6502 東芝 2020-05-11 15:00:00
2020年3月期(2019年度)通期連結決算発表日等について [pdf]

                                                       2020 年5月 11 日

各    位

                                会 社 名   株式会社 東芝
                                        東京都港区芝浦1-1-1
                                代表者名    代表執行役社長 CEO 車谷 暢昭
                                        (コード番号:6502 東、名)
                                問合せ先    コーポレートコミュニケーション部長
                                        石山 一可
                                        Tel   03-3457-2100


            2020 年3月期(2019 年度)通期連結決算発表日等について


    当社は、2020 年3月期(2019 年度)通期連結決算発表の日程、同通期連結業績見通し及び新
型コロナウイルスへの対応状況について、以下のとおりお知らせします。


                            記


1.2020 年3月期(2019 年度)通期連結決算発表の日程について
    当社は、2020 年4月 18 日付「2020 年3月期(2019 年度)通期連結決算発表の延期及び第
181 期定時株主総会の議決権の基準日設定に関するお知らせ」にて、新型コロナウイルス感染
拡大に伴う影響を考慮し、決算発表日を延期する旨、公表いたしましたが、今般、決算発表日
を 2020 年6月5日とすることといたしました。株主、投資家の皆様をはじめ、関係者の皆様
におかれましては、何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


2.2020 年3月期(2019 年度)通期連結業績見通しについて
    当社は、2020 年2月 14 日付「2020 年3月期 第3四半期連結決算短信〔米国基準〕
                                                 (連結)
                                                    」
にて、2020 年3月期(2019 年度)通期連結業績予想(売上高3兆 4,300 億円、営業利益 1,400
億円)を公表しておりますが、引き続き精査中ではあるものの、現時点では、新型コロナウイ
ルス感染拡大に伴う影響は限定的と見込んでおります。
    連結売上高は、主にデバイス&ストレージソリューションセグメントにて影響はあるものの、
現時点の集計状況では全体で約 400 億円の減少に留まり、約3兆 3,900 億円規模であり、現時
点で業績予想の修正は不要であると見込んでいます。また連結営業利益についても、主にデバ
イス&ストレージソリューションセグメントにおける減収減益影響がありましたが、プロジェ
クト管理の強化による採算改善、統制経費の一層の厳格管理による増益等が見込まれることか
ら、現時点の集計状況では 1,300 億円超であり、現時点で業績予想の修正は不要であると見込
んでいます。前年度の 2018 年度営業利益 354 億円に対しては4倍近くとなり、ROS は 2018 年

                            1
度実績の1%レベルから約4%に改善、また EBITDA は 1,139 億円から 2,100 億円超へと改善
いたします。


(ご参考)
  通期連結業績      2018 年度実績    2019 年度集計状況            補足
売上高            36,935 億円    33,900 億円規模   2/14 付業績予想 34,300 億円
営業利益              354 億円      1,300 億円超   以下①②影響を含む //
                                          2/14 付業績予想   1,400 億円
ROS                 1%            約4%
EBITDA (*)      1,139 億円      2,100 億円超
EBITDA マージン         3%            約6%
①構造改革費用等        ▲451 億円       約▲110 億円
②コロナ影響               ---      約▲200 億円    期ずれの減収に伴う減益影響
コア営業利益            805 億円      1,610 億円超
(営業利益から
  ①・②を除く)
* EBITDA は営業利益+減価償却費として記載。


 当社グループは、2019 年 11 月 13 日付「東芝 Next プラン進捗報告」にて公表のとおり、こ
れまで、家電やパソコン等の BtoC 事業、海外原子力発電プラント建設事業、米国液化天然ガ
ス(LNG)事業、メモリ事業等の事業売却を進め、持続可能な財務体質と景気変動等の影響を受
けにくい BtoB 事業中心の安定した事業ポートフォリオを構築し、また全社横断プロジェクト
として調達及び営業改革による基礎収益力の強化に努めてまいりました。それでも、新型コロ
ナウイルス感染拡大による一定の業績影響は不可避ではありましたが、全体としては 2019 年
度通期連結業績への影響は限定的となる見通しです。引き続き、当社は決算手続きを進め、6
月5日に確定値をお知らせする予定です。


3.新型コロナウイルスへの対応状況について
 当社グループは、お客様、お取引先様、地域社会の皆様、従業員とその家族の安全確保を第
一として、在宅勤務の環境整備等の施策を講じていくとともに、最善の感染リスク軽減策を講
じた上で、生産・サービス・物流活動に関わる拠点については必要な範囲で活動を継続し、社
会活動等の維持に必要な事業やサービスの供給責任及び社会的責任を果たしてきております。


(1) 国内生産拠点については、東芝デバイス&ストレージ株式会社傘下の一部拠点等にて、
      罹患者発生に伴う保健所の指導に基づく消毒作業と一部生産ラインの稼働停止があり
      ましたが、すでに再稼働、また東芝ライテック株式会社の一部工場にて客先需要にあわ
      せ一部の生産ラインを停止させている状況がありますが、いずれの拠点も稼働してお
      ります。
(2)海外生産拠点については、中国では、4月 21 日より客先需要にあわせ操業停止を継続


                              2
     している東芝ライテック株式会社傘下の一部拠点を除き、先月よりいずれも稼働して
     おります。なお、当該拠点は明日5月 12 日より操業再開予定です。また、インド、フ
     ィリピン、マレーシア等で、現地政府の方針に則り、一時操業を停止していた拠点があ
     りましたが、その後の各政府の方針解除等に伴い順次操業を再開しております。
(3)部材調達に関しては、中国製の部材の納入遅れは解消方向であり、東南アジア地域等か
     らの一部部材供給に懸念が残っているものの、生産影響は限定的となっています。


 今年度も、新型コロナウイルス感染拡大による不透明な事業環境が続きますが、当社として
は、2019 年度中に確認済みの構造・調達・営業改革による収益力強化・安定化の一層の効果創
出を図りながら、社会インフラを支える会社としての責任を果たし、また将来の一層の成長達
成に向け対応してまいります。今年度(2021 年3月期(2020 年度)
                                   )の通期連結業績見通しに
ついては、引き続き、国内外生産拠点の稼働状況を始め新型コロナウイルス感染拡大の影響を
注視し、6月5日以降で、可能となり次第、速やかにお知らせします。


 なお、当社は今後の更なる経済環境の悪化に備えて十分な手許流動性を確保しております。
3月期末時点において連結月商1ヶ月分以上の手許現預金に加え、総額 2,580 億円のコミット
メントラインを保有しております。また、4月には 1,500 億円の追加資金調達も実行済です。


 当社グループにおける新型コロナウイルス感染症への対応については、当社ウェブサイト内
でご案内しています。


    東芝グループにおける新型コロナウイルス感染症への対応について
     http://www.toshiba.co.jp/about/press/2020_04/pr_j0801.htm


                                                                 以   上




                                         3