6418 日金銭 2021-02-09 15:30:00
特別損失(減損損失)、法人税等調整額(益)及び営業外費用(割増退職金)の計上並びに業績予想修正、配当予想(無配)に関するお知らせ [pdf]
2021 年 2 月 9 日
各 位
会 社 名 日 本 金 銭 機 械 株 式 会 社
代 表 者 代表取締役社長 上 東 洋次郎
(コード番号︓6418 東証第1部)
執行役員経営企画本部副本部長
問い合せ先
山 崎 統 司
電 話 (06)6703-8400(代)
特別損失(減損損失)、法人税等調整額(益)及び営業外費用(割増退職金)の計上
並びに業績予想修正、配当予想(無配)に関するお知らせ
当社は、2021年3月期第3四半期連結累計期間において、特別損失(減損損失)及び法人税等調整額(益)を計上い
たしましたのでお知らせいたします。
また、営業外費用(割増退職金)を計上する見込となりましたことや、最近の業績動向を踏まえ、2021年3月期通期連結
業績予想値、配当予想の修正をいたしましたので、併せてお知らせいたします。
記
1.減損損失及び繰延税金資産の計上について(第3四半期に計上)
欧州での法規制改正や新型コロナウイルス感染症の拡大による影響などにより、グローバル・ゲーミング事業や遊技場向機器
事業の業績が減退したことから「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、減損テストを行った結果、減損損失 5,637 百
万円を計上いたしました。
なお、当該減損損失のうち、3,618 百万円は海外子会社の無形固定資産に係るものであり、「繰延税金資産の回収可能
性に関する適用指針」に基づき、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、繰延税金資産を計上したため、法人
税等調整額△745 百万円(益)を計上いたしました。
2.営業外費用(割増退職金)の計上について(第 4 四半期に計上見込)
本日付けで公表いたしております「希望退職者の募集に関するお知らせ」のとおり、第4四半期決算において、割増退職金
5億円を計上する見通しであります。
3.2021年3月期通期連結業績予想値の修正(2020年4月1日~2021年3月31日)
親会社株主に
1株当たり
売 上 高 営業利益 経常利益 帰属する
当期純利益
当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 未定 未定 未定 未定 未定
今回修正予想(B) 16,500 △2,700 △3,300 △7,900 △267.00
増減額(B)-(A) ― ― ― ― -
増減率(%) ― ― ― ― -
(ご参考)前期実績 26,109 △730 △861 △1,796 △60.57
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【修正の理由】
新型コロナウイルス感染症の拡大により、合理的な算定が困難であるため、未定といたしておりました2021年3月期通期
業績予想につきましては、同感染症の影響が当面続くことを前提に、通期業績予想値を修正いたしました。
欧州地域等での断続的なロックダウンや、当社グループの主要顧客であるカジノホールやパチンコホールは遊興施設である
がゆえに営業活動に様々な制限を受け、かつ遊技客自身の敬遠あるいは自粛は、いまだに継続しております。その結果、顧
客の設備投資は激減し、当社の売上高は、月次ベースで前年比40~50%減の水準で推移いたしております。
また、コマーシャル事業においては、各国で新規案件はあるものの、上記ロックダウンや主要顧客の営業自粛に加え、渡航
制限による営業活動の制約もあり、受注獲得に苦戦しております。さらに、コロナ禍の影響もあり世界的にキャッシュレス化の
動きが加速しており、当社を取り巻く事業環境は一段と厳しいものとなっております。そのような状況の中、固定費削減などに
も取り組んでまいりましたが、収益性の改善に至らず、さらに減損損失や割増退職金を計上することとなりました。
次年度においてはワクチンの効果が期待されるものの、当社グループの関連業界においては当面コロナ禍の影響が続くこと
が予想されるなど、業績の回復には暫く時間を要するものと思われます。このため、当面は、経費や投資を抑制しつつ、世界
的なキャッシュレス化の流れに即して既存の貨幣処理機器製品とキャッシュレス端末とのハイブリッド化や、システム関連サ
ービスの拡大等の新規事業開拓にも注力しつつ、抜本的な事業構造の改革に取り組むなど早期に収益構造の立て直し
を図ってまいります。
4.配当予想について
年間配当金
第2四半期末 期末 合計
前回予想
- 未定 未定
(2020年11月5日発表)
今回修正予想
- 0円00銭 0円00銭
(2021年3月期)
当期実績
0円00銭 - -
(2021年3月期)
前期実績
8円50銭 8円50銭 17円
(2020年3月期)
当社は、配当性向を 30%以上とするとともに、安定的に配当を継続していくことを基本方針としております。
しかしながら、大幅な減収、2 期連続の営業損失並びに当期純損失計上は確実であることから 2021 年 3 月期の期末
配当予想額につきましては、誠に遺憾ではございますが無配とさせていただきます。株主の皆様には深くお詫び申し上げるとと
もに、早期に復配できるよう努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後
様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
以 上
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