6418 日金銭 2019-11-07 15:20:00
第2四半期累計期間の業績予想と実績との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]

                                                                   2019年11月7日
各     位
                                 会    社    名    日 本 金 銭 機 械 株 式 会 社
                                 代    表    者    代表取締役社長       上 東 洋 次 郎
                                                (コード番号:6418 東証第1部)
                                                執行役員
                                 問い合せ先
                                                経営企画本部副本部長 山 崎      統 司
                                 電         話    (06)6703-8400(代表)


                 第2四半期累計期間の業績予想と実績との差異
                   及び通期業績予想の修正に関するお知らせ


    2019年9月19日に公表いたしました2020年3月期第2四半期の業績予想と本日公表の実績値に差異
が生じましたので、下記のとおりお知らせいたします。
    併せて、最近の業績動向を踏まえ、2020年3月期の業績予想につきましても、下記のとおり修正す
ることといたしましたので、お知らせいたします。
    なお、これによる配当予想の変更はありません。
                                 記
1.2020年3月期第2四半期(累計)連結業績予想値と実績値との差異について
     (2019年4月1日~2019年9月30日)
                                                        親会社株主に
                                                                    1株当たり
                      売 上 高      営業利益      経常利益          帰属する
                                                                    四半期純利益
                                                        四半期純利益
                         百万円         百万円        百万円        百万円           円   銭
前回発表予想(A)               13,400      170            10      △170         △5.74
実績値(B)                  13,508       62         △103       △290         △9.79
増減額(B)-(A)                 108     △108         △113       △120             -
増減率(%)                     0.8    △63.5            -          -             -
(ご参考)前期第2四半期実績          15,585      996         1,450      1,047         35.33


2.2020年3月期通期連結業績予想値の修正(2019年4月1日~2020年3月31日)
                                                        親会社株主に
                                                                     1株当たり
                      売 上 高      営業利益      経常利益          帰属する
                                                                     当期純利益
                                                        当期純利益
                         百万円         百万円        百万円        百万円           円   銭
前回発表予想(A)              27,500       600           450        150         5.06
今回修正予想(B)              25,900     △520          △690      △1,060       △35.75
増減額(B)-(A)             △1,600    △1,120        △1,140     △1,210           -
増減率(%)                  △5.8         -             -          -            -
(ご参考)前期実績              31,270     1,973         2,265      1,288        43.48


3.第2四半期累計期間の業績予想と実績との差異の理由、及び通期業績予想の修正の理由
(1)第2四半期累計期間の業績予想と実績との差異の理由
    前回予想値との差異については、営業利益、経常利益では、研究開発費等の経費計上の進捗時期が見込
みと相違したことに加え、特別損失では、投資有価証券評価損23百万円を計上したことから、四半期純利益に
差異が生じました。
(2)通期業績予想の修正の理由
 欧 州 ゲーミング市 場 向 けの販 売 については、ドイツでのゲーミング関 連 の法 改 正 の影 響 を受 けて、前 期に
おける規制 強化前の駆け込み需要の反動により、特 に大手顧客への販売が大 きく減少することや、北米ゲー
ミング市場向けにおいても、需要の一 巡により軟調 傾 向にあります。また、国内遊 技場 向機 器事 業でも、風 営
法規制や依存症対策の影響により市場環境の回復に至らず、いずれも前回予想より売上高は16億円減少す
る見通しです。また、前期比較においては、欧州市場向けで約40億円、北米市場向けでも約10億円の減収と
なります。
 さらに、グループの生産 体 制として、コストダウンや安 定 生産を主 目 的に、海外 生 産における中 国 集中 から
フィリピン国 での生 産 移 管 を進めておりますが、当 期 には米 国 での追 加 関 税 の発 動があり、同 国 への生 産 移
管を加速させたことから、そのための一時的な費用(約60百万円)が増加する見込みであります。
 その結果、営業利益 段階 では520百万円の営業損 失を計上する見通しであります。また、営業 外損益では、
約2億 円 の為 替 差 損 を計 上(米ドル相 場 を108円 と想 定)する見 通しであります。前 期 には184百 万 円 の為 替
差益を計上しており、前期対比では約4億円の減益要因となります。この結果、経常利益では690百万円の経
常損失に達する見通しであります。
 さらに、法 人 税において、一 部の海 外 関 係 会 社 では利 益 計 上に伴 う法 人 税の計 上がある一 方で、損 失 計
上 となる一 部 の関 係 会 社 では欠 損 金 に対 する税 効 果 会 計 が適 用 されないことなどから、連 結 決 算 上 では、
690百 万円の経 常損 失であるにも関わらず、法 人 税 の計上が見込 まれるため、当期 純 利 益は1,060百万 円の
当期純損失を見込んでいるなど、営業利益以下の各段階利益は前回予想値を下回る見通しであります。
 なお、前回ならびに今回の予想値の想定米ドルレートは108円を前提としております。外貨建資産を時価評
価した場 合 に、対 米ドルで1円 円 高 に進 んだ場 合 は約50百 万 円 の為 替 差 損 (円 安 の場 合 は差 益 )が見 込 ま
れます。
 当社 グループは、当 面、厳 しい環 境が予 測される欧州 地域を中 心とした海 外ゲーミング市 場、国 内の遊 技
場 向 け機 器 市 場 の需 要 予 測 を注 視 しつつ、様 々なリスク要 因 に対 する施 策 を講 じ、早 期 の業 績 の回 復 、安
定に向けて、事業の運営に取り組んでまいります。そのために、最優先課題として、現在、推進中の全事業計
画の見直しを図り、緊急避難的な経営改善策と抜本的な経営改革策を進めてまいります。
 今後の当社グループの業績動向については、国内 外市場での需要動 向をはじめ、国際貿 易に係る関税 、
為替相場の変動等による影響の懸念事項に対しまして、従前以上に慎重に注 視してまいります。業績への影
響が生じた際には、内容を精査の上、適時開示が必要な場合は、速やかに公表してまいります。


                                                                   以   上




(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後
様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。