6363 酉島製 2019-05-14 15:00:00
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年5月14日
上場会社名 株式会社 酉島製作所 上場取引所 東
コード番号 6363 URL http://www.torishima.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 原田 耕太郎
問合せ先責任者 (役職名) 経理部長 (氏名) 馬渕 淳夫 TEL 072-695-0551
定時株主総会開催予定日 2019年6月27日 配当支払開始予定日 2019年6月5日
有価証券報告書提出予定日 2019年6月27日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 (アナリスト・機関投資家向け)
(百万円未満切捨て)
1. 2019年3月期の連結業績(2018年4月1日∼2019年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 48,154 6.1 1,731 37.7 2,275 46.9 2,183 155.4
2018年3月期 45,381 2.2 1,257 △14.1 1,549 △17.2 854 △44.2
(注)包括利益 2019年3月期 1,326百万円 (13.8%) 2018年3月期 1,165百万円 (△33.3%)
潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2019年3月期 80.18 79.84 6.4 3.2 3.6
2018年3月期 31.50 31.34 2.6 2.2 2.8
(参考) 持分法投資損益 2019年3月期 99百万円 2018年3月期 96百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2019年3月期 72,674 34,947 47.7 1,270.43
2018年3月期 71,171 34,017 47.3 1,240.33
(参考) 自己資本 2019年3月期 34,651百万円 2018年3月期 33,690百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年3月期 3,769 △1,438 2,150 15,924
2018年3月期 587 △1,105 1,153 11,379
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2018年3月期 ― 9.00 ― 9.00 18.00 491 57.5 1.4
2019年3月期 ― 9.00 ― 16.00 25.00 684 31.3 2.0
2020年3月期(予想) ― 9.00 ― 9.00 18.00 27.4
3. 2020年 3月期の連結業績予想(2019年 4月 1日∼2020年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 46,000 △4.5 2,500 44.4 2,500 10.4 1,800 △17.1 65.78
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(注)詳細は、添付資料P.6「2.企業集団の状況」をご覧下さい。
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(注)詳細は、添付資料P.15「4.連結財務諸表(5)連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)」をご覧下さい。
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期 29,889,079 株 2018年3月期 29,889,079 株
② 期末自己株式数 2019年3月期 2,613,469 株 2018年3月期 2,726,906 株
③ 期中平均株式数 2019年3月期 27,230,744 株 2018年3月期 27,134,901 株
(注)期末自己株式数には、株式給付信託(ESOP)が保有する自己株式を含んでおります。
なお、株式給付信託(ESOP)が含む自己株式数は、2019年3月期(85,400株)、2018年3月期(147,200株)であります。
(参考)個別業績の概要
2019年3月期の個別業績(2018年4月1日∼2019年3月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 38,973 5.3 599 36.0 783 2.8 816 345.7
2018年3月期 37,008 2.4 441 49.1 762 △45.8 183 △39.2
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2019年3月期 29.98 29.85
2018年3月期 6.75 6.71
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2019年3月期 61,730 27,713 44.7 1,016.06
2018年3月期 61,226 27,820 45.2 1,024.22
(参考) 自己資本 2019年3月期 27,592百万円 2018年3月期 27,677百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、
その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
(日付の表示方法)
「2019年3月期 第1四半期決算短信」より、日付の表示方法を和暦から西暦表示に変更しております。
㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する分析 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する分析 …………………………………………………………………………………………… 5
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 …………………………………………………………… 6
2.企業集団の状況 ………………………………………………………………………………………………………… 6
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 6
4.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 7
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 9
(連結損益計算書) ………………………………………………………………………………………………… 9
(連結包括利益計算書) …………………………………………………………………………………………… 10
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 11
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 13
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 15
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 15
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 15
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 15
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 18
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 18
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 19
5.個別財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 20
(1)貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………………… 20
(2)損益計算書 ………………………………………………………………………………………………………… 22
(3)株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………………………………… 23
6.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 25
(1)役員の異動 ………………………………………………………………………………………………………… 25
(2)その他 ……………………………………………………………………………………………………………… 25
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)経営成績に関する分析
① 当連結会計年度の経営成績
当連結会計年度における世界経済に目を向けると、米国は、依然として旺盛な消費・生産・輸出により堅調に推
移しました。欧州では、英国のEU離脱問題、フランスの対政府抗議デモ・移民問題など景気の下振れリスクがあ
る中、個人消費が比較的堅調に推移し景気を下支えしました。一方、今まで世界経済を牽引してきた中国は、それ
までの投資急拡大に伴う設備過剰感による新規投資の減少や、米国との貿易摩擦激化等の影響により、景気拡大に
減速傾向がみられました。2019年に入って世界的に株価が堅調に推移していますが、2018年末には景気の先行き不
透明感から株価が大幅下落する局面があるなど、不安定な面も認められました。このように全般的には堅調を維持
していますが、下振れリスクを抱える先行き不透明な状況で推移しました。
わが国の経済も、比較的良好な雇用環境に基づく内需に支えられて、緩やかな景気回復がみられました。しかし
ながら、地震・集中豪雨・台風など、相次いだ自然災害による大きな被害が発生し、中国経済の減速に伴う中国及
びASEAN向け輸出の減少を主因とする外需の減少や、米中貿易摩擦の影響による景況感の悪化など、景気下振
れリスクもある中で推移しました。
このような状況下、当ポンプ業界は、世界人口増加に対応するため水資源を中心としたインフラ整備や、老朽化
した設備の更新、異常気象に対応した集中豪雨対策など、ポンプに対する底堅い需要は今後も継続すると見込まれ
るものの、価格競争を含む国際的なメーカー間での受注競争は激しいものがあり、受注環境は引き続き厳しい状況
で推移しています。
当社グループは、高効率ポンプの開発・製造・販売に注力するとともに、エコポンプの販売促進、官公需向けの
新技術の提案を継続して展開いたしました。また、サービス事業強化のためのアジアを中心とした拠点拡大、工場
の生産性向上のための新型加工設備導入などにおいて積極的な投資を行いました。
この結果、当社グループの当連結会計年度の受注高は51,768百万円(前連結会計年度42,233百万円比122.6%)
となりました。
これを需要先別に見ますと、官公需は16,434百万円(前連結会計年度13,914百万円比118.1%)、民需は9,258百
万円(前連結会計年度8,914百万円比103.9%)、外需は26,075百万円(前連結会計年度19,403百万円比134.4%)と
なりました。
当連結会計年度の売上高は48,154百万円(前連結会計年度45,381百万円比106.1%)を計上し、当連結会計年度
末の受注残高としては48,942百万円(前連結会計年度45,328百万円比108.0%)を来期以降に繰り越すことになり
ました。
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
(当連結会計年度) 2019年3月期 需要先別の受注高、売上高、受注残高
受 注 高 売 上 高 受 注 残 高
構成比 構成比 構成比
需要先 金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円)
(%) (%) (%)
官 公 需 16,434 31.7 15,931 33.1 12,585 25.7
民 需 9,258 17.9 8,540 17.7 6,447 13.2
外 需 26,075 50.4 23,683 49.2 29,908 61.1
計 51,768 100.0 48,154 100.0 48,942 100.0
(前連結会計年度) 2018年度3月期 需要先別の受注高、売上高、受注残高
受 注 高 売 上 高 受 注 残 高
構成比 構成比 構成比
需要先 金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円)
(%) (%) (%)
官 公 需 13,914 32.9 16,621 36.6 12,082 26.7
民 需 8,914 21.1 8,436 18.6 5,729 12.6
外 需 19,403 46.0 20,322 44.8 27,516 60.7
計 42,233 100.0 45,381 100.0 45,328 100.0
当連結会計年度の営業利益は、子会社の増加などにより、販売費及び一般管理費が増加したものの、外需売上高の
増加や、工事損失など引当金の計上が減少したことにより、1,731百万円(前連結会計年度は営業利益1,257百万円)
となりました。
経常利益は、営業外費用として為替差損75百万円などが発生したものの、営業外収益として持分法による投資利益
99百万円が発生したことなどにより2,275百万円(前連結会計年度は経常利益1,549百万円)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益として投資有価証券売却益97百万円が発生したものの、特別損失と
して投資有価証券売却損83百万円などが発生したことにより2,183百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する
当期純利益854百万円)となりました。
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② 来期の見通し及び中期経営計画
世界人口が70億人を突破し、水・食糧・エネルギーの確保及び効率的な利用は、引き続き地球規模での大きな課
題となっています。日本と比べ高い成長率を維持しているアジア各国などの海外市場の拡大をはじめ、国内市場に
おいても、バイオマス発電の新設や老朽化したインフラの更新に伴うサービス事業の拡大、自然災害に強いインフ
ラ整備のための公共事業の実施など底堅い需要が見込まれます。しかしながら中国を始めとした世界経済の減速懸
念等による設備投資の鈍化などにより受注環境は厳しいものと予想されます。
当社は、今年8月に創業100周年を迎えます。耐震対策と工場集約を兼ねた本社工場ビルの建替え工事がいよいよ
本格的に始動し、新製品TR-COMの販売促進、働き方改革など、2019中期経営計画BEYOND100の最終年度として対処
すべき課題に着実に取り組んで参ります。
2017年度に策定した3カ年経営計画の進捗状況は、以下のとおりです。
3カ年経営目標 (注)国際会計基準(IFRS)は考慮しておりません。
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
区 分 (第137期) (第138期) (第139期)
計画(百万円) 実績(百万円) 計画(百万円) 実績(百万円) 計画(百万円)
受 注 高 44,000 42,233 45,000 51,768 46,000
売 上 高 44,500 45,381 46,000 48,154 46,000
営 業 利 益 2,000 1,257 2,000 1,731 2,500
経 常 利 益 2,500 1,549 2,000 2,275 2,500
親 会社株 主 に帰属
1,800 854 1,400 2,183 1,800
する当期純利益
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(2)財政状態に関する分析
① 資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度末における資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1,502百万円増加し72,674百万円とな
りました。これは主に、老朽化した本社ビルの建替用資金として借入れた現金及び預金の増加(前連結会計年度末
比4,456百万円増加)などによるものです。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ572百万円増加し37,726百万円となりました。これは主に、短期
借入金の減少(前連結会計年度末比1,752百万円減少)があったものの、長期借入金の増加(前連結会計年度末比
4,374百万円増加)などが発生したことによるものです。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ930百万円増加し34,947百万円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4,544百
万円増加し、15,924百万円となりました。なお、連結貸借対照表における「現金及び預金」には3ヶ月超の定期預
金を前連結会計年度末には94百万円、当連結会計年度には7百万円含んでいます。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は3,769百万円(前連結会計年度は587百万円の増加)となりました。これは、工事
損失引当金の減少1,047百万円(前連結会計年度は678百万円の増加)などの資金の減少があったものの、売上債
権の減少1,065百万円(前連結会計年度は3,180百万円の増加)及びたな卸資産の減少1,142百万円(前連結会計
年度は569百万円の増加)などの資金の増加があったことなどによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は1,438百万円(前連結会計年度は1,105百万円の減少)となりました。これは、有
形固定資産の取得による支出1,558百万円(前連結会計年度は715百万円の支出)及び無形固定資産の取得による
支出69百万円(前連結会計年度は167百万円の支出)などの資金の減少があったことなどによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は2,150百万円(前連結会計年度は1,153百万円の増加)となりました。これは、長
期借入金の返済による支出2,639百万円(前連結会計年度は5,873百万円の支出)などの資金の減少があったもの
の、長期借入れによる収入5,307百万円(前連結会計年度は8,000百万円の収入)などの資金の増加があったこと
などによるものです。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
自己資本比率(%) 48.9 47.3 47.7
時価ベースの自己資本比率(%) 43.8 37.9 36.2
キャッシュ・フロー対有利子
2.0 26.0 4.7
負債比率(年)
インタレスト・カバレッジ・
52.4 4.9 29.2
レシオ(倍)
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
(注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としてい
ます。
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(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社の配当方針は株主各位への安定的配当を継続することを基本とし、新たな成長のための投資に利益を配分する
ことを考慮して、配当性向は30%を目安としております。内部留保資金につきましては、新たな成長を目指して、①
高度化するポンプ及び関連機器に対する新技術・新製品開発、②ポンプ等のサービス市場に対応するソフトウェア開
発及びサービスネットワーク拡大、③生産性向上・生産能力拡大のための設備投資、④地球環境保全のための環境事
業展開等のために有効に投資してまいりたいと考えております
当期の配当としましては、中間配当として1株当たり普通配当9円を実施しました。
期末配当につきましては、株主各位の日頃のご支援にお応えするため、1株当たり期末普通配当9円に加え、2019
年8月に創業100周年を迎えるにあたり感謝の意を表するため、記念として7円の特別配当を実施することとし、既
に実施済みの中間配当9円を合わせ、年間では1株当たり配当25円を計画しています。
また、来期の配当としましては、年間1株当たり普通配当18円を計画しています。
2.企業集団の状況
当連結会計年度において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が営む事業の内容について、重要な変更はあ
りません。また、主要な関係会社における異動もありません。
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループはグローバルに業務展開しておりますが、海外子会社はいずれも非上場会社であり、また海外での資金
調達についても当面実施する予定のないことから、当面は日本基準を採用することとしていますが、IFRS(国際財
務報告基準)の適用動向、ステークホルダーの動向を参考にしながら、IFRS(国際財務報告基準)の採用について検
討をすすめています。
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4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 11,474 15,931
受取手形及び売掛金 26,784 25,778
商品及び製品 228 217
仕掛品 7,639 6,462
原材料及び貯蔵品 1,663 1,647
前渡金 661 624
その他 946 1,301
貸倒引当金 △841 △966
流動資産合計 48,556 50,998
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 10,084 10,658
減価償却累計額 △6,215 △6,541
建物及び構築物(純額) 3,869 4,117
機械装置及び運搬具 10,772 11,186
減価償却累計額 △8,387 △8,807
機械装置及び運搬具(純額) 2,384 2,378
工具、器具及び備品 2,718 3,082
減価償却累計額 △2,371 △2,609
工具、器具及び備品(純額) 346 473
土地 2,490 2,484
リース資産 715 815
減価償却累計額 △277 △338
リース資産(純額) 437 477
建設仮勘定 102 225
有形固定資産合計 9,631 10,156
無形固定資産 1,416 909
投資その他の資産
投資有価証券 10,497 9,542
長期貸付金 349 333
退職給付に係る資産 597 455
繰延税金資産 86 105
その他 561 664
貸倒引当金 △523 △491
投資その他の資産合計 11,567 10,609
固定資産合計 22,615 21,675
資産合計 71,171 72,674
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 10,998 11,145
短期借入金 4,196 2,443
未払法人税等 379 140
前受金 3,091 2,292
賞与引当金 856 872
製品保証引当金 722 797
工事損失引当金 1,635 584
その他 2,250 2,237
流動負債合計 24,130 20,513
固定負債
長期借入金 11,095 15,470
繰延税金負債 928 659
役員退職慰労引当金 19 1
退職給付に係る負債 300 301
その他 679 779
固定負債合計 13,023 17,212
負債合計 37,154 37,726
純資産の部
株主資本
資本金 1,592 1,592
資本剰余金 7,604 7,621
利益剰余金 23,138 24,793
自己株式 △1,841 △1,736
株主資本合計 30,494 32,271
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 2,039 1,638
繰延ヘッジ損益 72 △59
為替換算調整勘定 621 420
退職給付に係る調整累計額 461 381
その他の包括利益累計額合計 3,196 2,380
新株予約権 142 121
非支配株主持分 184 174
純資産合計 34,017 34,947
負債純資産合計 71,171 72,674
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 45,381 48,154
売上原価 34,426 36,391
売上総利益 10,954 11,763
販売費及び一般管理費 9,697 10,032
営業利益 1,257 1,731
営業外収益
受取利息 25 71
受取配当金 242 220
持分法による投資利益 96 99
受取賃貸料 143 131
その他 169 290
営業外収益合計 676 811
営業外費用
支払利息 120 128
シンジケートローン手数料 67 32
為替差損 94 75
その他 103 29
営業外費用合計 384 267
経常利益 1,549 2,275
特別利益
投資有価証券売却益 - 97
関係会社株式売却益 - 9
特別利益合計 - 106
特別損失
投資有価証券売却損 - 83
投資有価証券評価損 - 14
関係会社株式評価損 104 28
特別損失合計 104 127
税金等調整前当期純利益 1,444 2,254
法人税、住民税及び事業税 385 107
法人税等調整額 183 △7
法人税等合計 569 100
当期純利益 875 2,154
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に
20 △28
帰属する当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純利益 854 2,183
- 9 -
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(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
当期純利益 875 2,154
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 206 △401
繰延ヘッジ損益 65 △132
為替換算調整勘定 △140 △212
退職給付に係る調整額 153 △80
持分法適用会社に対する持分相当額 3 △1
その他の包括利益合計 290 △828
包括利益 1,165 1,326
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 1,160 1,367
非支配株主に係る包括利益 5 △41
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 1,592 7,769 22,774 △1,904 30,233
当期変動額
剰余金の配当 △491 △491
親会社株主に帰属する当期
純利益
854 854
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 63 63
連結子会社株式の取得によ
る持分の増減
△165 △165
連結子会社株式の売却によ
る持分の増減
-
連結範囲の変動 -
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
-
当期変動額合計 - △165 363 62 260
当期末残高 1,592 7,604 23,138 △1,841 30,494
その他の包括利益累計額
非支配株主
その他有価 その他の包 新株予約権 純資産合計
繰延ヘッジ 為替換算調 退職給付に係 持分
証券評価差
損益 整勘定 る調整累計額
括利益累計
額金 額合計
当期首残高 1,832 6 743 307 2,891 118 470 33,713
当期変動額
剰余金の配当 △491
親会社株主に帰属する当期
純利益
854
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 63
連結子会社株式の取得によ
る持分の増減
△165
連結子会社株式の売却によ
る持分の増減
-
連結範囲の変動 -
株主資本以外の項目の当期
207 65 △121 153 305 23 △285 43
変動額(純額)
当期変動額合計 207 65 △121 153 305 23 △285 303
当期末残高 2,039 72 621 461 3,196 142 184 34,017
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 1,592 7,604 23,138 △1,841 30,494
当期変動額
剰余金の配当 △492 △492
親会社株主に帰属する当期
純利益
2,183 2,183
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 105 105
連結子会社株式の取得によ
る持分の増減
-
連結子会社株式の売却によ
る持分の増減
17 △4 12
連結範囲の変動 △31 △31
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
-
当期変動額合計 - 17 1,654 104 1,777
当期末残高 1,592 7,621 24,793 △1,736 32,271
その他の包括利益累計額
非支配株主
その他有価 その他の包 新株予約権 純資産合計
繰延ヘッジ 為替換算調 退職給付に係 持分
証券評価差
損益 整勘定 る調整累計額
括利益累計
額金 額合計
当期首残高 2,039 72 621 461 3,196 142 184 34,017
当期変動額
剰余金の配当 △492
親会社株主に帰属する当期
純利益
2,183
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 105
連結子会社株式の取得によ
る持分の増減
-
連結子会社株式の売却によ
る持分の増減
12
連結範囲の変動 △31
株主資本以外の項目の当期
△401 △132 △201 △80 △815 △21 △9 △846
変動額(純額)
当期変動額合計 △401 △132 △201 △80 △815 △21 △9 930
当期末残高 1,638 △59 420 381 2,380 121 174 34,947
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 1,444 2,254
減価償却費 1,636 1,825
貸倒引当金の増減額(△は減少) 430 96
製品保証引当金の増減額(△は減少) △122 74
工事損失引当金の増減額(△は減少) 678 △1,047
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △26 42
受取利息及び受取配当金 △267 △291
支払利息 120 128
持分法による投資損益(△は益) △96 △99
投資有価証券評価損益(△は益) - 14
投資有価証券売却損益(△は益) - △13
関係会社株式評価損益(△は益) 104 28
関係会社株式売却損益(△は益) - △9
有形固定資産除売却損益(△は益) 7 △1
売上債権の増減額(△は増加) △3,180 1,065
たな卸資産の増減額(△は増加) △569 1,142
前渡金の増減額(△は増加) △252 100
仕入債務の増減額(△は減少) 1,576 3
前受金の増減額(△は減少) △1,282 △773
未払金の増減額(△は減少) 294 △274
その他 224 △262
小計 719 4,004
利息及び配当金の受取額 268 291
利息の支払額 △119 △122
法人税等の支払額 △335 △404
法人税等の還付額 53 -
営業活動によるキャッシュ・フロー 587 3,769
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △136 △78
定期預金の払戻による収入 97 108
有形固定資産の取得による支出 △715 △1,558
有形固定資産の売却による収入 63 11
無形固定資産の取得による支出 △167 △69
投資有価証券の取得による支出 △305 △0
投資有価証券の売却による収入 29 390
貸付けによる支出 - △46
貸付金の回収による収入 16 20
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による
- △22
収入
その他 13 △194
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,105 △1,438
- 13 -
㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の増減額(△は減少) 59 49
長期借入れによる収入 8,000 5,307
長期借入金の返済による支出 △5,873 △2,639
自己株式の売却による収入 62 60
自己株式の取得による支出 △0 △0
非支配株主からの払込みによる収入 - 38
非支配株主への配当金の支払額 △1 -
配当金の支払額 △491 △490
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に
△470 -
よる支出
その他 △131 △174
財務活動によるキャッシュ・フロー 1,153 2,150
現金及び現金同等物に係る換算差額 △127 3
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 508 4,485
現金及び現金同等物の期首残高 10,871 11,379
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 - 59
現金及び現金同等物の期末残高 11,379 15,924
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
当社グループは、全セグメントの売上高の合計、営業利益の合計額に占めるポンプ事業の割合がいずれも
90%を超えているため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当社グループは、全セグメントの売上高の合計、営業利益の合計額に占めるポンプ事業の割合がいずれも
90%を超えているため、記載を省略しております。
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
【関連情報】
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、
記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:百万円)
中東
日本 アジア その他 合計
カタール
25,058 8,391 10,064 3,559 1,866 45,381
(注)売上高は最終納め先の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2)有形固定資産
(単位:百万円)
日本 アジア 中東 その他 合計
7,469 1,432 674 54 9,631
3.主要な顧客ごとの情報
当連結会計年度に、販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がないため記載を省
略しております。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、
記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:百万円)
中東
日本 アジア その他 合計
カタール
24,471 8,168 11,196 2,080 4,318 48,154
(注)売上高は最終納め先の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2)有形固定資産
(単位:百万円)
日本 アジア 中東 その他 合計
8,208 1,284 596 66 10,156
3.主要な顧客ごとの情報
当連結会計年度に、販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がないため記載を省
略しております。
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
ポンプ事業
当期償却額 14
当期末残高 20
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
ポンプ事業
当期償却額 15
当期末残高 5
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
該当事項はありません。
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり純資産額 1,240.33円 1,270.43円
1株当たり当期純利益 31.50円 80.18円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 31.34円 79.84円
(注)1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益金
854 2,183
(百万円)
普通株主に帰属しない金額(百万円) -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利
854 2,183
益(百万円)
期中平均株式数(株) 27,134,901 27,230,744
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額
-
(百万円)
普通株式増加数(株) 137,959 116,788
(うち新株予約権(株)) (137,959) (116,788)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株
当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式 ──────
の概要
(注)当連結会計年度の1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数及び1株当たり当期純利益の算定上
の基礎となる普通株式の期中平均株式数については「株式給付信託(ESOP)」制度の信託財産として、株式給付信託
が保有する当社株式を控除対象の自己株式に含めて算定しております。
前連結会計年度の1株当たり純資産額の算定上、控除した当該自己株式数の期末株式数は147,200株であり、1株
当たり当期純利益の算定上、控除した当該自己株式数の期中平均株式数は174,576株であります。なお、当連結会
計年度の1株当たり純資産額の算定上、控除した当該自己株式数の期末株式数は85,400株であり、1株当たり当期
純利益の算定上、控除した当該自己株式数の期中平均株式数は116,584株であります。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
(追加情報)
(株式給付信託(ESOP)における会計処理方法)
当社は、2016年11月10日開催の取締役会決議に基づき、従業員インセンティブプラン「株式給付信託(ESOP)」を
導入しております。
(1)取引の概要
ESOP信託とは、米国のESOP(Employee Stock Ownership Plan)を参考に、わが国の法令に準拠するように設計した
従業員の株式保有を促進するスキームであり従業員持株会と信託を組み合わせることで、信託ファンドは持株会が
将来にわたって購入する株式を一括して確保することができ、合わせて従業員の福利厚生制度の拡充、従業員のモ
チベーションアップなどの目的を実現することも可能な制度であります。
当社が酉島製作所従業員持株会(以下「当社持株会」といいます。)に加入する従業員のうち一定の要件を充足す
る者を受益者とする信託を設定し、当該信託は信託期間中に当社持株会が取得すると見込まれる数の当社株式を、
予め定める取得期間内に取得します。その後、当該信託は当社株式を毎月一定日に当社持株会に売却します。信託
終了時に、株価の上昇により信託収益がある場合には、期間中に取得した株式数に応じて受益者たる従業員に金銭
が分配されます。株価の下落により譲渡損失が生じ信託財産に係る債務が残る場合には、責任財産限定特約付金銭
消費貸借契約の保証条項に基づき、当社が銀行に対して一括に弁済するため、従業員への追加負担はありません。
(2)信託に残存する自社の株式
信託に関する会計処理については、「従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引に関する実務上の取扱
い」(実務対応報告第30号 平成27年3月26日)に基づき、総額法を適用しております。
信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額により純資産の部に自己株式として計上しております。当該
自己株式の帳簿価額及び株式数は、前連結会計年度170百万円、147,200株、当連結会計年度98百万円、85,400株で
あります。
(3)総額法の適用により計上された借入金の帳簿価額
前連結会計年度171百万円、当連結会計年度108百万円
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期
首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に表示して
おります。
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
5.個別財務諸表及び主な注記
(1)貸借対照表
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 8,734 13,521
受取手形 1,723 1,622
売掛金 21,820 19,691
商品及び製品 121 134
仕掛品 5,842 4,758
原材料及び貯蔵品 985 933
前渡金 426 399
前払費用 174 173
短期貸付金 849 868
その他 382 687
貸倒引当金 △748 △1,023
流動資産合計 40,311 41,766
固定資産
有形固定資産
建物 2,637 2,962
構築物 235 262
機械及び装置 1,546 1,626
車両運搬具 12 10
工具、器具及び備品 184 321
土地 2,166 2,172
リース資産 394 466
建設仮勘定 58 187
有形固定資産合計 7,236 8,009
無形固定資産
ソフトウエア 1,295 816
その他 21 19
無形固定資産合計 1,316 835
投資その他の資産
投資有価証券 9,118 8,100
関係会社株式・出資金 2,250 2,288
長期貸付金 1,449 1,441
その他 509 395
貸倒引当金 △967 △1,107
投資その他の資産合計 12,361 11,119
固定資産合計 20,915 19,964
資産合計 61,226 61,730
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形 814 886
買掛金 9,251 8,831
短期借入金 3,551 1,861
リース債務 130 158
未払金 960 1,252
未払費用 348 383
未払法人税等 246 63
前受金 2,589 1,887
預り金 41 43
賞与引当金 739 764
製品保証引当金 711 748
工事損失引当金 1,596 548
その他 49 138
流動負債合計 21,032 17,566
固定負債
長期借入金 11,095 15,377
リース債務 297 345
繰延税金負債 625 332
退職給付引当金 106 120
その他 249 273
固定負債合計 12,374 16,449
負債合計 33,406 34,016
純資産の部
株主資本
資本金 1,592 1,592
資本剰余金
資本準備金 4,610 4,610
その他資本剰余金 3,229 3,248
資本剰余金合計 7,839 7,859
利益剰余金
利益準備金 398 398
その他利益剰余金
固定資産圧縮積立金 397 397
配当平均積立金 1,400 1,400
別途積立金 11,470 11,470
繰越利益剰余金 4,309 4,634
利益剰余金合計 17,974 18,299
自己株式 △1,841 △1,736
株主資本合計 25,566 26,014
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 2,038 1,637
繰延ヘッジ損益 72 △59
評価・換算差額等合計 2,111 1,577
新株予約権 142 121
純資産合計 27,820 27,713
負債純資産合計 61,226 61,730
- 21 -
㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
(2)損益計算書
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 37,008 38,973
売上原価 30,030 31,630
売上総利益 6,977 7,342
販売費及び一般管理費 6,536 6,743
営業利益 441 599
営業外収益
受取利息 54 65
受取配当金 560 221
為替差益 - 24
受取賃貸料 153 146
その他 72 73
営業外収益合計 840 530
営業外費用
支払利息 82 78
貸倒引当金繰入額 220 206
シンジケートローン手数料 67 32
為替差損 64 -
その他 84 28
営業外費用合計 519 346
経常利益 762 783
特別利益
投資有価証券売却益 - 97
関係会社株式売却益 - 38
特別利益合計 - 136
特別損失
投資有価証券売却損 - 83
投資有価証券評価損 - 14
関係会社株式評価損 100 -
特別損失合計 100 98
税引前当期純利益 661 821
法人税、住民税及び事業税 297 61
法人税等調整額 180 △56
法人税等合計 478 4
当期純利益 183 816
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益剰余金
資本金
資本準備 その他資 資本剰余 利益準備 利益剰余
固定資産
金 本剰余金 金合計 金 配当平均 別途積立 繰越利益 金合計
圧縮積立
積立金 金 剰余金
金
当期首残高 1,592 4,610 3,229 7,839 398 398 1,400 11,470 4,616 18,283
当期変動額
固定資産圧縮積立金の取崩 △0 0 -
剰余金の配当 △491 △491
当期純利益 183 183
自己株式の取得
自己株式の処分
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - - - - - △0 - - △307 △308
当期末残高 1,592 4,610 3,229 7,839 398 397 1,400 11,470 4,309 17,974
株主資本 評価・換算差額等
その他有価 新株予約権 純資産合計
株主資本合 繰延ヘッジ 評価・換算
自己株式
計
証券評価差
損益 差額等合計
額金
当期首残高 △1,904 25,811 1,831 6 1,838 118 27,769
当期変動額
固定資産圧縮積立金の取崩 - -
剰余金の配当 △491 △491
当期純利益 183 183
自己株式の取得 △0 △0 △0
自己株式の処分 63 63 63
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
206 65 272 23 296
当期変動額合計 62 △245 206 65 272 23 50
当期末残高 △1,841 25,566 2,038 72 2,111 142 27,820
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
当事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益剰余金
資本金
資本準備 その他資 資本剰余 利益準備 利益剰余
固定資産
金 本剰余金 金合計 金 配当平均 別途積立 繰越利益 金合計
圧縮積立
積立金 金 剰余金
金
当期首残高 1,592 4,610 3,229 7,839 398 397 1,400 11,470 4,309 17,974
当期変動額
固定資産圧縮積立金の取崩 △0 0 -
剰余金の配当 △492 △492
当期純利益 816 816
自己株式の取得
自己株式の処分 19 19
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 19 19 △0 324 324
当期末残高 1,592 4,610 3,248 7,859 398 397 1,400 11,470 4,634 18,299
株主資本 評価・換算差額等
その他有価 新株予約権 純資産合計
株主資本合 繰延ヘッジ 評価・換算
自己株式
計
証券評価差
損益 差額等合計
額金
当期首残高 △1,841 25,566 2,038 72 2,111 142 27,820
当期変動額
固定資産圧縮積立金の取崩 - -
剰余金の配当 △492 △492
当期純利益 816 816
自己株式の取得 △0 △0 △0
自己株式の処分 105 124 124
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
△401 △132 △533 △21 △555
当期変動額合計 104 448 △401 △132 △533 △21 △106
当期末残高 △1,736 26,014 1,637 △59 1,577 121 27,713
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㈱酉島製作所(6363) 2019年3月期 決算短信
6.その他
(1)役員の異動
役員の異動につきましては、2019年5月14日に開示しております「新任取締役候補の選任に関するお知らせ」を参
照下さい。
(2)その他
需要先別の受注及び販売状況
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日 増減(△)
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
増減
構成比 構成比
需要先別 金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円) (△)率
(%) (%)
(%)
官 公 需 13,914 32.9 16,434 31.7 2,519 18.1
民 需 8,914 21.1 9,258 17.9 343 3.9
受注高
外 需 19,403 46.0 26,075 50.4 6,672 34.4
計 42,233 100.0 51,768 100.0 9,535 22.6
官 公 需 16,621 36.6 15,931 33.1 △690 △4.2
民 需 8,436 18.6 8,540 17.7 103 1.2
売上高
外 需 20,322 44.8 23,683 49.2 3,360 16.5
計 45,381 100.0 48,154 100.0 2,773 6.1
官 公 需 12,082 26.7 12,585 25.7 503 4.2
受注 民 需 5,729 12.6 6,447 13.2 718 12.5
残高 外 需 27,516 60.7 29,908 61.1 2,391 8.7
計 45,328 100.0 48,942 100.0 3,613 8.0
以 上
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