6395 タダノ 2021-01-29 15:00:00
20年度第3四半期決算説明資料 [pdf]
20年度第3四半期 決算説明資料
2021年1⽉
株式会社タダノ
Tadano Ltd.
<注意事項>
本資料に記載されている将来に関する記述は、現時点で⼊⼿可能な情報に基づいており、リスクと不確実性を含んでおります。
2019年7⽉31⽇にDemag事業の買収が完了いたしました。本資料における19年度Demag事業の取り扱いは以下の通り
です。
・19年度連結財務諸表︓貸借対照表(12⽉末)、損益計算書(8〜9⽉)を含んでおります。
※PPAによる影響を加味し遡及修正しております。PPAとは、Purchase Price Allocationの略で、資産・負債を
公正価値評価/配分する⼿続きです。
1
損益計算書
売上減少に加え、Demag製品を中⼼とした製品構成の変化により、売上原価率は
悪化し、第3四半期として、10年度以来10年ぶりの営業損失
排ガス規制関連損失引当⾦繰⼊及び投資有価証券評価損を特別損失に計上
(単位︓百万円)
19年度第3四半期 20年度第3四半期 ⽐較
増減
⾦額 ⽐率 ⾦額 ⽐率
売上⾼ 148,877 100% 132,543 100% -16,333
売上原価 110,846 74.5% 105,957 79.9% -4,889
割賦販売利益 -27 -0.0% 69 0.1% 96
売上総利益 38,002 25.5% 26,654 20.1% -11,347
販管費 28,583 19.2% 28,489 21.5% -93
営業利益 9,419 6.3% -1,834 -1.4% -11,254
営業外損益 -651 -0.4% -500 -0.4% 150
経常利益 8,768 5.9% -2,335 -1.8% -11,103
特別損益 679 0.5% -4,953 -3.7% -5,633
税引前当期純利益 9,447 6.3% -7,289 -5.5% -16,736
法⼈税等 3,658 2.5% 348 0.3% -3,310
⾮⽀配株主当期純利益 4 0.0% 30 0.0% 25
親会社株主当期純利益 5,783 3.9% -7,668 -5.8% -13,452
2
営業利益増減要因
費⽤は削減するも、物量の減少・Demag事業連結により112億円減少
営業利益内訳
従来タダノ 12,808
Demag事業 △ 3,389※
(百万円)
10,000
9,419 -15,600
7,000
営業利益内訳
従来タダノ 2,724
4,000
Demag事業 △4,559
6,100 -1,483
1,000 -1,170 -1,834
-2,000
1,000 -100
-5,000
-8,000
19年度 物量 売価 為替 費⽤ その他 Demag事業 20年度
第3四半期 第3四半期
※Demag事業△3,389は8〜9⽉の実績(PPAによる遡及修正の影響△1,179含む)
3
貸借対照表
売上債権は減少、たな卸資産は横ばい
コロナ禍⻑期化への備え(⼿許資⾦と有利⼦負債が増加)
(単位︓百万円)
20年度 ⽐較 20年度 ⽐較
19年度末 19年度末
第3四半期 増減 第3四半期 増減
⼿許資⾦ 57,075 83,820 26,744 仕⼊債務 40,745 30,525 -10,220
売上債権 63,267 37,891 -25,375 有利⼦負債 63,035 84,134 21,098
たな卸資産 97,434 98,221 787 その他 49,320 45,012 -4,307
その他 9,415 5,272 -4,142 負債計 153,102 159,672 6,570
流動資産計 227,192 225,206 -1,986 純資産計 158,158 149,252 -8,906
有形固定資産 68,433 68,522 88 負債・純資産計 311,260 308,924 -2,336
無形固定資産 1,675 1,657 -17
投資その他の資産 13,958 13,538 -420
19年度 20年度
19年度
固定資産計 84,067 83,717 -349 第3四半期 第3四半期
資産合計 311,260 308,924 -2,336
売上債権回転期間 71.2⽇ 88.1⽇ 78.6⽇
たな卸資産回転期間 167.0⽇ 135.6⽇ 203.8⽇
⾃⼰資本⽐率 44.4% 50.5% 47.9%
4
製品別売上⾼
建設⽤クレーンと⾞両搭載型クレーンは減少、⾼所作業⾞は横ばい
(単位︓百万円)
19年度 20年度 ⽐較増減 製品別売上⾼
(百万円)
第3四半期 第3四半期 ⾦額 増減率
250,000
建設⽤クレーン 94,646 77,926 -16,719 -17.7%
⾞両搭載型 16,549 14,085 -2,464 -14.9%
クレーン 200,000
⾼所作業⾞ 12,108 12,198 90 0.7%
その他 25,573 28,332 2,759 10.8% 150,000
合計 148,877 132,543 -16,333 -11.0%
100,000
建設⽤クレーン、⽇本向け及び海外向け売上⾼
⽇本 30,260 24,161 -6,098 -20.2%
海外 64,385 53,764 -10,620 -16.5% 50,000
合計 94,646 77,926 -16,719 -17.7%
為替レート ※1-9⽉期中平均レート(海外⼦会社は12⽉決算のため)
0
USD 109.15 107.59 FY10 FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19 FY19 FY20
3Q 3Q
EUR 122.66 120.90 建設⽤クレーン ⾞両搭載型クレーン ⾼所作業⾞ その他
5
仕向地別売上⾼
Demag事業連結により欧州は増加、それ以外すべての地域で売上は減少
(単位︓百万円)
(百万円)
19年度 20年度 ⽐較増減 海外仕向地別売上⾼
140,000 60%
第3四半期 第3四半期 ⾦額 増減率
欧州 15,890 20,768 4,878 30.7% 120,000
50%
北⽶ 34,756 27,495 -7,261 -20.9% 100,000
40%
中南⽶ 3,137 2,418 -719 -22.9%
80,000
アジア 10,097 8,363 -1,734 -17.2% 30%
60,000
中東 5,327 4,775 -552 -10.4%
20%
40,000
その他 8,620 6,870 -1,749 -20.3%
10%
⼩計(海外計) 77,831 70,692 -7,138 -9.2% 20,000
⽇本 71,046 61,850 -9,195 -12.9% 0 0%
FY10 FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19 FY19 FY20
合計 148,877 132,543 -16,333 -11.0% 3Q 3Q
欧州 北⽶ 中南⽶ アジア
中東 その他 海外売上⾼⽐率
海外売上⾼⽐率 52.3% 53.3%
※上のグラフには⽇本を含んでおりません。
※その他は、オセアニア、アフリカ、CISを含んでおります。
6
20年度予想
7
20年度業績予想
(単位︓百万円)
20年度業績予想 20年度業績予想
⽐較増減
(10⽉30⽇) (1⽉29⽇)
⾦額 ⽐率 ⾦額 ⽐率 ⾦額 増減率
売上⾼ 182,000 100% 182,000 100% ー ー
営業利益 -4,700 -2.6% -4,700 -2.6% ー ー
経常利益 -6,200 -3.4% -6,200 -3.4% ー ー
親会社株主当期純利益 -7,900 -4.3% -10,900 -6.0% -3,000 ー
排ガス規制関連損失引当⾦繰⼊の特別損失計上にともない、2020年10⽉30⽇発表の2021年3⽉
期通期連結業績予想について、上記の通り修正いたします。詳細につきましては、2021年1⽉29
⽇に公表しました「⽶国排ガス規制の緩和措置違反(経過開⽰)と特別損失の計上ならびに2021
年3⽉期の業績予想の修正について」をご参照ください。
8
20年度製品別売上⾼予想
(単位︓百万円)
⽐較増減 製品別売上⾼
20年度 (百万円)
19年度
予想 250,000
⾦額 増減率
建設⽤クレーン 150,818 107,300 -43,518 -28.9%
200,000
⾞両搭載型 22,162 18,400 -3,762 -17.0%
クレーン
⾼所作業⾞ 17,986 18,200 214 1.2% 150,000
その他 36,982 38,100 1,118 3.0%
100,000
合計 227,949 182,000 -45,949 -20.2%
建設⽤クレーン、⽇本向け及び海外向け売上⾼ 50,000
⽇本 47,833 38,200 -9,633 -20.1%
海外 102,984 69,100 -33,884 -32.9% 0
FY10 FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19 FY20
合計 150,818 107,300 -43,518 -28.9% 予想
建設⽤クレーン ⾞両搭載型クレーン ⾼所作業⾞ その他
※上の表とグラフにおける19年度Demag事業の取り扱いは
8⽉〜12⽉となります。
9
20年度仕向地別売上⾼予想
(単位︓百万円)
⽐較増減 (百万円) 海外仕向地別売上⾼
20年度
19年度 140,000 60%
予想 ⾦額 増減率
120,000
50%
欧州 24,363 27,500 3,137 12.9%
100,000
北⽶ 54,163 34,900 -19,263 -35.6% 40%
中南⽶ 6,735 3,000 -3,735 -55.5% 80,000
30%
アジア 14,401 10,400 -4,001 -27.8% 60,000
20%
中東 10,312 6,300 -4,012 -38.9% 40,000
その他 13,444 9,500 -3,944 -29.3% 10%
20,000
⼩計(海外計) 123,421 91,600 -31,821 -25.8%
0 0%
FY10 FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19
⽇本 104,527 90,400 -14,127 -13.5% FY20
予想
合計 227,949 182,000 -45,949 -20.2% 欧州 北⽶ 中南⽶
アジア 中東 その他
海外売上⾼⽐率
海外売上⾼⽐率 54.1% 50.3% ※上の表とグラフにおける19年度Demag事業の取り扱いは
8⽉〜12⽉となります。
※上のグラフには⽇本を含んでおりません。
※その他は、オセアニア、アフリカ、CISを含んでおります。
10
コロナ禍影響と今後の⾒通し
11
コロナ禍影響(需要)
【建設⽤クレーン地域別需要(対前年同期⽐)】
2020年
地 域
1⽉-3⽉ 4⽉-6⽉ 7⽉-9⽉ 10⽉-12⽉
⽇ 本 -7% -24% -39% +13%
中 東 -12% -28% -42% -4%
北 ⽶ -16% -47% -47% -46%
欧 州 -9% -23% -7% -24%
中南⽶ -15% -34% -44% -12%
アジア -1% -26% -43% -21%
その他 -16% +5% -22% -1%
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
※上の表に中国およびクローラクレーンは含んでおりません
12
今後の⾒通し(地域別)
【地域別の⾜許の状況】
地 域 ⾜許の状況
⽇ 本 クレーン稼働率は持ち直しつつある。期末に向けて商談は増加傾向。
⽶ 国 感染拡⼤継続。需要低迷続く。新政権後の経済政策による反転に期待。
欧州全体で感染拡⼤深刻化。年末にかけての需要は⽐較的堅調もコロナ前の
欧 州
レベルには遠い。
感染影響の⼤きいインドネシアやフィリピン、感染再拡⼤のタイなどを中⼼
アジア
に、需要は低迷。需要回復の兆し未だ⾒えず。
中東 需要減少傾向継続。⾜許の原油価格上昇が、経済や需要に与える影響を注視。
オーストラリアは需要減少も、政府インフラ投資増強計画に加え、資源価格
その他
の上昇もあり、商談増加傾向。
13