アネスト岩田株式会社
2022年3月期2Q
決算補足説明資料
2021年11月10日
東証1部 機械
証券コード6381
2022年3月期2Q 決算概要
アフターコロナを見据えた営業改革を進めており、世界的な景気回復傾向で、その効果
が顕在化。増収増益を達成。利益率も改善。
売 上 高 :20,360百万円(前年比 +3,828百万円、+23.2%)
営業利益: 2,378百万円( 同 +948百万円、+66.3%)
・中国を中心とした汎用圧縮機の売上高や日本や東アジアを中心とした
真空ポンプの売上高が伸長
・圧縮機モータ調達の不足に伴う影響は約6千万円
エアエナジー
売上高:12,114百万円 (前年比:+2,585百万円、+27.1%)
事業
(ご参考)
営業利益:1,250百万円(同:+448百万円、+55.8%)
営業利益率:10.3%(同:+1.9pt)
・スプレーガンを主とした汎用機器の売上高が伸長
・エアーブラシの需要が継続
コーティング 売上高: 8,246百万円 (前年比:+1,242百万円、+17.7%)
事業 (ご参考)
営業利益:1,128百万円(同:+500百万円、+79.7%)
営業利益率:13.7%(同:+4.7pt)
(注)1.事業別営業利益は当社グループ独自の基準により算定。
2.日本とインドの期末は3月、他地域は12月であり、他地域の連結決算は3か月の期ズレが発生。
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2022年3月期2Q 決算ハイライト
収益はコロナ禍以前の水準を超え*、売上高、営業利益、経常利益は半期ベースで
過去最高実績を更新。2022年3月の業績予想を上方修正。
欧米・中国の経済回復が牽引。真空機器・塗装機器の販売拡大により全体の利益を押し上げ。
3Q以降も売上回復基調を見込む(→P8参照)
*2020年3月期2Qとの比較:売上高 19,535百万円比+4.2%、営業利益 2,222百万円比+7.1%
2022年3月期業績予想
2021年3月期2Q 2022年3月期2Q 前年同期比
修正後
期初
(2021年11月5日発表)
利益率
実績 利益率 実績 利益率 増減額 増減率 予想値 進捗率 予想値 進捗率
(百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%)
変化
(P) (百万円) (%) (百万円) (%)
売上高 16,531 ― 20,360 ― +3,828 +23.2 ― 38,500 52.9 40,500 50.3
営業利益 1,430 8.7 2,378 11.7 +948 +66.3 3.0 3,600 66.1 4,250 56.0
経常利益 1,759 10.6 2,670 13.1 +911 +51.8 2.5 4,100 65.1 4,770 56.0
親会社株主
帰属純利益 1,131 6.8 1,688 8.3 +556 +49.2 1.4 2,515 67.1 2,960 57.0
平均為替レート
円/米ドル
108.27円 107.69円 0.58円 円高 103.00円 109.00円
平均為替レート
円/ユーロ
119.3円 129.82円 10.52円 円安 118.00円 130.00円
平均為替レート
円/人民元
15.39円 16.66円 1.27円 円安 15.00円 16.80円
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損益計算書の詳細
売上高が増加の一方で、コスト上昇は限定的。販売管理費率は減少。
• 売 上 高 :為替変動による影響額(+699百万円、前年同期比、以下同様)
• 売上原価:売上の増加及び原材料費の高騰などに伴う上昇も、商品ミックスなどにより原価率は減少
• 営業利益:為替変動による影響額(-39百万円)
• 営業外収益/営業外費用:前期に発生した新型コロナウイルス禍に伴う雇用調整助成金の減少
(-104百万円)、為替差益の発生(+10百万円)/為替差損の減少(-43百万円)
• 特別利益/特別損失:前期に発生した新型コロナウイルス禍に伴う雇用調整助成金及び損失の減少
2021年3月期2Q 2022年3月期2Q 前年同期比
実績 構成比 実績 構成比 増減額 増減率 構成比率
(百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%) 変化(P)
売上高 16,531 ― 20,360 ― +3,828 +23.2 ―
売上原価 9,690 58.6 11,526 56.6 +1,835 +18.9 -2.0
売上総利益 6,840 41.4 8,833 43.4 +1,992 +29.1 +2.0
販売管理費 5,410 32.7 6,455 31.7 +1,044 +19.3 -1.0
営業利益 1,430 8.7 2,378 11.7 +948 +66.3 +3.0
営業外収益 453 2.7 338 1.7 -115 -25.4 -1.1
営業外費用 125 0.8 46 0.2 -78 -62.8 -0.5
経常利益 1,759 10.6 2,670 13.1 +911 +51.8 +2.5
特別利益 77 0.5 3 0.0 -74 -95.4 -0.5
特別損失 100 0.6 4 0.0 -95 -95.3 -0.6
税金等調整前純利益 1,736 10.5 2,669 13.1 +933 +53.7 +2.6
法人税等 478 2.9 695 3.4 +217 +45.4 +0.5
非支配株主帰属純利益 126 0.8 285 1.4 +159 +126.0 +0.6
親会社株主帰属純利益 1,131 6.8 1,688 8.3 +556 +49.2 +1.4 4
上期業績予想との差異について
1Q終了時点の想定と2Q終了時点での差異
<売上高差異の要因>
●日本の動向を懸念も、真空機器、圧縮機製品を柱として回復のペースが加速
●インドのコロナ禍からの回復に懸念も、医療向け以外に汎用圧縮機の需要も回復
●為替による影響(円安進行)
2022年3月期
<営業利益差異の要因>
2022年3月期
上期実績
●売上高の伸長に伴う増加
1Q実績
上期
期初予想
実績 ●商品ミックス
(百万円) (百万円) (百万円) ・塗装機器の売上増、及び1Qに
売上高 9,100 19,000 20,360
事業譲受を行ったアメリカ子会社
の収益良化
営業利益 893 1,750 2,378 ・塗装設備の売上減
経常利益 1,114 2,000 2,670 ・真空機器の売上増 など
親会社株主 ●販管費のコントロール継続
700 1,250 1,688
帰属純利益
・販管費19.3%増(前年同期比)
平均為替レート
105.90円 103.00円 107.69円 売上高23.2%増(前年同期比)
円/米ドル
平均為替レート
円/ユーロ 127.69円 115.00円 129.82円
平均為替レート
円/人民元 16.36円 15.00円 16.66円
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地域別・製品別売上高
中国及びインドを主としたアジア(東南アジアを除く)を筆頭に、各エリアでの
経済回復により汎用品売上が増加。日本はコロナ禍発生前の水準に近付く。
・ 日 本 :緩やかな回復基調の中で、前年同期比では塗装設備を除き増加も、コロナ禍前の2020
年3月期2Q比では、真空ポンプを除き、圧縮機及び塗装機器はわずかに未達。塗装設備
は同2期比較でいずれも未達にて、下期は営業活動の制限緩和により、短期で納入可能
な物件のみならず、来期以降の物件獲得に向けた活動を継続
・ ヨ ー ロ ッ パ:自動車補修市場向けのプロモーション奏功によるスプレーガンやエアーブラシなどの塗装機
器が伸長。圧縮機は回復傾向も真空ポンプはロシア向け販売が低調にて減少
・ ア ジ ア :東南アジアを除き、中国SCR社*、インドなどの圧縮機や東アジアの真空ポンプが好調に推
移。塗装機器及び塗装設備は中国がアジア全体を牽引 *SCR社:上海斯可絡圧縮機有限公司
・ 北米その他:自動車補修市場における事業の一部を譲り受けたアメリカの塗装機器及びエアーブラシの
売上が好調に推移。医療向け圧縮機や装置メーカ向け真空機器の売上も堅調
■構成比
エアエナジー事業 コーティング事業 2022年3月期2Q
2021年 2022年 増減率 (2021年3月期2Q)
(百万円) 増減額
3月期2Q 3月期2Q (%) 圧縮機 真空機器 塗装機器 塗装設備
アメリカ・その他
日本 7,327 7,736 +408 +5.6 ◎ ◎ ◎ × 14.4%
(13.3%)
日本
ヨーロッパ 2,168 2,912 +743 +34.3 〇 ▼ ◎ -
ヨーロッパ 38.0%
14.3% (44.3%)
アジア 4,842 6,783 +1,941 +40.1 ◎ ◎ ◎ 〇
(13.1%)
北米その他 2,193 2,927 +734 +33.5 ◎ ◎ ◎ × アジア
33.3%
合計 16,531 20,360 +3,828 +23.2 ◎ ◎ ◎ × (29.3%)
注)納入地ベースでの実績換算 ◎ 10%~ 〇 3%~10% △ 0%~3%
▼ 0%~-3% ● -3%~10% × -10%~
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営業利益増減の要因分析
増収効果がコスト増を吸収し、増益に寄与
・前年同期に特別損失へ振り替えていた給与などを含む支出の増加
・減価償却費等、償却費用の増加(前期比+45百万円)
内、のれんの償却額:125百万円(前期比+24百万円、アメリカにおける事業譲受)
・その他の費用等に含まれる支払手数料の増加
(前期比+158百万円 内、IT投資に係る支払手数料 ※ は約71百万円)
※商品情報の管理などを含む受注システム関連、ほか
売上総利益の増加
(売上-原価) (百万円)
+1,992
退職給付
費用の減少
+16
給与・福利厚生
の支出増加
販売関係 のれん等の 2,378
支出の増加 償却費用 その他の
-621
-142 の増加 費用等の増加
-45 -250
1,430
2021年3月期 2022年3月期
2Q +948 2Q
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2022年3月期見通し
業績・配当ともに上方修正:圧縮機のモータ調達は正常化へ。売上回復傾向を見込む
単位:百万円 2021年3月期
2022年3月期(見通し)
(実績)
実績 構成比 期初予想 修正後予想 構成比 対期初 前年比
(%) (5/10発表) (11/5発表) (%) 計画比(%) (%)
売上高 35,588 100.0 38,500 40,500 100.0 5.2 13.8
圧縮機 19,304 54.2 ― ― ― ― ―
エアエナジー 真空機器 1,561 4.4 ― ― ― ― ―
小計 20,866 58.6 22,400 24,000 59.3 7.1 15.0
塗装機器 11,483 32.3 ― ― ― ― ―
コーティング 塗装設備 3,239 9.1 ― ― ― ― ―
小計 14,722 41.4 16,100 16,500 40.7 2.5 12.1
営業利益 3,444 9.7 3,600 4,250 10.5 18.1 23.4
エアエナジー 1,821 ー 1,868 2,210 ー 18.3 21.4
コーティング 1,623 ー 1,732 2,040 ー 17.8 25.7
経常利益 4,253 12.0 4,100 4,770 11.8 16.3 12.2
親会社帰属当期純利益 2,623 7.4 2,515 2,960 7.3 17.7 12.8
平均為替レート 円/米ドル 106.82 103.00 109.00 +6.00 +2.18
平均為替レート 円/ユーロ 121.81 (実績) 118.00 130.00 +12.00 +8.19
平均為替レート 円/人民元 15.48 15.00 16.80 +1.80 +1.32
配 当(中間+期末=年間) 12円+12円=24円 13円+13円=26円
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下期業績見通しの前提条件
売上高:圧縮機のモータ調達が正常化。
日本及び東南アジアにおける回復ペースが加速
日 本 : 景気の緩やかな回復に伴い汎用の圧縮機及び塗装機器製品の伸長を見込
む。今期計上に向けて塗装機器に含まれる環境装置の拡販に特化。
ア ジ ア : 好調な中国に加えて、インドの圧縮機伸長及びタイ、インドネシアを主とした東
南アジアにおける営業活動の再開による回復を見込む。
ヨ ー ロ ッ パ : 自動車補修市場へのプロモーション継続と木工・皮革市場向け塗装機器の拡
販に注力。好調市場への汎用圧縮機販売を特化。
北米その他: アメリカの塗装機器事業譲受による伸長及びエアーブラシの好調維持を見込
む。ブラジルにおける医療市場向け圧縮機の伸長。
営業利益:事業基盤強化のIT関連投資は下期に集中も予定通り遂行中。
3Q以降も売上回復基調を見込むが商品ミックスの悪化や投資の増加
に伴う利益の減少。
●塗装設備の売上増加を見込む
●旅費交通費/広告宣伝費:
営業活動の再開に伴う増額も、売上伸長にて影響をカバー
●IT関連投資:
①顧客データベースの構築②ECサイトの拡充③工場の通信インフラ整備など
継続する投資の本格化により、支払手数料は増加 9
設備投資計画・研究開発費
<期初の見通しに変更なし>
(実績)2Q:設備投資額22.4%、研究開発費43.7%
IT関連投資:年間約700百万円の計画比で、本社・国内営業拠点の通信インフラ整備など、上期は
約 110百万円を実施(他、未検収分は約274百万円)。慎重な検討に伴い、設備投資は下期に傾注
2022年3月期2Q実績
(百万円)
設備投資額 減価償却費 研究開発費* 売上高
実績 559 716 502
(計画比) (22.4%) (44.8%) (43.7%)
20,360
計画 2,500 1,600 1,150 -
・各種工作機械等
(新設・更新)
内容 ・生産ラインの増強
・通信インフラ整備
・IT関連投資
(注) 研究開発費:研究開発に係る一般管理と製造経費の合計値
設備投資額 (百万円) 減価償却費 (百万円) 研究開発費 (百万円)
2,500
2,080
1,245 1,618 1,509 1,600
1,112 1,426
1,154 1,084 1,045 1,150
2019/3期 2020/3期 2021/3期 2022/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2022/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2022/3期
(予) (予) (予) 10
株主還元策
配当方針 成長投資の為の内部留保確保と安定配当の両立。
配当性向を35%以上。
配 当 2022年3月期(予想): 年26円 (中間13円 + 期末13円)
**配当予想の上方修正を実施(2021年11月5日発表)**
配当 中間 期末 年間
期初 12円 12円 24円
修正後 13円 13円 26円
配当金の推移
※2016年3月期
創業90周年記念
30 配当3円を含む。
26
25
24 24
22 22
20 20
20
配当金 15
(円)
10
※2017年3月期
特別配当1円を含む。
5
0
2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2022/3期(予) 11
<参考情報>トピックス
「統合報告書2021」を発行(2021年9月)
ステークホルダーの皆さまに当社への理解をより深めていただくためのコミュケーションツールとして、
統合報告書を毎年発行。価値創造プロセスや事業の紹介、ESGの取り組みなどを掲載。
〈新規コンテンツ〉「ひと目でわかるアネスト岩田」、「ESG経営とSDGs」
詳細はコチラ
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<参考情報>事業の沿革
塗装用スプレーガンとそれを検査するコンプレッサの製造から出発
1926年創業
(旧社名:岩田製作所) 製品の差別化を
可能にしたコンセプト
米国社製を手本に ・環境対応 コ 塗装機器:
スプレーガンの製造を開始 ・塗面作成の提案力 ー スプレーガン、塗料供給
ポンプなどの機器単体
テ
スプレーガン ィ 塗装設備:
塗装用ハンドガン ン 塗装機器と換気や乾燥
用製 グ 装置、塗装ロボットなどを
組み合わせたシステム
途品 事
圧縮空気で のの 塗装ロボット 業
塗料を霧状に 開多
拓様
エアーブラシ
・オイルフリー化
・省エネ性
化
エ 圧縮機:
コンプレッサ ア 空気圧縮機、N2ガス発生
装置、タンクなどの補器類
エ
空気圧縮機 ナ 真空機器:
スプレーガンの検査用 ジ 真空ポンプ、バルブなどの
圧縮機として製造開始
オイルフリー
ー 補器類
スクロール型 事
真空ポンプ
オイルフリー 業
スクロール型
圧縮機
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将来見通しに関する記述、及びその他の注意事項
本資料で述べられております当社の将来に関する見通しは、現時点で知りうる情報をもとに
作成されたものです。
世界経済、為替レートの変動、業界の市況、設備投資の動向など、当社業績に影響を
与えるさまざまな外部要因がありますので、資料に記載の内容とは異なる可能性があること
をご承知おきください。
また、資料は投資家の皆様への情報伝達を目的としており、当社の株式、その他の
有価証券等の売買等を勧誘又は推奨するものではございません。
お問合せ先: アネスト岩田株式会社
経営企画部 IR広報室
TEL: 045-591-9344
E-mail:ir_koho@anest-iwata.co.jp
URL :https://www.anest-iwata.co.jp/
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