6395 タダノ 2021-11-10 10:00:00
決算説明会資料 [pdf]
決算説明会
2021年11月
株式会社タダノ
Tadano Ltd.
2021年度中間期実績と通期予想
【中間期実績】
中間期としては19年度以来の営業黒字
欧州事業再生手続き効果による固定費圧縮が寄与
【通期予想】
期初予想を据え置き
①受注状況は順調
→日米を中心に回復基調
②調達難による生産混乱、原材料価格の高騰
→欧州事業への影響懸念
1
コロナ禍影響
2
コロナ禍影響(需要台数)
コロナ前 (単位︓台)
2020年 2021年
地 域
1⽉-3⽉ 4⽉-6⽉ 7-9⽉ 10-12⽉ 1⽉-3⽉ 4⽉-6⽉ 7-9⽉
⽇ 本 620 250 410 240 480 260 420
中 東 160 110 90 120 140 120 150
北 ⽶ 280 230 220 240 210 280 230
欧 州 410 360 330 300 350 370 300
中南⽶ 50 60 20 70 60 80 140
アジア 360 270 150 240 310 340 360
その他 290 390 220 290 420 520 620
合計 2,170 1,670 1,440 1,500 1,970 1,970 2,220
3
コロナ禍影響(受注残)
2019年10月のグループ受注残高(金額)を100とした指数の推移
180
160
140
120
100
80
60
40
20
0
19/10 19/12 20/2 20/4 20/6 20/8 20/10 20/12 21/2 21/4 21/6 21/8
4
調達関係の現状
5
調達関係の現状
部品納期遅延
日本:香西工場(9日間)、志度工場(1日間)の
操業一時停止
→今期中にリカバリー
欧州:一時時短操業対応
→生産効率ダウンによる原価率悪化
原材料価格高騰
来期以降本格的な影響を懸念
→価格転嫁にて影響をミニマイズ
6
欧州事業再建進捗
7
欧州事業再建進捗
21年度: 売上遅延・原価率悪化影響を固定費削減で
カバーしきれず、期初計画より営業利益は下振れ
中期計画: 黒字化時期は変更なし
【再生計画の取組】
生産体制の垂直統合進捗中、各機能で「One Production」
「One ERP」「One ・・・」活動
TDG・TFGで重複していた販社の統合完了
(イギリス・フランス・オランダ・ベルギー)
初のTDG・TFG共同開発機種を1月に投入予定、
4年間で計15機種の共同開発機種を順次投入
※TDG/TFG:ドイツ製造子会社
8
欧州事業再建進捗
9月末に2週間に渡る
Customer Event を開催、
新生TDG・TFGをアピール
グループ総力を挙げ、新たな
柱としてCCを拡販
(億円)
CC 売上金額
200
100
0
FY19 FY20 FY21(計画) FY23(中計)
※TDG/TFG:ドイツ製造子会社、CC:クローラクレーン ドイツZweibrückenでのCustomer Event の様子
9
風力発電関連の取組み
10
風力発電関連の取組み
【クローラクレーン(CC)】 【オールテレーンクレーン(AT)】
洋上風力発電のプレアッセンブル拠点 陸上風力発電の建設やメンテナンス
や、陸上風力発電現場において活躍 作業で活躍
建設だけにとどまらず、メンテナンス、
解体などライフサイクル全てにおいて
使用される
風車20MW想定
国内最大級の吊上げ能力700tを 陸上で風車のブレード据付を
実現したAR-7000N 行うAT
CC 88.3200-1TWINの作業例 港湾で風車の部材積込を行うCC 陸上で風車のブレード据付を行うCC
11
風力発電関連の取組み
【ダビットクレーン】 【高所作業車】
洋上風力発電設備に欠かせない荷役 国産最大地上高の新型モデルを始めとし
作業を担う小型クレーン(新規開発中) て、風力発電のメンテナンス作業で活躍
風車 1MW想定
新規開発中のダビットクレーンの作業イメージ 国産最大の地上高と作業半径を AT-530CGの作業例
誇るAT-530CG
12
ESG・SDGsの取組み
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ESG・SDGsの取組み
PPAモデルによる太陽光発電
設備を香西工場に導入、香西
工場の使用電力の約18%相当
のCO2を削減
香西工場の太陽光発電設備
電動油圧ポンプによるクレーン
作業を実現した「E-Pack」は、
CO2排出量削減や燃料消費量
の改善、低騒音作業などに貢献、
今後搭載機種を増やしていく
電動油圧ポンプユニットの
※PPA :Power Purchase Agreement(電力販売契約) 「E-Pack」
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Lifting Solutionへの進化
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タダノが提供するソリューション
建設現場の企画設計~施工計画~施工~維持管理まで、より安
全・正確・効率的な現場となるソリューションを提供しております
BIMデータ提供 Lift API
BIMobject®、および、タダノWeb 実機の性能演算機能やテレマティク
サイトで、移動式クレーンのBIM スデータを、インターネットを介して
データを公開 提供する仕組み
ゲンバデサポート
カーゴクレーンご利用中の「困っ
た」を解決するスマートフォンアプリ
を提供 現在進行中 AIによる自動操作
※BIM:Building Information Modeling (ビルディング インフォメーション モデリング)
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クレーン自動操作に向けて(AI活用)
【背景】
・クレーン作業現場は、複雑・危険
-狭所・夜間作業、多くの機械・人による同時作業
-僅かな操作ミス→吊荷の大きな揺れ→大事故につながる
・クレーン操作は、熟練オペレーターの経験と勘に依存してきたが、
建設業就業者の高齢化の進行、新規入職者の減少による働き手不足深刻化
・BIMとのデジタルデータとの融合+AI活用により、
熟練オペレーターの操作を再現・自動化 →安全・効率的な作業を実現したい
AI アルゴリズムコンペ
・クレーンの自動操作シミュレーターを使った
業界初のAIアルゴリズムコンペ「クレーン旋
回操作最適化チャレンジ」を21年9月に開始
・業界が抱える課題を世界中の英知を集めた
オープンイノベーションの取組みで、共に
解決していくことを目指す
※BIM:Building Information Modeling (ビルディング インフォメーション モデリング)
17
ONE TADANO推進
18
ONE TADANO推進
「Demag」「Mantis」ブランドを、
全て「Tadano」ブランドへ統一
「ONE TADANO」として製品ブランド力を強化
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2021年度 中間期決算
Appendix Ⅰ
2021年度 中間期決算の概要
20
決算のポイント
中間期としては19年度以来、2年ぶりに営業⿊字
欧州事業再⽣関連収益等を特別利益に計上
(単位︓百万円)
20年度中間期 21年度中間期
増減率
⾦額 ⽐率 ⾦額 ⽐率
売上⾼ 91,106 100% 98,680 100% 8.3%
営業利益 -1,038 -1.1% 2,476 2.5% -
経常利益 -1,590 -1.7% 2,246 2.3% -
親会社株主当期純利益 -2,566 -2.8% 11,387 11.5% -
設備投資額 3,242 1,970
減価償却費 2,457 2,664
※設備投資にはリース資産分を含んでおります。
USD 108.27円 107.69円
EUR 119.30円 129.82円
2021年度 中間決算説明資料(P2より引用) 21
損益計算書
売上増加
欧州事業再⽣⼿続き効果による増益
(単位︓百万円)
20年度中間期 21年度中間期 ⽐較
増減
⾦額 ⽐率 ⾦額 ⽐率
売上⾼ 91,106 100% 98,680 100% 7,574
売上原価 72,805 79.9% 77,505 78.5% 4,699
割賦販売利益 32 0.0% - - -32
売上総利益 18,332 20.1% 21,174 21.5% 2,842
販管費 19,370 21.3% 18,698 18.9% -672
営業利益 -1,038 -1.1% 2,476 2.5% 3,514
営業外損益 -552 -0.6% -230 -0.2% 322
経常利益 -1,590 -1.7% 2,246 2.3% 3,836
特別損益 85 0.1% 11,029 11.2% 10,944
税引前当期純利益 -1,504 -1.7% 13,276 13.5% 14,780
法⼈税等 1,051 1.2% 1,847 1.9% 795
⾮⽀配株主当期純利益 10 0.0% 42 0.0% 31
親会社株主当期純利益 -2,566 -2.8% 11,387 11.5% 13,953
2021年度 中間決算説明資料(P3より引用) 22
営業利益増減要因
物量増加や売価改善、費⽤圧縮等により35億円増加
(百万円)
3,000
414 2,476
2,500
2,000
1,000
-1,038 600 -500
0
500
-1,000
-2,000
20年度 物量 売価 為替 費⽤ その他 21年度
中間期 中間期
2021年度 中間決算説明資料(P4より引用) 23
貸借対照表
欧⽶の⼀時的な運転資⾦需要に対応する外貨建て借⼊増
欧州事業再⽣⼿続きによる退職給付に係る負債の圧縮
(単位︓百万円)
21年度 ⽐較 21年度 ⽐較
20年度末 20年度末
中間期末 増減 中間期末 増減
⼿許資⾦ 103,110 110,006 6,896 仕⼊債務 32,043 35,582 3,539
売上債権 48,774 44,888 -3,885 有利⼦負債 94,586 100,847 6,260
たな卸資産 82,010 85,762 3,752 その他 51,885 40,201 -11,684
その他 5,254 10,565 5,311 負債計 178,515 176,630 -1,885
流動資産計 239,149 251,223 12,074 純資産計 145,404 158,786 13,382
有形固定資産 68,046 67,414 -632 負債・純資産計 323,920 335,417 11,497
無形固定資産 1,692 1,867 175
20年度 21年度
投資その他の資産 15,031 14,910 -120 20年度
中間期 中間期
固定資産計 84,770 84,193 -577
売上債権回転期間 88.9⽇ 95.7⽇ 83.2⽇
資産合計 323,920 335,417 11,497
たな卸資産回転期間 206.1⽇ 160.9⽇ 159.0⽇
⾃⼰資本⽐率 49.3% 44.5% 46.8%
2021年度 中間決算説明資料(P5より引用) 24
キャッシュフロー
税引き前利益の増加や売上債権の減少により、営業CFは増加
(単位︓百万円)
20年度 21年度 ⽐較
中間期 中間期 増減
税引き前利益 -1,504 13,276 14,780
減価償却費 2,457 2,664 206
売上債権増減 18,382 4,620 -13,761
営業CF たな卸資産増減 -6,287 -1,177 5,109
仕⼊債務増減 -15,244 2,518 17,763
その他 428 -19,633 -20,061
合計 -1,769 2,267 4,037
投資CF 合計 -2,010 -5,438 -3,428
財務CF 合計 20,294 4,503 -15,790
現⾦及び現⾦同等物の増減額 15,973 2,637 -13,336
2021年度 中間決算説明資料(P6より引用) 25
製品別売上⾼
⾼所作業⾞を除き、全製品セグメントにて増加
製品別売上⾼
(単位︓百万円) (百万円)
20年度 21年度 ⽐較増減 250,000
中間期 中間期 ⾦額 増減率
建設⽤クレーン 55,106 60,351 5,244 9.5%
200,000
⾞両搭載型
9,099 9,984 884 9.7%
クレーン
⾼所作業⾞ 8,493 8,312 -181 -2.1% 150,000
その他 18,406 20,032 1,625 8.8%
100,000
合計 91,106 98,680 7,574 8.3%
建設⽤クレーン、⽇本向け及び海外向け売上⾼
50,000
⽇本 18,122 20,001 1,879 10.4%
海外 36,984 40,349 3,365 9.1%
合計 55,106 60,351 5,244 9.5% 0
FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19 FY20 FY20 FY21
中間 中間
建設⽤クレーン ⾞両搭載型クレーン ⾼所作業⾞ その他
2021年度 中間決算説明資料(P7より引用) 26
仕向地別売上⾼
中南⽶を除き、全ての仕向地で増加
(単位︓百万円) (百万円)
海外仕向地別売上⾼
140,000 60%
20年度 21年度 ⽐較増減
中間期 中間期 ⾦額 増減率
120,000
50%
欧州 13,675 13,960 285 2.1%
100,000
北⽶ 18,385 18,405 20 0.1% 40%
中南⽶ 2,185 774 -1,410 -64.6% 80,000
30%
アジア 5,421 7,237 1,815 33.5% 60,000
中東 3,445 3,716 271 7.9% 20%
40,000
その他 4,475 8,273 3,797 84.8%
10%
20,000
⼩計(海外計) 47,588 52,367 4,778 10.0%
0 0%
⽇本 43,517 46,312 2,795 6.4% FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19 FY20 FY20 FY21
中間 中間
合計 91,106 98,680 7,574 8.3% 欧州 北⽶ 中南⽶ アジア
中東 その他 海外売上⾼⽐率
海外売上⾼⽐率 52.2% 53.1%
※上のグラフには日本を含んでおりません。
※その他は、オセアニア、アフリカ、CISを含んでおります。
2021年度 中間決算説明資料(P8より引用) 27
2021年度 通期業績予想
Appendix Ⅱ
2021年度 通期業績予想の概要
28
21年度業績予想
(単位︓百万円)
20年度 21年度
増減率
⾦額 ⽐率 ⾦額 ⽐率
売上⾼ 186,040 100% 215,000 100% 15.6%
営業利益 -4,196 -2.3% 4,200 2.0% -
経常利益 -4,683 -2.5% 3,400 1.6% -
親会社株主当期純利益 -12,987 -7.0% 10,500 4.9% -
USD 106.82円 下期 110.00円
EUR 121.81円 下期 130.00円
※下期における為替レート(USD・EUR)を10⽉29⽇付けで変更しております。
中間 0.00円 中間 3.00円
1株当たり配当⾦ 期末 3.00円 期末 4.00円
年間 3.00円 年間 7.00円
通期の業績予想は、受注状況は順調なものの、部品調達の遅滞による⽣産の混乱、それによる
欧州での⽣産遅れ⻑期化、世界的な原材料価格⾼騰等の影響が⾒込まれるため、修正は⾏って
おりません。なお、配当予想も修正しておりません。
2021年度 中間決算説明資料(P20より引用) 29
21年度製品別売上⾼予想
(単位︓百万円)
製品別売上⾼
(百万円)
21年度 ⽐較増減
20年度 250,000
予想
⾦額 増減率
建設⽤クレーン 109,430 138,600 29,169 26.7%
200,000
⾞両搭載型
19,314 19,900 585 3.0%
クレーン
150,000
⾼所作業⾞ 18,701 16,700 -2,001 -10.7%
その他 38,593 39,800 1,206 3.1%
100,000
合計 186,040 215,000 28,959 15.6%
建設⽤クレーン、⽇本向け及び海外向け売上⾼ 50,000
⽇本 39,615 40,300 684 1.7%
海外 69,815 98,300 28,484 40.8% 0
FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19 FY20 FY21
合計 109,430 138,600 29,169 26.7%
予想
建設⽤クレーン ⾞両搭載型クレーン ⾼所作業⾞ その他
2021年度 中間決算説明資料(P21より引用) 30
21年度仕向地別売上⾼予想
(単位︓百万円)
⽐較増減 (百万円) 海外仕向地別売上⾼
21年度
20年度 140,000 60%
予想 ⾦額 増減率
120,000
欧州 27,631 31,800 4,168 15.1% 50%
北⽶ 35,001 46,800 11,798 33.7% 100,000
40%
中南⽶ 3,092 3,300 207 6.7% 80,000
30%
アジア 11,013 12,800 1,786 16.2% 60,000
中東 5,898 9,500 3,601 61.1% 20%
40,000
その他 10,126 18,500 8,373 82.7%
10%
20,000
⼩計(海外計) 92,763 122,700 29,936 32.3%
0 0%
⽇本 93,277 92,300 -977 -1.0% FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19 FY20 FY21
予想
合計 186,040 215,000 28,959 15.6% 欧州 北⽶ 中南⽶
アジア 中東 その他
海外売上⾼⽐率
海外売上⾼⽐率 49.9% 57.1%
※上のグラフには日本を含んでおりません。
※その他は、オセアニア、アフリカ、CISを含んでおります。
2021年度 中間決算説明資料(P22より引用) 31