6395 タダノ 2019-10-30 15:00:00
19年度中間決算 決算説明資料 [pdf]

          19年度中間決算 決算説明資料


  2019年8月 タダノは創業100周年を迎えました。




※予測に関する注意事項
・本資料(業績計画を含む)は、現時点で入手可能な信頼できる情報に基づいて作成して
                                            2019年10月
おりますが、リスクや不確実性を含んでおります。                    株式会社タダノ
                                             Tadano Ltd.




 ◇本年7月31日にDemag事業の買収が完了しました。本資料におけるDemag事業の
   取り扱いは以下のとおりです。

 ・19年度中間連結財務諸表:貸借対照表を含んでおります。
 ・19年度通期業績予想:19年8月~12月の5か月分の損益計算書を含んでおります。
 ・需要数値:クローラクレーンは含んでおりません。
 ・シェア:Demag製品を含んでおりません。
  会社概要

【会社名】    株式会社タダノ(1948年8月24日設立)創業者 多田野 益雄
         1955年国内初の油圧式トラッククレーンを開発
【代表者】    代表取締役社長(CEO)多田野 宏一
【本社】     香川県高松市新田町甲34番地
【主な事業】       建設用クレーン、車両搭載型クレーン、高所作業車の製造販売
【事業所】        東京事務所[墨田区]、高松工場[高松市]、志度工場[さぬき市]、香西工場[高松市] 、多度津工場[多度津町]、
             千葉工場[千葉市]
【拠点】         (日本)10支店、23営業所
             (海外)北京事務所[中国]、中東事務所[UAE]、モスクワ事務所[ロシア]、バンコク事務所[タイ]
【資本金】        13,021百万円          【株式】発行済 129百万株 株主数 8,835人(19年9月末)
【売上高】        188,451百万円(18年度)
【従業員数】       連結 3,461人、単独 1,445人(19年9月末)         *Demag事業1,731人は左記には含まず
【関係会社】       子会社 38社     関連会社 2社 *Demag事業取得により子会社が8社・関連会社が1社増加
             日本(計11社)
              ㈱タダノアイメス ㈱タダノアイレック ㈱タダノエステック 他8社

             欧州(計13社)
              タダノ・ファウンGmbH タダノ・デマーグGmbH [独] 他11社
             北米(計3社)
               タダノ・アメリカCorp. タダノ・マンティスCorp. [米] 他1社
             その他(計11社)
              タダノ・アジアPte.Ltd.[シンガポール] タダノ・オセアニアPty Ltd [オーストラリア]
              タダノ・エスコーツ・インディアPvt.Ltd. [インド] タダノ・タイランドCo.,Ltd.[タイ] 他7社


                                                                                         1




 19年度中間決算のポイント
                                                        【19年度の経営方針】
                                                        ①コアバリューの追求 「安全・品質・効率」
                                     (単位:百万円)
               18年度中間期          19年度中間期                 ②中期経営計画(17-19)最終年度の仕上げと
                                         増減率             次期中計の策定
               金額       比率      金額   比率
                                                        ③「赤い矢印」への集中と 「黄色い矢印」への取り組み
売上高            82,272 100.0% 100,304 100.0%     21.9%
                                                        ④「青い矢印」の揺れへの備え(両様の構え)と
                                                         競争激化 への対応
営業利益            5,743    7.0%    7,573   7.6%   31.9%
                                                         ◆4年振りの増収増益
経常利益            5,673    6.9%    7,262   7.2%   28.0%
                                                         ◆売上高は4年振りの1,000億円超え
親会社株主
                4,081    5.0%    5,064   5.0%   24.1%    ◆日本向け売上高、海外向け売上高ともに増加
当期純利益
                                                        ⇒日本向け売上高 444億円 → 541億円(+21.9%)
               18年度中間期          19年度中間期                  建設用クレーン・車両搭載型クレーン・高所作業車
設備投資額            6,595百万円        9,852百万円                が揃って増加。
減価償却費            1,432百万円        1,588百万円
                                                         中間連結決算開始以降、過去最高。
為替レート(USD)          108.68円        110.05円
                                                        ⇒海外向け売上高 378億円 → 461億円(+21.9%)
為替レート(EUR)          131.64円        124.32円
                                                         欧州を除くすべての地域で増加。
※設備投資額にはリース資産分を含んでおります。
                                                         ◆海外売上高比率 46.0% → 46.0%
※為替レートは1-6月期中平均レート(海外子会社12月決算のため)
                                                         ◆営業利益率 7.0%→7.6%
⇒19年度中間期設備投資の内、香西工場関連は7,135百万円                            営業利益     57億円 →    75億円
                                                          経常利益     56億円 →    72億円
                                                          当期純利益    40億円 →    50億円
                                                                                         2
  損益計算書(対前年同期比較)
                                            (単位:百万円)
                                                            【増減のポイント】
                 18年度中間期           19年度中間期         比較
                                                   増減       ◆売上原価率 73.4% → 74.0%
                 金額        比率      金額      比率
                                                             ・売価の維持改善・コストダウンによる原価低減に
売上高              82,272 100.0% 100,304 100.0%      18,031
                                                             努めるも、コストアップ・製品構成の変化により売上
売上原価             60,382    73.4% 74,195    74.0%   13,813    原価率は前年同期比0.6%ポイント悪化。
割賦販売利益             121     0.1%      -56   -0.1%     -178
                                                          ◆販管費 2,210百万円増加
売上総利益            22,011    26.8% 26,051    26.0%    4,039
                                                           ・変動費増加         + 538百万円
販管費              16,267    19.8% 18,478    18.4%    2,210  ・人件費増加         + 173百万円
営業利益              5,743    7.0%    7,573   7.6%     1,829  ・その他諸経費増加      + 1,498百万円

営業外損益               -70    -0.1%    -310   -0.3%     -240
                                                         ◆営業外損益
経常利益              5,673    6.9%    7,262   7.2%     1,589 ・営業外収益        178百万円 →   192百万円
特別損益                  -3   -0.0%    476    0.5%      479  ・営業外費用        249百万円 →   503百万円

税引前当期純利益          5,669    6.9%    7,739   7.7%     2,069
                                                          ◆特別損益
法人税等              1,569    1.9%    2,684   2.7%     1,115  ・特別利益         6百万円 → 492百万円
                    19     0.0%       -9   0.0%       -29
                                                           ・特別損失         9百万円 → 16百万円
非支配株主当期純利益
                                                             ※負ののれん発生益487百万円を特別利益にて計上
親会社株主当期純利益        4,081    5.0%    5,064   5.0%      982



                                                                                            3




  損益計算書(営業利益の増減要因)
    売上が増加し、営業利益は18億円の増加。


    (百万円)
                                                    500        -3,300
12,000                              400
                   5,000

10,000
                                                                         -770
                                                                                   7,573
 8,000

         5,743
 6,000


 4,000


 2,000


    0
         18年度       物量              売価             為替           費用       その他       19年度
         中間期                                                                       中間期

                                                                                            4
 貸借対照表(対前期末比較)
                                                (単位:百万円)         【増減のポイント】
               18年度末          19年中間期末                   Demag
                                                比較
                                                         事業
                                                                 ◆売上債権は増加 508億円 → 521億円
                                                増減                (521億円のうちDemag事業分65億円)
             金額       比率      金額       比率               (内数)
                                                                   ⇒売上債権回転期間は改善
手許資金         65,952   25.8%   77,441   24.4% 11,489      2,496
                                                                    (18年度中間 87.2日/18年度 98.5日
売上債権         50,836   19.9%   52,187   16.4%    1,350    6,578              → 19年度中間 83.2日 )
たな卸資産        62,757   24.5%   96,486   30.4% 33,729     27,938      ※19年度中間の回転日数はDemag事業を
                                                                      除いて計算
その他           6,610    2.6%    6,994    2.2%     384     1,444
流動資産計       186,156   72.8% 233,109    73.4% 46,953     38,458
                                                                 ◆たな卸資産は増加 627億円 → 964億円
有形固定資産       52,597   20.5%   65,967   20.8% 13,370      4,461    (964億円のうち
無形固定資産        1,703    0.7%    1,854    0.6%     150      198      TFG分202億円・Demag事業分279億円)
                                                                  ⇒たな卸資産回転期間は悪化
投資その他の資産     15,336    6.0%   16,602    5.2%    1,265 -16,287
                                                                    (18年度中間 139.0日/18年度 121.5日
固定資産計        69,637   27.2%   84,424   26.6% 14,787 -11,627                 → 19年度中間 125.1日 )
資産合計        255,793 100.0% 317,534 100.0% 61,740        26,830     ※19年度中間の回転日数はDemag事業を
                                                                      除いて計算

仕入債務         41,792   16.3%   44,652   14.0%    2,860    6,210
                                                                 ◆有利子負債は増加 301億円 → 691億円
有利子負債        30,165   11.8%   69,124   21.8% 38,958      1,321
                                                                  ⇒短期 361億円増加 長期 27億円増加
その他          28,810   11.3%   46,622   14.7% 17,811     18,767     ※Demag事業買収資金及び増資資金等を
負債計         100,768   39.4% 160,399    50.5% 59,630     26,299      ブリッジローンにて356億円借入

純資産計        155,025   60.6% 157,135    49.5%    2,109     531
負債・純資産計     255,793 100.0% 317,534 100.0% 61,740        26,830
                                                                                                 5




 キャッシュ・フローの概要

  財務活動キャッシュ・フローの増加により、総合キャッシュ・フローは116億円の増加。

                                                                         たな卸資産の増加 69億円
        税引前当期利益 77億円
                                               営業活動CF
                                               プラス 17億円                  仕入債務減少 29億円
        売上債権減少 55億円

                                                                         法人税の支払い他 17億円


                                             投資活動CF                       子会社株式の取得 147億円
                                            マイナス 244億円
                                                                        有形固定資産の取得他 97億円




        短期借入金純増 368億円                           財務活動CF
                                                                          配当金支払他 19億円
                                               プラス 349億円



                                                換算差額
                                               マイナス 6億円



                                                  総合CF
                                               プラス 116億円
                                                                                                 6
   製品別売上高

     (百万円)           建設用クレーン                    車両搭載型クレーン
                                                                                                                                                          (単位:百万円)
                     高所作業車                      その他
                                                                                                       18年度中間期                   19年度中間期                        比較増減

                                                                                                        金額            比率          金額           比率         金額             増減率
120,000
                                                                                      建設用
                                                                                                       48,515         59.0% 64,199             64.0% 15,683               32.3%
                                                                                      クレーン
                                                     100,304
                                                                                 車両搭載型
                                                                                                         9,605        11.7% 11,265             11.2%           1,659      17.3%
                                                     15,332                       クレーン
                     82,272
                                                                                 高所作業車                   9,208        11.2%        9,507        9.5%            299        3.3%
 80,000                                               9,507
                     14,943
                                                     11,265                           その他              14,943         18.1% 15,332             15.3%            388        2.6%
                      9,208

                      9,605                                                            合計              82,272          100% 100,304             100% 18,031               21.9%


 40,000                                                                                                               46.0%                  46.0%
                                                                                ◆海外売上高比率                                           →
                                                     64,199
                     48,515                                                     ※建設用クレーン、日本向け及び海外向け売上高

                                                                                       日本                             17,915                   24,984          7,069      39.5%

      0
                                                                                       海外                             30,600                   39,214          8,614      28.2%
               18年度中間期                          19年度中間期


                                                                                                                                                                               9       7




   海外仕向地別売上高推移
                                                                     海外売上高は前期より、21.9%増加した。
   (百万円)
                                                                     欧州△9.5%、北米+40.5%、アジア+8.8%、中東+19.9%(前年同期比)。
 120,000

 100,000

  80,000
                       世界最大級のラフテレーンクレーン
  60,000                  GR-1600XL

  40,000

  20,000

        0
                                                                                                                                                                         18年度 19年度
            00年度 01年度 02年度 03年度 04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度
                                                                                                                                                                          上期   上期
   欧州       11,435   9,754   10,893 11,978 12,000 16,292 19,170 25,566 29,630 19,196 12,739 11,643 12,510 16,844 20,211 22,844 20,701 16,849 19,122                      9,528     8,627
   北米       2,671    2,739   2,755   3,402   4,547   9,798   12,324 18,342 20,145 15,301      6,616   13,938 20,406 27,782 36,836 39,127 25,438 29,428 40,412 14,973 21,043
   中南米       948     586      287    457     866     1,721   2,420   2,542   2,722    887     1,691   3,012   2,201    2,449   3,475   826     1,513   1,014    1,445    582       1,317
   アジア      4,225    4,368   5,362   5,185   4,888   4,749   7,861   12,069 10,954    9,680   6,603   9,190   10,982 16,923 16,383 17,083 13,694 12,089 13,775           6,183     6,729
   中東       2,142    3,098   3,602   5,663   7,347   8,507   11,708 13,878 15,836     5,948   6,686   7,432   10,090 18,167 17,052 17,680 10,375       9,699    6,156    2,556     3,064
   その他       956     1,524   2,066   3,696   4,634   5,790   7,409   9,158   10,063   5,177   3,939   7,654   9,970   13,320   9,576   6,881   5,683   7,069    10,469   4,041     5,377
   合計       22,379 22,072 24,968 30,384 34,285 46,859 60,894 81,557 89,354 56,191 38,277 52,872 66,160 95,487 103,53 104,44 77,406 76,152 91,381 37,864 46,159
   海外売上
            23.8% 25.0% 30.1% 31.4% 33.7% 38.8% 42.1% 46.8% 54.9% 53.9% 42.6% 46.3% 49.1% 52.5% 50.7% 49.9% 43.1% 43.8% 48.5% 46.0% 46.0%
    比率
   為替レート
          107.83 121.54 125.35 115.99 108.24 110.21 116.38 117.84 103.46              93.57   87.81   79.84   79.82    97.65   105.85 121.05 108.84 112.19 110.43 108.68 110.05
    (USD)
   為替レート
          99.63      108.8   118.41 131.03 134.47 136.92 146.14 161.24 152.44         130.2   116.39 111.12 102.63 129.68 140.42 134.31 120.33 126.67 130.42 131.64 124.32
    (EUR)

  ※ ・その他は、オセアニア、アフリカ、CIS。
    ・為替レートは期中平均レート(海外子会社12月決算のため、通期1-12月平均・中間期1月-6月平均)
    ・01年度以前はDMをEURに換算したものを表示しております。
                                                                                                                                                                                           8
  建設用クレーン

                 建設用クレーン売上高(日本)
     (百万円)
                                                                         下期
 100,000
                                                                         上期

               51,104
                             45,017                     42,250
  50,000                                   38,179
               26,220        22,588        20,019       24,335                           (百万円)
               24,884                                                 24,984
                                                                                                                    建設用クレーン売上高
                             22,429        18,160       17,915                       200,000
          0                                                                                               下期
日本台数シェア        15年度          16年度         17年度          18年度          19年度                                上期
(年度ベース)        48%           48%          50%           54%
                                                                                     150,000         141,534

                    建設用クレーン売上高(海外)                                                                               109,627
                                                                                                                                           117,556
                                                                        下期                                                     99,022
    (百万円)
                                                                                     100,000         70,236
               90,429                                                   上期
 100,000
                                                        75,306                                                    52,258                    69,041
                             64,609       60,843                                                                               53,343
               44,016
  50,000                     29,670                     44,706                         50,000
                                          33,324                                                     71,297
                                                                                                                  57,369                                 64,199
               46,413                                                                                                          45,679       48,515
                             34,939       27,519        30,600       39,214
          0                                                                                   0
海外台数シェア        15年度          16年度         17年度          18年度         19年度         世界台数シェア            15年度         16年度         17年度         18年度         19年度
(暦年ベース)        18%           19%          15%          15%                       (暦年ベース)           27%           27%          24%          23%
    ※シェアは小数点以下を四捨五入


                                                                                                                                                                        9




  日本建設投資の推移と見通し
   (兆円)
  90.0
                                                                                                                                 政府投資:政府建設投資
                                                                                                                                 民間投資:民間建設投資

  80.0

                                                                                                   20年度は政府投資は横ばい、民間投資は、
  70.0
                                                                                                   住宅投資が微減、非住宅投資が微増。
  60.0


  50.0


  40.0


  30.0


  20.0


  10.0


    0.0
                                                                                                                          17年 18年 19年 20年
          89年 90年 91年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年
                                                                                                                          度見 度見 度見 度見
           度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度
                                                                                                                          込み 込み 通し 通し
 政府投資 24.2 25.7 28.6 32.3 34.2 33.2 35.1 34.5 32.9 33.9 31.9 29.9 28.1 25.9 23.4 20.8 18.9 17.7 16.9 16.7 17.9 17.9 18.6 19.7 22.5 22.8 20.2 20.9 21.2 20.7 21.3 21.4
 民間投資 48.8 55.6 53.7 51.6 47.4 45.4 43.8 48.2 42.2 37.3 38.4 36.2 33.0 30.9 30.2 31.9 32.5 33.5 30.7 31.4 25.0 23.9 24.6 25.5 28.7 28.2 30.6 31.7 33.1 34.0 34.6 34.9
 建設投資 73.1 81.4 82.4 83.9 81.6 78.7 79.0 82.8 75.1 71.3 70.4 66.1 61.2 56.8 53.7 52.8 51.5 51.3 47.6 48.1 42.9 41.9 43.2 45.2 51.2 51.1 50.8 52.7 54.3 54.7 55.9 56.4

※ 数字はすべて名目建設投資。予測は、建設経済研究所の「建設投資の見通し」(19年9月26日発表)による。



                                                                                                                                                                    10
    建設用クレーンの日本総需要の推移

        (台)

8,000
              消費税導入
                                            ピーク時 90年度 6,760台
7,000



6,000
                                       阪神大震災                                                                                       3軸車最高性能の新製品
                                                                                                                                   GR-600N(G4):18年10月新発売
5,000
                                                                     消費税率アップ

4,000


                                                                                                              リーマンショック                   東日本大震災                   消費税率アップ
3,000



2,000



1,000



    0
         89年 90年 91年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年
          度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度   度
下期需要 3,040 3,490 3,170 2,270 1,740 1,790 1,940 2,320 1,420 910     810   760   570   530   610   740   910 1,070 1,310 680   540   560   820 1,020 1,360 1,340 1,270 1,030 900    930
上期需要 2,610 3,270 3,370 2,770 2,040 1,740 1,860 2,250 1,820 1,020 790     700   640   540   570   640   810   980 1,150 1,240 420   500   530   820   920 1,200 1,270 1,130 970    820    990
通期需要 5,650 6,760 6,540 5,040 3,780 3,530 3,800 4,570 3,240 1,930 1,600 1,460 1,210 1,070 1,180 1,380 1,720 2,050 2,460 1,920 960 1,060 1,350 1,840 2,280 2,540 2,540 2,160 1,870 1,750

              ※ 数字は当社調べ。
              ※ 需要数値は10台単位に四捨五入。

                                                                                                                                                                                         11




    建設用クレーン

  日本シェア 53%→53%                                     ※シェアは小数点以下を四捨五入、需要数値は10台単位に四捨五入。

    油圧式建設用クレーン日本総需要 990台(19年度中間、当社調べ) 前年同期比21%増
    ⇒需要が増加する中、大型機種の拡販に注力。トン数シェア42%→55%
         日本向け売上高は249億8千4百万円(前年同期比 139.5%)

                                                                                            【オールテレーンクレーン】
【ラフテレーンクレーン 】
                                                                                                 ・日本では都市開発、高架・橋梁工事向けの大型クレーン
・日本建設用クレーンの中心機種
                                                                                                 日本総需要の6%
  日本総需要の94%(北米総需要の51%)                                                                                                                                               ATF-200N-5.1
                                                                                                 (欧州総需要の88%)
・市街地の建築工事に欠かせない都市型クレーン
                                                                                                 ・遠距離走行性に加え
  コンパクトな車体で、挟小地でも性能発揮
                                                                                                 小回り性にも優れる。
  (前輪、後輪共にステアリング可能)
                                                                                                  (ステアリングに特徴)
・クレーンの運転席と自動車の運転席が兼用
・日本向け13~100t吊り 8機種(タダノ製造)
                                                                                                 ・海外向け40~400t吊り 13機種(独TFG製造)
 海外向け13~145t吊り 11機種(タダノ製造、印TEI製造)
                                                                                                 ・日本向け100~550t吊り 7機種(独TFG製造、タダノ製造)
・全19機種中16機種に動態管理                                         GR-1000N(G4)                            ・全20機種中14機種に動態管理システム搭載
  システム搭載                                                                                         ・ Demagブランド:40~1200t吊り 15機種
・日本は一般道走行                                                                                        ・日本での一般道走行時には分解搬送が必要
 北米はトレーラー輸送                                                                                       欧州では分解走行不要


                                                                                                                                                                                         12
  建設用クレーン

【トラッククレーン】                                                                                            GT-600EL

・走行性に優れたトラックに架装したクレーン。日本総需要は数台、主に海外向け
・遠距離走行性に優れる。
・日本向け13~35t吊り3機種(タダノ製造) ・海外向け30~75t吊り6機種(タダノ・独TFG製造)
・全9機種中5機種に動態管理システム搭載

                                                                                                      CC-3800-1
                                                                                                     (ラチスブーム式)
【クローラクレーン】
・無限軌道式履帯(クローラ)を装備した走行体に架装したクレーン。
・不整地や地盤が軟弱な現場で機動性に優れる。
・現場間の移動はトレーラーなどでの搬送が必要。


ラチスブーム式
 ・橋梁、風力発電、プラントなどの大型構造物の建設に使用される。
 ・海外、日本向け 400~3200t吊り 7機種 をDemagブランドで展開(独TDG製造)
伸縮ブーム式
 ・土木、建設工事に使われ、不整地や泥濘地、トンネル内での作業などに使用される。
 ・海外向け 27~120t吊り 11機種(米TMC製造)



                                                                                                                 13




  クレーン業界図(油圧式クレーンメーカー・クローラクレーンメーカー)

                                           Tadano           Tadano
                                                                           GROVE(米)
                                         Demag (独)         Faun (独)

                                            19年                90年
                                                                                  02年

        TEREX(米)                                                                              LIEBHERR
                                                                                                 (独)
                                                TADANO                    MANITOWOC
                                                                             (米)
       99年                                                       00年
                                          08年                                       07年
                                                       18年
          Franna(豪)                                                                          15年
                                         Tadano           Tadano          Shuttlelift(米)
                                        Mantis(米)       Escorts (印)


                                                                                                  Autogru Rigo
     長江            中聯重科                                                                               (伊)
                                       日立建機                  コベルコ建機       Escorts (印)
                                                                                                  Locatelli(伊)
   泰安東岳               徐州                            住友重機械
                                          02年       建機クレーン
   三一重工            遼寧撫挖                                                                           Marchetti(伊)


   安徽柳工
                                        住友重機械                Link‐Belt    加藤製作所                   Sennebogen
                                                       86年
                                         工業                     (米)
                                                                                                      (独)


 徐州=XCMG Xuzhou Construction Machinery Group、                                         買収を示す。(数値はその年度)
                                                    *日本建設機械工業会資料より、当社作成
 中聯重科 =Zoomlion、三一重工=Sany、安徽柳工=Liugong                                                提携を示す。(数値はその年度)
                                                                                      出資・JVを示す。


                                                                                                                 14
          建設用クレーンの世界総需要推移(暦年ベース)
                                                                                                                  ※折れ線は、各市場の需要ボトムの基準年を1とし、各年の比率推移を表
                                                                                                                  す。(北米は2010年、欧州は2010年、日本は2009年)
  (台)
                                                                                                                  ピーク年       ボトム年
14,000                                                                                                                                                                                                                      7.
                                                                                                                          リーマンショック後、2年で世界需要は▲56%と大幅な落ち込み。
12,000
                                                                                                                          海外需要は2013年をピークに減少、2017年に底打ち。                                                                      6.

                                                                                                                                                                             欧州               北米                  日本
10,000                                                                                                                                                                                                                      5.
                                            ラフテレーンクレーンの2軸キャリヤとしては
 8,000
                                            当社最大の吊上能力を誇る機種                                                                                                                                                                  4.
                                            GR-1200XL:(海外向け)

 6,000                                                                                                                                                                                                                      3.


 4,000                                                                                                                                                                                                                      2.


 2,000                                                                                                                                                                                                                      1.


      0                                                                                                                                                                                                                     0.
                                                                                                                                                                                                          18年     19年
          1995    1996    1997    1998    1999    2000    2001    2002    2003    2004    2005    2006    2007    2008    2009    2010    2011    2012    2013    2014    2015    2016    2017    2018
                                                                                                                                                                                                           1-6     1-6
 欧州       1,270   1,500   1,700   2,110   2,270   2,390   2,290   2,030   2,000   1,940   2,050   2,120   2,490   3,000   2,000   1,100   1,160   1,160   1,080   1,230   1,400   1,480   1,290   1,540   820      910
 北米       1,370   1,780   2,000   2,610   2,470   2,280   1,490   1,180   950     1,100   1,610   2,400   2,990   3,580   1,430   910     1,640   2,350   2,390   1,960   1,460   1,010   1,140   1,490   620      770
 その他      870     1,030   1,380   900     550     570     810     750     900     1,080   1,280   1,610   2,260   2,830   1,820   2,040   2,620   3,290   4,030   3,690   3,970   2,850   2,900   3,320   1,580   1,920
 海外需要 3,510       4,310   5,080   5,620   5,290   5,240   4,590   3,960   3,850   4,120   4,940   6,130   7,740   9,410   5,250   4,050   5,420   6,800   7,500   6,880   6,830   5,340   5,330   6,350   3,020   3,600
 日本       3,710   4,380   3,820   2,150   1,670   1,490   1,380   1,090   1,150   1,350   1,610   1,960   2,350   2,320   900     1,070   1,150   1,680   2,100   2,570   2,590   2,310   1,960   1,720   930     1,000
 総需要      7,220   8,690   8,900   7,770   6,960   6,730   5,970   5,050   5,000   5,470   6,550   8,090 10,090 11,730 6,150       5,120   6,570   8,480   9,600   9,450   9,420   7,650   7,290   8,070   3,950   4,600
 欧州   1.クローラクレーンは上記に含まず。 2.0818 1.8455 1.8182 1.7636 1.8636 1.9273 2.2636 2.7273 1.8182 1 1.0545 1.0545 0.9818 1.1182 1.2727 1.3455 1.1727 1.4 0.7455 0.8273
        1.1545 1.3636 1.5455 1.9182 2.0636 2.1727
 北米
      2.ロシア国産は上記に含まず。 2.5055 1.6374 1.2967 1.044 1.2088 1.7692 2.6374 3.2857 3.9341 1.5714 1 1.8022 2.5824 2.6264 2.1538 1.6044 1.1099 1.2527 1.6374 0.6813 0.8462
        1.5055 1.956 2.1978 2.8681 2.7143
 日本     4.1222 4.8667 4.2444 2.3889 1.8556 1.6556 1.5333 1.2111 1.2778 1.5 1.7889 2.1778 2.6111 2.5778 1 1.1889 1.2778 1.8667 2.3333 2.8556 2.8778 2.5667 2.1778 1.9111 1.0333 1.1111
      3.2010年以降、中国国産の輸出を含む。
        中国国産の中国市場向けは上記に含まず。中国市場における中国国産の総需要推移は次の通り。
        2011年約3万5千台、2012年約2万2千台、2013年約1万7千台、2014年約1万4千台、2015年約9千台、2016年約9千台、2017年約2万台、 2018年約3万2千台
      ※数値は、当社推計。需要数値は10台単位に四捨五入。
                                                                                                                                                                                                                       15




          建設用クレーン                                                 地域別需要機種構成(暦年ベース)

                    世界シェア 23%→24%
                    油圧式建設用クレーン 世界総需要 3,950台→ 4,600台 (19年1-6月、当社調べ) 前年同期比 16%増

                  TC
                  RC
                  AC




      欧州 総需 820台→ 910台(+10%)                                                    日本 総需 930台→ 1,000台(+8%)                                                   北米 総需 620台→ 770台(+24%)
       TC 50台・RC 60台・AC 800台                                                     TC 10台・RC 930台・AC 60台                                                     TC 110台・RC 400台・AC 260台
         (当社シェア 11% → 9%)                                                          (当社シェア 52%→ 54%)                                                           (当社シェア 22%→ 28%)


                                                                                                                          アジア 総需 510台→ 720台(+43%)
                                                                                                                           TC 510台・RC 160台・AC 50台
                                                                                                                              (当社シェア 13%→ 13%)




    中東 総需 500台 → 340台(△32%)                                               その他 総需 470台→ 710台(+51%)                                                    中南米 総需 100台→ 150台(+50%)
     TC 120台・RC 170台・AC 50台                                                TC 420台・RC 140台・AC 150台                                                     TC 40台・RC 60台・AC 50台
        (当社シェア 12%→ 20%)                                                      (当社シェア 12%→ 12%)                                                           (当社シェア 11%→ 10%)

 1.クローラクレーン需要は上記に含まず。 TCはトラッククレーン、RCはラフテレーンクレーン、ACはオールテレーンクレーンを表す。
    その他は、オセアニア、アフリカ、CIS。 台数・シェアは、前期からの変化を示す。
 2 .中国国産の中国市場向けは上記に含まず。 ロシア国産は上記に含まず。
 *数値は、当社推計。需要数値は10台単位に四捨五入、シェアは小数点以下を四捨五入。
                                                                                                                                                                                                                       16
  欧州事業

<欧州事業の課題>
 欧州事業の黒字化
 TFGとTDGによるシナジー創出
 欧州でのシェアアップと欧州域外への拡販

●欧州グループ会社の概要
【 Tadano Faun GmbH 】
 90年に買収、資本金:45百万EUR 当社100%出資
 所在地:ドイツ Lauf a.d. Pegnitz
 事業内容:オールテレーンクレーン・トラッククレーンの開発・製造・販売
 代表者:社長 澤田 憲一、従業員:654人
 売上高の推移:                                                                                 ATF400G-6
  13年:313百万EUR/329台、14年:308百万EUR/347台、15年: 304百万EUR/376台
  16年:319百万EUR/363台、17年:279百万EUR/311台、18年:313百万EUR/361台
                                                                                        ATF600G


【 Tadano Demag GmbH】
 19年に買収、資本金:20百万EUR 当社100%出資
 所在地:ドイツ Zweibrücken
 事業内容:オールテレーンクレーン・クローラクレーンの開発・製造・販売
 代表者:社長 Jens Ennen、従業員:1,567人
 売上高の推移 (当該買収に関連するDemag事業) :                                                             CC 8800-1
  15年:631百万USD、16年:494百万USD、17年:470百万USD、18年:487百万USD
  (上記、売上高はTerex社より提供された未監査の数字)

                                                                                                      17




  北米事業

<北米事業の課題>
 ポジションアップ

●北米グループ会社の概要
【 Tadano America Corp. 】
   資本金:2.5百万USD TAH社100%出資 所在地:米国 Houston
   事業内容:建設用クレーンの販売                                          Tadano America Corp.
   代表者:社長 Ingo Schiller
   従業員:92人                                                                                 GTC-600
   売上高の推移: 13年262百万USD、14年 305百万USD、15年 285百万USD
               16年206百万USD、17年 230百万USD、18年 330百万USD

【 Tadano Mantis Corp. 】
   08年に買収、資本金:287千USD TAH社100%出資
   所在地:米国 Franklin、
   事業内容:伸縮ブーム式クローラクレーンの製造・販売
   代表者:社長 吉田 耕三
   従業員:151人
   売上高の推移:13年 36百万USD、14年 30百万USD、15年 40百万USD
               16年 27百万USD、17年 36百万USD、18年 44百万USD
                                                           Opti-Width機能と傾斜地での作業性が
                                                           高評価
   ※TAH社は、TADANO America Holdings,Inc.の略。                  米国Lift and Access誌2017年度
                                                           LLEAP*クレーン部門Silver Award受賞
                                                           *LLEAP : Leadership in Lifting Equipment and
                                                           Aerial Platforms

                                                                                                      18
  その他の海外事業
   <その他地域での課題>
    中国メーカーの台頭

   ●その他地域のグループ会社の概要
   【Tadano Asia Pte. Ltd.】
     設立: 96年8月
     資本金: 1,000千SGD
     出資比率:当社 80%、Multico Infracore Holdings Pte. Ltd. 20%
     所在地:シンガポール
     事業内容:建設用クレーンの販売・サービス
     代表者:社長 林 宏三 従業員:17人
   【Tadano Oceania Pty Ltd 】
     設立:10年2月
     資本金:7,500千AUD 当社 100%出資
     所在地:オーストラリア Darra
     事業内容:建設用クレーンの販売・サービス
     代表者:社長 Anthony Grosser 従業員:52人
                                                                                GT-750EL
   【Tadano Escorts India Pvt. Ltd.】
     設立:18年12月
     資本金:600,000千INR 当社 51%出資、Escorts Ltd. 49%
     所在地:インド Faridabad
     事業内容:建設用クレーンの開発・製造・販売・サービス
     代表者:社長 中山 哲 従業員:56人


                                                                                           19




  海外展開の加速                              ~ 30社設立・買収、14拠点新設                   ~
                (2003年以降)
                                         うち、3社撤退、2社・2拠点移転

【2008】タダノ・ファウン・シュタールバウ 設立
【2011】タダノ・ファウン 試験用地取得
【2014】クレーンズ・ユーケー(現タダノ・ユーケー) 買収                              【2008】タダノ・アメリカ・ホールディングス 設立
【2016】タダノ・フランス 設立                                           【2008】スパンデック(現タダノ・マンティス) 買収
【2018】ウォーターランド 2社 買収                                        【2016】タダノ・アメリカ・カナダ支店 設立
      (現タダノ・ネーダーランド、タダノ・ベルギー)
【2019】Demag事業 買収
      (8社の株式取得・11社の事業譲受)

                          【2018】モスクワ事務所 設立




                                                 【2012】多田野科貿 設立



                                             【2019】タダノ バンコク事務所 開設

【2003】タダノ中東事務所 開設
【2017】タダノ・タイランド
       中東事務所 設立                                             【2011】タダノ・ブラジル 設立
【2019】タダノ・                                                  【2017】タダノ・チリ 設立
      ミドルイースト 設立



【2012】タダノ・インディア 設立
【2012】タダノ・タイランド 設立                               【2010】タダノ・オセアニア 設立
【2016】タダノ・タイランド インドネシア事務所 設立                     【2011】同シドニー支店 開設
【2017】タダノ・イタルタイ 設立                               【2016】エーエムエル・イクイップメント 事業買収
【2017】タダノ・タイランド ベトナム事務所 設立                       【2017】タダノ・オセアニア メルボルン支店 設立
【2018】タダノ・エスコーツ・インディア 設立                         【2018】エーエムエルをタダノ・オセアニアに統合
                                                                                           20
  車両搭載型クレーン
【カーゴクレーン】日本シェア 49%→48%
  日本総需要 8,380台(19年度中間、当社調べ) 前年同期比10%増
  ⇒安全装置法制化と小型トラックの排ガス規制による駆け込み需要により、
    売上高は、112億6千5百万円(前年同期比 117.3%)

   ・通常のトラックに架装した小型クレーン、貨物の積載・運搬・設置作業等が1台で可                                                                       ZX360/300
                                                                                                                 series
   ・物流用途、造園業や建設業用途、トラックディーラーの間接販売
   ・小型・中型・大型トラック架装用に多数の機種 0.49t~15t吊り
          ~関係省庁~     ・主に厚生労働省(クレーンの規制)
          ~主な販売先と特徴~ ・トラックディーラー
                     ・トラック需要に左右される傾向
                                                                                        安全装置「過負荷防止装置」を標準装備
(海外展開)
 ・カーゴクレーンの戦略市場向け輸出に注力。クレーン部を輸出し、
  現地にてトラックに架装。                                                                                                    SS-38F

     18年度上期売上:8.0億円 → 19年度上期売上:8.5億円
 ・12年4月タイに製造子会社を設立し、                                                  ZR560
  海外展開を加速。


                                                                                           スライドキャリヤ(車輌運搬車)
                                                   輸出カーゴクレーンZR560

                                                                                                                             21




  車両搭載型クレーン

    (台)   日本カーゴクレーン総需要(当社調べ)                                 (台)
               下期
30,000         上期                                        120,000   (百万円)               車両搭載型クレーン売上高
               普通トラック年間総需要                                         25,000       下期
               普通トラック上半期総需要                                                     上期
                                                         100,000                                         20,667
                                       91,470                                 20,375
          88,260                                                                       19,633   19,677
                   98,100                                          20,000
                              91,110
20,000                                                   80,000
          16,860
                   15,560              15,950                      15,000     10,417            9,603    11,062
                            15,530                                                     10,098
                                                         60,000
                                                48,330
                   45,780   45,520     44,530
          42,300
                                                                   10,000
10,000    8,400                                          40,000
                   7,960    7,430      8,360

                                                                                                                    11,265
                                                         20,000     5,000     9,957     9,534   10,074   9,605
          8,460    7,600    8,100      7,590    8,380


    0                                                    0             0
          15年度     16年度     17年度       18年度     19年度                          15年度     16年度     17年度     18年度       19年度
前年同期                                     日本台数シェア
増減率      △4%  △8%  △0%   +3%             (年度ベース)                              49%      50%      50%      50%
(年度ベース)
       ※ 需要数値は10台単位に四捨五入、シェアは小数点以下を四捨五入。

                                                                                                                             22
  車両搭載型クレーン ~グローバル展開~
【 Tadano Italthai Co., Ltd.】
  資本金:50百万THB (出資比率 当社 49%、ITI社 48%、MHCB社 3%)
  設立:17年5月
  所在地:タイ Bangkok、事業内容:カーゴクレーンの販売
  代表者:社長 伊賀 英俊 、従業員:9人




【 Tadano (Thailand) Co.,Ltd. 】
                                                     タイ工場で生産のカーゴクレーン ZT1000
 資本金:636百万THB 当社100%出資 設立:12年4月(13年6月操業開始)
 所在地:タイ Rayong、事業内容:カーゴクレーンの製造・販売
 生産能力:1,000台/年 (販売台数:14年 258台、15年 418台、16年 385台、17年 381台、18年度 407台)
 代表者:社長 三谷 俊祐 、従業員:51人
●車両搭載型クレーンの初の海外生産拠点。本製造子会社設立により、海外展開をさらに加速させるとともに、収益性
 の向上を目指す。




               Tadano(Thailand)
                         工場内      Tadano(Thailand)

                                                                               23
  高所作業車

 日本シェア 36%→35%
  トラック搭載タイプ日本総需要 3,000台(19年度中間、当社調べ) 前年同期比26%増
  ⇒小型トラックの排ガス規制による駆け込み需要の中、インフラ点検補修用途及び通信業界向け機種の
    売上が減少、レンタル業界向けの売上が増加し、売上高は、95億7百万円(前年同期比 103.3%)

[トラック式]                                                              ~関係省庁~
・通信用 5機種、電工用 3機種                                                       ・主に厚生労働省(高所作業車の規制)
・一般工事用 13機種
                                                                     ~主な販売先と特徴~

[ホイール式] 2機種                                                            ・電力電工、通信、レンタル、一般、造船、
                                                                           国土交通省
[スーパーデッキ] 5機種
 (高度な制御技術を装備)


[ブリッジチェッカー] 3機種
 (高架道路や橋梁点検用)


・全31機種中25機種に                                 ブリッジチェッカー BT-200
 動態管理システム搭載


                                                                                                               24




  高所作業車

 (台)          日本高所作業車総需要(当社調べ)                            (百万円)        高所作業車売上高
                                                                                     24,678
 6,000        下期                                         25,000
                             5,530                                   下期     23,202
              上期                                                     上期
                     4,930           5,040
 5,000
                                                                   19,432
                                                         20,000
                                                                                              18,320
             4,140                                                                   12,561
 4,000                       2,960                                          12,371
                                     2,660
                     2,750                               15,000
                                                                   10,636                     9,112
 3,000       2,230

                                                         10,000
 2,000

                                               3,000                                 12,117
                             2,570   2,380                5,000             10,831
 1,000               2,180                                         8,796                      9,208    9,507
             1,910



       0                                                     0
前年同期         15年度    16年度    17年度    18年度      19年度     日本台数シェア    15年度     16年度     17年度     18年度     19年度
増減率           +8%    +19%    +12%    △9%                (年度ベース)    39%      36%      37%      34%
(年度ベース)

           ※ 需要数値は10台単位に四捨五入、シェアは小数点以下を四捨五入。

                                                                                                               25
 その他

 ⇒部品、修理、中古車等のその他売上高は、153億3千2百万円(前年同期比 102.6%)


【中古クレーン】
・当中間期は、日本向け、海外向けともに減少。
・今後はグローバル化に注力。

【部品修理】
・当社は、修理用の部品売上を計上
 (修理は、主に指定サービス工場や海外代理店が担当し、
  指定サービス工場や海外代理店で売上計上)
・当中間期は、日本向けは増加、海外向けは横ばい。


                                                               門型油圧リフター:TB-1000


                                                   【門型油圧リフター】
                                                   ・移動式クレーンや天井クレーンが使用できない屋内設備・
                                                    クリーンルーム ・トンネル などの特殊な環境においても、
                                                    重量物の搬入搬出・据付作業などを安全・効率的に実施。



                                                                                                         26




 その他

 (百万円)             その他売上高                           (百万円)              その他売上高
                 (中古クレーン、商品)                                  下期      (部品、修理他)
25,000                                             25,000     上期
          下期
          上期
                                                                                       21,046
20,000                                             20,000   19,288            19,201
                                                                     18,095


                                                                                       10,938
15,000                                             15,000
                                                            9,792             9,720
                                                                     9,121
                         11,122   10,860
10,000   8,795   9,117                             10,000
                         5,595    6,025
         4,153   4,912
 5,000                                              5,000                              10,108   10,932
                                                            9,495    8,973    9,481

         4,642           5,527    4,834
                 4,205                     4,399

    0                                                  0
         15年度    16年度    17年度     18年度     19年度             15年度     16年度     17年度     18年度     19年度




                                                                                                         27
 19年度業績予想
                                                                                     (単位:百万円)

                        18年度              19年度予想             タダノ
                                                                                  Demag       増減率
                                                           (従来ベース)
                      金額       比率     金額           比率      金額   比率           金額       比率
売上高                  188,451 100.0% 228,000 100.0% 200,700 100.0%            27,300 100.0%    21.0%

営業利益                  15,835   8.4%   10,000        4.4%   14,500     7.2%    -4,500 -16.5% -36.8%

経常利益                  15,604   8.3%   10,000        4.4%                                      -35.9%

親会社株主当期純利益            11,462   6.1%       5,000     2.2%                                      -56.4%

*19年度業績予想を10月30日付で修正しております。
                     中間   13.00円 中間   14.00円
1株当たり配当金             期末   13.00円 期末   14.00円
                     年間   26.00円 年間   28.00円                            【19年度の経営方針】
                                                                             ①コアバリューの追求 「安全・品質・効率」
*19年度中間・期末配当には記念配当1円を含んでおります。
                                                                             ②中期経営計画(17-19)最終年度の仕上げと
設備投資額                  14,458百万円          11,500百万円
                        2,984百万円           3,800百万円                           次期中計の策定
減価償却費
為替レート(USD)                  110.43円 108.00円(下期)                              ③「赤い矢印」への集中と
為替レート(EUR)                  130.42円 120.00円(下期)                               「黄色い矢印」への取り組み
※設備投資額にはリース資産分を含んでおります。                                                      ④「青い矢印」の揺れへの備え(両様の構え)と
*下期為替レート(EUR)を10月30日付で修正しております。                                                競争激化 への対応
                                                                             ◆19年度海外売上高比率 55.5%

                                                                                                                   28




 19年度業績予想(営業利益の増減要因)

  売上が増加するも、費用の増加、Demag事業連結により、営業利益は58億円の減少。



    (百万円)                                                                                 Demag事業
 25,000
                                    700           -200
                       4,600                                 -2,200
 20,000                                                                  -4,235

            15,835
                                                                                     -2,700
 15,000
                                                                                                 -1,800
                                                                                                          10,000
 10,000



  5,000



      0
            18年度       物量           売価            為替         費用          その他        一時費用除く      一時費用      19年度
                                                                                                           予想




                                                                                                                   29
    19年度業績予想(製品別売上高)
               建設用クレーン                                                                                                   (単位:百万円)
 (百万円)
               車両搭載型クレーン
250,000        高所作業車                      18年度             19年度予想                タダノ                                       比較増減
                                                                                                       Demag
               その他                                                             (従来ベース)
                     228,000
                                        金額        比率       金額        比率          金額        比率       金額        比率         金額        増減率
                     37,000     建設用
200,000                                117,556 62.4% 153,100         67.1% 131,150         65.3%    21,950    80.4%      35,544    30.2%
          188,451               クレーン
                     16,900    車両搭載型
          31,907                        20,667 11.0%       21,000       9.2%     21,000    10.5%         0     -            333     1.6%
                                クレーン
                     21,000
150,000   18,320               高所作業車    18,320    9.7%     16,900       7.4%     16,900    8.4%          0     -          -1,420    -7.8%

          20,667
                                その他     31,907 16.9%       37,000    16.2%       31,650    15.8%     5,350    19.6%       5,093    16.0%

100,000
                                合計     188,451    100% 228,000          100% 200,700       100%     27,300     100%      39,549    21.0%

                     153,100
                               ◆海外売上高比率          48.5%      →       55.5%
          117,556
 50,000
                               ※建設用クレーン、日本向け及び海外向け売上高

                                日本               42,250              48,400               48,300                   100    6,150 14.6%

      0                         海外               75,306             104,700               82,850              21,850 29,394 39.0%
          18年度      19年度予想
                               *19年度業績予想を10月30日付で修正しております。

                                                                                                                                      30




    19年度業績予想(仕向地別売上高)

(百万円)
             欧州     北米
             中南米    アジア                                                                                                 (単位:百万円)
150,000      中東     その他
                                           18年度              19年度予想                 タダノ                                   比較増減
                                                                                                       Demag
                                                                                  (従来ベース)
                     126,500
                                         金額        比率        金額          比率       金額        比率       金額       比率         金額        増減率

                                欧州       19,122    10.1%     27,800      12.2%    19,400     9.7%     8,400   30.8%       8,678 45.4%
                     27,800
                                北米       40,412    21.4%     57,200      25.2%    46,600    23.2%    10,600   38.9%      16,788 41.5%
100,000
          91,381
                                中南米       1,445     0.8%        1,700     0.7%     1,600     0.8%      100     0.4%         255 17.6%

          19,122
                                アジア      13,775     7.3%     13,700       6.0%    12,500     6.2%     1,200    4.4%         -75    -0.5%

                     57,200
                                中東        6,156     3.3%     12,400       5.4%     6,600     3.3%     5,800   21.2%       6,244 101.4%

                                その他      10,469     5.6%     13,700       6.0%    12,650     6.3%     1,050    3.8%       3,231 30.9%
 50,000   40,412
                                 小計
                      1,700              91,381    48.5%    126,500      55.5%    99,350    49.5%    27,150   99.5%      35,119 38.4%
                               (海外計)
          1,445      13,700
                                日本       97,069    51.5%    101,500      44.5% 101,350      50.5%      150     0.5%       4,431     4.6%
          13,775
                     12,400
                                合計      188,451    100%     228,000      100% 200,700       100%     27,300    100%      39,549 21.0%
          6,156
          10,469     13,700    *19年度業績予想を10月30日付で修正しております。
     0                         ※左のグラフには日本を含んでおりません。
          18年度      19年度予想      その他は、オセアニア、アフリカ、CIS。



                                                                                                                                      31
 TOPICS       ~LE世界№1に向けた生産能力の拡大~


◆新工場本格稼働開始(2019年8月)                       新工場の概要

  長期目標であるLE世界No.1の達成に向け、生産能               名称         香西工場
  力の更なる拡大が必要と考え、2016年11月に県より              所在地        香川県高松市香西北町
  高松港香西(西)地区埋立地の工業用地を取得。
                                          敷地面積       約20万㎡ (約6万坪)
  2017年11月に第1期工事に着手し、2019年4月竣工。
                                          建物延床面積*    約4.7万㎡ (約1.4万坪)
  2019年8月本格稼働開始。
                                          投資額*       約215億円
                                          従業員数*      約200人
                                          * 第1期工事(2017年11月-2019年7月) 第2期工期は未定




 新工場を瀬戸内海から撮影(2019年5月末)                   完成披露式(2019年8月29日)

                                                                               32




 TOPICS       ~LE世界№1に向けた生産能力の拡大~


◆生産能力の拡大
 志度工場では、RC月200台の生産が限界。
 香西工場は、TC、大型RC(多軸車)を月40~50台生
 産する能力を保有。
 また品質向上のため、ブーム・シリンダ等の主要部品
 を海外生産拠点に供給。
◆コンセプト
 「Next Generation Smart Plant ~ 人と機械が調和            空調システム
 し、次世代につながるスマート工場」をコンセプトとし、
 無人搬送車や工場内の空調システム、その他最新鋭
 の設備を導入し、生産性の大幅向上を目指す。
 また完成した製品は、隣接する港からバージ船で神戸
 港や横浜港への輸送が可能。


                                                                       部品搬送機




                              バージ船                      塗装ロボット

                                                                               33
TOPICS    ~更なるグローバル化に向けた取り組み~


◆Demagクレーン事業の買収完了(2019年7月)
・取得価額:約215百万USD(約236億円)
 ※取得価額は事業価値評価金額であり、クロージング時点の純有利子負債及び運転資金等の価格調整を行う予定
・Terex社のグループブランドの一つであるDemagクレーン事業は、100 年以上の長い歴史を有し、大型のオールテ
 レーンクレーンやクローラクレーンで世界有数のブランドとして定評がある。
 新たにクローラクレーンを当社グループ製品のラインナップに加え、オールテレーンクレーン事業の更なる拡充を図
 り、幅広いお客様ニーズに対応することを目指す。
・買収完了当日に、ドイツにてDay1イベントを開催。




         Day1イベントでの社長挨拶               イベント後の集合写真

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