6547 グリーンズ 2021-05-13 15:00:00
2021年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月13日
上場会社名 株式会社グリーンズ 上場取引所 東 名
コード番号 6547 URL https://www.kk-greens.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)村木 雄哉
問合せ先責任者 (役職名) 取締役管理本部長 (氏名)伊藤 浩也 TEL 059(351)5593
四半期報告書提出予定日 2021年5月13日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年6月期第3四半期の連結業績(2020年7月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年6月期第3四半期 11,933 △43.2 △6,353 - △6,227 - △6,486 -
2020年6月期第3四半期 21,016 △8.9 △392 - △349 - △469 -
(注)包括利益 2021年6月期第3四半期 △6,487百万円 (-%) 2020年6月期第3四半期 △473百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年6月期第3四半期 △503.72 -
2020年6月期第3四半期 △36.47 -
(注)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年6月期第3四半期 18,064 △613 △3.4
2020年6月期 17,422 6,003 34.5
(参考)自己資本 2021年6月期第3四半期 △613百万円 2020年6月期 6,003百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年6月期 - 0.00 - 10.00 10.00
2021年6月期 - 0.00 -
2021年6月期(予想) 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:有
※2021年6月期の期末配当予想の修正につきましては、本日(2021年5月13日)付で別途公表しております「配当予想の修正に関するお知ら
せ」をご参照ください。
3.2021年6月期の連結業績予想(2020年7月1日~2021年6月30日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 - - - - - - - - -
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有
(注)詳細は、四半期決算短信(添付資料)7ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結
財務諸表に関する注記事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :有
④ 修正再表示 :無
(注)前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」
中の重要な会計方針及び見積りについて重要な変更を行っております。
詳細については、「2.四半期連結財務諸表及び主な注記 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 (追加情報)
(新型コロナウイルス感染症拡大の影響に関する会計上の見積り)に記載しております。
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年6月期3Q 12,886,200株 2020年6月期 12,886,200株
② 期末自己株式数 2021年6月期3Q 9,742株 2020年6月期 9,742株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年6月期3Q 12,876,458株 2020年6月期3Q 12,878,155株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的と判断する一定の前提に基
づいており、実績等は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想
のご利用にあたっての注意事項等については、四半期決算短信(添付資料)3ページ「1.当四半期決算に関する定
性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社グリーンズ(6547) 2021年6月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 7
(四半期連結損益計算書関係)……………………………………………………………………………………… 7
(追加情報)…………………………………………………………………………………………………………… 8
(セグメント情報等)………………………………………………………………………………………………… 8
(重要な後発事象)…………………………………………………………………………………………………… 8
3.補足情報 ………………………………………………………………………………………………………………… 8
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株式会社グリーンズ(6547) 2021年6月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(2020年7月1日から2021年3月31日まで)における我が国経済は、大都市を中心に
新型コロナウイルスの感染者数が増減する状況が続き2021年1月に11都府県を、同年4月に4都府県を対象とした
緊急事態宣言が再発出されるなど、厳しい状況が続いております。
国内の宿泊需要は、2021年3月31日に観光庁が公表している最新の宿泊旅行統計調査(2021年1月第2次速報、
2021年2月第1次速報)によりますと、2021年1月の延べ宿泊者数は1,729万人泊で前年同月比59.9%の減少、2月
は1,785万人泊で前年同月比52.3%の減少となるなど、依然として前年同月からの減少幅は大きく、厳しい状況が続
きました。ホテル業界におきましては、経済活動の段階的な再開やGoToトラベルをはじめとした国や地方自治体に
よる様々な観光需要喚起策等の下支えもあり、2020年11月頃まで宿泊需要は徐々に下げ止まりから回復に向かいつ
つありましたが、感染者の再拡大に伴う2020年12月のGoToトラベルの全国一斉停止、2021年1月の11都府県を対象
とした緊急事態宣言の再発出など、先行きは不透明な状況が続いております。
このような経済状況の下で、当社グループにおいて宿泊特化型のビジネスホテルを展開するチョイスホテルズ事
業では、2019年11月1日開業のコンフォートホテル名古屋新幹線口(愛知県名古屋市)、2020年7月31日開業のコ
ンフォートホテル石垣島(沖縄県石垣市)、2020年11月26日開業のコンフォートホテル松山(愛媛県松山市)、
2021年1月8日開業のコンフォートホテル名古屋名駅南(愛知県名古屋市)、2021年1月12日開業のコンフォート
イン東京六本木(東京都港区)、2021年3月24日開業のコンフォートホテル京都堀川五条(京都府京都市)の当第
3四半期連結累計期間における売上高の貢献がありました。しかしながら新型コロナウイルス感染症拡大の影響が
続き、大都市を中心に本格的な需要回復に至らなかったこと等の結果、当事業の売上高は前年同期比44.2%減の
8,898百万円となり、客室稼働率は20.2ポイント減の56.2%、客室単価は前年同期比25.4%減の5,486円となりまし
た。地域特性に合わせて宴会場等を併設したシティホテルを中心に展開するグリーンズホテルズ事業においては、
2020年11月4日開業のホテルメリケンポート神戸元町(兵庫県神戸市)の当第3四半期連結累計期間における売上
高の貢献がありました。一部の出店地域において工事や設備メンテナンス等の継続的な需要はあるものの、新型コ
ロナウイルス感染症拡大の影響によるレジャー需要の減少などに伴う地域経済の回復の遅れにより、当事業の売上
高は前年同期比41.2%減の2,902百万円となり、客室稼働率は前年同期比18.4ポイント減の51.8%、客室単価は前
年同期比12.9%減の4,950円となりました。
また当社グループ全体の客室稼働率は前年同期比19.8ポイント減の55.1%、客室単価は前年同期比23.0%減の
5,359円、ホテル軒数は99店舗、客室数はチョイスホテルズ事業10,648室、グリーンズホテルズ事業3,500室の合計
14,148室となっております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高11,933百万円(前年同期比43.2%減)、営業損失6,353百
万円(前年同四半期は営業損失392百万円)、経常損失6,227百万円(前年同四半期は経常損失349百万円)、親会社株
主に帰属する四半期純損失6,486百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失469百万円)となりま
した。
2020年12月の感染者の再拡大に伴うGoToトラベル全国一斉停止の継続、大阪や兵庫などにおける感染再拡大の影
響など短期的な需要減少や先行き不透明な状況は続くものの、引き続き来館時のアルコール消毒や館内でのマスク
の着用など、徹底した感染予防対策を講じつつ、テレワーク需要、中・長期滞在需要などの新たな需要の取り込み
や、販売チャネルの拡大などに取り組んでまいります。また需要の回復に応じたきめ細かな客室単価の調整などを
通じ、早期の収益回復と成長軌道回帰を目指してまいります。
一方で現状、コロナ禍の長期化に伴い、財務基盤の強化を重要な経営課題として認識しております。今後、引き
続き持続的な成長と中長期的な企業価値・株主価値の最大化実現に取り組んでいくため、財務体質改善に向け、幅
広くかつ柔軟に財務・資本戦略の検討を進めてまいります。
(注)文中記載の客室稼働率ならびに客室単価は、当第3四半期連結累計期間における数値となります。月別の
数値に関しましては当社ホームページに掲載しております。
株式会社グリーンズ https://www.kk-greens.jp/
(2)財政状態に関する説明
資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における資産につきましては、18,064百万円(前連結会計年度末17,422百万円)
と、641百万円増加いたしました。
うち流動資産は、7,025百万円(同6,488百万円)と、537百万円増加いたしました。これは、主に現金及び預金
及び売掛金の増加によるものであります。
固定資産は、11,038百万円(同10,934百万円)と104百万円増加いたしました。これは、主に差入保証金の増加
によるものであります。
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株式会社グリーンズ(6547) 2021年6月期 第3四半期決算短信
負債につきましては、18,677百万円(同11,419百万円)と7,258百万円増加いたしました。
うち流動負債は、8,864百万円(同7,659百万円)と1,204百万円増加いたしました。これは主に買掛金、短期借
入金及び未払金の増加によるものであります。
固定負債は、9,813百万円(同3,759百万円)と6,053百万円増加いたしました。これは、主に長期借入金の増加
によるものであります。
純資産につきましては、△613百万円(同6,003百万円)と、6,616百万円減少いたしました。これは、主に利益
剰余金の減少によるものであります。この結果、自己資本比率は△3.4%(前連結会計年度末比37.9%減少)とな
りました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、合理的に算定することが困難であることか
ら、引き続き未定といたします。業績予想の算定及び公表が可能となった段階で改めて公表いたします。
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株式会社グリーンズ(6547) 2021年6月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年6月30日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 4,295,298 4,727,086
売掛金 444,945 933,831
原材料及び貯蔵品 93,861 96,933
未収消費税等 459,533 270,051
その他 1,195,396 999,120
貸倒引当金 △410 △1,090
流動資産合計 6,488,625 7,025,933
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 2,417,498 2,378,009
工具、器具及び備品(純額) 332,834 398,416
土地 1,965,426 1,965,426
リース資産(純額) 110,200 136,907
建設仮勘定 412 754
有形固定資産合計 4,826,373 4,879,514
無形固定資産 265,011 208,336
投資その他の資産
投資有価証券 51,665 55,333
長期貸付金 36,478 29,876
差入保証金 5,581,170 5,815,905
その他 230,321 99,622
貸倒引当金 △57,000 △50,000
投資その他の資産合計 5,842,635 5,950,738
固定資産合計 10,934,021 11,038,589
資産合計 17,422,646 18,064,523
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株式会社グリーンズ(6547) 2021年6月期 第3四半期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年6月30日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 532,599 757,757
短期借入金 5,000,000 5,600,000
1年内返済予定の長期借入金 731,628 731,628
未払金 539,318 805,524
未払費用 534,229 524,435
未払法人税等 57,969 55,305
未払消費税等 4,419 -
賞与引当金 - 161,489
その他 259,770 228,079
流動負債合計 7,659,936 8,864,219
固定負債
長期借入金 3,054,853 9,006,132
資産除去債務 526,374 549,056
その他 178,352 258,334
固定負債合計 3,759,579 9,813,522
負債合計 11,419,515 18,677,742
純資産の部
株主資本
資本金 1,948,025 1,948,025
資本剰余金 1,949,813 1,949,813
利益剰余金 2,119,758 △4,495,161
自己株式 △8,917 △8,917
株主資本合計 6,008,679 △606,240
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △5,548 △6,979
その他の包括利益累計額合計 △5,548 △6,979
純資産合計 6,003,130 △613,219
負債純資産合計 17,422,646 18,064,523
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 21,016,494 11,933,493
売上原価 17,195,034 14,928,124
売上総利益又は売上総損失(△) 3,821,460 △2,994,630
販売費及び一般管理費 4,213,571 3,358,605
営業損失(△) △392,110 △6,353,235
営業外収益
受取利息 679 535
違約金収入 22,688 128,247
助成金収入 - 180,452
その他 31,581 27,726
営業外収益合計 54,950 336,961
営業外費用
支払利息 9,781 30,760
借入手数料 - 180,597
その他 2,217 8
営業外費用合計 11,998 211,366
経常損失(△) △349,159 △6,227,640
特別利益
固定資産売却益 - 37
特別利益合計 - 37
特別損失
固定資産除却損 6,929 3,125
減損損失 63,093 11,845
特別損失合計 70,023 14,971
税金等調整前四半期純損失(△) △419,182 △6,242,574
法人税、住民税及び事業税 50,491 47,613
法人税等調整額 - 195,967
法人税等合計 50,491 243,580
四半期純損失(△) △469,674 △6,486,154
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △469,674 △6,486,154
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
四半期純損失(△) △469,674 △6,486,154
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △4,113 △1,430
その他の包括利益合計 △4,113 △1,430
四半期包括利益 △473,788 △6,487,585
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △473,788 △6,487,585
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株式会社グリーンズ(6547) 2021年6月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当第3四半期連結会計期間末における株主資本は、前連結会計年度末と比較して、6,614百万円減少しております。
これは主に、6,486百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失を計上したことによるものであります。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適
用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純損失に当該見積実効税率を乗じた金額に、繰延税金資産の回収
可能性を考慮しております。
(四半期連結損益計算書関係)
減損損失の内容は次のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間(自 2019年7月1日 至 2020年3月31日)
用途 場所 種類 金額(千円)
建物及び構築物 60,893
事業用資産 三重県四日市市
工具、器具及び備品 2,200
計 63,093
当社グループは、資産を用途により事業用資産、賃貸用資産及び遊休資産に分類しております。
また、事業用資産については、管理会計の単位、賃貸用資産及び遊休資産については、個別物件単位に基づきグルーピ
ングをしております。
その結果、上記の事業用資産は、営業終了の意思決定を行ったため、当該資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、
当該減少額63,093千円を減損損失として特別損失に計上しております。
なお、当該資産の回収可能価額は、使用価値により測定しておりますが、将来キャッシュ・フローがマイナスであるた
め、零として算定しております。
当第3四半期連結累計期間(自 2020年7月1日 至 2021年3月31日)
用途 場所 種類 金額(千円)
事業用資産 北海道北見市 建物及び構築物 1,755
事業用資産 東京都千代田区 建物及び構築物 901
事業用資産 兵庫県姫路市 建物及び構築物 1,966
建物及び構築物 2,027
事業用資産 千葉県浦安市 工具、器具及び備品 4,592
ソフトウェア 603
計 11,845
当社グループは、資産を用途により事業用資産、賃貸用資産及び遊休資産に分類しております。
また、事業用資産については、管理会計の単位、賃貸用資産及び遊休資産については、個別物件単位に基づきグルーピ
ングをしております。
その結果、上記の事業用資産は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響などを踏まえて将来の収益見通し及び回収可能
性を勘案し、当該資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額11,845千円を減損損失として特別損失に計上し
ております。
なお、当該資産の回収可能価額は、使用価値により測定しておりますが、将来キャッシュ・フローがマイナスであるた
め、零として算定しております。
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株式会社グリーンズ(6547) 2021年6月期 第3四半期決算短信
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症拡大の影響に関する会計上の見積り)
新型コロナウイルス感染症拡大の影響は、2020年度の上期中に収束し、下期から回復に向かい、2021年度には例
年並みの需要が見込まれるとしていましたが、日本国内のワクチン接種率の高まりに伴い、国内レジャーの需要回
復、また各産業の事業活動の本格化による国内ビジネス需要の増加が順次進み、2021年末頃には概ね2019年レベル
までの回復を想定しております。
なお、インバウンド需要に関しましては、世界的な経済活動再開に伴う空路回復等により段階的に海外との往来
が正常化され、2023年夏頃までには概ね2019年レベルまで回復すると想定しております。
特に従前より訪日意欲が高く、コロナ禍以前の外国人需要の8割を占めるアジア諸国との往来再開を機に、イン
バウンド需要は大きく増加するとの仮定に見直し、継続企業の前提に関する事項の検討、固定資産の減損判定及び
繰延税金資産の回収可能性等の判断をしております。
これらの仮定の見直しにより、将来の収益見通し及び回収可能税を慎重に検討した結果、減損損失を11,845千円
計上すると共に、繰延税金資産の取崩により、法人税等調整額を195,967千円計上しております。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大による影響は不確定要素が多く、第4四半期連結会計期間以降の
財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(財務制限条項)
当社と株式会社三菱UFJ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行、株式会社百五銀行、株式会社第三銀
行、株式会社商工組合中央金庫は、2021年3月26日付で「シンジケートローン契約」を締結しており、借り換えを行
った短期借入金5,600,000千円、長期借入金6,000,000千円には、下記の財務制限条項が付されております。
①2021年6月決算期を初回とする各年度決算期の末日における借入人の連結の貸借対照表における純資産の部の金額
及び劣後タームローン貸付の元本残高及び本契約上で規定した劣後タームローン貸付以外の金融機関によって資本性
が認められる劣後ローンの元本残高の合計額を、ゼロ円未満にしないこと。
②2022年6月決算期を初回とする各年度決算期に係る借入人の連結の損益計算書上の営業損益に関して、それぞれ営
業損失を計上しないこと。
(セグメント情報等)
当社グループは、ホテル事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
3.補足情報
生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
該当事項はありません。
(2)受注実績
該当事項はありません。
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株式会社グリーンズ(6547) 2021年6月期 第3四半期決算短信
(3)販売実績
当第3四半期連結累計期間の販売実績は次のとおりであります。なお、当社グループはホテル事業の単一セ
グメントであるため、事業部門別に記載しております。
当第3四半期連結累計期間
事業部門の名称 (自 2020年7月1日 前年同期比(%)
至 2021年3月31日)
チョイスホテルズ事業(千円) 8,898,817 55.8
グリーンズホテルズ事業(千円) 2,902,546 58.8
その他の事業(千円) 132,129 92.1
合 計(千円) 11,933,493 56.8
(注) 1.事業部門間の取引については相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10以上の相
手先がないため、記載を省略しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
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