6403 J-水道機工 2020-08-26 17:00:00
営業外費用ならびに特別損失計上および2020年3月期通期連結業績予想数値と実績値との差異に関するお知らせ [pdf]

                                                              2020 年 8 月 26 日
 各   位
                                 会   社   名 水道機工株式会社
                                 代   表   者 代表取締役社長        角川      政信
                                         (コード番号 6403)
                                 問合せ先責任者 取締役管理部門担当              石井     克昌
                                         (TEL 03-3426-2131)


      営業外費用ならびに特別損失計上および 2020 年 3 月期通期連結業績予想数値と
                実績値との差異に関するお知らせ


 当社は、持分法適用関連会社である在サウジアラビア国の Suido Kiko Middle East(以下、SKME 社)
に係る、2019 年度業績、財務状況ならびに新型コロナウイルス感染拡大等で不透明となる事業環境を踏ま
え、同社への投資ならびに融資に関し、下記の通り 2019 年度連結決算および個別決算において損失計上
を行いましたので、お知らせいたします。
 また、2020 年 2 月 6 日に公表いたしました通期連結業績予想数値と、本日公表の実績におきまして差異
が生じましたので、併せてお知らせいたします。
                             記
1.発生事実の概要
  当社は、  SKME 社への投資ならびに融資に関して合理的見積りに基づき回収可能性を慎重に検討した
 結果、  回収は困難と判断し、   個別決算において、特別損失として関係会社出資金評価損 9 億 33 百万円、
 関係会社事業損失 87 百万円および貸倒引当金繰入額 13 億 12 百万円を計上いたしました。また、連結
 決算において、営業外費用として持分法による投資損失 11 億 72 百万円(第 3 四半期までに発生の持分
 法による投資損失を含む。 ならびに特別損失として関係会社事業損失 87 百万円、
                 )                           貸倒引当金繰入額 13
 億 12 百万円を計上いたしました。

2.発生の理由
  当社は、これまで SKME 社への投資を通じ、サウジアラビア国における水処理設備の設計・建設・
 納入により海外水処理事業の拡大を進めて参りました。しかし、長期化する原油価格低迷と新型コロナ
 ウイルス感染拡大の影響により同国の財政・経済は、先行きが非常に不透明な状況にあることから、
 SKME 社の主要顧客の発注工事における回収リスクの一層の増大に直面しております。
  特に、2019 年度においては、SKME 社では手持ち工事案件での追加・手直し工事の発生および施工
 遅延によるコスト増加に加え、サウジアラビア国内での物価上昇に伴う工事費高騰により、全ての手持
 ち工事案件での採算が悪化しました。さらに、顧客からの入金遅延が長期化している滞留債権に対する
 貸倒引当金計上に伴い、同社は、2019 年度決算において多額の損失を計上することとなりました。
  このため、当社では、このような状況を踏まえ、当社連結決算および個別決算における営業外費用な
 らびに特別損失を計上いたしました。

3.業績への影響
  連結決算への影響につきましては、本日公表の「2020 年 3 月期 決算短信[日本基準](連結)」に記載の
 通りとなります。




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4.今後の見通し
  当社は、今後現地パートナーと株主間契約の見直し等を含めてリスクの極小化に向けた協議を行って
 まいります。

5.2020 年 3 月期連結業績予想と実績との差異
 (2019 年 4 月1日~2020 年 3 月 31 日)                                 (単位:百万円)
                                                     親会社株主に
                                                                 1 株当たり
                      売上高         営業利益     経常利益        帰属する
                                                                 当期純利益
                                                      当期純利益
   前回発表予想(A)           22,000      1,350     1,330        850     198 円 20 銭
   実      績(B)         21,035      1,280       53      △1,725    △402 円 38 銭
   増 減 額(B-A)           △965        △70    △1,277      △2,575       -
   増 減 率(%)           △4.4%       △5.1%    △96.0%          -        -
(ご参考)前期実績
                       18,296      1,055       910        589     137 円 39 銭
    (2019 年3月期)

6.業績予想との差異理由
 経常利益については、前記「1.発生事実の概要」に記載の通り、営業外費用として持分法による投資
損失 11 億 72 百万円を計上したことにより前回発表予想を下回りました。また、親会社株主に帰属する当
期純利益についても、前記「1.発生事実の概要」に記載の通り、経常利益での差異要因に加え特別損失
として関係会社事業損失 87 百万円、貸倒引当金繰入額 13 億 12 百万円を計上したことにより、前回発表
予想を下回りました。
                                                                         以上




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