6391 加地テック 2020-10-09 17:00:00
反訴の提起に関するお知らせ [pdf]
2020 年 10 月 9 日
各位
会社名 株式会社加地テック
代表者 代表取締役社長 鈴木 博士
(コード番号 6391 東証二部)
問い合せ先 人事総務部長 中塚 利幸
電話(072)-361-0881
反訴の提起に関するお知らせ
当社は、2018 年 10 月 1 日付「当社に対する訴訟の提起に関するお知らせ」にてお知ら
せいたしました、株式会社神戸製鋼所が当社に対して、2018 年 9 月 18 日付で提起した訴
訟について、同社に対し、以下のとおり、2020 年 10 月 9 日付で反訴を提起しましたので
お知らせいたします。
記
1. 反訴に至るまでの経緯
当社は韓国 OCI Company Ltd.(以下、
「OCI 社」
)向けにポリシリコン製造用圧縮機
一式を納入する契約において、一部の圧縮機(HCL ABSORBER COMPRESSOR 5 台)
を株式会社神戸製鋼所(以下、
「神戸製鋼所」
)に発注し、当社は主契約者として神戸製
鋼所製の圧縮機を OCI 社に納入しました。
納入済 5 台の内 2 台について 2015 年 3 月に稼働が開始されましたが(以下、
「本件
稼働圧縮機」、同年 6 月から 7 月頃、本件稼働圧縮機のピストン部分に不具合が発生
)
したことから(以下、「本件不具合」、応急措置及び恒久対策を講じました。
)
その後、神戸製鋼所は、恒久対策に要した部品代金及び工事代金の支払等を求めて当
社に対し訴訟(以下、「本件訴訟」)を提起しました。(以上の事実は、2018 年 10 月 1
日付「当社に対する訴訟の提起に関するお知らせ」にて開示しております。
)
これに対し、当社は、本件訴訟において、本件不具合の原因と責任は神戸製鋼所にあ
り、神戸製鋼所から請求されている恒久対策に関する費用は当社に支払義務はないと
当社の正当性を主張しており、現在も係争中です。
一方、本件不具合に対する応急措置について当時、神戸製鋼所は当社の注文書がない
と実施しないと主張しました。応急措置は緊急に講じる必要があったので、当社・神戸
製鋼所間で本件不具合の原因と責任の所在に関する合意に至らないまま、当社はやむ
なく応急措置等実施の為の注文書を発行し、関連代金を神戸製鋼所に支払いました。
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また、2016 年 3 月に神戸製鋼所により実施された恒久対策(本件訴訟で神戸製鋼所
が当社に支払を求めているもの)については、当該恒久対策実施の数か月後から不具合
が再び発生しました。しかし不具合再発にもかかわらず神戸製鋼所は、当該不具合の修
補を完遂しなかったので、当社は顧客の OCI 社に対する主契約者としての責務を果た
す為、2016 年 9 月より、当社独自の技術を基に、当社が神戸製鋼所に代わって神戸製
鋼所製の圧縮機を手直しするという「当社による恒久対策」を実施しました。尚、「当
社による恒久対策」は既に完了しております。
当社は、現在進行中の本件訴訟において、2015 年 3 月の本件稼働圧縮機の稼働開始
後に発生した本件不具合の原因と責任に限らず、2016 年 3 月に実施された「神戸製鋼
所による恒久対策」後に再発した不具合の原因と責任についても明らかに神戸製鋼所
にあると判断するに至りましたので、応急措置等に関わり当社が神戸製鋼所に支払っ
た金額の賠償、及び神戸製鋼所に代わって実施した「当社による恒久対策」に要した費
用の賠償を求める反訴を 2020 年 10 月 9 日に提起したものです。
2. 反訴を提起した裁判所及び年月日
(1) 裁 判 所:東京地方裁判所
(2) 提 起 日:2020 年 10 月 9 日
3. 反訴を提起した相手の概要
(1) 名 称:株式会社神戸製鋼所
(2) 所 在 地:神戸市中央区脇浜海岸通二丁目 2 番 4 号
(3) 代表者の役職・氏名:代表取締役社長 山口 貢
4. 反訴の内容
(1) 内 容:損害賠償請求
(2) 請求金額:金 1 億 524 万 7801 円及びこれに対する反訴状送達の日の翌日から支
払い済みまで年3%の割合による金員
5. 今後の見通し
本件訴訟及び本件反訴が当社の今後の業績に与える影響につきましては、現時点で
見通すことは困難であり、今後開示すべき事項が発生した場合には適時開示致します。
以上
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