6502 東芝 2019-02-13 12:00:00
2018年度第3四半期決算 [pdf]

2018年度
第3四半期決算

2019年2月13日
株式会社 東 芝
代表執行役専務

平田 政善
             © 2019 Toshiba Corporation
注意事項

 この資料には、当社グループの将来についての計画や戦略、業績に関する予想及び
  見通しの記述が含まれています。
 これらの記述は、過去の事実ではなく、当社が現時点で把握可能な情報から判断した
  想定及び所信にもとづく見込みです。
 当社グループはグローバル企業として市場環境等が異なる国や地域で広く事業活動
  を行っているため、実際の業績は、これに起因する多様なリスクや不確実性(経済
  動向、エレクトロニクス業界における激しい競争、市場需要、為替レート、税制や
  諸制度等がありますが、これに限りません。)により、当社の予測とは異なる可能性
  がありますので、ご承知おきください。
 注記が無い限り、表記の数値は全て連結ベースの9ヶ月累計です。
 注記が無い限り、セグメント情報における業績を、現組織ベースに組み替えて表示
  しています。




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本日のご説明内容

01 全社業績

02 セグメント別業績

03 2018年度業績予想

04 その他

                © 2019 Toshiba Corporation   3
01
全社業績




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 今回のポイント      売上高/損益
 [売上高]
  インフラシステムソリューションやストレージ&デバイスソリューションは増収となった
  ものの、エネルギーシステムソリューションがランディス・ギア社の連結除外影響
  (2017年7月にIPO)や火力事業、送変電・配電事業等で減収となったことから、
  全社では対前年同期で▲1,531億円の減収となった。為替による全社の影響額
  は▲89億円。
   売上高       2兆6,472億円   (対前年同期   ▲1,531億円)
 [損益]
  営業損益は、インダストリアルICTソリューションが増益も、それ以外の各セグメントが
  減益・悪化となったことから、全社では対前年同期で▲473億円の減益となった。
  為替による全社の影響額は▲15億円。賞与削減等による緊急対策効果減少影響は
  ▲142億円。
  税引前損益は、営業損益の減益に加え、昨年度に営業外損益でランディス・ギア社の
  株式売却益を計上した影響等により対前年同期で減益。当期純損益はメモリ事業の
  売却益計上により対前年同期で増益となった。
   営業損益           82億円   (対前年同期    ▲473億円)
   税引前損益         104億円   (対前年同期    ▲775億円)
   当期純損益      10,216億円   (対前年同期   +9,946億円)
                                    © 2019 Toshiba Corporation   5
 今回のポイント フリー・キャッシュ・フロー/株主資本
 [フリー・キャッシュ・フロー]
  メモリ事業売却収入(1兆4,583億円)による投資キャッシュ・フローの改善に加え、
  昨年度のWEC親会社保証支払影響(▲4,368億円)がなくなったこと等により
  営業キャッシュ・フローも改善したことから、対前年同期で1兆8,516億円改善の
  1兆4,054億円のプラスとなった。


 [株主資本]
  メモリ事業の売却益を主因に、2018年12月末の株主資本は1兆5,864 億円、株主資本
  比率は36.7%と2018年3月末からは増加した。なお、2018年9月末(1兆9,373億円)
  からは2018年12月末までに実施した自己株式の取得(▲2,946億円)を主因に減少
  した。また、2018年12月末の非支配持分を含んだ純資産は1兆8,214億円となった。




                                        © 2019 Toshiba Corporation   6
全社 損益/キャッシュ・フロー項目
                                                                                 単位:億円
                                17/1-3Q     18/1-3Q        差

   売            上           高      28,003      26,472      ▲1,531

   営    業           損       益        555            82      ▲473
                %                   2.0%         0.3%      ▲1.7%

    営   業       外       損   益        324           22       ▲ 302

   税    引       前   損       益        879          104       ▲775
                %                   3.1%         0.4%      ▲2.7%

    税       金       費       用        ▲17        ▲164        ▲147

   非 支 配 持 分 控 除 前
                                     862          ▲60       ▲922
   継続事業当期純損益
    非支配持 分控 除前
                                    ▲273       10,441      10,714
    非継続事業当期純損益
    非支配持分帰属損益                       ▲319        ▲165           154

   当    期       純   損       益        270       10,216        9,946
                %                   1.0%       38.6%        37.6%
   1    株       当   た       り
                                   ¥60.61    ¥1,603.62   ¥1,543.01
   当    期       純   損       益
   フリー・キャッシュ・フロー                  ▲4,462       14,054      18,516

                                                               © 2019 Toshiba Corporation   7
全社     バランスシート項目
                                                                        単位:億円



                               18/3末      18/12末             差

株          主       資       本      7,831      15,864              8,033

 株     主       資   本   比   率     17.6%       36.7%              19.1%

純              資           産     10,107      18,214              8,107

Net    有       利   子   負   債      1,916     ▲9,758         ▲11,674

 Net       D/E     レ   シ   オ       24%       ▲62%              ▲86%

    期末日為替レート(米ドル)                 ¥106        ¥111                      ¥5




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  営業損益(対前年同期分析)
                 減収影響や一過性費用を主因に減益
                                                                             単位:億円
 700                         17/1-3Q
       17/1-3Q               緊急対策/
       営業損益
 600     555
                             売却事業
                             影響除き
                             営業損益
 500                           452

 400                               為替影響
                                    ▲15
             緊急対策影響 L+G、                  売価ダウン
 300         (賞与減額等)映像、PC                  ▲81
               ▲199 除外影響
 200                 +96                                                      18/1-3Q
                                                                              営業損益
                                                                                82
 100
                                              増減収影響
                 L+G影響 ▲34                     ▲236
   0             映像影響 +64
                                                                 緊急対策
                 PC影響 +66
                                                                  継続分
▲100                                                               +57
                        送変電・配電国内大型案件等             一過性費用 固定費等
▲200                    追加コスト引当
                        NFTのれん減損
                                      ▲111
                                      ▲98
                                                   ▲241  +146

                        他              ▲32                 © 2019 Toshiba Corporation   9
営業外損益
    昨年度のランディス・ギア社株式売却益影響等により減益
                                                                          単位:億円
                           17/1-3Q      18/1-3Q      差

   金     融       収   支        ▲158          ▲33          125

   為   替     差   損   益          ▲15            ▲7         8

   固定資産売廃却損益                      148       ▲19      ▲167
                              ※
   有 価 証 券 売 却 損益                 693       ▲36      ▲729      ※ランディス・ギア社株式売却668億


   訴 訟 和 解 費 用                  ▲73         ▲97      ▲24
                                           ※
   持   分     法   損   益            56           118        62   ※東芝メモリ持分法損益75億

                                           ※
   そ         の       他        ▲327              96       423   ※東芝病院譲渡益239億


   合                 計            324           22   ▲302

※東芝メモリの経営に関与しておらず、当社として東芝メモリの業績をご説明する立場にないことから、東芝メモリの業績の詳細に
 ついてのご説明は差し控えさせていただきます。                          © 2019 Toshiba Corporation 10
 フリー・キャッシュ・フロー
         18/1-3Qの営業CFは692億円のプラスを確保
                                                                            単位:億円
      営業キャッシュ・フロー                                14,054
                                                             13,362
      投資キャッシュ・フロー
      フリー・キャッシュ・フロー
                      WEC親会社保証支払影響を
                      除く営業キャッシュ・フロー
                      520

                                                   692
         229

      ▲547     ▲776               ▲614

  家電事業売却影響を除く
  投資キャッシュ・フロー
  ▲1,055
                         ▲3,848       ランディス・ギアIPO影響を
                                                         メモリ事業売却影響を除く
                                                         投資キャッシュ・フロー
                                      除く投資キャッシュ・フロー      ▲1,221
                                      ▲2,111
                            ▲4,462
         16/1-3Q            17/1-3Q                    18/1-3Q
(参考値)      ▲826              ▲1,591                     ▲529
特殊要因除き
                                                          © 2019 Toshiba Corporation   11
   貸借対照表
                                                                   単位:億円

                    資産                     負債

           44,582
                         43,207
■現金同等物     5,008
                                  34,475
                         14,245
■売掛債権      9,681
                                  6,924
                                                24,993
■棚卸資産      4,698
■のれん・                    8,762    6,847
           2,028                                4,487          ■有利子負債
 繰延税金資産等
           3,656
■有形固定資産                           4,431                        ■支払手形及び
                         5,509                  6,331
                                                                買掛金
                                  3,496
■非継続事業資産   12,965        1,833                                 ■未払退職及び
                                                4,183
                         3,786                                  年金費用

                                                               ■非継続事業負債
                                  12,777
                         9,072                  9,992
■その他       6,546                                               ■その他


           18/3末         18/12末   18/3末         18/12末
                                                  © 2019 Toshiba Corporation   12
02
セグメント別業績




           © 2019 Toshiba Corporation   13
セグメント別
                                                                           単位:億円
                        17/1-3Q      18/1-3Q       差    (伸長率)
                 売上高        6,079        4,511    ▲1,568 (▲26%)
  エネルギーシステム
                 営業損益        ▲75         ▲217      ▲142
  ソリューション
                 ROS       ▲1.2%        ▲4.8%     ▲3.6%
                 売上高        8,306        8,637      331    (+4%)
  インフラシステム
                 営業損益         113          103      ▲10
  ソリューション
                 ROS        1.4%         1.2%     ▲0.2%
                 売上高        3,793        3,616     ▲177    (▲5%)
  リテール&プリンティング
                 営業損益         188          156      ▲32
  ソリューション
                 ROS        4.9%         4.3%     ▲0.6%
                 売上高        6,610        6,909      299    (+5%)
  ストレージ&デバイス
                 営業損益         489          126     ▲363
  ソリューション
                 ROS        7.4%         1.8%     ▲5.6%
                 売上高       1,769         1,762       ▲7    (▲0%)
  インダストリアルICT
                 営業損益       ▲26             16        42
  ソリューション
                 ROS      ▲1.5%          0.9%      2.4%
                 売上高         3,830        3,319     ▲511   (▲13%)
  その他
                 営業損益        ▲173         ▲144        29
                 売上高       ▲2,384        ▲2,282      102
  消去
                 営業損益          39            42        3

                 売上高      28,003        26,472    ▲1,531   (▲5%)
  非継続事業控除後
                 営業損益        555            82     ▲473
  合計
                 ROS       2.0%          0.3%     ▲1.7%
                                                              © 2019 Toshiba Corporation   14
  エネルギーシステムソリューション                                        主要事業内訳
                                                                           単位:億円
                        17/1-3Q 18/1-3Q         差        (伸長率)

エネルギーシステム      売上高         6,079    4,511      ▲1,568    (▲26%)     為替影響 ▲33
ソリューション        営業損益         ▲75     ▲217        ▲142
                                                                    為替影響 +2
               ROS       ▲1.2%     ▲4.8%       ▲3.6%                緊急対策 ▲28
                  セグメント別FCF         ▲214
 原子力           売上高          881          963        82    (+9%)   主に原子燃料工業の連結等により増
                                                                  収。前年同期の悪化要因がなくなった
               営業損益         ▲43          ▲13        30            こと等により損益は改善。
               ROS       ▲4.9%     ▲1.3%        3.6%
 火力・水力         売上高         2,569    2,039       ▲530     (▲21%)   火力の建設案件減少及び定検間隔の
                                                                  延長に伴うサービス関連の減少を主因
               営業損益         ▲10          ▲68     ▲58              に減収。減収影響に加え、建設コスト
               ROS       ▲0.4%     ▲3.3%       ▲2.9%              増加により損益悪化。

 送変電・配電等       売上高         2,141    1,580       ▲561     (▲26%)   産業配電の事業移管、海外関係会社
                                                                  構造改革により減収。減収影響に加
               営業損益           17         ▲98    ▲115              え、国内大型案件の追加コスト引当等
               ROS         0.8%    ▲6.2%       ▲7.0%              により減益。太陽光発電は増収増益。
 ランディス・ギア      売上高          658      -           ▲658             IPO実施による連結除外。
               営業損益          34      -            ▲34
 その他           売上高         ▲170          ▲71       99             セグメント内消去減。
               営業損益         ▲73          ▲38       35


  ※セグメント別フリー・キャッシュ・フローは、社内管理上の経営指標であり、キャッシュ・フロー計算書上のフリー・キャッシュ・
   フローとは為替変動影響額の取扱い等が異なります。                         © 2019 Toshiba Corporation 15
エネルギーシステムソリューション               受注残高推移
                                                     単位:億円


                     ※発電システムおよび送変電・配電システム
                      (太陽光発電を除く)
20,000
                                    • 原子力は、海外PJ撤退により
                                      大幅減となったが、再稼働対応
                                      等を中心に受注を抱えている。
                           [▲30%]   • 火力・水力は、新設案件の進捗
                                      に基づく売上や、火力の受注伸
                                      び悩み等により残高は減少。
                                    • 送変電・配電等は、大型案件の
10,000                                進捗に基づく売上や、海外現法
                                      の連結除外により残高は減少。




    0
         17/12末   18/12末

                                        © 2019 Toshiba Corporation   16
 インフラシステムソリューション                                     主要事業内訳
                                                                       単位:億円
                       17/1-3Q 18/1-3Q      差        (伸長率)

インフラシステム      売上高        8,306     8,637     331      (+4%)
                                                              為替影響     ▲7
ソリューション       営業損益         113      103     ▲10
                                                              為替影響 ▲6
              ROS         1.4%     1.2%    ▲0.2%
                                                              緊急対策 ▲39
                 セグメント別FCF         ▲358

 公共インフラ       売上高        2,232     2,309        77    (+3%) 社会システムの規模増で増収。水
                                                            処理システム・電波システムの案
              営業損益        ▲11       ▲17         ▲6          件構成差等により損益は悪化。
              ROS       ▲0.5%     ▲0.7%    ▲0.2%

 ビル・施設        売上高        4,002     4,053        51    (+1%) 空調海外の規模増で増収。前年
                                                            度構造改革効果等により増益。
              営業損益         112      127         15

              ROS         2.8%     3.1%     0.3%

 鉄道・産業システム 売上高           2,389     2,726     337     (+14%) エネルギーシステムソリューションから
                                                            の産業配電事業の移管により増
              営業損益           12      ▲7     ▲19             収。鉄道システム・電池システムの
              ROS         0.5%    ▲0.3%    ▲0.8%            開発加速等により損益は悪化。

 ※セグメント別フリー・キャッシュ・フローは、社内管理上の経営指標であり、キャッシュ・フロー計算書上のフリー・キャッシュ・
  フローとは為替変動影響額の取扱い等が異なります。                         © 2019 Toshiba Corporation 17
  ストレージ&デバイスソリューション                                      主要事業内訳
                                                                          単位:億円
                       17/1-3Q 18/1-3Q     差         (伸長率)

ストレージ&デバイス    売上高        6,610    6,909        299    (+5%)
                                                                 為替影響 ▲33
ソリューション       営業損益         489      126     ▲363
                                                                 為替影響 ▲12
              ROS         7.4%     1.8%   ▲5.6%                  緊急対策 ▲19
                 セグメント別FCF         ▲253
                                                              ディスクリートはスマホ向け小信号販売減も
 半導体 ※1       売上高        2,740    2,667      ▲73      (▲3%) 車載向けパワー好調で増収、先行投資
                                                              増で減益。システムLSIは不採算製品絞
              営業損益         264       38     ▲226              込み、中国及びデータセンター市場減速で
                                                              減収減益。NFTは株価下落によるのれ
              ROS         9.6%     1.4%   ▲8.2%               ん減損98億円を18/3Qに計上。
                                                              HDDは企業向けは販売増だがPC向け
 HDD他 ※2      売上高        3,870    4,242        372   (+10%) 等の販売減により減収、加えて調達CR
                                                              未達などもあり減益。メモリ転売は増
              営業損益         225       88     ▲137              収。

              ROS         5.8%     2.1%   ▲3.7%

 ※1:ディスクリート、システムLSI、ニューフレアテクノロジー社(NFT)                CR:コスト削減(cost reduction)
    (NFTのれん減損を含む)
 ※2:HDD、転売等
 ※セグメント別フリー・キャッシュ・フローは、社内管理上の経営指標であり、キャッシュ・フロー計算書上のフリー・キャッシュ・
                                                   © 2019 Toshiba Corporation 18
  フローとは為替変動影響額の取扱い等が異なります。
リテール&プリンティングソリューション
インダストリアルICTソリューション
                                                                      単位:億円
                       17/1-3Q 18/1-3Q       差        (伸長率)

リテール&プリンティング 売上高          3,793    3,616     ▲177      (▲5%)   為替影響 ▲11
ソリューション       営業損益          188      156      ▲32
                                                               為替影響    +4
              ROS         4.9%      4.3%    ▲0.6%              緊急対策    ±0
                 セグメント別FCF            37
・売上高は、リテール事業が前年度の国内大口物件の反動などにより減収。プリンティング事業も減収。
・営業損益は、海外リテール事業が増益となったが、リテール事業全体では減益。プリンティング事業も減益。


                       17/1-3Q 18/1-3Q       差        (伸長率)

インダストリアルICT   売上高         1,769    1,762         ▲7    (▲0%)
                                                               為替影響    ±0
ソリューション       営業損益         ▲26        16         42
                                                               為替影響 ±0
              ROS        ▲1.5%      0.9%     2.4%
                                                               緊急対策 ▲20
                 セグメント別FCF              9
・売上高は、関係会社などの売却の影響があったものの、官公庁向けや製造業向けシステム案件、関係会社などの
 売上増により、対前年同期比でほぼ横ばいに推移。
・営業損益は、緊急対策の規模縮小の影響があったものの、システム案件の増益、構造改革による固定費削減などの
 効果により増益。
※セグメント別フリー・キャッシュ・フローは、社内管理上の経営指標であり、キャッシュ・フロー計算書上のフリー・キャッシュ・
 フローとは為替変動影響額の取扱い等が異なります。                         © 2019 Toshiba Corporation 19
  その他
                                                                         単位:億円



                    17/1-3Q 18/1-3Q     差        (伸長率)

 PC         売上高       1,196      794    ▲402     (▲34%) 2018年10月1日にシャープ株式
                                                         会社への株式譲渡(80.1%)が
            営業損益       ▲66      ▲47         19           完了し、PC事業は3Qより連結対
            ROS      ▲5.5%     ▲5.9%   ▲0.4%             象外。

※18年度1-3Qは譲渡完了前の18年度上期の数値です。




                                                            © 2019 Toshiba Corporation   20
03
2018年度業績予想




             © 2019 Toshiba Corporation   21
    全社
                                                                                                 単位:億円
                           17年度         18年度                    対前回予想
                                                      差
                            実績          業績予想                   (11/8公表)

売          上       高         39,476        36,200    ▲3,276          200

営      業       損   益             862          200     ▲662 ※1      ▲400    ※1:
           %                   2.2%         0.6%     ▲1.6%        ▲1.1%    (営業損益)
                                                                           ・NFTのれん減損                     ▲178
税      引   前   損   益             824      ▲1,100     ▲1,924 ※2     ▲700
                                                                           ・送変電・配電国内大型案件等
           %                   2.1%       ▲3.0%      ▲5.1%        ▲1.9%
                                                                            追加コスト引当                      ▲170
当      期   純   損   益           8,040        8,700       660 ※3     ▲500    ・他                            ▲52
           %                  20.4%        24.0%      3.6%        ▲1.6%
1      株   当   た り                     ※4                                 ※2:
                           ¥1,628.88    ¥1,404.31   ▲¥224.57      ▲¥7.48
当      期   純   損 益                                                        (営業外損益)
フリー・キャッシュ ・フロー               ▲1,093        12,500     13,593            0 ・東芝メモリ持分法損益    ▲550
                                                                          ・前回織込のリスク解除     +200
                           18/3末        19/3末                   対前回予想     ・他               +50
                                                      差
                            実績           見通し                   (11/8公表)
                                                                          ※3:
株      主       資       本      7,831         9,800      1,969         ▲500 (法人税等)
                                                                          ・東芝メモリ持分法損益悪化影響 +150
 株 主 資 本 比 率                  17.6%        25.8%       8.2%         ▲1.3%
純          資           産     10,107        12,300      2,193       ▲500 ※4:
                                                                        18年度業績予想の1株当たり当期純損益は、
Net 有 利 子 負 債                 1,916       ▲4,300     ▲6,216           0
                                                                        19/1末までの自己株取得を加味して算出
 Net   D/E     レ   シ   オ       24%         ▲44%       ▲68%         ▲2%


 ※会計基準変更(年金費用及び期間退職後給付費用について、勤務費用は営業損益、勤務費用以外の要素は営業外損益として扱う)
  に伴い、17年度実績について組替を行っています。
                                                                                  © 2019 Toshiba Corporation   22
   年間営業損益(対前回予想分析)
                東芝Nextプランの前提に大きな変更なし
                        前回予想                      今回予想                           単位:億円
                        営業損益                      営業損益
                        構造改革                     構造改革/
1,000
                        除き(※)                    一過性費用
                         873                       除き
 800
                                為替影響               805
         前回予想                    +30 増減収等
         営業損益                         ▲98
          600
 600
                構造改革
                費用戻し
                (前回)
 400             +273                                  一過性費用
                                                        ▲348                  今回予想
                                                                              営業損益
                                                                               200
 200                                  NFTのれん減損       ▲178
                                                             構造改革
                                      送変電・配電国内大型案件等         費用(今回)
                                      追加コスト引当       ▲170
                                                              ▲257
   0
        (※)東芝NextプランのFY18構造改革除き営業損益                            © 2019 Toshiba Corporation   23
      セグメント別
                                                                                                単位:億円

                     17年度       18年度                                緊急対策 構造改革                     対前回予想
                                            差         (伸長率) 為替影響
                      実績        業績予想                                 影響   影響                      (11/8公表)
              売上高      8,411      6,500    ▲1,911     (▲23%)    ▲68   -    -                              0
エネルギーシステム
              営業損益      ▲97       ▲270      ▲173                  0   ▲32 ▲117                         ▲210
ソリューション
              ROS     ▲1.2%      ▲4.2%     ▲3.0%                                                      ▲3.3%
              売上高     12,468     12,700      232       (+2%)    ▲58    -              -                        100
インフラシステム
              営業損益       480        350     ▲130                ▲13    ▲49            ▲39                        10
ソリューション
              ROS      3.9%       2.8%     ▲1.1%                                                              0.1%
             売上高       5,228      4,800     ▲428       (▲8%)    ▲42    -              -                          0
リテール&プリンティング
             営業損益        270        190      ▲80                 ▲1         0              0                     0
ソリューション
             ROS       5.2%       4.0%     ▲1.2%                                                              0.0%
              売上高      8,796      8,800        4       (+0%)    ▲73    -              -                   100
ストレージ&デバイス
              営業損益       473         80     ▲393                ▲13    ▲25             103               ▲210
ソリューション
              ROS      5.4%       0.9%     ▲4.5%                                                        ▲2.4%
              売上高      2,589      2,500      ▲89       (▲3%)       0   -              -                           0
インダストリアルICT
              営業損益        13         30        17                  0   ▲25            ▲24                        30
ソリューション
              ROS      0.5%       1.2%      0.7%                                                              1.2%
              売上高       5,292      4,000    ▲1,292     (▲24%)      1   -              -                          0
その他
              営業損益      ▲316       ▲180        136                ▲3       ▲54            ▲30                  ▲20
              売上高      ▲3,308     ▲3,100        208                    -              -                             0
消去
              営業損益         39          0        ▲39                    -              -                             0

              売上高     39,476     36,200    ▲3,276      (▲8%)    ▲240    -            -                    200
非継続事業控除後
              営業損益       862        200     ▲662                 ▲30   ▲185         ▲107                 ▲400
合計
              ROS      2.2%       0.6%     ▲1.6%                                                        ▲1.1%
                                                                                 © 2019 Toshiba Corporation    24
ニューフレアテクノロジー社のれん減損
 NFTに係るのれんは18年度見通しで全額減損織り込み

[第3四半期実績]

マーケット全体の急激な株価下落の影響により、NFT株価も下落。会計基準に従い、
株価動向も一つの要素として減損の兆候判定を行ったところ、減損の兆候を認識した
ため、減損テストを実施した。その結果、 ▲98億円ののれん減損を認識した。
なお、18年12月末のNFTに係るのれん残高は80億円(減損後)である。




[第4四半期見通し]

NFTの18年業績見通しは当初公表(18年5月11日)から変わらず、順調と認識している。
一方、第3四半期同様に、今後も外部環境の悪化等が発生し、継続して株価が低迷・下落
した 場合は、会計基準に従い、減損の兆候判定を実施する。結果的に追加減損に至る
可能性もあるため、第4四半期見通しとして上述ののれん残高80億円の減損リスクを織
り込んでいる。


                                    © 2019 Toshiba Corporation   25
ご参考:のれん残高(12月末)
 減損の兆候判定に上場株式の株価を用いるのはNFTのみ
                                              単位:億円


                    18年12月末
        NFT                80
        東芝テックGr           359
        東芝エレベータGr         108
        その他                40
        合計                587


NFTののれんは、上場会社であるNFTの株式を段階的に取得した際に発生したもので
あり、減損の兆候判定においては、市場環境や当該会社業績見通しのほかに、当該上
場会社の株価も一つの要素として判定を行っている。
一方、東芝テックグループ等のNFT以外の会社ののれんは、非上場会社を取得した際
に発生したものであり、減損の兆候判定において株価は用いず、市場環境や当該会社
業績見通しなどの要素をもとに判定を行っている。

                                 © 2019 Toshiba Corporation   26
  東芝メモリ持分法損益
                                                                       単位:億円

                      持分法損益               [3Q持分法損益内訳]
                                           ・通常損益        + 186
   1Q実績(18/6単月)              122
                                           ・PPA影響(※)    ▲563
   2Q実績                      330           (※)PPA完了により、TMCの支配獲得日(2018年
                                              6月1日)以降の影響を当第3四半期連結
   3Q実績                    ▲ 377              会計期間に一括認識
   4Q見通し                   ▲ 125             (PPA影響内訳)
                                               PPA完了に伴う3Q費用          ▲2,011
   18年度見通し                  ▲ 50               税効果                     +609
                                               東芝メモリPPA影響            ▲1,402
                                               当社持分比率                 40.2%
                                               当社PPA影響                ▲563
  (ご参考)ビット成長率・ASP推移
                                             (のれん残高)
        ビット成長       ASP                        PPA実施前の暫定のれん残高         7,841
       (対前Q) (対前Q)                             (PPAの結果)
  1Q実績 10%台前半の増加 1桁台後半の下落                      -)棚卸資産                 1,388
                                               -)固定資産                 4,295
  2Q実績 20%台前半の増加 10%台半ばの下落
                                               +)繰延税金負債               1,720
  3Q実績 10%台前半の増加 20%台半ばの下落
                                               PPA後のれん残高              3,878
  データ提供:東芝メモリ

※今回、当社グループの年間業績予想に関し、東芝メモリから提供を受けたデータであり、当社として独自の検証等は行っておりません。
※ 東芝メモリの経営に関与しておらず、当社として東芝メモリの業績をご説明する立場にないことから、東芝メモリの業績の詳細について
                                                   © 2019 Toshiba Corporation 27
  のご説明は差し控えさせていただきます。
04
その他




      © 2019 Toshiba Corporation   28
 東芝Nextプランの進捗状況
        基礎収益力の強化施策は計画通り進捗中

構造改革       18→19年度: +430億円   調達改革       18→19年度: +250億円

• 18年度に実施すべき人員適正化施策は         • 直接材は、事業ごとにコスト削減アイデア
  計画通り展開                       を創出中
• 人員適正化計画に沿った採用計画策定          • 先行する7部門では、アイデア創出から実
• 生産拠点再編・子会社再編は個別計画を           行段階へ移行
  策定し実行中                     • 間接材は、総量規制、個別費目ごとの原
• LNG事業はクロージングに向け対応中           価低減活動を加速

営業改革         効果未織込み          プロセス改革
• 量産・中量産の6部門でデータドリブンに        • ITシステム刷新、エンジニアリング改革
  よる改善アイデアを創出中                 に向けた全社大の推進体制構築中
• 先行する2部門では、アイデア創出から実        • 外部より弓田圭一をCIOとして採用
  行段階へ移行                     • 業務プロセス改革推進部を設置(2月16
• コーポレートによるプロジェクト受注審査          日付)、全体最適の視点で業務プロセス
  は継続運用中                       標準化と次世代基幹システム構築を担う

                                          © 2019 Toshiba Corporation   29
Appendix



           © 2019 Toshiba Corporation   30
設備投資(発注ベース)
                                                                            単位:億円

                17年度    18年度     18/1-3Q   18/3Q
 設備投資(発注ベース)                                               18/3Qの主な案件
                 実績     見通し        実績       実績

 エネルギーシステム
                  107     360        274      204 バイオマス発電所の新規建設
 ソリューション


 インフラシステム                                              リチウムイオン二次電池事業の生産体制
                  321     710        475      247
 ソリューション                                               強化

 リテール&プリンティング
                   83     100         50       19
 ソリューション

 ストレージ&デバイス
                  205     280        252       18
 ソリューション


 インダストリアルICT
                   23      40         14           6
 ソリューション


 その他              116     160        109       34



 合計               855    1,650     1,174      528




 投融資              965      50
                                                               © 2019 Toshiba Corporation   31
エネルギーシステムソリューション                                    主要事業内訳
                                                                          単位:億円
                   17年度      18年度                              対前回予想
                                          差         (伸長率)
                    実績      業績見通し                             (11/8公表)
エネルギーシステム   売上高     8,411     6,500      ▲1,911     (▲23%)                        0
ソリューション     営業損益     ▲97      ▲270        ▲173                            ▲210
            ROS    ▲1.2%     ▲4.2%       ▲3.0%                          ▲3.3%
 原子力        売上高     1,650     1,644           ▲6     (▲0%)                   ▲69
            営業損益      83           73      ▲10                                    8
            ROS     5.0%      4.4%       ▲0.6%                             0.6%
 火力・水力      売上高     3,401     2,830       ▲571      (▲17%)                      57
            営業損益    ▲134      ▲102             32                            ▲15
            ROS    ▲3.9%     ▲3.6%        0.3%                          ▲0.5%
 送変電・配電等    売上高     2,922     2,134       ▲788      (▲27%)                   ▲53
            営業損益      11      ▲121        ▲132                            ▲159
            ROS     0.4%     ▲5.7%       ▲6.1%                          ▲7.4%
 ランディス・ギア   売上高       658     -            ▲658                                    0
            営業損益       34     -               ▲34                                  0
 その他        売上高      ▲220         ▲108        112                                65
            営業損益     ▲91          ▲120        ▲29                             ▲44
                                                             © 2019 Toshiba Corporation   32
インフラシステムソリューション                          主要事業内訳
                                                                      単位:億円
                  17年度      18年度                           対前回予想
                                     差         (伸長率)
                   実績      業績見通し                          (11/8公表)
インフラシステム   売上高    12,468    12,700       232    (+2%)                      100
ソリューション    営業損益     480       350     ▲130                                   10
           ROS     3.9%      2.8%    ▲1.1%                              0.1%
 公共インフラ    売上高     4,006     4,073        67    (+2%)                      100
           営業損益     241       210     ▲31                                    27
           ROS     6.0%      5.2%    ▲0.8%                              0.6%
 ビル・施設     売上高     5,508     5,600        92    (+2%)                    ▲67
           営業損益     175       129     ▲46                                ▲12
           ROS     3.2%      2.3%    ▲0.9%                          ▲0.2%
 鉄道・産業システム 売上高     3,466     3,829       363   (+10%)                        70
           営業損益      64        13     ▲51                                ▲10
           ROS     1.8%      0.3%    ▲1.5%                          ▲0.3%

 ビル・施設     昇降機     2,145     2,140     ▲5       (▲0%)                     ▲5
 売上高内訳     照明      1,489     1,477    ▲12       (▲1%)                    ▲45
           空調      1,874     1,983    109        (+6%)                   ▲17
                                                         © 2019 Toshiba Corporation   33
ストレージ&デバイスソリューション                                主要事業内訳
                                                                      単位:億円


                    17年度       18年度                              対前回予想
                                        差        (伸長率)
                     実績       業績見通し                             (11/8公表)
ストレージ&デバイス 売上高        8,796     8,800        4    (+0%)                          100
ソリューション    営業損益        473        80     ▲393                                 ▲210
           ROS        5.4%      0.9%    ▲4.5%                              ▲2.4%
 半導体 ※1    売上高        3,598     3,527    ▲71      (▲2%)                       ▲128
           営業損益        164       ▲28     ▲192                                 ▲192
           ROS        4.6%     ▲0.8%    ▲5.4%                              ▲5.3%
 HDD他 ※2   売上高        5,198     5,273       75    (+1%)                          228
           営業損益        309       108     ▲201                                   ▲18
           ROS        5.9%      2.0%    ▲3.9%                              ▲0.5%

 ※1:ディスクリート、システムLSI、ニューフレアテクノロジー社(NFT)
    (NFTのれん減損を含む)
 ※2:HDD、転売等




                                                         © 2019 Toshiba Corporation   34