6395 タダノ 2020-10-30 15:00:00
2021年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年10月30日
上 場 会 社 名 株式会社タダノ 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 6395 URL https://www.tadano.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 多田野 宏一
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員 (氏名) 吉田 耕三 (TEL) 087-839-5600
四半期報告書提出予定日 2020年11月12日 配当支払開始予定日 2021年6月28日
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (証券アナリスト、機関投資家、報道機関向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第2四半期 91,106 △9.2 △1,038 - △1,590 - △2,566 -
2020年3月期第2四半期 100,304 21.9 7,573 31.9 7,262 28.0 5,267 29.1
(注) 包括利益 2021年3月期第2四半期 △3,738百万円( -%) 2020年3月期第2四半期 3,928百万円( 51.2%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第2四半期 △20.26 -
2020年3月期第2四半期 41.60 -
(注) 当第2四半期連結会計期間において、Demag事業買収にともなう企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行って
おり、2020年3月期第2四半期に係る各数値について、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第2四半期 307,741 152,897 49.3
2020年3月期 311,260 158,158 50.5
(参考) 自己資本 2021年3月期第2四半期 151,734百万円 2020年3月期 157,188百万円
(注) 当第2四半期連結会計期間において、Demag事業買収にともなう企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行って
おり、2020年3月期に係る各数値について、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 14.00 - 14.00 28.00
2021年3月期 - 0.00
2021年3月期(予想) - 3.00 3.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 有
2020年3月期第2四半期末配当金の内訳 普通配当 13円00銭 創業100周年記念配当 1円00銭
2020年3月期期末配当金の内訳 普通配当 13円00銭 創業100周年記念配当 1円00銭
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 182,000 △20.2 △4,700 - △6,200 - △7,900 - △62.36
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期2Q 129,500,355株 2020年3月期 129,500,355株
② 期末自己株式数 2021年3月期2Q 2,806,743株 2020年3月期 2,870,486株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期2Q 126,648,100株 2020年3月期2Q 126,630,246株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の
前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件および業績予想
のご利用にあたっての注意事項等については、四半期決算短信(添付資料)4ページ「業績予想などの将来予測情報に関する説明」
をご覧ください。
㈱タダノ(6395)2021年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ················································· 2
(1)経営成績に関する説明 ························································· 2
(2)財政状態に関する説明 ························································· 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ··································· 4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ················································· 5
(1)四半期連結貸借対照表 ························································· 5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ························································ 7
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ························································ 8
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ··········································· 9
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
① 継続企業の前提に関する注記 ··················································· 10
② 株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記·································· 10
③ 四半期連結貸借対照表関係 ····················································· 10
④ セグメント情報等 ····························································· 10
⑤ 追加情報 ····································································· 11
⑥ 重要な後発事象 ······························································· 12
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、設備投資や輸
出は低迷し、景気は極めて厳しい状況にあります。
海外においては、経済活動の再開が段階的に進む一方で、新型コロナウイルスの感染拡大継続、原油価
格の低迷や点在する地政学的リスクもあり、景気は極めて厳しい状況にあります。
私どもの業界は、日本では、緊急事態宣言発令に伴う建設工事中断等で稼働は一時的に低下し、需要は
減少しました。海外では、各国政府のロックダウン等の影響を受け、大幅減少の北米を始めとして全ての
地域で需要が減少しました。
日本向け売上高は、建設用クレーン・車両搭載型クレーン・高所作業車が揃って減少し、435 億1千7百
万円(前年同期比 80.4%)となりました。海外向け売上高は、2019 年7月 31 日に買収を完了した Demag
ブランドのクレーン事業連結により、欧州を中心に増加したものの、475 億8千8百万円(前年同期比
103.1%)に留まりました。この結果、総売上高は 911 億6百万円(前年同期比 90.8%)、海外売上高比率
は 52.2%となりました。
売上減少に伴う売上総利益の低下に加え、 Demag 製品を中心とした構成の変化による売上原価率の悪化、
Demag 事業連結の影響による販売費及び一般管理費の増加により、営業利益は 10 億3千8百万円の損失
(前年同期 75 億7千3百万円の利益)、経常利益は 15 億9千万円の損失(前年同期 72 億6千2百万円の
利益)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は 25 億6千6百万円の損失(前年同期 52 億6
千7百万円の利益)となりました。
さて、2018 年1月 19 日に公表しました米国排ガス規制の緩和措置に関する自己申告については、現在、
米国当局(環境保護庁・司法省)との協議が進行中です。協議の終了時期は見通せておりませんが、今後、
開示が必要な事由が判明しましたら、適時適切に対応いたします。株主及び関係各位にご心配をおかけし
ますことをお詫び申し上げます。
また、2020 年 10 月8日、ドイツ子会社 Tadano Demag GmbH と Tadano Faun GmbH が、現地法に基づく事
業再生手続きを進めることを決定し、現地裁判所に手続きを申請しました。新型コロナウイルス感染症の
影響により欧州事業の黒字化に向けた計画に大きな遅れが生じる見通しが判明したことによるものです。
本件が当社の業績に与える影響については、今後、手続きの進展を注視し、開示が必要な事由が発生しま
したら、適時適切に対応いたします。なお、この制度では、企業が通常業務を維持しながら再建を進めら
れるよう制度的支援を受けられます。よって両社の生産・販売・サービス活動に影響は及びません 。この
手続きによって 欧州事業の再建がよりスピーディに進み、 タダノグループの長期成長につながるものと考
えております。
セグメント別の状況は次のとおりです。なお、セグメント別とは、当社及び連結対象子会社の所在地別
の売上高・営業利益であり、仕向地別売上高とは異なります。
1)日本
日本向け売上は、 建設用クレーン・車両搭載型クレーン・高所作業車が揃って減少しました。 また、
海外向け売上も減少し、その結果、売上高は 626 億2千6百万円(前年同期比 75.7%)
、営業利益は
48 億1千6百万円(前年同期比 54.1%)となりました。
2)欧州
建設用クレーン売上は、建設用クレーンの需要が減少する中、Demag 事業連結により、売上高は 305
億5千5百万円(前年同期比 140.3%)
、営業利益は 54 億8千2百万円の損失(前年同期 10 億6百万
円の営業損失)となりました。
3)米州
建設用クレーンの需要が減少する中、売上高は 203 億4千5百万円(前年同期比 94.5%)、営業利
益は2億1千9百万円(前年同期比 21.2%)となりました。
4)その他
建設用クレーンの需要が減少する中、売上高は 65 億8千1百万円(前年同期比 80.7%)、営業利益
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第2四半期決算短信
は1億1百万円(前年同期比 46.1%)となりました。
主要品目別の状況は次のとおりです。
1)建設用クレーン
日本向け売上は、需要が減少する中、181 億2千2百万円(前年同期比 72.5%)となりました。
海外向け売上は、Demag 事業が連結に加わったものの、すべての地域で需要が減少し、369 億8千4
百万円(前年同期比 94.3%)となりました。
この結果、建設用クレーンの売上高は 551 億6百万円(前年同期比 85.8%)となりました。
2)車両搭載型クレーン
日本向け売上は、需要の減少により、84 億7千1百万円(前年同期比 81.4%)となりました。
海外向け売上は、6億2千8百万円(前年同期比 73.6%)となりました。
この結果、車両搭載型クレーンの売上高は 90 億9千9百万円(前年同期比 80.8%)となりました。
3)高所作業車
高所作業車の売上高は、レンタル業界向け需要の減少により、 億9千3百万円
84 (前年同期比 89.3%)
となりました。
4)その他
部品、修理、中古車等のその他の売上高は、Demag 事業連結により、184 億6百万円(前年同期比
120.1%)となりました。
(2)財政状態に関する説明
資産、負債及び純資産の状況
(資産の状況)
総資産は、前連結会計年度末に比べ 35 億1千9百万円減少の 3,077 億4千1百万円となりました。
主な要因は、現金及び預金の増加 159 億7千5百万円やたな卸資産の増加 51 億8千5百万円があった
ものの、受取手形及び売掛金の減少 184 億9千9百万円やその他流動資産の減少 51 億1千万円があっ
たことによるものです。
(負債の状況)
負債は、前連結会計年度末に比べ 17 億4千1百万円増加の 1,548 億4千3百万円となりました。主
な要因は、支払手形及び買掛金の減少 144 億1千3百万円や電子記録債務の減少 15 億9百万円に加え、
その他流動負債の減少 22 億3千万円があったものの、短期借入金の増加 122 億8千2百万円や社債の
増加 100 億円があったことによるものです。
(純資産の状況)
純資産は、前連結会計年度末に比べ 52 億6千万円減少の 1,528 億9千7百万円となりました。主な
要因は、利益剰余金の減少 43 億4千1百万円や為替換算調整勘定の減少 11 億9千1百万円があったこ
とによるものです。
キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会
計年度末に比べ 159 億7千3百万円増加の 729 億7千1百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって使用された資金は、17 億6千9百万円となりました。主な要因は、増加要因として
減価償却費の計上 24 億5千7百万円や売上債権の減少 183 億8千2百万円があったものの、減少要因
として税金等調整前四半期純損失の計上 15 億4百万円やたな卸資産の増加 62 億8千7百万円に加え、
仕入債務の減少 152 億4千4百万円があったことによるものです。
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(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によって使用された資金は、20 億1千万円となりました。主な要因は、有形固定資産の取得
23 億7千万円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によって得られた資金は、202 億9千4百万円となりました。主な要因は、短期借入金の増
加 125 億6千2百万円や社債の発行による収入 100 億円があったことによるものです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021 年3月期の通期連結業績予想は、新型コロナウイルス感染症による需要減と生産への影響を踏ま
え、以下のとおりといたします。
2021 年3月期通期連結業績予想(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)
親会社株主に
1 株当たり
売上高 営業利益 経常利益 帰属する
当期純利益
当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円銭
前回発表予想 (A) - - - - -
今回発表予想 (B) 182,000 △4,700 △6,200 △7,900 △62.36
増減額 (B-A) - - - -
増減率 (%) - - - -
(ご参考)前期実績
227,949 13,949 13,791 6,433 50.80
(2020 年3月期)
10 月以降の前提レートは 105 円/ドル、125 円/ユーロとしております。
上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際
の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。
なお、 当第2四半期連結会計期間において、 Demag 事業買収にともなう企業結合に係る暫定的な会計処
理の確定を行っており、前期実績について、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。
2021 年3月期の配当につきましては、業績の見通しが非常に厳しい中、第2四半期末配当は当初予想
のとおり見送りとさせていただくとともに、これまで未定としておりました期末配当金の予想を1株あ
たり3円とさせていただきます。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 57,075 73,051
受取手形及び売掛金 59,231 40,732
電子記録債権 4,035 3,525
商品及び製品 46,724 54,321
仕掛品 32,430 30,101
原材料及び貯蔵品 18,279 18,196
その他 9,895 4,785
貸倒引当金 △480 △545
流動資産合計 227,192 224,168
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 25,829 25,739
機械装置及び運搬具(純額) 9,241 10,328
土地 25,677 25,639
リース資産(純額) 1,197 1,167
建設仮勘定 2,676 1,512
その他(純額) 3,812 4,147
有形固定資産合計 68,433 68,534
無形固定資産 1,675 1,647
投資その他の資産
投資有価証券 5,994 6,110
繰延税金資産 6,888 6,367
その他 1,409 1,264
貸倒引当金 △333 △352
投資その他の資産合計 13,958 13,390
固定資産合計 84,067 83,573
資産合計 311,260 307,741
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 34,370 19,956
電子記録債務 6,374 4,865
短期借入金 9,737 22,020
リース債務 1,010 1,081
未払法人税等 2,068 1,310
製品保証引当金 4,325 4,033
未払金 8,666 7,605
割賦利益繰延 111 78
その他 10,596 8,366
流動負債合計 77,261 69,317
固定負債
社債 40,000 50,000
長期借入金 9,850 9,833
リース債務 2,437 2,691
繰延税金負債 805 389
再評価に係る繰延税金負債 2,109 2,109
退職給付に係る負債 17,439 17,357
その他 3,199 3,144
固定負債合計 75,840 85,525
負債合計 153,102 154,843
純資産の部
株主資本
資本金 13,021 13,021
資本剰余金 16,853 16,810
利益剰余金 131,791 127,449
自己株式 △2,641 △2,582
株主資本合計 159,025 154,699
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △210 △194
土地再評価差額金 1,270 1,270
為替換算調整勘定 △2,522 △3,713
退職給付に係る調整累計額 △374 △327
その他の包括利益累計額合計 △1,836 △2,964
非支配株主持分 969 1,163
純資産合計 158,158 152,897
負債純資産合計 311,260 307,741
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上高 100,304 91,106
売上原価 74,195 72,805
割賦販売利益繰延前売上総利益 26,108 18,300
割賦販売未実現利益戻入額 27 66
割賦販売未実現利益繰入額 84 34
売上総利益 26,051 18,332
販売費及び一般管理費 18,478 19,370
営業利益又は営業損失(△) 7,573 △1,038
営業外収益
受取利息 48 39
受取配当金 62 60
助成金収入 - 72
その他 82 125
営業外収益合計 192 298
営業外費用
支払利息 195 234
為替差損 206 278
その他 101 337
営業外費用合計 503 851
経常利益又は経常損失(△) 7,262 △1,590
特別利益
固定資産売却益 5 114
負ののれん発生益 690 -
特別利益合計 696 114
特別損失
固定資産除売却損 16 27
投資有価証券評価損 - 1
特別損失合計 16 28
税金等調整前四半期純利益又は
7,942 △1,504
税金等調整前四半期純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 3,173 1,073
法人税等調整額 △488 △22
法人税等合計 2,684 1,051
四半期純利益又は四半期純損失(△) 5,258 △2,556
非支配株主に帰属する四半期純利益又は
△9 10
非支配株主に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益又は
5,267 △2,566
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)
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四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) 5,258 △2,556
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △409 15
繰延ヘッジ損益 0 -
為替換算調整勘定 △987 △1,245
退職給付に係る調整額 67 47
その他の包括利益合計 △1,329 △1,182
四半期包括利益 3,928 △3,738
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 3,964 △3,694
非支配株主に係る四半期包括利益 △35 △43
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(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益又は
7,942 △1,504
税金等調整前四半期純損失(△)
減価償却費 1,588 2,457
負ののれん発生益 △690 -
貸倒引当金の増減額(△は減少) △661 90
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △5 32
割賦利益繰延の増減額(△は減少) 56 △32
受取利息及び受取配当金 △110 △100
支払利息 195 234
為替差損益(△は益) 175 5
固定資産除売却損益(△は益) 10 △87
売上債権の増減額(△は増加) 5,521 18,382
たな卸資産の増減額(△は増加) △6,972 △6,287
仕入債務の増減額(△は減少) △2,939 △15,244
その他 1,398 2,154
小計 5,510 100
利息及び配当金の受取額 111 101
利息の支払額 △188 △250
法人税等の支払額 △3,658 △1,720
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,775 △1,769
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の増減額(△は増加) 110 △3
有形固定資産の取得による支出 △8,776 △2,370
有形固定資産の売却による収入 9 523
投資有価証券の取得による支出 △155 △106
関係会社株式の取得による支出 △24 -
事業譲受による支出 △70 -
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
△14,778 -
る支出
その他 △764 △52
投資活動によるキャッシュ・フロー △24,451 △2,010
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 36,899 12,562
長期借入れによる収入 760 -
長期借入金の返済による支出 △760 -
社債の発行による収入 - 10,000
自己株式の取得による支出 △0 △0
自己株式の処分による収入 0 0
配当金の支払額 △1,646 △1,772
非支配株主からの払込みによる収入 - 237
非支配株主への配当金の支払額 △21 △25
その他 △319 △707
財務活動によるキャッシュ・フロー 34,911 20,294
現金及び現金同等物に係る換算差額 △632 △540
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 11,602 15,973
現金及び現金同等物の期首残高 65,753 56,997
現金及び現金同等物の四半期末残高 77,355 72,971
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
① 継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
② 株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記
該当事項はありません。
③ 四半期連結貸借対照表関係
(偶発債務)
厳格化する米国のディーゼルエンジン排ガス規制に製造業者が柔軟に対応できるよう設けられた規
制の段階的緩和措置に対して、当社グループとしてその要請の一部を満たしていない可能性があるこ
とが判明し、米国子会社2社が米国環境保護庁へその旨を 2017 年 12 月5日に自己申告いたしました。
現在、米国当局(環境保護庁・司法省)との協議が進行中で、協議の終了時期は見通せておりません。
当事実が今後の当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす
可能性がありますが、現時点ではその影響額を合理的に見積ることは困難であるため、四半期連結財
務諸表には反映しておりません。
④ セグメント情報等
(セグメント情報)
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2019 年4月1日 至 2019 年9月 30 日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連
その他 調整額 結損益計
合 計 算書計上
日 本 欧 州 米 州 計 (注)1 (注)2
額(注)3
売上高
外部顧客への売上高 61,961 9,158 21,155 92,274 8,029 100,304 - 100,304
セグメント間の内部売上高又は振替高 20,751 12,620 367 33,739 121 33,861 △33,861 -
計 82,712 21,778 21,523 126,014 8,150 134,165 △33,861 100,304
セグメント利益又は損失(△) 8,897 △1,006 1,036 8,927 219 9,147 △1,573 7,573
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アジア及びオセアニア等の現地法
人の事業活動を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額には、主なものとして、セグメント間未実現利益調整額△1,584 百万
円が含まれております。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第2四半期決算短信
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2020 年4月1日 至 2020 年9月 30 日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連
その他 調整額 結損益計
合 計 算書計上
日 本 欧 州 米 州 計 (注)1 (注)2
額(注)3
売上高
外部顧客への売上高 48,012 16,718 20,089 84,820 6,285 91,106 - 91,106
セグメント間の内部売上高又は振替高 14,614 13,836 255 28,706 296 29,002 △29,002 -
計 62,626 30,555 20,345 113,527 6,581 120,108 △29,002 91,106
セグメント利益又は損失(△) 4,816 △5,482 219 △446 101 △345 △692 △1,038
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アジア及びオセアニア等の現地法
人の事業活動を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額には、主なものとして、セグメント間未実現利益調整額△720 百万
円が含まれております。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
⑤ 追加情報
(新型コロナウイルス感染症に係る会計上の見積り)
新型コロナウイルス感染症は、経済及び事業活動に広範な影響を与える事象であり、今後の広がり
方や収束時期等について予想を行うことは困難であります。本感染症が当社グループの会計上の見積
りに与える影響は軽微であると仮定しておりますが、今後の状況によって当社グループの業績及び財
務状況に影響を与える可能性があります。
なお、予想が困難ではあるものの、本感染が広がり始めた頃から、収束に1年、回復に1年の、計2
年間を要すると想定・覚悟して準備・対応しております。
(企業結合等関係)
企業結合に係る暫定的な会計処理の確定
2019 年7月 31 日に行われた Terex Cranes Germany GmbH 他との企業結合について、前第2四半期連
結会計期間及び前連結会計年度において暫定的な会計処理を行っておりましたが、当第2四半期連結
会計期間に確定しております。
この暫定的な会計処理の確定に伴い、当第2四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表に含まれる
比較情報において取得原価の当初配分額に以下のとおり重要な見直しが反映されております。
前第2四半期連結累計期間の四半期連結損益は、税金等調整前四半期純利益及び親会社株主に帰属
する四半期純利益がそれぞれ 203 百万円増加しております。
配分額の見直しの内容
修正科目 負ののれん発生益の修正金額
負ののれん発生益(修正前) 487 百万円
たな卸資産 1,398 百万円
有形固定資産 1,840 百万円
繰延税金資産 △406 百万円
退職給付に係る負債 △2,140 百万円
その他 △487 百万円
負ののれん発生益(修正額) 203 百万円
負ののれん発生益(修正後) 690 百万円
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第2四半期決算短信
⑥ 重要な後発事象
(海外連結子会社による現地法に基づく事業再生手続きの申請)
当社のドイツ子会社である Tadano Demag GmbH(以下 TDG)と Tadano Faun GmbH(以下 TFG)は、
2020 年 10 月8日、現地法に基づく事業再生手続きを進めることを決定し、ツヴァイブリュッケン裁判
所に手続きを申請いたしました。
Ⅰ 申請に至った理由・当該申請が営業活動等へ及ぼす重要な影響
当社は長期目標である「LE(=Lifting Equipment)世界 No.1」達成に向けた施策として 2019 年 7
月、ドイツの Demag ブランドのクレーン事業を買収しました。これにより、オールテレーンクレーン
の更なる拡充とクローラクレーンという新たな製品ラインナップを加え、当社グループはお客様の幅
広いニーズに対応することが可能となりました。
買収以来、TDG と既存の TFG は統合活動を進め、グループとしてのシナジー効果発揮と早期の黒字
化を目指してまいりました。 しかしながら、 本年発生した新型コロナウイルス感染症の影響によって、
世界のクレーン需要は停滞し、欧州事業の黒字化に向けた計画にも大きな遅れが生じる見通しが判明
しました。
このような状況を踏まえ、TDG 及び TFG は 2020 年 10 月8日、現地法にもとづく事業再生手続き
(注)を進めることを決定しました。 この制度では、 企業が通常業務を維持しながら再建を進められる
よう制度的支援を受けられます。よって TDG・TFG の生産・販売・サービス活動に影響は及びません。
当社としても、この手続きによって欧州事業の再建がよりスピーディに進み、タダノグループの長
期成長につながるものと考えております。
(注)ドイツ事業再生手続きとは、現地法に定められた自己再生手続き(英語では Insolvency
proceedings with self-administration)及び防護的保全手続き(英語では Protective shield
proceeding)を併せて示したものです。なお、ドイツ事業再生手続きにおいては、 「申請企業が
債務超過に陥っておらず、事業再建の見通しが明るいこと」が制度適用の条件となっておりま
す。
Ⅱ TDG の概要
1)名称 Tadano Demag GmbH
2)所在地 Europaallee 2, 66482 Zweibrucken, Germany
3)代表者 Jens Ennen
4)事業内容 建設用クレーン等の製造販売
5)資本金 20 百万ユーロ
6)大株主及び持分比率 株式会社タダノ 100%
7)売上高 204 百万ユーロ (2019 年8月1日~同年 12 月 31 日)
8)負債総額 210 百万ユーロ (2020 年6月末現在)
Ⅲ TFG の概要
1)名称 Tadano Faun GmbH
2)所在地 Faunberg 2, 91207, Lauf a.d. Pegnitz, Germany
3)代表者 Jens Ennen
4)事業内容 建設用クレーン等の製造販売
5)資本金 45 百万ユーロ
6)大株主及び持分比率 株式会社タダノ 100%
7)売上高 349 百万ユーロ (2019 年1月1日~同年 12 月 31 日)
8)負債総額 163 百万ユーロ (2020 年6月末現在)
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㈱タダノ(6395)2021年3月期 第2四半期決算短信
Ⅳ 当該申請が業績に与える影響
本件が当社の業績に与える影響については、今後、手続きの進展を注視し、開示が必要な事由が発生し
ましたら、適時適切に対応いたします。
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