6395 タダノ 2021-04-28 15:00:00
20年度 決算説明資料 [pdf]

                  20年度 決算説明資料




                                                         2021年4⽉
                                                        株式会社タダノ
                                                             Tadano Ltd.




<注意事項>
 本資料に記載されている将来に関する記述は、現時点で⼊⼿可能な情報に基づいており、リスクと不確実性を含んでおります。
 需要、シェアの取り扱いについて︓需要台数は当社推計にて10台単位に四捨五⼊、シェアは⼩数点以下を四捨五⼊しており
  ます。また、需要にはロシア国産、中国国産の中国市場向けは含んでおりません。
 資料内の略称について︓TCはトラッククレーン、RTはラフテレーンクレーン、ATはオールテレーンクレーンを表します。
 2019年7⽉31⽇にDemag事業の買収が完了いたしました。本資料における19年度Demag事業の取り扱いは以下の通り
  です。
 ・19年度連結財務諸表︓貸借対照表(12⽉末)、損益計算書(8〜12⽉)を含んでおります。
  ※PPAによる影響を加味し遡及修正しております。PPAは、Purchase Price Allocationの略で、資産・負債を
   公正価値評価/配分する⼿続きです。
 ・需要数値︓クローラクレーンは含んでおりません。
 ・シェア︓Demag製品は1〜12⽉販売台数を含んでおります。



                                                                       1
決算のポイント
 Demag事業連結も売上は約18%減、販売機種構成の変化等により、
  利益は⼤幅減少。10年度以来10年ぶりの営業損失。
                                                       (単位︓百万円)

                       19年度                20年度
                                                            増減率
                     ⾦額    ⽐率            ⾦額    ⽐率
    売上⾼             227,949     100% 186,040        100%    -18.4%

    営業利益             13,949      6.1%    -4,196     -2.3%      -

    経常利益             13,791      6.1%    -4,683     -2.5%      -

    親会社株主当期純利益        6,433      2.8% -12,987       -7.0%      -


    設備投資額                       12,902              5,666
    減価償却費                        4,527              5,695
    ※設備投資にはリース資産分を含んでおります。

    USD                       109.05円             106.82円
    EUR                       122.07円             121.81円



                                                                              2




損益計算書
 原価率は販売機種構成の変化等により悪化
 販管費は経費削減に努めた結果減少
 排ガス規制関連損失引当⾦繰⼊、欧州事業再⽣関連費⽤等を特別損失に計上
                                                               (単位︓百万円)

                       19年度                   20年度                 ⽐較
                                                                   増減
                     ⾦額          ⽐率        ⾦額          ⽐率
   売上⾼              227,949     100%      186,040      100%        -41,909
   売上原価             172,007 75.5%         150,944 81.1%            -21,062
   割賦販売利益                 -69   -0.0%             55   0.0%             124
   売上総利益             55,872 24.5%          35,150 18.9%            -20,722
   販管費               41,923 18.4%          39,347 21.1%             -2,575
   営業利益              13,949      6.1%      -4,196      -2.3%       -18,146
   営業外損益               -158     -0.1%        -486      -0.3%         -328
   経常利益              13,791      6.1%      -4,683      -2.5%       -18,474
   特別損益              -1,753     -0.8%      -7,674      -4.1%        -5,921
   税引前当期純利益          12,038      5.3%     -12,358      -6.6%       -24,396
   法⼈税等               5,683      2.5%           599    0.3%         -5,084
   ⾮⽀配株主当期純利益             -78   -0.0%             29   0.0%             108
   親会社株主当期純利益         6,433      2.8%     -12,987      -7.0%       -19,420
                                                                              3
営業利益増減要因
 費⽤は削減するも、物量の減少、Demag事業連結により181億円減少
              営業利益内訳
              従来タダノ    17,642
              Demag事業 △ 3,692
              ※PPAによる遡及修正の影響△1,673含む


    (百万円)

  15,000    13,949    -22,000

                                                                             営業利益内訳
  12,000
                                                                             従来タダノ    2,882
                                                                             Demag事業 △7,079
   9,000


   6,000


   3,000
                                                           8,600    -2,258
                                                                                  -3,387        -4,196
      0


  -3,000


  -6,000                          1,200      -300

  -9,000

            19年度       物量         売価          為替            費⽤      その他         Demag事業         20年度




                                                                                                          4




貸借対照表
 売上債権、たな卸資産はともに減少
 コロナ禍⻑期化への備え(⼿許資⾦と有利⼦負債が増加)
                                                                                               (単位︓百万円)
                                           ⽐較                                                        ⽐較
                     19年度末      20年度末                                   19年度末         20年度末
                                           増減                                                        増減
⼿許資⾦                  57,075    103,110   46,034     仕⼊債務                    40,745        32,043    -8,702
売上債権                  63,267     48,774   -14,492    有利⼦負債                   63,035        94,586   31,551
たな卸資産                 97,434     82,010   -15,424    その他                     49,320        51,885    2,564
その他                     9,415     5,254    -4,160    負債計                  153,102      178,515      25,413
流動資産計                227,192    239,149   11,956     純資産計                 158,158      145,404      -12,754
有形固定資産                68,433     68,046     -386     負債・純資産計              311,260      323,920      12,659
無形固定資産                  1,675     1,692         17
投資その他の資産              13,958     15,031    1,072                          19年度         20年度
固定資産計                 84,067     84,770      703
                                                     売上債権回転期間                 88.1⽇         95.7⽇
資産合計                 311,260    323,920   12,659
                                                     たな卸資産回転期間               135.6⽇        160.9⽇

                                                     ⾃⼰資本⽐率                  50.5%         44.5%
                                                     ネットD/Eレシオ               0.04倍         -0.06倍
                                                     ROA(営業利益ベース)             4.9%          -1.3%
                                                     ROE                      4.1%          -8.6%



                                                                                                          5
キャッシュフロー
 売上債権とたな卸資産の圧縮に取り組んだ結果、営業CFは増加
                                                                                 (単位︓百万円)
                                                                                               ⽐較
                                                 19年度               20年度
                                                                                               増減
                      税引き前利益                        12,038               -12,358          -24,396
                      減価償却費                           4,527                5,695                1,167
                      売上債権増減                        -5,196               14,317                19,514
           営業CF       たな卸資産増減                       -4,026               15,539                19,565
                      仕⼊債務増減                        -6,762                -7,980               -1,218
                      その他                           -3,561                 5,235                8,797
                      合計                           -2,982                20,448           23,430
           投資CF       合計                         -31,543                 -3,731           27,811
           財務CF       合計                          25,954                 29,039                3,084

           現⾦及び現⾦同等物の増減額                           -8,755                45,997           54,753




                                                                                                                                    6




製品別売上⾼
 建設⽤クレーンと⾞両搭載型クレーンは減少、⾼所作業⾞は増加


                                                                                  製品別売上⾼
                                   (単位︓百万円)       (百万円)

                                   ⽐較増減          250,000
            19年度      20年度
                                 ⾦額      増減率

 建設⽤クレーン    150,818   109,430 -41,387 -27.4%
                                                 200,000
  ⾞両搭載型      22,162    19,314   -2,848 -12.9%
   クレーン
  ⾼所作業⾞      17,986    18,701      715    4.0%
                                                 150,000


   その他       36,982    38,593    1,611    4.4%

   合計       227,949   186,040 -41,909 -18.4% 100,000

建設⽤クレーン、⽇本向け及び海外向け売上⾼
   ⽇本        47,833    39,615   -8,217 -17.2%     50,000


   海外       102,984    69,815 -33,169 -32.2%
   合計       150,818   109,430 -41,387 -27.4%
                                                      0
                                                           FY11   FY12    FY13   FY14   FY15    FY16   FY17   FY18    FY19   FY20


                                                             建設⽤クレーン             ⾞両搭載型クレーン             ⾼所作業⾞         その他



                                                                                                                                    7
仕向地別売上⾼
 Demag事業連結により欧州は増加、それ以外全ての地域で売上は減少

                                                           (単位︓百万円)                (百万円)
                                                                                                                     海外仕向地別売上⾼
                                                           ⽐較増減                   140,000                                                                                   70%
                        19年度          20年度
                                                    ⾦額             増減率

          欧州             24,363        27,631       3,267          13.4%          120,000                                                                                   60%



          北⽶             54,163        35,001 -19,162 -35.4%                      100,000                                                                                   50%


         中南⽶               6,735         3,092      -3,643 -54.1%
                                                                                   80,000                                                                                   40%

         アジア             14,401        11,013       -3,387 -23.5%
                                                                                   60,000                                                                                   30%
          中東             10,312          5,898      -4,414 -42.8%

         その他             13,444        10,126       -3,318 -24.7%                  40,000                                                                                   20%


  ⼩計(海外計)               123,421        92,763 -30,658 -24.8%
                                                                                   20,000                                                                                   10%

          ⽇本            104,527        93,277 -11,250 -10.8%
                                                                                       0                                                                                    0%
          合計            227,949       186,040 -41,909 -18.4%                                 FY11    FY12     FY13   FY14     FY15    FY16   FY17   FY18   FY19    FY20



  海外売上⾼⽐率                 54.1%         49.9%                                                   欧州                      北⽶                   中南⽶              アジア
                                                                                                中東                      その他                  海外売上⾼⽐率


                                                                                            ※上のグラフには⽇本を含んでおりません。
                                                                                            ※その他は、オセアニア、アフリカ、CISを含んでおります。

                                                                                                                                                                             8




建設⽤クレーンの世界需要推移(暦年ベース)
                                                                                   折れ線は各市場の需要ボトムの基準年を1とし、各年の⽐率推移を表します。
                                                                                   (基準年 北⽶・欧州︓2010年、⽇本︓2009年)

   (台)
14,000
                                                                                                                                                                  欧州
                                                                                                                                                                  北⽶
12,000
                                                                                                                                                                  ⽇本

10,000




 8,000




 6,000




 4,000




 2,000




    0
          CY01   CY02   CY03   CY04   CY05   CY06   CY07    CY08    CY09   CY10      CY11     CY12     CY13      CY14       CY15     CY16    CY17   CY18    CY19     CY20


         ※数値は当社推計(10台単位にて四捨五⼊)
         ※ロシア国産は上記に含まず
         ※CY10以降、中国国産の輸出含む
         ※中国国産の中国市場向けは上記に含まず。中国市場における中国国産の需要推移は次の通り
          CY12︓約2万2千台、CY13︓約1万7千台、CY14︓約1万4千台、CY15︓約9千台、CY16︓約9千台、CY17︓約2万台、
          CY18︓約3万2千台、CY19︓約4万2千台、CY20︓約5万4千台


                                                                                                                                                                             9
建設⽤クレーン(暦年ベース)
 需要は全ての地域で減少し、合計は約22%減少
 世界シェア5%ポイント減少 29%→24%


                                需要                           シェア
                  2019年        2020年                  2019年 2020年
                                             増減率
                  1-12⽉        1-12⽉                  1-12⽉         1-12⽉                                                                            AC 300-6
        欧州       1,650台 1,390台 -15.8%                       19%      13%
                                                                                                         2020年1-12⽉                    機種別需要                 TC      RT      AT

        北⽶       1,650台         980台 -40.6%                 35%      31%           欧州   70 110                         1,210


        中南⽶            270台     200台 -25.9%                 25%      11%           北⽶   110            550               320


        アジア      1,290台 1,020台 -20.9%                       13%        9%      中南⽶          90 6050


        中東             650台     480台 -26.2%                 20%      20%       アジア                    700               190 130


        その他      1,240台 1,170台               -5.6%          16%      10%           中東       170   160 150


                                                                               その他                    740                    230      200
        海外計      6,750台 5,240台 -22.4%

                                                                                   ⽇本   20                           1,380                           120
        ⽇本       1,870台 1,520台 -18.7%                       55%      54%
                                                                                                                                                                                  (台)

                                                                                        0                    500                   1,000             1,500                2,000
        合計       8,620台 6,760台 -21.6%                       29%      24%
                                                                                   ※TC:トラッククレーン、RT︓ラフテレーンクレーン、AT︓オールテレーンクレーン
                                                                                                                                                                                  10




⽇本市場
 台数シェア 53%→53%
 トン数シェア1%ポイント増加 55%→56%
        ※上記シェアは年度ベース
                                                                    (単位︓百万円)
                                                                    ⽐較増減
                               19年度          20年度
                                                               ⾦額           増減率

           ⽇本                  47,833         39,615         -8,217 -17.2%



                                                                                                                                      GR-1000N

(台)
                        ⽇本需要推移(年度ベース)                                              (百万円)
                                                                                                             ⽇本向け建設⽤クレーン売上⾼
                                                                     AT       RT
3,000                                                                              60,000


                                                                                   50,000

2,000                                                                              40,000


                                                                                   30,000

1,000                                                                              20,000


                                                                                   10,000

   0
                                                                                        0
         FY11   FY12    FY13   FY14   FY15   FY16    FY17    FY18    FY19   FY20
                                                                                               FY11   FY12    FY13    FY14    FY15     FY16   FY17   FY18     FY19    FY20




  ※ AT︓オールテレーンクレーン、RT︓ラフテレーンクレーン
                                                                                                                                                                                  11
欧州市場
 Demag事業連結により売上増加
 シェア6%ポイント減少 19%→13%
                                                                            (単位︓百万円)
                                                                            ⽐較増減
                               19年度                 20年度
                                                                     ⾦額                増減率

            欧州                     24,363           27,631           3,267             13.4%

 ※建設⽤クレーン以外も含む




                                                                                                                                           CC 3800-1
                                    欧州需要推移                                                     (百万円)                            欧州向け売上⾼
 (台)
                                                                           AT     RT     TC
 2,000                                                                                         30,000

                                                                                               25,000
 1,500
                                                                                               20,000

 1,000                                                                                         15,000

                                                                                               10,000
   500
                                                                                                5,000
        0
                                                                                                    0
             CY11    CY12    CY13    CY14    CY15    CY16    CY17    CY18       CY19    CY20
                                                                                                        FY11   FY12   FY13   FY14   FY15   FY16   FY17   FY18   FY19   FY20


※ AT︓オールテレーンクレーン、RT︓ラフテレーンクレーン、TC:トラッククレーン
                                                                                                                                                                              12




北⽶市場
 RTを中⼼に需要は⼤幅減少
 シェア4%ポイント減少 35%→31%

                                                                            (単位︓百万円)
                                                                            ⽐較増減
                               19年度                 20年度
                                                                     ⾦額                増減率

            北⽶                     54,163           35,001 -19,162 -35.4%

※建設⽤クレーン以外も含む


                                                                                                                                           GR-1000XLL-4

                                    北⽶需要推移                             AT        RT     TC     (百万円)                                北⽶向け売上⾼
(台)

3,000                                                                                          60,000

                                                                                               50,000

2,000                                                                                          40,000

                                                                                               30,000

1,000                                                                                          20,000

                                                                                               10,000
   0
                                                                                                   0
            CY11    CY12    CY13    CY14    CY15    CY16    CY17    CY18    CY19       CY20
                                                                                                        FY11   FY12   FY13   FY14   FY15   FY16   FY17   FY18   FY19   FY20



※ AT︓オールテレーンクレーン、RT︓ラフテレーンクレーン、TC:トラッククレーン
                                                                                                                                                                              13
戦略市場
 建設⽤クレーンの需要減少により、全ての地域で売上⾼は減少
                                                                (単位︓百万円)
                                                                ⽐較増減
                        19年度             20年度
                                                             ⾦額          増減率
     中南⽶                   6,735              3,092          -3,643 -54.1%
     アジア                  14,401             11,013          -3,387 -23.5%
         中東               10,312              5,898          -4,414 -42.8%
     その他                  13,444             10,126          -3,318 -24.7%
         合計               44,894             30,131 -14,763 -32.9%                                                                  GT-600EL
※建設⽤クレーン以外も含む

                               戦略市場需要推移                                                (百万円)                         戦略市場向け売上⾼
 (台)
                                                                 AT     RT      TC
 5,000                                                                                 60,000


 4,000                                                                                 50,000

                                                                                       40,000
 3,000
                                                                                       30,000
 2,000
                                                                                       20,000
 1,000
                                                                                       10,000

    0
                                                                                            0
          CY11   CY12   CY13   CY14   CY15    CY16    CY17    CY18    CY19    CY20
                                                                                                FY11   FY12   FY13    FY14   FY15   FY16   FY17   FY18   FY19   FY20




※ AT︓オールテレーンクレーン、RT︓ラフテレーンクレーン、TC:トラッククレーン                                              ※ 戦略市場は⽇本・欧州・北⽶を除いた当社独⾃の市場区分
                                                                                                                                                                       14




クレーン業界図(油圧式クレーンメーカー・クローラクレーンメーカー)
                                                       Tadano                   Tadano
                                                                                                                 GROVE(⽶)
                                                     Demag (独)                 Faun (独)

                                                        19年                           90年
                                                                                                                             02年

         TEREX(⽶)                                                                                                                                  LIEBHERR
                                                                                                                                                      (独)
                                                             TADANO                                           MANITOWOC
                                                                                                                 (⽶)
         99年                                                                            00年
                                                      08年                                                                     07年
                                                                             18年
           Franna(豪)                                                                                                                              15年
                                                  Tadano                       Tadano                                Shuttlelift
                                                 Mantis(⽶)                   Escorts (印)
                                                                                                                        (⽶)

                                                                                                                                                   Autogru Rigo
     ⻑江                                          ⽇⽴建機                                                                                                  (伊)
                        中聯重科                                                         コベルコ建機                     Escorts (印)
                                                                                                                                                   Locatelli(伊)
   泰安東岳                   徐州                                         住友重機械
                                                     02年             建機クレーン
   三⼀重⼯                 遼寧撫挖                                                                                                                       Marchetti(伊)


   安徽柳⼯
                                                     住友重機械                           Link-Belt                  加藤製作所                              Sennebogen
                                                                             86年
                                                      ⼯業                                (⽶)
                                                                                                                                                      (独)


徐州=XCMG Xuzhou Construction Machinery Group、                                                                                        買収を⽰す。(数値はその年度)
                                             *⽇本建設機械⼯業会資料より、当社作成
中聯重科 =Zoomlion、三⼀重⼯=Sany、安徽柳⼯=Liugong                                                                                               提携を⽰す。(数値はその年度)
                                                                                                                                    出資・JVを⽰す。


                                                                                                                                                                       15
⾞両搭載型クレーン
 ⽇本シェア 48%→48%
 ⽇本売上は、需要減少により約12%減少

                                                                         (単位︓百万円)
                                                                         ⽐較増減
                               19年度              20年度
                                                                      ⾦額             増減率

          ⽇本                    20,292               17,920           -2,371 -11.7%

          海外                         1,870            1,393             -476 -25.5%


          合計                    22,162               19,314           -2,848 -12.9%
                                                                                                                           ZX360/300シリーズ


 (台)
                          ⽇本需要推移(年度ベース)                                                (百万円)                 ⾞両搭載型クレーン売上⾼                               海外      ⽇本
20,000                                                                                25,000


                                                                                      20,000
15,000

                                                                                      15,000
10,000

                                                                                      10,000
 5,000
                                                                                       5,000

    0
                                                                                           0
         FY11   FY12   FY13    FY14    FY15    FY16    FY17    FY18    FY19    FY20
                                                                                               FY11   FY12   FY13    FY14   FY15   FY16   FY17   FY18    FY19   FY20



                                                                                                                                                                       16




⾼所作業⾞
 ⽇本シェアは4%ポイント減少 35%→31%
 ⽇本売上は需要減少も、⾼付加価値商品の拡販により増加

                                                                         (単位︓百万円)
                                                                         ⽐較増減
                              19年度               20年度
                                                                      ⾦額             増減率

          ⽇本                    17,905               18,497             592           3.3%

          海外                            81              204             122 151.6%


          合計                    17,986               18,701             715           4.0%
                                                                                                                                   AT-320XTG

(台)                      ⽇本需要推移(年度ベース)                                                (百万円)                         ⾼所作業⾞売上⾼                            海外      ⽇本
6,000                                                                                 30,000

5,000                                                                                 25,000

4,000                                                                                 20,000

3,000
                                                                                      15,000

2,000
                                                                                      10,000
1,000
                                                                                       5,000
    0
                                                                                          0
         FY11   FY12   FY13   FY14    FY15    FY16    FY17    FY18    FY19    FY20
                                                                                               FY11   FY12   FY13   FY14    FY15   FY16   FY17   FY18    FY19   FY20



                                                                                                                                                                       17
その他
 部品、修理他の売上は増加

                                                                       (単位︓百万円)
                                                                       ⽐較増減
                              19年度            20年度
                                                                  ⾦額             増減率
    中古クレーン
                               11,821              10,649         -1,171         -9.9%
         商品

    部品・修理他                     25,161              27,944         2,782          11.1%


         合計                    36,982              38,593         1,611          4.4%

                                                                                                                ⾨型油圧リフター︓TB-1000

 (百万円)
                        中古クレーン・商品売上⾼                                              (百万円)
                                                                                                          部品・修理他売上⾼
                                                                  海外      ⽇本                                                                       海外     ⽇本
14,000                                                                            30,000

12,000                                                                            25,000

10,000
                                                                                  20,000
 8,000
                                                                                  15,000
 6,000
                                                                                  10,000
 4,000

 2,000                                                                             5,000


    0                                                                                 0
         FY11   FY12   FY13   FY14   FY15   FY16    FY17   FY18    FY19   FY20             FY11   FY12   FY13   FY14   FY15   FY16   FY17   FY18   FY19   FY20




                                                                                                                                                                 18




                                                                                                                                                                 19
21年度業績予想
                                                                   (単位︓百万円)

                                     20年度               21年度
                                                                         増減率
                                   ⾦額    ⽐率           ⾦額    ⽐率
             売上⾼              186,040         100% 215,000       100%    15.6%

             営業利益                  -4,196     -2.3%    4,200      2.0%    -

             経常利益                  -4,683     -2.5%    3,400      1.6%    -

             親会社株主当期純利益           -12,987     -7.0%   10,500      4.9%    -

             ※欧州事業再⽣関連収益として、債務免除益等約100億円を特別利益に⾒込んでおります。


             設備投資額                            5,666              6,500
             減価償却費                            5,695              5,900
             ※設備投資にはリース資産分を含んでおります。


             USD                            106.82円            105.00円
             EUR                            121.81円            125.00円

                                     中間      0.00円      中間       3.00円
             1株当たり配当⾦                期末      3.00円      期末       4.00円
                                     年間      3.00円      年間       7.00円

                                                                                         20




21年度業績予想(営業利益増減要因)
 売上増加等により、営業利益は83億円増加
   (百万円)

 9,000

                              0
                     10,800                   -600
                                                          -900
 6,000                                                                   -904
                                                                                 4,200


 3,000




           -4,196
     0




 -3,000




 -6,000

           20年度       物量      売価              為替          費⽤             その他     21年度
                                                                                 予想




                                                                                         21
21年度製品別売上⾼予想

                                                                                              製品別売上⾼
                                         (単位︓百万円)            (百万円)



                         21年度           ⽐較増減                250,000

             20年度
                          予想
                                     ⾦額         増減率
                                                            200,000

 建設⽤クレーン     109,430     139,000     29,570     27.0%

  ⾞両搭載型
              19,314      19,000        -314     -1.6%
  クレーン                                                      150,000


  ⾼所作業⾞       18,701      16,700     -2,001 -10.7%

                                                            100,000
   その他        38,593      40,300      1,707      4.4%

   合計        186,040     215,000     28,960     15.6%
                                                             50,000

 建設⽤クレーン、⽇本向け及び海外向け売上⾼
   ⽇本         39,615      37,700     -1,915      -4.8%
                                                                  0

   海外         69,815     101,300     31,485     45.1%                   FY11   FY12    FY13   FY14   FY15   FY16   FY17   FY18   FY19 FY20   FY21
                                                                                                                                             予想

   合計        109,430     139,000     29,570     27.0%
                                                                           建設⽤クレーン             ⾞両搭載型クレーン             ⾼所作業⾞         その他




                                                                                                                                               22




21年度仕向地別売上⾼予想

                                     (単位︓百万円)

                       21年度          ⽐較増減               (百万円)                          海外仕向地別売上⾼
           20年度                                        140,000                                                                                70%
                        予想         ⾦額       増減率
                                                       120,000                                                                                60%
  欧州        27,631      33,300     5,669    20.5%

  北⽶        35,001      46,100   11,099     31.7%      100,000                                                                                50%



  中南⽶        3,092       3,600       508    16.4%       80,000                                                                                40%



  アジア       11,013      14,500     3,487    31.7%
                                                        60,000                                                                                30%


  中東         5,898      10,200     4,302    72.9%
                                                        40,000                                                                                20%

  その他       10,126      18,000     7,874    77.8%
                                                        20,000                                                                                10%
⼩計(海外計)     92,763     125,700   32,937     35.5%
                                                            0                                                                                 0%
  ⽇本        93,277      89,300     -3,977      -4.3%             FY11   FY12    FY13   FY14   FY15   FY16   FY17   FY18   FY19 FY20   FY21
                                                                                                                                       予想
  合計       186,040   215,000     28,960     15.6%
                                                                               欧州                    北⽶                     中南⽶
                                                                               アジア                   中東                     その他
                                                                               海外売上⾼⽐率
海外売上⾼⽐率     49.9%       58.5%
                                                                 ※上のグラフには⽇本を含んでおりません。
                                                                 ※その他は、オセアニア、アフリカ、CISを含んでおります。
                                                                                                                                               23
TOPICS            ~ESG・SDGs推進~

 「タダノまなびの森」初の森林整備活動
⾹川県のフォレストマッチング制度で活動開始した「タ
ダノまなびの森」で、初めてとなる環境保全活動を実施。
多数のタダノグループ社員やご家族が参加した。
今回は将来の植林を⾒据えた整備活動を中⼼に、⾹川県
環境森林部の協⼒を得て、参加者が森について理解を深
める環境学習も実施した。
タダノまなびの森︓2020年から⾹川県さぬき市の保有林を活⽤して、環境保全の⼤切さ                      森林整備の様⼦
を学ぶ教育の場や交流の⽣まれる場として、協働の森づくりに取り組んでいる。


 親⼦⼯場⾒学会を初めてオンラインで開催
毎年夏休みに志度⼯場で親⼦⼯場⾒学会を開催していた
が、今回は春休みに合わせて初のオンライン開催を実施。
2019年に竣⼯した⾹⻄⼯場の様⼦をLIVE配信し、ク
レーン組⽴ラインの⾒学や社員インタビュー、クイズ、
質問コーナーなどを通じて、建設機械やものづくりへの
興味を深めていただく機会となった。

ESG = 「Environment, Social, Governance」(環境・社会・ガバナンス)      ⾹⻄⼯場内をLIVE配信している様⼦
SDGs =「Sustainable Development Goals」(国連にて全会⼀致で可決
       された地球環境や社会が将来的に持続可能であり続けるための17のゴール)

                                                                               24




TOPICS            ~ソリューションサービスの展開~

 BIMデータの提供を開始
当社グループ製建設⽤クレーンラインナップの⼀部のBIM
データを、BIMobject®プラットフォーム上に公開。BIMを
利活⽤する設計事務所様や建設会社様等において、当社
グループ製建設⽤クレーンを⽤いた施⼯計画を、より容易
に⾏っていただくことが可能になる。

                                                         BIMモデルに当社製品を配置したイメージ
BIM = Building Information Modeling (ビルディング インフォメーション モデリング)
BIMobject®︓スウェーデンのBIMobject ABが、世界規模で運⽤するBIMオブジェクトライブラリ
のプラットフォーム。BIM利⽤者等は、ユーザー登録を⾏えば無料でデータをダウンロードできる。



 ⾞両搭載型クレーン⽤スマートフォンアプリ
  「ゲンバデサポート」の提供を開始
エラーコードや⾳声メッセージの詳しい内容や現場での対処⽅法
の検索、クレーンの取り扱い⽅法や当社指定サービス⼯場の
マップ検索機能など、ご利⽤者様の現場作業をサポートする。
また、夜間や休⽇の緊急時には「ハローサービス24」コール
センターがサポートする。

                                                       ⾞輌搭載型クレーン⽤スマートフォンアプリ
                                                            「ゲンバデサポート」
                                                                               25
TOPICS    ~新製品紹介~
 ⽇本市場向け超⼤型オールテレーン            北⽶市場向けラフテレーンクレーン
  クレーン AR-7000N発売              GR-1300XL-4発売
7軸オールテレーンクレーンとして⽇本市場最⼤の        コンパクトな2軸キャリヤとしてクラス最⼤級と
700tの吊上げ能⼒を誇る。旧型の550t吊りオール     なる130ショートトンの吊上げ能⼒と作業領域を
テレーンクレーンと同等の⼨法を維持しつつ、          有する。⽯油エネルギー関連だけでなく、⾵⼒
作業性能を⼤幅に向上。今後需要増加が               ⼯事関連のサポートクレーンとしても最適な
⾒込まれる、⽼朽化したインフラの修理                 クレーンである。このモデルにより当社の
メンテナンス等で能⼒を発揮する。                    北⽶市場向け⼤型RTラインナップは盤⽯
                                     になり、更なるシェアアップを⽬指す。




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TOPICS    ~新製品紹介~
 通信⼯事⽤⾼所作業⾞                  海外向け⾞両搭載型クレーン
  AT-121TTEをモデルチェンジ            TM-ZT1000 安全装置装備で進化
5G早期普及に向けた、通信⼯事需要増加          タイ⼯場⽣産機で最⼤クラスのTM-ZT1000(10t吊り)
を⾒込んだモデルチェンジ。通信⼯事⽤           に安全装置を標準装備し、より安全なクレーン作業を
⾼所作業⾞としてクラス最⼤の作業範囲や          サポート。
作業効率の向上、収納⼒アップをはじめと
する利便性と作業快適性が向上。




                                ラジコン仕様では、⽇本市場向け最新モデルと同じ⼤画
                                ⾯カラーデジタルラジコンを装備し、従来のラジコンに⽐べ
                                視認性が⼤きく向上。




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TOPICS       ~Demag事業とのシナジー発揮に向けて~

 多様なニーズにおいてクローラクレーンが活躍
⾼まるクリーンエネルギー需要を背景に、⾵⼒関連⼯事
をはじめ、TDG製のクローラクレーンが世界各地で活躍
の場を広げている。⽇本市場においても、Demag事業
買収後すでに⼤型のクローラクレーン納⼊が始まった。
従来のタダノにはなかったクローラクレーンが製品ライ
ンナップに加わったことで、お客様の幅広いニーズに
応えていく。




          ⼤型プラント建設⼯事を⾏うCC 8800-1                 ⾵⾞を組み⽴てるCC 3800-1

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TOPICS       ~Demag事業とのシナジー発揮に向けて~

 新型7軸オールテレーンクレーン                     伸縮ブーム式クローラクレーン
  AC 450-7                             GTC-1800EX発売
新型7軸オールテレーンクレーンは、クラス最⻑級              当社製品ラインナップにおいて、最⼤吊上げ能⼒156t
となる80mのブームを搭載する。また、6軸クレーン            を誇る伸縮ブーム式クローラクレーン。搬送時のベース
と同等のコンパクト性と8軸クレーンの⼒強さを兼ね             クレーン⼨法は幅・ ⾼さそれぞれ3mと、⾼い搬送性を
備えている。                               発揮する。TDG製でありながら、タダノブランドとして
                                     発売する初のクレーンとなる。




AC 450-7の正式発売は今年夏ごろ、⽇本市場への導⼊は来年以降を
予定しております。




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        コロナ禍影響と今後の⾒通し




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コロナ禍影響(需要)
【建設⽤クレーン地域別需要(対前年同期⽐)】
                     2020年                      2021年
地   域
        1⽉-3⽉    4⽉-6⽉    7⽉-9⽉     10⽉-12⽉     1⽉-3⽉
⽇   本      -7%     -24%      -39%      +13%        -24%
中   東     -12%     -28%      -42%        -4%       -14%
北   ⽶     -16%     -47%      -47%       -46%       -25%
欧   州      -9%     -23%       -7%       -24%       -15%
中南⽶       -15%     -34%      -44%       -12%      +24%
アジア        -1%     -26%      -43%       -21%       -15%
その他       -16%      +5%      -22%        -1%      +47%


                 第1四半期    第2四半期      第3四半期      第4四半期
                             ※上の表に中国およびクローラクレーンは含んでおりません

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今後の⾒通し(地域別)

【地域別の⾜許の状況】
地   域                  ⾜許の状況
        ⼤型⼯事を中⼼に稼働は順調だが、⼀部コロナ影響による⼯事の延期なども
⽇   本
        発⽣。全体として商談は増加傾向。
        バイデン政権による1.9兆ドルの経済対策や原油価格回復を背景にしたク
⽶   国
        レーン稼働上昇もあり、市場マインド回復の兆し。
        EUによる1.8兆ユーロの景気刺激策などで市場マインドは回復の兆し。域内
欧   州
        のコロナ感染状況は国により乖離が⼤きく回復はまだら模様。
        インフラプロジェクトに絡む需要増が期待されたインドネシア及びフィリピ
アジア
        ンにおいて、未だ感染拡⼤に⻭⽌め掛からず、本格回復への兆しは⾒えない。
        各国でのワクチン接種開始、原油価格の回復による資源関係⼤型プロジェク
中   東
        トの発表等から、需要回復を期待。
その他     豪州︓経済対策プロジェクト及び天然資源価格上昇により稼働堅調。



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