6406 フジテック 2020-12-04 15:00:00
当社の新たな戦略的方向性の策定について [pdf]

                                               2020 年 12 月 4 日
各    位


                  上場会社          フジテック株式会社
                  代表者           代表取締役社長 内山 高一
                  (コード番号        6406)
                  問合せ先責任者       取締役専務執行役員財務本部長 加藤 義一
                  (TEL          072-622-8151)


              当社の新たな戦略的方向性の策定について


当社は、中長期な重点領域ならびに中長期的な方向性、ガバナンス体制の強化を軸とした
「新たな戦略的方向性について」を策定いたしましたので、お知らせいたします。概要は、
以下の通りです。詳細につきましては、別添資料をご参照ください。


                            記


【公表の背景】
2019 年を開始年度とする 3 か年の中期事業計画“Innovation, Quality & Speed“は、
初年度に目標値のすべて達成いたしました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、経済
活動の先行き不透明感が払拭できない中ではありますが、新たな戦略的方向性を開示する
ことといたしました。


【中長期の重点領域】
次の成長フェーズへの進展を目指すものであり、3 つの重点領域に注力して参ります。
1.   アフターマーケット事業への注力:既設の昇降機台数が多い成熟国ではモダニゼーシ
     ョンや保守の重要性が高まります。この領域に資源を集中的に割り当て、事業拡大を
     目指します。
2.   成長市場での事業拡大:中国、南アジアの市場でグローバル標準機種を中心とした
     新設事業の体制と機器の競争力強化を推進します。
3.   収益力の向上:新しい生活様式に適応し、業務革新により強固な経営体質の構築と
     収益力の向上を目指します。


【中長期的な方向性】
財務目標としては、各国の市場成長性を上回る売上拡大とともに、営業利益率は早期に
10%を達成し、さらに ROE は利益率の向上を通じ 10%以上の維持を目指すなど、効率性を
意識した経営を行います。投資戦略としては、成長領域には、積極的な戦略投資を行ってま
                          -1-
いります。また、株主還元については、配当性向を 50%以上とし、将来に超過キャッシュが
生じた場合には還元の拡大を検討するなど、積極的に実行する予定です。


【ガバナンス体制の強化】
あらゆる環境変化へ備えるため、ガバナンス強化に取り組み、より強固な経営基盤の構築
を目指します。具体的には、以下の施策の実施を決定いたしました。
   指名・報酬諮問委員会の設置
   買収防衛策の非継続


【ESG の取り組み】
当社の経営理念「人と、技術と、商品を大切にして、新しい時代にふさわしい、美しい都
市機能を世界の国々で、世界の人々とともに創ります」を着実に遂行し、環境負荷低減の取
組みなどを通じて社会の持続的な成長に貢献してまいります。


                                       以   上




                    -2-
当社の戦略的方向性について

       2020年12月4日




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エグゼクティブ・サマリー
 当社は経営理念を第一に、持続的な成長とすべてのステークホルダーの
  価値創造に努めます

 中長期の重点領域
   アフターマーケット事業への注力/成長市場での事業拡大
   収益性の向上

 中長期的な方向性
   売上拡大:   各国の市場成長性を上回る事業成長の確保
   営業利益率:  早期に10%以上
   ROE:    利益率向上を通じて、10%以上の維持
   成長投資の拡大:重点領域への積極的な投資による新たな成長
   株主還元強化: 基本配当性向50%以上
   自己株式消却: 約半数(発行済株式数対比約5%)の消却

 ガバナンス体制の強化
   指名・報酬諮問委員会の設置、買収防衛策の非継続

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フジテックの目指す姿
 当社の経営理念は「人と技術と商品を大切にして、新しい時代にふさわしい、
  美しい都市機能を、世界の国々で、世界の人々とともに創ります」を掲げてい
  ます
 当社は、持続的な成長に向けて経営理念を第一に事業活動を実践するとともに、
  SDGsへの積極的な取組みを通じ、すべてのステークホルダーの価値創造に努め
  ます
                                    3

                                        社会                高品質な商品を、
 事業と環境の共生を
               環境                                          世界の国々で
図りながら、持続可能
                                                          世界の人々に提供
  な発展を目指す


                          FUJITEC                お客様・
             株主           VALUES                 利用者

 資本市場との対話を                                                   お客様密着
重視し、持続的な企業              サプライヤ・                            =お客様のニーズの
 価値の向上を目指す              取引先/従業員                             把握と具現化

             協働・共存共栄、人材育成
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フジテックの強み
 当社は、自主自立の精神でグローバル展開を行う昇降機専業メーカーとして、
  今後も全てのステークホルダーに対して高い付加価値を創出して参ります

                                 調達

           設計・開発                                      生産




                         深い連携に
         受注・販売            基づく                              物流
                        専業一貫体制


            モダニ
                                                      据付
           ゼーション
                               メンテ
                               ナンス




 お客様要望への            “安全・安心”                                     独自の高い
  柔軟な対応             長期の信頼品質                                      技術力
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お客様の声を結集した新標準機種「XIOR」
 お客様の要望を独自の高い技術力と柔軟な対応力で実現
 お客様や社会のニーズを把握し、従来の標準機種を超えた性能で、新しい生活様式
  に対応した機能を開発
    スタンダードを超えた                                      「新しい⽣活様式」に応えた
     新しいエレベータ                                         充実のクリーン機能

                                                                ⾮接触ボタン
   業界初*、クーラー標準装備
                                                           ボタンに触れず操作が可能
       快適な空間の提供

   業界最速*、最⼤定格速度                                                 混雑度表⽰
                                              かご内の混雑状況を表⽰し、3密回避の判断に
   分速120mに対応、⾼層建築に対応

  業界最⼤*、⼤型液晶モニター                                                イオンフル
                                               「プラズマクラスター技術」で空気を浄化
   画⾯が従来の4倍以上、視認性向上

    *2019年12⽉時点。当社調べ。                                           抗菌ボタン
     国内標準型マシンルームレス・エレベータにおいて
                                                 抗菌性樹脂を練りこみ、細菌の増殖を抑制


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2019-2021年度中期経営計画の振り返り
 2019-2021年度中期経営計画にて掲げた経営目標は、初年度にすべて達成
 業績拡大へ、環境変化の対応力強化や今後の重点領域への注力が必要と認識

             2021年度目標値                          2019年度実績値           達成

売上高            1,800億円                                1,812億円       レ
営業利益             130億円                                      134億円   レ
営業利益率                  7.2%                                  7.4%   レ
ROE            8.0%以上                                        9.5%   レ
           環境変化への対応と成長領域への注力が必要

・経済環境:COVID-19の影響による経済(顧客財政)の停滞と競合環境の変化

・事業環境:人材不足と働き方改革、新生活様式に伴う人々の移動や就労スタイルの変化

・市場環境:オフィスのワークスペース見直し、出張・観光の減少によるビル需要の変化

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事業上の重点領域
 規律ある投資の積極的な推進により、重点領域で事業を拡大し、
  新たな成長フェーズへの移行を目指します



    アフターマーケット事業
        への注力

                                                成長市場での事業拡大
     不透明な経済状況の下、
   アフターマーケット事業へ注力
                                            新設事業の成長が期待される
                                           中国・南アジア市場で事業拡大


               規律ある投資/M&A

  収益力向上    業務革新・自動化推進等による収益力の向上


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アフターマーケット事業への注力

            開発・生産・販売・グローバル連携による
            モダニゼーション事業の拡大
モダニゼーション   • モダニゼーションに特化した機器の開発
 事業の拡大     • 対象機種を選ばないモダニセーションパッケージ商品の
             市場投入
           • グローバル生産・調達を活用したコスト競争力の向上


            スマートメンテナンスの推進とグローバル展開による
            保守事業拡大
           • 地図データと連携した保守情報管理システムの機能向上
保守事業の拡大
           • ビッグデータ解析とAI活用による保守効率の向上
           • IoTを用いた自動診断の高度化と次世代リモートメンテナ
             ンスの実現

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成長市場での事業拡大

         販売体制強化とコストダウンによる継続的な成長
        • 機種統合と生産自動化によるコストダウン推進
  中国
        • 販売体制強化による新設事業拡大とアフターマーケット
  市場
          事業強化
        • 生産調達体制の拡充



         インドおよびメコン地域の成長市場での事業拡大

        • インドを生産供給拠点としたグローバル標準機種の拡販
 南アジア
  市場    • シンガポールを軸とした事業体制強化と拠点網拡充
        • インド市場に特化した戦略商品の投入



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収益力向上

           設計・調達・生産革新による利益率拡大
          • グローバル供給体制の活用
 利益率拡大    • デザインシミュレータ、3D-CAD等を活用した設計・ 生産
            の自動化と省人化
          • カスタム機種の設計・生産革新によるコストダウン



           据付省力化によるコストダウン

          • 据付専用ツールの開発と据付工法の刷新
据付コスト革新
          • 据付機器のプレアッセンブルによる据付現場の効率化
          • エキスパート人材育成と据付協力会社との連携強化




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フジテックの中長期的な方向性
 重点領域への取組みによる事業拡大で、中長期的な企業価値向上を目指します

        売上拡大:  各国の市場成長性を上回る事業成長の確保
財務目標    営業利益率: 早期に10%以上
        ROE:   利益率向上を通じて、10%以上の維持

        成長投資の拡大:重点領域への積極的な投資による新たな成長
         ➣ 新設・アフターマーケット事業拡大に応じた成長投資:
投資戦略         開発力・フィールド力向上、生産能力拡大
         ➣ 収益力向上に向けた投資拡大:
             据付力向上・生産コストダウン・ IT活用拡大・人材育成

        株主還元強化:積極的な株主還元を実行する
         ➣ 配当性向50%以上
株主還元
         ➣ 将来超過キャッシュが生じた場合には、株主還元の拡大を検討
         ➣ 自己株式取得は、市場・ビジネス環境、資本健全性等を鑑みる

 現在保有する自己株式は約半数の4,767,000株(発行済株式数対比約5%)を消却

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ガバナンス体制の更なる強化へ向けた施策
 あらゆる経営環境の変化へ備えるため、ガバナンス強化に取り組み、より強固
  な経営基盤の構築を目指します
 指名・報酬諮問委員会の設置を決定
                              株主総会

   監査役会                       取締役会                            会計監査人
 (社内1名・社外3名)             (社内4名・社外5名)

指名・報酬諮問委員会
    委員長:社外                        社長
委員構成:社外2名・社内1名
                          執行役員会議
 買収防衛策の非継続を決定
 買収防衛策の必要性は低下したと判断
 一方、COVID-19等による経済環境に不透明感がある中、混乱に乗じた
  敵対的買収による株主利益の毀損リスクに備える必要があるため、
  2022年の定時株主総会終結時をもって買収防衛策を継続しないことを
  決定
                 Copyright 2020 Fujitec All Right reserved.           12
フジテックのESGへの取り組み
 スマート社会のより良いインフラ創造を追求し、経済的価値創造と、
  環境・社会課題の解決に取組みます
              ESG経営の具体目標
 Environment           Social                                      Governance


 E                     S                                           G


    世界の国々で                                                            持続的成長と
                          新しい時代にふさわしい
 美しい都市機能の実現を追求                                                     全てのステークホルダーへの
                          快適な空間移動の提供
   安全・安心の追求                                                            価値創造


         まずは、下記の課題に対するソリューションを提供して参ります
          課題                                              ソリューション
        スマート社会の                                      高度な機能を有する新標準機種の展開
      インフラを作り、守る                                      グローバルベースでの技能向上
                                                                  モダニゼーションにより
          環境負荷の削減                                                   環境負荷45%減
                                                        非接触技術、DXと遠隔監視による
     “Withコロナ”への対応
                                                             業務の効率化

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       補足資料




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昇降機業界の概要
 地域別の昇降機業界構造                    昇降機業界における事業区分別の概要
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 世界全体のエレベーター新設台数は約
  100万台/年と見られる               新設                     昇降機の新設を指し、設計・開発、製造から
                                                     運搬、据付までを手掛ける
 商慣習やユーザーのニーズなどにより、                                オフィスやマンション、商業施設など様々な
  地域別で大きく市場の性質が異なってお                                 施設へ提供を行うため、お客様毎にニーズが
  り、各地域にカスタマイズした製品や                                  異なる
  サービスの展開が肝要                                        速度や積載、内装などのご要望に対応し、標
 世界の新設台数のうち、約6割が中国にて                                準機種もしくはカスタム機種を提供する
  設置されており、世界最大の新設マー          アフター                   昇降機を24時間365日管理・保守を行い、不
  ケットとなっている                  サービス                    具合対応や修理・点検を行う
                                                    各国の関連法規により、定期的な検査が定め
 新設台数の高い成長が見込まれるのは、
                                                     られている
  東南アジアなどの、特に新興国かつ都市
                                                    適切なメンテナンスにより昇降機の長寿命化
  化が進む地域。他方で、サービス収益の
  比率は低い傾向にある
 欧州、米国、日本などの成熟国において         モダニゼーショ  20~30年で寿命を迎えるエレベータに対し、
  は新設台数の成長は限定的。他方で、老         ン         モダニゼーションを実施することで、安全性
  朽化した昇降機のメンテナンスやモダニ                                 や利便性を向上
  ゼーションなどのサービス収益の機会が                                乗り心地の改善やドア開閉の安全性向上な
  大きい                                                ど、お客様が求めるニーズにより、フルモダ
                                                     ニゼーション、一部モダニゼーションなど提
                                                     供メニューが異なる


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フジテックの直近の取り組み事例

         新設                    アフターサービス                                  モダニゼーション

•   新標準機「XIOR」の拡販   •      メーカーならではの安全                               •   メーカー品質の幅広いモダ
•   新生活様式への対応(非接           性・品質の維持向上                                     ニゼーションメニュー開発
    触、換気、除菌等)    •         ITの活用による利益率の向                             •   モダニゼーション対象機種
                           上や付加価値の提供                                     拡大を行い、需要を喚起
                    •      保守協力会社との協業によ
                           る独自保守サービスを提供




新標準機種「XIOR」




    換気/除菌     非接触          ITの活用                遠隔保守                     モダニゼーション   対応機種
                                                の高度化                       専用マシン     拡大


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はありません。




                  2020年12⽉4⽇




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