6395 タダノ 2021-07-30 15:00:00
特別利益計上に関するお知らせ [pdf]
2021 年 7 月 30 日
各 位
会社名 株式会社 タダノ
コード番号 6395
お問合せ先 執行役員 吉田 耕三
TEL(087)839-5600
特別利益計上に関するお知らせ
当社は、2022 年 3 月期第 1 四半期決算において、下記のとおり特別利益を計上しましたのでお知らせします。
記
1.特別利益の計上について
(1)特別利益の計上について
当社は、このたび、ドイツ子会社 Tadano Demag GmbH(以下、TDG)及び Tadano Faun GmbH(以下、TFG)の
現地法に基づく事業再生手続き(注)の終了にともない年金債務等に係る債務免除益等を「欧州事業再生関連
収益」として、10,760 百万円を特別利益に計上いたしました。
(注)ドイツ事業再生手続きとは、ドイツ倒産法270条bに定められた自己再生手続き(英語では Insolvency proceedings with
self-administration)及び防護的保全手続き(英語では Protective shield proceeding)を併せて示したものです。
(2)経緯等
当社は長期目標である「LE(=Lifting Equipment)世界 No.1」達成に向けた施策として 2019 年 7 月、ドイ
ツの Demag ブランドのクレーン事業を買収しました。買収以来、TDG と既存の TFG は統合活動を進め、グルー
プとしてのシナジー効果発揮と早期の黒字化を目指してまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響に
よって、世界のクレーン需要は停滞し、欧州事業の黒字化に向けた計画にも大きな遅れが生じる見通しが判明
しました。また負債総額は TDG・TFG 合算で 374 百万ユーロ(約 453 億円、2020 年 6 月末時点の財務諸表上の
負債総額の合算)となっておりました。
このような状況を踏まえ、TDG 及び TFG は、2020 年 10 月に現地法に基づく事業再生手続きを申請し、2021
年 4 月 2 日の「ドイツ子会社 2 社の事業再生計画の現地裁判所による最終承認について」の開示のとおり、
ツヴァイブリュッケン裁判所から再生計画の最終承認と公的支援である防護的保全手続き(Protective
Shield Proceeding)の終了について通知を受領しました。再生計画の骨子は、①製品ラインナップの更新・
合理化および共同開発、②両社の強みを活かした生産体制の垂直統合・調達コスト削減、③人員規模・組織・
オペレーションの適正化、④両社の資産有効活用やバランスシートの圧縮、となります。再生計画に沿って欧
州事業の再生をスピーディに進め、タダノグループの長期成長につなげたいと考えております。
2.業績に与える影響
2021 年 4 月 28 日に公表の連結業績予想に織り込み済みです。なお他の理由により、第 2 四半期(累計)連
結業績予想修正を行いましたので、詳細は本日開示しました「2022 年 3 月期 第1四半期決算短信〔日本基
準〕(連結)」「2022 年 3 月期第 2 四半期(累計)連結業績予想修正に関するお知らせ」をご参照ください。
、
3.当該子会社の概要
(1)TDG (2)TFG
名称 Tadano Demag GmbH 名称 Tadano Faun GmbH
Europaallee 2, 66482 Zweibrucken, Faunberg 2, 91207, Lauf a.d.
所在地 所在地
Germany Pegnitz, Germany
代表者 Jens Ennen 代表者 Jens Ennen
事業内容 建設用クレーン等の製造販売 事業内容 建設用クレーン等の製造販売
資本金 20 百万ユーロ 資本金 45 百万ユーロ
以上