6418 日金銭 2020-03-05 17:00:00
業績予想の修正及びたな卸資産の評価損、特別損失の計上に関するお知らせ [pdf]

                                                                         2020年3月5日
 各     位
                                          会 社 名       日 本 金 銭 機 械 株 式 会 社
                                          代 表 者       代表取 締役 社長      上       東    洋 次 郎
                                                      (コード番号 :6418       東証 第1部 )
                                                      執行役 員
                                          問い合 せ先
                                                      経営企 画本 部副 本部 長         山 崎     統 司
                                          電      話    (06)6703-8400(代表)


           業績予想の修正及びたな卸資産の評価損、特別損失の計上に関するお知らせ

     最近の業 績動 向を踏まえ、2020年2月12日に公 表いたしました、2020年3月 期 の通期業 績予 想につきまし
 て、下 記のとおり修 正 することといたしましたので、お知 らせいたします。
     なお、これによる2020年 3月期の期 末配 当予 想に変 更はありません。
                                          記
 1.2020年3月 期通 期 連結業 績予 想値の修正 (2019年4月1日 ~2020年3月31日 )
                                                               親会社株主に
                                                                                 1株 当 たり
                             売 上 高       営業利 益       経常利 益      帰 属 する
                                                                                 当期純利益
                                                               当期純利益
                                百万円        百万円         百万円         百万円               円 銭

前回発 表予 想(A)                   25,900       △520        △690      △1,060           △35.75

今回修 正予 想(B)                   25,900     △1,000      △1,150      △2,150           △72.49

増減額 (B)-(A)                          0     △480        △460      △1,090                -

増減率 (%)                           0.0         -           -              -             -

(ご参 考)前 期実 績                  31,270       1,973       2,265       1,288            43.48


 2.通 期業 績予 想の修 正 の理由
      通 期 業 績 予 想 については、2019年 11月 7日 付 「第 2四 半 期 累 計 期 間 の業 績 予 想 と実 績 との差 異 及 び
     通期業 績予 想の修正 に関 するお知 らせ」にて、ドイツでのゲーミング法 改正 による需 要の反 動減 や、国内 遊技 場
     向 機 器 事 業 での「風 俗 営 業 等 の規 制 及 び業 務 の適 正 化 等 に関 する法 律 施 行 規 則 及 び遊 技 機 の認 定 及 び
     型 式 の検 定 等 に関 する規 則 の一 部 を改 正 する規 則 」などへの対 応 の影 響 による売 上 減 少 、さらには米 国 追 加
     関税 の発動 に伴う中 国からフィリピン国への生 産 拠点 の移転 に伴 う一 時 費 用の計 上等 により、期初 の予 想 に比
     べて売 上高の大幅減 とともに、利益 面においては損失 計 上となる見 込である旨を公 表いたしました。
      このような状 況 下 において、次 年 度 以 降 の業 績 の回 復 を目 指 し、拠 点 、人 員 、在 庫 、資 産 等 の再 配 置 、最
     適化を含む体制の再構 築を実施 するための費 用を計 上 することを決定いたしました。
      この結 果 、売 上 高 の予 想 値 は、前 回 発 表 予 想 から変 更 はありませんが、営 業 利 益 以 下 の各 段 階 利 益 では、
     大幅 に減 益額 が増 加 する見 通しであります。なお、予 想 値の想 定 米ドルレートは、前 回発 表と変 わらず、108円
     を前 提 としております。外 貨 建 資 産 を時 価 評 価 した場合 に、対 米 ドルで1円 円 安に進 んだ場 合 は約 50百 万円
     の為替差 益(円高の場合 は差損 )が見 込まれます。
      主な費 用の計 上の見 込みは以下のとおりであります。
3.たな卸 資産の評価 損の計上
  各 事 業 セグメントの業 績 動 向 を勘 案 し、たな卸 資 産 の資 産 価 値 を点 検 した結 果 、一 部 のアイテムの簿 価 につ
 いて、切 り下げが必 要と判 断 したため、評 価損 失450百 万円 (売 上原価 )の計上を見込んでおります。


4.特 別損 失の計 上
 ①販売・生産の体制再 構 築によるもの
  国 内 外 の販 売 拠 点 の再 構 築 を進 めるとともに、コストダウンや安 定 生 産 を目 的 として、海 外 生 産 の主 拠 点 を
 中 国 からフィリピン国 へ移 転 しつつありますが、一 時 的 にコストが増 加 していることに加 え、最 近 の新 型 コロナウィル
 スの影 響等を考 慮し、早 急 に生 産 体制 の再 構 築が必 要と判 断し、体 制 再構 築 に必要 な費 用460百 万 円 (特
 別損失 )を見 込んでおります。新たな生 産体 制は2021年4月までに整う計 画であります。


 ②その他の理由 によるもの
  国 内 外 で提 訴 された複 数 の訴 訟 案 件 (開 示 基 準 には非 該 当 )について、今 後 とも当 社 の正 当 性 を主 張 して
 まいる所 存 ですが、会 計 処理 上 、訴 額 の一 部 を引 当計 上 する必 要 がありますので、特 別 損 失 に約 100百 万円
 を見込んでおります。


  以上、特別 損失 としては約560百万円の計上を見 込んでおります。


5.その他
  グループ会 社の個 社 の事 業損 益 を見 通 した場 合 に、繰 延 税 金 資 産 の回 収 可 能 性 が低 下 している会 社 が一
 部存在 するため、60百万 円 の取崩し(法 人税 等での費 用計上 )を見 込んでおります。


  当 社 グループは、当 面 、厳 しい環 境 が予 測 される欧 州 地域 を中 心 とした海 外 ゲーミング市 場 、国 内 の遊 技場
 向 機 器 市 場 の需 要 予 測 を注 視 しつつ、様 々なリスク要 因 に対 する施 策 を講 じ、早 期 の業 績 の回 復 、安 定 に向
 けて、事 業の運 営に取 り組 んでまいります。そのために、最 優先 課 題 として、現在 、推 進中 の全事 業 計 画の見 直
 しを図り、緊急 避難 的な構 造改革を含む抜 本的 な経 営改革を進めてまいります。
  新型 コロナウィルスの影 響は全世 界へ波 及しつつあり、サプライチェーン全体が負の影 響を受けることが懸念 され、
 業 績 の下 振 れリスクが増 しております。これに加 えて、国 内 外 市 場 における需 要 の動 向 、貿 易 摩 擦 や為 替 相 場
 の変 動 がもたらす影 響 などの懸 念 事 項 を従 前 以 上 に慎 重 に見 極 め、業 績 への影 響 が生 じた際 には、内 容 を精
 査の上、適時 開示が必要 な場合は、速 やかに公表 してまいります。
  なお、通 期の決 算発 表は、本年5月12日を予定いたしております。


                                                                       以 上




(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因
   によって予想数値と異なる可能性があります。