6376 日機装 2021-11-11 15:00:00
メディカル 国内新工場の建設に関するお知らせ [pdf]
2021 年 11 月 11 日
各 位
会 社 名 日 機 装 株 式 会 社
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 甲斐 敏彦
(コード番号 6376 東証第1部)
問 合 せ 先 取締役 コーポレート部門長 小 糸 晋
(TEL.03-3443-3717)
メディカル 国内新工場の建設に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、メディカル事業の新工場を宮崎日機装の敷地内
に建設することについて決議しましたので、下記のとおりお知らせします。
記
1.建設の目的
当社は、血液透析治療に欠かせない消耗品である血液回路を、治療を必要とする世界中
の患者様へ、ベトナム、タイの2拠点から生産、供給してまいりました。血液回路は、一
般的に週3回の頻度で実施される治療の都度、交換が必要となる重要な消耗品であり、治
療継続のためには欠くことのできない生命線とも言えるものです。主力の日本市場におい
ては、血液回路供給におけるリーディングカンパニーとして、患者様の大事な命を守る一
翼を担ってきました。
こうした中、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し、在ベトナムホーチミンの当
社 血 液 回 路 工 場 で は 、 当 局 の 感 染 拡 大 防 止 に 向 け た 規 制 強 化 に よ っ て 、 2021 年 6 月 末 か ら
稼働の制限を余儀なくされる事態となりました。お客様への製品供給の継続を第一に、協
力会社様の支援や当社タイ工場の増産対応など、あらゆる対応を継続しており、現在、当
該ベトナム工場の稼働率も徐々に回復しております。
新型コロナウイルス感染症の蔓延は、当社を含め世界レベルのサプライチェーンの断絶、
混乱をもたらしており、このような経済活動が制限されるリスクへの対応策、新たなサプ
ライチェーンの構築が求められています。
こうした情勢を背景に、当社が透析医療の生命線ともなる血液回路の供給者としての責務
を全うしていくためには、生産・供給体制の整備、再構築が喫緊の課題であると再認識し、
生産・供給・品質リスクへの各種対応策の検討を行ってまいりました。
このたび、その対応策の一つとして、宮崎日機装に血液回路工場を建設し、製造プロセ
スの自動化と効率化を行うことで、国内市場へ高品質な製品を安定供給できる体制を構築
してまいります。併せて現行の複雑化した商品構成も見直し、型式の集約を行うことで、
急激な需給変動への対応力も強めてまいります。これからも、患者様、お客様に向けて持
続可能なサプライチェーンの強化を進めてまいります。
1
2. 新 工 場 の 概 要
(1)名称 宮崎日機装メディカル工場
(2)所在地 宮崎県宮崎市高岡町高浜 宮崎ハイテク工業団地
( 3 ) 延 床 面 積 (予 定 ) 約 13,000m²
( 4 ) 総 投 資 額 (予 定 ) 工場建設費用及び設備投資 総額約 73 億円を予定
・ 2023 年 迄 : 59 億 円
(建屋、第1生産ライン及びその他設備)
・ 2025 年 迄 : 14 億 円 ( 第 2 生 産 ラ イ ン )
(5)資金計画 自己資金等により充当
( 6 ) 事業内容 血液透析用消耗品(血液回路)の製造
(7)従業員数 180 名程度(最大生産時)
(8)操業開始 2024 年 7 月 ( 予 定 )
3. 今後の見通し
当 該 子 会 社 に よ る 操 業 開 始 は 第 1 生 産 ラ イ ン を 2024 年 第 3 四 半 期 、 第 2 生 産 ラ イ ン を
2026 年 第 1 四 半 期 と 予 定 し て お り 、 当 期 連 結 業 績 へ の 影 響 は 軽 微 で あ り ま す 。 今 後 開 示 す
べき事項が生じた場合には、速やかに開示いたします。
(ご参考)拠点別血液回路工場
概要
M.E.Nikkiso Co.,Ltd. 所在地 タ バ コ
イ ン ク
主な仕向地 日本
M.E.Nikkiso Vietnam Co.,Ltd. 所在地 ベ ナ ク ン イ
ト ム ア ガ
(2022 年 2Q よ り 稼 働 予 定 ) 主な仕向地 米国など
Nikkiso Vietnam MFG Co.,Ltd. 所在地 ベ ナ ホ チ ン
ト ム ー ミ
主な仕向地 日本及びその他欧米等(中国除く)
以上
2