6521 M-オキサイド 2021-04-05 08:00:00
事業計画及び成長可能性に関する事項の開示 [pdf]

事業計画及び成⻑可能性に関する事項の開⽰


      株式会社オキサイド
      (証券コード: 6521)
         2021年4⽉
会社概要                            SLIDE 2


 会社名     株式会社オキサイド (証券コード: 6521)

 設⽴      2000年10⽉

 本社所在地   ⼭梨県北杜市武川町牧原1747番地1

 従業員数    155名 (2021年1⽉31⽇現在)

 資本⾦     1,371.5百万円 (2021年4⽉5⽇現在)
ミッション                              SLIDE 3




  豊かな未来を    光   の技術で実現する


  光の時代といわれる21世紀。
  光技術の可能性を追求し、その成果を少しでも早く少しでも多く社会に還元したい。
  それが創業以来変わらない私たちの願いです。

                           代表取締役   古川 保典
経営理念                         SLIDE 4


 当社は単結晶・レーザの
    グローバルニッチトップカンパニーを⽬指します
  研究成果を社会に還元し、キーマテリアルを世界に向けて発信する
  顧客へマテリアルソリューションを提供し、社会の発展に貢献する
  単結晶を核とした製品を開発し、未来の市場機会を創造し続ける
研究成果を社会に還元                          SLIDE 5

 単結晶技術で市場創造
  当社は、光の時代に必要不可⽋な単結晶・光部品・レーザ・光計測装置などの光学関連
 製品を開発・製造・販売しています。



 21世紀は光の時代
  当社は、独⽴⾏政法⼈物質・材料研究機構(現 国⽴研究開発法⼈物質・材料研究機構)
 発のベンチャー企業として2000年10⽉に設⽴しました。単結晶の分野において多くの育
 成技術や装置を保有し、国内外の企業・⼤学・研究所から、技術・製品への問い合わせや
 引き合いをいただいております。2014年には経済産業省の「グローバルニッチトップ100
 選」にも選定されました。
  当社の特徴は、(1)単結晶・光学関連の博⼠号を保有する技術者25名が在籍し、研究
 開発型の事業会社として成⻑していること、(2)国内外の企業4社から光学関連技術を
 買収し、製品化・事業化するノウハウを有していることであり、これが独創性や競争優位
 性の源泉となっております。
インデックス          SLIDE 6



  1   ビジネスモデル
  2   事業環境
  3   競争⼒の源泉
  4   事業計画
  5   リスク情報
              SLIDE 7



1   ビジネスモデル
2   事業環境
3   競争⼒の源泉
4   事業計画
5   リスク情報
事業概要                                 SLIDE 8

 当社は、光学分野での⾼度なコア技術を活⽤し、単結晶、光部品(光デバイス)、レーザ光
源、計測装置などの開発・製造・販売を⾏っております。当社は、光学事業の単⼀セグメン
トではありますが、製品の⽤途に応じて、半導体事業、ヘルスケア事業、光計測・新領域事
業の3つの分野に分けております。
 「光計測・新領域事業」では、単結晶と光学分野でのコア技術を活⽤し、試作・開発ベー
スの案件を⼿掛け、新⽤途/新製品を産み出しています。「光計測・新領域事業」での開発
成果を事業化し量産化したのが「半導体事業」と「ヘルスケア事業」です。




       半導体                   ヘルスケア

        量産化                  量産化


                光計測・新領域
「単結晶」とは                                                                                                                SLIDE 9

    オキサイドとは「酸化物単結晶」のことです。
    当社が注⼒する「酸化物単結晶」とその応⽤デバイスの市場規模は、約6,635億円(*)です。
    原⼦、分⼦配列の向きがまったく同⼀である物質が単結晶です。
    単結晶のもつ顕著な特性を活⽤して、⼯業製品としての実⽤化が拡⼤しています。
    当社の単結晶はデバイス、レーザ光源、計測装置などの製品に使⽤されています。




    シンチレータ単結晶                                     波⻑変換⽤単結晶                               アイソレータ⽤単結晶                    レーザ⽤単結晶
    (*)出所: 1) https://www.marketsandmarkets.com/Market-Reports/radiation-protection-market-987.html
           2) https://www.profsharemarketresearch.com/non-linear-optical-materials-market/
           3) http://ex-press.jp/lfwj/lfwj-news/lfwj-biz-market/12212/
           4) https://www.strategyr.com/market-report-sapphire-substrates-forecasts-global-industry-analysts-inc.asp
           5) https://www.sangyo-times.jp/article.aspx?ID=1739、及び業界情報
           6) https://www.gii.co.jp/report/mama569182-synthetic-quartz-market-by-type-synthetic-quartz.html
光の「波⻑変換」とは                        SLIDE 10

  「波⻑変換」とは、レーザ光を元々の波⻑(周波数や⾊とも表現される)から紫外線
 や⾚外線の領域に拡げる技術です。本技術は、当社の製品であるレーザ光源のコア技術
 として利⽤されています。
光計測・新領域事業(1)概要                           SLIDE 11

 当事業では、国内外の光計測機器/光学製品メーカー及び⼤学等研究機関に向けて、単結晶・
光部品・レーザ・光学測定装置を開発・製造・販売しております。2020年/2⽉期における当事業
の売上⾼は、576,659千円です。国内外の展⽰会・学会への出展・当社ホームページへのアクセ
スなどを通じて、研究開発や試作を受託しており、2020年/2⽉期では顧客数が国内外の企業、研
究所、⼤学等、160社を超えております。当社のコア技術は単結晶技術および光学技術であり、
当社で製造した波⻑変換機能などを持つ光学単結晶を加⼯し、ウエハ、チップ、光部品、レーザ
光源、計測装置までの製造・販売を⼀貫して⼿掛けております。当社の保有する技術を活⽤し、
様々な顧客ニーズへの対応や、問題解決策を提供しており、これらの活動が新しいビジネスの可
能性を拡げています。




  光学単結晶   ウエハ     チップ     光部品    レーザ光源       計測装置


                当社のコア技術と製品化の流れ
光計測・新領域事業(2)新たなビジネス                           SLIDE 12

 当事業で開発・製造された単結晶やレーザ光源は、材料研究分野で利⽤される分析装置のレー
ザ光源、有機ELやマイクロLED等のディスプレイ製造に⽤いるマイクロ加⼯レーザ光源、プロ
ジェクターや⾃動⾞⽤ヘッドアップディスプレイ製造に⽤いる計測装置、医療分野に使⽤される
ボタン電池、⽔銀ランプの置き換えやオンライン診療に⽤いる照明光源など、新しいビジネスの
可能性を拡げています。




  医療⽤ボタン電池      放射能汚染モニタGPS          5G         パワー半導体
  単結晶固体電池材料         単結晶          アイソレータ単結晶    GaN基板⽤単結晶




     レーザ照明        半導体検査装置          MicroLED    フォトマスク
  蛍光体単結晶・デバイス   CW/QCW213nmレーザ   フェムト秒レーザ     (描画⽤レーザ)
半導体事業(1)単結晶・レーザの販売                                            SLIDE 13


 当事業では、半導体のウエハ*検査装置メーカー向けに、単結晶
とレーザの開発・製造・販売を⾏っております。2020年/2⽉期に
おける当事業の売上⾼は、1,282,276千円です。当社の単結晶と
レーザは、販売先の最新機種に搭載されています。半導体検査装
置メーカーは世界で約10社ありますが、当社の単結晶のシェアは
約90%、レーザのシェアは約20%になります。なお、主要顧客で
ある半導体検査装置メーカの売上は、全体の約70%を占めており、
それ以外に9社の顧客が存在します。                                   半導体ウエハ検査装置に⽤いる当社のレーザ製品
 半導体製造では投⼊するシリコンウエハの品質検査が半導体
チップの歩留まり管理に不可⽋であり、専⽤のウエハ検査装置が
利⽤されています。当社の単結晶とレーザは最先端の半導体のウ
エハ検査装置に搭載されています。
(*)ウエハとは
半導体素⼦の製造材料。⼀般的にはシリコンを素材とするインゴット(円柱形の塊)を、0.5mm 〜 1
mm程度の厚さにスライスした円盤状の板を指します。半導体の主要な応⽤例は、スマートフォン等です。    半導体ウエハ検査装置に⽤いる当社の光学単結晶
半導体事業(2)メンテナンス                             SLIDE 14


 顧客が製造販売する検査装置においては、エンドユーザーである
世界の最先端半導体⼯場にて昼夜連続の稼働が要求されます。その
ため搭載された単結晶やレーザには定期的なメンテナンス需要が発
⽣します。
 メンテナンスは、1〜2年の⼀定期間毎に劣化した単結晶や光学ユ
ニットを交換するもので、レーザの新規販売に従い累積的に増える
ことが⾒込まれるリカーリングの性質を持ちます。             半導体製造に⽤いるシリコンウエハ

 メンテナンスは事前予想が可能なため、景況の⼭と⾕のギャップ
が激しいと⾔われる半導体分野にあって、安定した収益が⾒込まれ
ます。2020年/2⽉期におけるメンテナンス売上⾼は、当事業売上の
2割強を占めています。



                                      半導体が主要な応⽤例
ヘルスケア事業(1)全⾝PET検査装置                             SLIDE 15

 当事業では、がんの診断に使⽤されるPET検査装置に搭載されるシンチレータ単結晶の開発・製造・販売
を⾏っております。PET検査は、がん患部に集まる薬剤を注射し、薬剤が放つ放射線を検出器でとらえて病
巣を探るがんの検査⽅法です。従来のX線検診、 CT検診に⽐べずっと⼩さな、早期のがん細胞まで発⾒する
ことが可能です。PET検査装置では、放射線を光信号に変換し画像化するためのシンチレータと呼ばれる材
料が必要です。当社では、その機能を担うシンチレータ単結晶を開発、製造しております。

  当社は主要顧客である全⾝PET検査装置メーカーに対してシン
チレータ単結晶を納⼊しており、当社ヘルスケア事業の売上⾼の                          放射線

95%以上を占めております。なお、主要顧客以外への販売先は、
2020年/2⽉期において20社超となっております。
  全⾝PET検査装置メーカーは世界に5社以上あり、⽶GE社、独
シーメンス社、蘭フィリップス社の3社が寡占状態にあります。          シンチレータ

2020年/2⽉期における当事業の売上⾼は、1,206,331千円です。
 全⾝PET検査装置⽤シンチレータ単結晶市場における当社の
                                         PET装置によるがん検査のしくみ
シェアは約20%で、シェア50%以上の同業他社が存在します。
ヘルスケア事業(2)部分PET検査装置                      SLIDE 16

  また当社のシンチレータ単結晶は、最新の乳房検査⽤PET装置や、重粒⼦線を⽤いたがん治療のOpen-
PET装置にも採⽤されています。加えてPET装置は、将来、がんの診断以外にアルツハイマー等認知症診断
への適⽤範囲拡⼤が⾒込まれており、当社でも⽤途拡⼤に対応すべく研究開発を進めています。認知症は、
⾼齢化により増加傾向が顕著で、診断への潜在的な需要が⾼まっています。
 部分PET検査装置向けシンチレータ単結晶の現在の売上⾼は、当社ヘルスケア事業における売上⾼の5%
以下です。なお、アルツハイマー等認知症診断へのPET検査適⽤範囲拡⼤に関係する売上は、現時点での事
業計画には含めておりません。




    シンチレータ単結晶およびPET⽤素⼦        シンチレータ単結晶の製造装置
              SLIDE 17



1   ビジネスモデル
2   事業環境
3   競争⼒の源泉
4   事業計画
5   リスク情報
光計測・新領域事業:
  レーザ加⼯のニーズ向上規模                                           SLIDE 18

  熱が出ない「フェムト秒レーザ微細加⼯」のニーズ・市場が拡⼤しております。
  マイクロLED製造⽤レーザをNKT Photonics A/Sと共同開発し、微細加⼯分野への参⼊を
   ⽬指しています。




                                       フェムト秒レーザ加⼯



                                                            対象市場規模
                                                            300〜400億円

     (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測)

    材料加⼯⽤レーザの種類別売上予測推移               2016年材料加⼯⽤レーザの⽤途内訳
    「Focus NEDO 2018 No.68」          「Focus NEDO 2018 No.68 」
半導体事業:
                                                   SLIDE 19
  半導体微細化による市場拡⼤
 2020年は5G(第5世代移動通信)スマートフォン需要が半導体市場を牽引すると考えられ
  てましたがCovid-19の影響を受けました。⼀⽅でDX(デジタルトランスフォーメーショ
  ン)普及によるPCやクラウド⽤の半導体需要が拡⼤し、2020年の半導体ウエハ⽋陥検査
  装置市場は前年⽐20.0%増、2021年も6.8%増が予測されています。
 当社レーザの技術的優位性は、波⻑変換による深紫外光の発⽣や⾼出⼒化技術です。半導
  体の微細化に必要なレーザ光の短波⻑化や⾼出⼒化に向け、単結晶・レーザも次世代製品
  の開発を継続しています。
 レーザの新規需要に加え、定期的なメンテナンス需要が発⽣し収益安定要素となります。


                                             半導体事業における
                                            メンテナンス売上⾼の⽐率
                                                     20%強




      半導体ウエハ⽋陥検査装置世界市場予測                      メンテナンス売上⾼
   世界半導体製造装置・試験/検査装置市場年鑑2020(グローバルネット㈱)より
ヘルスケア事業:
  がん診断装置の市場                                                                                                                      SLIDE 20

 シンチレータ単結晶の市場規模は約1,800億円(*1)で、同市場全体に占める全⾝PET検査装置⽤シ
  ンチレータ単結晶は約4%(*2)です。
 今後も全⾝PETの需要は拡⼤傾向となっております。
 全⾝PET検査装置⽤シンチレータ単結晶における当社シェアは約20%であり、販売先の拡⼤に
  よる同市場でのシェアアップを⽬指しております。
           出所:(*1)https://www.marketsandmarkets.com/Market-Reports/radiation-protection-market-987.html
                (*2)https://www.reportlinker.com/p05442559/Global-Nuclear-Medicine-ImaginGE社quipment-Industry.html?utm_source=GNW#backAction=1    および
                    https://www.grandviewresearch.com/industry-analysis/nuclear-medicine-equipment-market を基に当社算出

           がん患者数の推移(全世界)
             (万⼈)
                                                                                                          PET装置数の推移
                      新たにがんに罹患した⼈の数
                      がんにより死亡した⼈の数                                                                   United States          Japan
   2,000                                                    1,810                                    Italy                  Korea
                                                                                     2,000                                                         1,790
                                             1,410
   1,500                      1,270                                                  1,500
              1,090
                                                                    960
   1,000                              760            820
                      670                                                            1,000
                                                                                                                                         586
    500                                                                                                                                             210
                                                                                      500                                                   195

      0
                                                                                         0
                 2002年          2008年          2012年           2018年                                                                                167
                                                                                             2008年   2010年     2012年     2014年      2016年   2018年
    出所:世界保健機関(World Health Organization: WHO)の外部研究組織である
       国際がん研究機関                                                                               出所:OECD.Stat(2019)
ヘルスケア事業:
  ⽤途の拡⼤                                              SLIDE 21

   当社のシンチレータ単結晶は、乳房専⽤PETや、Open-PET装置に採⽤されております。
   PET装置は、将来、アルツハイマー型認知症診断への適⽤拡⼤が⾒込まれております。




                                      アルツハイマー型認知症⼈⼝
                                          (全世界)
                                                            2050年(予想)
                                                             1億5,200万⼈

                                             2030年(予想)
                                      2018年    8,200万⼈
                                     5,000万⼈




                                  出所:World Alzheimer Report 2018(国際アルツハイマー病協会)
              SLIDE 22




1   ビジネスモデル
2   事業環境
3   競争⼒の源泉
4   事業計画
5   リスク情報
1 光学分野における⾼度な技術の蓄積・保有                                              SLIDE 23

  光学分野における⾼度かつ広汎な技術を蓄積・保有しております。
     研究開発型の事業会社として設⽴しました。
     ⼤⼿企業との業務資本提携や共同開発を通じて成⻑しております。
     光学分野における専⾨性と実績を持つエンジニアが在籍しております。
     新規事業創出に向けた研究開発パイプラインが増加しております。
                        ㈱ニコン
      ⼭梨県にて創業    ⽶国KLA-Tencor Corporation   レーザテック㈱
                  (現・KLA Corporation)                        現在

        2000              2006               2008
                2003                 2007             2016

           東芝セラミックス㈱              エヌ・ティ・ティ・         ㈱⽇⽴ハイテクノロジーズ
         (現・クアーズテック㈱)            アドバンステクノロジ㈱         (現・㈱⽇⽴ハイテク)


                             ⼤⼿企業との業務資本提携
マネジメント・メンバー                             SLIDE 24

                        取締役
                        濱島    統⼀
                        MBA
    代表取締役社⻑ (CEO)       事業戦略本部管掌
                        ⽇⽴化成⼯業株式会社出⾝
    古川     保典           2013年12⽉ 当社⼊社
    ⼯学博⼠

    独⽴⾏政法⼈物質・材料研究機構出⾝   取締役
    2000年10⽉ 当社創業       ⽯橋    浩之
                        理学博⼠
                        コアテクノロジ事業部・シンチレータ事業部管掌
                        ⽇⽴化成⼯業株式会社出⾝
                        2016年7⽉ 当社⼊社

    取締役副社⻑ (CFO)
    ⼭本     正幸           取締役
                        藤浦    和夫
    管理本部管掌              ⼯学博⼠
                        レーザ事業部管掌
    商⼯組合中央⾦庫出⾝
                        ⽇本電信電話株式会社出⾝
    2007年12⽉ 当社⼊社       2017年10⽉ 当社⼊社
社外取締役・監査役                                              SLIDE 25

     社外取締役                           常勤監査役
                      光学知⾒                             経営知⾒
     中村     ⼆朗                       中嶋    豪
     ⼯学修⼠                       独⽴   MBA
                                役員
     (主な経歴)                          (主な経歴)
     ⽇本電信電話(株)                       新⽇軽(株) 代表取締役社⻑
                                     ⽇本軽⾦属(株) 取締役副社⻑



     社外取締役                           監査役
                      経営知⾒                             公認会計⼠
     三尾     徹                        ⼩坂    義⼈
                                独⽴
     (主な経歴)                          (主な経歴)
     ソロモン・ブラザーズ・アジア証券(株)        役員   アクタス監査法⼈ 代表社員
     (株)あすかDBJパートナーズ 代表取締役           アストマックス(株) 監査役
     ソネットエンタテインメント(株) 取締役            スター・マイカ(株) 監査役
     ソネット・メディア・ネットワークス(株) 取締役        信越化学⼯業(株) 監査役



     社外取締役                           監査役
                      ⼤学教授                             弁護⼠
     為近     恵美                       ⾦兵    正樹
独⽴   ⼯学博⼠             光学知⾒      独⽴
                                     (主な経歴)
役員   (主な経歴)                     役員   ⻑島・⼤野・常松法律事務所
     ⽇本電信電話(株)                       GEキャピタル
     横浜国⽴⼤学成⻑戦略教育センター 教授             リーマン・ブラザーズ証券(株)
                                     バークレイズ証券(株)
主要な技術メンバー                                                         SLIDE 26
                                       古川 保典      (⼯学博⼠)
                                         役職     研究分野   h-index*    ⽂献数    被引⽤数
光学分野における専⾨性と実績を持つ                        社⻑     単結晶      31         154   3,997
エンジニアが在籍しております。
                                       ⽯橋 浩之      (理学博⼠)
                                         役職     研究分野   h-index*    ⽂献数    被引⽤数
 Ph.D.(博⼠号)・修⼠資格取得者数
                                        取締役     単結晶      21         91    1,430


                    博⼠:25名             安斎 裕       (⼯学博⼠)
                                         役職     研究分野   h-index*    ⽂献数    被引⽤数
                    MBA:3名             シニアサイエ
                                        ンティスト   単結晶      11         15     314
                    修⼠:29名
                                       藤浦 和夫      (⼯学博⼠)
                                         役職     研究分野   h-index*    ⽂献数    被引⽤数

                                        取締役     レーザ      15         71     873


                                       ⾦⽥ 有史      (⼯学博⼠)
                                         役職     研究分野   h-index*    ⽂献数    被引⽤数
                                         研究
                                       アドバイザー   レーザ      19         96    1,453
  2021年1⽉31⽇現在 役職員:166名      *h-Indexとは、物理学者ジョージ・E・ハーシュが引⽤索引データベースWeb of Scienceの
                             Times Cited(被引⽤数)を元に考案した指標で、論⽂数と被引⽤数とに基づいて、科学者の
                             研究に対する相対的な貢献度を⽰すものです。
2 M&Aを通じた製品化・事業化の経験値                                      SLIDE 27

 国内外の企業から優れた光学技術を買収しております。  コア技術とM&Aを基に
 製品開発と事業化に関するノウハウを蓄積しております。 経験値を活かした成⻑




   マイクロ加⼯事業は、現在、光計測・新領域事業に分類されております。マイクロ加⼯事業は、ディスプレイ製造プロセス、製薬や医療
    などのライフサイエンスから時計等の精密部品加⼯分野への適⽤が拡⼤が⾒込まれます。
   Lumeras LLCより買収した真空紫外レーザは光電⼦分光装置に利⽤される光源です。光電⼦分光装置分野は、光計測・新領域事業に分
    類されております。光電⼦分光装置の世界市場は785億円で景気に左右されない安定な市場であり、事業として今後も継続する予定です。
   ヘルスケア事業は、⽇⽴化成(株)から買収したシンチレータ事業が、現在の中核に成⻑しており、その事業規模は5%拡⼤しています。
   ㈱マグネスケールより買収したレーザ事業は、当社売上の約43%(第20期)を占める半導体事業の中核に成⻑しています。
   三菱電線⼯業㈱より買収した光デバイス事業は、光計測・新領域の光部品の製品化に活⽤されています。
              SLIDE 28



1   ビジネスモデル
2   事業環境
3   競争⼒の源泉
4   事業計画
5   リスク情報
業績の推移
(2016年9⽉期〜2021年2⽉期)                                                                                        SLIDE 29

 シンチレータ事業でのシェア拡⼤およびレーザ事業での市場拡⼤により増収増益基調となってお
  ります。
                          売上⾼                                                             経常損益
                                                    (百万円)                                                             (百万円)



                                                                                                                           276

                                                        3,573                   87                    87        104
                                             3,065
                                  2,608
            1,775                                                   (68)
 1,286                                                                                   (124)
                        608
 2016年9⽉期   2017年9⽉期   2018年2⽉期   2019年2⽉期   2020年2⽉期   2021年2⽉期   2016年9⽉期   2017年9⽉期   2018年2⽉期   2019年2⽉期   2020年2⽉期   2021年2⽉期
   通期         通期       通期(5カ⽉)      通期         通期       通期(⾒込)       通期         通期       通期(5カ⽉)      通期         通期       通期(⾒込)

 (注) 2021年/2⽉期の⾒込数値は、2020 年3 ⽉1 ⽇〜2021 年1 ⽉31 ⽇までの実績値と2 ⽉1 ⽇〜2 ⽉28 ⽇までの予想値で算定しております。
損益計算書の概要                                                          SLIDE 30


(百万円)             2016年/9⽉期 2017年/9⽉期 2018年/2⽉期 2019年/2⽉期 2020年/2⽉期 2021年/2⽉期
                      通期        通期     通期(5か⽉)      通期        通期       (⾒込)
売上⾼                     1,286     1,775       608       2,608      3,065     3,573
 売上原価                                                   1,812      2,298
売上総利益                                                    795        767
 販売費及び⼀般管理費                                              692        644
営業利益                                                     103        122
 営業外収益                                                    41         32
 営業外費⽤                                                    56         50
経常利益                     -68         87       -124        87        104        276
 特別利益                                                      5           -
 特別損失                                                      4           -
税引前当期純利益                                                  87        104
当期純利益                   -230        80        -184       140         76
(注) 2021年/2⽉期の⾒込数値は、2020 年3 ⽉1 ⽇〜2021 年1 ⽉31 ⽇までの実績値と2 ⽉1 ⽇〜2 ⽉28 ⽇までの予想値で算定しております。
事業計画 (設備投資計画・⼈員計画)                      SLIDE 31


 【設備投資計画】
  半導体事業におけるメンテナンス需要に対応する為、第4⼯場を建設予定
  ヘルスケア事業における増産対応の為、第3⼯場における設備拡充
                     投資予定額             稼働開始
      事業所名
                      (百万円)            予定時期
 第   4   ⼯    場        1,223        2023年/2⽉期上期
 第   3   ⼯    場        500          2023年/2⽉期上期

 【⼈員計画】
  2020年/2⽉期129名、2021年/2⽉期160名(前年⽐39名増)と増加傾向
  新卒、中途採⽤を含め、業容拡⼤に対応する為の⼈員拡充を⾏ってまいります。
事業計画 (経営指標)                                              SLIDE 32

 【経営指標】
  売上⾼成⻑率:20%
   当社は創業後の20年間概ね5年毎に約2倍の増収を実現してきており、今後も同様の成⻑
   率をキープすることが重要と考えております。その為、売上⾼成⻑率を経営指標としてお
   ります。
  営業利益率: 10%
   ⽇本の製造業の経営分析をする上で広く利⽤されている指標の為、営業利益率を経営指標
   としております。
                                 2020年/2⽉期実   2021年/2⽉期
         経営指標          ⽬標値
                                      績          (⾒込)
      売上⾼成⻑率            20%         17.5%        16.6%
      営 業 利 益 率         10%          4.0%        9.0%
      (注) 1. 2021年/2⽉期は、⾒込値をベースに算出した数値となります。
          2. 売上⾼成⻑率(20%)、営業利益率(10%)の⽬標値につきましては、年度毎の⽬標であります。
             来期以降も毎年度⽬標と致します。
事業戦略                                                  SLIDE 33

• 既存事業の展開:「半導体」と「ヘルスケア」の応⽤領域を広げ事業を拡⼤
• 研究開発活動:単結晶技術や光学技術を活かした新たな事業分野を開拓

 既存事業の展開             研究開発活動による新たな事業分野の開拓




               医療⽤ボタン電池       放射能汚染モニタ           レーザ照明       パワー半導体
     半導体      (単結晶固体電池材料)     (GPS単結晶)       (蛍光体単結晶・デバイス) GaN基板⽤単結晶)
  (紫外線レーザ)




                   5G         半導体検査装置            MicroLED    フォトマスク
              (アイソレータ単結晶) (CW/QCW213nmレーザ)    (フェムト秒レーザ)    (描画⽤レーザ)
    ヘルスケア
 (シンチレータ結晶)       グローバルニッチマーケット               競争優位性が期待できるマスマーケット
既存事業の展開:紫外線レーザ                                  SLIDE 34

      既存製品の改良開発                         新製品開発
• 世界の半導体検査装置市場は成⻑が続いており深   • 量⼦コンピュータ等の材料研究に⽤いる光電
  紫外線レーザのシェアが増加する⾒込みです。      ⼦分光装置の真空紫外レーザ技術を2018年に
• 半導体の微細化に伴う次世代製品の開発が常に求     買収しました。世界80%のシェアを持つ装置
  められており、当社は、市場の要求に応じた最先     メーカーと連携し拡販します。
  端の開発・提案を継続しております。        • IoT(Internet of Things)やAI(⼈⼯知能)の活
• 新規レーザ販売売上に加えて、累計レーザ出荷台     ⽤により、クラウドを通じた⼯作機器の連携
  数に⽐例してメンテナンスサービス売上が増加す     と⾃動化/無⼈化が進展し、加⼯の条件をデジ
  る⾒通しです。                    タル制御しやすい「レーザ加⼯」が注⽬され
                             ています。マイクロ加⼯(半導体、電⼦部品、
                             ディスプレイ製造)装置に搭載する⾮熱加⼯が
                             可能な深紫外レーザを開発し、新領域への参
                             ⼊を計画しております。



  半導体ウエハ検査装置に⽤いる当社のレーザ製品
                                真空紫外レーザ        加⼯⽤フェムト秒レーザ
応⽤展開:紫外線レーザ                                        SLIDE 35

  幅広い紫外線領域をカバーするレーザ製品をラインナップ
  継続的な研究開発による利⽤分野の拡⼤
  紫外レーザ製品群
      量産           量産       開発中         開発中



   355nm      266nm     213nm      114nm        光電⼦分光




           レーザ加⼯                半導体検査         ウィルス不活性化
既存事業の展開:シンチレータ単結晶                                            SLIDE 36

          既存製品の改良開発                                新製品開発
• 2015年4⽉に⽇⽴化成からLGSO単結晶の技                 • 経済産業省の戦略的基盤技術⾼度化⽀援事業
  術移管を受け、建屋の増改築→設備移設・⽴                      により、⾼性能なGPS単結晶を育成できる基
  上げ→⽣産ラインを構築し、現在⼤⼿PET検                     本技術を確⽴済です。現在⼤型化、量産化技
  査装置メーカーに採⽤されています。                         術を開発中です。材料基本特許を保有してい
• 更なる歩留り向上、製造コスト低減に取り組                      ます。
  んでいます。                                  • GPS単結晶は、SPECT装置(ガンマカメラ)、
• 蛍 光 減 衰 時 間 特 性 と 均 ⼀ 性 に 優 れ た Fast-     ETCC(電⼦⾶跡型コンプトンカメラ) 、⽯油
  LGSO単結晶の開発に成功し、シェア向上を                     探査等の⽤途への適⽤が期待されています。
  ⽬指しています。




             Fast-LGSO単結晶                           GPS単結晶
応⽤展開:シンチレータ単結晶                       SLIDE 37

  新規シンチレータ単結晶(GPS単結晶等)を開発中
  ヘルスケア以外に放射能汚染モニタリング、セキュリティ、⽯油
   探査⽤途への適⽤に期待

     GPS単結晶

                      放射能汚染モニタリング




                 セキュリティ             ⽯油探査
研究開発活動 (1)                                                 SLIDE 38

新たな事業分野の開拓を⽬指し、製品開発と基盤技術開発を実施しております。
 1.製品開発
    ①新製品開発
      例1:LiDAR(*)
      例2:レーザ照明
    ②既存製品の改良開発
      ⾼出⼒レーザ                  LiDAR          レーザ照明          ⾼出⼒レーザ

 2.基盤技術開発
    当社の保有するコアテクノロジ技術を深耕しております。
    蛍光体、固体電池、パワー半導体基板材料の開発に取り組んでおります。
                    (*)LiDAR
                       LiDAR(Light Detection and Ranging)は、対象物にレーザ光を照射し、その
                       反射光を光センサでとらえて距離を測定するリモートセンシング⽅式です。
研究開発活動 (2)                                        SLIDE 39


  独創性・競争優位性の源泉である単結晶技術や光学技術
  を活かした⽤途の拡⼤を⽬指します。




    医療⽤ボタン電池       放射能汚染モニタ            5G          パワー半導体
  (単結晶固体電池材料)      (GPS単結晶)       (アイソレータ単結晶)   (GaN基板⽤単結晶)




     レーザ照明         半導体検査装置           MicroLED     フォトマスク
 (蛍光体単結晶・デバイス) (CW/QCW213nmレーザ)   (フェムト秒レーザ)     (描画⽤レーザ)
              SLIDE 40




1   ビジネスモデル
2   事業環境
3   競争⼒の源泉
4   事業計画
5   リスク情報
リスク情報               (1)                                                    SLIDE 41

当社事業の成⻑を阻害する「主な」リスク要因として、以下が考えられます。

                                   顧客動向によるリスク
リスクが顕在化する可能                   発⽣する可能性のある時                    顕在化した場合の影響:
                     ⾼                             随時                             ⼤
性の程度:                         期:
リスク           •   当社の顧客層は、医療機器、半導体、レーザなど世界各地のメーカーに拡がっております。
              •   ⼤幅な為替変動や、地政学的要因などにより、それらの産業全体が業績に悪影響を被る場合があります。
              •   当社が提供する製品需要は、常に次世代製品の先⾏開発投資に追随する性格のものであり、顧客企業での次世代投資、製品転換が遅れるこ
                  とで当社の財政状態および業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
対応            •   経営会議や取締役会等において、当社顧客の業界動向の把握に努めており、仮に財政状態や業績に悪影響を及ぼす予兆を関知した場合には、
                  遅滞なく経営判断を⾏う体制を構築しております。


                              特定の取引先への依存によるリスク
リスクが顕在化する可能                   発⽣する可能性のある時                    顕在化した場合の影響:
                     ⾼                             随時                             ⼤
性の程度:                         期:
リスク           •   2019年/2⽉期、2020年/2⽉期における特定の取引先5社への売上⾼は、81%超、75%超となっております。
              •   2020年/2⽉期における販売先は、140社超となっております。
              •   当社の業績は、これらの販売先への販売次第で偏りが⽣じる場合があります。
              •   2020年/2⽉期、2021年/2⽉期の両上半期は、営業以下各段階で⾚字計上となっております。なお、2020年/2⽉期は通期で⿊字転換、2021
                  年/2⽉期は第3四半期累計期間で⿊字転換となっております。
              •   2019年/2⽉期上・下半期においては偏重は⾒受けられず、2020/2⽉期においてはやや下半期に偏重しております。
対応            •   継続的に顧客開拓を実施することにより、特定の取引先への依存リスク低減に努めて参ります。
リスク情報               (2)                                              SLIDE 42


                                 資材調達によるリスク
リスクが顕在化する可能                  発⽣する可能性のある時               顕在化した場合の影響:
                     中                         随時                         ⼤
性の程度:                        期:
リスク           •   シンチレータ単結晶の製造に使⽤する酸化ルテチウムは、レアアースであり、産出国が限定されております。
              •   当社は主に中国から酸化ルテチウムを調達しております。
              •   中国の国家政策等により、その調達に問題が発⽣した場合には、⽣産計画に⽀障が⽣じ、当社の財政状態および業績に悪影響が及ぶ可能性
                  があります。
対応            •   複数ベンダーによる購買や在庫積み増し等の対策を講じて安定製造、安定供給に努めています。



                               海外事業展開に関するリスク
リスクが顕在化する可能                  発⽣する可能性のある時               顕在化した場合の影響:
                     中                         随時                         中
性の程度:                        期:
リスク           •   2020年/2⽉期売上⾼のうち、約66%が海外売上となっております。
              •   当社の主要な販売国は、⽶国となっております。
              •   今後は、中国を含むアジア各国との取引が増勢となることが⾒込まれ、従って、取引先所在国との取引において、予測し得ない税制や法規
                  制などの急激な変更、政治・経済情勢の混乱、テロ・紛争などの勃発、⾃然災害などによるリスクが顕在化した場合、当社の業績に影響を
                  及ぼす可能性があります。
対応            •   経営会議や取締役会等において、販売対象地域の状況把握に努めており、仮に財政状態や業績に悪影響を及ぼす予兆を関知した場合には、
                  遅滞なく経営判断を⾏う体制を構築しております。



なお、その他のリスクは、新規上場申請のための有価証券報告書の「事業等のリスク」をご参照くだい。
その他                       SLIDE 43




• 次回の「事業計画及び成⻑可能性に関する事項の開⽰」の予定時
  期は、2022年5⽉を予定しております。