中途採用広告費を抑制
➣ 人件費は、前期採用者分が通年で影響し増加
単位：百万円
FY2020 FY2021 増減 増減率 増減要因
販売費 162 91 △70 △43.5%
新卒採用広告 22百万円減
採用広告費 136 64 △72 △53.0% 中途採用広告 49百万円減
その他 25 27 1 6.3%
人件費 1,072 1,098 26 2.5%
経費 646 645 △0 △0.1%
旅費交通費 27 14 △13 △49.0%
クロスリアリティ 19百万円増
減価償却費 53 82 28 53.5% 新大阪オフィス移転 05百万円増
消耗品費 25百万円減
その他 564 548 △15 △2.8% （前期に新オフィス移転及び什器入替等）
計 1,881 1,835 △45 △2.4%
6
事業セグメント別概況（連結サマリー）
➣ 技術者派遣事業 ：請負業務の拡大、採用広告費抑制等により増収増益
➣ コンサルティング事業：増収増益
➣ AR/VR事業 ：受注獲得の一方、人件費及び設備投資費用発生
➣ その他 ：増収増益
単位：百万円
FY2020 FY2021 増減 増減率
売上高 8,967 9,419 452 5.0%
技術者派遣事業 8,397 8,641 244 2.9%
コンサルティング事業 498 583 85 17.1%
AR/VR事業 1 75 74 -%
その他（注） 70 118 48 69.2%
セグメント利益 208 195 △13 △6.3%
技術者派遣事業 292 336 43 14.8%
コンサルティング事業 38 68 29 75.5%
AR/VR事業 △64 △204 △140 -%
その他（注） △59 △4 54 -%
（注）HAIQ事業、就労移行支援事業、ＡI関連等
7
技術者派遣事業の概況
➣ 派遣： 派遣単価上昇の一方、稼働率及び技術社員数減少により減収
一方で期末にはコロナ前の水準の稼働率に回復
➣ 請負： IT請負、製造請負ともに好調に推移し増収
単位：百万円
FY2020 FY2021 増減 増減率
売上高 8,397 8,641 244 2.9%
派遣 7,866 7,853 △13 △0.2%
請負（注） 530 788 258 48.6%
（注）製造請負、IT請負、その他
8
技術者派遣事業の派遣単価
■IT分野の強化及び教育による高付加価値化による契約単価UP
＜平均派遣単価＞ （単位：円/時）
3,098 3,252 3,331
FY2019 FY2020 FY2021
＜技術社員職種別売上高構成＞ ＜職種別平均派遣単価 対前年同期比＞
技術者派遣
売上高
8,641百万円
9
技術者派遣事業の在籍技術社員数
■採用チャネルの多様化による採用強化
・FY2021は新型コロナウイルス感染症の影響により採用を抑制
・採用活動を再開し、FY2022の新卒採用計画値は130名
600
＿在籍技術社員数＿ ＿技術者採用状況＿
（単位：人） （単位：人）
500
△52
新卒 中途
（△3.4％） 400
319
299
300
137 81
コロナウイルスの
201
1,535 1,483 200
1,381 影響による採用抑制
71
96
100
182 218
20
130
76
0
FY2019 FY2020 FY2021 FY2019 FY2020 FY2021 FY2022(計画)
10
技術者派遣事業の取り組み
■請負業務の拡大
・プロジェクト単位及びチーム体制による受注が可能
・コロナ禍であっても売上高が好調に推移し、今後も受注拡大に取り組む
(百万円) 請負形態の売上高あ
500
製造請負
450 IT請負
400
350
300
250 457
200 395
150 286
100 230
179 167
50
FY2019 FY2020 FY2021
11
コンサルティング事業の概況
➣ SAP ：クラウド系基幹システムの需要が拡大、受注が好調に推移し増収
単位：百万円
FY2020 FY2021 増減 増減率
売上高 498 583 85 17.1%
SAP 423 525 101 24.0%
SAP以外 74 57 △16 △22.1%
12
AR/VR事業の概況
➣ アカデミー事業 ：コロナ禍により開校を延期していたVRIA京都において、
➣ アカデミー事業 ：2020年10月の開校にともなう受講生獲得アカデミー事業
➣ ソリューション事業 ：コロナ禍の外出自粛等によりVRツアーの需要の高まり
教育機関や観光業を中心にVRコンテンツを販売
単位：百万円
FY2020 FY2021 増減 増減率
売上高 1 75 74 -%
アカデミー事業 0 8 8 -%
ソリューション事業 1 67 66 -%
13
その他事業の概況
➣ HAIQ事業 ：SUZAKU販売は契約更新、新規受注により増加
➣ 就労移行支援事業：就労移行支援事業利用者の増加
➣ その他 ：AIデザイナー講座、AI関連のシステムを受託開発
単位：百万円
FY2020 FY2021 増減 増減率
売上高 70 118 48 69.2%
HAIQ事業（SUZAKU等） 31 39 8 28.1%
就労移行支援事業 34 56 21 61.6%
その他 4 23 18 397.8%
14
連結財政状態
➣ 現金及び預金の増加による資産の増加
➣ 当期純利益計上による純資産の増加
単位：百万円
FY2020 FY2021
増減 増減率 要因
期末 期末
流動資産 3,226 3,599 373 11.6% その他：未収入金の減少 △95百万円
現金及び預金 1,932 2,306 373 19.3% 連結キャッシュフロー状況参照
売上債権 1,068 1,187 119 11.1%
固定資産 751 637 △113 △15.1% 有形固定資産、長期前払費用の償却による減少
資産合計 3,978 4,237 259 6.5%
流動負債 1,447 1,351 △96 △6.7% その他：未払消費税等の減少 △123百万円
未払金 607 616 8 1.5%
固定負債 58 46 △11 △20.3% リース債務の減少等
純資産 2,472 2,840 368 14.9% 当期純利益計上
負債純資産合計 3,978 4,237 259 6.5%
自己資本比率 60.1% 65.6% 5.5P
ROE 11.8% 17.3% 5.5P
15
連結キャッシュフロー状況
➣ 税金等調整前当期純利益の計上等によりキャッシュ増加
単位：百万円
FY2020 FY2021 主な要因
税金等調整前当期純利益 646百万円
減価償却費 118百万円
営業キャッシュフロー 327 473 法人税等の支払 △213百万円
未払消費税等の減少 △123百万円
定期預金の純減額（解約） 107百万円
投資キャッシュフロー △301 69 無形固定資産の取得 △33百万円
財務キャッシュフロー △265 △61 配当金の支払額 △61百万円
キャッシュ増減 △239 481
キャッシュ期末残高 1,794 2,275
EBITDA 262 278
16
Ⅱ. 2022年９月期 業績予想
17
連結業績予想サマリー
➣ 主力の技術者派遣事業を中心に全セグメントで増収を計画
➣ 稼働率はコロナ前の水準を計画
単位：百万円
FY2021 FY2022
増減 増減率 増減要因等
実績 予想
売上高 9,419 10,775 1,355 14.4%
技術者派遣 8,641 9,518 876 10.1% 稼働率はコロナ前の水準
コンサルティング 583 636 52 9.1%
AR/VR 75 425 349 460.9% 新規事業として積極的展開
その他 118 194 76 64.3% ＡI関連：49百万円増(FY22計画 73百万円)
売上総利益 2,030 2,795 764 37.6% 稼働率の回復により増益
(売上高比率) (21.6%) (25.9%) (+4.3P)
販売費及び ・技術社員採用の採用広告費増加
1,835 2,193 358 19.5% ・人件費増加
一般管理費
営業利益 195 601 406 208.4%
(売上高比率) (2.1%) (5.6%)
経常利益 648 668 19 3.0% 雇用調整助成金 398百万円減
(売上高比率) (6.9%) (6.2%)
当期純利益 448 423 △24 △5.4%
(売上高比率) (4.8%) (3.9%)
18
FY2022業績予想 利益計画
➣ 売上総利益：技術者派遣事業、AR/VR事業の拡大が増益を牽引
➣ 営業利益：技術社員の積極採用、採用等による人員体制の強化、
➣ 営業利益：営業活動費用の増加を吸収し、大幅な増益を計画
単位：百万
1,000 +764
コンサルティング・その他
AI
▲90
AR/VR
800 ▲156
▲111
600
技術者派遣
400
601
200
195
0
FY21 売上総利益 採用広告費 人件費 その他 FY22
営業利益 営業利益
19
株主還元
■株主還元方針
・事業拡大に必要な内部留保とのバランスを勘案した継続的
かつ安定的な株主還元を実施する方針
■FY2021配当予定
・普通配当 ：１株当たり７円
■FY2022配当予想
・普通配当 ：１株当たり10円
20
Ⅲ. 成長戦略 および 2022年９月期 方針
21
市場規模① 国内技術者派遣サービスの市場規模予測推移
・技術者派遣市場は当面右肩上がりの予測
単位：億円
14,000
12,900
12,400
12,000 11,800
10,800
10,140
10,000
8,000
6,000
CAGR 6.2%
4,000
2,000
0
2019年度 2020年度(見込) 2021年度(予測) 2022年度(予測) 2023年度(予測)
※矢野経済研究所「人材ビジネスの現状と展望 2020年版 PART2 業種・職種別人材サービス編」
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22
市場規模② 国内IT人材の不足規模に関する予測
・第４次産業人材に対するニーズのより一層の高まり
・一方で需給ギャップは拡大傾向
単位：人
1,600,000
第4次産業人材ニーズの拡大により市
1,400,000 場規模は今後も拡大
人材不足数 2030年の
供給人材数 人材不足数
1,200,000
↓
約59万人
1,000,000 （中位シナリオ）
800,000
600,000
人材供給は2019年をピークに減少
400,000
200,000
0
※経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」
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23
市場規模③ 国内IT人材の需要構造
・先端IT市場における需要の高まり
・一方で従来型IT市場は縮小傾向
従来型IT市場 先端IT市場
120
2015年の市場規模を
100とした時の
市場規模
100 5 7 10 13 16 19
3 24 29 35
41
48 54 60 64 66
80
60
97 97 97 96 95 93 90 86
40 82
77
71
65
60
55 52 51
20
0
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年 2026年 2027年 2028年 2029年 2030年
※経済産業省「IT人材需給に関する調査」
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市場規模④ 国内XR(VR/AR/MR)市場規模予測
・XR市場は今後、急成長の予測
単位：億円
9,000
8,127
8,000
7,039
7,000
6,000 5,891
5,000 4,886
4,000 3,958
3,621 3,652
3,000
2,000
1,000
0
2019年度 2020年度(見込) 2021年度(予測) 2022年度(予測) 2023年度(予測) 2024年度(予測) 2025年度(予測)
※矢野経済研究所「2020-2021 XR（VR／AR／MR）360°動画市場総覧」
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25
成長戦略
AR/VR、AIによる差別化戦略を軸にした
IT領域への大胆なシフト
①技術者派遣領域の収益基盤強化（コア事業の改善強化）
〇IT受託、AI受託、製造請負事業の拡大
〇機械、電気電子、化学領域は人財育成とプロジェクト請負型
への転換
②技術者派遣領域を活かし先端IT領域（特にAR/VR、 AI）
での成長（多角化、高付加価値化の促進）
〇3か年でVR領域においてアウトソーシング業界でのTOPシェア
を獲得
〇IT領域売上の比重拡大
新規事業へのチャレンジ
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成長戦略：グループ方向性イメージ
➣ 技術者派遣事業等 ：既存事業 ＝事業の根幹
➣ AR/VR、AI関連 ：新規取組み ＝成長ドライバー
現在の AR /VR
当社グループ AI関連
の位置 「将来価値」
技術者
「事業の根幹」 派遣事業
等
（年度）
2021 2025
27
成長戦略：シナジー効果
➣ 事業創出による成長の加速とシナジー効果 ● ●
派遣以外の事業の創出
既存事業 新規取組み
・グループ全体の成長を加速
・主力である技術者派遣事業の更なる成長 ・新しい領域での技術獲得
・IT分野の更なる拡大・強化 ・技術社員の教育の場を拡大
AIデザイナー講座 他
技術の還元
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FY2022業績予想への方針
➣ 環境想定
経済活動は回復、通期ではほぼ影響無し
積極的な事業活動を実施
➣ FY2022業績予想達成へ向けて
方針 取組み
技術者派遣事業の増収、 ・採用活動再開：
稼働率は例年並みへ回復 新卒130人、中途71人計画
技術者派遣事業とAR/VR事 ・高付加価値化へ
業、AI関連の連動、相互シナ エンジニアへの教育等進行
ジー ・提案型の営業仕組み作り
⇒ 採用、教育、営業体制 に注力
29
AR/VR事業 動画紹介
【株式会社エスユーエス】メタバース活用事例
https://www.youtube.com/watch?v=eBsAtc4qXDw
30
AR/VR事業（進捗状況①）
➣ メタ・ソリューション：様々な用途に応じた商品開発、展開を準備
31
AR/VR事業（進捗状況②）
➣ EON‐XR プラットフォーム販売 ➣ 自社オリジナル開発 [VR Meet]
新機能を開発・追加し、 教育機関向 入学説明会等
受注・販売に向け取り組み進行中 取り組み進行中
〇アカデミー運営は、引続きXR人財輩出元として集客・人財育成を進行中
〇AR/VR開発・販売は、技術者派遣事業と連動し、収益事業として受注を
積み上げていく 32
AI関連（進捗状況①）
➣ AIモデル開発
需要予測、画像認識、音声AIチャットボットなど開発進行中
[画像診断・外観検査] [異常検知/設備等の非破壊検査]
33
AI関連（進捗状況②）
➣ AIモデル開発
需要予測、画像認識、音声AIチャットボットなど開発進行中
[最適化/スケジュール・シフト調整] [販売管理/在庫予測]
34
AI関連（進捗状況③）
➣ SUS Lab所長 古屋俊和氏
著名データサイエンティストと共に、更なるAI研究・技術の積上げ
〇既存事業への技術連携も図りながら引き続き注力し、受注を獲得
していく
35
免責事項および将来見通しに関する注意事項
免責事項
◼ この資料は皆様の参考に資するため、株式会社エスユーエス（以下、「当社」という。）の現状をご理解
いただくことを目的として、当社が作成したものです。
◼ 当資料に記載された内容は、現在において一般的に認識されている経済・社会等の情勢および当社
が合理的と判断した一定の前提に基づいて作成されておりますが､経営環境の変化等の事由により､
予告なしに変更される可能性があります。
将来見通しに関する注意事項
◼ 本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」を含みます。これらは、現在
における見込み、予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述とは異なる
結果を招き得る不確実性を含んでおります。
◼ それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般
的な国内および国際的な経済状況が含まれます。
◼ 今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は、本発表に含まれる「見通し情
報」の更新・修正を行う義務を負うものではありません。
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