6494 J-NFK-HD 2019-04-04 17:00:00
株主提案に関する書面受領のお知らせ [pdf]

                                           平成 31 年4月4日
 各   位
                            会 社 名    株式会社NFKホールディングス
                            代表者名     代表取締役社長 関口 陽介
                                    (JASDAQ コード 6494)
                                            ・
                            問合せ先     取締役       古池 政巳
                                    (電話番号 045-575-8000)




               株主提案に関する書面受領のお知らせ



 当社は、平成31年6月開催予定の当社第77期定時株主総会における株主提案権行使にかかる書面を、
本日付にて受領いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
 なお、本株主提案に対する当社取締役会の意見については決定次第速やかに公表いたします。



                        記



1.提案株主様
  オリンピア工業株式会社(東京都立川市富士見町7-33-28 代表取締役 宮原 英輔)
  保有株式数 1,060,000株(議決権所有割合 3.45%)
   ※代表取締役の宮原英輔氏につきましては、当社の社外取締役に就任しております。

2.提案された内容の概要
(1)株主総会の目的事項
   取締役5名選任の件

(2)議案の要領
   栗太清文氏、増井和彦氏、齊藤孝允氏、谷端一樹氏及び宮原英輔氏を当社取締役に選任する。
   なお、すべての候補者から、当社取締役就任について承諾を得ております。

(3) 提案理由
    別紙を参照願います。
    なお、別紙は、提案株主から受領した書面をそのまま掲載しております

                                                  以   上




                        1
別紙



1. 株主総会の目的事項
   取締役 5 名選任の件

2. 議案の要領及び提案理由等
   (1) 議案の要領
        栗太清文氏、増井和彦氏、齊藤孝允氏、谷端一樹氏及び宮原英輔氏を当社取締役に選任する。
        なお、すべての候補者から、当社取締役就任について承諾を得ております。

  (2) 提案理由
       株式会社 NFK ホールディングス(以下「当社」といいます。           )の筆頭株主であるオリンピア
      工業株式会社(以下「請求人」といいます。        )は、平成 30 年 12 月 4 日付で当社へ株主総会招集
      請求書を送付し、当社常勤取締役 3 名(関口陽介氏、古池政巳氏及び田端雅和氏)の解任及び
      取締役 3 名(谷端一樹氏、松永敏弘氏及び関昌弘氏)の選任を目的とした臨時株主総会の開催
      を請求し、当該請求書は同月 5 日付で当社に到達しましたが、その後、請求人は、当社と当社
      及び当社子会社の従業員との間において当社常勤取締役の変更を前提とした役員人事に関する
      協議を真摯に実施すること等を条件に、当該請求を撤回しました。
       その後、平成 31 年 1 月 8 日付で当社グループの従業員によって組織される NFK 労働組合か
      ら当社取締役会宛に意見書が提出されました。当該意見書の中で、NFK 労働組合は、当社に対
      し、現経営陣(当社の現常勤取締役である関口陽介氏、古池政巳氏及び田端雅和氏を意味し、
      以下同じとします。 の職務怠慢、
                 )          現経営陣の事業に対する知見の欠如を原因とする事業の停滞、
      当社の中核子会社である日本ファーネス株式会社(以下「日本ファーネス」といいます。               )にお
      けるパワーハラスメント等の問題点を指摘し、さらに、研究開発や技術継承のための従業員育
      成や人員補充を含めた労働環境の改善を要望し、これら問題の解決へ向けて適切な経営者の選
      任がなされるよう求めております。しかしながら、当社取締役会から当該意見書に対する回答
      は何らございませんでした。
       また、平成 31 年 2 月 14 日には、NFK 労働組合・社員有志一同から当社取締役会に対し、書
      面にて、NFK 労働組合・社員有志一同が独自に選定した当社の取締役候補者との面談実施の要
      望がなされましたが、当社取締役会からは何ら返答がなく、平成 31 年 2 月 22 日に再度、当該
      面談の実施を求めたところ、平成 31 年 3 月 8 日に至ってようやく面談が実現しました。しかし
      ながら、当該面談において、現経営陣は、NFK 労働組合・社員有志一同と真摯に協議すること
      なく、建設的な議論がなされることはなかったとのことです。加えて、日本ファーネスの従業
      員の中には、現経営陣がこのまま当社の経営を継続する場合には、退職することを決意してい
      る者が複数名おり、これ以上、退職者が増加した場合には、事業が停滞する恐れすらあるとも
      聞き及んでおります。
       請求人は、従業員からの提案、要望に対して適切な対応を行わず、従業員の声を聞き入れる
      姿勢を見せない現経営陣の対応について、あらためて NFK 労働組合・社員有志一同より相談を
      受けました。その結果、請求人は、当社の筆頭株主として、上記のような状況にあるにもかか
      わらず、事業の見直しや従業員の労働環境の改善に着手せず、企業価値を棄損し続ける現経営
      陣に当社の経営を任せることはできず、また、現経営陣の解任を強く求める従業員の想いを実
      現するためには、当社及び当社グループの事業に対する知見、技術及び人脈を有する新たな取
      締役を選任する必要があるとの結論に至りました。
       かかる状況において、     請求人と NFK 労働組合とは、取締役候補者の選定について事前に協議
      を重ね、当社グループの中核事業たる日本ファーネス又はその事業に深い知見を有する者より
      取締役候補者を選定すべきとの考えから、当社グループの事業に対する知見を有しビジネスモ
      デルにも精通している、日本ファーネスの顧問、参与又は従業員である栗太清文氏、増井和彦
                              2
      氏及び齊藤孝允氏、  並びに日本ファーネスの取引先である株式会社 GPE の代表取締役である谷
      端一樹氏の 4 名を常勤の業務執行取締役とし選任し、加えて、現在、当社の社外取締役を務め
      る宮原英輔氏を社外取締役として選任することが、当社の今後の事業経営にとって最善である
      と考えております。
       栗太清文氏については、これまで、日本ファーネスの前身である日本ファーネス工業株式会
      社の従業員として業務に従事し、現在は、日本ファーネスの顧問として燃焼事業部に所属し、
      事業に対しての高い知見と、その豊富な事業経験及び人脈により、当社の事業のみならず技術
      継承にも大いに貢献されている人物であります。
       増井和彦氏については、これまで、日本ファーネスの従業員として、現在は、参与として日
      本ファーネスのプラント部に所属し、事業に対する高い知見を有していることはもとより、当
      社の危機的状況について問題意識を持っていた人物であり、当社の抱える問題の改善に取り組
      む取締役として相応しいと考えております。
       齊藤孝允氏については、現在、日本ファーネスのプラント部に所属し現役で実務を行ってお
      り、また、NFK 労働組合の中心として現経営陣への提言を行う等、高い問題意識を有する人物
      であります。今回問題となっております経営の透明化に対する取り組みにおいて、社員取締役
      制度創設を目指す先駆けとして取締役に就任頂くことを考えております。
       谷端一樹氏は、同氏が代表を務める株式会社 GPE において、プラントエンジニアリング事業
      をはじめ、バイオマス発電事業等を手掛けており、当社グループのプラントエンジニアリング
      事業及び燃焼器事業との親和性が非常に高く、両社が結びつくことにより、プラントエンジニ
      アリング事業及び燃焼器事業の売上増加が大いに見込め、当社の製造している機器がそのスキ
      ームの中で中核機器として有効活用されると考えております。
       宮原英輔氏は、当社の筆頭株主である請求人の代表取締役及び当社の社外取締役として、こ
      れまで、NFK 労働組合より現経営陣の問題点や一連の対応について相談を受けており、今後、
      当社が健全な経営を行うことができるよう社外取締役として選任することが最善であると判断
      しております。
       以上のとおり、現経営陣を刷新し、栗太清文氏、増井和彦氏、齊藤孝允氏及び谷端一樹氏を
      常勤の業務執行取締役として、宮原英輔氏を社外取締役として選任することが、当社の業容拡
      大による企業価値の向上、ひいては一般株主の利益に資すると考えますので、本株主総会にお
      ける株主提案をさせていただく次第です。



 (3) 候補者の氏名、略歴等
候補者         氏名                     略歴、当社における地位及び担当並びに          所有する当
番号      (生年月日)                              重要な兼職の状況           社の株式数
                         最終学歴           日本大学理工学部工業化学科 卒業
                         昭和 50 年 4 月    東京熱工炉株式会社 入社
                         昭和 50 年 5 月    日本ファーネス工業株式会社へ出向
                         昭和 61 年 3 月    日本ファーネス工業株式会社 入社
                         平成 4 年 10 月    日本ファーネス工業株式会社工業炉
                                        技術チーム技術グループ長
         くりた   きよぶみ      平成 7 年 10 月    日本ファーネス工業株式会社応用技術本部
         栗太    清文
 1                                      第二 TE 部長                -
      昭和 26 年 5 月 21 日   平成 12 年 2 月    日本ファーネス工業株式会社プラント
                                        事業本部サーマルプラント部長
                         平成 15 年 12 月   日本ファーネス工業株式会社取締役
                         平成 16 年 2 月    日本ファーネス工業株式会社取締役サーマル
                                        エンジニアリング事業部長
                         平成 18 年 10 月   日本ファーネス株式会社常務取締役
                         平成 29 年 7 月    日本ファーネス株式会社顧問(現任)

                                        3
                            最終学歴           大阪電気通信大学工学部 卒業
                            昭和 56 年 4 月    トリオ株式会社(現 JVCKENWOOD) 入社
                            平成 16 年 1 月    イリソ電子工業株式会社 入社
                            平成 16 年 12 月   株式会社アイティ イット 入社
                            平成 18 年 1 月    日本ファーネス工業株式会社 入社
                            平成 18 年 10 月   日本ファーネス株式会社 転籍 電気計装
                                           グループ長
              ますい    かずひこ
              増井     和彦     平成 19 年 4 月    日本ファーネス株式会社プラント事業部
  2                                                                    200
                                           副事業部長
        昭和 33 年 10 月 7 日
                                           光電機製作所取締役
                            平成 19 年 8 月    同 社長
                            平成 21 年 1 月    日本ファーネス株式会社営業本部
                                           プラントグループ長
                            平成 23 年 1 月    日本ファーネス株式会社燃焼事業部
                                           プラント部営業グループ長
                            平成 30 年 10 月   日本ファーネス株式会社参与(現任)
                            最終学歴           東京工業大学大学院 理工学研究科卒業
              さいとう   たかみつ
              齊藤     孝允     平成 24 年 4 月    日本ファーネス株式会社 入社
  3                                                                    -
                                           プラント部配属(現任)
         昭和 61 年 8 月 5 日
                            平成 30 年 6 月    NFK 労働組合 執行委員長 就任(現任)
                            最終学歴           中央大学法学部 卒業
              たにばた   ひでき    平成元年 4 月       三井造船株式会社プラント事業本部 入社
              谷端     一樹
  4                         平成 25 年 9 月    株式会社 GPE 代表取締役(現任)          -
        昭和 39 年 6 月 26 日    平成 28 年 3 月    株式会社 GPower 代表取締役(現任)
                            平成 30 年 11 月   株式会社 WEVCON 代表取締役(現任)
                            昭和 40 年 2 月    オリンピア工業株式会社    設立参画
              みやはら   えいすけ   昭和 43 年 3 月    同社   代表取締役社長(現任)
              宮原     英輔
  5                         昭和 59 年 2 月    九州オリンピア工業株式会社代表取締役社長       72,300
        昭和 13 年 9 月 14 日                   (現任)
                            平成 21 年 6 月    当社   取締役(現任)
(注) 1. 取締役候補者のうち、当社との間に特別利害関係を有する者は次のとおりであります。
        (1) 取締役候補者の谷端一樹氏は、株式会社 GPE の代表者取締役であり、同社は、当社子会社日本ファーネ
              ス株式会社と工業炉燃焼装置関連事業において取引関係があります。
        (2)   取締役候補者の宮原英輔氏は、オリンピア工業株式会社及び九州オリンピア工業株式会社の代表取締役
              社長であり、同社は、当社子会社日本ファーネス株式会社と工業炉燃焼装置関連事業において取引関係
              があります。
      2. その他の候補者と当社との間に特別の利害関係はありません。
      3. 取締役候補者の宮原英輔氏は社外取締役候補者であります。
      4. 社外取締役の選任理由について
         取締役候補者の宮原英輔氏は、これまで、経営者としての豊富な経験と幅広い見識をもとに、公正かつ客観
        的な立場に立って、当社に対して適切な指導等を行い、現に、NFK 労働組合より現経営陣の問題点や一連の対
        応についての相談を受けるなどしており、今後も、当社が健全な経営を行うことができるよう適切な指導等が
        できるものと判断しております。なお、同氏の当社社外取締役就任期間は、本株主総会の終結をもって 10 年と
        なります。
                                                                        以      上




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