6502 東芝 2019-11-14 11:00:00
機関投資家・アナリスト向け「事業部門別IR説明会」の資料について(1/7) [pdf]

                                                      2019 年 11 月 14 日

各     位
                         会 社 名   株式会社 東芝
                                 東京都港区芝浦1-1-1
                         代表者名    代表執行役会長 CEO 車谷 暢昭
                                 (コード番号:6502 東、名)
                         問合せ先    コーポレートコミュニケーション部長
                                 石山 一可
                                 Tel   03-3457-2100


          機関投資家・アナリスト向け「事業部門別 IR 説明会」の資料について


    当社は、本日、機関投資家・アナリスト向けの「事業部門別 IR 説明会」を開催し、別添資料
内容を公表致しますので、お知らせいたします。


                                                                以   上
東芝IR Day 2019

CPSテクノロジー企業に向けて

2019年11月14日
株式会社 東芝
執行役常務 最高デジタル責任者(CDO)
島田 太郎                  © 2019 Toshiba Corporation
注意事項

 この資料には、当社グループの将来についての計画や戦略、業績に関する予想及び見通しの記述が
  含まれています。
 これらの記述は、過去の事実ではなく、当社が現時点で把握可能な情報から判断した想定及び所信
  にもとづく見込みです。
 当社グループはグローバル企業として市場環境等が異なる国や地域で広く事業活動を行っている
  ため、実際の業績は、これに起因する多様なリスクや不確実性(経済動向、エレクトロニクス業界に
  おける激しい競争、市場需要、為替レート、 税制や諸制度等がありますが、これに限りません。)により、
  当社の予測とは異なる 可能性がありますので、ご承知おきください。詳細については、有価証券報告
  書及び四半期報告書をご参照ください。
 注記が無い限り、表記の数値は全て連結ベースの12ヶ月累計です。
 注記が無い限り、セグメント情報における業績を現組織ベースに組み替えて表示しています。




                                             © 2019 Toshiba Corporation   2
 東芝グループの目指す姿

                            世界有数のCPS*1テクノロジー企業を目指し
                             東芝Nextプランで収益力を確かなものに

2018                                 2023                                   2028                      2030
  収益性の確保・技術による成長                           社会課題の解決・企業価値の最大化
                                                                                           世界有数の
  東芝Nextプラン                                                                              CPS*1テクノロジー
                                                                                              企業へ




            社会インフラ                           進化                   都市化・自動化システム
            エネルギー                                                 再生可能エネルギー
            ストレージ&デバイス                                            エッジリッチデバイス*2
                                     インキュベーション
            インダストリアルICT                                           AI・デジタルソリューション
            R&D                                                   バッテリー・パワエレ
                                                                  精密医療

 *1:CPS(サイバー・フィジカル・システム):実世界(フィジカル)におけるデータを収集し、サイバー世界でデジタル技術などを    *2:AI搭載半導体、LiDAR、AFEデバイス、各種センサー等     © 2019 Toshiba Corporation   3
    用いて分析したり、活用しやすい情報や知識とし、それをフィジカル側にフィードバックすることで、付加価値を創造する仕組み
  伝統と未来の2つの東芝

                     サイバーとフィジカルの融合で第二の創業を実現



                                                    未来の東芝          世界有数のCPS*
                                                  新たな価値創造          テクノロジー企業へ
                                                   サイバー

                              サイバー

                  過去10年の
                  成功モデル
                         サイバー                            フィジカル     伝統的東芝

*:CPS(サイバー・フィジカル・システム):実世界(フィジカル)におけるデータを収集し、サイバー世界でデジタル技術などを用いて
  分析したり、活用しやすい情報や知識とし、それをフィジカル側にフィードバックすることで、付加価値を創造する仕組み
                                                                           © 2019 Toshiba Corporation   4
 CPSテクノロジー企業への進化

                        過     去                              成長のフェーズ2

  開      発         Close/Close                          Open/Close

                   フィジカル                                フィジカル+サイバー
収益構造
                   売り切り中心                               リカーリング拡大

投下資本               ヘビーキャピタル                             ライトキャピタル

                                                        オーガニック
  成      長         大型M&A
                                                        + プログラマティックM&A*
*:出会い頭の日和見的な大型M&Aではなく、既存事業との隣接性や補完性が高い領域にフォーカスし、事業戦略の一部として毎年複数の小規模M&Aを計画的に実行していく手法。
  世界時価総額トップ100に10年間(2007-17末)残った企業の60%が採用している。(出典:McKinsey & Company)                 © 2019 Toshiba Corporation   5
CPS推進に向けた取り組み




   従業員のマインドセットの変革

   ビジネスクリエーターの育成

   小さな失敗を許容する文化の醸成

   自前主義からの脱却
                     © 2019 Toshiba Corporation   6
新規ビジネス創出活動

 ピッチ大会による           社内ファンドによる          オープンイノベーション
 事業のタネ発掘              事業化加速              による社外連携




                                                  社外
                                              + アクセラレータ
デジタルビジネス創出・デジタル文化
実装を目的としたピッチ大会にて     実効的なプロジェクトの育成・     既存・特定マーケットの枠を超えた
 100を超える事業のタネを発掘    推進のため、CPSファンドを設立   ビジネスモデル創造の可能性を追求
                                                 © 2019 Toshiba Corporation   7
東芝CPS事業のポートフォリオ

 30年度に向けて、投資規模が小さいテーマを中心に事業のタネを醸成中

                                                                      短期
               第2象限                     第1象限
          大きな投資は必要だが               難易度が低く




                                                                            (=累計利益が一定額に達する年度)
           効果が出るのは早い             効果が出るのも早い


  23年度




                                                                      スピード
                                  DX (Digital Transformation)

                                  DE (Digital Evolution)
                                *円の大きさ:2030年度までの累計利益額




               第3象限                      第4象限
             投資が大きく             効果が出るのが遅いが
           効果が出るのも遅い              難易度は低い
  30年度
                         20                                           長期
         大規模           難易度(=必要投資規模)                             小規模    © 2019 Toshiba Corporation   8
東芝CPS事業の展開ロードマップ

              CPSによる社会インフラ変革に向けて、段階的に事業を展開


                                       スマートグリッド、MaaS    社会インフラ変革

             ifLink®               技術アセットの事業化      オープンイノベーション

            購買データ                      IoTデータ   行動データ    データビジネス

            社会インフラビジネスのO&M*化                           既存事業のO&M*化
                                                                    30年度
20年度                                            上記事業投資・M&A

                                                       新規事業投資・M&A
 *:Operations and Maintenance(運用と整備)
                                                                    © 2019 Toshiba Corporation   9
既存事業のO&M化:発電事業

        メキシコ・インド・国内において、実証実験展開中



                     最適運用         燃料費
                      ガイド
            運転データ    最適保守
    稼働率UP             計画
    熱効率UP   収集・分析                  売電
                                  機会ロス


                                   稼働率
                                    未達
   運転・保守              運転・保守       ペナルティ
                    インストラクション

                                        © 2019 Toshiba Corporation   10
データビジネス:コンセプト(購買データ)

 レシートデータを、価値ある形で安心・安全に共有し、より良い未来を創造

                             より便利・快適・お得な生活

                             生活者

  より個人に合った
  付加サービスの拡充                         自社製品の売上アップ

  サイバー企業                            消費財メーカ


                   レシートデータ
  地域経済の活性化
  企業生産性の向上                         自店舗の売上アップ

  地域・職場                              小売
                                             © 2019 Toshiba Corporation   11
 データビジネス:アクセラレータープログラム(購買データ)

  POS No.1シェアを活かしデータ基盤を確立、ビジネスパートナーと連携し店舗拡大

                          19年度          20年度
                          2,000店舗      100,000店舗
2018年小売業販売額
145兆円
          45兆円

              百貨店、スーパー、
              コンビニエンススト
                           大規模           大規模
              ア、家電量販店、     8.6万店舗        8.6万店舗

                                        100,000
              ドラッグストア、
              ホームセンター
                               2,000
              衣料専門店、

                           中規模           中規模
              食品専門店、
              ガソリンスタ
              ンド、他
                           12万店舗         12万店舗


                           小規模           小規模
              個人商店、
              他

                           57万店舗         57万店舗



 出典:経済産業省「商業動態統計」より作成
                                                  © 2019 Toshiba Corporation   12
データビジネス:スマートレシートの提携事例

 モバイルTカードとスマートレシートの提携により生活者の利便性が向上


  「モバイルTカード」と「スマートレシート」が提携
   2020年度からモバイルTポイントアプリの中で
     電子レシートをご利用することができます


                             スマホにレシートが

                  提携         届く、便利なアプリ



                                © 2019 Toshiba Corporation   13
データビジネス:スマートレシートの導入事例

                次世代商業施設「渋谷PARCO」にて採用


     パルコの公式アプリ「POCKET PARCO」
    ユーザー向けに、スマートレシートを活用した
      電子レシートサービスを提供します




      ©2019, Takenaka Corporation

            11月22日オープン「渋谷PARCO」
                                       © 2019 Toshiba Corporation   14
オープンイノベーション:ifLink®

IF(特定の状態)とTHEN(アクション)を組み合わせることでIoTのしくみを実現

               IF            通知する
                                     THEN       音声案内や
                                                音楽を流す
                    席に着いたら




     心拍/体温

                                           ARメガネに
                                           表示する
                     残量が
                     減ったら

                             予約する             スマートウォッチに
   車の異常や危険運転                                  表示する




                    体調が
                    悪くなったら          注文する            メールする
         ある場所に来たら
                                                      © 2019 Toshiba Corporation   15
オープンイノベーション:IF-THENカード

    カードを組み合わせてスマホで写すだけでレシピの設定が可能

  組み合わせる                 写 す →ルール設定




                         動く
                                      こんにちは~



                              ぽちっ


                                       © 2019 Toshiba Corporation   16
オープンイノベーション:ifLink® オープンコミュニティ

                                      オープンコミュニティ
           モジュールを自由に組み合わせて、ユーザーが自ら価値をつくることができる世界
                  参加企業のビジネスが自然と拡がる世界を創造

               オープンマーケティングプログラム 「ビストロifLink」

               開発コミュニティ                               共創コミュニティ

モジューラー企業    つながるモジュールを                コンソーシアム     ユースケース・レシピ数を           ビジネスユーザ
                                        運営
             増やすための場                                増やすための場

  会員                                    事務局、                             共創エンドユーザー
                                      プロモーション 他
             対応機器       センサーなど




                          SDK API                  IF/THEN      Module
             Webサービス・
            マイクロサービス
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                                                                            © 2019 Toshiba Corporation   17
オープンイノベーション:量子暗号通信(QKD: Quantum Key Distribution)

世界No.1技術を強みに ”暗号鍵供給サービス” で、世界のデファクトを目指す


   暗号鍵ユーザ
                                        政府           金融            医療           暗号通信の
            End-to-End に安全な                                                     インフラへ
   鍵提供API    暗号鍵/暗号通信路
                  を提供

暗号鍵流通レイヤ




QKDシステム
                                            MUSD
                                                           市場規模(世界)*
            リンク毎に暗号鍵を配信                   $30,000

                                          $20,000


     QKDシステム + 暗号鍵流通レイヤを、
                                          $10,000



    QKDサービスのプラットフォームとして展開
                                              $0
                                                    2018   2020   2025   2030    2035

                                *:米Quantum Xchange社の中期予測をもとに当社で長期予測
                                                                            © 2019 Toshiba Corporation   18
社会インフラ変革:リチウムイオン二次電池SCiBTM

                     サステイナブルな電動化社会に貢献

SCiBTMの強み                “電池製品(Sales)”                  “電池サービス(As a Service)”

      SCiBTMの6つの特長
                              東芝                       東芝               情報


                                                        電池情報
                                                         DB     電   サービス会社           お客様
                                                                池
                                                                シ
                             電池販売                  電池販売         ス
                                                                テ    サービス情報
                                                                ム      DB
                             組立会社               東芝+パートナー



                                                                             サービス提供
                                                                        サブスクリプション契約



蓄電池に望まれる性能を備える   ノーベル賞
                   で
・超急速充電ができる
                 注目の技術
                         注力領域
・長持ちする
                                    EV(カーシェア)   EVバス           鉄道     電力系統    無人搬送車(AGV)

                                                                              © 2019 Toshiba Corporation   19
東芝CPS事業の目指す姿

     東芝CPS事業は、「高収益」かつ「高成長」の事業を目指す


CPS事業の
                      高収益        高成長
 目指す姿


         データセントリック   自社アセット     ライトアセット リカーリングモデル
CPS事業の     であること     を活用できること    であること    であること
  条件

                   長年蓄積した東芝の顧客基盤・技術・製品     © 2019 Toshiba Corporation
                                              © 2019 Toshiba Corporation   20