6355 住友精密 2019-05-15 13:40:00
特別損失の計上及び2019年3月期 個別業績の前年実績値との差異に関するお知らせ [pdf]

                                                   2019年5月15日
各  位
                                会 社 名   住友精密工業株式会社
                                代表者名    社長執行役員  髙 橋 秀 彰
                                 (コード番号 6355 東証一部)
                                問合せ先    執行役員            石 丸 正 吾
                                (TEL    06-6489-5816)



                   特別損失の計上及び
       2019年3月期 個別業績の前年実績値との差異に関するお知らせ

  2019年3月期(2018年4月1日~2019年3月31日)におきまして、特別損失を計上いたしまし
 たのでお知らせいたします。また、2019年3月期 個別業績につきまして、前年実績値との差異
 が生じましたので、併せてお知らせいたします。


                           記


1.特別損失の計上
 (1)固定資産の減損損失(連結)
   航空宇宙関連事業の連結子会社であるSPP長崎エンジニアリング株式会社(以下SPPNECO)他
  において、従来より脚整備事業等の新規拡販に注力してまいりましたが、受注が当初の想定を
  下回っていること等により、SPPNECO他の業績が悪化していることから、SPPNECO他の製造設備
  等を減損し、特別損失として 315百万円を計上いたしました。

 (2)構造改革費用(連結)
     2018年9月28日に公表いたしました「カナダ関係会社改編準備に関するお知らせ」の通り、
    当社は航空宇宙関連事業の降着装置ビジネスにおいて、より効率的な運営体制の構築と収益性
    の向上を図るべく、カナダ関係会社の改編を進めております。具体的には、SPP Canada
    Aircraft, Inc.(以下SPPCA、カナダ・オンタリオ州)と本社尼崎工場の重複機能の解消、並
    びに降着装置ビジネス体制のスリム化を段階的に実施しており、これに伴う特別損失を181百
    万円計上いたしました。なお、本損失の内、76百万円については第3四半期の連結決算に計上
    済みであります。

 (3)関係会社株式評価損(個別)および貸倒引当金繰入額(個別)
   上記に関連して、当社の個別業績においては、当社が保有するSPPNECO株式の評価損 51百万
  円、並びにSPPCA及びSPPNECOへの貸付金に対する引当金繰入額 818百万円を特別損失として計
  上いたしました。


2.連結業績への影響
  連結業績への影響につきましては、本日付けで公表しております「2019年3月期決算短信」を
 ご参照ください。




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3.2019年3月期通期個別業績と前年実績値との差異

 (1) 2019年3月期通期個別業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
                                                             1株当たり
              売 上 高       営 業 利 益     経 常 利 益     当期純利益
                                                             当期純利益
                 百万円         百万円         百万円        百万円         円 銭
  前期実績(A)        35,376        173         366     △ 1,105    △ 208.96
  実 績(B)         37,425       2,147       2,371    △ 2,520     △ 476.27
  増減額(B-A)        2,049       1,974       2,005    △ 1,415
    増減率 (%)        5.8% -       547.3% -
 (注)当社は、2018年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を実施したため、
 2018年3月期の期首に当該株式併合が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」を算定し
 ております。


 (2) 差異の理由
     個別業績の売上高につきましては、熱エネルギー・環境関連事業において熱交換器の需要が
    回復傾向にあることに加え、ICT関連事業におけるマイクロマシニング装置の受注が増加し
    たこと等に伴い、前年実績を上回りました。
     営業利益および経常利益は、販売増加に加え、航空宇宙関連事業における補用品販売の増加
    に伴う品種構成の好転等により、前年実績を上回りました。一方、当期純利益につきまして
    は、前頁に記載の通り、貸倒引当金繰入額等の特別損失を計上したことにより前年実績を下回
    りました。


                                                             以  上




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