6547 グリーンズ 2021-05-13 15:00:00
中期経営計画の取り下げに関するお知らせ [pdf]
2021 年5月 13 日
各位
会 社 名 株 式 会 社 グ リ ー ン ズ
代 表 者 名 代表取締役社長 村木 雄哉
(コード 6547 東証第一部・名証第一部)
問 合 せ 先 取締役管理本部長 伊藤 浩也
(TEL. 059-351-5593)
中期経営計画の取り下げに関するお知らせ
当社は、2019 年8月 19 日公表の 2022 年6月期を最終期とした中期経営計画「GREENS
JOURNEY 2022」
(2020 年6月期~2022 年6月期)について、コロナ禍における最近の業績の
動向等を踏まえ、取り下げることを決議いたしましたのでお知らせいたします。
1.背景及び理由
当社は、新経営体制への移行を契機に 2030 年の未来を見据え、新たな指針として、新
経営ビジョン 「TRY! NEXT JOURNEY~新たな旅に踏み出そう~」 グリーンズグループ 2030
、
年 CSR 宣言「環境にも人にも優しいホスピタリティ溢れる企業」を打ち出し、これに向け
た第一歩として、2022 年6月期を最終期とした3年 FIX 方式の中期経営計画「GREENS
JOURNEY 2022」を策定し取り組んでまいりました。しかしながら新型コロナウイルス感染
症の世界的な流行拡大以降、 行動制限や経済活動の停滞、 それに伴う企業収益や景況感の
悪化により当社の主力事業が属する宿泊業界は甚大な影響を受け、 2021 年1月には 11 都
府県、 同年4月には4都府県を対象とした緊急事態宣言が再発出されるなど、 先行きは不
透明な状況が続いております。
こうした当初の想定を大きく超える経営環境の変化と当社グループの状況を鑑み、 2022
年6月期を最終期とした中期経営計画については達成が難しいと判断し、これを取り下
げることといたしました。
2.今後の想定
当社グループでは引き続き、新経営ビジョン「TRY! NEXT JOURNEY~新たな旅に踏み出
そう~」 グリーンズグループ 2030 年 CSR 宣言
、 「環境にも人にも優しいホスピタリティ溢
れる企業」、それぞれに実現に向けて取り組んでまいりますが、事業環境は、今般の新型
コロナウイルス感染症の拡大を契機に、時間軸や業界動向等において大きく変化してお
ります。中長期的な成長戦略につきましては、 当社グループを取り巻く事業環境を総合的
に勘案し、改めて中期経営計画として策定し、公表させていただきます。
なお当社では、現環境下において新たな定量目標・達成時期等は再設定しておりません
が、今後の需要回復につきましては、概ね以下のように推移すると想定しております。
■顧客セグメント別の需要想定
今後、日本国内のワクチン接種率の高まりに伴い、国内レジャーの需要回復、また各
産業の事業活動の本格化による国内ビジネス需要の増加が順次進み、2021 年末頃には
概ね 2019 年レベルまでの回復を想定しております。
なお、 インバウンド需要に関しましては、 世界的な経済活動再開に伴う空路回復等に
より段階的に海外との往来が正常化され、 2023 年夏頃までには概ね 2019 年レベルまで
回復すると想定しております。 特に従前より訪日意欲が高く、 コロナ禍以前の外国人需
要の8割を占めるアジア諸国との往来再開を機に、インバウンド需要は大きく増加す
ると想定しております。
3.当社の取り組み
各運営ホテルにおいては、引き続き来館時のアルコール消毒や館内でのマスクの着
用など、徹底した感染予防対策を講じつつ、テレワーク需要、中・長期滞在需要などの
新たな需要の取り込みや、販売チャネルの拡大などに取り組んでまいります。また需要
の回復に応じたきめ細かな客室単価の調整などを通じ、早期の収益回復と成長軌道回
帰を目指してまいります。
■財務基盤の強化
一方で現状、コロナ禍の長期化に伴い、財務基盤の強化を重要な経営課題として認識
しております。今後、引き続き持続的な成長と中長期的な企業価値・株主価値の最大化
実現に取り組んでいくため、財務体質改善に向け、幅広くかつ柔軟に財務・資本戦略の
検討を進めてまいります。
新たな中期経営計画につきましては、2019 年策定の新経営ビジョンに基づき現環境
に合わせた業績回復、収益力回復に向けた取り組みを間断なく進めつつ、 今後新たな成
長戦略等の検討を進め、見通しや算定が可能となりました段階で速やかに公表いたし
ます。
以上