2019 年８月 19 日
各位
会 社 名 株 式 会 社 グ リ ー ン ズ
代 表 者 名 代表取締役社長 村木 雄哉
（コード 6547 東証第一部・名証第一部）
問 合 せ 先 取締役管理本部長 伊藤 浩也
（TEL. 059-351-5593）
新中期経営計画策定に関するお知らせ
当社は、2018 年８月７日に 2019 年６月期を初年度とした中期経営計画を公表いたしまし
たが、
新経営体制への移行を契機に 2020 年６月期から 2022 年６月期までの３ヵ年を対象と
した中期経営計画「ＧＲＥＥＮＳ ＪＯＵＲＮＥＹ ２０２２」を策定いたしましたので、お
知らせいたします。
概要につきましては、添付資料をご参照下さい。
なお、2019 年６月期の業績及び 2020 年６月期の業績予想等につきましては、2019 年８月
７日付で公表しております「2019 年６月期 決算短信」をご参照ください。
※本資料には、当社の将来における売上高・利益等の業績に関わる計画や見通しが含まれて
おります。これらは、当社が現時点で把握、入手可能な情報からの判断および想定に基づ
く見通しを前提としており、実際の業績等は大きく異なる場合があることを予めご了承く
ださい。
以上
T R Y ! N E X T J O U R N E Y
決算および中期経営計画説明資料
2019年8月
株式会社グリーンズ
(東証一部：6547)
目次
1. 会社概要 … P. 3
2. 2019/06期の決算概要と
2020/06期の予想・計画 … P. 8
3. 中期経営計画「GREENS JOURNEY 2022」
(1) 新たなステージへ ～ 価値共創の旅 ～ … P.20
(2) 本経営計画の基本方針 … P.25
(3) 重点戦略と具体的な取り組み … P.32
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1. 会社概要
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会社概要
～ ホテルオペレーターとして60年以上の実績を有する ～
会 社 名 株式会社グリーンズ
本社所在地 三重県四日市市鵜の森1-4-28 ユマニテクプラザ５階
設 立 1964 [昭和39]年 1月 ※創業は1957年 [昭和32年] 7月
代 表 者 代表取締役社長 村木 雄哉
資 本 金 1,948百万円
2019/06期末
従 業 員 数 連結:2,215名＜正社員 720名、パートナー社員 1,495名＞
事 業 内 容 ホテル・レストラン・バンケットの運営
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当社事業運営の特徴・強み（基本戦略）
他社との 2つの異なるスタイルのホテル事業を有し、双方の特性を融合する
差別化 ことで幅広い事業展開を実現
チョイスホテルズ事業 グリーンズホテルズ事業
●機能性と快適性を重視した宿泊特化型ホテルを ●宿泊特化型ホテルを中心に、集宴会・レストラン等
主要都市の駅周辺等に多く展開 融合 を兼ね備えたシティホテル等を幅広く、柔軟に展開
●世界トップクラスのホテル軒数を誇るグローバル ●60年以上の実績を誇る当社オリジナルのホテル
ホテルチェーンとのシナジー → 地域特性を活かした朝食メニューやサービスで
（マスター・フランチャイズ契約を保有） 顧客満足度を追求
→ 世界基準、かつ最先端のホテル運営ノウハウを → 長年にわたって蓄積された信頼とホテル運営ノウハウ
日本仕様にアレンジして展開 また、料飲部門のノウハウも有する
→ 日本では当社のみがそのノウハウを利用可能
独自ポジション 中間料金帯のグローバルブランド 今後もビジネスモデルを深化（＝出店地域や運営
の構築 として日本で唯一全国展開に成功 方式等に関する選択肢を拡大）させ、成長を実現
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成長のあゆみ①
～ 創造と挑戦を続ける企業文化で、業界内で独自ポジションを構築～
2015年 2018年
株式会社ベストを
2018年
子会社化 東証一部・名証一部昇格 チョイスホテルズ事業
新経営体制への移行
1987年 新カテゴリーブランドの投入
2003年 (コンフォートスイーツ東京ベイ)
株式会社グリーンズに チョイスホテルズ
社名変更 ⇒ 顧客層の多様化に向けた対応
インターナショナルと
マスターフランチャイズ
1975年 新ブランドコンセプト
契約を締結
「Color your Journey. 旅に、実りを。」
現在の新四日市ホテル
の発表
を開業・多店舗構想 1999年
コンフォートイン 2017年
1957年 1号店開業 創業60周年 コンフォートスイーツ東京ベイ
新四日市ホテル創業 (コンフォートブランドの1号店) 東証二部・名証二部上場
創業･多店舗化 全国展開 株式上場 新たな挑戦へ
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成長のあゆみ②
過去10年の売上高は安定成長を実現、近年は客室数も増加基調
(億円) (室)
350 客室数 [右] 14,000
300 13,000
売上高 [左]
250 12,000
200 11,000
150 10,000
100 9,000
50 8,000
0 7,000
2010/06期 2011/06期 2012/06期 2013/06期 2014/06期 2015/06期 2016/06期 2017/06期 2018/06期 2019/06期
単体 連結
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2. 2019/06期の決算概要と
2020/06期の予想・計画
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決算ハイライト
●新規出店、客室単価の上昇継続により、前期に続き過去最高売上を更新
●大幅増収の効果により新規開業費用を吸収、各利益は3割前後の増益
（単位：百万円）
3,000 3,000 2,000
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
30,896 2,431 2,433
30,000 1,509
27,143 1,500
2,000 1,908 2,000
1,864
1,189
20,000
＋13.8％ ＋27.4％ ＋30.5％ 1,000
＋26.9％
1,000 1,000
10,000 500
0 0 0 0
2018/06期 2019/06期 2018/06期 2019/06期 2018/06期 2019/06期 2018/06期 2019/06期
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事業別の状況
●チョイスホテルズ事業：新規出店等から、前期比18.2％の大幅増収
●グリーンズホテルズ事業：観光需要取り込みが奏功し、前期比2.1％増収
35,000 事業別売上高 事業別売上高構成比
（百万円） 189 その他の事業 その他の事業
30,000 前期比 ＋4.8％ 0.6％
181
7,410 グリーンズホテルズ事業 チョイスホテルズ事業
24.0％ 75.4％
25,000 グリーンズホテルズ事業
7,254 前期比 ＋2.1％
20,000
チョイスホテルズ事業
15,000
前期比 ＋18.2％
23,296
10,000 19,707
（百万円）
2015/06期 2016/06期 2017/06期 2018/06期 2019/06期
5,000
チョイスホテルズ事業 16,358 18,056 18,840 19,707 23,296
0
グリーンズホテルズ事業 5,952 6,781 6,987 7,254 7,410
2018/06期 2019/06期 その他の事業 184 168 186 181 189
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主な営業指標 ①客室稼働率
●自然災害や設備交換による売り止め等の影響により、稼働率は
高水準ながらも若干低下
客室稼働率（全社） （％）
85.0
84.0
83.8 83.2 83.0
83.0
82.1
82.0
82.3
81.0
80.0
2015/06期 2016/06期 2017/06期 2018/06期 2019/06期
2015/06期 2016/06期 2017/06期 2018/06期 2019/06期
チョイスホテルズ事業 85.1 83.4 84.3 84.1 83.8
グリーンズホテルズ事業 79.6 79.4 80.1 80.0 77.0
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主な営業指標 ②客室単価
●前期開業したコンフォートスイーツの通年売上貢献等により、
客室単価の上昇が継続
客室単価（全社） （円）
7,500
7,125
7,000
6,679
6,439 6,514
6,500
6,031
6,000
5,500
2015/06期 2016/06期 2017/06期 2018/06期 2019/06期
2015/06期 2016/06期 2017/06期 2018/06期 2019/06期
チョイスホテルズ事業 6,187 6,636 6,727 6,956 7,463
グリーンズホテルズ事業 5,507 5,838 5,850 5,850 6,016
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主な営業指標 ③客室数
●5店舗の新規出店等により、客室数は着実に増加
期末客室数（全社） （室）
15,000 95店舗 *
92店舗
14,000
13,485 *
13,000
89店舗 12,844
75店舗 76店舗 11,911
12,000
10,787 10,970
11,000
10,000
2015/06期 2016/06期 2017/06期 2018/06期 2019/06期
2015/06期 2016/06期 2017/06期 2018/06期 2019/06期
チョイスホテルズ事業 8,062 8,095 8,899 9,550 10,185
＊
グリーンズホテルズ事業 2,725 2,875 3,012 3,294 3,300
*2019年8月13日の取締役会にて閉店を決議した「ホテルエコノ名古屋栄」 (2019年4月中旬より休業中)を除く。よって決算短信に記載の数値とは異なる
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主な営業指標 ③客室数【2019/06期の出店状況】
179室 167室 150室
2018/09/25 OPEN 2018/10/01 OPEN 2019/04/15 OPEN
「コンフォートホテル宮崎」 「コンフォートホテル高知」 「コンフォートホテル新大阪」
2018 2019
7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6
2018/09/28 OPEN 2019/04/24 OPEN
「コンフォートホテル神戸三宮」 「ホテルエスプル名古屋栄」
219室 148室
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営業利益 増減分析
単位：百万円
増減額合計 ＋523
増加額合計 ＋4,028 減少額合計 △3,505
＋391 △254
＋3,637 △1,218
△541
△384
△1,108
労務費 2,431
人件費
1,908
外注費
水光熱費
他
＊
2018/06期 新店 既存店 閉店 賃借料 販売 人件費 その他 2019/06期
売上増 売上増 手数料
*2017年7月1日時点で営業を開始していたホテル
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財務関連指標
●自己資本比率は56.3％と高水準を確保
●営業CF（キャッシュフロー）は純利益増加に伴い、昨対比738百万円の増加
80
自己資本比率 3,000
総資産 （百万円） 純資産 （百万円） およびROE （％） 営業CF （百万円）
20,000 12,000
18,906 自己資本比率
10,642 56.3 2,215
17,132 60
54.5
9,339 2,000
15,000 9,000
＋1.8 pt
1,477
40
10,000 ＋1,774 6,000 ＋1,303 ＋738
1,000
ROE
20
15.1
5,000 3,000 13.6
＋1.5 pt
0 0 0 0
2018/06期 2019/06期 2018/06期 2019/06期 2018/06期 2019/06期 2018/06期 2019/06期
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2020/06期 連結業績予想
●売上高は順調な拡大を見込むも、投資先行期のため減益を予想
（百万円）
2019/06期 2020/06期
増減率 増減額
実績 予想
売上高 30,896 32,718 +5.9% +1,822
チョイスホテルズ事業 23,296 24,417 +4.8% +1,120
グリーンズホテルズ事業 7,410 8,117 +9.5% +706
その他の事業 189 184 +0.0% △5
営業利益 2,431 2,081 △14.4% △350
経常利益 2,433 2,083 △14.4% △350
親会社株主に帰属する当期純利益 1,509 1,332 △11.8% △177
1株当たり当期純利益（円） 117.3 103.3 △11.9% △14.0
1株当たり配当金（円） 23.0 23.0 +0.0% 0.0
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連結業績予想の前提条件 ①投資計画＜キャッシュベース＞
●2021/06期以降、投資効果が発現
設備投資額
約 35億円
既存事業維持投資 主な内容
約3.2億円
チョイスホテルズ事業
ライブラリーカフェの展開
既存店セルフチェックイン機導入 等
戦略投資 グリーンズホテルズ事業
約9.0億円 ベッド入れ替え等のバリューアップ投資
新店投資* 新業態の事業拡大に向けた整備
約22.4億円 生産性向上への取り組み
IT・デジタル投資（データ分析システム 等）
働き方改革への対応（人事制度設計 等）
新業態、新規事業関連の研究調査、投資
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連結業績予想の前提条件 ②出店計画
2020/06期 2021/06期
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
No Image No Image No Image
2019年 秋頃 開業 2020 春頃 開業 2020 秋頃 開業 2021冬頃 開業 2021 春頃 開業 2021 春頃 開業 2021 春頃 開業
コンフォートホテル コンフォートホテル コンフォートホテル 名古屋市名駅南 京都市南区 京都市下京区 名古屋市熱田区
名古屋新幹線口 石垣島（仮称） 松山（仮称） プロジェクト プロジェクト プロジェクト プロジェクト
名古屋市中村区 沖縄県石垣市 愛媛県松山市 名古屋市中村区 京都市南区 京都市下京区 名古屋市熱田区
客室数：156室 客室数：81室 客室数：197室 客室数：178室 客室数：未定 客室数：未定 客室数：未定
土地：リース 運営形態：リース 運営形態：リース 運営形態：リース 運営形態：リース 運営形態：リース 運営形態：リース
建物：自社所有
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中期経営計画「GREENS JOURNEY 2022」
3-(1) 新たなステージへ
～ 価値共創の旅 ～
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新たなステージへ
グリーンズグループは、価値共創の旅を開始します。
当社グループは、新経営体制への移行を契機に、2030年の未来を見据え、新たな
グリーンズグループの価値創出に向けて踏み出しました。今後すべてのステーク
ホルダーとともに、社会に新しい価値を生み出し、分かち合い、発展・成長して
いくことを目指していきます。
そこで全社員のベクトルを一つにするために、2019年、2つの大きな指針を打ち
出しました。
新経営ビジョン
「TRY! NEXT JOURNEY ~ 新たな旅に踏み出そう ~」
グリーンズグループ2030年CSR宣言
「環境にも人にも優しいホスピタリティあふれる企業」
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新経営ビジョン
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グリーンズグループ2030年CSR宣言
2030年SDGs達成に向けて、グリーンズグループ2030年CSR宣言
「環境にも人にも優しいホスピタリティあふれる企業」を策定
当社が取り組む4つの重点課題と対応するSDGs目標
環境配慮 「グローバルスタンダード」な環境企業を目指す
コミュニティ コラボレーションを通じて、店舗展開地域と当社事業の
支援 活性化を図る
多様な人材が活躍できる環境が整備され、観光分野に
人づくり
おける2030年労働問題を克服する
特長ある 健康で実りある、心も身体も元気になるサービスを提供
サービス することで、 quality of lifeの維持向上に貢献する
• SDGs目標の達成
KPIの再設定・
計画・KPIの • 新ビジョン実現
新たな課題の抽出
中期目標の計画・ 達成度評価
KPIの設定
重点課題の深堀、
4つの重点課題への取り組み 新たな課題への取り組み
2020/06期～ ～2025/06期 ～2030/06期
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本経営計画の位置づけと価値共創のステップ
新経営ビジョン・CSR宣言の実現に向け、中間点である2025年の目標を
設定。この達成への第一歩として、3年FIX方式＊の新中期経営計画を策定
中期経営計画を推し進め、成長戦略とCSR/ESG経営により
すべてのステークホルダーとの価値共創を実現へ
新たなグリーンズグループ価値創出に向けた成長戦略の推進 【目標】
社会への新たな価値創出に向けたCSR/ESG経営の推進 新経営ビジョン
2030年CSR宣言
2025年目標
売上高：500億円
総客室：18,500室 新たなグリーンズ
グループの創出
中期経営計画 新業態 ＋
GREENS JOURNEY 2022 新規事業 社会への新たな価値
（2020年－2022年）
参入 の創出
＊これまでの中期経営計画はローリング方式を採用してきたが、成果に対する評価が不透明となり、長期的な目標や戦略
についても不明確となりがちであるとの反省から、本経営計画より3年FIX方式に変更
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中期経営計画「GREENS JOURNEY 2022」
3-(2) 本経営計画の基本方針
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当社を取り巻く事業環境
顧客層･価値観･ マーケ･販売チャネル
ライフスタイルの変化 の多様化・変化
ミレ二アル世代が消費の主軸に スマホ・ネットからの予約数増加
インバウンドが増加 宿泊予約サイト（OTA）の台頭
コト消費・メリハリ消費・体験志向 SNS等を通じた口コミ
テクノロジー進展による利便性向上 価格競争を脱却したブランド戦略が
働き方及び出張の位置づけの変化 勝ち筋に
働き方･価値観の変化 テクノロジーの進展
深刻な人手不足 生産性向上のツールが普及
働き方改革に向けた機運の高まり （ホテル管理システム（PMS）等）
（労働時間・労働環境） AIを活用した需要予測・最適化
柔軟な雇用と働き方の多様化 Roboticsを活用した労働の自動化
働く人たちの価値観や職場に求める事項 デジタルマーケティング
が変化
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本経営計画の基本方針と3カ年のポイント
基本方針
グリーンズの企業目的、理念、新経営ビジョンの実現を目指す。
持続的な成長と中長期的な企業価値、株主価値の最大化を目指す。
全てのステークホルダーとともに経営を推進し、社会の公器としての責任を果たす。
3カ年のポイント
「成長投資の3カ年」
中長期的な成長の本格化に向けた先行投資期間
「新店投資の継続」＋「未来への戦略投資の加速」
着実な売上成長 成長に向けた基盤強化を重視
を実現 利益成長は抑えた目標に設定
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成長イメージ
6年後に新業態･新規事業を含む売上目標500億円を掲げ、本経営計画の
期間においては新店開発を軸とする成長を計画
（億円）
売上高
売上CAGR*1 500億円 新業態*2・
+8.4% 約50億円 新規事業
10%程度
385.3
348.3
308.9
327.1 49.9 新規出店による成長
20.7
6.5
7.9% 営業利益率
7.5% 新規出店・
7.0%
6.3% 既存店の成長 約450億円 既存店
90%程度
319.3 325.5 332.4
308.9
2019/06期 2020/06期 2021/06期 2022/06期 2025/06期
*1 CAGR: Compound Annual Growth Rate（年平均成長率）
*2 新業態の売上:2020/06期より計上される予定。
グラフ上部の数値とグラフ内部の合計数値に差異がでるのは、新業態やその他売上（不動産関連）などがあるため。
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経営指標（業績目標 等）
＊
2025/06期の売上高はCAGR +8.4%の高い成長を目標に設定
（億円）
2019/06期- 2019/06期-
2019/06期 2020/06期 2021/06期 2022/06期 2025/06期
実績 予想 目標 目標
2022/06期 … 目標
2025/06期
CAGR* CAGR*
売上高 308.9 327.1 348.3 385.3 +7.6% … 500 +8.4%
営業利益 24.3 20.8 24.5 29.0 +6.1% … 38 +7.7%
経常利益 24.3 20.8 24.5 29.1 +6.2% … 38 +7.7%
親会社株主に
帰属する 15.0 13.3 15.9 19.6 +9.3% … 26 +9.6%
当期純利益
ROE 15.1% 11.8% 12.7% 14.0% --- … 13% ---
*CAGR: Compound Annual Growth Rate（年平均成長率）
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本計画期間中の主な投資･支出計画
本計画期間は、新店投資の継続に加え、中長期的な基盤強化を目的と
する戦略投資を加速
主な投資･支出計画 2020/06期-2022/06期 合計
総投資額 107.0億円 戦略投資の主な施策
既存事業維持投資
戦略投資* チョイスホテルズ事業
約8.2億円
約41億円 ライブラリーカフェの展開拡大
新規商品・サービスへの開発投資
グリーンズホテルズ事業
戦略投資* 戦略店舗のバリューアップ
約41.2億円
新業態への事業拡大
新店投資*
新店投資* 経営基盤の更なる強化/
約58億円
約57.6億円 働き方改革・生産性向上への取り組み
人財への投資
IT・デジタル投資
新規事業に関する研究調査
* 資本的支出に加え、運用費として計上する支出が含まれる
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株主還元
単年業績･配当性向･ROE･ROA等を総合的に勘案し、安定的な経営基盤
の確立と業績向上による安定した配当の継続を基本方針とする
1株当たり当期純利益と1株当たり配当金の推移
（円）
134
117
1株当たり 94 103
当期純利益
(EPS)
1株当たり 安定的な配当継続を
20 20 23 23
配当金 基本方針とする
2017/06期 2018/06期 2019/06期 2020/06期 2021/06期 2022/06期
(予想) (目標) (目標)
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中期経営計画「GREENS JOURNEY 2022」
3-(3) 重点戦略と具体的な取り組み
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本経営計画の重点戦略
ホテル事業
チョイスホテルズ事業 グリーンズホテルズ事業
1 両事業における新店開発の加速
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強テ 1-1 1-2
化ル 事業のさらなる強化 効率的成長を実現
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拡業
大 2 競争力の源泉たる“人財”の確保・成長に向けた投資
3 デジタル活用による新たな顧客体験と生産性向上の実現
グリーンズホテルズ事業の
1-2
新 ケイパビリティを活用した新業態進出
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創収 4 新規事業参入によるシナジー・新需要獲得・収益基盤の安定化
出益
源
新業態・新規事業
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1 両事業における新店開発の加速
多様な出店戦略を通じて、チョイスホテルズ事業･グリーンズホテルズ
事業あわせて、6年後に国内トップ5水準の運営客室数18,500室を目標
国内トップ5水準のホテルチェーンへ
都市別の宿泊需給バランスを踏まえ、
18,500室 コンフォートホテルブランドの出店地域を拡大
37％ UP 戦略的な立地においては、所有スキームでの
出店も検討
15,500室 狭小土地ではグリーンズホテルズ事業でも
新店開発
引き続き、リブランド、コンバージョン、
13,485室 事業譲受、M&Aなどのスキームにも対応
新経営ビジョンの実現に向けた新しい業態
開発による出店の推進
毎年３～６店舗の新規出店を実現し、
6年後に運営客室数で18,500室水準に到達へ
2019/06期 2022/06期 2025/06期 国内トップ5水準を目指す
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1-1 収益の柱たるチョイスホテルズ事業のさらなる強化
2018/06期から展開している新ブランドコンセプト
の具現化を通じて認知度の向上を図る
ブランドコンセプト “Color your Journey. 旅に、実りを。”
Stay Sleep
Hospitality Eat
ホテルに求められる重要な要素を実現しつつ、お客さまの旅がより実り多いものになるように、
コンフォートブランドならではの体験をお客さまにお届けする
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1-1 収益の柱たるチョイスホテルズ事業のさらなる強化
画一的・標準的なモデルを活かしてボリュームゾーンで効率的に稼ぐ
主要事業と位置づけ、経営資源の集中投資によりさらなる強化を実施
商品力の強化 販売戦略の最適化
ライブラリーカフェの展開拡大 チョイスホテルズのグローバル予約システム
(Central Reservation System; CRS)との
システム接続強化により海外販売サイトとの
連携を拡大し、販売量増加・単価上昇を図る
ゆったりとした空間で、
きままに寛ぐひととき
CRS
3%程度 6%程度 更に拡大
売上比率
2019/06期 2022/06期 2025/06期
朝食・快眠の強化 平均客室単価(ADR)からOTA等の販売手数料
客室およびロビー空間の見直し を除いた正味平均客室単価(net ADR)を社内
接客力・現場力の向上 管理指標として正式採用
国内ビジネス需要を主軸に、レジャー・ 稼働率が好調で頭打ちの中でも、着実な収益
インバウンドを含む多様なニーズに対応 最大化を図る
し、提供価値の向上を図る
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1-2 グリーンズホテルズ事業のケイパビリティを活用した新業態進出
グリーンズホテルズ事業においては、既存事業の効率的成長を図りつつ、
需要変容へ柔軟に対応するため、新業態への進出拡大で成長加速を補完
既存事業の効率的成長
戦略店舗のバリューアップ
マーケット状況を鑑みた、新たな需要の獲得
レジャー・インバウンド需要に対応
店舗を厳選し、ツインの増設、ツインをトリプル化
商品力を維持向上する改修投資
新業態
〈貸会議室〉
進出拡大 新業態
〈中期滞在用ホテル〉
進出拡大
社会変容により貸会議室のニーズが増加 製造業を中心に中期滞在ニーズが一定存在
グリーンズホテルズ５店舗で展開する集宴 製造業が多数立地する三重・東海地域での
事業のケイパビリティを活かし、貸会議室 当社プレゼンスを活かし、中期滞在に特化
事業への業態拡大を検討 したサービスブランドの設立を検討
既存の顧客チャネルを深耕し、より日常的 既存のフルサービスホテルと短期賃貸マン
なビジネス需要に特化した空間提供を図る ション/アパートの中間を狙う
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2 競争力の源泉たる‟人財”の確保･成長に向けた投資
グリーンズの中長期成長戦略を推進する人財の質と量を確保するため、
人事採用・人財育成・働き方改革の各人財戦略分野へ重点投資
より機動的に多様な人事課題に取り組むことが可能な組織体制へ
（人事部から人事本部への格上げ ＋ 人財戦略室の新設）
キャリアプランの設計と成長支援
（経営幹部の早期育成を図る） 階層別研修に加え、スキルアッププログラム
（接客力・現場力の向上研修等）の推進・充実化
女性のマネジメント登用や活躍推進支援
経営人財
人財
D&I推進組織の立ち上げ Diversity 育成 ホスピタリティスキル向上支援の
多様多彩な人財の積極的採用 強化
& ホスピタリティ
皆が自由に働ける人事制度 トレーナーに加え、メンター育成
の構築・運用 Inclusion やモチベーション向上の取り組み
人事・ グリーンズの
採用
賃金水準是正・改善 人財戦略
休日・休暇日数の増加 ライフイベントを支援する継続
公正なマネジメント登用の機会提供 安心して働く 雇用の仕組みづくり
働き方向上
コミュニケーションを 環境づくり 従業員のエンゲージメント向上
重視した評価制度を構築 働き方 に向けた取り組みや活動を推進
健康経営の推進 改革
生産性向上
IT活用によって業務効率性を向上
業務プロセスの改善や、業務管理適正化の
推進を人事制度面で支援 テレワーク整備と勤務形態の多様化を推進
（育児・介護等による働き方支援）
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3 デジタル活用による新たな顧客体験と生産性向上の実現
デジタル戦略室を新設、デジタルを活用した「新たな顧客体験の創造」
「生産性向上」の両輪を実現
新たな顧客体験の創造
セルフチェックインシステム導入拡大 スーツケース・ スマホ会員 宿泊客の顔認証機能
店舗フロントスタッフはおもてなしに注力 パーキングの導入拡大 システム構築 パーソナライズした
無料カードキーで、 接点増加によ おもてなしを実現
自由に何時でもスピー る宿泊客の呼
ディーにご利用可能 び込みやリ
ピート
翻訳端末システム AI・IoT・Roboticsを
の導入拡大 活用した店舗
インバウンド向けおもて 室内品質維持・ロボット
なしサービス向上 による清掃・運搬
生産性向上
セルフチェックインシステム等の導入拡大による業務負荷軽減 AI・Big Dataを活用
店舗 した各種予測
手入力業務の自動化 － 店舗業務（事務作業）自動化による余力の創出
業務 需要をはじめとする
店舗業務のWebアプリ化 － 店舗業務（事務作業）のリモートワーク対応
各種予測の最適化を
実現
システムの簡素化・利便性向上 － ITリテラシーに依存しない操作容易なUIを導入
基幹
業務 テレワーク・Web会議積極活用 － 本社・店舗業務効率運用による余力の創出
クラウドシステムの積極活用 － 本社サーバ・各種ツールへのクラウド積極活用
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4 新規事業参入によるシナジー･新需要獲得･収益基盤の安定化
戦略的アライアンス等を通じ新規事業に参入し、成長と収益安定を実現
新たな成長･収益 現業との相互的･ 事業ポートフォリオ最適
の柱を創る 加速度的成長を促す による収益安定を図る
狙
い 本中期経営計画を支え、その先 現業との相互送客やサービス・ 景気変動や顧客の生活スタイル
の大きな成長を担う第二・第三 ブランド強化・コスト削減等の 変化等への対応
の収益源の育成 シナジー創出 （ホテル専業から本業へ）
外部プレイヤーとの戦略的アライアンス等を通じ新規事業へ参画
（業務資本提携・JV設立・M&A等含む）
〈一例〉
人材派遣 健康・レジャー関連
MICE*運営受託
実 （宿泊関連中心） （フィットネス等）
現
メディカル 移動ホテル システム外販
手 旅行代理店業
ツーリズム （ステイビークル） （宿泊関連中心）
保育・介護
段
シナジー創出
当社の人財・ノウハウ・ブランド・顧客基盤
*MICE: Meeting（会議・研修・セミナー）、Incentive tour（報奨・招待旅行）、ConventionまたはConference（大会・学会・国際会議）、
Exhibition（展示会）の頭文字をとった造語
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本資料は、当社の業績および今後の経営戦略に関する情報提供を目的としたものであり、
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株式会社グリーンズ 総務部
電 話 ：059-351-5593
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