6355 住友精密 2020-02-05 21:00:00
高圧ガス保安法に基づく登録特定設備製造における不適切事案に関するお知らせ [pdf]

                                                         2020 年 2 月 5 日
各    位
                                   会 社 名   住友精密工業株式会社
                                   代表者名    代表取締役社長執行役員            髙橋   秀彰
                                   (コード:6355 東証第 1 部)
                                   問合せ先    総務人事部長       奥野   寛昭
                                   (TEL:06-6489-5829)

     高圧ガス保安法に基づく登録特定設備製造における不適切事案に関するお知らせ

    2019 年 12 月下旬に、当社が製造する高圧ガス保安法適用のプレートフィン型熱交換器において、製造・
検査工程の一部に不適切な行為があることが発覚しました。本年 1 月 23 日に経済産業省に報告し、本日付で
同省から、高圧ガス保安法第 61 条第 1 項の規定に基づき、詳細報告及び原因究明・再発防止策の検討をする
よう指示を受けました。
    お客様をはじめとする関係各位に、多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上
げます。今後、経済産業省及び関係機関のご指導のもと、是正措置・再発防止に努めてまいります。


                               記
1. 本事案の概要
    1)当社で製造するプレートフィン型熱交換器(高圧ガス保安法上「特定設備」に該当)について、高圧
     ガス保安法第 56 条の 6 の 2 に基づき、当社は 1998 年に特定設備製造業者として経済産業大臣の登録を
     受けております。当該熱交換器の製造において、溶接工程の一部を外注することにより、特定設備製造
     業者の登録時の申請内容と異なる方法で製造・検査を行っていたことが判明いたしました。


    2)対象製品は、産業ガスの製造や石油化学プラント等に用いられる工業用プレートフィン型熱交換器で
     す。その直近3ヶ年の国内における平均出荷台数及び平均売上高は、約 70 台/年、約6億円/年です。


    3)当社は、関連法規に定められている出荷前の、製品強度確認のための耐圧試験、及び漏洩有無確認の
     ための気密試験を全数実施し、合格したものを出荷しております。お客様への説明も開始しており、事
     態及び既納入品の安全性に対する詳細説明を引き続き実施し、ご理解を得るよう対処致します。また既
     納入品において、本事案に起因した事故及びトラブルは、現時点では把握しておりません。


2.背景・原因
     現在調査中ですが、本件の重要性に鑑み、事実関係及び発生原因を究明し、再発防止策を講じてまいり
    ます。


3.業績の見通し
     現時点において 2020 年3月期第3四半期までの業績への影響は発生しないと見込んでおりますが、第4
    四半期以降の業績への影響は不明です。今後本件に関して決定又は発生する事実は、速やかに開示します。


                                                                       以   上