6395 タダノ 2020-10-30 15:00:00
20年度中間決算 決算説明資料 [pdf]

           20年度中間決算 決算説明資料




                                                        2020年10⽉
                                                        株式会社タダノ
                                                             Tadano Ltd.




<注意事項>
 本資料に記載されている将来に関する記述は、現時点で⼊⼿可能な情報に基づいており、リスクと不確実性を含んでおります。
 需要、シェアの取り扱いについて︓需要台数は当社推計にて10台単位に四捨五⼊、シェアは⼩数点以下を四捨五⼊しており
  ます。また、需要にはロシア国産、中国国産の中国市場向けは含んでおりません。
 資料内の略称について︓TCはトラッククレーン、RTはラフテレーンクレーン、ATはオールテレーンクレーンを表します。
 2019年7⽉31⽇にDemag事業の買収が完了いたしました。本資料における19年度Demag事業の取り扱いは以下の通り
  です。
 ・19年度連結財務諸表︓貸借対照表(12⽉末)、損益計算書(8〜12⽉)を含んでおります。
  ※PPAによる影響を加味し遡及修正しております。PPAは、Purchase Price Allocationの略で、資産・負債を
   公正価値評価/配分する⼿続きです。
 ・需要数値︓クローラクレーンは含んでおりません。
 ・シェア︓Demag製品は1〜12⽉販売台数を含んでおります。



                                                                       1
決算のポイント

 Demag事業連結により売上は約9%減に留まるも、製品構成の変化により、
  利益は⼤幅減少。10年度中間期以来10年ぶりの営業損失。
                                                            (単位︓百万円)

                          19年度中間期             20年度中間期
                                                                 増減率
                          ⾦額   ⽐率             ⾦額   ⽐率
         売上⾼             100,304      100%    91,106     100%    -9.2%

         営業利益              7,573      7.6%    -1,038     -1.1%      -

         経常利益              7,262      7.2%    -1,590     -1.7%      -

         親会社株主当期純利益        5,267      5.3%    -2,566     -2.8%      -


         設備投資額                        9,852              3,242
         減価償却費                        1,588              2,457
         ※設備投資にはリース資産分を含んでおります。

         USD                        110.05円            108.27円
         EUR                        124.32円            119.30円



                                                                                   2




損益計算書
   Demag製品を中⼼とした構成の変化等により原価率は悪化
   経費削減に努めるも、Demag事業連結により販管費は増加
                                                                    (単位︓百万円)

                         19年度中間期                20年度中間期                 ⽐較
                                                                        増減
                         ⾦額          ⽐率         ⾦額          ⽐率
   売上⾼                  100,304      100%       91,106      100%         -9,198
   売上原価                  74,195 74.0%           72,805 79.9%             -1,390
   割賦販売利益                     -56    -0.1%             32   0.0%              89
   売上総利益                 26,051 26.0%           18,332 20.1%             -7,718
   販管費                   18,478 18.4%           19,370 21.3%                 892
   営業利益                   7,573      7.6%       -1,038      -1.1%        -8,611
   営業外損益                   -310      -0.3%        -552      -0.6%         -241
   経常利益                   7,262      7.2%       -1,590      -1.7%        -8,853
   特別損益                       679    0.7%              85   0.1%          -594
   税引前当期純利益               7,942      7.9%       -1,504      -1.7%        -9,447
   法⼈税等                   2,684      2.7%        1,051      1.2%         -1,633
   ⾮⽀配株主当期純利益                  -9    -0.0%             10   0.0%              19
   親会社株主当期純利益             5,267      5.3%       -2,566      -2.8%        -7,834

                                                                                   3
営業利益増減要因
 費⽤は削減するも、物量の減少、Demag事業連結により86億円減少

  (百万円)

9,000
          7,573   -9,400

                                                                  営業利益内訳
                                                                  従来タダノ    1,892
6,000
                                                                  Demag事業 △2,930



                                                  3,800   -781
3,000
                                                                        -2,930



                                                                                     -1,038
    0
                              800       -100




-3,000

          19年度     物量         売価        為替        費⽤      その他        Demag事業         20年度
          中間期                                                                        中間期




                                                                                                  4




貸借対照表
 売上債権は減少
 たな卸資産は増加(1,026億円のうち、TFG170億円、TDG266億円)
                                                                                     (単位︓百万円)
                             20年度      ⽐較                                    20年度           ⽐較
                  19年度末                                      19年度末
                             中間期末      増減                                   中間期末            増減
⼿許資⾦               57,075     73,051   15,975 仕⼊債務                40,745         24,822   -15,923
売上債権               63,267     44,257   -19,009 有利⼦負債              63,035         85,627   22,591
たな卸資産              97,434    102,619    5,185 その他                 49,320         44,393     -4,926
その他                  9,415     4,239   -5,175 負債計                153,102     154,843          1,741
流動資産計             227,192    224,168   -3,024 純資産計               158,158     152,897        -5,260
有形固定資産             68,433     68,534     100 負債・純資産計             311,260     307,741        -3,519
無形固定資産               1,675     1,647      -27
投資その他の資産           13,958     13,390     -568                    19年度                     20年度
                                                                             19年度
固定資産計              84,067     83,573     -494                    中間期                      中間期

資産合計              311,260    307,741   -3,519 売上債権回転期間            83.2⽇           88.1⽇       88.9⽇
                                                たな卸資産回転期間        125.1⽇          135.6⽇   206.1⽇

                                                ⾃⼰資本⽐率            48.8%          50.5%      49.3%




                                                                                                  5
キャッシュフロー
   有利⼦負債の増加に伴う財務CFの増加により、現⾦及び
    現⾦同等物は増加
                                                                       (単位︓百万円)
                                             19年度              20年度                ⽐較
                                                中間期            中間期                 増減
                      税引き前利益                      7,942            -1,504          -9,447
                      減価償却費                       1,588             2,457               868
                      売上債権増減                      5,521           18,382           12,860
          営業CF        たな卸資産増減                     -6,972           -6,287               685
                      仕⼊債務増減                      -2,939         -15,244         -12,305
                      その他                         -3,365               428           3,794
                      合計                          1,775          -1,769           -3,544
          投資CF        合計                     -24,451             -2,010          22,441
          財務CF        合計                        34,911          20,294 -14,617

         現⾦及び現⾦同等物の増減額                          11,602          15,973             4,371




                                                                                                                               6




製品別売上⾼
 その他を除き、全製品セグメントにて減少

                                   (単位︓百万円)
                                                                                   製品別売上⾼
            19年度       20年度         ⽐較増減             (百万円)

             中間期       中間期        ⾦額      増減率       250,000


 建設⽤クレーン     64,199    55,106 -9,092 -14.2%

  ⾞両搭載型
             11,265        9,099 -2,165 -19.2%      200,000
  クレーン
  ⾼所作業⾞       9,507        8,493 -1,014 -10.7%
                                                    150,000
   その他       15,332    18,406    3,074    20.1%

   合計       100,304    91,106 -9,198      -9.2%
                                                    100,000


建設⽤クレーン、⽇本向け及び海外向け売上⾼
   ⽇本        24,984    18,122 -6,862 -27.5%
                                                     50,000
   海外        39,214    36,984 -2,230      -5.7%
   合計        64,199    55,106 -9,092 -14.2%

為替レート      ※1-6⽉期中平均レート(海外⼦会社は12⽉決算のため)                  0
                                                              FY10 FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19     FY19 FY20
   USD       110.05    108.27                                                                                        中間   中間
                                                                 建設⽤クレーン         ⾞両搭載型クレーン          ⾼所作業⾞         その他
   EUR       124.32    119.30
                                                                                                                               7
仕向地別売上⾼
  Demag事業連結により欧州を中⼼に海外売上⾼は増加
                                                                (単位︓百万円)                   (百万円)
                                                                                                                          海外仕向地別売上⾼
                          19年度                20年度                  ⽐較増減                  140,000                                                                             60%

                          中間期                 中間期            ⾦額             増減率

          欧州                   8,627          13,675         5,047          58.5%         120,000
                                                                                                                                                                              50%


          北⽶               21,043             18,385         -2,657 -12.6%
                                                                                          100,000
                                                                                                                                                                              40%
         中南⽶                   1,317           2,185            868         65.9%
                                                                                           80,000
         アジア                   6,729           5,421         -1,307 -19.4%
                                                                                                                                                                              30%


          中東                   3,064           3,445            380         12.4%          60,000


                                                                                                                                                                              20%
         その他                   5,377           4,475          -902 -16.8%
                                                                                           40,000


  ⼩計(海外計)                  46,159             47,588         1,428          3.1%
                                                                                                                                                                              10%
                                                                                           20,000
          ⽇本               54,144             43,517 -10,626 -19.6%

                                                                                                 0                                                                            0%
          合計             100,304              91,106         -9,198         -9.2%
                                                                                                       FY10 FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19      FY19 FY20
                                                                                                                                                              中間      中間
  海外売上⾼⽐率                      46.0%          52.2%
                                                                                                            欧州                   北⽶               中南⽶          アジア
                                                                                                            中東                   その他              海外売上⾼⽐率


                                                                                                      ※上のグラフには⽇本を含んでおりません。
                                                                                                      ※その他は、オセアニア、アフリカ、CISを含んでおります。

                                                                                                                                                                               8




建設⽤クレーンの世界需要推移(暦年ベース)
                                                                                             折れ線は各市場の需要ボトムの基準年を1とし、各年の⽐率推移を表します。
                                                                                             (基準年 北⽶・欧州︓2010年、⽇本︓2009年)
   (台)                                                                                       中間期における⽐率推移は需要台数を年換算しております。
14,000
                                                                                                                                                                 欧州
                                                                                                                                                                 北⽶
12,000
                                                                                                                                                                 ⽇本

10,000




 8,000




 6,000




 4,000




 2,000




    0
          CY00   CY01   CY02    CY03   CY04    CY05   CY06   CY07    CY08   CY09   CY10   CY11       CY12   CY13   CY14   CY15    CY16   CY17   CY18   CY19    CY19    CY20
                                                                                                                                                               1-6⽉    1-6⽉

         ※数値は当社推計(10台単位にて四捨五⼊)
         ※ロシア国産は上記に含まず
         ※CY10以降、中国国産の輸出含む
         ※中国国産の中国市場向けは上記に含まず。中国市場における中国国産の需要推移は次の通り
          CY12︓約2万2千台、CY13︓約1万7千台、CY14︓約1万4千台、CY15︓約9千台、CY16︓約9千台、CY17︓約2万台、
          CY18︓約3万2千台、CY19︓約4万2千台


                                                                                                                                                                               9
建設⽤クレーン(暦年ベース)
   需要は全ての地域で減少し合計は17%減少
   世界シェア2%ポイント減少 27%→25%


                                       需要                                 シェア
                       2019年          2020年                        2019年 2020年
                                                     増減率
                       1-6⽉           1-6⽉                          1-6⽉        1-6⽉                                                                            AC 300-6
        欧州              910台           760台 -16.5%                       19%     13%                                        2020年1-6⽉                       機種別需要 TC RT                                   AT

        北⽶              770台           510台 -33.8%                       32%     34%              欧州       30 60                                  670


        中南⽶             150台           110台 -26.7%                       18%     17%              北⽶       60               310                    140


        アジア             720台           630台 -12.5%                       14%     11%             中南⽶       50 3030


        中東              340台           270台 -20.6%                       21%     24%             アジア                        450                          100      80


        その他             710台           670台           -5.6%              14%         8%           中東        110       110         50


        海外計        3,600台 2,950台 -18.1%                                                          その他                        440                          130           100


        ⽇本         1,000台              870台 -13.0%                       54%     55%              ⽇本        10                                   800                                        60
                                                                                                                                                                                                               (台)

                                                                                                       0                   200                   400              600                 800                 1,000
        合計         4,600台 3,820台 -17.0%                                  27%     25%
                                                                                                 ※TC:トラッククレーン、RT︓ラフテレーンクレーン、AT︓オールテレーンクレーン
                                                                                                                                                                                                           10




⽇本市場
 台数シェア 53%→53%
 トン数シェア1%ポイント減少 56%→55%
    ※上記シェアは年度ベース
                                                                                     (単位︓百万円)
                                             19年度                 20年度                  ⽐較増減
                                             中間期                  中間期            ⾦額              増減率

                ⽇本                           24,984               18,122        -6,862 -27.5%



                                                                                                                                                           GR-1000N


(台)                            ⽇本需要推移(年度ベース)                                                      (百万円)                     ⽇本向け建設⽤クレーン売上⾼
                                                                                AT         RT
3,000                                                                                             60,000

                                                                                                  50,000

2,000                                                                                             40,000

                                                                                                  30,000

1,000                                                                                             20,000

                                                                                                  10,000

   0                                                                                                   0
         FY10   FY11    FY12   FY13   FY14   FY15   FY16   FY17   FY18   FY19    FY19     FY20               FY10   FY11   FY12    FY13   FY14    FY15   FY16   FY17    FY18   FY19         FY19   FY20
                                                                                  中間      中間                                                                                                 中間    中間




 ※ AT︓オールテレーンクレーン、RT︓ラフテレーンクレーン
                                                                                                                                                                                                           11
欧州市場
 Demag事業連結により売上増加
 シェア6%ポイント減少 19%→13%
                                                                                                                       (単位︓百万円)
                                                2019年度                        2020年度                                   ⽐較増減
                                                    中間期                            中間期                           ⾦額                      増減率

                 欧州                                       8,627                     13,675                       5,047                   58.5%

   ※建設⽤クレーン以外も含む




                                                                                                                                                                                                                       CC 3800-1

   (台)                                                    欧州需要推移                                                                                    (百万円)
                                                                                                                                                                                                   欧州向け売上⾼
                                                                                                                      AT     RT          TC         30,000
   2,000
                                                                                                                                                    25,000

   1,500
                                                                                                                                                    20,000


   1,000                                                                                                                                            15,000

                                                                                                                                                    10,000
        500
                                                                                                                                                     5,000

         0                                                                                                                                                  0
                     CY10      CY11      CY12      CY13      CY14      CY15      CY16      CY17      CY18      CY19               CY19      CY20                 FY10    FY11    FY12    FY13    FY14    FY15    FY16    FY17    FY18    FY19    FY19    FY20
                                                                                                                                  1-6⽉      1-6⽉                                                                                                 中間      中間



  ※ AT︓オールテレーンクレーン、RT︓ラフテレーンクレーン、TC:トラッククレーン
                                                                                                                                                                                                                                                                12




北⽶市場
 需要は⼤幅減少
 シェア2%ポイント増加 32%→34%
                                                                                                                       (単位︓百万円)
                                                2019年度                        2020年度                                   ⽐較増減
                                                     中間期                           中間期                           ⾦額                      増減率

                     北⽶                               21,043                        18,385                      -2,657 -12.6%

  ※建設⽤クレーン以外も含む


                                                                                                                                                                                                                   GR-1000XLL-4

                                                     北⽶需要推移                                                                                        (百万円)                                                北⽶向け売上⾼
(台)
                                                                                                                AT         RT        TC
3,000                                                                                                                                              60,000

                                                                                                                                                   50,000

2,000                                                                                                                                              40,000

                                                                                                                                                   30,000

1,000                                                                                                                                              20,000

                                                                                                                                                   10,000

   0                                                                                                                                                   0
              CY10      CY11      CY12      CY13      CY14      CY15      CY16      CY17      CY18      CY19               CY19      CY20                       FY10    FY11    FY12    FY13    FY14    FY15    FY16    FY17    FY18    FY19    FY19    FY20
                                                                                                                           1-6⽉      1-6⽉                                                                                                       中間      中間




  ※ AT︓オールテレーンクレーン、RT︓ラフテレーンクレーン、TC:トラッククレーン
                                                                                                                                                                                                                                                                13
戦略市場
   売上⾼は中南⽶、中東増加も、全体としては減少
   中東はシェア3%ポイント増加 21%→24%
                                                                                    (単位︓百万円)
                               2019年度               2020年度                          ⽐較増減
                                     中間期                  中間期                  ⾦額           増減率
         中南⽶                          1,317                2,185                868         65.9%
         アジア                          6,729                5,421           -1,307 -19.4%
          中東                          3,064                3,445                380         12.4%
         その他                          5,377                4,475               -902 -16.8%
          合計                         16,489               15,527               -961         -5.8%                                                             GT-600EL
  ※建設⽤クレーン以外も含む


                                     戦略市場需要推移                                                         (百万円)                                戦略市場向け売上⾼
(台)
                                                                               AT    RT      TC
                                                                                                      60,000
5,000
                                                                                                      50,000
4,000
                                                                                                      40,000
3,000
                                                                                                      30,000
2,000
                                                                                                      20,000

1,000                                                                                                 10,000

   0                                                                                                      0
         CY10   CY11   CY12   CY13   CY14   CY15   CY16   CY17   CY18   CY19         CY19   CY20               FY10   FY11   FY12   FY13    FY14    FY15   FY16   FY17   FY18   FY19        FY19   FY20
                                                                                     1-6⽉   1-6⽉                                                                                            中間     中間




  ※ AT︓オールテレーンクレーン、RT︓ラフテレーンクレーン、TC:トラッククレーン                                                            ※ 戦略市場は⽇本・欧州・北⽶を除いた当社独⾃の市場区分
                                                                                                                                                                                                          14




クレーン業界図(油圧式クレーンメーカー・クローラクレーンメーカー)
                                                                   Tadano                           Tadano
                                                                                                                                           GROVE(⽶)
                                                                 Demag (独)                         Faun (独)

                                                                         19年                          90年
                                                                                                                                                       02年

                TEREX(⽶)                                                                                                                                                           LIEBHERR
                                                                                                                                                                                      (独)
                                                                               TADANO                                               MANITOWOC
                                                                                                                                       (⽶)
           99年                                                                                          00年
                                                                        08年                                                                                07年
                                                                                            18年
                Franna(豪)                                                                                                                                                        15年
                                                                  Tadano                      Tadano                                        Shuttlelift
                                                                 Mantis(⽶)                  Escorts (印)
                                                                                                                                                   (⽶)

                                                                                                                                                                                       Autogru Rigo
         ⻑江                                                      ⽇⽴建機                                                                                                                      (伊)
                                中聯重科                                                                 コベルコ建機                               Escorts (印)
                                                                                                                                                                                       Locatelli(伊)
        泰安東岳                         徐州                                             住友重機械
                                                                   02年              建機クレーン
        三⼀重⼯                    遼寧撫挖                                                                                                                                                   Marchetti(伊)


        安徽柳⼯
                                                                 住友重機械                               Link-Belt                         加藤製作所                                           Sennebogen
                                                                                            86年
                                                                  ⼯業                                    (⽶)
                                                                                                                                                                                          (独)


  徐州=XCMG Xuzhou Construction Machinery Group、                                                                                                                    買収を⽰す。(数値はその年度)
                                               *⽇本建設機械⼯業会資料より、当社作成
  中聯重科 =Zoomlion、三⼀重⼯=Sany、安徽柳⼯=Liugong                                                                                                                           提携を⽰す。(数値はその年度)
                                                                                                                                                                  出資・JVを⽰す。


                                                                                                                                                                                                          15
⾞両搭載型クレーン
  ⽇本シェア 48%→48%
  ⽇本売上は、需要減少により前年同期⽐18.6%減少

                                                                                  (単位︓百万円)
                                       19年度                  20年度                  ⽐較増減
                                       中間期                    中間期               ⾦額              増減率

            ⽇本                              10,411                8,471         -1,940 -18.6%


            海外                                  853                  628         -225 -26.4%


            合計                              11,265                9,099         -2,165 -19.2%
                                                                                                                                         ZX360/300シリーズ
                              ⽇本需要推移(年度ベース)                                                       (百万円)                  ⾞両搭載型クレーン売上⾼
 (台)                                                                                                                                                                            海外          ⽇本
20,000                                                                                           25,000


                                                                                                 20,000
15,000

                                                                                                 15,000
10,000
                                                                                                 10,000

 5,000
                                                                                                  5,000


    0                                                                                                 0
         FY10   FY11   FY12   FY13   FY14    FY15   FY16   FY17   FY18   FY19     FY19   FY20             FY10   FY11   FY12   FY13   FY14   FY15   FY16   FY17   FY18   FY19        FY19    FY20
                                                                                  中間     中間                                                                                          中間      中間



                                                                                                                                                                                                    16




⾼所作業⾞
  ⽇本シェアは1%ポイント減少 35%→34%
  ⽇本売上は、レンタル業界向け需要の減少により前年同期⽐11.6%減少

                                                                                  (単位︓百万円)
                                      19年度                   20年度                 ⽐較増減
                                       中間期                   中間期                ⾦額              増減率

           ⽇本                               9,473                 8,370         -1,102 -11.6%

           海外                                       34               122           88 256.5%


           合計                               9,507                 8,493         -1,014 -10.7%
                                                                                                                                                      AT-320XTG

 (台)
                              ⽇本需要推移(年度ベース)                                                      (百万円)                                ⾼所作業⾞売上⾼
                                                                                                                                                                                海外          ⽇本
6,000                                                                                            30,000

5,000                                                                                            25,000

4,000                                                                                            20,000

3,000                                                                                            15,000

2,000                                                                                            10,000

1,000                                                                                             5,000

    0                                                                                                 0
         FY10   FY11   FY12   FY13   FY14    FY15   FY16   FY17   FY18   FY19     FY19   FY20             FY10   FY11   FY12   FY13   FY14   FY15   FY16   FY17   FY18   FY19        FY19    FY20
                                                                                  中間     中間                                                                                          中間      中間




                                                                                                                                                                                                    17
その他
   部品、修理、中古⾞等のその他売上は増加

                                                                                       (単位︓百万円)
                                            19年度                 20年度                    ⽐較増減
                                            中間期                  中間期                ⾦額            増減率
         中古クレーン
                                              4,399                4,561              161         3.7%
                商品

         部品・修理他                             10,932               13,844             2,912         20.1%


                合計                          15,332               18,406             3,074         20.1%

                                                                                                                                         ⾨型油圧リフター︓TB-1000

(百万円)                         中古クレーン・商品売上⾼                                                          (百万円)                         部品・修理他売上⾼
                                                                               海外          ⽇本                                                                                      海外          ⽇本
14,000                                                                                              30,000

12,000                                                                                              25,000

10,000
                                                                                                    20,000
 8,000
                                                                                                    15,000
 6,000
                                                                                                    10,000
 4,000

 2,000                                                                                               5,000

    0                                                                                                   0
         FY10   FY11   FY12   FY13   FY14   FY15   FY16   FY17   FY18   FY19        FY19   FY20              FY10   FY11   FY12   FY13   FY14   FY15   FY16   FY17   FY18   FY19        FY19   FY20
                                                                                    中間     中間                                                                                           中間     中間




                                                                                                                                                                                                 18
20年度業績予想

                                                                       (単位︓百万円)

                                        19年度                  20年度
                                                                               増減率
                                      ⾦額    ⽐率              ⾦額    ⽐率
           売上⾼                     227,949        100% 182,000       100% -20.2%

           営業利益                       13,949      6.1%     -4,700   -2.6%        -

           経常利益                       13,791      6.1%     -6,200   -3.4%        -

           親会社株主当期純利益                  6,433      2.8%     -7,900   -4.3%        -


           設備投資額                                12,902               5,500
           減価償却費                                  4,527              4,800
           ※設備投資にはリース資産分を含んでおります。

           USD                                 109.05円      下期 105.00円
           EUR                                 122.07円      下期 125.00円

                                        中間 14.00円              中間   0.00円
           1株当たり配当⾦                     期末 14.00円              期末   3.00円
                                        年間 28.00円              年間   3.00円

                                                                                                       20




20年度業績予想(営業利益増減要因)
              営業利益内訳
              従来タダノ    17,642
              Demag事業 △ 3,692
   (百万円)
              ※PPAによる遡及修正の影響△1,673含む
20,000



           13,949   -23,200
15,000                                                                       営業利益内訳
                                                                             従来タダノ    1,600
                                                                             Demag事業 △6,300
10,000




 5,000

                                                          8,100     -1,641                    -4,700
                                                                                 -2,608
     0




 -5,000
                              1,000        -300

-10,000

           19年度      物量       売価           為替             費⽤        その他         Demag事業       20年度
                                                                                               予想




                                                                                                       21
20年度製品別売上⾼予想


                                         (単位︓百万円)
                                                                                             製品別売上⾼
                                                            (百万円)

                         20年度           ⽐較増減
             19年度                                          250,000
                          予想
                                     ⾦額        増減率

 建設⽤クレーン     150,818     109,300 -41,518 -27.5%            200,000


  ⾞両搭載型
              22,162      17,800     -4,362 -19.7%
  クレーン
                                                           150,000
  ⾼所作業⾞       17,986      17,300        -686    -3.8%

   その他        36,982      37,600        618      1.7%
                                                           100,000


   合計        227,949     182,000 -45,949 -20.2%

 建設⽤クレーン、⽇本向け及び海外向け売上⾼                                      50,000


   ⽇本         47,833      37,800 -10,033 -21.0%

   海外        102,984      71,500 -31,484 -30.6%                  0
                                                                       FY10   FY11    FY12   FY13   FY14   FY15   FY16   FY17   FY18   FY19   FY20
   合計        150,818     109,300 -41,518 -27.5%                                                                                               予想


                                                                          建設⽤クレーン             ⾞両搭載型クレーン             ⾼所作業⾞         その他




                                                                                                                                                22




20年度仕向地別売上⾼予想

                                     (単位︓百万円)

                       20年度          ⽐較増減              (百万円)                          海外仕向地別売上⾼
           19年度                                       140,000                                                                                  60%
                        予想         ⾦額      増減率
                                                      120,000
  欧州        24,363      26,700     2,337       9.6%                                                                                            50%



  北⽶        54,163      33,200   -20,963 -38.7%       100,000
                                                                                                                                               40%


  中南⽶        6,735       3,700     -3,035 -45.1%       80,000

                                                                                                                                               30%
  アジア       14,401      10,200     -4,201 -29.2%
                                                       60,000


  中東        10,312       8,100     -2,212 -21.5%                                                                                               20%
                                                       40,000

  その他       13,444      12,000     -1,444 -10.7%
                                                                                                                                               10%
                                                       20,000
⼩計(海外計)    123,421      93,900   -29,521 -23.9%
                                                           0                                                                                   0%
  ⽇本       104,527      88,100   -16,427 -15.7%                 FY10   FY11    FY12   FY13   FY14   FY15   FY16   FY17   FY18   FY19   FY20
                                                                                                                                       予想
  合計       227,949     182,000   -45,949 -20.2%
                                                                              欧州                    北⽶                     中南⽶
                                                                              アジア                   中東                     その他
                                                                              海外売上⾼⽐率
海外売上⾼⽐率     54.1%       51.6%
                                                                ※上のグラフには⽇本を含んでおりません。
                                                                ※その他は、オセアニア、アフリカ、CISを含んでおります。
                                                                                                                                                23
TOPICS         ~ESG・SDGs推進~

 地域社会との協働による環境保全活動
タダノまなびの森が正式に発⾜。8⽉21⽇に⾹川県
庁でフォレストマッチング推進事業による、⾹川県、
さぬき市、タダノとのフォレストマッチング協働
の森づくり共同宣⾔署名式を実施。

 タダノまなびの森とは
                                                    宣⾔署名板署名時の写真(⼈物左から)
 さぬき市の保有林の⼀部をタダノまなびの森とし、                          ⼤⼭市⻑(さぬき市)、浜⽥知事(⾹川県)、
森林整備を通じて環境保全の⼤切さを感じてもらう                           多⽥野社⻑
教育の場や、森林整備に参加することで交流が⽣ま
れる場として、グループ社員有志と共に森林づくり
に取り組む場とする。

 フォレストマッチングとは
 県、市町が連携して森づくり活動に関⼼のある企業
に森林を提供し、協働の森づくり活動を進めること
で森林の働きを維持する活動。
ESG = 「Environment, Social, Governance」(環境・社会・ガバナンス)   さぬき市多和に発⾜した
SDGs =「Sustainable Development Goals」(国連にて全会⼀致で可決       「タダノまなびの森」
           された地球環境や社会が将来的に持続可能であり続けるための17のゴール)

                                                                       24




TOPICS           ~ESG・SDGs推進~

 クリーンな作業環境の実現に向けて
Demag製品のE-PackがESTA 2020 Awardsを受賞。
E-Packは電動油圧ポンプによるクレーン作業を実現
し、排出ガスや騒⾳を削減することで、屋内や都市部、
夜間の住宅地での作業において活躍する。

また、制御システムにより、作業に必要な電⼒のみを
使⽤することで、従来のディーゼルエンジンに⽐べて、
燃料コストの削減にも貢献する。今後はE-Packを
他機種に対しても搭載していく予定。

 ESTA 2020 Awardsとは
移動式クレーン・運送業界などの企業が参加する欧州
協会ESTAが、毎年それぞれの分野において表彰を
⾏っている。E-Packは”Innovation manufacturer”の
                                                        電動油圧ポンプユニットの
分野でESTA 2020 Awardsを受賞。                                    「E-Pack」




                                                                       25
TOPICS     ~Demag事業との統合推進~

 2020年8⽉ 最⼤吊上げ能⼒130t吊り性能クラス
  オールテレーンクレーン AC 130-5を⽇本市場向けに発売
・ブーム付きで公道⾛⾏が可能な最⼤クラスのオールテレーンクレーン
・⽇本の道路通⾏条件に適合していながら、クラス最⻑級のブームを搭載
・最新の過負荷防⽌装置「IC-1プラス」により、安全なクレーン作業をサポート
・キャリヤとクレーン動⼒を兼ねたシングルエンジン⽅式により、
 メンテナンス時間や故障リスクを低減


 吊上クラス                    ブーム付き
               型式
   (t)                    公道⾛⾏
   140     ATF-140N-5.1     ✖
   130      AC 130-5       〇
   120     ATF-120N-5.1    〇
   100     ATF-100G-4      〇



                                                                         26




TOPICS     ~Demag事業との統合推進~
                                                      Demag買収後初めて⽇本に
 2020年6⽉ タダノ初 1,600t 吊り⼤型                              納⼊されたCC 8800-1
  クローラクレーンCC 8800-1を⽇本へ納⼊
当社製品にクローラクレーンが加わり、橋梁⼯事などの
インフラ整備や、⼤型⾵⼒発電の 設置、さらにはプラント
の建設など、幅広いニーズに対応が可能に。

 Demagブランドのクローラクレーン               最⼤吊り上げ荷重︓1,600t
 ラインナップ                         最⼤メインブーム⻑さ︓156m
                                    最⼤先端⾼さ︓240m
 吊上クラス
              型式
   (t)
                                      CC 8800-1の作業例
           CC 8800-1
  3,200
             TWIN
  1,600    CC 8800-1
  1,250    CC 6800-1
   650     CC 3800-1
   600     CC 2800-2
   400     CC 2400-1
                                                                         27
   コロナ禍影響と今後の⾒通し




                                            28




コロナ禍影響(需要)

【地域別需要(対前年同期⽐)】
                   2020年
 地 域
       1⽉-3⽉    4⽉-6⽉    7⽉-9⽉    10⽉-12⽉
 ⽇ 本     -7%      -24%     -39%
 中 東     -12%     -28%     -42%
 北 ⽶     -16%     -47%     -47%
 欧 州     -9%      -23%     -7%
 中南⽶     -15%     -34%     -44%
 アジア     -1%      -26%     -43%
 その他     -16%     +5%      -22%
        第1四半期   第2四半期    第3四半期
                                            29
今後の⾒通し(地域別)

【地域別の⾜許の状況】
地   域                 ⾜許の状況
        クレーン稼働率は戻りつつあるものの、先⾏き不透明感から設備投資意欲の
⽇   本
        回復まで⾄っていない。
        感染拡⼤は継続。⼤統領選後の今後の経済政策の⾒極めが必要なことから当
⽶   国
        ⾯様⼦⾒続く。
        欧州第2波深刻、⼀部欧州諸国ではロックダウンもあり、クレーン需要への
欧   州
        影響が懸念される。
アジア     各国の感染拡⼤防⽌措置が継続する中、当⾯市況好転は⾒込み難い状況。
        オーストラリア︓経済対策としてのインフラプロジェクトもあり需要堅調。
その他
        中東︓原油価格低迷継続により需要回復期待しづらい。




                                            30