6380 オリチエン工業 2020-12-10 15:45:00
3か年中期経営計画の策定に関するお知らせ [pdf]
2020 年 12 月 10 日
各 位
会 社 名 オリエンタルチエン工業株式会社
代表者名 代表取締役社長 西村 武
(コード番号:6380 東証第二部)
問合せ先 管理部 マネージャー 金谷 武志
(TEL 076-276-1155)
3か年中期経営計画の策定に関するお知らせ
当社は、別紙のとおり 2020 年4月1日から 2023 年3月 31 日までを対象期間とする「3か年中
期経営計画」を策定いたしましたのでお知らせいたします。
当該「3か年中期経営計画」は、本日(2020 年 12 月 10 日)公表いたしました「事業の現状、今後
の展開等について」のベースとなるものであり、補足的役割を担うことから併せて公表することと
いたしました。
以上
3か年中期経営計画
2020(R2)年4月1日-2023(R5)年3月31日
1.企業理念、ビジョン
④ 会社の目的
(ビジョン)
お客様、私達や家族、さらに
社会の発展に貢献する
③あるべき姿
ニッチトップ企業
多品種小ロット生産・高品質な
特殊用途製品で日本一
② 3か年中期経営計画達成の
行動理念
情熱、創意工夫、スピード
① 企業理念
・仕事に科学と人間性を尊重せよ
・視野は広く製品は常に一流品を
・夢と若さとファイトを持て
1
2.3か年中期経営計画基本方針
➀ チェーン事業の営業活動強化
② 製造、管理コストの低減
③ 金属射出成形事業の増強
2
3.基本方針に関する主な取り組み
➀ チェーン事業の営業活動強化
a.国内営業
‣オンリーワン、ナンバーワン製品を活かした新規顧客開拓
‣多品種小ロット生産を活かした営業活動
‣新規市場開拓、特に鉄鋼、製紙、食品、建材業界
‣ユーザーからの声を聴き新製品開発に活かす
b.海外営業
‣標準品だけではなく、特殊チェーンの販売を中心として拡販を図る
‣販売代理店の増設を行う
‣現地法人立ち上げを検討(地域:北米、アジア、EU、豪州等)
‣中国販売子会社の活用(三国間貿易の強化)
‣輸出比率を20%に引き上げる(将来的には25%~30%へ)
3
3.基本方針に関する主な取り組み
② 製造、管理コストの低減
c.品質向上
‣製造、品質管理の徹底
‣クレーム、品質事故のゼロ目標(2023年3月までに現在の3分の1へ)
‣お客様に安心、安全を供給
d.生産性向上
‣改善活動推進によるリードタイムの短縮により、労働生産性(一人当たり加工高)
を約30%向上
‣IT技術を活用した生産管理システム構築により、棚卸資産を2億円圧縮
e.M&Aによるスプロケットのコスト削減、増産
‣外注加工工場の1社を吸収し100%子会社とすることにより外注加工費の削減、
増産を行う計画
4
3.基本方針に関する主な取り組み
③ 金属射出成形事業の増強
f.医療機器業界の治療機器分野でのシェア拡大
‣医療機器メーカーとの共同開発製品により売上増大(2021年量産予定)
g.中空MIM製法を駆使した製品の市場開拓
‣中空MIM製法を採用しているメーカは国内に数社のみ
h.これから注力する業界
‣医療機器、自動車、自動2輪、ミシン、一般産業機械、その他ニッチ分野
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4.販売注力製品(ナンバーワン、オンリーワン製品)
製 品 名 特 徴 イメージ
・高精度ソリッドブシュの効果により摩耗
1.オイルポート付き 高精度
伸びを抑え寿命を大きく向上
ソリッドブシュチェーン ・オンリーワン製品
・世界で当社のみが手掛ける最小チェーン
2.S10 ミニチェーン 医療用内視鏡に採用
・ピッチ長さ3.175mm
・特殊コーティングにより高耐食性を発揮
3.TLH高耐食性チェーン 食品、包装機械業界で使用
・RoHS指令にも対応
・部品に特殊処理を施した無給油チェーン
4.NDセルーブチェーン ・従来品の4倍もの長寿命化を実現
・鉄製リンクプレートを樹脂で包み込んだ
5.プラリンクチェーン チェーン
・直乗せ搬送物への傷の心配が少ない
・アタッチメントの取り付け、取り換え作業
6.バーリングチェーン を簡単に行うことが可能
・無給油でのステンレスチェーンの摩耗
7.SUS-RB
伸びの欠点を無くし、位置決め精度を
ステンレスチェーン 求められる環境で威力を発揮
8.フリーダムチェーン ・3次元的にチェーンのレイアウトが可能
6
5.全社数値目標
2023年3月期(最終年度目標値)
売上高 3,355百万円
営業利益 169百万円
営業利益率 5%
売上高 (単位:百万円) 営業利益 (単位:百万円)
営業利益 営業利益率
4,000 200 6.0%
5.0%
5.0%
150
3,500 3.3% 3.8% 4.0%
100 3.0%
3,000 2.0%
117 118 169
50 1.0%
0.4%
3,580 3,265 2,801 3,121 3,355 -0.8%
2,500 0.0%
0
14 -1.0%
-22
2,000 -50 -2.0%
2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期
(計画) (計画) (計画) (計画) (計画) (計画)
7
6.セグメント別数値目標
2023年3月期(最終年度目標値)
事業セグメント 売上高(百万円) 構成比(%)
内 国内
75.2
2,523
チェーン事業 3,194 95.2
内 輸出
20.0
671
金属射出成形事業 117 3.5
不動産賃貸事業 44 1.3
計 3,355 100
2020年3月期 2023年3月期
セグメント別 売上高構成比 セグメント別 売上高構成比
6% 1% チェーン事業 国内 4% 1% チェーン事業 国内
13%
チェーン事業 輸出 チェーン事業 輸出
20%
金属射出成形事業 金属射出成形事業
80% 75%
不動産賃貸事業 不動産賃貸事業
8
7.労働生産性指標
2023年3月期(最終年度目標値)
一人当たり加工高(月平均) 808千円
1人当たり加工高(月平均) (単位:千円)
850
800
30%向上
750
700
650 808
743
600
620
550
500
2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期
(計画) (計画) (計画)
9
8.業績の推移と計画
純利益 売上高 繰越利益剰余金 (単位:百万円)
3,443 3,456 3,413 3,580
3,386 3,355
3,291 400
3,113 3,227 3,265 3,121
3,252 358
3,000 3,080 248 2,801 純
168 287
110 243 200 利
221 益
2,450
19
127 114
157 66
104
・
75 52 58 57 80
売 0 繰
▲5
上 ▲ 47
▲ 22
越
高 ▲ 228
利
1,500 ▲ 304
▲ 161 ▲ 200 益
▲ 191 ▲ 348 剰
▲ 289 余
▲ 420
▲ 400 金
▲ 400
▲ 496
0 ▲ 600
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8.業績の推移と計画
配当方針
◎2009年3月期および2010年3月期におきましてリーマンショックの影響により、
大幅な純損失を計上するにいたりましたが、2011年3月期以降2019年3月期まで
の9期間につきましては、営業利益、経常利益、純利益を計上し黒字経営を継続して
おります。一方、2020年3月期につきましては、当期純損失を計上、2021年3月期
も新型コロナウイルス感染症の影響により損失計上の見込みでありますが、この影響
が落ち着けば、利益を計上できる体質に改善してきております。
株主の皆様への利益還元は経営上の重要な政策の一つであり、早期の復配と継続的
な安定配当を行う方針です。
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本資料に記載されている内容は、現時点で入手可能な情報や、合理
的と判断した一定の前提に基づいて策定されたものであり、潜在的な
リスクや不確実性を含んでいることから、その達成や将来の業績を保
証するものではありません。今後の様々な要因の変化により、実際の
業績は、本資料の記載内容と異なる結果となる可能性があります。
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