6460 セガサミーHD 2020-05-13 11:30:00
2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月13日
上 場 会 社 名 セガサミーホールディングス株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 6460 URL https://www.segasammy.co.jp
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長グループCOO (氏名) 里見 治紀
問合せ先責任者 (役職名) 上席執行役員財務経理本部長 (氏名) 大脇 洋一 (TEL) 03-6864-2400
定時株主総会開催予定日 2020年6月24日 配当支払開始予定日 2020年6月4日
有価証券報告書提出予定日 2020年6月25日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 ( アナリスト向け )
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期の連結業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 366,594 10.5 27,643 111.3 25,296 237.5 13,775 421.3
2019年3月期 331,648 2.5 13,079 △26.2 7,495 △48.6 2,642 △70.4
(注) 包括利益 2020年3月期 △774百万円( -%) 2019年3月期 3,746百万円( △63.3%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 当期純利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2020年3月期 58.65 58.63 4.6 3.0 7.5
2019年3月期 11.27 11.24 0.9 0.6 3.9
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 △2,805百万円 2019年3月期 △3,859百万円
(注)当グループは、総資産当期純利益率及び売上高営業利益率を重要な経営指標と位置付けております。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 458,268 296,858 64.2 1,251.02
2019年3月期 464,654 305,337 65.1 1,289.32
(参考) 自己資本 2020年3月期 294,102百万円 2019年3月期 302,648百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 38,537 △15,464 △10,956 158,617
2019年3月期 14,876 △22,113 △20,668 148,064
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年3月期 - 20.00 - 20.00 40.00 9,384 355.0 3.1
2020年3月期 - 20.00 - 20.00 40.00 9,397 68.2 3.1
2021年3月期(予想) - - - - - -
(注)2021年3月期の配当予想につきましては、現時点では未定とさせていただきます。
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
現時点で業績への影響を合理的に算定することが困難であることから未定とさせていただきます。今後、業績への
影響を慎重に見極め、合理的な予想の開示が可能となった段階で速やかに公表いたします。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ―社 (社名)― 、 除外 ―社 (社名)―
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 266,229,476株 2019年3月期 266,229,476株
② 期末自己株式数 2020年3月期 31,138,238株 2019年3月期 31,493,927株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 234,849,839株 2019年3月期 234,541,743株
(参考) 個別業績の概要
1.2020年3月期の個別業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 21,279 83.8 6,357 579.2 4,951 - 4,998 -
2019年3月期 11,574 △17.6 935 △81.0 △463 - 196 △96.3
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期 21.29 21.28
2019年3月期 0.84 0.84
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 417,622 284,082 67.8 1,204.93
2019年3月期 423,277 296,157 69.8 1,257.78
(参考) 自己資本 2020年3月期 283,269百万円 2019年3月期 295,244百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・2021年3月期の連結業績予想につきましては、現時点で業績への影響を合理的に算定することが困難であること
から未定とさせていただきます。今後、業績への影響を慎重に見極め、合理的な予想の開示が可能となった段階で
速やかに公表いたします。なお、現時点で想定される新型コロナウイルス感染症拡大に伴う各事業のリスクにつき
ましては、添付資料6ページ「今後の見通し」をご覧ください。
・当社は、2020年5月13日にアナリスト向けの決算説明会を開催する予定です。その模様及び説明内容(映像並び
に音声)については、当社ホームページに掲載する予定です。
セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………5
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………5
(4)今後の見通し …………………………………………………………………………………6
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ………………………………………8
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………9
3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………10
(1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………10
(2)連結損益及び包括利益計算書 ………………………………………………………………12
(3)連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………14
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………16
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………18
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………18
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………18
(追加情報) ………………………………………………………………………………………18
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………19
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………22
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………23
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
前期比
前連結 当連結
会計年度 会計年度
増減 増減率
百万円 百万円 百万円 %
売上高 331,648 366,594 34,945 10.5
営業利益 13,079 27,643 14,563 111.3
経常利益 7,495 25,296 17,801 237.5
親会社株主に帰属する
2,642 13,775 11,132 421.3
当期純利益
円 円 円 %
1株当たり当期純利益 11.27 58.65 47.38 420.6
遊技機業界におきましては、一般財団法人保安通信協会(略称:保通協)における型式試験適合率が低調で推移
し、また、パチンコ・パチスロともに規則改正に対応した遊技機(新規則機)の導入も引き続き低調に推移してお
ります。一方で、パチスロ遊技機において、日本電動式遊技機協同組合(略称:日電協)及び日本遊技機工業組合
(略称:日工組)の自主規制が見直されたほか、パチンコ遊技機でも、遊技機に関する技術上の規格解釈基準が変
更されるなど、遊技性の幅が拡大し、市場活性化への期待が高まっています。
エンタテインメントコンテンツ事業を取り巻く環境としては、デジタルゲーム分野におきまして、引き続き国内
における厳しいモバイルゲームの競争環境が続いております。パッケージゲーム分野におきましては、家庭用ゲー
ム機市場で現世代ゲーム機の普及が進んだことから、主に海外において、ゲームソフトの販売市場の拡大傾向が続
いております。また、新しいプラットフォームやサービスの登場等により、海外におけるダウンロード販売の拡大
や新たなビジネスモデルによる収益機会などに期待が高まっております。アミューズメント施設・機器市場につき
ましては、引き続きプライズを中心とした施設稼働となっておりますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に
より来場者数が減少しております。
リゾート業界におきましては、訪日外国人数が2019年は3,188万人となり、過去最多を更新するなど増加傾向にあ
り、ホテルの客室稼働率も引き続き上昇傾向にありましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響や各国の渡航
制限等により、2020年に関しては過去最多を更新していた訪日外国人数の減少も懸念されます。なお、『特定複合
観光施設区域整備法』にかかる施行令等が2019年4月より順次施行されており、2020年1月にカジノ管理委員会が
発足されるなど、日本国内におけるIR参入に向けた取り組みが進んでおります。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大による当連結会計年度への影響につきましては、エンタテインメントコン
テンツ事業におけるアミューズメント施設分野及びリゾート事業において、3月度に外出自粛要請や旅行の差し控
え等による来場者数の大幅減少等の影響が見られたものの、事業活動全般に対する影響は軽微でありました。一方
で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴う不確定要素が懸念され、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討
したことにより、繰延税金資産が減少いたしました。
このような経営環境のもと、当連結会計年度における売上高は366,594百万円(前期比10.5%増)、営業利益は
27,643百万円(前期比111.3%増)、経常利益は25,296百万円(前期比237.5%増)、親会社株主に帰属する当期純
利益は13,775百万円(前期比421.3%増)となりました。
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
セグメント別の概況は以下のとおりであります。
なお、文中の各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおりません。
《遊技機事業》
前期比
前連結 当連結
会計年度 会計年度
増減 増減率
百万円 百万円 百万円 %
外部売上高 101,425 108,364 6,938 6.8
セグメント間売上高 928 675 - -
売上高合計 102,354 109,039 6,685 6.5
営業利益 13,490 24,929 11,438 84.8
パチスロ遊技機におきましては、大型タイトル『パチスロ北斗の拳 天昇』等の販売を行い123千台の販売(前期
は67千台の販売)となりました。パチンコ遊技機におきましては、『P北斗の拳8覇王』等の販売を行い、104千台の
販売(前期は159千台の販売)となりました。
以上の結果、売上高は108,364百万円(前期比6.8%増)、営業利益は24,929百万円(前期比84.8%増)となりま
した。
《エンタテインメントコンテンツ事業》
前連結 当連結 前期比
会計年度 会計年度
増減 増減率
百万円 百万円 百万円 %
外部売上高 219,631 247,749 28,117 12.8
セグメント間売上高 1,149 1,039 - -
売上高合計 220,781 248,788 28,007 12.7
営業利益 9,857 14,874 5,016 50.9
デジタルゲーム分野におきましては、タイトル譲渡やタイトル提供等に伴う一過性収益を計上し、運営中タイト
ルも堅調に推移しております。また、前期に減損処理を行った影響により費用が大幅に減少しております。
パッケージゲーム分野におきましては、『Total War: THREE KINGDOMS』や『マリオ&ソニックAT 東京2020オリン
ピック ™ 』等の大型新作タイトルを複数発売したことにより開発費の償却等が進み費用が増加いたしましたが、既
存タイトルのリピート販売は好調に推移し、販売本数は2,676万本(前期は2,344万本の販売)となりました。
アミューズメント機器分野におきましては、プライズ機等を中心に販売を実施いたしましたが、ビデオゲームの
不振の影響もあり、低調に推移いたしました。
アミューズメント施設分野におきましては、プライズを中心とした施設オペレーションを実施いたしましたが、
消費増税や度重なる台風の影響、3月度において新型コロナウイルス感染症拡大の影響等による来場者数低迷等に
より、国内既存店舖の売上高は前期比で97.7%となりました。
映像・玩具分野におきましては、映画の配分収入や映像配信収入を計上したほか、玩具において新製品や定番製
品を販売いたしました。
以上の結果、売上高は247,749百万円(前期比12.8%増)、営業利益は14,874百万円(前期比50.9%増)となりま
した。
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
《リゾート事業》
前連結 当連結 前期比
会計年度 会計年度 増減 増減率
百万円 百万円 百万円 %
外部売上高 10,589 10,478 △110 △1.0
セグメント間売上高 49 82 - -
売上高合計 10,639 10,561 △78 △0.7
営業利益 △2,412 △3,667 △1,255 -
リゾート事業におきましては、『フェニックス・シーガイア・リゾート』において、九州域を中心とした宿泊プ
ラン等の施策や25周年記念イベント等各種集客施策を実施いたしましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響
等により3月度において集客数の大幅な落ち込みが見られ、利用者数は前期比3.3%増にとどまりました。また、日
本国内におけるIR参入に向けた費用が増加いたしました。
以上の結果、売上高は10,478百万円(前期比1.0%減)、営業損失は3,667百万円(前期は営業損失2,412百万円)
となりました。
海外におきましては、PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.(当社持分法適用関連会社)が運営している韓国初のIR
(統合型リゾート)『パラダイスシティ』において、国内向けプロモーションの効果等により、日本人VIPの方を中
心に多くのお客様にご来場いただきました。また、当該施設を通じて日本国内におけるIR(統合型リゾート)参入
に向けた開発・運営ノウハウの取得に取り組みました。
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
(資産及び負債)
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ6,385百万円減少し、458,268百万円となりま
した。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ8,513百万円増加いたしました。これは、有価証券及びたな卸資産が減少
した一方で、現金及び預金が増加したこと等によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ14,899百万円減少いたしました。これは、有形固定資産及び無形固定資
産が増加した一方で、保有する投資有価証券の時価評価等により投資その他の資産が減少したこと等によるもの
であります。
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,093百万円増加し、161,410百万円となりま
した。これは、仕入債務や有利子負債が減少した一方で、国際財務報告基準を適用している子会社における国際
財務報告基準第16号「リース」の適用により流動負債及び固定負債の「その他」が増加したこと等によるもので
あります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ8,479百万円減少し、296,858百万円となりまし
た。これは、親会社株主に帰属する当期純利益を計上した一方で、配当金の支払により株主資本が減少したほか、
その他有価証券評価差額金及び為替換算調整勘定が減少したこと等によるものであります。
(財務比率)
当連結会計年度末における流動比率は、前連結会計年度末に比べ14.7ポイント上昇の312.2%となり、引き続き
高水準を維持しております。
また、当連結会計年度末における自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ0.9ポイント低下し、64.2%となり
ました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ10,552百万円増加し、
158,617百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
売上債権が2,811百万円増加したほか、仕入債務が6,582百万円減少した一方で、税金等調整前当期純利益を
27,104百万円計上したこと及び減価償却費を17,193百万円計上したこと等により、当連結会計年度における営業
活動によるキャッシュ・フローは38,537百万円の収入(前連結会計年度は14,876百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の売却による収入が4,315百万円あった一方で、有形固定資産の取得により10,036百万円、無形固
定資産の取得により7,103百万円をそれぞれ支出したこと等により、当連結会計年度における投資活動によるキャ
ッシュ・フローは15,464百万円の支出(前連結会計年度は22,113百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
長期借入れによる収入が14,956百万円、社債の発行による収入が9,933百万円あった一方で、長期借入金の返済
により13,352百万円、社債の償還により12,500百万円、配当金の支払により9,395百万円をそれぞれ支出したこと
等により、当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは10,956百万円の支出(前連結会計年度
は20,668百万円の支出)となりました。
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
(4)今後の見通し
この度の新型コロナウイルス感染症の世界的な流行拡大に伴い、その終息時期を現時点では見通せないことに加
えて、国内外の経済活動へ与える影響、景気動向の不透明感、消費活動への制約等、様々な不確定要素が懸念され
ます。そのため、2021年3月期の連結業績予想につきましては、現時点で業績への影響を合理的に算定することが
困難であることから未定とさせていただきます。今後、業績への影響を慎重に見極め、合理的な予想の開示が可能
となった段階で速やかに公表いたします。
なお、現時点で想定される新型コロナウイルス感染症拡大に伴う各事業のリスクにつきましては、以下のとおり
です。このような環境下におきまして、当グループではお客様、取引先、従業員の安全確保を最優先とし事業運営
を行ってまいります。
【新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響について】
セグメント サブセグメント 要素 主なリスクと内容
遊技機事業 開発 ・開発スケジュールが一部遅延しており、今後も休業や在宅
勤務が継続する場合は影響が出る可能性がある
生産 ・現時点の発表済みタイトルについては部材確保ができてい
るが、今後については自社及び取引先工場の稼働状況につ
いて慎重な見極めが必要である
販売 ・現時点の発表済みタイトルについては、販売、納品時期が
未定となっており、今後もパチンコホールの休業等が継続
した場合はスケジュールの遅延等が発生する可能性がある
その他 ・保通協における試験受付枠の一時的減少により、今後は試
験結果等の実施状況等の見極めが必要である
・パチンコホールの休業が全国に拡大、休業要請が継続的に
行われれば、購買意欲の低下に繋がる可能性がある
エンタテインメント デジタルゲーム分 開発 ・在宅勤務者への開発環境の整備を進めているが、開発スケ
コンテンツ事業 野 ジュールの遅延が発生しつつある
運営 ・開発遅延に伴いイベントやアップデートの遅延が一部発生
している
パッケージゲーム 開発 ・在宅勤務者への開発環境の整備を進めているが、開発効率
分野 の低下が発生し始めており、外部の開発協力会社側での影
響も懸念されるため、長期化する場合には開発スケジュー
ル遅延の可能性がある
販売 ・海外ダウンロード販売を中心に伸びが見られる
・長期化する場合には新作タイトルなどの販売スケジュール
遅延の可能性がある
AM機器分野 開発 ・在宅勤務による開発効率の低下やロケーションテストが出
来ないこと等により、開発スケジュールの遅延が発生し始
めている
生産 ・部品供給に一部懸念がある
販売 ・施設休業に伴い出荷停止が発生し始めている
・今後の施設稼働低下に伴い、受注減や課金収入の減少が懸
念される
AM施設分野 施設運営 ・3/3より3/24までキッズ向け9施設とVRコーナーの営業を
休止
・4/8より外出自粛対象地域の店舗を臨時休業
・4/17より全国の店舗を臨時休業
・5/8より一部地域の店舗で営業再開
・緊急事態宣言解除後も、集客力低下や施設運営の悪化が懸
念される
映像 企 画 ・ 開 ・在宅勤務の長期化に伴い、映像制作や企画・開発のスケジ
発、制作 ュール遅延の可能性がある
販売 ・映画の公開延期に伴う配分収入の計上遅延の可能性がある
・長期化に伴い、市場における配信視聴の増加とコンテンツ
の供給過多が懸念される
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
エンタテインメント 玩具 開発 ・開発スケジュールに一部遅延の可能性がある
コンテンツ事業 生産 ・部材調達に一部懸念がある
販売 ・販売店の時短営業や休業等に伴い受注量の減少が発生しつ
つある
・長期化する場合には販売スケジュール遅延の可能性がある
リゾート事業 フェニックス・シ 施設運営 ・3月以降、一部施設の運営形式を制限するも、宿泊、宴
ーガイア・リゾー 会、ゴルフ等の予約キャンセルや来場者数減少が発生して
ト
いる
・5/7より当面の間、リゾート内全施設の臨時休業を実施
(5/11より一部施設営業再開)
・緊急事態宣言解除後も、全国的な外出自粛、旅行や渡航の
制限に伴う宿泊・宴会等の需要減、またホテル稼働率の低
下が懸念される
パラダイスシティ 施設運営 ・カジノ場については、3/24~4/20 営業休止、4/20 AM6:00
以降営業開始
・カジノ場以外の一部施設については、
- CIMER(スパ):3/2~5/1 営業休止、5/2より営業再開
- WONDERBOX(テーマパーク):3/2~5/1 営業休止、5/2
より営業再開
- CHROMA(クラブ):3/2~営業休止、営業再開時期未定
・外国人専用カジノであるため、世界的な外出自粛/禁止政
策、韓国への入国制限による需要減が懸念される
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(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題として位置づけ、利益に応じた適正な配当を行うことを基本方
針としております。
当事業年度の剰余金の配当につきましては、安定的な配当を実現すべく、中間配当は1株当たり20円を実施して
おり、期末配当は1株当たり20円を予定しております。
なお、2021年3月期の配当につきましては、連結業績予想を見通すことが困難なため、現時点では未定とさせて
いただきます。今後、連結業績予想の開示が可能になった段階で合わせて公表いたします。
また、当社は、株主の皆様のご支援に感謝するとともに、多くの株主の皆様に当社サービスを体験していただき、
中長期にわたり当社株式を保有していただくことを主な目的として、株主優待制度を導入しており、当社施設利用
券などの贈呈と社会貢献活動への寄付のいずれかをお選びいただけます。
1.当社施設利用券などの贈呈
以下内容を年2回に分けてお送りいたします。
保有株式数 保有期間【2年未満】 保有期間【2年以上】
100 株以上
① 2,000円分
1,000 株未満
1,000 株以上 ① 2,000円分
3,000 株未満 ② 20,000円分
① 2,000円分
3,000 株以上 ① 2,000円分
② 40,000円分
5,000 株未満 ② 40,000円分
③ 1枚
① 2,000円分 ① 2,000円分
5,000 株以上 ② 40,000円分 ② 40,000円分
20,000 株未満 ③ 2枚 ④ 2枚
④ 2枚 ⑤ 2枚
① 2,000円分
② 40,000円分
20,000 株以上
④ 2枚
⑥ 2枚
① UFOキャッチャーもしくはセガキャッチャーオンライン利用券
② フェニックス・シーガイア・リゾート(宮崎県)施設利用券
③ フェニックス・シーガイア・リゾート内、シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート宿泊券
(1部屋大人2名迄)
④ パラダイスシティ内、パラダイスホテル&リゾート(韓国・仁川)宿泊券(1部屋大人2名迄)
⑤ シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート、プレミアムカテゴリー「クラブフロア」宿泊券
(1部屋大人2名迄)
⑥ シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート、プレミアムカテゴリー、
スイートルーム(クラブスイート・グランド)宿泊券(1部屋大人2名迄)
2.社会貢献活動への寄付
対象:当社株式を100株以上保有する全株主様
内容:当社の社会貢献活動にご賛同の上、未使用の優待券をご返送いただきました場合、株主様1名あたり
1,000円を社会貢献活動に寄付させていただきます。領収書は発行いたしません。
<寄付先>以下の寄付先団体よりお選びいただけます。
・文化・芸術の支援(セガサミー文化芸術財団)
・パチンコ・パチスロの遊技に関する依存及び依存関連問題解決の支援(リカバリーサポートネットワーク)
・災害、医療、福祉等の様々な活動の支援(日本赤十字社)
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当グループは、将来のIFRSの適用に備え、社内のマニュアル、指針等の整備を進めておりますが、当面は日本基
準を採用することとしております。
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 137,425 159,013
受取手形及び売掛金 39,209 40,408
有価証券 14,500 5,398
商品及び製品 9,800 8,218
仕掛品 25,028 20,235
原材料及び貯蔵品 15,192 18,554
未収還付法人税等 4,539 4,836
その他 15,026 12,613
貸倒引当金 △259 △302
流動資産合計 260,462 268,976
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 89,166 88,143
減価償却累計額 △50,775 △50,703
建物及び構築物(純額) 38,391 37,439
機械装置及び運搬具 12,845 12,530
減価償却累計額 △10,384 △10,739
機械装置及び運搬具(純額) 2,460 1,790
アミューズメント施設機器 43,826 46,066
減価償却累計額 △32,111 △32,927
アミューズメント施設機器(純額) 11,715 13,139
土地 21,352 21,177
建設仮勘定 1,483 1,418
その他 49,641 53,997
減価償却累計額 △41,027 △42,314
その他(純額) 8,614 11,683
有形固定資産合計 84,017 86,649
無形固定資産
のれん 6,448 5,878
その他 8,848 12,090
無形固定資産合計 15,297 17,969
投資その他の資産
投資有価証券 73,478 55,046
長期貸付金 1,014 1,117
敷金及び保証金 13,843 13,888
退職給付に係る資産 2,570 3,076
繰延税金資産 4,098 1,215
その他 10,308 10,779
貸倒引当金 △438 △450
投資その他の資産合計 104,876 84,673
固定資産合計 204,191 189,292
資産合計 464,654 458,268
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 24,758 17,834
短期借入金 13,352 13,331
1年内償還予定の社債 12,500 10,000
未払法人税等 2,631 3,383
未払費用 15,551 15,347
賞与引当金 5,537 7,891
役員賞与引当金 476 808
ポイント引当金 31 29
資産除去債務 562 101
その他 12,140 17,419
流動負債合計 87,542 86,147
固定負債
社債 10,000 10,000
長期借入金 40,334 42,003
退職給付に係る負債 4,019 4,176
繰延税金負債 2,110 2,165
資産除去債務 4,334 4,847
解体費用引当金 420 420
その他 10,556 11,649
固定負債合計 71,774 75,263
負債合計 159,316 161,410
純資産の部
株主資本
資本金 29,953 29,953
資本剰余金 117,142 118,564
利益剰余金 201,889 206,334
自己株式 △54,168 △53,555
株主資本合計 294,816 301,296
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 14,354 4,470
繰延ヘッジ損益 - △596
土地再評価差額金 △1,109 △1,109
為替換算調整勘定 △4,888 △8,480
退職給付に係る調整累計額 △524 △1,478
その他の包括利益累計額合計 7,832 △7,193
新株予約権 912 813
非支配株主持分 1,776 1,941
純資産合計 305,337 296,858
負債純資産合計 464,654 458,268
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(2)連結損益及び包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 331,648 366,594
売上原価 211,199 230,092
売上総利益 120,449 136,502
販売費及び一般管理費
広告宣伝費 15,554 17,003
販売手数料 1,724 2,011
給料及び手当 16,087 17,086
賞与引当金繰入額 2,476 4,188
役員賞与引当金繰入額 470 778
退職給付費用 1,544 1,157
研究開発費 23,252 24,721
貸倒引当金繰入額 35 118
その他 46,224 41,791
販売費及び一般管理費合計 107,369 108,859
営業利益 13,079 27,643
営業外収益
受取利息 265 247
受取配当金 468 435
為替差益 - 329
投資事業組合運用益 495 616
複合金融商品評価益 15 -
その他 872 1,605
営業外収益合計 2,117 3,234
営業外費用
支払利息 532 475
持分法による投資損失 3,859 2,805
支払手数料 179 137
投資事業組合運用損 700 421
為替差損 2 -
固定資産除却損 132 193
和解金 631 -
賃借料 996 84
その他 667 1,463
営業外費用合計 7,702 5,581
経常利益 7,495 25,296
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
特別利益
固定資産売却益 5,225 2,917
投資有価証券売却益 1,701 104
関係会社清算益 1,220 -
事業再編損戻入益 64 30
その他 18 53
特別利益合計 8,230 3,106
特別損失
固定資産売却損 47 0
減損損失 8,334 371
投資有価証券評価損 - 573
早期割増退職金 175 32
関係会社株式売却損 - 172
その他 187 147
特別損失合計 8,744 1,298
税金等調整前当期純利益 6,981 27,104
法人税、住民税及び事業税 3,599 5,314
法人税等調整額 658 7,817
法人税等合計 4,257 13,131
当期純利益 2,724 13,972
(内訳)
親会社株主に帰属する当期純利益 2,642 13,775
非支配株主に帰属する当期純利益 81 197
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 3,816 △9,583
繰延ヘッジ損益 0 6
為替換算調整勘定 △1,052 △2,427
退職給付に係る調整額 △46 △1,018
持分法適用会社に対する持分相当額 △1,695 △1,724
その他の包括利益合計 1,022 △14,747
包括利益 3,746 △774
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 3,664 △967
非支配株主に係る包括利益 81 192
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他有価証券 繰延ヘッジ
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
評価差額金 損益
当期首残高 29,953 117,345 207,174 △54,781 299,691 10,528 17
当期変動額
剰余金の配当 △9,377 △9,377
親会社株主に帰属す
2,642 2,642
る当期純利益
自己株式の取得 △11 △11
自己株式の処分 △18 624 605
連結子会社株式の取
△184 △184
得による持分の増減
土地再評価差額金の
1,450 1,450
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 3,826 △17
額)
当期変動額合計 - △203 △5,284 613 △4,874 3,826 △17
当期末残高 29,953 117,142 201,889 △54,168 294,816 14,354 -
その他の包括利益累計額
土地再評価 為替換算 退職給付に係る その他の包括 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
差額金 調整勘定 調整累計額 利益累計額合計
当期首残高 340 △2,147 △479 8,259 819 1,685 310,456
当期変動額
剰余金の配当 △9,377
親会社株主に帰属す
2,642
る当期純利益
自己株式の取得 △11
自己株式の処分 605
連結子会社株式の取
△184
得による持分の増減
土地再評価差額金の
1,450
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △1,450 △2,741 △45 △427 93 90 △244
額)
当期変動額合計 △1,450 △2,741 △45 △427 93 90 △5,119
当期末残高 △1,109 △4,888 △524 7,832 912 1,776 305,337
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他有価証券 繰延ヘッジ
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
評価差額金 損益
当期首残高 29,953 117,142 201,889 △54,168 294,816 14,354 -
会計方針の変更によ
135 135 △283
る累積的影響額
会計方針の変更を反映
29,953 117,142 202,024 △54,168 294,952 14,071 -
した当期首残高
当期変動額
剰余金の配当 △9,390 △9,390
親会社株主に帰属す
13,775 13,775
る当期純利益
連結子会社の決算期
10 10
変更に伴う増減
自己株式の取得 △8 △8
自己株式の処分 △39 622 582
連結範囲の変動 △85 △85
連結子会社株式の取
△33 △33
得による持分の増減
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 880 880
変動
過年度持分の増減に
614 614
係る税効果調整
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △9,600 △596
額)
当期変動額合計 - 1,421 4,309 613 6,344 △9,600 △596
当期末残高 29,953 118,564 206,334 △53,555 301,296 4,470 △596
その他の包括利益累計額
土地再評価 為替換算 退職給付に係る その他の包括 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
差額金 調整勘定 調整累計額 利益累計額合計
当期首残高 △1,109 △4,888 △524 7,832 912 1,776 305,337
会計方針の変更によ
△283 △147
る累積的影響額
会計方針の変更を反映
△1,109 △4,888 △524 7,548 912 1,776 305,189
した当期首残高
当期変動額
剰余金の配当 △9,390
親会社株主に帰属す
13,775
る当期純利益
連結子会社の決算期
10
変更に伴う増減
自己株式の取得 △8
自己株式の処分 582
連結範囲の変動 △85
連結子会社株式の取
△33
得による持分の増減
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 880
変動
過年度持分の増減に
614
係る税効果調整
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 - △3,591 △954 △14,742 △98 165 △14,676
額)
当期変動額合計 - △3,591 △954 △14,742 △98 165 △8,331
当期末残高 △1,109 △8,480 △1,478 △7,193 813 1,941 296,858
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 6,981 27,104
減価償却費 18,819 17,193
減損損失 8,334 371
アミューズメント施設機器振替額 △4,585 △4,317
固定資産売却損益(△は益) △5,177 △2,916
固定資産除却損 132 193
関係会社清算損益(△は益) △1,219 -
投資有価証券売却損益(△は益) △1,562 △2
投資有価証券評価損益(△は益) - 281
投資事業組合運用損益(△は益) 204 △195
のれん償却額 2,064 2,043
貸倒引当金の増減額(△は減少) △16 70
役員賞与引当金の増減額(△は減少) △130 339
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 791 81
賞与引当金の増減額(△は減少) △352 2,450
受取利息及び受取配当金 △734 △682
支払利息 532 475
為替差損益(△は益) 212 69
持分法による投資損益(△は益) 3,859 2,805
売上債権の増減額(△は増加) △10,203 △2,811
たな卸資産の増減額(△は増加) △10,004 2,862
仕入債務の増減額(△は減少) 3,021 △6,582
預り保証金の増減額(△は減少) △674 △770
その他 6,975 4,955
小計 17,268 43,019
利息及び配当金の受取額 757 728
利息の支払額 △544 △460
法人税等の支払額 △5,250 △6,955
法人税等の還付額 2,646 2,205
営業活動によるキャッシュ・フロー 14,876 38,537
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △36 △36
定期預金の払戻による収入 11 -
有価証券の取得による支出 △3,000 △5,000
有価証券の償還による収入 3,000 3,000
信託受益権の取得による支出 △2,697 △1,894
信託受益権の売却による収入 2,453 2,514
有形固定資産の取得による支出 △18,235 △10,036
有形固定資産の売却による収入 10,342 4,315
無形固定資産の取得による支出 △10,274 △7,103
無形固定資産の売却による収入 36 -
投資有価証券の取得による支出 △849 △566
投資有価証券の売却による収入 6,017 410
投資有価証券の償還による収入 700 821
投資事業組合への出資による支出 △2,082 △1,257
投資事業組合からの分配による収入 909 1,279
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
△32 △1,383
る支出
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却によ
- △85
る支出
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却によ
- 640
る収入
関係会社株式の取得による支出 △5,282 △157
貸付けによる支出 △559 △2,704
貸付金の回収による収入 409 2,689
金銭の信託の払戻による収入 400 1,000
敷金の差入による支出 △2,554 △659
敷金の回収による収入 3,494 875
その他 △4,284 △2,129
投資活動によるキャッシュ・フロー △22,113 △15,464
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入れによる収入 14,971 14,956
長期借入金の返済による支出 △15,844 △13,352
社債の発行による収入 - 9,933
社債の償還による支出 △10,000 △12,500
自己株式の取得による支出 △11 △8
ストックオプションの行使による収入 512 430
配当金の支払額 △9,379 △9,395
非支配株主への配当金の支払額 △7 -
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
- △47
による支出
その他 △909 △971
財務活動によるキャッシュ・フロー △20,668 △10,956
現金及び現金同等物に係る換算差額 △595 △1,574
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △28,501 10,541
現金及び現金同等物の期首残高 176,566 148,064
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 - 16
連結子会社の決算期変更に伴う現金及び現金同等物
- △5
の増減額(△は減少)
現金及び現金同等物の期末残高 148,064 158,617
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
1 国際財務報告基準第16号「リース」の適用
国際財務報告基準を適用している子会社は、当連結会計年度より、国際財務報告基準第16号「リース」(以下
「IFRS第16号」という。)を適用しております。これにより、リースの借手は、原則としてすべてのリースを貸借
対照表に資産及び負債として計上することとしました。IFRS第16号の適用については、経過的な取扱いに従ってお
り、会計方針の変更による累積的影響額を当連結会計年度の期首の利益剰余金に計上しております。
この結果、当連結会計年度末の有形固定資産の「その他(純額)」が3,569百万円増加し、流動負債の「その他」
が581百万円及び固定負債の「その他」が2,979百万円増加しております。また、利益剰余金の当期首残高は147百万
円減少しております。なお、当連結会計年度の損益に与える影響は軽微であります。
2 米国財務会計基準審議会会計基準アップデート第2016-01号「金融資産及び金融負債の認識及び測定」の適用
米国会計基準を適用している子会社は、当連結会計年度より、米国財務会計基準審議会会計基準アップデート
(ASU)第2016-01号「金融資産及び金融負債の認識及び測定」(以下「ASU第2016-01号」という。)を適用してお
ります。これにより、持分法投資及び連結された投資を除き、持分証券投資を公正価値により測定し、その変動を
純損益に認識することとしました。ASU第2016-01号の適用については、経過的な取扱いに従っており、会計方針の
変更による累積的影響額を当連結会計年度の期首の利益剰余金に計上しております。
この結果、当連結会計年度の期首において利益剰余金が283百万円増加し、その他有価証券評価差額金が283百万
円減少しております。なお、当連結会計年度の損益に与える影響は軽微であります。
(追加情報)
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについて
新型コロナウイルス感染症拡大による影響を受けて、2020年4月7日に日本においても緊急事態宣言が発令さ
れております。これにより当グループにおいては、部材調達の遅れや開発スケジュールの変更、各種施設の営業
停止等が発生しております。
そのため、当グループにおいては、新型コロナウイルス感染症拡大が少なくとも2020年6月まで続くものと仮
定し繰延税金資産の回収可能性の判断や減損損失の判定に用いるなど、一定の仮定のもと会計上の見積りを会計
処理に反映しております。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大による影響は不確定要素が多く、翌連結会計年度の当グループ
の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
― 18 ―
セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
(セグメント情報等)
1 報告セグメントの概要
当グループの報告セグメントは、当グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が
経営資源の配分の決定や、業績を評価するために定期的に点検を行う対象となっているものであります。
当グループの事業については、グループの各事業会社が取り扱う製品・サービスについての事業展開・戦略を立案
し、事業活動を行っております。
従って、当グループは各事業会社の関連する事業を基礎として集約した製品・サービス別セグメントから構成され
ており、「遊技機事業」、「エンタテインメントコンテンツ事業」、「リゾート事業」を報告セグメントとしており
ます。
各報告セグメントの事業内容は次のとおりであります。
事業区分 主要製品及び事業内容
遊技機事業 パチスロ遊技機及びパチンコ遊技機の開発・製造・販売
デジタルゲームを中核にパッケージゲーム、アミューズメント機器にお
エンタテインメントコンテンツ事業 ける開発・販売、アミューズメント施設の開発・運営やアニメーション
映画の企画・制作・販売及び玩具等の開発・製造・販売
統合型リゾート事業やその他施設事業におけるホテルやゴルフ場等の開
リゾート事業
発・運営
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、前連結会計年度の有価証券報告書「連結財務諸表作成のため
の基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
調整額 連結財務諸表
計
(注) 計上額
エンタテインメン
遊技機事業 リゾート事業
トコンテンツ事業
売上高
(1) 外部顧客に
対する売上高
101,425 219,631 10,589 331,647 1 331,648
(2) セグメント間の内部
売上高又は振替高
928 1,149 49 2,127 △2,127 -
計 102,354 220,781 10,639 333,774 △2,126 331,648
セグメント利益又は損失(△) 13,490 9,857 △2,412 20,935 △7,855 13,079
セグメント資産 80,035 176,384 44,836 301,256 163,398 464,654
その他の項目
減価償却費 4,962 12,011 876 17,849 969 18,819
持分法適用会社への投資額 446 693 25,604 26,745 818 27,564
有形固定資産及び
無形固定資産の増加額
5,060 25,030 192 30,283 4,141 34,424
(注) 1 セグメント利益又は損失の調整額△7,855百万円には、セグメント間取引消去△7百万円、各報告セグメン
トに配分していない全社費用△7,848百万円が含まれております。全社費用は、主に提出会社におけるグル
ープ管理に係る費用であります。
2 セグメント資産の調整額163,398百万円には、セグメント間取引消去△16,326百万円及び報告セグメントに
配分していない全社資産179,724百万円が含まれています。全社資産の主なものは各セグメントに配分しな
い提出会社の資産等であります。
3 減価償却費の調整額は、主に提出会社等に係る減価償却費であります。
4 持分法適用会社への投資額の調整額は、各報告セグメントに属していない持分法適用会社への投資額であり
ます。
5 有形固定資産及び無形固定資産の調整額は、主に提出会社等に係る固定資産の取得額であります。
6 セグメント利益又は損失は、連結損益及び包括利益計算書の営業利益と調整を行っております。
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
調整額 連結財務諸表
計
(注) 計上額
エンタテインメン
遊技機事業 リゾート事業
トコンテンツ事業
売上高
(1) 外部顧客に
対する売上高
108,364 247,749 10,478 366,592 1 366,594
(2) セグメント間の内部
売上高又は振替高
675 1,039 82 1,796 △1,796 -
計 109,039 248,788 10,561 368,389 △1,794 366,594
セグメント利益又は損失(△) 24,929 14,874 △3,667 36,135 △8,492 27,643
セグメント資産 79,296 183,112 37,356 299,765 158,503 458,268
その他の項目
減価償却費 4,286 10,670 1,103 16,061 1,132 17,193
持分法適用会社への投資額 493 728 22,130 23,352 803 24,156
有形固定資産及び
無形固定資産の増加額
3,495 18,216 265 21,977 919 22,896
(注) 1 セグメント利益又は損失の調整額△8,492百万円には、セグメント間取引消去△7百万円、各報告セグメン
トに配分していない全社費用△8,485百万円が含まれております。全社費用は、主に提出会社におけるグル
ープ管理に係る費用であります。
2 セグメント資産の調整額158,503百万円には、セグメント間取引消去△15,394百万円及び報告セグメントに
配分していない全社資産173,897百万円が含まれています。全社資産の主なものは各セグメントに配分しな
い提出会社の資産等であります。
3 減価償却費の調整額は、主に提出会社等に係る減価償却費であります。
4 持分法適用会社への投資額の調整額は、各報告セグメントに属していない持分法適用会社への投資額であり
ます。
5 有形固定資産及び無形固定資産の調整額は、主に提出会社等に係る固定資産の取得額であります。
6 セグメント利益又は損失は、連結損益及び包括利益計算書の営業利益と調整を行っております。
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 1,289円32銭 1,251円02銭
1株当たり当期純利益 11円27銭 58円65銭
潜在株式調整後
11円24銭 58円63銭
1株当たり当期純利益
(注) 1 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
純資産の部の合計額(百万円) 305,337 296,858
純資産の部から控除する金額(百万円) 2,688 2,755
(うち新株予約権(百万円)) 912 813
(うち非支配株主持分(百万円)) 1,776 1,941
普通株式に係る純資産額(百万円) 302,648 294,102
1株当たり純資産額の算定に用いられた
234,735 235,091
普通株式の数(千株)
2 1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益
2,642 13,775
(百万円)
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期
2,642 13,775
純利益(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 234,541 234,849
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額
- -
(百万円)
普通株式増加数(千株) 575 97
(うち新株予約権(千株)) 575 97
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整
後1株当たり当期純利益の算定に含めなか - -
った潜在株式数の概要
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セガサミーホールディングス株式会社(6460) 2020年3月期 決算短信
(重要な後発事象)
1 連結子会社間の合併について
当社は2019年12月24日開催の取締役会の決議に基づき、2020年4月1日付で連結子会社間での合併を実施いたし
ました。
(1) 合併の目的
5Gやクラウドといったテクノロジーやインフラの発展に伴い、新しいゲームプラットフォーム・ビジネスモデル
が普及するにつれ、グローバルゲーム市場は継続して拡大すると想定される中で、当グループのプレゼンスを高め、
さらなる成長を実現するためには、当グループにおける主要事業会社である株式会社セガゲームスと株式会社セ
ガ・インタラクティブの2社を統合し、当グループの国内R&Dリソースを機動的に再配置し、世界市場における競争
力を強化していく必要があるためであります。
(2) 合併の概要
① 企業結合の法的形式
株式会社セガゲームスを吸収合併存続会社、株式会社セガ・インタラクティブを吸収合併消滅会社とし、株式
会社セガ・インタラクティブは解散
②合併当事会社の概要(2020年3月31日現在)
株式会社セガゲームス 株式会社セガ・インタラクティブ
名称
(存続会社) (消滅会社)
携帯電話、PC、スマートデバイス、家
事業内容 庭用ゲーム機向けゲーム関連コンテンツ アミューズメントゲーム機器の開発・販売等
の企画・開発・販売
東京都品川区西品川一丁目1番1号 東京都品川区西品川一丁目1番1号
本店所在地
住友不動産大崎ガーデンタワー 住友不動産大崎ガーデンタワー
資本金 100百万円 100百万円
(注) 株式会社セガゲームスは2020年4月1日付で株式会社セガへ商号変更
(3) 実施する予定の会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成31年1月16日)及び「企業結合会計基準及び事業分
離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 平成31年1月16日)に基づき、共通支配下の取
引として処理する予定であります。
2 セグメント区分等の変更について
ゲーミング機器の開発において「遊技機事業」のシナジー効果をより推進することから、翌連結会計年度より、
当グループの報告セグメントの区分として従来「エンタテインメントコンテンツ事業」に含まれていたセガサミー
クリエイション株式会社の営む事業を「遊技機事業」に変更することとしました。
また、当社の役員賞与の業績連動報酬における評価指標として、持分法による投資損益等を含めた事業全体から
当グループが経常的に得られる利益である「経常利益」を重要な目標値とするなどマネジメントアプローチの観点
から、翌連結会計年度よりセグメント利益の測定方法を、「営業利益」から「経常利益」に変更することといたし
ました。
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