6444 サンデンHD 2021-02-09 16:00:00
2021年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月9日
上 場 会 社 名 サンデンホールディングス株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 6444 URL https://www.sanden.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役 社長執行役員 (氏名) 西 勝也
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 執行役員 財務経理本部長 (氏名) 秋間 透 (TEL) 03-5209-3341
四半期報告書提出予定日 2021年2月10日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 94,496 △43.3 △9,697 - △15,995 - △16,840 -
2020年3月期第3四半期 166,541 △17.3 △1,888 - △5,046 - 12,210 -
(注) 包括利益 2021年3月期第3四半期 △15,663百万円( -%) 2020年3月期第3四半期 10,201百万円( -%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 △606.75 -
2020年3月期第3四半期 440.60 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期第3四半期 172,401 8,653 4.2 260.09
2020年3月期 187,559 22,699 11.1 747.92
(参考) 自己資本 2021年3月期第3四半期 7,219百万円 2020年3月期 20,750百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2021年3月期 - 0.00 -
2021年3月期(予想) 0.00 0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
2021年3月期の連結業績予想については、当社及び一部の子会社(以下、総称して「当社ら」といいます。)
は、2020年6月30日付で産業競争力強化法に基づく特定認証紛争解決手続(以下、「事業再生ADR手続」といいま
す。)を申請しており、現在策定中の事業再生計画案が、今後の当社グループの業績に影響を与える可能性がある
ため、未定としております。
今後、連結業績予想の合理的な算定が可能となった時点で、速やかに開示いたします。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 ―社 (社名) 、 除外 ―社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :有
(注)詳細は、添付資料P.9「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 28,066,313株 2020年3月期 28,066,313株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 309,701株 2020年3月期 322,538株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 27,754,485株 2020年3月期3Q 27,712,756株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあた
っての注意事項等については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの
将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
サンデンホールディングス株式会社(6444) 2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明………………………………………………………………………………2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明…………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書…………………………………………6
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間…………………………………………………………………………6
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間…………………………………………………………………………7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記)……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)……………………………………………9
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)…………………………………………9
(追加情報)……………………………………………………………………………………………9
(セグメント情報等)…………………………………………………………………………………9
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サンデンホールディングス株式会社(6444) 2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当社グループは、顧客の環境指向を的確に捉えた最先端の商品開発を進め、小型・軽量化、省動力化を軸に価
値ある製品を提供してまいります。現在は、2023年度を最終年度とする中期経営計画(名称:SCOPE202
3)に掲げた「生産体制の抜本的見直し」、「基盤収益力の向上」、「積極的な『協創』による成長」、「資産
改革によるキャッシュフロー創出」、「実行のための仕組み改革」の5つの改革プランに日々取り組んでおり、
特に前年度よりグローバルでの生産見直しを進める中で人員最適化の実施および協創戦略の1つである電動車両
向けの共同開発を加速し、統合熱マネジメントの取組み強化を進めています。
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、新型コロナウイルスの感染拡大により世界同時不況に陥ったものの
各国で徐々に経済活動を再開し、自動車需要も特に2020年後半は急激な回復傾向を示しました。しかしながら、
新型コロナウイルス感染症の欧州や日本、アジア地域での再拡大や急激な需要回復に伴う世界的な部品供給問題
など、依然として極めて不透明な見通しになっております。
新型コロナウイルス感染症の当社への当第3四半期連結累計期間の影響としては、顧客及び当社生産拠点のシ
ャットダウンが4月以降も続き、また日本や米国等の拠点でも需要の落ち込みに伴う一時帰休を行うなど、第1
四半期連結会計期間は大幅な減収となりましたが、第2四半期連結会計期間以降は、各拠点の操業が再開し、需
要も回復傾向に向かい、当第3四半期連結会計期間では想定以上の回復を見せたことで、直近の需要は前年水準
まで戻ってきましたが、累計期間では前年水準に戻るには至らず、引き続き減収となりました。
加えて、流通システム事業の中核を担っていたサンデン・リテールシステム株式会社(以下、「SDRS」といい
ます。)が前連結会計年度の第3四半期連結会計期間から当社グループの連結対象外となった影響で、当第3四
半期連結累計期間において、前年同期比で43,237百万円の減収要因となっています。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、94,496百万円(前年同期比43.3%減)となりました。
そのような環境下において、当社グループは前連結会計年度に実施した構造改革による効果を着実に創出した
ことに加え、更なる変動費改善及び固定費削減施策等を実施しましたが、第1四半期連結累計期間における新型
コロナウイルス感染症による大幅な需要減少や、当第3四半期連結会計期間における急激な需要回復に伴う物流
費の高騰等の影響が大きく、営業損失は9,697百万円(前年同期は営業損失1,888百万円)となりました。経常損
失は営業損失に加え、為替差損及び持分法投資損益の悪化により15,995百万円(前年同期は経常損失5,046百万
円)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は経常損失に加え、主に第1四半期連結会計期間に計上
した新型コロナウイルス感染症影響による固定費の特別損失の影響で、16,840百万円(前年同期は親会社株主に
帰属する四半期純利益12,210百万円)となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを「自動車機器事業」「流通システム事業」の2区分か
ら、「自動車機器事業」のみに変更したため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、新型コロナウイルス影響による売上の減少を受け、預金、売
上債権、在庫などの減少を主因に、前連結会計年度末に比べて15,158百万円減少し、172,401百万円となりまし
た。
負債については、買掛金及びその他流動負債の減少を主因に、前連結会計年度末に比べて1,111百万円減少し、
163,748百万円となりました。なお、借入金全体では大きな増減はございません。
純資産については、親会社株主に帰属する四半期純損失の影響により、前連結会計年度末に比べて14,046百万
円減少し、8,653百万円となりました。
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サンデンホールディングス株式会社(6444) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社グループは、各国政府及び地方自治体等の方針に従い、社員及びお客様をはじめとするステークホルダー
の皆さまの健康や安全、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めることを最優先とした上で、事業活動を行
っていきます。
今年度の自動車市場は、新型コロナウイルス感染症の影響により、顧客の車両生産が上期は大きく落ち込んだ
ものの、第3四半期は当初想定していた以上の回復を見せました。この需要回復の流れは、第4四半期も順調に
推移していくと見込んでおりますが、一方で欧州等における新型コロナウイルス感染症の再拡大や半導体の世界
的な供給不足、および物流の混乱に伴うサプライチェーンの不安定化といったリスクも大きく、今後どのような
影響を与えるかが不透明です。
また、当社らは、2020年6月30日付で事業再生ADR手続を申請しており、現在お取引金融機関様と協議を進めな
がら、事業再生計画案を策定中であるため、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
このような状況を踏まえ、業績予想を合理的に算定することが現時点では困難なため、連結業績予想は未定と
させて頂きます。
当該事業再生計画案が策定され、合理的に算定可能となった時点で速やかに公表いたします。
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サンデンホールディングス株式会社(6444) 2021年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 26,440 22,793
受取手形及び売掛金 45,344 39,462
商品及び製品 16,193 12,738
仕掛品 8,699 7,646
原材料 7,514 6,442
その他のたな卸資産 2,932 2,993
未収入金 4,570 3,643
未収消費税等 3,780 4,017
その他 8,153 9,439
貸倒引当金 △17,842 △15,245
流動資産合計 105,787 93,932
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 16,144 15,570
機械装置及び運搬具(純額) 16,671 16,764
工具、器具及び備品(純額) 3,359 2,946
土地 10,610 10,559
リース資産(純額) 6,764 7,200
建設仮勘定 4,971 3,636
有形固定資産合計 58,522 56,678
無形固定資産
のれん 13 3
リース資産 141 106
その他 3,956 4,118
無形固定資産合計 4,111 4,227
投資その他の資産
投資有価証券 15,903 14,116
退職給付に係る資産 99 100
繰延税金資産 1,743 2,077
その他 3,165 2,283
貸倒引当金 △1,774 △1,014
投資その他の資産合計 19,138 17,562
固定資産合計 81,772 78,469
資産合計 187,559 172,401
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サンデンホールディングス株式会社(6444) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 29,983 28,443
短期借入金 47,497 52,746
1年内償還予定の社債 1,985 1,985
1年内返済予定の長期借入金 20,984 21,775
未払金 6,341 6,227
リース債務 2,627 2,730
未払法人税等 238 343
賞与引当金 1,475 861
売上割戻引当金 169 164
製品保証引当金 1,736 1,887
その他 8,131 6,942
流動負債合計 121,170 124,107
固定負債
社債 3,847 2,955
長期借入金 25,938 20,820
リース債務 7,610 7,199
繰延税金負債 476 432
退職給付に係る負債 3,491 3,234
環境費用引当金 198 162
株式報酬引当金 153 151
その他 1,972 4,685
固定負債合計 43,689 39,641
負債合計 164,859 163,748
純資産の部
株主資本
資本金 11,037 11,037
資本剰余金 3,377 3,377
利益剰余金 12,772 △2,450
自己株式 △704 △674
株主資本合計 26,482 11,289
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △46 △21
繰延ヘッジ損益 △50 △38
為替換算調整勘定 △3,986 △2,813
退職給付に係る調整累計額 △1,648 △1,197
その他の包括利益累計額合計 △5,732 △4,070
非支配株主持分 1,949 1,434
純資産合計 22,699 8,653
負債純資産合計 187,559 172,401
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サンデンホールディングス株式会社(6444) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 166,541 94,496
売上原価 139,078 87,057
売上総利益 27,463 7,439
販売費及び一般管理費 29,352 17,137
営業損失(△) △1,888 △9,697
営業外収益
受取利息 416 345
受取配当金 14 6
持分法による投資利益 1,018 -
受取賃貸料 18 583
その他 447 116
営業外収益合計 1,916 1,051
営業外費用
支払利息 1,837 1,432
為替差損 1,568 1,511
持分法による投資損失 - 2,046
その他 1,668 2,360
営業外費用合計 5,074 7,349
経常損失(△) △5,046 △15,995
特別利益
固定資産売却益 1,128 121
関係会社株式売却益 24,355 -
その他 23 29
特別利益合計 25,507 150
特別損失
固定資産処分損 277 28
操業休止関連費用 - 957
構造改革費用 7,016 -
その他 65 231
特別損失合計 7,359 1,216
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
13,102 △17,061
純損失(△)
法人税等 1,560 190
四半期純利益又は四半期純損失(△) 11,541 △17,251
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △669 △411
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
12,210 △16,840
に帰属する四半期純損失(△)
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サンデンホールディングス株式会社(6444) 2021年3月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) 11,541 △17,251
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △268 22
繰延ヘッジ損益 16 12
為替換算調整勘定 652 315
退職給付に係る調整額 △364 451
持分法適用会社に対する持分相当額 △1,375 786
その他の包括利益合計 △1,339 1,588
四半期包括利益 10,201 △15,663
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 11,107 △15,178
非支配株主に係る四半期包括利益 △905 △484
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サンデンホールディングス株式会社(6444) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
当社グループの業績は、前連結会計年度において、流通システム事業の主要子会社であったSDRSの発行済株式の
全てを売却したことや、自動車機器事業における欧州・中国市場を中心とした車両販売減や新型コロナウイルス感
染症の世界的な拡大の影響を受け、売上高は2019年3月期対比△25%の204,880百万円となり、営業損失は3,401百万
円、経常損失は9,735百万円となりました。前連結会計年度末における借入金及び社債の合計金額は100,252百万円
であり、手元流動資金23,711百万円に比して高い水準にあるとともに、流動負債が流動資産を超過しておりまし
た。
当第3四半期連結累計期間においても、SDRS株式の売却や自動車機器事業における新型コロナウイルス感染症の
世界的な拡大の影響を受け、売上高は前年同期比△43%の94,496百万円となり、 営業損失は9,697百万円、経常損失
15,995百万円となりました。当第3四半期会計期間末における借入金及び社債の合計金額も100,282百万円であり、
手元流動資金21,378百万円に比して高い水準にあるとともに、流動負債が流動資産を超過しております。
以上により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が引き続き存在しております。
このような厳しい経営状況を踏まえ、当社らは、2020年6月30日に、今後の再成長に向けた強固な収益体質の確
立と、財務体質の抜本的な改善を図るため、事業再生実務家協会に対し、事業再生ADR手続についての正式な申請を
行い、同日付で受理されました。
その後、当社らは、2020年7月14日に、事業再生ADR手続の対象債権者となる全てのお取引金融機関様の出席の
下、第1回債権者会議(同手続に基づく事業再生計画案の概要の説明のための債権者会議)を開催し、また、2020
年12月11日に第2回債権者会議(事業再生計画案の協議のための債権者会議)の続会及び第3回債権者会議(事業
再生計画案の決議のための債権者会議)を開催し、対象債権者となる全てのお取引金融機関様から一時停止通知に
ついて同意を得るとともに、一時停止の期間を事業再生計画案の決議のための債権者会議(会議が延期・続行され
た場合には、延期・続行された期日)の終了時まで延長することにつきご承認いただきました。
また、当社は、主要取引金融機関からつなぎ融資を含む資金支援を頂くこととなるため、当該資金支援を頂くこ
と及び当該資金支援に係る債権について対象債権者の債権よりも優先的取扱いを認めること等についても、対象債
権者となる全てのお取引金融機関様からご承認いただきました。
当社らは、今後、事業再生ADR手続の中で、お取引金融機関様と協議を進めながら、公平中立な立場にある事業再
生実務家協会より調査・指導・助言をいただき、事業再生計画案を策定いたします。同計画案の内容等につきまし
ては、当社らの自助努力による経営改善策に加え、スポンサー支援に係る法的拘束力のある意向表明を示したスポ
ンサー候補との間で、資本業務提携を協議しており、対象債権者となる全てのお取引金融機関様の同意による成立
を目指してまいります。
事業再生ADR手続に関するスケジュールは以下のとおりです。
第2回債権者会議(事業再生計画案の協議のための債権者会議)の再続会 2021年3月12日予定
第3回債権者会議(事業再生計画案の決議のための債権者会議)の続会 2021年4月27日予定
ただし、当該スケジュールは、手続の進捗状況等によって変更され、必要に応じて続行期日を設ける可能性があ
ります。
しかしながら、これらの対応策は実施途上であり、上述の対応によっても、今後の当社グループの事業の状況及
び事業再生ADR手続の進捗状況によっては、今後の資金繰りに重要な影響を及ぼす可能性があることから、現時点で
は継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在するものと認識しております。
なお、四半期連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影
響を四半期連結財務諸表に反映しておりません。
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サンデンホールディングス株式会社(6444) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
当第3四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
税金費用の計算 税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純
利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当
該見積実効税率を乗じて計算しております。
ただし、見積実効税率を用いて計算すると著しく合理性を欠く場合には、「中間財務
諸表等における税効果会計に関する実務指針」第12項(法定実効税率を使用する方法)に
準じて計算しております。
なお、法人税等調整額は、法人税等に含めて表示しております。
(追加情報)
第2四半期連結会計期間より、イランの関連会社の四半期財務諸表について、IAS第29号「超インフレ経済下にお
ける財務報告」に従った調整を実施した上で、持分法を適用しております。
これに伴い、当該会計基準を遡及適用した場合の累積的影響額として、第1四半期連結会計期間の期首の利益剰
余金が1,825百万円増加しております。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
「Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(報告セグメントの変更等に関する事項)」に記載のとおりであります。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
当社グループの報告セグメントは「自動車機器事業」のみであるため、記載を省略しております。
(報告セグメントの変更等に関する事項)
当社グループでは、従来、「自動車機器事業」及び「流通システム事業」を報告セグメントとしておりましたが、
前連結会計年度において「流通システム事業」の主要子会社であったSDRSの発行済株式の全てを売却したことに伴
い、「流通システム事業」の重要性が乏しくなったことから、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを
「自動車機器事業」のみに変更しております。
この変更により、当第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結累計期間のセグメント情報の記載を省略して
おります。
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