6448 ブラザー 2019-02-28 11:00:00
ブラザーグループ 新中期戦略「CS B2021」策定(概要) [pdf]
2019 年 2 月 28 日
ブラザー工業株式会社
ブラザーグループ 新中期戦略「CS B2021」策定
ブラザー工業株式会社(社長:佐々木一郎)は、このたび、2019 年度から 2021 年度までを対象とした、ブラザー
グループ 新中期戦略「CS B2021」(以下 「CS B2021」)を策定致しました。
■「CS B2021」策定の背景
ブラザーグループは、中長期ビジョン「グローバルビジョン 21」(以下 GV21)において、目指すべき 3 つの項目を掲げて
います。
1. 「グローバルマインドで優れた価値を提供する高収益体質の企業」になる
2. 独自の技術開発に注力し「傑出した固有技術によってたつモノ創り企業」を実現する
3. 「“At your side.”な企業文化」を定着させる
ブラザーグループでは、この GV21 実現に向けたロードマップとして、中期戦略を策定しております。2016 年には、3 年
間の中期戦略「CS B2018」をスタートさせ、プリンティング領域中心の事業構成から複合事業企業体への変革を目指
し、事業、業務、人財の3つの変革に取り組んでまいりました。その結果として、プリンティング領域での大幅な収益性の
改善や、産業用領域での売上成長を実現することができました。
しかしながら、プリンティング領域の事業環境は、デジタル化の進行による印刷機会減少の流れに加え、所有から利用へ
という顧客の購買行動が大きく変化する中で、サービスニーズが多様化する等、より一層の変化が予想されます。また、
産業用領域においては、省人化・自動化需要やトレーサビリティ・カスタマイズ需要が高まる等、弊社を取り巻く事業環
境は、今後も大きく変化し、厳しさを増していくものと認識しています。
このような認識のもと、ブラザーグループでは、GV21 達成に向けて従来以上に踏み込んだ改革が必要不可欠であると
考え、今回の中期戦略を策定いたしました。
■「CS B2021」の概要
テーマ:“次なる成長に向けて”
CS B2021 では、「次なる成長に向けて」をテーマに、以下4つの経営の優先事項にフォーカスした改革を実行し、 成
長基盤の構築を目指します
① プリンティング領域では、顧客との繋がりを強化する新たなビジネスモデルへの転換を加速し、高 PV ユーザーの獲得
強化と本体収益の向上により、事業規模の維持・収益力の強化を実現し、勝ち残ること
② マシナリー・FA(Factory Automation)領域では、自動車・一般機械市場強化により、産業機器分野の大幅
な成長を実現するとともに、マシナリー事業全体で省人化・自動化ニーズを捉えた FA 領域でのビジネスを拡大する
こと
③ 産業用印刷領域では、新製品開発におけるブラザーとドミノ社のシナジーを強化し、ドミノ事業の成長を再加速
するとともに、ブラザーが保有するインクジェットを核としたプリンティング技術を結集し、産業用印刷領域でのビジネス
を拡大すること
④ グループ全体で、IT を活用した業務プロセス変革や人財の底上げ・最適人員体制の確立に取り組み、厳しい事業
環境下でも、勝ち残りや成長を実現可能とするスピード・コスト競争力のある事業運営基盤を構築すること
■「CS B2021」業績目標 為替前提:1USD=105 円、1EUR=125 円
2021年度目標 (参考値*)2018年度予想
売上収益 7,500億円 6,650億円
営業利益 750億円 645億円
営業利益率 10.0% 9.7%
* 2021 年度目標と為替前提を揃えた比較用参考値。2018 年度第3 四半期決算時点の通期業績予想値とは異なります。
<報道関係 お問い合わせ先>
ブラザー工業株式会社 CSR&コミュニケーション部 西
TEL:052-824-2072 FAX:052-811-6826 E-mail:kouhou@brother.co.jp