6373 大同工 2019-05-14 15:30:00
2019年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年5月14日
上場会社名 大同工業株式会社 上場取引所 東
コード番号 6373 URL http://www.did-daido.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 新家 康三
問合せ先責任者 (役職名) 常務取締役 管理本部長 (氏名) 菊知 克幸 TEL 0761-72-1234
定時株主総会開催予定日 2019年6月25日 配当支払開始予定日 2019年6月26日
有価証券報告書提出予定日 2019年6月26日
決算補足説明資料作成の有無 : 無
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2019年3月期の連結業績(2018年4月1日∼2019年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 47,543 0.8 1,440 △50.5 1,612 △49.7 844 △40.3
2018年3月期 47,155 8.2 2,912 12.9 3,205 △2.3 1,415 △22.0
(注)包括利益 2019年3月期 △1,188百万円 (―%) 2018年3月期 3,165百万円 (△8.3%)
潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2019年3月期 80.97 ― 3.5 2.6 3.0
2018年3月期 150.41 ― 6.1 5.3 6.2
(参考) 持分法投資損益 2019年3月期 221百万円 2018年3月期 299百万円
(注)当社は、2017年10月1日付で普通株式5株につき1株の割合で株式併合を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定し
て、「1株当たり当期純利益」及び「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」を算定しております。
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2019年3月期 61,262 29,801 38.9 2,186.01
2018年3月期 62,811 29,910 38.3 2,555.39
(参考) 自己資本 2019年3月期 23,854百万円 2018年3月期 24,052百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年3月期 1,575 △3,714 1,559 7,145
2018年3月期 5,457 △4,119 △1,200 7,972
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2018年3月期 ― 0.00 ― 35.00 35.00 329 23.3 1.4
2019年3月期 ― 0.00 ― 35.00 35.00 382 43.2 1.5
2020年3月期(予想) ― 0.00 ― 35.00 35.00 23.9
3. 2020年 3月期の連結業績予想(2019年 4月 1日∼2020年 3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第2四半期(累計) 24,500 2.0 1,100 3.7 1,300 32.4 800 85.7 73.31
通期 49,000 3.1 2,100 45.8 2,500 55.0 1,600 89.4 146.62
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 有
新規 ― 社 (社名) 、 除外 1 社 (社名) 株式会社D.I.D
株式会社D.I.Dは、2018年4月1日付で当社を存続会社とする吸収合併により消滅したため、連結の範囲から除外しております。
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(注)詳細は、添付資料P.12「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)」をご覧ください。
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期 10,924,201 株 2018年3月期 9,434,201 株
② 期末自己株式数 2019年3月期 11,651 株 2018年3月期 21,590 株
③ 期中平均株式数 2019年3月期 10,436,410 株 2018年3月期 9,412,723 株
(注)当社は、2017年10月1日付で普通株式5株につき1株の割合で株式併合を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと仮
定して、「期中平均株式数」を算定しております。
(参考)個別業績の概要
1. 2019年3月期の個別業績(2018年4月1日∼2019年3月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 24,218 1.0 57 △94.8 779 △54.6 1,214 225.2
2018年3月期 23,972 10.4 1,119 16.4 1,717 △4.8 373 △67.9
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2019年3月期 116.29 ―
2018年3月期 39.64 ―
(注)当社は、2017年10月1日付で普通株式5株につき1株の割合で株式併合を行っております。前事業年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定して、「1
株当たり当期純利益」及び「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」を算定しております。
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2019年3月期 39,061 15,752 40.3 1,442.15
2018年3月期 39,779 15,052 37.8 1,597.37
(参考) 自己資本 2019年3月期 15,752百万円 2018年3月期 15,052百万円
2. 2020年 3月期の個別業績予想(2019年 4月 1日∼2020年 3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
1株当たり当期純利
売上高 経常利益 当期純利益
益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第2四半期(累計) 11,800 △1.7 900 36.9 750 △9.9 71.79
通期 24,000 △0.9 1,400 79.7 1,100 △9.5 105.29
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
上記予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予測数値と異なる場合が
あります。
尚、上記業績予想に関する事項は、 2ページ「1.経営成績等の概況」をご覧下さい。
(日付の表示方法の変更)
「2019年3月期 決算短信」より日付の表示方法を和暦表示から西暦表示に変更しております。
大同工業㈱(6373) 2019年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 3
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 …………………………………………………………… 4
(6)事業等のリスク …………………………………………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 4
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 5
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 5
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 7
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 7
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 8
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 9
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 11
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 12
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 12
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 12
(表示方法の変更) ………………………………………………………………………………………………… 12
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 13
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 14
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 14
4.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 14
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大同工業㈱(6373) 2019年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当期における当社グループを取り巻く環境は、海外においては、米中貿易摩擦による中国経済の減速や英国のEU
離脱問題の影響等はあるものの、欧米先進国をはじめとして世界経済は底堅さを保ち回復基調で推移しました。国内
においても、企業の設備投資や個人消費の持ち直し等を背景に、景気は依然堅調を維持しております。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、フィリピンにおける組立生産の開始や、インドにおいて二
輪車用チェーンの生産能力の増強を行う等、海外拠点の強化を進め、グローバルな生産活動と拡販活動を推進してま
いりました。国内においては、生産活動の改善や新製品の開発を進めるとともに、高度塑性加工技術による事業領域
の拡大を進めてまいりました。
収益面につきましては、生産効率の改善やコスト削減に努めるとともに、資産の効率化等を目的として当社が保有
する上場有価証券の一部を売却し、特別利益として投資有価証券売却益を計上したものの、鋼材・副資材価格、運賃
及び電力料等の高騰や新興国通貨安の影響等を受けたことに加えて、継続して営業損益の悪化となっている連結子会
社の一部の固定資産(設備機械等)について特別損失として減損損失を計上いたしました。
その結果、当期の連結売上高は47,543百万円(前期比0.8%増)、連結営業利益は1,440百万円(前期比50.5%
減)、連結経常利益は1,612百万円(前期比49.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は844百万円(前期比
40.3%減)となりました。
セグメント別の概況は次のとおりであります。
①日本
付加価値の高い産業機械用チェーンや海外のプラント向けの生産設備の受注が好調に推移したものの、二輪車用ア
ルミリムにおいて、前年同期に新機種の立上により売上が大きく伸びていたことに加えて完成車メーカーの生産工場
移転に伴う生産減少の影響を受けたこと等により、売上高は前期比0.6%減少の24,693百万円となりました。
②アジア
補修市場向けの二輪車用チェーンの受注が中東向けにおいて低調に推移したものの、中国において日系自動車メー
カー向けの四輪車用チェーンの受注が好調に推移するとともに、中国及びタイの搬送関連設備の受注が堅調に推移し
たこと等から、売上高は前期比0.4%増加の13,959百万円となりました。
③北米
四輪車用チェーンにおいて、当社製品採用車種の販売不振の影響を受け受注が低調に推移したものの、産業機械用
チェーンの受注が内需拡大を背景に堅調に推移したこと等により、売上高はほぼ前期並みの4,101百万円となりまし
た。
④南米
ブラジルレアル安の影響を受けたものの、産業用・農業用チェーンの受注が好調に推移するとともに、二輪車用チ
ェーンにおいて、完成車メーカー向けの受注が好調に推移したことから、売上高は前期比4.6%増加の2,578百万円と
なりました。
⑤欧州
補修市場向けにおいて、付加価値の高い二輪車用チェーンの受注が西欧・北欧向けを中心に好調に推移したことか
ら、売上高は前期比19.8%増加の2,210百万円となりました。
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末の総資産は、商品及び製品が648百万円増加、機械装置及び運搬具が1,167百万円増加したも
のの、現金及び預金が798百万円減少、投資有価証券が2,618百万円減少したことなどにより1,548百万円減少し、
61,262百万円となりました。
(負債)
当連結会計年度末の負債合計は、支払手形及び買掛金が484百万円減少、繰延税金負債が1,094百万円減少した
ことなどにより1,440百万円減少し、31,461百万円となりました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、資本金及び資本剰余金が810百万円それぞれ増加したものの、その他
有価証券評価差額金が1,835百万円減少したことなどにより108百万円減少し、29,801百万円となりました。
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大同工業㈱(6373) 2019年3月期 決算短信
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ827百万円減
少し、7,145百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,575百万円(前期は5,457百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整
前当期純利益1,820百万円(前期は2,661百万円)、減価償却費2,568百万円(前期は2,306百万円)、投資有価証券
売却益687百万円を計上し、たな卸資産が1,334百万円増加(前期は923百万円の増加)、法人税等の支払額932百万
円(前期は426百万円)等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は3,714百万円(前期は4,119百万円の使用)となりました。これは主に定期預金の
預入による支出2,400百万円(前期は1,222百万円の支出)、定期預金の払戻による収入2,361百万円(前期は786百
万円の収入)、投資有価証券の売却による収入859百万円(前期は0百万円の収入)、有形固定資産の取得による支
出4,527百万円(前期は3,385百万円の支出)等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は1,559百万円(前期は1,200百万円の使用)となりました。これは主に、借入金の
増加額が634百万円(前期は496百万円の減少)、株式の発行による収入1,621百万円、配当金の支払額332百万円
(前期は329百万円)、非支配株主への配当金の支払額222百万円(前期は199百万円)等によるものであります。
キャッシュ・フロー関連指標の推移
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
自己資本比率(%) 34.9 37.8 38.3 38.9
時価ベースの自己資本比率(%) 16.6 23.5 21.8 15.2
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 3.4 5.3 3.2 11.3
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) 18.8 14.3 29.3 7.0
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。
3.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しています。
4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としてい
ます。
(4)今後の見通し
今後の見通しにつきましては、日本を含む世界経済の成長はやや減速感はあるものの、米国内需要の底堅い成長や
個人消費は底堅さを保つと見込まれます。しかし、各国の金融政策の不確実性による影響や、中国経済の成長率低下
など、引き続き予断を許さない状況が続くと予想されます。
次期の業績につきましては、通期の連結並びに個別業績の見通しとして、下記のとおりを見込んでおります。
なお、前提となる為替レートに関しましては、1米ドル110円、1ユーロ125円を想定しております。
<連結> <個別>
売上高 49,000百万円 24,000百万円
営業利益 2,100百万円 600百万円
経常利益 2,500百万円 1,400百万円
当期純利益 1,600百万円 1,100百万円
※連結の当期純利益については親会社株主に帰属する当期純利益
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(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
利益配分に当たっては、株主の皆様に対する利益還元を経営上の重要政策と認識し、業績、経営環境並びに中長期
的な財務体質の強化等を勘案して配当を行うこと、並びに内部留保金は、今後の事業拡大の設備投資や技術革新に対
応する研究開発活動等に有効活用し、経営基盤の強化と事業の開発・拡充を図っていきます。
なお、当期の配当につきましては、年間1株当たり35円とさせていただく予定です。また、次期の配当につきまし
ては年間1株当たり35円とする予定であります。
(6)事業等のリスク
当社グループの経営成績、株価及び財政状況に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクは以下のものがあります。
なお、将来に関する事項の記載については、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 有利子負債依存度について
当社グループは設備投資に要する資金を主に金融機関からの借入金等により調達しており、総資産に対する有利子
負債の割合が高くなっております。近年は低金利の状況が続いておりますが、今後の金利変動によって業績に影響を
与える可能性があります。
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
総資産(A) 55,204 58,478 62,811 61,262
有利子負債額(B) 17,913 18,236 17,514 17,747
(B)/(A) % 32.4 31.2 27.9 29.0
売上高(C) 45,326 43,572 47,155 47,543
支払利息(D) 282 240 186 224
(D)/(C) % 0.6 0.6 0.4 0.5
② 原材料の市況変動の影響について
当社グループが製造販売しているチェーン、コンベヤ、リム、ホイール、スポーク・ボルト等は主に鋼材、アルミ
材を原材料としております。従って、鋼材、アルミ材の市況が変動する局面では、取引先より価格変更の要請の可能
性があります。随時市況価格を注視し取引先との価格交渉にあたっておりますが、今後、原材料価格が急激に変動し
た場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 為替相場の影響について
当社グループの海外売上高比率は、2016年3月期54.0%、2017年3月期51.9%、2018年3月期52.3%、2019年3月
期52.8%と半分近くを占めております。当社グループが行う輸出取引は、商社等を通じて行う円建取引と直接行う外
貨建取引がありますが、外貨建取引が増加しており、為替変動の影響が大きくなってきております。このため、為替
予約等によるリスクヘッジを行っておりますが、そのリスクを全て排除することは不可能であり、業績に影響を与え
る可能性があります。
④ 有価証券投資の影響について
当社グループは、取引金融機関、取引先の銘柄を中心に株式を保有しております。保有株式の個々の銘柄の価格変
動が業績に影響を与える可能性があります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、会計基準につきましては日本基
準を適用しております。
なお、国際会計基準の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 8,454 7,655
受取手形及び売掛金 10,309 10,191
商品及び製品 3,906 4,555
仕掛品 2,833 2,840
原材料及び貯蔵品 2,495 2,875
その他 1,345 1,448
貸倒引当金 △45 △45
流動資産合計 29,297 29,520
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 5,114 5,665
機械装置及び運搬具(純額) 6,312 7,480
土地 2,772 2,829
リース資産(純額) 457 313
建設仮勘定 1,743 981
その他(純額) 711 809
有形固定資産合計 17,111 18,079
無形固定資産
ソフトウエア 125 106
その他 13 15
無形固定資産合計 139 121
投資その他の資産
投資有価証券 15,307 12,688
繰延税金資産 379 227
その他 560 616
貸倒引当金 △1 △0
投資その他の資産合計 16,246 13,532
固定資産合計 33,497 31,732
繰延資産
社債発行費 16 9
繰延資産合計 16 9
資産合計 62,811 61,262
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 6,734 6,249
短期借入金 5,049 6,085
1年内償還予定の社債 - 2,000
リース債務 107 91
未払法人税等 533 333
賞与引当金 535 524
役員賞与引当金 8 8
製品保証引当金 14 23
受注損失引当金 12 -
その他 2,967 2,933
流動負債合計 15,962 18,250
固定負債
社債 4,500 2,500
長期借入金 7,597 6,851
リース債務 260 218
繰延税金負債 1,771 677
退職給付に係る負債 2,522 2,691
長期未払金 124 114
その他 162 157
固定負債合計 16,939 13,210
負債合計 32,901 31,461
純資産の部
株主資本
資本金 2,726 3,536
資本剰余金 1,977 2,787
利益剰余金 13,088 13,603
自己株式 △20 △7
株主資本合計 17,772 19,920
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 5,659 3,823
為替換算調整勘定 561 85
退職給付に係る調整累計額 59 25
その他の包括利益累計額合計 6,280 3,934
非支配株主持分 5,857 5,946
純資産合計 29,910 29,801
負債純資産合計 62,811 61,262
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 47,155 47,543
売上原価 37,282 38,836
売上総利益 9,873 8,706
販売費及び一般管理費 6,960 7,265
営業利益 2,912 1,440
営業外収益
受取利息 83 68
受取配当金 294 348
持分法による投資利益 299 221
その他 151 138
営業外収益合計 829 777
営業外費用
支払利息 186 224
為替差損 291 321
その他 58 58
営業外費用合計 536 605
経常利益 3,205 1,612
特別利益
固定資産売却益 58 74
投資有価証券売却益 - 687
特別利益合計 58 761
特別損失
固定資産売却損 7 6
固定資産除却損 35 51
減損損失 560 495
特別損失合計 603 553
税金等調整前当期純利益 2,661 1,820
法人税、住民税及び事業税 777 701
法人税等調整額 △120 △88
法人税等合計 657 612
当期純利益 2,004 1,208
非支配株主に帰属する当期純利益 588 363
親会社株主に帰属する当期純利益 1,415 844
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大同工業㈱(6373) 2019年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
当期純利益 2,004 1,208
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 548 △1,836
為替換算調整勘定 526 △523
退職給付に係る調整額 78 △28
持分法適用会社に対する持分相当額 8 △9
その他の包括利益合計 1,161 △2,397
包括利益 3,165 △1,188
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 2,352 △1,500
非支配株主に係る包括利益 812 311
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大同工業㈱(6373) 2019年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 2,726 2,060 12,002 △19 16,769
当期変動額
剰余金の配当 △329 △329
親会社株主に帰属する当期
純利益
1,415 1,415
自己株式の取得 △0 △0
連結子会社株式の取得によ
る持分の増減
△82 △82
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - △82 1,085 △0 1,002
当期末残高 2,726 1,977 13,088 △20 17,772
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利益
評価差額金
為替換算調整勘定
調整累計額 累計額合計
当期首残高 5,100 257 △15 5,343 5,176 27,289
当期変動額
剰余金の配当 △329
親会社株主に帰属する当期
純利益
1,415
自己株式の取得 △0
連結子会社株式の取得によ
る持分の増減
△82
株主資本以外の項目の当期
558 304 74 936 680 1,617
変動額(純額)
当期変動額合計 558 304 74 936 680 2,620
当期末残高 5,659 561 59 6,280 5,857 29,910
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大同工業㈱(6373) 2019年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 2,726 1,977 13,088 △20 17,772
当期変動額
新株の発行 810 810 1,620
剰余金の配当 △329 △329
親会社株主に帰属する当期
純利益
844 844
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 12 12
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 810 810 515 12 2,147
当期末残高 3,536 2,787 13,603 △7 19,920
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利益
評価差額金
為替換算調整勘定
調整累計額 累計額合計
当期首残高 5,659 561 59 6,280 5,857 29,910
当期変動額
新株の発行 1,620
剰余金の配当 △329
親会社株主に帰属する当期
純利益
844
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 12
株主資本以外の項目の当期
△1,835 △476 △33 △2,345 89 △2,256
変動額(純額)
当期変動額合計 △1,835 △476 △33 △2,345 89 △108
当期末残高 3,823 85 25 3,934 5,946 29,801
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大同工業㈱(6373) 2019年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 2,661 1,820
減価償却費 2,306 2,568
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 202 132
受取利息及び受取配当金 △378 △416
持分法による投資損益(△は益) △299 △221
支払利息 186 224
為替差損益(△は益) 122 6
減損損失 560 495
売上債権の増減額(△は増加) △706 △12
たな卸資産の増減額(△は増加) △923 △1,334
仕入債務の増減額(△は減少) 1,543 △197
投資有価証券売却損益(△は益) - △687
その他 242 △170
小計 5,518 2,206
利息及び配当金の受取額 396 434
利息の支払額 △183 △223
法人税等の還付額 153 90
法人税等の支払額 △426 △932
営業活動によるキャッシュ・フロー 5,457 1,575
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △1,222 △2,400
定期預金の払戻による収入 786 2,361
関係会社株式の取得による支出 △258 -
投資有価証券の売却による収入 0 859
有形固定資産の取得による支出 △3,385 △4,527
有形固定資産の売却による収入 73 125
無形固定資産の取得による支出 △51 △38
その他 △62 △95
投資活動によるキャッシュ・フロー △4,119 △3,714
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 311 535
長期借入れによる収入 1,000 1,865
長期借入金の返済による支出 △1,807 △1,766
株式の発行による収入 - 1,621
自己株式の処分による収入 - 10
配当金の支払額 △329 △332
非支配株主への配当金の支払額 △199 △222
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に
△15 -
よる支出
その他 △160 △152
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,200 1,559
現金及び現金同等物に係る換算差額 141 △247
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 278 △827
現金及び現金同等物の期首残高 7,693 7,972
現金及び現金同等物の期末残高 7,972 7,145
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大同工業㈱(6373) 2019年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2018年2月16日改正)を当連結会計年度か
ら適用し、子会社株式等に係る将来加算一時差異の取扱いを見直しております。また、当該会計方針の変更は遡及適用
され、前連結会計年度については遡及適用後の連結財務諸表となっております。
この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表は、遡及処理を行う前と比べて、繰延税金負債が153百万円減少し、利
益剰余金が同額増加しております。
なお、前連結連結会計年度の連結損益計算書に与える影響はありません。
(表示方法の変更)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」の適用に伴う変更)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)を当連結会計年度の期首
から適用し、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に表示する方法に変
更しております。
この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」が459百万円減少し、
「投資その他の資産」の「繰延税金資産」が241百万円増加しております。また、「固定負債」の「繰延税金負債」
が218百万円減少しております。
なお、同一納税主体の繰延税金資産と繰延税金負債を相殺して表示しており、変更前と比べて総資産が218百万円
減少しております。
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大同工業㈱(6373) 2019年3月期 決算短信
(セグメント情報)
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の
配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、主に二輪車部品等を生産・販売しており、国内においては当社及び国内子会社が、海外においては、タ
イ、インドネシア、中国、インド、ベトナム、マレーシア、フィリピン、アメリカ、ブラジル、イタリアの各現地法
人が、それぞれ担当しております。各現地法人はそれぞれ独立した経営単位であり、取り扱う製品について包括的な
戦略を立案しておりますが、経済的特徴・製品そして市場等の類似性を勘案し、地域ごとに集約して、「日本」、
「アジア」、「北米」、「南米」及び「欧州」の5つを報告セグメントとしております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用される会計方針に準拠した方
法であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部売上高又は振替高は市場実勢価
格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
調整額
財務諸表
日本 アジア 北米 南米 欧州 計 (注)
計上額
売上高
外部顧客への売上高 24,836 13,909 4,099 2,465 1,844 47,155 - 47,155
セグメント間の内部売
7,423 472 - 0 - 7,896 △7,896 -
上高又は振替高
計 32,260 14,382 4,099 2,465 1,844 55,052 △7,896 47,155
セグメント利益又は損失
1,453 1,371 79 △75 86 2,915 △3 2,912
(△)
セグメント資産 50,324 16,165 3,245 3,015 846 73,597 △10,785 62,811
その他の項目
減価償却費 1,264 854 109 140 10 2,379 △72 2,306
減損損失 - 614 - - - 614 △54 560
持分法適用会社への投
3,300 - - - - 3,300 - 3,300
資額
有形固定資産及び無形
2,092 1,125 213 107 1 3,541 △57 3,483
固定資産の増加額
(注)セグメント利益又は損失(△)、セグメント資産、その他の項目の減価償却費、減損損失、有形固定資産及び無形
固定資産の増加額の調整額は、セグメント間取引消去であります。
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大同工業㈱(6373) 2019年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
調整額
財務諸表
日本 アジア 北米 南米 欧州 計 (注)
計上額
売上高
外部顧客への売上高 24,693 13,959 4,101 2,578 2,210 47,543 - 47,543
セグメント間の内部売
7,429 480 - - - 7,910 △7,910 -
上高又は振替高
計 32,123 14,440 4,101 2,578 2,210 55,453 △7,910 47,543
セグメント利益 238 902 153 8 132 1,434 5 1,440
セグメント資産 49,077 17,331 2,588 2,629 852 72,479 △11,216 61,262
その他の項目
減価償却費 1,458 897 125 137 11 2,630 △61 2,568
減損損失 - - 537 - - 537 △42 495
持分法適用会社への投
3,494 - - - - 3,494 - 3,494
資額
有形固定資産及び無形
2,243 2,120 65 100 1 4,532 △39 4,493
固定資産の増加額
(注)セグメント利益、セグメント資産、その他の項目の減価償却費、減損損失、有形固定資産及び無形固定資産の増加
額の調整額は、セグメント間取引消去であります。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり純資産額 2,555.39円 2,186.01円
1株当たり当期純利益 150.41円 80.97円
(注)1.当社は、2017年10月1日付で普通株式5株につき1株の割合で株式併合を行っております。前連結会計年度
の期首に当該株式併合が行われたと仮定して1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しており
ます。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 1,415 844
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益(百万
1,415 844
円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 9,412 10,436
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
4.その他
代表取締役の異動
代表取締役の異動につきましては、本日2019年5月14日公表の「代表取締役の異動(社長交代)に関するお知ら
せ」をご覧下さい。
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