6395 タダノ 2021-01-29 15:00:00
2021年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年1月29日
上 場 会 社 名 株式会社タダノ 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 6395 URL https://www.tadano.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 多田野 宏一
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員 (氏名) 吉田 耕三 (TEL) 087-839-5600
四半期報告書提出予定日 2021年2月12日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 132,543 △11.0 △1,834 - △2,335 - △7,668 -
2020年3月期第3四半期 148,877 18.8 9,419 5.2 8,768 0.4 5,783 16.4
(注) 包括利益 2021年3月期第3四半期 △7,556百万円( -%) 2020年3月期第3四半期 2,966百万円( △19.0%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 △60.54 -
2020年3月期第3四半期 45.67 -
(注) 2021年3月期第2四半期連結会計期間において、Demag事業買収にともなう企業結合に係る暫定的な会計処理の確
定を行っており、2020年3月期第3四半期に係る各数値について、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させてお
ります。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 308,924 149,252 47.9
2020年3月期 311,260 158,158 50.5
(参考) 自己資本 2021年3月期第3四半期 147,943百万円 2020年3月期 157,188百万円
(注) 2021年3月期第2四半期連結会計期間において、Demag事業買収にともなう企業結合に係る暫定的な会計処理の確
定を行っており、2020年3月期に係る各数値について、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 14.00 - 14.00 28.00
2021年3月期 - 0.00 -
2021年3月期(予想) 3.00 3.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
2020年3月期第2四半期末配当金の内訳 普通配当 13円00銭 創業100周年記念配当 1円00銭
2020年3月期期末配当金の内訳 普通配当 13円00銭 創業100周年記念配当 1円00銭
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 182,000 △20.2 △4,700 - △6,200 - △10,900 - △86.03
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 129,500,355株 2020年3月期 129,500,355株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 2,806,791株 2020年3月期 2,870,486株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 126,661,754株 2020年3月期3Q 126,630,212株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の
前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件および業績予想
のご利用にあたっての注意事項等については、四半期決算短信(添付資料)4ページ「連結業績予想などの将来予測情報に関する説
明」をご覧ください。
㈱タダノ(6395)2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ················································· 2
(1)経営成績に関する説明 ························································· 2
(2)財政状態に関する説明 ························································· 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ··································· 4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ················································· 5
(1)四半期連結貸借対照表 ························································· 5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ························································ 7
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ························································ 8
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
① 継続企業の前提に関する注記 ··················································· 9
② 株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記·································· 9
③ 四半期連結貸借対照表関係 ····················································· 9
④ セグメント情報等 ····························································· 9
⑤ 追加情報 ····································································· 10
⑥ 重要な後発事象 ······························································· 11
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、設備投資
や輸出は低迷し、景気は極めて厳しい状況が継続しました。
海外においても、新型コロナウイルスの感染の再拡大や点在する地政学的リスクもあり、景気は引
き続き極めて厳しい状況となっております。
私どもの業界は、日本では、2020 年4月の緊急事態宣言発令に伴う建設工事中断等により需要は減
少、その後稼働率は持ち直しつつあるものの、需要回復には未だ至っておりません。海外では、各国
政府のロックダウン等の影響を受け、大幅減少の北米を始めとしてすべての地域で需要が減少しまし
た。
日本向け売上高は、高所作業車が横ばい、建設用クレーン・車両搭載型クレーンが減少し、618 億
5千万円(前年同期比 87.1%)となりました。海外向け売上高は、2019 年 7 月 31 日に買収を完了し
た Demag ブランドのクレーン事業連結により、欧州は増加したものの、それ以外の地域は減少し、706
億9千2百万円 (前年同期比 90.8%)となりました。この結果、総売上高は 1,325 億4千3百万円(前
年同期比 89.0%) 、海外売上高比率は 53.3%となりました。
売上減少に加え、Demag 製品を中心とした構成の変化により、売上原価率は悪化し、売上総利益は
減少しました。販売費及び一般管理費は、Demag 事業連結による増加があったものの、経費削減に努
めた結果横ばいとなり、営業利益は 18 億3千4百万円の損失(前年同期 94 億1千9百万円の利益)、
経常利益は 23 億3千5百万円の損失(前年同期 87 億6千8百万円の利益)となりました。親会社株
主に帰属する四半期純利益は、排ガス規制関連損失引当金繰入及び投資有価証券評価損を計上した結
果、76 億6千8百万円の損失(前年同期 57 億8千3百万円の利益)となりました。
さて、 2018 年1月 19 日に公表しました米国排ガス規制の緩和措置に関する自己申告について、 2021
年1月、 米国当局 (環境保護庁・司法省) から当社グループによる違反とそれに伴う民事制裁金(Civil
Penalty)4,050 万 US ドルおよびその他の合意条件について提案を受けました。今後も当局と協議を
続け、最終的に確定した段階において、改めてお知らせいたします。本件によって株主及び関係各位
に多大なご心配をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。
また、ドイツ子会社 Tadano Demag GmbH と Tadano Faun GmbH は、現地法に基づく事業再生手続き
を進めておりましたが、2020 年 12 月 23 日に現地裁判所へ再生計画を提出しました。現地裁判所によ
る審査を経て、2021 年1月から防護的保全手続き(Protective Shield Proceeding) が開始されてお
ります。2月中旬以降に債権者の同意、その後の裁判所の承認を得て、3月末には事業再生手続きが
終了となる見込みです。事業再生手続きは順調に進んでおり、両社の生産・販売・サービス活動にも
影響は生じておりません。
本件が当社の業績に与える影響については、今後、手続きの進展を注視し、開示が必要な事由が発
生しましたら、適時適切に対応いたします。 この手続きによって 欧州事業の再建がよりスピーディに
進み、タダノグループの長期成長につながるものと考えております。
セグメント別の状況は次のとおりです。なお、セグメント別とは、当社及び連結対象子会社の所在
地別の売上高・営業利益であり、仕向地別売上高とは異なります。
1)日本
日本向け売上は、高所作業車が横ばい、建設用クレーン・車両搭載型クレーンが減少、海外向
け売上も減少し、その結果、売上高は 860 億2千5百万円(前年同期比 75.8%)、営業利益は 63
億6百万円(前年同期比 52.3%)となりました。
2)欧州
建設用クレーン売上は、建設用クレーンの需要が減少する中、Demag 事業連結により、売上高
は 497 億4百万円(前年同期比 121.9%)
、営業利益は 77 億8千2百万円の損失(前年同期 35 億
2千6百万円の営業損失)となりました。
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第3四半期決算短信
3)米州
建設用クレーンの需要が減少する中、売上高は 295 億3千8百万円(前年同期比 81.5%)
、営
業利益は2億6千5百万円(前年同期比 12.7%)となりました。
4)その他
建設用クレーンの需要が減少する中、売上高は 104 億1千7百万円(前年同期比 91.2%)
、営
業利益は2億6千万円(前年同期比 132.0%)となりました。
主要品目別の状況は次のとおりです。
1)建設用クレーン
日本向け売上は、需要が減少する中、 241 億6千1百万円(前年同期比 79.8%)となりました。
海外向け売上は、Demag 事業が連結に加わったものの、すべての地域で需要が減少し、537 億6
千4百万円(前年同期比 83.5%)となりました。
この結果、建設用クレーンの売上高は 779 億2千6百万円 (前年同期比 82.3%)となりました。
2)車両搭載型クレーン
日本向け売上は、需要の減少により、128 億5千万円(前年同期比 84.9%)となりました。
海外向け売上は、12 億3千4百万円(前年同期比 87.5%)となりました。
この結果、車両搭載型クレーンの売上高は 140 億8千5百万円(前年同期比 85.1%)となりま
した。
3)高所作業車
高所作業車の売上高は、需要が減少する中、高付加価値商品の拡販に注力し、121 億9千8百
万円(前年同期比 100.7%)となりました。
4)その他
部品、修理、中古車等のその他の売上高は、Demag 事業連結により、283 億3千2百万円(前年
同期比 110.8%)となりました。
(2)財政状態に関する説明
資産、負債及び純資産の状況
(資産の状況)
総資産は、前連結会計年度末に比べ 23 億3千6百万円減少の 3,089 億2千4百万円となりまし
た。主な要因は、現金及び預金の増加 267 億4千4百万円があったものの、受取手形及び売掛金の
減少 253 億7千8百万円やその他流動資産の減少 40 億6千1百万円があったことによるものです。
(負債の状況)
負債は、前連結会計年度末に比べ 65 億7千万円増加の 1,596 億7千2百万円となりました。主
な要因は、支払手形及び買掛金の減少 92 億6千2百万円や未払金の減少 31 億6千2百万円に加え、
その他流動負債の減少 28 億1千7百万円があったものの、短期借入金の増加 97 億2千6百万円や
社債の増加 100 億円に加え、排ガス規制関連損失引当金の計上 41 億9千1百万円があったことに
よるものです。
(純資産の状況)
純資産は、前連結会計年度末に比べ 89 億6百万円減少の 1,492 億5千2百万円となりました。
主な要因は、利益剰余金の減少 94 億4千1百万円があったことによるものです。
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第3四半期決算短信
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
上記、排ガス規制関連損失引当金繰入の特別損失計上にともない、2020 年 10 月 30 日発表の 2021 年
3月期通期連結業績予想について、下記のとおり修正いたします。詳細につきましては、2021 年1月 29
日に公表しました「米国排ガス規制の緩和措置違反(経過開示)と特別損失の計上ならびに 2021 年3月
期の業績予想の修正について」をご参照ください。
2021 年3月期通期連結業績予想(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)
親会社株主に
1 株当たり
売上高 営業利益 経常利益 帰属する
当期純利益
当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想 (A) 182,000 △4,700 △6,200 △7,900 △62.36
今回発表予想 (B) 182,000 △4,700 △6,200 △10,900 △86.03
増減額 (B-A) - - - △3,000
増減率 (%) - - - -
(ご参考)前期実績
227,949 13,949 13,791 6,433 50.80
(2020 年3月期)
なお、第4四半期の前提レートは 105 円/ドル、125 円/ユーロとしております。
上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際
の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 57,075 83,820
受取手形及び売掛金 59,231 33,853
電子記録債権 4,035 4,038
商品及び製品 46,724 57,958
仕掛品 32,430 24,367
原材料及び貯蔵品 18,279 15,895
その他 9,895 5,834
貸倒引当金 △480 △561
流動資産合計 227,192 225,206
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 25,829 25,999
機械装置及び運搬具(純額) 9,241 9,796
土地 25,677 25,691
リース資産(純額) 1,197 1,096
建設仮勘定 2,676 1,641
その他(純額) 3,812 4,296
有形固定資産合計 68,433 68,522
無形固定資産 1,675 1,657
投資その他の資産
投資有価証券 5,994 6,224
繰延税金資産 6,888 6,526
その他 1,409 1,135
貸倒引当金 △333 △348
投資その他の資産合計 13,958 13,538
固定資産合計 84,067 83,717
資産合計 311,260 308,924
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 34,370 25,108
電子記録債務 6,374 5,416
短期借入金 9,737 19,463
リース債務 1,010 1,103
未払法人税等 2,068 138
製品保証引当金 4,325 4,002
排ガス規制関連損失引当金 - 4,191
未払金 8,666 5,504
割賦利益繰延 111 41
その他 10,596 7,778
流動負債合計 77,261 72,749
固定負債
社債 40,000 50,000
長期借入金 9,850 10,818
リース債務 2,437 2,748
繰延税金負債 805 399
再評価に係る繰延税金負債 2,109 2,109
退職給付に係る負債 17,439 17,690
その他 3,199 3,155
固定負債合計 75,840 86,922
負債合計 153,102 159,672
純資産の部
株主資本
資本金 13,021 13,021
資本剰余金 16,853 16,821
利益剰余金 131,791 122,350
自己株式 △2,641 △2,582
株主資本合計 159,025 149,610
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △210 445
土地再評価差額金 1,270 1,270
為替換算調整勘定 △2,522 △3,079
退職給付に係る調整累計額 △374 △303
その他の包括利益累計額合計 △1,836 △1,667
非支配株主持分 969 1,308
純資産合計 158,158 149,252
負債純資産合計 311,260 308,924
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 148,877 132,543
売上原価 110,846 105,957
割賦販売利益繰延前売上総利益 38,030 26,585
割賦販売未実現利益戻入額 35 83
割賦販売未実現利益繰入額 63 14
売上総利益 38,002 26,654
販売費及び一般管理費 28,583 28,489
営業利益又は営業損失(△) 9,419 △1,834
営業外収益
受取利息 70 48
受取配当金 123 121
助成金収入 - 143
その他 116 163
営業外収益合計 309 477
営業外費用
支払利息 345 376
為替差損 317 209
その他 298 392
営業外費用合計 961 977
経常利益又は経常損失(△) 8,768 △2,335
特別利益
固定資産売却益 6 110
負ののれん発生益 690 -
特別利益合計 697 110
特別損失
固定資産除売却損 18 66
投資有価証券評価損 - 789
排ガス規制関連損失引当金繰入 - 4,207
特別損失合計 18 5,063
税金等調整前四半期純利益又は
9,447 △7,289
税金等調整前四半期純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 3,629 729
法人税等調整額 29 △380
法人税等合計 3,658 348
四半期純利益又は四半期純損失(△) 5,788 △7,637
非支配株主に帰属する四半期純利益 4 30
親会社株主に帰属する四半期純利益又は
5,783 △7,668
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) 5,788 △7,637
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △435 655
繰延ヘッジ損益 0 -
為替換算調整勘定 △2,521 △644
退職給付に係る調整額 135 70
その他の包括利益合計 △2,821 81
四半期包括利益 2,966 △7,556
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 2,999 △7,498
非支配株主に係る四半期包括利益 △32 △57
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
① 継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
② 株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記
該当事項はありません。
③ 四半期連結貸借対照表関係
該当事項はありません。
④ セグメント情報等
(セグメント情報)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019 年4月1日 至 2019 年 12 月 31 日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連
その他 調整額 結損益計
合 計 算書計上
日 本 欧 州 米 州 計 (注)1 (注)2
額(注)3
売上高
外 部 顧 客へ の 売上 高 82,838 18,954 35,856 137,649 11,227 148,877 - 148,877
セグメント間の内部売上高又は振替高 30,657 21,809 408 52,875 194 53,070 △53,070 -
計 113,495 40,764 36,265 190,525 11,421 201,947 △53,070 148,877
セグメント利益又は損失(△) 12,052 △3,526 2,084 10,610 197 10,808 △1,388 9,419
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アジア及びオセアニア等の現地法
人の事業活動を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額には、主なものとして、セグメント間未実現利益調整額△1,433 百万
円が含まれております。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
4.2019 年7月 31 日に行われた Terex Cranes Germany GmbH 他との企業結合について、2020 年3月期第2四半期
連結会計期間において暫定的な会計処理を行っておりましたが、2021 年3月期第2四半期連結会計期間に確
定しております。
この暫定的な会計処理の確定に伴い、 当第3四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表に含まれる比較情報に
おいて取得原価の当初配分額に重要な見直しが反映されております。2020 年3月期第3四半期連結累計期間
のセグメント利益又は損失(△)は、「欧州」で 1,179 百万円減少しております。
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第3四半期決算短信
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020 年4月1日 至 2020 年 12 月 31 日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連
その他 調整額 結損益計
合 計 算書計上
日 本 欧 州 米 州 計 (注)1 (注)2
額(注)3
売上高
外 部 顧 客へ の 売上 高 67,910 25,435 29,248 122,594 9,948 132,543 - 132,543
セグメント間の内部売上高又は振替高 18,114 24,268 289 42,673 468 43,141 △43,141 -
計 86,025 49,704 29,538 165,267 10,417 175,685 △43,141 132,543
セグメント利益又は損失(△) 6,306 △7,782 265 △1,210 260 △950 △884 △1,834
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アジア及びオセアニア等の現地法
人の事業活動を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額には、主なものとして、セグメント間未実現利益調整額△932 百万
円が含まれております。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
⑤ 追加情報
(新型コロナウイルス感染症に係る会計上の見積り)
新型コロナウイルス感染症は、経済及び事業活動に広範な影響を与える事象であり、今後の広がり
方や収束時期等について予想を行うことは困難であります。本感染症が当社グループの会計上の見積
りに与える影響は軽微であると仮定しておりますが、今後の状況によって当社グループの業績及び財
務状況に影響を与える可能性があります。
なお、予想が困難ではあるものの、本感染が広がり始めた頃から、収束に1年、回復に1年の、計2
年間を要すると想定・覚悟して準備・対応しております。
(企業結合等関係)
企業結合に係る暫定的な会計処理の確定
2019 年7月 31 日に行われた Terex Cranes Germany GmbH 他との企業結合について、2020 年3月期
第2四半期連結会計期間において暫定的な会計処理を行っておりましたが、2021 年3月期第2四半期
連結会計期間に確定しております。
この暫定的な会計処理の確定に伴い、当第3四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表に含まれる
比較情報において取得原価の当初配分額に以下のとおり重要な見直しが反映されております。
2020 年3月期第3四半期連結累計期間の四半期連結損益は、 営業利益及び経常利益が 1,179 百万円、
税金等調整前四半期純利益が 976 百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が 961 百万円、それぞ
れ減少しております。
配分額の見直しの内容
修正科目 負ののれん発生益の修正金額
負ののれん発生益(修正前) 487 百万円
たな卸資産 1,398 百万円
有形固定資産 1,840 百万円
繰延税金資産 △406 百万円
退職給付に係る負債 △2,140 百万円
その他 △487 百万円
負ののれん発生益(修正額) 203 百万円
負ののれん発生益(修正後) 690 百万円
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第3四半期決算短信
⑥ 重要な後発事象
(海外連結子会社による現地法に基づく事業再生手続きの申請)
当社のドイツ子会社である Tadano Demag GmbH(以下 TDG)と Tadano Faun GmbH(以下 TFG)は、
2020 年 10 月8日、現地法に基づく事業再生手続きを進めることを決定し、ツヴァイブリュッケン裁判
所(以下裁判所)に手続きを申請いたしました。
Ⅰ 申請に至った理由・当該申請が営業活動等へ及ぼす重要な影響
当社は長期目標である「LE(=Lifting Equipment)世界 No.1」達成に向けた施策として 2019 年 7
月、ドイツの Demag ブランドのクレーン事業を買収しました。これにより、オールテレーンクレーン
の更なる拡充とクローラクレーンという新たな製品ラインナップを加え、当社グループはお客様の幅
広いニーズに対応することが可能となりました。
買収以来、TDG と既存の TFG は統合活動を進め、グループとしてのシナジー効果発揮と早期の黒字
化を目指してまいりました。 しかしながら、 新型コロナウイルス感染症の影響によって、 世界のクレー
ン需要は停滞し、欧州事業の黒字化に向けた計画にも大きな遅れが生じる見通しが判明しました。
このような状況を踏まえ、TDG 及び TFG は 2020 年 10 月8日、現地法にもとづく事業再生手続き
(注) を進めることを決定しました。 この制度では、 企業が通常業務を維持しながら再建を進められる
よう制度的支援を受けられます。
2020 年 12 月 23 日には、裁判所へ再生計画を提出しました。裁判所による審査を経て、2021 年1月
から防護的保全手続き(Protective Shield Proceeding) が開始されております。2月中旬以降に債権
者の同意、 その後の裁判所の承認を得て、 3月末には事業再生手続きが終了となる見込みです。 事業再
生手続きは順調に進んでおり、両社の生産・販売・サービス活動にも影響は生じておりません。
この手続きによって 欧州事業の再建がよりスピーディに進み、タダノグループの長期成長につなが
るものと考えております。
(注)ドイツ事業再生手続きとは、現地法に定められた自己再生手続き(英語では Insolvency
proceedings with self-administration)及び防護的保全手続き(英語では Protective shield
proceeding)を併せて示したものです。なお、ドイツ事業再生手続きにおいては、 「申請企業が
債務超過に陥っておらず、事業再建の見通しが明るいこと」が制度適用の条件となっておりま
す。
Ⅱ 当該申請が業績に与える影響
本件が当社の業績に与える影響については、今後、手続きの進展を注視し、開示が必要な事由が発生
しましたら、適時適切に対応いたします。
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